JP2005233358A - ボールねじ軸の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
信頼性・耐久性を損なうことなく、廉価でコンパクトなボールねじ軸の支持構造を提供する。
【解決手段】
ハウジングに対してボールねじ軸1が転がり軸受3を介して回転自在に支持されたボールねじ軸の支持構造において、ボールねじ軸1のねじ溝の溝底径よりも小径になるようにボールねじ軸1の端部に嵌合部2が形成され、この嵌合部2に内輪7の最大フープ応力が180N/mm以下になるように所定のシメシロで圧入された転がり軸受3と、嵌合部2に装着された固定リング5とを備え、嵌合部2に、端面側の側壁4aが外径側に向かって広がるような所定の傾斜角αを有する環状溝4が形成され、この環状溝4に、断面円形をなす線材からなり、その線径が側壁4aと内輪7の内径面取り7a間の環状すきまより僅かに大径に形成された固定リング5が装着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電加工機やタッピングセンター等の各種工作機械や自動車のアクチュエータ等に使用されるボールねじにおけるボールねじ軸の支持構造に関するものである。
一般工作機械や自動車のアクチュエータに使用されるボールねじにおいては、回転駆動されるねじ軸の両端は深溝玉軸受等の転がり軸受により回転自在に支持されている。一般的に、このねじ軸の軸方向荷重を受ける転がり軸受の内輪は、廉価で組立が容易なスナップリングにより軸方向に固定されて使用される場合が多い。
然しながら、スナップリングを使用した場合、そのリング溝と内輪間との寸法バラツキにより必然的に軸方向のガタを有するため、衝撃荷重が負荷された時、スナップリングが外れたり破損する恐れがあり、信頼性あるいは耐久性に問題がある。
こうした問題を解決したボールねじ軸の支持構造の一つに、図5に示したロックナット方式が知られている。ねじ軸50の端部は4点接触玉軸受51によって回転自在に支持されている。この4点接触玉軸受51の外輪52は、固定ボルト56を介して軸受ブラケット54に締結された円筒状のハウジング53に圧入され、外輪押えリング55によって押付け固定されている。一方、内輪57は、内輪押えリング58および軸受ナット59によりねじ軸50の大径軸部50aに押付け固定されている。また、軸受ナット59には止めねじ60が締結され、軸受ナット59が緩むのを防止している。
特開2003−227516号公報
しかし、こうしたロックナット方式の場合、ねじ軸50に軸受ナット59を締結するための雄ねじ61を加工し、さらに軸受ナット59の緩み防止機構(止めねじ60)を設ける必要がある。これでは加工工数と部品点数が嵩み、コストアップの要因となるばかりでなく、支持構造自体がスペースをとり、コンパクト化の阻害要因となっていた。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、信頼性・耐久性を損なうことなく、廉価でコンパクトなボールねじ軸の支持構造を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハウジングに対してボールねじ軸が転がり軸受を介して回転自在に支持されたボールねじ軸の支持構造において、前記ボールねじ軸のねじ溝の溝底径よりも小径になるようにボールねじ軸の端部に嵌合部が形成され、この嵌合部に所定のシメシロで圧入された転がり軸受と、前記嵌合部に装着された固定リングとを備え、この固定リングを変形させて前記転がり軸受の内輪を前記嵌合部に形成された肩部に押付け、当該内輪を軸方向に固定する構成を採用した。
このように、ボールねじ軸のねじ溝の溝底径よりも小径になるようにボールねじ軸の端部に嵌合部が形成され、この嵌合部に所定のシメシロで圧入された転がり軸受と、嵌合部に装着された固定リングとを備え、この固定リングを変形させて転がり軸受の内輪を嵌合部に形成された肩部に押付け、当該内輪を軸方向に固定するようにしたので、加工工数と部品点数が最小限で済み、組立自体も簡便化できて低コストを図ることができると共に、支持部のコンパクト化が実現できる。また、信頼性・耐久性を有するボールねじ軸の支持構造を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記内輪の最大フープ応力が180N/mm以下になるように前記シメシロが設定されているので、内輪の転がり疲労強度を低下させることなく、信頼性・耐久性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記嵌合部に、端面側の側壁が外径側に向かって広がるような所定の傾斜角を有する環状溝が形成され、この環状溝に、断面円形をなす線材からなり、その線径が前記側壁と内輪の内径面取り間の環状すきまより僅かに大径に形成された固定リングが装着されているので、固定リングが接触する側壁の傾斜角によって固定リングに軸方向の分力が発生して内輪は肩部に押付けられ、軸方向のガタなく内輪はボールねじ軸の嵌合部に固定される(第1の実施形態)。
また、請求項4に記載の発明は、前記固定リングは断面が矩形をなす線材からなり、その端面で前記内輪を前記肩部に押付けた状態で、最大フープ応力が180〜250N/mmの範囲になるように前記嵌合部に圧入されているので、内輪は軸方向のガタなくボールねじ軸の嵌合部に固定される。また、加工工数が可及的に削減でき、組立自体も簡便化できて一層低コストを図ることができると共に、支持部のコンパクト化が実現できる(第2の実施形態)。
また、請求項5に記載の発明は、前記嵌合部に、端面側に向かって縮径し、所定の傾斜角になるように形成された溝底を有する環状溝が形成され、この環状溝に、断面矩形をなす線材からなる固定リングが塑性変形して装着されているので、環状溝における溝底の傾斜角によって固定リングには軸方向の塑性流動が起こり、内輪は肩部に押付けられて軸方向のガタなくボールねじ軸の嵌合部に固定される。したがって、固定リングの内径を所定の寸法に厳密に仕上加工する必要はなく、一層低コスト化を達成することができる(第3の実施形態)。
本発明に係るボールねじ軸の支持構造は、ハウジングに対してボールねじ軸が転がり軸受を介して回転自在に支持されたボールねじ軸の支持構造において、前記ボールねじ軸のねじ溝の溝底径よりも小径になるようにボールねじ軸の端部に嵌合部が形成され、この嵌合部に所定のシメシロで圧入された転がり軸受と、嵌合部に装着された固定リングとを備え、この固定リングを変形させて転がり軸受の内輪を嵌合部に形成される肩部に押付け、当該内輪を軸方向に固定するようにしたので、加工工数と部品点数が最小限で済み、組立自体も簡便化できて低コストを図ることができると共に、支持部のコンパクト化が実現できる。また、信頼性・耐久性を有するボールねじ軸の支持構造を提供することができる。
ハウジングに対してボールねじ軸が転がり軸受を介して回転自在に支持されたボールねじ軸の支持構造において、前記ボールねじ軸のねじ溝の溝底径よりも小径になるようにボールねじ軸の端部に嵌合部が形成され、この嵌合部に内輪の最大フープ応力が180N/mm以下になるように所定のシメシロで圧入された転がり軸受と、前記嵌合部に装着された固定リングとを備え、前記嵌合部に、端面側の側壁が外径側に向かって広がるような所定の傾斜角を有する環状溝が形成され、この環状溝に、断面円形をなす線材からなり、その線径が前記側壁と内輪の内径面取り間の環状すきまより僅かに大径に形成された固定リングが装着されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るボールねじ軸の支持構造の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の要部拡大図である。
このボールねじ軸の支持構造は、ボールねじ軸1の端部に形成された嵌合部2に圧入された深溝玉軸受からなる転がり軸受3と、嵌合部2に形成された環状溝4に装着された固定リング5とからなる。
転がり軸受3は、図示しないハウジングに嵌合された外輪6と、この外輪6に複数の転動体(ボール)8を介して内嵌された内輪7と、転動体8を転動自在に保持する保持器9と、外輪6の両端部に装着されたシール部材10とからなる。なお、ボールねじ軸1を支持する転がり軸受3は例示した深溝玉軸受に限らず、4点接触玉軸受やアンギュラ玉軸受、あるいはこのアンギュラ玉軸受を複列に組み合せたものや複列アンギュラ玉軸受であっても良い。
ボールねじ軸1の端部には嵌合部2が形成され、内輪7の端面が当接する肩部11が形成されている。ボールねじ軸1のねじ端部は外径の円筒面が分断され、この肩部11は完全な面にならないため、転がり軸受3が傾いた状態で固定される恐れがある。したがって、本実施形態では、肩部11の面が充分確保されるよう、嵌合部2の外径はねじ溝(図示せず)の底径よりも小径に形成されている。一方、軸端には、所定の傾斜角αをなす側壁4a、すなわち外径側に向かって広がるような側壁4aを有する環状溝4が形成されている。傾斜角αは5〜45°、好ましくは10〜30°の範囲に設定されている。
ここで、ボールねじ軸1の嵌合部2に転がり軸受3を所定のシメシロで圧入すると共に、内輪7の内径面取り7aと環状溝4の側壁4a間に固定リング5が装着されている。この固定リング5は断面が円形をなす線材からなり、内径が前記嵌合部2の外径よりも僅かに小径に形成されている。また、線材の直径は、内輪7の内径面取り7aと環状溝4の側壁4aとによって形成される環状のすきまよりも僅かに大径に形成されている。
この固定リング5を弾性変形させながら環状溝4に装着し、さらに内輪7の内径面取り7aと環状溝4の側壁4a間に圧入することにより、環状溝4における側壁4aの傾斜角αによって軸方向の分力が発生し、内輪7は肩部11に押付けられる。これにより内輪7は軸方向のガタなくボールねじ軸1の嵌合部2に固定される。
本実施形態では、加工工数と部品点数が最小限で済み、組立自体も簡便化できて低コストを図ることができると共に、支持部のコンパクト化が実現できる。また、信頼性・耐久性を有するボールねじ軸の支持構造を提供することができる。
図2は、本発明に係るボールねじ軸の支持構造の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、第1の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このボールねじ軸の支持構造は、ボールねじ軸1の嵌合部2に圧入された転がり軸受3と、この転がり軸受3の内輪7の端面7bに当接するように嵌合部2に圧入される固定リング12とからなる。
ボールねじ軸1の嵌合部2に内輪7を圧入する場合、所望の抜け耐力を確保するために嵌合部2の外径は所定のシメシロをもって形成されている。ここでは、内輪7の転がり疲労強度の面から、内輪7の最大フープ応力が180N/mm以下になるように設定されている。一方、固定リング12は断面が矩形をなす線材からなり、内径が前記内輪7の内径よりも僅かに小径に形成されている。すなわち、転動体8を介して圧縮荷重を受ける内輪7と異なり抜け耐力だけを考慮すれば良く、転がり疲労強度を考慮する必要がないため、この固定リング12の最大フープ応力は降伏応力以下、好ましくは250N/mm以下になるように設定されている。すなわち、最大フープ応力が180〜250N/mmの範囲になるよう強圧入されている。これにより内輪7は軸方向のガタなくボールねじ軸1の嵌合部2に強固に固定される。
本実施形態では、加工工数がさらに削減でき、組立自体も簡便化できて一層低コストを図ることができると共に、支持部のコンパクト化が実現できる。また、信頼性・耐久性を有するボールねじ軸の支持構造を提供することができる。
図4は、本発明に係るボールねじ軸の支持構造の第3の実施形態を示す縦断面図である。ここで、(a)は、固定リングのしごき前、(b)は、固定リングのしごき後の状態を示している。なお、第1の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このボールねじ軸の支持構造は、ボールねじ軸1の嵌合部2に圧入された転がり軸受3と、嵌合部2に形成された環状溝13に装着された固定リング14とからなる。
環状溝13は、端面側に向かって縮径し、所定の傾斜角βになるように形成された溝底13aを有している。固定リング14’は断面が矩形をなす線材からなり、内径が前記嵌合部2の外径よりも僅かに大径に形成されている。ここで、ボールねじ軸1の嵌合部2に転がり軸受3を所定のシメシロで圧入すると共に、図4(a)に示すように、内輪7の端面7bに当接するように固定リング14’が嵌合部2に外挿される。
その後、固定リング14’を治具(図示せず)によりしごき加工して塑性変形させ、図4(b)に示すように、環状溝13内に塑性流動させる。この環状溝13における溝底13aの傾斜角βによって固定リング14’には軸方向の塑性流動が起こり、内輪7は肩部11に押付けられる。これにより内輪7は軸方向のガタなくボールねじ軸1の嵌合部2に固定される。
本実施形態においても、加工工数と部品点数が最小限で済み、組立自体も簡便化できて低コストを図ることができると共に、支持部のコンパクト化が実現できる。また、信頼性・耐久性を有するボールねじ軸の支持構造を提供することができる。さらに、固定リング14’の内径を所定の寸法に厳密に仕上加工する必要はなく、一層低コスト化を達成することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係るボールねじ軸の支持構造は、軸受の形式・構成に制約されず、ボールねじ軸を転がり軸受を介して回転自在に支持するあらゆるボールねじ軸の支持構造に適用できる。
本発明に係るボールねじ軸の支持構造の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明に係るボールねじ軸の支持構造の第2の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るボールねじ軸の支持構造の第3の実施形態を示す縦断面図で、(a)は、固定リングをしごき加工する前の状態、(b)は、しごき加工した後の状態を示している。 従来のボールねじ軸の支持構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・ボールねじ軸
2・・・・・・・・・・・・嵌合部
3・・・・・・・・・・・・転がり軸受
4、13・・・・・・・・・環状溝
4a・・・・・・・・・・・側壁
5、12、14、14’・・固定リング
6・・・・・・・・・・・・外輪
7・・・・・・・・・・・・内輪
7a・・・・・・・・・・・面取り
7b・・・・・・・・・・・端面
8・・・・・・・・・・・・転動体
9・・・・・・・・・・・・保持器
10・・・・・・・・・・・シール部材
11・・・・・・・・・・・肩部
13a・・・・・・・・・・溝底
50・・・・・・・・・・・ねじ軸
50a・・・・・・・・・・大径軸部
51・・・・・・・・・・・四点接触玉軸受
52・・・・・・・・・・・外輪
53・・・・・・・・・・・ハウジング
54・・・・・・・・・・・軸受ブラケット
55・・・・・・・・・・・外輪押えリング
56・・・・・・・・・・・固定ボルト
57・・・・・・・・・・・内輪
58・・・・・・・・・・・内輪押えリング
59・・・・・・・・・・・軸受ナット
60・・・・・・・・・・・止めねじ
61・・・・・・・・・・・雄ねじ
α、β・・・・・・・・・・傾斜角

Claims (5)

  1. ハウジングに対してボールねじ軸が転がり軸受を介して回転自在に支持されたボールねじ軸の支持構造において、
    前記ボールねじ軸のねじ溝の溝底径よりも小径になるようにボールねじ軸の端部に嵌合部が形成され、この嵌合部に所定のシメシロで圧入された転がり軸受と、前記嵌合部に装着された固定リングとを備え、この固定リングを変形させて前記転がり軸受の内輪を前記嵌合部に形成された肩部に押付け、当該内輪を軸方向に固定したことを特徴とするボールねじ軸の支持構造。
  2. 前記内輪の最大フープ応力が180N/mm以下になるように前記シメシロが設定されている請求項1に記載のボールねじ軸の支持構造。
  3. 前記嵌合部に、端面側の側壁が外径側に向かって広がるような所定の傾斜角を有する環状溝が形成され、この環状溝に、断面円形をなす線材からなり、その線径が前記側壁と内輪の内径面取り間の環状すきまより僅かに大径に形成された固定リングが装着されている請求項1または2に記載のボールねじ軸の支持構造。
  4. 前記固定リングは断面が矩形をなす線材からなり、その端面で前記内輪を前記肩部に押付けた状態で、最大フープ応力が180〜250N/mmの範囲になるように前記嵌合部に圧入されている請求項1または2に記載のボールねじ軸の支持構造。
  5. 前記嵌合部に、端面側に向かって縮径し、所定の傾斜角になるように形成された溝底を有する環状溝が形成され、この環状溝に、断面矩形をなす線材からなる固定リングが塑性変形して装着されている請求項1または2に記載のボールねじ軸の支持構造。
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