JP5194919B2 - 駆動力伝達装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力の伝達を行う駆動力伝達装置に関する。
感光体ドラムを色毎に備えたいわゆるタンデム方式の画像形成装置においては、常にフルカラーの画像形成が要求されるわけではなく、単色(例えば、黒)の画像形成が要求される場合がある。このような場合において、画像形成に使用されない感光体ドラムを回転させると、クリーニングブレードなどにより感光体ドラムの摩耗等が促進されてしまう。そこで、歯車の配列状態を変化させることで、駆動される感光体ドラムを切り替える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7―181773号公報
ここで、例えば画像形成装置における駆動力の伝達は、シャフトなどの軸部材に連動可能に設けられたピンなどの部材に駆動力を作用させることで行う場合がある。ところでピンなどの部材の取り付け方によっては軸部材から脱落するため、脱落を防止したり移動を制限したりする部材を設けることが考えられる。しかしながらこの場合、軸部材が回転した際にピンなどの部材と脱落を防止等する部材とが摺動し、例えば脱落を防止等する部材が損耗してしまう懸念がある。
本発明の目的は、シャフトなどの軸部材に設けられた部材とこの部材の脱落を防止等する部材との摺動を抑制することにある。
請求項1に記載の発明は、回転可能な軸部材と、前記軸部材の外周面から突出して設けられるとともに当該軸部材に非圧入状態で設けられ、当該軸部材とともに回転する相手方部材との間で駆動力の受け渡しを行う受け渡し部材と、前記軸部材からの前記受け渡し部材の脱落を防止する脱落防止部材と、前記軸部材の前記外周面から突出して設けられるとともに当該軸部材に非圧入状態で設けられ、前記脱落防止部材を当該軸部材に連動させて回転させる突出部材と、を含む駆動力伝達装置である。
請求項2に記載の発明は、前記脱落防止部材は、前記軸部材の周囲に配設され前記受け渡し部材を内部に収容する筒状部を用いて当該受け渡し部材の前記脱落を防止することを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置である。
請求項3に記載の発明は、略筒状に形成された前記脱落防止部材は、外周面側から内周面側に向かって貫通配設され前記突出部材が通過可能な貫通孔を有していることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置である。
請求項4に記載の発明は、前記脱落防止部材は、前記軸部材の外周面を取り囲むように筒状に形成され、前記脱落防止部材の内周面に前記突出部材が接触することで、前記軸部材に非圧入状態で設けられた当該突出部材の当該軸部材からの脱落が防止されることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置である。
請求項5に記載の発明は、前記突出部材は、棒状に形成され、前記脱落防止部材には、溝が形成され、棒状に形成された前記突出部材は、前記脱落防止部材に形成された前記溝内に収容され、当該溝の内壁を押圧することで、当該脱落防止部材を前記軸部材に連動させて回転させることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置である。
請求項6に記載の発明は、前記相手方部材は、前記軸部材を受け入れる受け入れ口を有する筒状部と、前記筒状部の前記受け入れ口側に設けられ、前記軸部材から突出した前記受け渡し部材を受け入れる受け入れ溝と、を備え、前記受け入れ溝は、前記軸部材又は前記相手方部材が回転した際に当該受け入れ溝に入り込んだ前記受け渡し部材を当該受け入れ溝の奥側に誘導する誘導面を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の駆動力伝達装置である。
請求項7に記載の発明は、駆動源からの駆動力を伝達する伝達部と、前記伝達部からの駆動力を受ける受け部と、を備え、前記伝達部および前記受け部のうちの一方は、所定の回転軸を中心に回転可能に設けられ、軸方向と交差する関係で配設された貫通孔を有するシャフトと、前記シャフトの前記貫通孔にスライド可能に挿入され当該シャフトに非圧入状態で設けられた挿入部材と、前記挿入部材のスライドを所定の範囲内に制限する制限部材と、前記シャフトの外周面から突出して設けられるとともに当該シャフトに非圧入状態で設けられ、前記制限部材を当該シャフトに連動させて回転させる突出部材と、を備えることを特徴とする駆動力伝達装置である。
請求項8に記載の発明は、記伝達部および前記受け部のうちの他方は、前記一方に連結される際に当該一方に対して相対的に回転する回転部材を備え、前記回転部材は、当該回転部材の回転方向上流側に配置された第1の辺部と回転方向下流側に配置された第2の辺部とを有し前記シャフトに挿入された前記挿入部材を受け入れる受け入れ溝を備え、前記受け入れ溝は、前記挿入部材の受け入れが開始される側である入口側と、受け入れた当該挿入部材が向かう奥側とを有し、前記受け入れ溝の前記第1の辺部は、前記入口側に向かうに従い前記回転部材の回転方向下流側に傾斜する第1側傾斜部を有していることを特徴とする請求項7記載の駆動力伝達装置である。
請求項9に記載の発明は、前記受け入れ溝の前記第2の辺部は、前記入口側における端部に、当該入口側に向かうに従い前記回転部材の回転方向下流側に傾斜する第2側傾斜部を有していることを特徴とする請求項8記載の駆動力伝達装置である。
請求項10に記載の発明は、前記受け入れ溝の前記第2の辺部は、前記第2側傾斜部よりも当該受け入れ溝の前記奥側に、前記回転部材の回転方向上流側に向かって突出する突出部を備えていることを特徴とする請求項9記載の駆動力伝達装置。
請求項11に記載の発明は、前記伝達部および前記受け部のうちの他方は、前記一方側に設けられた前記挿入部材との間で駆動力の受け渡しを行う回転部材と、当該回転部材を挟み当該一方側とは反対側に配置され当該回転部材と連動回転する連動シャフトとを備え、前記回転部材は、前記一方側に設けられた前記シャフトを受け入れる筒状部と、当該シャフトと前記連動シャフトの間に設けられ当該筒状部の当該連動シャフト側を塞ぐ塞ぎ部とを備え、前記筒状部の内周面および、前記一方側に設けられた前記シャフトの外周面の少なくとも一方には、当該シャフトの軸方向に沿った突出部又は溝が設けられていることを特徴とする請求項7記載の駆動力伝達装置である。
請求項12に記載の発明は、記録材に対して画像を形成する画像形成部と、駆動源からの駆動力を予め定められた箇所へ伝達する駆動力伝達機構と、を備え、当該駆動力伝達機構に、請求項1乃至11の何れかに記載の駆動力伝達装置が含まれていることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べ、受け渡し部材と脱落防止部材との摺動を抑制することができる。
本発明の請求項によれば、本発明を採用しない場合に比べ、受け渡し部材に対する埃などの付着を抑制することができる。
本発明の請求項によれば、例えば、脱落防止部材の移動が規制され突出部材の設置箇所が露出しない場合であってもこの設置箇所に突出部材の設置を行うことができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べ、受け渡し部材が受け入れ溝により収容されやすくなる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べ、挿入部材と制限部材との摺動を抑制することができる。
本発明の請求項8によれば、受け入れ溝の奥側に挿入部材が誘導されるようになり、本発明を採用しない場合に比べ、挿入部材が受け入れ溝により収容されやすくなる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べ受け入れ溝の開口部が拡がり、挿入部材が受け入れ溝により収容されやすくなる。
本発明の請求項10によれば、回転部材又はシャフトが逆回転している場合に、受け入れ溝からの挿入部材の脱落をより抑制することができる。
本発明の請求項11によれば、例えば、シャフトと連動シャフトとの間で生じるバイアスのリークを抑制しつつ筒状部によるシャフトの受け入れを円滑なものとすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置1の全体構成を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであって、装置本体1Aの内部に、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部20を備えている。また、装置本体1A内に設けられた各部、各装置の動作を制御する制御部60を備えている。さらに、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ4等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部69、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部(不図示)を備えている。
画像形成プロセス部20には、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30K(以下、「画像形成ユニット30」とも総称する)が左右方向に一定の間隔で並列配置されている。各画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する現像器33、転写後の感光体ドラム31表面を清掃するドラムクリーナ35を備えている。ここで、各画像形成ユニット30は、装置本体1Aに対して交換可能(着脱可能)に配設され、例えば感光体ドラム31が寿命に達した場合等に、画像形成ユニット30単位で交換される。
帯電ロール32は、アルミニウムやステンレス等の導電性の芯金上に、導電性弾性体層と導電性表面層とが積層されたロール部材で構成されている。そして、帯電電源(不図示)から帯電バイアス電圧の供給を受け、感光体ドラム31に対して従動回転しながら感光体ドラム31の表面を所定電位で一様に帯電する。
現像器33は、画像形成ユニット30それぞれにおいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を保持して、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する。
ドラムクリーナ35は、ウレタンゴム等のゴム材料により形成された板状部材を感光体ドラム31表面に接触させて、感光体ドラム31上に付着したトナーや紙粉等を除去する。
また画像形成プロセス部20には、各画像形成ユニット30に配設された感光体ドラム31を露光するレーザ露光器26が設けられている。レーザ露光器26は、各色毎の画像データを画像処理部69から取得し、取得した画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光により、各画像形成ユニット30の感光体ドラム31上をそれぞれ走査露光する。
さらに、画像形成プロセス部20には、ベルトユニット50が設けられている。ここで、ベルトユニット50は、メンテナンス等を可能とするため、また新たなベルトユニット50の装着を可能とするため、装置本体1Aに対して着脱自在に(装置本体1Aからフロント側(図中紙面の手前側)に取り外し可能に)設けられている。そして、このベルトユニット50は、中間転写ベルト51、一次転写ロール52y,52m,52c,52k、駆動ロール53、アイドルロール54を備える。
また、装置本体1Aのリア側(背部側)には、モータ(不図示)からの駆動力を駆動ロール53に伝達する駆動力伝達部40が設けられている。
ここで、中間転写ベルト51は、無端状のベルト部材であり、少なくともアイドルロール54と駆動ロール53とにより張架されるとともに、定速性に優れた上記モータ(不図示)により駆動される駆動ロール53によって循環移動される。そして、この中間転写ベルト51には、各画像形成ユニット30の各感光体ドラム31上に形成された各色トナー像が多重転写される。
一次転写ロール52y,52m,52c,52kの各々は、中間転写ベルト51の内側であって各感光体ドラム31と対向する位置に配置されている。そして、一次転写ロール52y,52m,52c,52kの各々は、各感光体ドラム31との間に転写電界を形成することで、各画像形成ユニット30の各色トナー像を一次転写部T1にて中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する。
また画像形成プロセス部20は、ベルトユニット50の中間転写ベルト51上に転写された重畳トナー像を二次転写部T2にて記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール80と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器81とを備える。
また、画像形成プロセス部20は、ドラムクリーナ35やベルトクリーナ55(後述)によって除去され、不図示の搬送路によって搬送されてくるトナーや紙粉などを回収する回収容器83を備える。ここで、回収容器83は、装置本体1Aのフロント側に引き抜けるように装置本体1Aに取り付けられている。即ち、装置本体1Aに対して着脱自在に設けられている。そして、例えば、トナー等により満杯等になった際には、ユーザ等によって回収容器83が引き抜かれ、新たな回収容器83が装置本体1Aに押し込まれる。なお、回収容器83は、回収したトナーなどを収容する容器本体83aと搬送部材83bとを備えている。この搬送部材83bは、螺旋状に形成されるとともに、駆動源(不図示)からの駆動力を受け図中矢印C方向に回転し、容器本体83a内においてトナー等を搬送する。
本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成プロセス部20は、制御部60による制御の下で画像形成動作を行う。すなわち、PC3やスキャナ4等から入力された画像データは、画像処理部69によって所定の画像処理が施され、レーザ露光器26に供給される。そして、例えばシアン(C)の画像形成ユニット30Cでは、帯電ロール32により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム31の表面が、レーザ露光器26により画像処理部69からの画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光で走査露光され、感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器33により現像され、感光体ドラム31上にはシアン(C)のトナー像が形成される。画像形成ユニット30Y,30M,30Kにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色トナー像が形成される。
そして、各画像形成ユニット30で形成された各色トナー像は、駆動ロール53によって図1の矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト51上に、転写電源(不図示)から所定の一次転写バイアスが印加された一次転写ロール52y,52m,52c,52kにより順次静電転写され、中間転写ベルト51上に重畳されたトナー像が形成される。そして、重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写ロール80と駆動ロール53とが配設された二次転写部T2に向けて搬送される。
一方、転写媒体の一例としての用紙Pは送り出しのためのピックアップロール72により用紙保持部71から取り出され、搬送経路R1に沿って用紙Pの位置を規制するためのレジストロール74の位置まで搬送される。そして、用紙Pは、重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに同期して、レジストロール74から二次転写部T2に向けて搬送される。二次転写部T2では、二次転写バイアス電圧が印加された二次転写ロール80と駆動ロール53との間に形成された転写電界の作用により、重畳トナー像は用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。なお、二次転写部T2へは、両面搬送路R2や手差し用紙保持部75からの搬送経路R3からも用紙Pが搬送される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト51から剥離され、定着器81まで搬送される。定着器81に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器81によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部84に搬送される。一方、二次転写後に中間転写ベルト51に付着しているトナー(転写残トナー)や紙粉は、中間転写ベルト51に接触するように配置されたベルトクリーナ55によって除去され、次の画像形成サイクルに備えられる。なお、ベルトクリーナ55によって除去されたトナー等は、上記のとおり、不図示の搬送路によって回収容器83まで搬送される。
以下、駆動力伝達部40の詳細について説明していく。
ここで図2は、駆動ロール53を装置本体1Aのリア側から示した斜視図である。
本実施形態における駆動力伝達部40は、駆動ロール53に設けられるロール側カップリング10と、駆動源側に設けられ駆動源からの駆動力を受けて回転する駆動側カップリング90(後述)とから構成されている。なお、本実施形態では、駆動側カップリング90が配置された側を、駆動力を伝達する伝達部として、またロール側カップリング10が配置された側を、駆動力を受ける受け部として、捉えることができる。
ここで、駆動ロール53は、円柱状に形成されたシャフト531(軸部材の一例)と、シャフト531の外周面側に筒状に形成され中間転写ベルト51の内周面に接触配置される接触部532とを備える。そして、ロール側カップリング10は、シャフト531の一端部側に配置され、駆動源側からの駆動力をシャフト531に対し伝達する。
ここで、図3は、ロール側カップリング10が設けられるシャフト531の一端部側を示したものである。
同図に示すように、シャフト531は、端面531aからシャフト531の他端部側に向かって順に、第1貫通孔531b、第2貫通孔531c、溝531dを備える。
第1貫通孔531bは、シャフト531を貫通する状態で配置され、より詳細にはシャフト531の軸方向と直交する関係(交差する関係)で配置されている。
第2貫通孔531cは、シャフト531の軸方向において、第1貫通孔531bとは所定の距離をおいて配置されている。この第2貫通孔531cも、シャフト531を貫通する状態で配置され、より詳細にはシャフト531の軸方向と直交する関係(交差する関係)で配置されている。但し、この第2貫通孔531cは、第1貫通孔531bに対して約90°位相がずれた状態で配置されている。
溝531dは、シャフト531の外周面に形成されており、より詳細にはシャフト531の周方向に沿って且つ所定の深さを有した状態で形成されている。
ここで図4は、ロール側カップリング10について説明するための図である。
本実施形態におけるロール側カップリング10は、シャフト531に挿入される第1ピン11、同じくシャフト531に挿入される第2ピン12、シャフト531に取り付けられる樹脂製のカバー部材13を備える。また本図では不図示であるがリング部材14を備える(図7参照)。
ここで、受け渡し部材、挿入部材の一例としての第1ピン11は、円柱状に形成されており、また、シャフト531に形成された第1貫通孔531bの内径よりも小さく形成されている。そして、同図に示すように、第1ピン11は、第1貫通孔531bに挿入されるとともに両端部がシャフト531の外周面から突出した状態で配置される。また、突出部材の一例としての第2ピン12は、第1ピン11と同様に円柱状に形成されている。また、シャフト531に形成された第2貫通孔531cの内径よりも小さく形成されている。そして、この第2ピン12は、同図に示すように第2貫通孔531cに挿入されるとともに両端部がシャフト531の外周面から突出した状態で配置される。
なお、本実施形態では、上記のとおり、第1ピン11の外径は第1貫通孔531bの内径よりも小さく形成され、また第2ピン12の外径は第2貫通孔531cの内径よりも小さく形成されている。このため、本実施形態では、シャフト531に対する第1ピン11および第2ピン12の取り付けは、非圧入状態で行われることとなる。この結果、第1ピン11および第2ピン12の圧入による駆動ロール53の撓みや変形などを抑制することができる。
一方、脱落防止部材の一例としてのカバー部材13は、略円筒状に形成されている。そして、このカバー部材13は、円盤状に形成されたベース部13aと、ベース部13aの略中央部に貫通配設されシャフト531が挿入される第1貫通孔13bと、ベース部13aの外周縁からシャフト531の端部方向に延びる筒状部13cとを備えている。また、筒状部13cの外周面側から内周面側に向かって貫通配設された第2貫通孔13dと、ベース部13aを挟み筒状部13cの反対側に形成されベース部13aから凹んで形成された凹溝13eとを備える。ここで、この凹溝13eは、第1貫通孔13bを跨るように配置され、また、カバー部材13の軸方向に直交する関係で配置されている。
筒状部13cは、第1ピン11の両端部と対向するように配置されている。付言すれば内部に第1ピン11が配置されるように、筒状部13cは配置されている。このため、第1ピン11が第1貫通孔531b内でスライドしたとしても、このスライドは筒状部13cによって制限(規制)される。付言すれば、第1貫通孔531b(シャフト531)からの第1ピン11の脱落が、筒状部13cにより防止される。ここで、カバー部材13は、第1ピン11のスライドを所定の範囲内に制限する制限部材として捉えることもできる。
また、詳細は後述するが、本実施形態では第1ピン11が受け入れ溝922(図8参照)に受け入れられることで駆動力の伝達がなされる。本実施形態における筒状部13cは、駆動力の伝達に寄与するこの第1ピン11および受け入れ溝922を覆い(カバーし)、第1ピン11や受け入れ溝922に、画像形成装置1内に浮遊するトナーや埃などが付着することを抑制する。
ここで、カバー部材13のシャフト531への取り付け方法について説明する。
図5〜図7は、カバー部材13の取り付け方法を説明するための図である。
本実施形態では、まず図5に示すように、第2貫通孔531cと第2貫通孔13dとが同軸上となるように、シャフト531に対してカバー部材13を配置する。そして同図に示すように第2貫通孔13dを通じて、第2貫通孔531cに第2ピン12を挿入する。このように本実施形態では、第2貫通孔13dを通じて第2ピン12の挿入が行われるため、第2貫通孔13dは第2ピン12が通過可能な大きさで形成されている。
ここで本実施形態におけるシャフト531には、図3、図7などに示すように大径部531eが形成されているため、カバー部材13のスライドを所定位置までしか行うことができない。この結果、第2貫通孔531cが露出しない状態が生じてしまう。このため、本実施形態では第2貫通孔13dを設ける構成としている。
次いで、図6に示すように、カバー部材13をシャフト531の中央部方向(他端部方向)にスライドさせる。そして、シャフト531の第1貫通孔531bに対して第1ピン11を挿入する。
その後、図7に示すように、カバー部材13をシャフト531の端面531a側にスライドし、溝531dを露出させる。なお、このスライドにより第2ピン12が凹溝13e(図4参照)に入り込む。このため、カバー部材13とシャフト531とは連動(連動回転)可能な状態に配置される。そして、露出した溝531dに対してリング部材14をはめ込む(シャフト531にリング部材14を固定する)。ここで、このリング部材14は、カバー部材13の第1貫通孔13bよりも外径が大きく形成されている。このため、カバー部材13は、このリング部材14によって、シャフト531の中央部方向への移動が規制される。またカバー部材13は、第2ピン12によって、シャフトの端面531a方向への移動が規制される。
次に、ロール側カップリング10に連結される駆動側カップリング90について説明する。ここで、図8は、駆動側カップリング90の側面を示したものである。
相手方部材、回転部材の一例としての駆動側カップリング90は、所定の回転軸を中心として回転可能に配置されており、画像形成がなされる際には駆動源からの駆動力を受け図中矢印Dに示す方向に回転駆動する。なお、駆動側カップリング90側には、シャフト531(図2参照)と同軸上に配置されるとともに駆動側カップリング90と連動回転し、駆動源(不図示)からの駆動力を駆動側カップリング90に伝達する伝達シャフト(不図示)が設けられる。
また、駆動側カップリング90側には、駆動側カップリング90をロール側カップリング10に向けて押圧するコイルスプリング(不図示)が設けられる。なお、上記伝達シャフトは、駆動側カップリング90を挟みロール側カップリング10とは反対側に配置される。ここで伝達シャフトは、駆動側カップリング90と連動回転するため、連動シャフトして捉えることができる。また、本実施形態における駆動側カップリング90は、ロール側カップリング10側から退避(後退)可能となっている。
また、駆動側カップリング90は、ロール側カップリング10と同様に略円筒状に形成されている。そして、駆動側カップリング90は、上記伝達シャフトからの駆動力を受ける基体部91の一方側(ロール側カップリング10側)に、筒状部92を備える。
ここで筒状部92は、所定の肉厚を有した状態で形成されている。また、筒状部92は、その外径がカバー部材13における筒状部13c(図4参照)の内径よりも小さく形成され、ロール側カップリング10と駆動側カップリング90とが連結される際、筒状部13cの内部に入り込む。さらに、筒状部92は、駆動ロール53のシャフト531が挿入される挿入口921を備える。なお、挿入口921は、シャフト531を受け入れる受け入れ口として捉えることもできる。さらに、筒状部92は、先端部(ロール側カップリング10側の端部)に、第1ピン11(図4参照)を受け入れる受け入れ溝922を2つ有している。なお、この2つの受け入れ溝922は、駆動側カップリング90の軸心(回転軸)を挟み互いに対向する関係で配置されている。
ここで、受け入れ溝922についてより詳細に説明する。
筒状部92に形成された各受け入れ溝922は、筒状部92の先端部に相当する箇所に開口922aを備える。また、各受け入れ溝922は、この開口922aよりも基体部91側に、一端部922bおよび他端部922cを有し基体部91側に凹となる円弧状の凹部922dを備える。また、各受け入れ溝922は、回転方向上流側に位置する上記一端部922bから回転方向下流側且つ筒状部92の先端部側に向かって円弧を描く第1湾曲部922eを備える。さらに各受け入れ溝922は、回転方向下流側に位置する上記他端部922cから回転方向上流側且つ筒状部92の先端部側に向かって円弧を描く第2湾曲部922fを備える。このため、本実施形態では、凹部922d、第1湾曲部922eおよび第2湾曲部922fを接続した形状が略C字状となっている。
さらに、各受け入れ溝922は、第1湾曲部922eと筒状部92の先端部と接続し、第1湾曲部922eから筒状部92の先端部に向かうに従い回転方向下流側に傾斜する第1傾斜部922gを備える。また、各受け入れ溝922は、第2湾曲部922fと筒状部92の先端部とを接続し、付言すればロール側カップリング10側における端部に設けられ、第2湾曲部922fから筒状部92の先端部に向かうに従い回転方向下流側に傾斜する第2傾斜部922hを備える。なお、本実施形態における第1傾斜部922gと第2傾斜部922hとは略平行に形成されている。ここで、本実施形態における凹部922dの回転方向上流側、第1湾曲部922e、および第1傾斜部922gは、受け入れ溝922における第1の辺部として捉えることができる。また、本実施形態における凹部922dの回転方向下流側、第2湾曲部922f、および第2傾斜部922hは、受け入れ溝922における第2の辺部として捉えることができる。また、本実施形態における第1傾斜部922gは第1側傾斜部として捉えることができ、第2傾斜部922hは第2側傾斜部として捉えることができる。さらに、第2湾曲部922fは、回転方向上流側に向かって突出する突出部として捉えることができる。
ここで、本実施形態におけるベルトユニット50は、上記のとおり装置本体1Aに対して着脱自在に設けられている。そして、ベルトユニット50が装置本体1Aから取り外される際には、ロール側カップリング10と駆動側カップリング90との連結が解除される。その一方、ベルトユニット50や新たなベルトユニット50が装置本体1Aに装着される際には、ロール側カップリング10と駆動側カップリング90との連結がなされる。
ここで、ベルトユニット50の装着の際、ロール側カップリング10と駆動側カップリング90との位相がずれている場合には、受け入れ溝922による第1ピン11の受け入れが阻止される。そしてこのような場合は、例えばイニシャライズ動作等により駆動側カップリング90が回転駆動した際に、受け入れ溝922に第1ピン11が受け入れられ、ロール側カップリング10と駆動側カップリング90との連結がなされる。なお、受け入れ溝922による第1ピン11の受け入れが阻止された場合、駆動側カップリング90は、コイルスプリング(不図示)の付勢力に抗してロール側カップリング10側から後退(退避)する。
ここで、本実施形態では、第1傾斜部922gが設けられている。このため、上記のように駆動側カップリング90が回転駆動し第1ピン11の受け入れがなされる際、第1ピン11が受け入れ溝922に受け入れられやすくなる。例えば、第1傾斜部922gに相当する部分が傾斜しておらず駆動側カップリング90の回転軸と平行の状態にある場合は、受け入れ溝922に第1ピン11が入り込まない事態が生じうる。また、第1ピン11が受け入れ溝922に一瞬入り込むものの、受け入れ溝922から直ぐに脱落する場合もある。本実施形態では、第1ピン11が受け入れ溝922に一旦入り込むと、第1傾斜部922gによって受け入れ溝922の内部方向へ(奥側へ)の誘導がなされる。このため、第1ピン11が受け入れ溝922に受け入れられやすくなる。なお、本実施形態における第1傾斜部922gは、第1ピン11を受け入れ溝922の奥側に誘導する誘導面として捉えることができる。
さらに、例えば、第1傾斜部922gを設けつつも第2傾斜部922hが傾斜しておらず例えば上記のように回転軸と平行に配置されている場合、受け入れ溝922における開口922aが狭まってしまう。この結果、第1ピン11が受け入れ溝922に入り込みにくくなる。そこで、本実施形態では、第2傾斜部922hを設けることで開口922aの面積を確保し、第1ピン11が受け入れ溝922に入り込みやすくしている。
ここで、図9は、駆動側カップリング90が回転している際の受け入れ溝922および第1ピン11の状態を示したものである。なお、本図においては、カバー部材13や第2ピン12の図示を省略している。
本実施形態にて第1ピン11が受け入れ溝922に受け入れられると、第1ピン11は図中E点まで移動し凹部922dに対し突き当たる。そして、同図矢印Fに示す方向に駆動側カップリング90が回転駆動すると、第1ピン11は、凹部922dに沿って移動するとともに、凹部922dと第1湾曲部922e(図8も参照)との接続点まで移動して位置決めがなされる。
そして、第1ピン11は、駆動側カップリング90により押圧され駆動側カップリング90に連動して回転するようになる。付言すれば、第1ピン11は、相手方部材の一例としての駆動側カップリング90からの駆動力を受け駆動側カップリング90に連動して回転するようになる。この結果、第1ピン11からシャフト531に駆動力が伝達され、シャフト531も回転駆動するようになる。ここで、本実施形態では、第1湾曲部922e、第1傾斜部922gが設けられているため、外力等により例えば駆動側カップリング90が歪んだとしても、受け入れ溝922から第1ピン11が脱落しにくくなる。
また、シャフト531が回転駆動すると、シャフト531の回転に連動して第2ピン12(図4参照)も回転するようになる。そして、第2ピン12が回転すると、第2ピン12の回転に連動してカバー部材13も回転するようになる。即ち、シャフト531の回転に連動してカバー部材13も回転するようになる。そしてこの結果、カバー部材13は、第1ピン11に連動して(同期して)回転するようになる。ここで、第1ピン11は第1貫通孔531bに対して圧入されていないためにスライドし、カバー部材13における筒状部13c(図4参照)の内周面に接触することが想定される。
その一方で、本実施形態では、上記のとおりカバー部材13は第1ピン11と連動して回転する。付言すれば、本実施形態では、シャフト531の回転方向において、カバー部材13と第1ピン11との相対移動(相対的な回転)が規制される。このため、第1ピン11がカバー部材13の内周面に接触したとしても、両者の摺動は抑制される。ここで、本実施形態における第2ピン12、凹溝13e、シャフト531などは、カバー部材13と第1ピン11との相対移動を規制する規制手段として捉えることができる。
なお、本実施形態では、カバー部材13とシャフト531との連動を第2ピン12により実現している。その一方で、例えばシャフト531をDカットなどの面削ぎ部を有する形状で形成し、この面削ぎ部に対してカバー部材13を嵌め込むことでも、カバー部材13とシャフト531とを連動させることができる。
ここで図10は、駆動側カップリング90が逆回転している際の受け入れ溝922および第1ピン11の状態を示したものである。なお、本図においても、カバー部材13や第2ピン12の図示を省略している。
画像形成動作の終了後、中間転写ベルト51(図1参照)とベルトクリーナ55との間にトナーや紙粉が挟まったままの場合、これらが固まってしまう場合がある。そして、この状態から再度画像形成動作を行おうとすると、この固まったトナーや紙粉などによって例えばベルトクリーナ55に破損等が生じる場合がある。このため、本実施形態では、画像形成動作を行った後などの所定のタイミングで駆動ロール53(駆動側カップリング90)を逆回転させ、中間転写ベルト51を画像形成動作の際の回転方向とは逆方向に回転させている。これにより中間転写ベルト51とベルトクリーナ55との間に挟まったトナーや紙粉は、中間転写ベルト51とベルトクリーナ55との間から排出される。なお、本明細書では、以下、上記逆回転に比して、図9に示した矢印F方向への駆動側カップリング90の回転を正回転と言う場合がある。
ここで図10の矢印Gに示すように駆動側カップリング90が逆回転した場合、第1ピン11は、凹部922dと第2湾曲部922fとの接続点にて位置決めされ、駆動側カップリング90から駆動力を受ける。これによりシャフト531が駆動側カップリング90と連動して回転するようになり、駆動ロール53が逆回転するようになる。なおこの場合も、カバー部材13は第1ピン11と連動して(同期して)回転するようになるため、カバー部材13の内周面と第1ピン11との摺動が抑制される。
なお、上記では説明を省略したが、凹部922dにおける一端部922b(図8参照)と他端部922cとは、駆動側カップリング90の回転方向において、同一線上に位置している。このため、駆動側カップリング90が正回転する際に第1ピン11と駆動側カップリング90とが接触する接触部と、逆回転する際に第1ピン11と駆動側カップリング90とが接触する接触部とは、駆動側カップリング90の回転方向において同一線上に位置するようになる。即ち、駆動側カップリング90が正回転する際および逆回転する際、第1ピン11と駆動側カップリング90とは、同じスラスト位置にて接触することになる。
さらに本実施形態では、第2湾曲部922fが形成されている。このため、外力等により例えば駆動側カップリング90が歪んだとしても、受け入れ溝922から第1ピン11が脱落しにくくなる。
駆動側カップリング90についてさらに説明する。
図11は、駆動側カップリング90における筒状部92の内部を説明するための図である。なお、同図(a)は、図8における矢印Hに示す方向から駆動側カップリング90を示したものであり、同図(b)は、同図(a)におけるK−K線における断面を示したものである。
本実施形態では、同図(a)に示すように、筒状部92の内部であってシャフト531が挿入される挿入口921(図8参照)よりも基体部91側に、壁部93が設けられている。そして、この壁部93は、シャフト531が筒状部92に挿入された場合に、このシャフト531と伝達シャフト(不図示)との間に位置するようになる。
また、本実施形態における駆動側カップリング90は、筒状部92の内周面に、筒状部92の内方に向かって突出した複数の突出部94を備えている。ここで、この複数の突出部94は、筒状部92の円周方向に略等間隔且つ3箇所設けられている。また、各突出部94は、上記壁部93から筒状部92の先端部に向かって形成されている。付言すれば、駆動側カップリング90の軸方向に沿って形成されている。また、各突出部94は、断面が略半球状に形成されている。さらに、各突出部94は、図11(b)に示すように、挿入口921側に、挿入口921に向かって漸次高さが減少するテーパー面94aを備えている。また、本実施形態では、各突出部94の頂部に接する仮想円が、シャフト531の外径よりも小さく形成されている。なお、シャフト531は、図11(a)にて鎖線で表示している。
ここで、本実施形態では、中間転写ベルト51に印加された転写バイアスが、シャフト531および伝達シャフト(不図示)を介してリークし、例えば二次転写部T2にて十分な転写電界を形成できないという事態が生じうる。このため、本実施形態では、シャフト531と伝達シャフトとの間に壁部93が配置される構成とし、筒状部92の伝達シャフト側(基体部91側)を塞ぐようにしている(閉塞するようにしている)。このため、本実施形態における壁部93は、筒状部92の伝達シャフト側を塞ぐ塞ぎ部して捉えることができる。
ところで、筒状部92の伝達シャフト側が閉塞される結果、シャフト531が筒状部92に挿入される際、シャフト531と筒状部92との間で空気の圧縮が起こり、シャフト531の円滑な挿入が困難となるおそれがある。このため、本実施形態では、上記のように、筒状部92の内周面に突出部94を設け、シャフト531と筒状部92の内周面との間から空気を排出する構成としている。なお、筒状部92にシャフト531が挿入されると、シャフト531の外周面に各突出部94が接触し、シャフト531は3点で支持される状態となる。また、本実施形態では、突出部94を筒状部92に設ける構成としたがシャフト531側に設けることもできる。また、突出部94に替えて溝を形成することもできる。
なお、本実施形態では、駆動力を受けるロール側カップリング10側に、カバー部材13、第1ピン11、第2ピン12等を設けたが、駆動側カップリング90側に設けることもできる。即ち、駆動力を受ける側ではなく駆動力を伝達する側に設けることもできる。
本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。 駆動ロールを装置本体のリア側から示した斜視図である。 ロール側カップリングが設けられるシャフトの一端部側を示したものである。 ロール側カップリングについて説明するための図である。 カバー部材の取り付け方法を説明するための図である。 カバー部材の取り付け方法を説明するための図である。 カバー部材の取り付け方法を説明するための図である。 駆動側カップリングの側面を示したものである。 駆動側カップリングが回転している際の受け入れ溝および第1ピンの状態を示したものである。 駆動側カップリングが逆回転している際の受け入れ溝および第1ピンの状態を示したものである。 駆動側カップリングにおける筒状部の内部を説明するための図である。
符号の説明
11…第1ピン、12…第2ピン、13…カバー部材、13c…筒状部、13d…第2貫通孔、13e…凹溝、90…駆動側カップリング、92…筒状部、93…壁部、94…突出部、531…シャフト、531b…第1貫通孔、922…受け入れ溝、922d…凹部、922e…第1湾曲部、922f…第2湾曲部、922g…第1傾斜部、922h…第2傾斜部

Claims (12)

  1. 回転可能な軸部材と、
    前記軸部材の外周面から突出して設けられるとともに当該軸部材に非圧入状態で設けられ、当該軸部材とともに回転する相手方部材との間で駆動力の受け渡しを行う受け渡し部材と、
    前記軸部材からの前記受け渡し部材の脱落を防止する脱落防止部材と、
    前記軸部材の前記外周面から突出して設けられるとともに当該軸部材に非圧入状態で設けられ、前記脱落防止部材を当該軸部材に連動させて回転させる突出部材と、
    を含む駆動力伝達装置。
  2. 前記脱落防止部材は、前記軸部材の周囲に配設され前記受け渡し部材を内部に収容する筒状部を用いて当該受け渡し部材の前記脱落を防止することを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置。
  3. 略筒状に形成された前記脱落防止部材は、外周面側から内周面側に向かって貫通配設され前記突出部材が通過可能な貫通孔を有していることを特徴とする請求項記載の駆動力伝達装置。
  4. 前記脱落防止部材は、前記軸部材の外周面を取り囲むように筒状に形成され、
    前記脱落防止部材の内周面に前記突出部材が接触することで、前記軸部材に非圧入状態で設けられた当該突出部材の当該軸部材からの脱落が防止されることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置。
  5. 前記突出部材は、棒状に形成され、
    前記脱落防止部材には、溝が形成され、
    棒状に形成された前記突出部材は、前記脱落防止部材に形成された前記溝内に収容され、当該溝の内壁を押圧することで、当該脱落防止部材を前記軸部材に連動させて回転させることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置。
  6. 前記相手方部材は、
    前記軸部材を受け入れる受け入れ口を有する筒状部と、
    前記筒状部の前記受け入れ口側に設けられ、前記軸部材から突出した前記受け渡し部材を受け入れる受け入れ溝と、を備え、
    前記受け入れ溝は、前記軸部材又は前記相手方部材が回転した際に当該受け入れ溝に入り込んだ前記受け渡し部材を当該受け入れ溝の奥側に誘導する誘導面を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の駆動力伝達装置。
  7. 駆動源からの駆動力を伝達する伝達部と、
    前記伝達部からの駆動力を受ける受け部と、を備え、
    前記伝達部および前記受け部のうちの一方は、
    所定の回転軸を中心に回転可能に設けられ、軸方向と交差する関係で配設された貫通孔を有するシャフトと、
    前記シャフトの前記貫通孔にスライド可能に挿入され当該シャフトに非圧入状態で設けられた挿入部材と、
    前記挿入部材のスライドを所定の範囲内に制限する制限部材と、
    前記シャフトの外周面から突出して設けられるとともに当該シャフトに非圧入状態で設けられ、前記制限部材を当該シャフトに連動させて回転させる突出部材と、
    を備えることを特徴とする駆動力伝達装置。
  8. 記伝達部および前記受け部のうちの他方は、前記一方に連結される際に当該一方に対して相対的に回転する回転部材を備え、
    前記回転部材は、当該回転部材の回転方向上流側に配置された第1の辺部と回転方向下流側に配置された第2の辺部とを有し前記シャフトに挿入された前記挿入部材を受け入れる受け入れ溝を備え、
    前記受け入れ溝は、前記挿入部材の受け入れが開始される側である入口側と、受け入れた当該挿入部材が向かう奥側とを有し、
    前記受け入れ溝の前記第1の辺部は、前記入口側に向かうに従い前記回転部材の回転方向下流側に傾斜する第1側傾斜部を有していることを特徴とする請求項7記載の駆動力伝達装置。
  9. 前記受け入れ溝の前記第2の辺部は、前記入口側における端部に、当該入口側に向かうに従い前記回転部材の回転方向下流側に傾斜する第2側傾斜部を有していることを特徴とする請求項8記載の駆動力伝達装置。
  10. 前記受け入れ溝の前記第2の辺部は、前記第2側傾斜部よりも当該受け入れ溝の前記奥側に、前記回転部材の回転方向上流側に向かって突出する突出部を備えていることを特徴とする請求項9記載の駆動力伝達装置。
  11. 前記伝達部および前記受け部のうちの他方は、前記一方側に設けられた前記挿入部材との間で駆動力の受け渡しを行う回転部材と、当該回転部材を挟み当該一方側とは反対側に配置され当該回転部材と連動回転する連動シャフトとを備え、
    前記回転部材は、前記一方側に設けられた前記シャフトを受け入れる筒状部と、当該シャフトと前記連動シャフトの間に設けられ当該筒状部の当該連動シャフト側を塞ぐ塞ぎ部とを備え、
    前記筒状部の内周面および、前記一方側に設けられた前記シャフトの外周面の少なくとも一方には、当該シャフトの軸方向に沿った突出部又は溝が設けられていることを特徴とする請求項7記載の駆動力伝達装置。
  12. 記録材に対して画像を形成する画像形成部と、駆動源からの駆動力を予め定められた箇所へ伝達する駆動力伝達機構と、を備え、当該駆動力伝達機構に、請求項1乃至11の何れかに記載の駆動力伝達装置が含まれていることを特徴とする画像形成装置。
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