JP2014024610A - ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents

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直樹 高井
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Abstract

【課題】押さえ部材の倒れを抑制することができるベルト装置を提供する。
【解決手段】複数のローラに掛け渡されて回転駆動される無端状のベルト8と、ベルト8の幅方向の端部側でその外周面を押さえる押さえ部材32とを備え、押さえ部材32がローラの回転軸27に位置決めされたベルト装置であって、押さえ部材32がベルト8を押さえるときの当該ベルト8から受ける反力Rに抗して押さえ部材32を支持する押さえ支持部材28を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベルト装置、及びベルト装置を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、感光体上のトナー画像を転写する転写装置や、用紙を搬送する搬送装置などに、複数のローラに掛け渡されて回転駆動する無端状のベルトを備えるベルト装置が用いられている。
この種のベルト装置においては、ベルトの寄りを規制するために、ベルトの幅方向の端面に当接可能な突き当て部材が設けられている。しかし、過剰な寄り力がベルトに生じた場合は、ベルトが突き当て部材に当接した際に、ベルトが座屈したり、突き当て部材にベルトが乗り上がったりするといった問題がある。
そのため、特許文献1〜3に記載のベルト装置では、ベルトの端部側でその外周面を押さえる押さえ部材を設けている。これにより、押さえ部材によってベルトの端部側の浮き上がりを抑制でき、ベルトの座屈や乗り上げを防止している。
上記のように、押さえ部材を設けることによって、ベルトの座屈や乗り上げ等を防止することができるが、図17に示すように、押さえ部材200を、ベルト300を張架するローラ400の回転軸410に位置決めした場合、下記のような不具合が生じることがあった。
詳しくは、押さえ部材200を回転軸410に取り付け、押さえ部材200によってベルト300を押さえた状態にすると、図18の矢印で示すように、押さえ部材200はベルト300から反力Rを受けるため、押さえ部材200に対して、その取付位置を中心に回転力が生じる。その結果、図18の二点鎖線で示すように、押さえ部材200に倒れが生じる。特に、押さえ部材200が回転軸410と同期して回転しないように、押さえ部材200と回転軸410とが隙間嵌めにより組み付けられている場合は、押さえ部材200の倒れが顕著となる。さらに、押さえ部材200に倒れが生じると、ローラ400が回転することにより、押さえ部材200と回転軸410との接触箇所で摩耗が発生する。その結果、押さえ部材200の倒れが一層顕著となる。
本発明は、斯かる事情に鑑み、押さえ部材の倒れを抑制することができるベルト装置、及びそのベルト装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数のローラに掛け渡されて回転駆動される無端状のベルトと、前記ベルトの幅方向の端部側でその外周面を押さえる押さえ部材とを備え、前記押さえ部材が前記ローラの回転軸に位置決めされたベルト装置であって、前記押さえ部材が前記ベルトを押さえるときの当該ベルトから受ける反力に抗して前記押さえ部材を支持する押さえ支持部材を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、押さえ部材の倒れを抑制することができるので、押さえ部材によるベルトの押さえ力を確保することができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置としてのカラーレーザープリンタの概略構成図である。 転写装置におけるテンションローラの端部周辺の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第9実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第10実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第11実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第12実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の第13実施形態に係る構成を示す図である。 搬送ベルトを備えた画像形成装置の概略構成図である。 押さえ部材をローラの回転軸に位置決めした構成を示す図である。 押さえ部材に倒れが生じた状態を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。なお、各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置としてのカラーレーザープリンタの概略構成図である。まず、図1を参照して、カラーレーザープリンタの全体構成及び動作について説明する。
図1に示すように、カラーレーザープリンタの装置本体(画像形成装置本体)100の中央には、カラー画像の色分解成分に対応するブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の異なる色の画像を形成する4つの作像部1Bk,1Y,1M,1Cが設けられている。各作像部1Bk,1Y,1M,1Cは、潜像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5などを備える。
なお、図1では、ブラックの画像を形成する作像部1Bkが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他の作像部1Y,1M,1Cにおいては符号を省略している。また、本実施形態では、各作像部1Bk,1Y,1M,1Cは、感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5を一体的に備え、装置本体100に対して着脱可能なプロセスユニットとして構成されている。
図1において、各作像部1Bk,1Y,1M,1Cの上方には、各感光体2の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置6が配設されている。露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へレーザー光を照射するようになっている。
一方、各作像部1Bk,1Y,1M,1Cの図の下方には、記録媒体としての用紙にトナー画像を転写する転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから成る中間転写ベルト8を有する。この中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、テンションローラ10、一次転写ローラ11、クリーニング対向ローラ21に掛け渡されて張架されている。駆動ローラ9が図の反時計回りに回転することによって、中間転写ベルト8は図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するように構成されている。
4つの一次転写ローラ11は、4つの感光体2に対向した位置に配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。本実施形態では、各一次転写ローラ11は、感光体2に対して中間転写ベルト8の移動方向と垂直上方向にオフセット配置されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。ここでは、一次転写手段として、金属製のローラを用いているが、これ以外に、導電ブレードや導電スポンジローラ等を用いることも可能である。
また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。二次転写ローラ12は、金属製の芯金に導電性材料から成る弾性体を被覆して構成されている。二次転写ローラ12として、例えば、導電性ローラや電子導電タイプのローラ等を用いることが可能である。
中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13は、中間転写ベルト8上のトナーや異物を除去するクリーニングブレード22と、中間転写ベルト8を挟んでクリーニングブレード22と対向する位置に配設されたクリーニング対向ローラ21等を備える。クリーニングブレード22は、ウレタンゴムなどで構成され、中間転写ベルト8の移動方向に対してカウンター方向に当接している。また、ベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
中間転写ベルト8の図の左側には、中間転写ベルト8上に転写されたトナーの付着量や付着位置を測定して各色画像の濃度や位置を調整するのに用いるトナーマークセンサ23が配設されている。ここでは、トナーマークセンサ23は、正反射方式と拡散反射方式とを組み合わせた光学式センサで構成されている。
装置本体100の図の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容する給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送する給紙ローラ16等が設けてある。ここで、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等が含まれる。また、記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
一方、装置本体100の図の上部には、用紙を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17が配設されている。また、装置本体100の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ18が設けてある。
装置本体100内には、用紙Pを給紙トレイ15から二次転写ニップを通って排紙トレイ18へ搬送するための搬送路Aが配設されている。搬送路Aにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って二次転写ニップへ用紙を搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ19が配設されている。一方、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に転写された未定着画像を定着するための定着装置20が配設されている。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各作像部1Bk,1Y,1M,1Cの各感光体2が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体2の表面が帯電ローラ3によって所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置6から各感光体2の帯電面にレーザー光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視画像化(顕像化)される。
また、作像動作が開始されると、中間転写ベルト8が図の矢印の方向に回転駆動を開始する。さらに、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体2の回転に伴い、感光体2上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、一次転写ニップにおいて形成された上記転写電界によって、各感光体2上のトナー画像が中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト8の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。次いで、各感光体2の表面が図示しない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙トレイ15から用紙Pが搬送路Aに送り出される。搬送路Aに送り出された用紙Pは、レジストローラ19によってタイミングを計られて、二次転写ニップに送られる。このとき、二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト8の回転に伴って、中間転写ベルト8上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、二次転写ニップにおいて形成された上記転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト8上のトナーは、ベルトクリーニング装置13のクリーニングブレード22によって除去された後、廃トナー収容器14へと搬送される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ17によって装置外へ排出され、排紙トレイ18上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部1Bk,1Y,1M,1Cのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、転写装置におけるテンションローラの端部周辺の構成を示す図である。
図2では、テンションローラの片方の端部側の構成を示しているが、反対側の端部側においても同様に構成されている。以下、説明を簡略化するため、図2に基づき一方の端部側の構成についてのみ説明する。
図2に示すように、テンションローラ10の回転軸27の端部はローラ支持部材28によって回転可能に支持されている。ローラ支持部材28は、付勢部材としてのバネ29によって付勢されており、これによりテンションローラ10は中間転写ベルト8に所定の張力を付与する。
また、テンションローラ10の端部側には、中間転写ベルト8の幅方向の寄りを規制するフランジ状の突き当て部材30が設けられている。この突き当て部材30の外周は、テンションローラ10の中間転写ベルト8を張架するローラ部31の外周よりも大径となっている。そのため、中間転写ベルト8に寄りが発生したとき、中間転写ベルト8の幅方向端面が突き当て部材30に当接して寄りが規制される。本実施形態では、テンションローラ10のローラ部31を、直径19mm、幅231mmのアルミニウム製のパイプで形成し、その両端部に、直径22mmの突き当て部材30を圧入している。
また、テンションローラ10の端部には、中間転写ベルト8の外周面を幅方向端部側で押さえる押さえ部材32が設けられている。この押さえ部材32は、テンションローラ10の回転軸27に位置決めされている。このように、押さえ部材32を回転軸27に位置決めした構成では、図18を参照して説明したように、押さえ部材32の倒れを抑制する対策が必要となる。そこで、本発明では、以下のような倒れ抑制対策を講じている。
図3は、本発明の第1実施形態に係る構成を示す図である。
図3に示すように、この実施形態では、押さえ部材32をT字型に形成している。詳しくは、押さえ部材32は、水平方向(又はテンションローラ10の軸方向)に延びる弾性体保持部33と、鉛直方向に延びる支持部34とを有しており、支持部34の上端部に弾性体保持部33の中間部が一体的に連結されていることで、弾性体保持部33は支持部34によって支持されている。
支持部34の下端側には、テンションローラ10の回転軸27を挿通させる軸挿通孔34aが形成されている。この軸挿通孔34aにテンションローラ10の回転軸27を挿通することで、押さえ部材32は突き当て部材30とローラ支持部材28との間で回転軸27に位置決めされる。また、押さえ部材32が回転軸27と同期して回転しないように、回転軸27は軸挿通孔34aに対して隙間嵌めとなっている。
弾性体保持部33の一端部33aの下面には弾性体35が取り付けられ保持されている。弾性体35は、押さえ部材32を回転軸27に位置決めした状態で、中間転写ベルト8の幅方向端部側の外周面に接触する。これにより、中間転写ベルト8の端部側が押さえ部材32によって厚み方向に押さえられ、ベルト端部が突き当て部材30に当接した際の中間転写ベルト8の座屈や突き当て部材30への乗り上げ等が防止される。また、このように、押さえ部材32の中間転写ベルト8を押さえる部分に弾性体35を設けることで、中間転写ベルト8の回転抵抗の増加を抑えつつ、適度な押さえ力で中間転写ベルト8を押さえることができる。
また、押さえ部材32が回転軸27に位置決めされた状態では、上記弾性体35を取り付けた端部33aとは反対側の端部33b側で、押さえ部材32はローラ支持部材28の上端部に当接するようになっている。
押さえ部材32によって中間転写ベルト8を押さえると、押さえ部材32は中間転写ベルト8から反力Rを受けるため、押さえ部材32の取付位置を中心に倒れの要因となる回転力が押さえ部材32に生じる。しかしながら、本実施形態では、押さえ部材32が、反力Rを受ける端部33aとは反対側の端部33b側で、ローラ支持部材28の上端部に当接しているので、押さえ部材32に生じる回転力をローラ支持部材28によって受けることができる。すなわち、ローラ支持部材28は、押さえ部材32が中間転写ベルト8を押さえるときに受ける反力Rに抗して押さえ部材32を支持する押さえ支持部材として機能する。このように、本実施形態では、ローラ支持部材28によって押さえ部材32が支持されていることで、反力による押さえ部材32の倒れを抑制できる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る構成を示す図である。
図4に示す実施形態では、ローラ支持部材28の上端部を、中間転写ベルト8の幅方向の端面から離れる方向(図の左方向)へ延伸させて延伸部36を形成している。また、同様に、押さえ部材32の弾性体保持部33も、中間転写ベルト8の幅方向の端面から離れる方向へ延伸している。さらに、弾性体保持部33は、前記延伸させた部分の先端部で下方へ伸び、その先端部(下端部)がローラ支持部材28の延伸部36の上面に当接している。それ以外の構成は、上記第1実施形態と同様となっている。
図4に示す実施形態においても、押さえ部材32の反力Rを受ける端部とは反対側の端部33b側で、押さえ部材32がローラ支持部材28の上面に当接しているので、押さえ部材32に生じる回転力をローラ支持部材28によって受けることができる。さらに、この場合、延伸部36の先端部側で押さえ部材32の端部33bを支持しているので、第1実施形態と比べて、反力Rが生じる箇所から遠い位置で押さえ部材32を支持することができ、押さえ部材32の倒れをより効果的に抑制することができる。また、図4に示すように、ローラ支持部材28をL字型に形成する(例えば、ローラ支持部材28が板金の場合は曲げ加工する)ことで、ローラ支持部材28の強度も高まるので、押さえ部材32をより安定的に支持することが可能となる。
図5は、本発明の第3実施形態に係る構成を示す図である。
図5に示す実施形態では、押さえ部材32をローラ支持部材28に当接させるように付勢する付勢部材37が設けられている。この付勢部材37は、圧縮コイルバネであり、突き当て部材30と押さえ部材32との間の回転軸27に組み付けられている。付勢部材37によって、押さえ部材32がローラ支持部材28側へ付勢され、押さえ部材32の支持部34がローラ支持部材28の側面に当接するようになっている。それ以外は、上記第1実施形態と同様である。なお、図5では、第1実施形態とは異なり、押さえ部材32をL字型に形成しているが、特にこの形状に限定されるものではない。
図5に示す実施形態の場合、反力Rにより押さえ部材32に生じる回転力は、押さえ部材32が当接するローラ支持部材28の側面によって受けられる。これにより、押さえ部材32の倒れが抑制される。また、図5に示す実施形態では、上記各実施形態と比べて、付勢部材37を設ける分、部品点数が増えるが、押さえ部材32とローラ支持部材28とを回転軸27の軸方向に当接させて隙間をあけずに配設することにより、省スペース化を図っている。
図6は、本発明の第4実施形態に係る構成を示す図である。
図6に示す実施形態では、押さえ部材32の支持部34の下端部に、フック型に形成された引っ掛け部38を設け、その引っ掛け部38をローラ支持部材28の下端部に引っ掛けている。また、引っ掛け部38をローラ支持部材28に引っ掛けた状態では、押さえ部材32の支持部34はローラ支持部材28の側面に接触した状態で配設されている。それ以外は、上記第1実施形態と同様である。
図6に示す実施形態の場合、反力Rにより押さえ部材32に生じる回転力は、主に引っ掛け部38が引っ掛けられた箇所と、押さえ部材32が接触するローラ支持部材28の側面によって受けられる。これにより、押さえ部材32の倒れが抑制される。また、図6に示す実施形態では、図5に示すような付勢部材37を設けていないため、部品点数を増やすことなく、押さえ部材32の倒れを抑制できる。また、この実施形態においても、押さえ部材32とローラ支持部材28とを回転軸27の軸方向に接触させることで、省スペース化を図っている。
図7は、本発明の第5実施形態に係る構成を示す図である。
図7に示す実施形態では、上記各実施形態とは異なり、押さえ部材32をローラ支持部材28に当接させたり引っ掛けたりしていない。ここでは、中間転写ベルト8を収容する筐体39を押さえ支持部材として用いている。具体的には、図7に示すように、押さえ部材32の端部33bを、筐体39のフレームに当接させている。なお、押さえ部材32を支持する筐体は、画像形成装置本体などの筐体であってもよい。
この場合、反力Rにより押さえ部材32に生じる回転力は、剛性の高い筐体39によって受けられるので、より高い倒れ抑制効果が得られる。なお、図7に示す実施形態において、上記説明した構成以外は、上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
上記各実施形態では、押さえ部材32を一部材で構成しているが、押さえ部材32を二以上の部材で構成することも可能である。図8〜図15に、押さえ部材32を二部材で構成した実施形態を示す。
図8〜図12に示す本発明の第6〜第10実施形態は、図3〜図7に示す上記各実施形態において、押さえ部材32を弾性体保持部33と支持部34とで別部材に構成したものである。ここでは、弾性体保持部33と支持部34をネジ40で締結しているが、スナップフィットなどの他の組み付け手段を用いてもよい。なお、図8〜図12に示す各実施形態において、それ以外の構成は、それぞれが対応する図3〜図7に示す各実施形態と同様となっている。
図8〜図12に示す各実施形態では、押さえ部材32を構成する二部材(弾性体保持部33と支持部34)のうち、弾性体保持部33をローラ支持部材28又は筐体39に当接させているが、図13〜図15に示す実施形態のように、支持部34をローラ支持部材28又は筐体39に当接させてもよい。
図13に示す本発明の第11実施形態は、押さえ部材32の支持部34の上端部を水平方向に延伸し、その延伸した部分34bをローラ支持部材28の上端部に当接させた構成である。
また、図14に示す本発明の第12実施形態は、ローラ支持部材28に図4又は図9に示すのと同様の延伸部36を設け、その延伸部36の先端部側に支持部34の水平方向に延伸した部分34bを当接させた構成である。
さらに、図15に示す本発明の第13実施形態は、支持部34の水平方向に延伸した部分34bの端部を、中間転写ベルト8を収容する筐体39のフレームに当接させた構成である。
上記のように、押さえ部材32を二部材で構成した場合は、部品点数は増えるが、部品製造が容易となる上、組立性も向上する。また、押さえ部材32を二部材で構成した場合も、一部材で構成した場合と同様の倒れ抑制効果が得られるのは言うまでもない。
図16は、用紙を搬送する搬送ベルトを備えた画像形成装置の概略構成図である。
この画像形成装置では、給紙ローラ16によって供給された用紙Pは、レジストローラ19を介して、搬送ベルト50上に担持され、搬送ベルト50が回転することにより搬送される。このとき、各作像部1Y,1M,1C,1Bkにおいて形成された感光体2上のトナー画像が、複数の転写ローラ51の位置で搬送ベルト50上の用紙Pに転写される。そして、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置20へと搬送され、画像の定着が行われた後、排紙ローラ17によって機外に排出される。
上述の実施形態では、中間転写ベルトを押さえる押さえ部材の倒れを抑制する構成を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記のような搬送ベルトを押さえる押さえ部材に、本発明の構成を適用することも可能である。また、その他のベルトを備えるベルト装置においても、同様に本発明の構成を適用することで、押さえ部材の倒れを抑制することが可能である。
また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明の構成を適用可能な画像形成装置は、図1に示すようなプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
以上のように、本発明は、ベルトからの反力に抗して押さえ部材を支持する押さえ支持部材を設けることで、押さえ部材を、ローラの回転軸と押さえ支持部材の少なくとも2箇所で支持することができる。すなわち、本発明の構成では、図17に示すような回転軸のみで押さえ部材を支持する構成に比べて、押さえ部材を支持する箇所が増えるので、押さえ部材の倒れが生じにくくなる。このように、本発明によれば、押さえ部材の倒れを抑制することができるので、押さえ部材によるベルトの押さえ力を十分に確保することができ、ベルトに寄りが生じた場合のベルトの座屈や乗り上げ等の不具合をより確実に防止できるようになる。その結果、ベルトの破損を抑制することができるので、ベルトの寿命が延び、ベルト装置の機能を長期に亘って良好に維持することが可能となる。
8 中間転写ベルト
10 テンションローラ
27 回転軸
28 ローラ支持部材(押さえ支持部材)
32 押さえ部材
33 弾性体保持部
34 支持部
35 弾性体
36 延伸部
37 付勢部材
38 引っ掛け部
39 筐体(押さえ支持部材)
特開2009−20469号公報 特開2009−42723号公報 特開2011−232477号公報

Claims (12)

  1. 複数のローラに掛け渡されて回転駆動される無端状のベルトと、
    前記ベルトの幅方向の端部側でその外周面を押さえる押さえ部材とを備え、
    前記押さえ部材が前記ローラの回転軸に位置決めされたベルト装置であって、
    前記押さえ部材が前記ベルトを押さえるときの当該ベルトから受ける反力に抗して前記押さえ部材を支持する押さえ支持部材を設けたことを特徴とするベルト装置。
  2. 前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部材を、前記押さえ支持部材として用いた請求項1に記載のベルト装置。
  3. 前記押さえ部材を前記ローラ支持部材に当接させて、前記押さえ部材を支持した請求項2に記載のベルト装置。
  4. 前記ローラ支持部材に前記ベルトの幅方向の端面から離れる方向へ延伸する延伸部を設け、
    前記延伸部の先端部側に前記押さえ部材を当接させて、前記押さえ部材を支持した請求項3に記載のベルト装置。
  5. 前記押さえ部材を前記ローラ支持部材に当接させるように付勢する付勢部材を備えた請求項3に記載のベルト装置。
  6. 前記押さえ部材に引っ掛け部を設け、前記引っ掛け部を前記ローラ支持部材に引っ掛けて、前記押さえ部材を支持した請求項2に記載のベルト装置。
  7. 前記ベルトを収容する筐体を、前記押さえ支持部材として用いた請求項1に記載のベルト装置。
  8. 前記押さえ部材の前記ベルトを押さえる部分に、弾性体を設けた請求項1から7のいずれか1項に記載のベルト装置。
  9. 前記押さえ部材は、前記弾性体を保持する弾性体保持部と、前記弾性体保持部を支持すると共に前記ローラの回転軸に位置決めされる支持部とを有し、
    前記弾性体保持部と前記支持部とを別部材で構成した請求項8に記載のベルト装置。
  10. 前記弾性体保持部を前記押さえ支持部材に当接させて支持するように構成した請求項9に記載のベルト装置。
  11. 前記支持部を前記押さえ支持部材に当接させて支持するように構成した請求項9に記載のベルト装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015169890A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 株式会社リコー 画像形成装置
JP2017045015A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018136436A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 株式会社リコー ベルト装置、及び、画像形成装置
JP2018177393A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 コニカミノルタ株式会社 搬送装置及びインクジェット記録装置

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