JP5240553B2 - 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を磁極によって発せられる磁力により、自らの表面に担持する現像剤担持体と、現像剤担持体の表面の一部を、自らを開口に通して外部に露出させるケーシングとを有する現像装置に関するものである。また、かかる構成の現像装置を用いるプロセスユニットや、複写機、プリンタファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
この種の現像装置としては、例えば図17に示すものが知られている。同図において、現像装置910は、ケーシング921の内部に、第1剤収容部911と、第2剤収容部913と、現像部916とを有している。互いに水平方向に並ぶように配設された第1剤収容部911及び第2剤収容部913は、それぞれ、図示しないトナー磁性キャリアとを含有する現像剤を収容している。
第1剤収容部911内には、第1搬送スクリュウ912が配設されている。この第1搬送スクリュウ912は、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、第1剤収容部911内の現像剤を図紙面に直交する方向における手前側から奥側に向けて搬送する。第1剤収容部911の図中奥側の端部まで搬送された現像剤は、第1剤収容部911と第2剤収容部913との間に介在する仕切壁929に設けられた図示しない連通口を経て、第2剤収容部913内に進入する。
第2剤収容部913内には、第2搬送スクリュウ915が配設されている。この第2搬送スクリュウ915は、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、現像剤を図紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて搬送する。
現像部916は、第2剤収容部913の斜め上方で第2剤収容部913と連通するように配設されており、ドクターブレード917や、第2搬送スクリュウ915に対して平行な姿勢をとるように配設された現像ロール918などを有している。現像剤担持体としての現像ロール918は、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される非磁性パイプからなる現像スリーブ919と、これに連れ回らないように内包されるマグネットロール920とを具備している。そして、第2剤収容部913内で第2搬送スクリュウ915によって搬送される現像剤の一部を、マグネットロール920の発する磁力によって現像スリーブ919表面に引き付けて汲み上げる。
現像装置910のケーシング921における現像部916の箇所には、現像スリーブ919の周面の一部を外部に露出させるための現像開口が形成されている。現像スリーブ919は、自らの周面の一部をこの現像開口に通してケーシング921外に露出させるように配設されている。この露出箇所には、潜像担持体としての感光体902が対向して現像領域を形成している。
現像スリーブ919によって汲み上げられた現像剤は、現像スリーブ919と連れ回って移動する。そして、現像スリーブ919と所定の間隙を介して対向しているドクターブレード917との対向位置を通過する際に、層厚が規制される。この後、現像スリーブ919の回転に伴って、上記現像開口を通じてケーシング921内からケーシング921外へ出て、感光体902に対向する現像領域まで搬送される。そして、現像バイアスが印加される現像スリーブ919と感光体902の静電潜像との間の電位差により、現像剤中のトナーを磁性キャリアから離脱させて感光体902の静電潜像に転移させる。これにより、感光体902の静電潜像が現像される。
現像によってトナーを消費した現像剤は、現像スリーブ919の回転に伴って、上記現像開口を通じてケーシング921外からケーシング921内に進入した後、第2搬送スクリュウ913との対向位置に至る。この対向位置では、マグネットロール920が互いに周方向に並ぶ同極の磁極によって反発磁界を形成している。第2搬送スクリュウ913との対向位置に至った現像剤は、この反発磁界の作用によって現像スリーブ919の表面上から離脱して第2搬送スクリュウ913上に戻される。そして、第2搬送スクリュウ913によって図紙面に直交する方向における奥側から手前側に向けて搬送された後、仕切壁929に設けられた図示しない連通口を経て第1剤収容部911内に戻される。
第2剤収容部913内の現像剤のトナー濃度は、トナー濃度センサ914によって検知される。この検知結果が所定値を下回ると、図示しないトナー補給装置が作動して、第1剤収容部911内にトナーが補給される。
以上の構成の現像装置910においては、ケーシング921に設けられた上記現像開口におけるスリーブ回転方向の下流端990の付近で、ケーシング21内からケーシング21外への噴き出し気流が発生して、ケーシング21内のトナーを飛散させることがある。
特許文献1には、下流端990の付近で発生する噴き出し気流を抑え得る現像装置として、図18に示す構成を具備するものが提案されている。同図において、現像スリーブ919は、図中時計回り方向に回転している。ケーシング921の現像開口におけるスリーブ回転方向の下流端990の付近においては、現像スリーブ919の内部に補助磁極Paが配設されている。現像スリーブ919の回転に伴ってケーシング921外からケーシング921内に進入した現像剤は、この補助磁極Paの発する磁力によって穂立ちして磁気ブラシを形成する。特許文献1によれば、下流端990の付近においてケーシング921内からケーシング921外に向かう噴き出し気流が次のようにして発生するとしている。即ち、現像剤が補助磁極Paの磁力によって穂立ちする際に、現像剤とケーシング921内壁との間に介在する空気をケーシング921内壁に向けて押し込む。押し込まれた空気は、ケーシング921内壁に当たる。そして、その空気の一部は、ケーシング921内壁に沿って現像スリーブ919の回転方向下流側から上流側に向けて流れる。この流れが、ケーシング921内からケーシング921外に向かう噴き出し気流を発生させる原因になっているとしている。また、同図に示される構成では、次のようにして噴き出し気流の発生を抑え得るとしている。即ち、同図に示される構成では、補助磁極Paの発する磁力によって現像剤が穂立ちする領域のケーシング箇所に凹部921aを設けている。この凹部921aは、現像スリーブ919の回転軸線方向に沿って延在しており、内部の空気をその回転軸線方向に沿って現像スリーブ919の端部と、図示しないケーシング921の側板との間に導く圧抜き空間となっている。現像剤の穂立ちにより、現像剤とケーシング921との間に介在する空気がケーシング921内壁に向けて押し込まれると、凹部921a内に進入する。そして、凹部921a内をスリーブ回転軸線方向に沿ってケーシング921の側板に向けて移動する。これにより、噴き出し気流の発生が抑えられる。
特開2004−20772号公報
しかしながら、この現像装置においては、特許文献1の図4に示されるように、凹部921a内に進入した空気の一部を凹部内壁に沿って凹部短手方向に移動させて噴き出し気流を発生させている。噴き出し気流を完全に無くすことができていないのである。そして、補助磁極Paによって穂立ちした現像剤による磁気ブラシの先端と、凹部921a内壁との間に所定の間隙を形成しており、ケーシング921内で浮遊している帯電不良のトナーを前述の噴き出し気流に巻き込んでケーシング921外に飛散させるおそれがある。
また、本発明者らは、補助磁極Paの発する磁力によって形成される磁気ブラシの先端と、ケーシング921の内壁とを接触させた構成であっても、下流端990の付近でトナー飛散が発生することを実験によって確かめた。この実験に用いた現像装置においては、ケーシング921における磁気ブラシとの対向箇所に凹部を形成していないが、この磁気ブラシはケーシング921の内壁に接触することで、下流端990の付近でケーシング921の内部と外部とを仕切っている。かかる構成の現像装置を駆動しながら磁気ブラシの付近を観察したところ、ケーシング921内の空気が帯電不良の浮遊トナーとともに接触磁気ブラシ内の磁性キャリア間の微小空隙を通過してケーシング921外に噴出していることがわかった。つまり、ケーシング内壁921に接触する磁気ブラシにより、ケーシング921の内外の空間を仕切ったとしても、ケーシング921内の浮遊トナーを磁気ブラシの磁性キャリア粒子間の微小空隙に通して、ケーシング921外に飛散させてしまうのである。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像開口の下流端の付近におけるトナー飛散の発生を従来よりも抑えることができる現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の磁極を具備し、それら磁極によって発せられる磁力により、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を自らの移動する表面に担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体を内包しつつ、該現像剤担持体の表面の一部を、自らの開口を通して外部に露出させるケーシングと、該現像剤担持体の表面のうち、該開口を通して該ケーシングの外部に露出している露出箇所よりも該現像剤担持体の表面移動方向下流側の箇所であって、且つ該ケーシングの外部で担持していた現像剤をそのまま担持し続ける箇所である剤担持維持箇所、に対向する対向部材とを具備する現像装置において、複数の上記磁極の一部として、現像剤を上記剤担持維持箇所で搬送するために該剤担持維持箇所の上に磁界を形成する少なくとも2つの搬送磁極を該表面移動方向に並べて設けるとともに、それら搬送磁極のうち、他の搬送磁極よりも上記表面移動方向の上流側に位置する搬送磁極である上流側磁極の発する磁力によって該現像剤担持体上で穂立ちした現像剤に対して、第1間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤を該対向部材に接触させ、該第1間隙よりも該表面移動方向の下流側に存在する現像剤に対して、第2間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤と該対向部材との間に空間を形成し、該第2間隙における該表面移動方向の下流端付近で、該上流側磁極よりも該表面移動方向の下流側に位置する搬送磁極である下流側磁極、の発する磁力によって穂立ちした現像剤に対して、第3間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤を該対向部材に接触させ、該第3間隙よりも該表面移動方向の下流側に存在する現像剤に対して、第4間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤と該対向部材との間に空間を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記第1間隙内の現像剤を、上記現像剤担持体の表面移動に伴って上記第2間隙に進入させる際に、上記上流側磁極の発する磁力によって該第2間隙の空間内で立ち上がらせ、且つ、上記第3間隙内の現像剤を、該現像剤担持体の表面移動に伴って上記第4間隙に進入させる際に、上記下流側磁極の発する磁力によって該第4間隙の空間内で立ち上がらせるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記第3間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の圧力を、上記第1間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の圧力よりも大きくしたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記第3の間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の密度を、上記第1間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の密度よりも高くしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の現像装置において、上記第3間隙を上記第1間隙よりも小さくしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかの現像装置において、現像剤を上記表面移動方向と直交する方向である直交方向に搬送しながら上記現像剤担持体に供給する供給部材を設け、且つ、上記下流側磁極と上記対向部材との対向領域における該直交方向の全域のうち、少なくとも該供給部材による現像剤搬送方向の上流側端部の領域に上記第3間隙を形成する一方で、該全域のうち、現像剤搬送方向の下流側端部の領域では、該下流側磁極の発する磁力によって穂立ちした現像剤と、該対向部材とを接触させない非接触領域としたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの現像装置において、現像剤を上記表面移動方向と直交する方向である直交方向に搬送しながら上記現像剤担持体に供給する供給部材を設け、且つ、上記第3間隙を該直交方向における現像剤搬送方向上流側から下流側に向けて徐々に大きくしたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの現像装置において、上記対向部材における、上記第1間隙との対向箇所、上記第3間隙との対向箇所を、それぞれ上記現像剤担持体に向けて突出する上流側凸部、下流側凸部とするとともに、上記第2間隙との対向箇所を凹部としたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の現像装置において、上記上流側凸部及び下流側凸部についてそれぞれ、少なくともそれらの現像剤担持体の表面移動方向における下流側端部に、該現像剤担持体の表面上で穂立ちした現像剤を接触させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項8又は9の現像装置において、上記上流側凸部及び下流側凸部のうち、少なくとも何れか一方については、上記現像剤担持体との対向面を、該現像剤担持体の周面に沿って湾曲する曲面としたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかの現像装置において、上記ケーシングの内外での通気を可能にする通気口を該ケーシングに設けるとともに、該通気口を通じた通気路内でトナーを捕捉するフィルターを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかの現像装置において、上記対向部材として、上記ケーシングの内壁を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、少なくとも、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置に対して一体的に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、上記現像手段として、請求項1乃至12の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記現像手段として、請求項1乃至12の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項14の画像形成装置であって、上記現像装置として、上記潜像を互いに異なる色のトナーによって現像する複数のものを用い、且つ、それら現像装置が何れも、請求項1乃至11の何れかの現像装置であることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項14又は15の画像形成装置であって、上記トナーとして、平均円形度が0.93以上、1.00以下であるもの、を用いることを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項14乃至16の何れかの画像形成装置であって、上記トナーとして、少なくとも窒素原子を含む官能基を具備するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色税と、離型促進剤とを分散せしめたトナー材料液を、水系媒体中で架橋反応及び伸長反応させて得られたもの、を用いることを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項14乃至17の何れかの画像形成装置であって、上記トナーとして、形状係数SF−1が100以上、180以下であり、且つ、形状係数SF−2が100以上、180以下であるもの、を用いることを特徴とするものである。
これらの発明では、第1間隙を介してケーシング外からケーシング内に向かう吸い込み気流を発生させることで、これとは逆にケーシング内からケーシング外に向かう噴き出し気流を発生させていた従来装置に比べて、現像開口の下流端の付近におけるトナー飛散の発生を抑えることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図のプリンタは、プロセスユニットとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す)用の4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。Yトナー像を生成するためのプロセスユニット1Yを例にすると、これは図2に示すように、感光体2Y、帯電装置3Y、ドラムクリーニング装置5Y、現像装置10Yなどを有している。これらの各装置や感光体2Yは、図示しない共通の保持体に保持されて、1つのユニットとしてプリンタ本体に対して一体的に着脱されるようになっている。
帯電装置3Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動せしめられる感光体2Yの表面を一様帯電せしめる。この帯電装置3Yは、図示しない電源によってマイナス極性の帯電バイアスが印加されながら、図中反時計回りに回転駆動される帯電ローラ4Yを感光体2Yに近接させながら、帯電ローラ4Yと感光体2Yとの間に放電を生じせしめる。これにより、感光体2Yの表面をマイナス極性に一様に帯電させる。帯電ローラ4Yの代わりに、帯電ブラシを当接させるものを用いてもよい。また、スコロトロンチャージャーのように、チャージャー方式によって感光体2Yを一様帯電せしめるものを用いてもよい。
帯電装置3Yによって一様帯電せしめられた感光体2Yの表面は、後述する光書込ユニットから発せられるレーザ光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
現像手段たる現像装置10Yは、ケーシング21Yの内部に、第1剤収容部11Yと、第2剤収容部13Yと、現像部16Yとを有している。互いに水平方向に並ぶように配設された第1剤収容部11Y及び第2剤収容部13Yは、それぞれ、マイナス帯電性のYトナーと、磁性キャリアとを含有する図示しない現像剤を収容している。
第1剤収容部11Y内には、第1搬送スクリュウ12Yが配設されている。この第1搬送スクリュウ12Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、第1剤収容部11Y内の現像剤を図紙面に直交する方向における奥側から手前側へと搬送する。そして、第1剤収容部11Yと第2剤収容部13Yとの間の仕切壁29Yに設けられた図示しない連通口を経て、第2剤収容部13Y内に進入する。
第2剤収容部13Yは、透磁率センサからなるトナー濃度センサ(以下、Tセンサという)14Yや第2搬送スクリュウ15Yなどを有している。この第2搬送スクリュウ15Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、現像剤を図中奥側から手前側へと搬送する。この際、Tセンサ14Yによってトナー濃度が検知される。
現像部16Yは、第2剤収容部13Yの斜め上方において第2剤収容部13Yと連通するように配設されており、ドクターブレード17Yや、第2搬送スクリュウ15Yに対して平行な姿勢をとるように配設された現像ロール18Yなどを有している。この現像ロール18Yは、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される非磁性パイプからなる現像スリーブ19Yと、これに連れ回らないように内包されるマグネットロール20Yとを具備している。そして、第2剤収容部13Y内において第2搬送スクリュウ15Yによって搬送される現像剤の一部を、マグネットロール20Yの発する磁力によって現像スリーブ19Y表面に引き付けて汲み上げる。
ケーシング21Yにおける現像部16Yの箇所には、現像スリーブ19Yの周面の一部を外部に露出させるための現像開口が形成されている。現像スリーブ19Yは、自らの周面の一部をこの現像開口に通してケーシング21Y外に露出させるように配設されている。
現像スリーブ19Yによって汲み上げられた現像剤は、現像スリーブ19Yと連れ回って移動する。そして、現像スリーブ19Yと所定の間隙を介して対向しているドクターブレード17Yとの対向位置を通過する際に、層厚が規制される。この後、現像スリーブ19Yの回転に伴って、上記現像開口を通じてケーシング21Y内からケーシング21外へ出て、感光体2Yに対向する現像領域まで搬送される。この現像領域においては、図示しない電源によって現像バイアスが印加される現像スリーブ19Yと、感光体2Yの静電潜像との間の電位差(現像ポテンシャル)により、現像剤中のYトナーが磁性キャリアから離脱して感光体2Yの静電潜像に付着する。これにより、感光体2Yの静電潜像がYトナー像として現像される。
現像によってYトナーを消費した現像剤は、現像スリーブ19Yの回転に伴って、上記現像開口を通じてケーシング21外からケーシング21Y内に進入した後、第2搬送スクリュウ13Yとの対向領域で、現像スリーブ19Yの表面上から離脱して第2搬送スクリュウ13Y上に戻される。そして、第2搬送スクリュウ13Yによって図紙面に直交する方向における手前側から奥側に向けて搬送される。また、この搬送の間に攪拌されると共に、再度現像スリーブに汲み上げられ、現像に利用されるという動きを繰り返す。その後、図紙面に直交する方向における手前端まで至ると、仕切壁29Yに設けられた図示しない連通口を経て第1剤収容部11Y内に戻される。
Tセンサ14Yによる現像剤の透磁率の検知結果は、電圧信号として図示しない制御部に送られる。現像剤の透磁率は、現像剤のYトナー濃度と相関を示すため、Tセンサ14YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。本プリンタの図示しない制御部はRAM等のデータ記憶手段を具備しており、この中にTセンサ14Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたM,C,K用のTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。Y用の現像装置10Yについては、Tセンサ14Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、図示しないY用のトナー供給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。この駆動により、現像に伴うYトナーの消費によってYトナー濃度を低下させた現像剤に対し、第1剤収容部11Yで適量のYトナーが供給される。このため、第2剤収容部13Y内の現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他色用のプロセスユニット(1M,C,K)の現像装置内における現像剤についても、同様のトナー供給制御が実施される。
感光体2Y上に形成されたYトナー像は、後述する第1中間転写ベルト31のおもて面に1次転写される。
プロセスユニット1Yのドラムクリーニング装置5Yは、潤滑剤塗布ブラシローラ6Y、ステアリン酸亜鉛等からなる固形潤滑剤7Y、クリーニングブレード8Y、回収スクリュウ9Y等を有している。固形潤滑剤7Yは、図示しないバネによって潤滑剤塗布ブラシローラ6Yに向けて付勢されながら、所定の圧力で潤滑剤塗布ブラシローラ6Yに当接している。また、潤滑剤塗布ブラシローラ6Yは、固形潤滑剤7Yと感光体2Yとの間で、それら両者に当接しながら回転駆動する。そして、固形潤滑剤7Yから掻き取った潤滑剤粉末を感光体2Yの表面に塗布する。これにより、感光体2YとYトナーとの付着量を弱める。
クリーニングブレード9Yは、ドラムクリーニング装置5Yのケーシングに片持ち支持されながら、自由端側のエッジを感光体2Yの表面に当接させている。そして、上述の1次転写工程で感光体2Yから中間転写ベルト31に1次転写されずに感光体2Yの表面に残留してしまった転写残トナーを、感光体2Yの表面から掻き取る。掻き取られた転写残トナーは、回収スクリュウ9Y上に落下した後、回収スクリュウ9Yの回転駆動に伴って、図紙面に直交する方向の手前側から奥側に向けて搬送される。そして、現像装置10Y内から排出されて図示しない廃トナー容器内に回収される。
先に示した図1において、他色用のプロセスユニット1M,C,Kにおいても、同様にして感光体2M,C,K上にM,C,Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト31のおもて面に重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト31のおもて面には、4色重ね合わせトナー像が形成される。
プロセスユニット1Y,M,C,Kの図中下方には、光書込ユニット80が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット80は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、各プロセスユニット1Y,M,C,Kの感光体2Y,M,C,Kに照射する。これにより、感光体2Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット80は、光源から発したレーザ光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー81によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体2Y,M,C,Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LDEアレイによる光走査を行うものを採用することもできる。
光書込ユニット80の下方には、第1給紙カセット85、第2給紙カセット86が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット内には、それぞれ、記録部材たる記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pには、第1給紙ローラ85a、第2給紙ローラ86aがそれぞれ当接している。第1給紙ローラ85aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第1給紙カセット85内の一番上の記録紙Pが、カセットの図中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。また、第2給紙ローラ86aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第2給紙カセット86内の一番上の記録紙Pが、給紙路87に向けて排出される。給紙路87内には、複数の搬送ローラ対88が配設されており、給紙路87に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対88のローラ間に挟み込まれながら、給紙路87内を図中下側から上側に向けて搬送される。
給紙路88の末端には、レジストローラ対89が配設されている。レジストローラ対89は、記録紙Pを搬送ローラ対88から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y,M,C,Kの図中上方には、無端移動体たる中間転写ベルト31を張架しながら図中反時計回りに無端移動せしめる転写ユニット30が配設されている。転写手段たる転写ユニット30は、中間転写ベルト31の他、ベルトクリーニングユニット32を有している。また、無端状の中間転写ベルト31のループ内側で中間転写ベルト31を張架する4つの1次転写ローラ33Y,M,C,K、2次転写上流ローラ34、駆動ローラ35、クリーニングバックアップローラ36、及びテンションローラ37を有している。更には、中間転写ベルト31のループ外側で、ループ内側の駆動ローラ35との間に中間転写ベルト31を挟み込みながら、ベルトおもて面と当接して2次転写ニップを形成する2次転写ローラ38も有している。
中間転写ベルト31は、駆動ローラ35の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめられる。上述した4つの1次転写ローラ33Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト31を感光体2Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト31の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の1次転写バイアスを印加する。中間転写ベルト31は、その無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、そのおもて面に感光体2Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて1次転写されて、4色重ね合わせトナー像となる。
先に説明したレジストローラ対89は、自らのローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト31上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト31上の4色重ね合わせトナー像は、2次転写ローラ38と駆動ローラ35との間に形成される2次転写電界や、ニップ圧の影響により、2次転写ニップ内で記録紙Pに一括2次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト31には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニングユニット32によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット32は、クリーニングブレード32aを中間転写ベルト31のおもて面に当接させており、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
2次転写ニップの図中上方には、定着ユニット40が配設されている。この定着ユニット40は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加圧加熱ローラ41と、定着ベルトユニット42とを備えている。定着ベルトユニット42は、定着ベルト44、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ43、テンションローラ45、駆動ローラ46、図示しない温度センサ等を有している。そして、無端状の定着ベルト44を加熱ローラ43、テンションローラ45及び駆動ローラ46によって張架しながら、図中反時計回り方向に無端移動せしめる。この無端移動の過程で、定着ベルト44は加熱ローラ43によって裏面側から加熱される。このようにして加熱される定着ベルト44の加熱ローラ43掛け回し箇所には、図中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ41がおもて面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ41と定着ベルト44とが当接する定着ニップが形成されている。
定着ベルト44のループ外側には、図示しない温度センサが定着ベルト44のおもて面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト44の表面温度を検知する。この検知結果は、図示しない定着電源回路に送られる。定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ43に内包される発熱源や、加圧加熱ローラ41に内包される発熱源に対する電源の供給をオンオフ制御する。これにより、定着ベルト44の表面温度が約140[°]に維持される。
2次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト31から分離した後、定着ユニット40内に送られる。そして、定着ユニット40内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト44によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が定着せしめられる。
このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対50のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部51が形成されており、排紙ローラ対50によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部51に順次スタックされる。
転写ユニット30の上方には、Y,M,C,Kトナーを収容する4つのトナーカートリッジ52Y,M,C,Kが配設されている。トナーカートリッジ52Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、プロセスユニット1Y,M,C,Kの現像装置10Y,M,C,Kに適宜供給される。これらトナーカートリッジ52Y,M,C,Kは、プロセスユニット1Y,M,C,Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図3は、Y用の現像装置10Yを示す拡大構成図である。同図において、マグネットロール20Yは、P1〜P5という5つの磁極を有している。P1は、現像スリーブ19Yの表面上の現像剤を現像領域で穂立ちさせるための現像磁極である。他の磁極は、この現像磁極P1から反時計回り方向にP2、P3、P4、P5という順で並んでいる。P5は、第2搬送スクリュウ15Yによって搬送される現像剤を引き寄せることで、回転する現像スリーブ19Yに汲み上げさせるための汲み上げ磁極である。このように、図示の現像装置10yにおいては、現像スリーブ19Yの周面のうち、汲み上げ磁極P5との対向箇所に対して、第2搬送スクリュウ15Y上の現像剤が供給される。
汲み上げ磁極P5に対してスリーブ回転方向上流側で隣り合っている剤離れ磁極P4は、汲み上げ磁極P5と同極性になっており、汲み上げ磁極P5との間に反発磁界を形成する。この反発磁界により、現像スリーブ19Yの表面上の現像剤が剤離れ磁極P4との対向位置から汲み上げ磁極P5との対向位置に進入しようとする際に、スリーブ表面から離脱して第2搬送スクリュウ15Y上に戻される。スリーブ上の現像剤の動きとしては、汲み上げ磁極P5によってスリーブに汲み上げられた現像剤はスリーブの回転に連れまわって、現像磁極P1まで担持搬送され、現像に利用されたのち、P2、P3の磁力と、スリーブの回転によって剤離れ磁極のP4並びに汲み上げ磁極P5反発磁界が発生している領域まで担持されたのち、当該反発磁界によってスリーブ上から離脱するという一連の流れで構成されているのである。
現像磁極P1と剤離れ磁極P4との間には、搬送磁極たる上流側補助磁極P2と、搬送磁極たる下流側磁極P3とが配設されている。上流側磁極P2は、現像開口のスリーブ回転方向の下流端A付近に配設されている。
ケーシング21Yの外部において、現像スリーブ19Yの表面に担持されている現像剤は、スリーブの回転に伴って下流端Aを通過した後、ケーシング21Yの内部に進入して、ケーシング21Yの上壁内面に対向する。ケーシング21Yの上壁内面には、第1凸部B、第1凹部C、第2凸部D、第2凹部Eが反時計回り方向に順に並ぶように形成されている。現像剤はケーシング内部に進入した後、第2凹部を通過するまでは現像スリーブ19Yに担持され続けている。よって、現像スリーブ19Yの表面において、第1凸部Bとの対向位置から第2凹部Eとの対向位置に至るまでの箇所は、剤担持維持箇所である。
図4は、ケーシング21Yの上壁と現像ロール19Yとを拡大して示す部分拡大図である。現像スリーブ19Yの回転に伴ってケーシング21の外から内に進入した現像剤が、第1凸部Bと現像スリーブ19Yとの間に形成された第1間隙G1に入ると、上流側磁極P2の発する磁力によってスリーブ表面上で穂立ちする。但し、この第1間隙G1は、上流側磁極P2の発する磁力による現像剤が第1凸部のスリーブ表面に対向する面に接触可能な大きさになっている。このため、第1間隙G1内で穂立ちした現像剤は、第1凸部Bと接触しながら、スリーブ回転方向下流側に向けて運ばれる。
第1凹部Cは、第1凸部Bに対してスリーブ回転方向下流側で隣り合っている。第1凹部Cと現像スリーブ19Yとの間の第2間隙は、上流側磁極P2による現像剤の穂立ち高さよりも大きくなっている。このため、第2間隙内では、現像スリーブ19Y上の現像剤と、第1凹部Cとの間に空間が形成される。
第2凸部Dは、第1凹部Cに対してスリーブ回転方向下流側で隣り合っている。第2凸部Dと現像スリーブ19Yとの間の第3間隙G3内に進入した現像剤は、下流側磁極P3の発する磁力によって穂立ちするが、第3間隙G3はその穂立ちした現像剤が第2凸部Dのスリーブに対向する面に接触可能な大きさになっている。このため、第3間隙G3内で穂立ちした現像剤は、第2凸部Dと接触しながらスリーブ回転方向下流側に運ばれる。
第2凹部Eは、第2凸部Dに対してスリーブ回転方向下流側で隣り合っている。第2凹部Eと現像スリーブ19Yとの間の第4間隙は、下流側磁極P3による現像剤の穂立ち高さよりも大きくなっている。このため、第4間隙内では、現像スリーブ19Y上の現像剤と、第2凹部Eとの間に空間が形成される。第1凸部Bや第2凸部Dは、現像剤がケーシング内に進入してから現像剤が担持され続けている間に対向するケーシング箇所に設けられている。ケーシング21は次のように構成されている。即ち、現像スリーブ19Yの周面において、ケーシング21の外から内への進入位置から、現像剤をスリーブ表面から離脱させる剤離れ位置までの領域のうち、上述した剤担持維持箇所に対して、剤離れ位置の表面箇所よりも小さな間隙を介して、自らの内面を対向させるように構成されている。なお、ケーシング21内において、現像剤をスリーブ表面から剤離れさせない構成を採用する場合には、先の文における「剤離れ位置」に代えて、現像剤供給箇所を採用すればよい。
現像スリーブ19Yと第1凸部Bとが対向する領域において、第1間隙内に存在している現像剤中の磁性キャリア間の微小間隙に保持されている空気は、現像スリーブ19Yと第1凹部Cとが対向する領域で第2間隙内の空間に開放される。そして、この空気は、現像スリーブ19Yと第2凸部Dとが対向する領域において、第3間隙内の現像剤の磁性キャリア間に再び取り込まれる。更に、現像スリーブ19Yと第2凹部Eとが対向する領域において、第4間隙内の空間に開放される。第1凹部B及び第2凹部Eという2つの凹部が存在することで、第1凸部Bと第2凸部Dとの間、及び、第2凸部の下流側に空気の逃げ道ができる。これにより、現像剤への空気の取り込み、及び開放がスムーズに行なわれる。つまり、第1凸部Bで空気を取り込んだ現像剤が空気を開放する際に、第1凹部Cが存在すると、第1凸部Bと、第2凸部Dとの間での圧が高まって、開口側への空気の逆流を抑える。同様のことが、第2凹部Eについても言える。
より詳しく説明すると、第1間隙G1内の現像剤は、第1凸部Bと接触しながら現像スリーブ19Yの回転に伴って第2間隙内に進入する。この際、それまで対向部材たる第1凹部Bによって穂立ちを制限されていた現像剤が第1凹部Bに接触しなくなって、第2間隙の空間内で立ち上がる。そして、この立ち上がりの際に、第1間隙G1内の現像剤におけるキャリア粒子間の微小空隙内に保持されている空気が、第2間隙に向けて引き込まれる。これにより、第1間隙内から第2間隙内に向けて気流が発生する。
第2間隙の現像剤は、現像スリーブ19Yの回転に伴って回転方向下流側に搬送されていく過程で、上流側磁極P2と下流側磁極P3との境目を通過する。この境目に向けて搬送される過程では、穂立ち高さを徐々に小さくしていくことで、徐々に倒伏していく。また、前述の境目から第3間隙G3に向けて搬送される過程では、下流側磁極P3の発する磁力によって徐々に穂立ちしていく。
第3間隙G3内に進入した現像剤は、第2凸部Dに接触しながらスリーブ回転方向下流側に向けて搬送された後、第4間隙内に進入する。すると、それまで対向部材たる第2凸部Dによって穂立ちを制限されていた現像剤が第2凸部Dに接触しなくなって、第4間隙の空間内でそれまでよりも高く立ち上がる。そして、この立ち上がりの際に、第3間隙G3内の現像剤におけるキャリア粒子間の微小空隙内に保持されている空気が、第4間隙に向けて引き込まれる。これにより、第3間隙G3におけるスリーブ回転方向の下流端付近では、第3間隙内から第4間隙内に向けての気流が発生する。この気流と、上述した第1間隙内から第2間隙内に向けての気流との相乗作用により、第2間隙内においては、第1間隙から第3間隙G3に向けての気流が発生する。すると、第1間隙の付近においては、第1間隙を介してケーシング外からケーシング内に向かう吸い込み気流が発生する。
このように、第1間隙を介してケーシング21Y外からケーシング21Y内に向かう吸い込み気流を発生させることで、これとは逆にケーシング内からケーシング外に向かう噴き出し気流を発生させていた従来装置に比べて、現像開口の下流端の付近におけるトナー飛散の発生を抑えることができる。
本プリンタでは、上流側磁極P2と下流側磁極P3との磁力が互いに同程度になっている。そして、第3間隙G3は第1間隙G1よりも小さくなっている。第1間隙G1は、上流側磁極P2の発する磁力によって穂立ちした現像剤が形成する磁気ブラシの先端を第1凸部Bにぎりぎり接触させる程度の大きさになっている。これに対し、第3間隙G3は、下流側磁極P3の発する磁力によって穂立ちした現像剤をスリーブに向けて強く押さえ込む程度の大きさになっている。このため、第3間隙G3内の現像剤の圧力は、第1間隙G1内の現像剤の圧力よりも大きくなる。すると、第3間隙G3内から第4間隙に向かう気流の強さを、第1間隙G1内から第2間隙に向かう気流の強さよりも大きくして、第2間隙内において、第1間隙G1側から第3間隙G3側に向かう気流を確実に発生させることができる。また、磁気ブラシは第1間隙G1よりも第3間隙G3においてより強く潰れている状態となり、現像剤の密度は第3間隙G3における磁気ブラシの方が大きくなっている。
第1凸部Bと現像スリーブ19Yとの間の第1間隙G1においては、図4に示したように、第1凸部Bにおける現像スリーブ19Yとの対向面のうち、少なくともスリーブ回転方向の下流側端部に対して、上流側磁極P2の磁力によって穂立ちした現像剤を接触させるようにしている。かかる構成では、第1間隙G1内において、現像スリーブ19Yの回転に伴って第2間隙内に進入する直前の現像剤を第1凸部Bに接触させながら、第2間隙内に進入した直後に現像剤を第2間隙内で立ち上がらせる。そして、第1間隙G1内の現像剤中の磁性キャリア粒子間に存在する空気を、第2間隙内での現像剤の立ち上がりによって確実に第2間隙内に引き込むことができる。
また、第2凸部Dと現像スリーブ19Yとの間の第3間隙G3内においても、第1間隙と同様に、第2凸部Dにおける現像スリーブ19Yとの対向面のうち、少なくともスリーブ回転方向の下流側端部を、下流側磁極P3の磁力によって穂立ちした現像剤を接触させるようにしている。かかる構成では、第3間隙G3内において、現像スリーブ19Yの回転に伴って第4間隙内に進入する直前の現像剤を第2凸部Dに接触させながら、第4間隙内に進入した直後に現像剤を第4間隙内で立ち上がらせる。そして、第3間隙G3内の現像剤中の磁性キャリア粒子間に存在する空気を、第4間隙内での現像剤の立ち上がりによって確実に第4間隙内に引き込むことができる。
第1凸部Bにおける現像スリーブ19Yとの対向面や、第2凸部Dにおける現像スリーブ19Yとの対向面については、何れも、現像スリーブ19Yの回転軸を中心にして一定の曲率でスリーブ回転方向に湾曲する曲面としている。かかる構成では、第1間隙G1、第3間隙G3ともに、スリーブ回転方向における大きさを一定にすることができる。
先に図3に示したように、第2剤収容部13Yと現像部16Yとの境目には、ケーシング21Yの内外での通気を可能にする通気口23Yを設けている。そして、この通気口23Yには、通気口を通じた通気路内でトナーを捕捉するフィルター22Yを設けている。かかる構成では、フィルター22Yを介して、ケーシング21Y内の空気を外に逃がすことで、ケーシング21Y内での気圧の過剰な高まりを回避して、現像開口の下流端A付近での吹き出し気流の発生をより確実に抑えることができる。
なお、現像開口の上流端の付近では、トナー飛散は殆ど発生しない。これは次に説明する理由によるものと考えられる。即ち、上流端の付近においては、ケーシングの内部のドクターブレード17Yがスリーブ表面と所定のドクタギャプを介して対向している。このドクタギャップの付近においては、現像剤がマグネットローラの磁極の発する磁力によって穂立ちして磁気ブラシを形成するが、ドクタギャップは磁極の磁力による磁気ブラシの穂立ち高さよりも遙かに小さくなっている。かかるドクタギャップでは、現像剤がドクターブレード17Yと現像スリーブとの間で強く圧縮されて磁性キャリアの粒子間の微小空隙が非常に狭くなるため、噴き出し気流が発生し難いと考えられる。
なお、Y用の現像装置10Yの構成について詳述してきたが、多色用の現像装置も、Y用の現像装置10Yと同様の構成になっている。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した各実施例のプリンタについて説明する。以下に特筆しない限り、各実施例に係るプリンタの構成は、実施形態と同様である。
[第1実施例]
実施形態に係るプリンタにおいては、第1凹部Cと現像スリーブ19Yとの間の第2間隙内の気圧が過剰に高まって、僅かながら吹き出し気流によるトナー飛散を発生させることがあった。このトナー飛散は、先に図3に示した第2搬送スクリュウ15Yの現像剤搬送方向の上流側、即ち、図4の図示面に直交する方向における手前側において、顕著に発生した。これは、現像剤搬送方向の上流側において、帯電不良によるトナー浮遊が多く発生するからである。
図5は、現像装置10Yのケーシング21Yの上壁を示す拡大斜視図である。また、図6は、ケーシング21Yの上壁を示す縦断面図である。また、図7は、現像装置10Yを長手方向の全域に渡って眺める方向(現像スリーブが露出する開口側)から示す側面図である。図5において、矢印Xは図示しない第2搬送スクリュウの現像剤搬送方向を示している。第1凸部Bは、少なくとも図示しない上流側磁極の長手方向の全域に渡って形成されている。これに対し、第2凸部Dは、図示しない下流側磁極との対向領域における現像剤搬送方向Xの全域のうち、上流側端部の領域だけに形成されている。現像剤搬送方向Xの下流側端部の領域では、第2凸部Dが形成されておらず、ここでは下流側磁極の発する磁力によって穂立ちしたスリーブ上の現像剤と、ケーシング21Yの上壁とが接触しない非接触領域となっている。
第4間隙内においては、帯電不良による浮遊トナーが、現像剤搬送方向Xの上流側端部の領域で発生する。そこで、現像剤搬送方向Xの上流側端部の領域では、第3間隙G3内で下流側磁極の発する磁力によって穂立ちした現像剤と第2凸部Dとを接触させることで、第4間隙と第2間隙とを仕切る。これにより、第4間隙から第2間隙への浮遊トナーの移動を抑える。この一方で、浮遊トナーが比較的少ない現像剤搬送方向Xの下流側端部の領域では、第3間隙G3内で下流側磁極の発する磁力によって穂立ちした現像剤と第2凸部Dとを非接触にすることで、第4間隙と第2間隙とを連通させる。これにより、第2間隙から第4間隙への気流の流れを促すことで、第2間隙内での気圧の過剰な高まりを回避する。よって、第2間隙内での気圧の過剰な高まりによる吹き出し気流の発生を回避することができる。
なお、図7において、L3は、第2凸部Dの長さを示している。また、L1は、第1凸部Bの長さを示している。
[第2実施例]
図8は、第2実施例に係るプリンタのY用の現像装置10Yにおけるケーシング21Yの上壁を示す縦断面図である。図示のように、第2凸部Dは、現像剤搬送方向Xの上流側から下流側に向けて高さが徐々に小さくなっている。これにより、第3間隙(G3)は、現像剤搬送方向Xの上流側から下流側に向けて徐々に大きくなっている。かかる構成では、第3間隙内における現像剤の圧力を現像剤搬送方向Xの上流側から下流側に向けて徐々に小さくしている。帯電不良による浮遊トナーが発生する現像剤搬送方向Xの上流側において、現像剤の圧力をより大きくすることで、第4間隙から第2間隙への浮遊トナーの移動をより抑える。この一方で、浮遊トナーの比較的少ない現像剤搬送方向Xの下流側では、第3間隙内の現像剤の圧力をより小さくすることで、第2間隙から第4間隙への気流の流れを促す。これにより、第2間隙内での気圧の過剰な高まりを回避することで、第2間隙内での気圧の過剰な高まりによる吹き出し気流の発生を回避することができる。
これまで、マグネットロール20Yとして、P1〜P5の5つの磁極を設けたものを採用した例について説明したが、磁極の数は5つに限られるものではない。以下、磁極の数が実施形態や各実施例に係るプリンタとは異なる変形例のプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、各変形例に係るプリンタの構成は第1実施例と同様である。
[第1変形例]
図9は、第1変形例に係るプリンタのY用の現像装置10Yを示す拡大構成図である。また、図10は、第1変形例に係るプリンタにおける現像装置10Yのケーシング21Yの上壁と、現像ロール18Yとを拡大して示す部分拡大図である。また、図11は、第1変形例に係るプリンタにおける現像装置10Yを長手方向の全域で眺める方向から示した側面図である。
図9において、現像装置10Yのマグネットロール20Yは、P1〜P7の7つの磁極を有している。P1は、現像領域で現像スリーブ19Y上の現像剤を穂立ちさせるための現像磁極である。また、この現像装置10Yにおいては、P6が剤離れ磁極になっているとともに、P7が汲み上げ磁極になっている。更には、P2、P3、P4、P5が、何れも搬送磁極になっている。以下、P2、P3、P4、P5を、現像−供給間第1磁極、現像−供給間第2磁極、現像−供給間第3磁極、現像−供給間第4磁極という。
図10に示すように、ケーシング21Yの上壁には、第1凸部B、第1凹部C、第2凸部D、第2凹部E、第3凸部F、第3凹部Hが、現像スリーブ19Yの回転方向に順次並ぶように形成されている。第1凸部B、第1凹部C、第2凸部D、及び第2凹部Eの構成は、第1実施例と同様である。また、現像−供給間第1磁極P2、現像−供給間第2磁極P3の役割は、第1実施例に係るプリンタにおける上流側磁極P2、下流側磁極P3の役割と同様である。
第2凹部Eと現像スリーブ19Yとの間の第4間隙内にある現像剤は、現像スリーブ19Yの回転に伴って、第3凸部Fと現像スリーブ19Yとの間の第5間隙G5に進入する。そして、現像−供給第3磁極P4の発する磁力によって現像スリーブ19Y上で穂立ちする。この第5間隙G5は、現像−供給第3磁極P4の発する磁力による現像剤の穂立ち高さよりも小さくなっている。このため、第5間隙G5内の現像剤は、第3凸部Fに接触しながら、スリーブ回転方向下流側に向けて搬送される。
第5間隙G5に対しては、現像スリーブ回転方向下流側で、第6間隙が隣接している。この第6間隙は、第3凹部Hと、現像スリーブ19Yとの間に形成される間隙であり、その内部の現像剤の厚みよりも大きくなっている。このため、第6間隙内の現像剤と、第3凹部Hとの間には、空間が形成されている。
第5間隙G5内の現像剤が現像スリーブ19Yの回転に伴って第6間隙内に進入すると、第6間隙内でそれまでよりも大きく立ち上がる。この立ち上がりの際に、第5間隙G5内の現像剤の磁性キャリア粒子間に保持されている空気を、第6間隙内に引き込む。そして、第3間隙G3内から第4間隙に向けての気流との相乗作用により、第4間隙内において、第3間隙G3から第5間隙G5に向けての気流を発生させる。なお、現像−供給間第2磁極P3の磁力は、現像供給間第3磁極P4とほぼ同様になっている。また、第5間隙G5は、第3間隙G3よりも小さくなっている(G1>G3>G5)。これらにより、第5間隙G5内の現像剤の圧力は、第3間隙G3内の現像剤の圧力よりも大きくなっている。
図11におけるL3は、第3間隙を形成する図示しない第2凸部Dの現像剤搬送方向Xの長さを示している。また、L5は、第5間隙を形成する図示しない第3凸部Fの現像剤搬送方向Xの長さを示している。第3凸部Fは、第2凸部Dと同様に、現像剤搬送方向Xにおける下流側端部だけに設けられているが、その長さL5が第2凸部Dの長さL3よりも短くなっている(L3>L5)。第1凸部Bの長さL1を1とすると、L3=L1/2、L5=L1/5程度である。
[第2変形例]
図12は、第2変形例に係るプリンタのY用の現像装置10Yを示す拡大構成図である。また、図13は、第2変形例に係るプリンタにおける現像装置10Yのケーシング21Yの上壁と、現像ロール18Yとを拡大して示す部分拡大図である。また、図14は、第2変形例に係るプリンタにおける現像装置10Yを長手方向の全域で眺める方向から示した側面図である。
図12において、現像装置10Yのマグネットロール20Yは、P1〜P9の9つの磁極を有している。P1は、現像領域で現像スリーブ19Y上の現像剤を穂立ちさせるための現像磁極である。また、この現像装置10Yにおいては、P8が剤離れ磁極になっているとともに、P9が汲み上げ磁極になっている。更には、P2、P3、P4、P5、P6、P7が、何れも搬送磁極になっている。以下、P2、P3、P4、P5、P6、P7を、現像−供給間第1磁極、現像−供給間第2磁極、現像−供給間第3磁極、現像−供給間第4磁極、現像−供給間第5磁極、現像−供給間第6磁極という。
図13に示すようにケーシング21Yの上壁には、第1凸部B、第1凹部C、第2凸部D、第2凹部E、第3凸部F、第3凹部H、第4凸部I、第4凹部Jが、現像スリーブ19Yの回転方向に順次並ぶように形成されている。第1凸部B、第1凹部C、第2凸部D、第2凹部E、第3凸部F、第3凹部Hの構成は、第1変形例と同様である。また、現像−供給間第1磁極P2、現像−供給間第2磁極P3、現像−供給間第4磁極P4の役割は、第1変形例に係るプリンタと同様である。
第3凹部Hと現像スリーブ19Yとの間の第6間隙内にある現像剤は、現像スリーブ19Yの回転に伴って、第4凸部Iと現像スリーブ19Yとの間の第7間隙G5に進入する。そして、現像−供給第4磁極P5の発する磁力によって現像スリーブ19Y上で穂立ちする。この第7間隙G7は、現像−供給第4磁極P5の発する磁力による現像剤の穂立ち高さよりも小さくなっている。このため、第7間隙G7内の現像剤は、第4凸部Iに接触しながら、スリーブ回転方向下流側に向けて搬送される。
第7間隙G7に対しては、現像スリーブ回転方向下流側で、第8間隙が隣接している。この第8間隙は、第4凹部Jと、現像スリーブ19Yとの間に形成される間隙であり、その内部の現像剤の厚みよりも大きくなっている。このため、第7間隙内の現像剤と、第4凹部Jとの間には、空間が形成されている。
第7間隙G7内の現像剤が現像スリーブ19Yの回転に伴って第8間隙内に進入すると、第8間隙内でそれまでよりも大きく立ち上がる。この立ち上がりの際に、第7間隙G7内の現像剤の磁性キャリア粒子間に保持されている空気を、第8間隙内に引き込む。そして、第5間隙G5内から第6間隙に向けての気流との相乗作用により、第6間隙内において、第5間隙G5から第7間隙G7に向けての気流を発生させる。なお、現像−供給間第3磁極P4の磁力は、現像供給間第4磁極P5とほぼ同様になっている。また、第7間隙G7は、第5間隙G5よりも小さくなっている(G1>G3>G5)>G7)。これらにより、第7間隙G7内の現像剤の圧力は、第5間隙G5内の現像剤の圧力よりも大きくなっている。
図14におけるL7は、第7間隙を形成する図示しない第4凸部Iの現像剤搬送方向Xの長さを示している。第4凸部Iは、第2凸部D、第3凸部Fと同様に、現像剤搬送方向Xにおける下流側端部だけに設けられているが、その長さL7が第2凸部Dや第3凸部Fよりも短くなっている(L3>L5>L7)。第1凸部Bの長さL1を1とすると、長さL7=L1/10、程度である。
実施形態、各実施例、各変形例に係るプリンタで用いられるトナーは、平均円形度が0.93〜1.00に調整されたものである。平均円形度は、トナー粒子の凹凸の度合いを示す指標であり、トナーが完全な球形の場合には1.00となる。そして、表面形状が複雑になるほど円形度は小さな値になっていく。「円形度a=L0/L」という関係式で求められる。この関係式において、L0は、粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長を示す。またLは、粒子の投影像の周囲長を示す。
平均円形度が0.93〜1.00の範囲では、トナー粒子の表面は滑らかであり、トナー粒子同士、トナー粒子と感光体との接触面積が小さいために転写性に優れる。トナー粒子に角がないため、現像装置内での現像剤の攪拌トルクが小さく、攪拌の駆動が安定するために異常画像が発生しない。ドットを形成するトナーの中に、角張ったトナー粒子がいないため、転写で転写媒体に圧接する際に、その圧がドットを形成するトナー全体に均一にかかり、転写中抜けが生じにくい。トナー粒子が角張っていないことから、トナー粒子そのものの研磨力が小さく、感光体、帯電部材等の表面を傷つけたり、磨耗させたりしない。
また、トナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーである。この手法のより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
また、トナーは、トナーの形状係数SF−1が100〜180の範囲に調整され、且つ形状係数SF−2は100〜180の範囲に調整されたものである。図15は、形状係数SF−1を説明するための模式図である。また、図16は、形状液数SF−2を説明するための模式図である。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、「SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4)」という関係式で求められる(π=円周率)。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。形状係数SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、「SF−2={(PERI)/AREA}×(100/4π)」という関係式で求められる。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。なお、形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)で倍率1000倍のトナーの写真を撮り、スキャナで読み取って画像データ化する。これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)を用いて、画像データを二値化し、少なくとも500個以上のトナー粒子について解析を行うことで測定した。トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。形状係数SF−1、形状係数SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、第3間隙G3内の現像剤の圧力を、第1間隙G1内の現像剤の圧力よりも大きくしている。かかる構成では、既に説明したように、第2間隙内において、第1間隙G1から第3間隙G3に向かう気流を確実に発生させることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、第3間隙G3を第1間隙G1よりも小さくしている。かかる構成では、第3間隙G3内で現像剤を穂立ちさせるための磁極(下流側磁極P3)と、第1間隙G1内で現像剤を穂立ちさせるための磁極(上流側磁極P1)との磁力を大きく異ならせなくても、第3間隙G3内の現像剤の圧力を、第1間隙G1内の現像剤の圧力よりも大きくすることができる。
また、第1変形例に係るプリンタにおいては、供給部材として、現像剤を現像スリーブ19Yの表面における無端移動方向(回転方向)と直交する方向である直交方向に搬送しながら現像スリーブ19Yに供給する第2搬送スクリュウ15を用い、下流側磁極である現像−供給間第2磁極P3と対向部材であるケーシング上壁との対向領域における同直交方向の全域のうち、少なくとも第2搬送スクリュウ15Yによる現像剤搬送方向Xの上流側端部の領域に第3間隙G3を形成する一方で、同全域のうち、現像剤搬送方向Xの下流側端部の領域では、現像−供給間第2磁極P3の発する磁力によって穂立ちした現像剤と、ケーシング上壁とを接触させない非接触領域としている。かかる構成では、既に説明したように、非接触領域で第2間隙から第4間隙への気流の流れを促すことで、第2間隙内での気圧の過剰な高まりを回避する。これにより第2間隙内での気圧の過剰な高まりによる吹き出し気流の発生を回避することができる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、第3間隙G3を上記直交方向における現像剤搬送方向Xの上流側から下流側に向けて徐々に大きくしている。かかる構成では、既に説明したように、現像剤搬送方向Xの上流側から下流側に向けて第3間隙G3内の現像剤の圧力を徐々に小さくすることで、第2間隙から第4間隙への気流の流れを徐々に促す。これにより、第2間隙内での気圧の過剰な高まりを回避することで、第2間隙内での気圧の過剰な高まりによる吹き出し気流の発生を回避することができる。
また、実施形態や各実施例に係るプリンタにおいては、現像スリーブ19Yのケーシング21Y内の非露出箇所に対向するケーシング上壁における、第1間隙G1との対向箇所、第3間隙G3との対向箇所を、それぞれ現像スリーブ19Yに向けて突出する上流側凸部である第1凸部B、下流側凸部である第3凸部Dとするとともに、第2間隙との対向箇所を第1凹部Cとしている。かかる構成では、ケーシング21Yの上壁を成形加工するだけで、第1間隙G1内の現像剤を第1凸部Bに接触させるとともに、第3間隙G3内の現像剤を第3凸部Dに接触させる構成を実現することができる。
また、実施形態や各実施例に係るプリンタにおいては、第1凸部B及び第2凸部Dについてそれぞれ、少なくともそれらのスリーブ回転方向における下流側端部に、現像スリーブ19Yの表面上で穂立ちした現像剤を接触させるようにしている。かかる構成では、既に説明したように、第1間隙G1内の現像剤中の磁性キャリア粒子間に存在する空気を、第2間隙内での現像剤の立ち上がりによって確実に第2間隙内に引き込むことができる。更には、第3間隙G3内の現像剤中の磁性キャリア粒子間に存在する空気を、第4間隙内での現像剤の立ち上がりによって確実に第4間隙内に引き込むこともできる。
また、実施形態や各実施例に係るプリンタにおいては、第1凸部B及び第2凸部Dについて何れも、現像スリーブ19Yとの対向面を、現像スリーブ21Yの周面に沿って湾曲する曲面としている。かかる構成では、第1間隙G1、第3間隙G3について何れも、スリーブ回転方向の大きさを一定にすることができる。
また、実施形態や各変形例に係るプリンタにおいては、ケーシング21Yの内外での通気を可能にする通気口23Yをケーシング21Yに設けるとともに、通気口21Yを通じた通気路内でトナーを捕捉するフィルター22Yを設けている。かかる構成では、フィルター22Yを介して、ケーシング21Y内の空気を外に逃がすことで、ケーシング21Y内での気圧の過剰な高まりを回避して、現像開口の下流端A付近での吹き出し気流の発生をより確実に抑えることができる。
また、実施形態や各実施例に係るプリンタにおいては、現像スリーブ19Yのケーシング21Y内の非露出箇所に対向する対向部材として、ケーシング21Yの内壁を用いている。かかる構成では、ケーシング21Y内に対向部材として機能させるための専用の部材を付け足すことなく、同非露出箇所に部材を対向させることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 同プロセスユニットの現像装置を示す拡大構成図。 同現像装置のケーシングの上壁と現像ロールとを拡大して示す部分拡大図。 第1実施例に係るプリンタのY用の現像装置のケーシングにおける上壁を示す拡大斜視図。 同上壁を示す縦断面図。 同現像装置を長手方向の全域に渡って眺める方向から示す側面図。 第2実施例に係るプリンタのY用の現像装置におけるケーシングの上壁を示す縦断面図。 第1変形例に係るプリンタのY用の現像装置を示す拡大構成図。 同現像装置のケーシングの上壁と、現像ロールとを拡大して示す部分拡大図。 同現像装置を長手方向の全域で眺める方向から示した側面図。 第2変形例に係るプリンタのY用の現像装置を示す拡大構成図。 同現像装置のケーシングの上壁と、現像ロールとを拡大して示す部分拡大図。 第2変形例に係るプリンタにおける現像装置を長手方向の全域で眺める方向から示した側面図。 形状係数SF−1を説明するための模式図。 形状液数SF−2を説明するための模式図。 従来の現像装置を示す拡大構成図。 特許文献1に記載の現像装置におけるケーシング上壁と現像ロールとを示す部分拡大図。
符号の説明
1Y,M,C,K:プロセスユニット
2Y,M,C,K:感光体(潜像担持体)
10Y:現像装置
13Y:第2剤収容部(現像剤収容部)
15Y:第2搬送スクリュウ(供給部材)
17Y:ドクターブレード(規制部材)
18Y:現像ロール(現像剤担持体)
19Y:現像スリーブ(現像剤担持体の周面)
20Y:マグネットロール
21Y:ケーシング
P1:現像磁極
P2:上流側磁極(搬送磁極)
P3:下流側磁極(搬送磁極)
G1:第1間隙
G3:第3間隙
G5:第5間隙
G7:第7間隙
B:第1凸部(対向部材)
C:第1凹部(対向部材)
D:第2凸部(対向部材)
E:第2凹部(対向部材)
F:第3凸部(対向部材)
H:第3凹部(対向部材)
I:第4凸部(対向部材)
J:第4凹部(対向部材)
X:現像剤搬送方向

Claims (18)

  1. 複数の磁極を具備し、それら磁極によって発せられる磁力により、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を自らの移動する表面に担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体を内包しつつ、該現像剤担持体の表面の一部を、自らの開口を通して外部に露出させるケーシングと、該現像剤担持体の表面のうち、該開口を通して該ケーシングの外部に露出している露出箇所よりも該現像剤担持体の表面移動方向下流側の箇所であって、且つ該ケーシングの外部で担持していた現像剤をそのまま担持し続ける箇所である剤担持維持箇所、に対向する対向部材とを具備する現像装置において、
    複数の上記磁極の一部として、現像剤を上記剤担持維持箇所で搬送するために該剤担持維持箇所の上に磁界を形成する少なくとも2つの搬送磁極を該表面移動方向に並べて設けるとともに、
    それら搬送磁極のうち、他の搬送磁極よりも上記表面移動方向の上流側に位置する搬送磁極である上流側磁極の発する磁力によって該現像剤担持体上で穂立ちした現像剤に対して、第1間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤を該対向部材に接触させ、
    該第1間隙よりも該表面移動方向の下流側に存在する現像剤に対して、第2間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤と該対向部材との間に空間を形成し、
    該第2間隙における該表面移動方向の下流端付近で、該上流側磁極よりも該表面移動方向の下流側に位置する搬送磁極である下流側磁極、の発する磁力によって穂立ちした現像剤に対して、第3間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤を該対向部材に接触させ、
    該第3間隙よりも該表面移動方向の下流側に存在する現像剤に対して、第4間隙を介して対向部材を対向させながら、該現像剤と該対向部材との間に空間を形成したことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記第1間隙内の現像剤を、上記現像剤担持体の表面移動に伴って上記第2間隙に進入させる際に、上記上流側磁極の発する磁力によって該第2間隙の空間内で立ち上がらせ、
    且つ、上記第3間隙内の現像剤を、該現像剤担持体の表面移動に伴って上記第4間隙に進入させる際に、上記下流側磁極の発する磁力によって該第4間隙の空間内で立ち上がらせるようにしたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記第3間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の圧力を、上記第1間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の圧力よりも大きくしたことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記第3の間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の密度を、上記第1間隙内で上記対向部材に接触している現像剤の密度よりも高くしたことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項3又は4の現像装置において、
    上記第3間隙を上記第1間隙よりも小さくしたことを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかの現像装置において、
    現像剤を上記表面移動方向と直交する方向である直交方向に搬送しながら上記現像剤担持体に供給する供給部材を設け、
    且つ、上記下流側磁極と上記対向部材との対向領域における該直交方向の全域のうち、少なくとも該供給部材による現像剤搬送方向の上流側端部の領域に上記第3間隙を形成する一方で、該全域のうち、現像剤搬送方向の下流側端部の領域では、該下流側磁極の発する磁力によって穂立ちした現像剤と、該対向部材とを接触させない非接触領域としたことを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかの現像装置において、
    現像剤を上記表面移動方向と直交する方向である直交方向に搬送しながら上記現像剤担持体に供給する供給部材を設け、
    且つ、上記第3間隙を該直交方向における現像剤搬送方向上流側から下流側に向けて徐々に大きくしたことを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかの現像装置において、
    上記対向部材における、上記第1間隙との対向箇所、上記第3間隙との対向箇所を、それぞれ上記現像剤担持体に向けて突出する上流側凸部、下流側凸部とするとともに、上記第2間隙との対向箇所を凹部としたことを特徴とする現像装置。
  9. 請求項8の現像装置において、
    上記上流側凸部及び下流側凸部についてそれぞれ、少なくともそれらの現像剤担持体の表面移動方向における下流側端部に、該現像剤担持体の表面上で穂立ちした現像剤を接触させるようにしたことを特徴とする現像装置。
  10. 請求項8又は9の現像装置において、
    上記上流側凸部及び下流側凸部のうち、少なくとも何れか一方については、上記現像剤担持体との対向面を、該現像剤担持体の周面に沿って湾曲する曲面としたことを特徴とする現像装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかの現像装置において、
    上記ケーシングの内外での通気を可能にする通気口を該ケーシングに設けるとともに、該通気口を通じた通気路内でトナーを捕捉するフィルターを設けたことを特徴とする現像装置。
  12. 請求項1乃至11の何れかの現像装置において、
    上記対向部材として、上記ケーシングの内壁を用いたことを特徴とする現像装置。
  13. 少なくとも、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置に対して一体的に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、
    上記現像手段として、請求項1乃至12の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするプロセスユニット。
  14. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    上記現像手段として、請求項1乃至12の何れかの現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14の画像形成装置であって、
    上記現像装置として、上記潜像を互いに異なる色のトナーによって現像する複数のものを用い、且つ、それら現像装置が何れも、請求項1乃至11の何れかの現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項14又は15の画像形成装置であって、
    上記トナーとして、平均円形度が0.93以上、1.00以下であるもの、を用いることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項14乃至16の何れかの画像形成装置であって、
    上記トナーとして、少なくとも窒素原子を含む官能基を具備するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色税と、離型促進剤とを分散せしめたトナー材料液を、水系媒体中で架橋反応及び伸長反応させて得られたもの、を用いることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項14乃至17の何れかの画像形成装置であって、
    上記トナーとして、形状係数SF−1が100以上、180以下であり、且つ、形状係数SF−2が100以上、180以下であるもの、を用いることを特徴とする画像形成装置。
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