JP2001317567A - 一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置 - Google Patents
一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置Info
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Abstract
めて、優れた耐久性および安定した動作が得られる一方
向クラッチ内蔵型回転伝達装置を得る。 【解決手段】 クラッチ用保持器60は、円筒状のフラ
ンジ部61aと、このフランジ部61aの一端部から全
周にわたって径方向外方に延出する本体部61bとから
なる一対の保持板61から構成されている。そして、一
対の保持板61は、本体部61bを相対させてローラ5
6を挟み込むように、かつ、本体部61bの端面を大径
部41の端面に当接するようにスリーブ40の小径部4
2に圧入されている。
Description
発電機であるオルタネータの回転軸の端部に固定する従
動プーリや、自動車用始動装置のスタータモータを構成
する回転軸の端部に固定するピニオン等として使用でき
る一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置に関するものであ
る。
号公報に記載された従来のオルタネータを示す縦断面図
である。図10において、回転軸3がハウジング2に内
部に一対の転がり軸受け4により回転自在に支持されて
いる。そして、ロータ5および整流子6とが回転軸3の
中間部に設けられている。また、従動プーリ7が、ハウ
ジング2の一端側(図10の右端側)から延出する回転
軸3の端部に固着されている。このように構成されたオ
ルタネータ1は、エンジンへの組み付け状態では、無端
ベルト(図示せず)が従動プーリ7に掛け渡されてい
る。そして、エンジンのクランクシャフトの動力が無端
ベルトを介して回転軸3に伝達される。これにより、回
転軸3が回転駆動され、自動車に必要な発電が行われ
る。
回転軸3に固定されているものであった。これに対し、
近年、無端ベルトの走行速度が一定もしくは上昇傾向に
ある場合には、無端ベルトから回転軸への動力の伝達を
自在とし、無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合
には、従動プーリと回転軸との相対回転を自在とする、
一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置である一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置が、例えば特開昭56−10135
3号公報、特開平7−317807号公報、特開平8−
61443号公報、特開平8−226462号公報、特
開平11−22753号公報、特公平7−72585号
公報等に提案されている。
リ装置の要部を示す縦断面図、図12は図11のXII
−XII矢視断面図、図13は従来の一方向クラッチ内
蔵型プーリ装置に用いられる保持枠の要部を示す斜視図
である。図11乃至図13において、この一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置は、オルタネータ1の回転軸3に外
嵌固定自在な、内径側部材であるスリーブ8を有してい
る。そして、筒状の外径側部材である従動プーリ7aが
このスリープ8と同心状に配置されている。さらに、ス
リーブ8の外周面と従動プーリ7aの内周面とに間に、
一対のサポート軸受9と、一方向クラッチであるローラ
クラッチ10とが配設されている。
おり、オルタネータ1の回転軸3の端部に外嵌固定さ
れ、回転軸3とともに回転自在となっている。このた
め、図11に示されるように、ねじ孔部11がスリーブ
8の内周面の中間部に形成され、このねじ孔部11と回
転軸3の先端部の外周面に形成された雄ネジ部とを螺合
自在としている。また、スリーブ8の内周面の先端部
(図11の左端部)に、断面形状が六角形である係止孔
部12が形成され、この係止孔部12に六角レンチなど
の工具の先端部を係止自在としている。さらに、スリー
ブ8の内周面の基端部(図11の右端部)は、回転軸3
の先端部中間寄り部分とガタツキなく嵌合自在な円孔部
13としている。なお、スリーブ8と回転軸3とを相対
回転しないように組み合わせる構造は、スプライン係
合、非円形嵌合、キー係合などの他の構造を採用しても
良い。また、スリーブ8の外周面中央部は、他の部分よ
りも直径寸法の大きな大径部14としている。
は、軸心を通る断面形状を波状として、ポリVベルトと
呼ばれる無端ベルトの一部を掛け渡し自在としている。
そして、ローラクラッチ10が、スリーブ8の外周面と
従動プーリ7aの内周面との間に形成される空間の軸方
向中間部に配設され、一対の軸受9が、この空間の軸方
向両端寄り部にこのローラクラッチ10を軸方向両側か
ら挟むように配設されている。
るラジアル荷重を支承しつつ、この従動プーリ7aとス
リーブ8との相対回転を自在としており、例えば深溝型
の玉軸受が用いられる。
スリーブ8に対して所定方向に相対回転する傾向となる
場合にのみ、従動プーリaとスリーブ8との間での回転
力の伝達を自在としている。このようなローラクラッチ
10を構成するために、クラッチ用内輪21がスリーブ
8の大径部14に締まり嵌めにより外嵌固定されてい
る。このクラッチ用内輪21は、浸炭鋼などの鋼板にプ
レス加工などの塑性加工を施して全体を円筒状に形成さ
れたもので、その外周面にカム面22が形成されてい
る。即ち、ランプ状と呼ばれる複数の凹部23がクラッ
チ用内輪21の外周面に円周方向に等間隔に形成されて
カム面22を形成している。なお、クラッチ用内輪21
の内周面の一端部(図11の左端部)に円錐凹面状の面
取り部を形成し、この面取り部24をクラッチ用内輪2
1を大径部14の外周面に圧入する際の案内面としてい
る。
7aの内周面の中間部に締まり嵌めにより内嵌固定され
ている。このクラッチ用外輪25の内周面のうち、少な
くとも後述するローラ26と当接する軸方向中間部は、
単なる円筒面としている。このクラッチ用外輪25は、
浸炭鋼などの鋼板にプレス加工などの塑性加工を施して
全体を円筒状に形成されたもので、円輪部である内向き
フランジ状の鍔部27a、27bがその軸方向両端部に
それぞれ形成されている。なお、両鍔部27a、27b
のうち、一方の鍔部27aは、クラッチ用外輪25の製
造時に予め形成しておくため、クラッチ用外輪25の円
筒部と同等の肉厚にしている。一方、鍔部27bは、後
述するローラ26やクラッチ用保持器28を組み込んで
からクラッチ用外輪25の直径方向内側に形成するため
に、薄肉にしている。
25とともにローラクラッチ10を構成する複数個のロ
ーラ26は、クラッチ用内輪21に、このクラッチ用内
輪21に対する回転を不能として外嵌されたクラッチ用
保持器28により、転動および円周方向に若干の変位自
在に支持されている。このクラッチ用保持器28は、合
成樹脂(例えば、ポリアミド66、ポリアミド46、ポ
リフェニレンサルファイドなどの合成樹脂にガラス繊維
を20%程度混入したもの)により全体を籠型円筒状に
成形されたもので、それぞれが円環状である一対のリム
部29と、両リム部29同士を連結する複数の柱部30
とを備えている。そして、各リム部29の内側面と各柱
部30の円周方向側面とにより四周を囲まれた部分がポ
ケット31を構成し、各ローラ26が各ポケット31内
に転動および円周方向に若干の変位自在に支持されてい
る。そして、円弧状凸部32が各リム部29の内周面の
複数箇所に形成され、クラッチ用保持器28は、クラッ
チ用内輪21に遊嵌され、各凸部32をクラッチ用内輪
21の外周面に形成された凹部23に係合させることに
より、クラッチ用内輪21に対する相対回転を不能に装
着されている。
向側面に設けられた保持部30aに保持されて各ポケッ
ト31内に配設されている。この板ばね33は、カム面
22の外周面とクラッチ用外輪25の中間部内周面(円
筒面)との間に形成される円筒状隙間の寸法にうち、直
径方向の幅が狭くなった部分に向け、クラッチ用保持器
28の円周方向に関して同方向に、ローラ26を弾性的
に押圧している。また、クラッチ用保持器28の軸方向
両端面は、クラッチ用外輪25の両鍔部27a、27b
の内側面と近接対向しており、クラッチ用保持器28の
軸方向の変位が阻止されている。
型プーリ装置においては、従動プーリ7aとスリーブ8
とが所定方向に相対回転する傾向となった場合には、各
ローラ26が、カム面22の外周面とクラッチ用外輪2
5の中間部内周面(円筒面)との間に形成される円筒状
隙間の直径方向の幅の狭い部分に食い込み、従動プーリ
7aとスリーブ8とが相対回転不能(ロック状態)とな
る。一方、従動プーリ7aとスリーブ8とが所定方向と
は反対方向に相対回転する場合には、各ローラ26が、
カム面22の外周面とクラッチ用外輪25の中間部内周
面との間に形成される円筒状隙間の直径方向の幅の広い
部分に退避し、従動プーリ7aとスリーブ8とが相対回
転自在(オーバラン状態)となる。
装置をオルタネータに適用した場合の利点について述べ
る。まず、駆動用エンジンがディーゼルエンジンの場
合、アイドリング時などの低回転時には、クランクシャ
フトの回転角速度の変動が大きくなる。この結果、駆動
プーリに掛け渡した無端ベルトの走行速度も細かく変動
することになる。一方、無端ベルトにより従動プーリを
介して回転駆動される回転軸3は、回転軸3および回転
軸3に固定されたロータなどの慣性質量に基づき、それ
ほど急激には変動しない。そこで、従動プーリが回転軸
3に単に固定されている場合には、クランクシャフトの
回転角速度の変動にともない、無端ベルトと従動プーリ
とが両方向に擦れ合う傾向となる。この結果、従動プー
リと擦れ合う無端ベルトに、繰り返し異なる方向の応力
が作用し、無端ベルトと従動プーリとの間に滑りが発生
したり、無端ベルトの寿命が短くなったりすることにな
る。一方、従動プーリとして一方向クラッチ内蔵型プー
リ装置を用いると、無端ベルトの走行速度が一定もしく
は上昇傾向にある場合には、従動プーリ7aから回転軸
3への回転力の伝達が自在となり、反対に無端ベルトの
走行速度が低下傾向とある場合には、従動プーリ7aと
回転軸3との相対回転が自在となる。そこで、無端ベル
トの走行速度が低下傾向にある場合には、従動プーリ7
aの回転角速度を回転軸3の回転角速度よりも遅くし
て、無端ベルトと従動プーリ7aとの当接部が強く擦れ
合うことを防止する。このようにして、従動プーリ7a
と無端ベルトとの擦れ合い部に作用する応力の方向を一
定にし、無端ベルトと従動プーリ7aとの間に滑りが発
生したり、無端ベルトの寿命が低下したりすることが防
止される。
れている場合には、駆動用エンジンの回転速度が急激に
低下すると、回転軸3に固定されているロータの回転速
度も低下し、オルタネータによる発電量も急激に減少す
る。これに対し、従動プーリとして一方向クラッチ内蔵
型プーリ装置を用いると、駆動用エンジンの回転速度が
急激に低下した場合でも、ロータの回転速度が慣性力に
より徐々に低下し、その間も発電を続けることになる。
この結果、固定式の充足プーリを用いた場合に比べ、回
転軸およびロータの運動エネルギーを有効に利用して、
オルタネータの発電量の増大が図られることになる。
チ内蔵型プーリ装置をオルタネータやスタータモータに
搭載した場合、エンジンの回転変動が激しい時、クラッ
チは絶えずオーバーランされてローラと外輪との間でス
リップした状態となり、多大な発熱をすることとなる。
そこで、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置はこの摩擦熱
により高温に加熱される。従来の一方向クラッチ内蔵型
プーリ装置では、クラッチ用保持器28が合成樹脂で作
製されているので、この摩擦熱によりクラッチ用保持器
28の剛性が低下し、変形してクラッチ動作を妨げた
り、クラッチ用保持器28が熱劣化する恐れがあり、安
定した動作および優れた耐久性が得られないという課題
があった。また、クラッチ用保持器28が複雑な籠型円
筒状に形成されているので、生産性が悪く、低コスト化
が図れないという課題もあった。また、クラッチ用保持
器28と板ばね33とが別部品で構成されているので、
部品点数が増大するとともに、板ばね33の装着忘れも
発生しやすく、組立作業性が低下してしまうという課題
もあった。また、クラッチ用保持器28がクラッチ用外
輪25の両鍔部17a、17bに挟み込まれることで軸
方向の位置決めがなされているので、クラッチ用保持器
28に高い寸法精度が要求され、生産性が低下するとい
う課題もあった。
ためになされたもので、クラッチ用保持器を金属により
作製するようにし、クラッチ用保持器の耐熱性を高め
て、優れた耐久性および安定した動作が得られる一方向
クラッチ内蔵型回転伝達装置を提供することを目的とす
る。また、
ラッチ内蔵型回転伝達装置は、回転軸の端部に固定する
内径側部材と、この内径側部材の周囲にこの内径側部材
と同心に配置した筒状の外径側部材と、上記内径側部材
の外周面の軸方向中間部と上記外径側部材の内周面の軸
方向中間部との間に設けられ、上記外径側部材が上記内
径側部材に対して所定方向の相対回転する傾向となる場
合にのみ、上記外径側部材と上記内径側部材との間での
回転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一方
向クラッチを軸方向両側から挟み込むように上記内径側
部材の外周面と上記外径側部材の内周面との間に設けら
れ、上記外径側部材に加わるラジアル荷重を支承しつつ
上記内径側部材と上記外径側部材との相対回転を自在と
する一対のサポート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵
型回転伝達装置において、上記一方向クラッチは、上記
外径側部材の内周面の軸方向中間部に内嵌固定された筒
状のクラッチ用外輪と、上記内径側部材の外周面の軸方
向中間部に外嵌固定され、その外周面と上記クラッチ用
外輪の内周面との間隙が円周方向一方向に漸次縮小する
楔状空間を円周方向に所定ピッチで構成するように該外
周面をカム面に形成された筒状のクラッチ用内輪と、上
記楔状空間のそれぞれに配設されたローラと、上記楔状
空間の径方向の幅が狭くなった部分に向けて上記ローラ
を付勢するように上記楔状空間内に配設されたばね部材
と、上記クラッチ用内輪に対する相対回転を不能として
配設され、上記ローラの転動および円周方向の変位自在
に支持するクラッチ用保持器とを有し、上記クラッチ用
保持器が金属で作製されているものである。
フランジ部と、このフランジ部の一端部から全周にわた
って径方向外方に延出する本体部とからなる一対の保持
板を有し、一対の保持板が本体部を相対させて上記ロー
ラを挟み込むように上記内径側部材に外嵌されて構成さ
れているものである。
形成されているものである。
切り起こして形成されているものである。
成された回り止めが上記楔状空間の径方向の幅が最大と
なる部分を含む所定範囲の上記カム面の部位に係合し
て、上記クラッチ用内輪に対する上記保持板の相対回転
を不能としているものである。
両端部が外周面を円筒面とする小径部に形成され、か
つ、両小径部間が外周面を上記カム面とする大径部に形
成され、上記保持板が上記本体部の端面を上記クラッチ
用内輪の大径部の端面に当接するように上記クラッチ用
内輪の小径部に圧入されているものである。
部が大径部に形成され、上記クラッチ用内輪が上記内径
側部材の大径部に外嵌固定され、上記保持板が上記本体
部の端面を上記内径側部材の大径部の端面および上記ク
ラッチ用内輪の端面の少なくとも一方に当接するように
上記内径側部材に圧入されているものである。
と、この内径側部材の周囲にこの内径側部材と同心に配
置した筒状の外径側部材と、上記内径側部材の外周面の
軸方向中間部と上記外径側部材の内周面の軸方向中間部
との間に設けられ、上記外径側部材が上記内径側部材に
対して所定方向の相対回転する傾向となる場合にのみ、
上記外径側部材と上記内径側部材との間での回転力の伝
達を自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチ
を軸方向両側から挟み込むように上記内径側部材の外周
面と上記外径側部材の内周面との間に設けられ、上記外
径側部材に加わるラジアル荷重を支承しつつ上記内径側
部材と上記外径側部材との相対回転を自在とする一対の
サポート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵型回転伝達
装置において、上記一方向クラッチは、上記外径側部材
の内周面の軸方向中間部に内嵌固定された筒状のクラッ
チ用外輪と、上記内径側部材の外周面の軸方向中間部に
形成され、その外周面と上記クラッチ用外輪の内周面と
の間隙が円周方向一方向に漸次縮小する楔状空間を円周
方向に所定ピッチで構成するように該外周面をカム面に
形成された上記内径側部材の径大部と、上記楔状空間の
それぞれに配設されたローラと、上記楔状空間の径方向
の幅が狭くなった部分に向けて上記ローラを付勢するよ
うに上記楔状空間内に配設されたばね部材と、上記内径
側部材に対する相対回転を不能として配設され、上記ロ
ーラの転動および円周方向の変位自在に支持するクラッ
チ用保持器とを有し、上記クラッチ用保持器が金属で作
製されているものである。
フランジ部と、このフランジ部の一端部から全周にわた
って径方向外方に延出する本体部とからなる一対の保持
板を有し、一対の保持板が本体部を相対させて上記ロー
ラを挟み込むように上記内径側部材に外嵌されて構成さ
れているものである。
形成されているものである。
切り起こして形成されているものである。
成された回り止めが上記楔状空間の径方向の幅が最大と
なる部分を含む所定範囲の上記カム面の部位に係合し
て、上記クラッチ用内輪に対する上記保持板の相対回転
を不能としているものである。
方向両端部が外周面を円筒状とする中間径部に形成さ
れ、上記保持板が上記本体部の端面を上記内径側部材の
大径部の端面に当接するように上記内径側部材の中間径
部に圧入されているものである。
記内径側部材の大径部の端面に当接するように上記内径
側部材に圧入されているものである。
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る一
方向クラッチ内蔵型プーリ装置の要部を示す縦断面図、
図2は図1のII−II矢視断面図、図3はこの発明の
実施の形態1に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に
適用されるクラッチ用保持器の構成を示す一部破断斜視
図、図4はこの発明の実施の形態1に係る一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置におけるクラッチ用保持器の配置状
態を説明する図である。なお、図中従来の一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置と同一、又は相当部分に同一符号を
付し、その説明を省略、もしくは簡略する。
プーリ装置100は、オルタネータ1の回転軸3に外嵌
固定自在な、内径側部材であるスリーブ40を有してい
る。そして、筒状の外径側部材である従動プーリ7aが
このスリーブ40と同心状に配置されている。さらに、
スリーブ40の外周面と従動プーリ7aの内周面とに間
に、一対のサポート軸受9と、一方向クラッチであるロ
ーラクラッチ90とが配設されている。
ており、オルタネータ1の回転軸3の端部に外嵌固定さ
れ、回転軸3とともに回転自在となっている。そして、
このスリーブ40は、従来のスリーブ8と同様に、ねじ
孔部11が内周面の中間部に形成され、係止孔部12が
内周面の先端部(図1中左端部)に形成され、さらに円
孔部13が内周面の基端部(図1中右端部)に形成され
ている。また、スリーブ40の軸方向中間部が、外周面
を円筒面とする大径部41に形成され、大径部41の両
側が、外周面を円筒面とする小径部42に形成されてい
る。
径部41に圧入により外嵌固定されて、スリーブ40に
対して相対回転不能とされている。このクラッチ用内輪
50は、浸炭鋼などの鋼板にプレス加工などの塑性加工
を施して全体を円筒状に形成されたもので、その外周面
にカム面22が形成されている。即ち、ランプ状と呼ば
れる複数の凹部23がクラッチ用内輪50の外周面に円
周方向に等間隔に形成されてカム面22を形成してい
る。なお、クラッチ用内輪50の内周面の一端部(図1
の左端部)に円錐凹面状の面取り部を形成し、この面取
り部24をクラッチ用内輪50を大径部41の外周面に
圧入する際の案内面としている。
7aの内周面の中間部に圧入により内嵌固定されて、従
動プーリ7aに対して相対回転不能とされている。この
クラッチ用外輪55の内周面のうち、少なくとも後述す
るローラ56と当接する軸方向中間部は、単なる円筒面
としている。このクラッチ用外輪55は、浸炭鋼などの
鋼板にプレス加工などの塑性加工を施して全体を円筒状
に形成されたもので、円輪部である内向きフランジ状の
鍔部55aがその軸方向両端部にそれぞれ形成されてい
る。なお、両鍔部55aは、後述するローラ56やクラ
ッチ用保持器60を組み込んでからクラッチ用外輪55
の直径方向内側に形成するために、薄肉にしている。こ
れにより、クラッチ用内輪50のカム面22とクラッチ
用外輪55の内周面との隙間(径方向の幅)が周方向一
方向に漸次縮小する楔状空間39が周方向に所定ピッチ
で形成されている。
の金属板で作製された一対の保持板61からなり、各保
持板61は、円筒状のフランジ部61aと、フランジ部
61aの一端部から全周にわたって径方向外方に延出さ
れた本体部61bと、本体部61bの一部を切り起して
形成されたばね部材としてのばね部61cとから構成さ
れている。そして、各保持板61は、本体部61bの端
面がスリーブ40の大径部41の端面に当接するように
スリーブ40の両端側から各小径部42に圧入により外
嵌固定されている。これにより、保持板61は、軸方向
の位置決めがなされて、スリーブ40に対する相対回転
を不能に装着されている。
れ、スリーブ40に外嵌固定されたクラッチ用保持器6
0、即ち一対の保持板61により、転動および円周方向
に若干の変位自在に支持されている。そして、各ローラ
56は、ばね部61cにより楔状空間39の径方向の幅
が狭くなった部分に向けて付勢されている。また、クラ
ッチ用外輪55は、ローラ56、クラッチ用保持器60
が装着された後、両端部が径方向内側に折り曲げられて
鍔部55aを形成している。そして、クラッチ用外輪5
5の両鍔部55aの内側面が保持板61の本体部61b
の外側面と近接対向している。さらに、一対のサポート
軸受9が、保持板61のフランジ部61aの端面に当接
するように、スリーブ40の小径部42の外周面と従動
プーリ7aの内周面との間に圧入されている。ここで、
ラッチ用内輪50、クラッチ用外輪55、ローラ56お
よびクラッチ用保持器60によりローラクラッチ90が
構成されている。
型プーリ装置100においては、従動プーリ7aとスリ
ーブ40とが所定方向に相対回転する傾向となった場合
には、各ローラ56が、カム面22の外周面とクラッチ
用外輪55の中間部内周面(円筒面)との間に形成され
る楔状空間39の直径方向の幅の狭い部分に食い込み、
従動プーリ7aとスリーブ40とが相対回転不能(ロッ
ク状態)となる。一方、従動プーリ7aとスリーブ40
とが所定方向とは反対方向に相対回転する場合には、各
ローラ56が、カム面22の外周面とクラッチ用外輪5
5の中間部内周面との間に形成される楔状空間39の直
径方向の幅の広い部分に退避し、従動プーリ7aとスリ
ーブ40とが相対回転自在(オーバラン状態)となる。
従って、この一方向クラッチ内蔵型プーリ装置100に
おいても、オルタネータに搭載した場合、従来のプーリ
装置と同様の効果が得られる。
持器60がステンレスなどの金属板で作製されているの
で、優れた耐熱性が得られる。従って、オルタネータに
搭載した場合にも、先述した摩擦熱に起因するクラッチ
用保持器60の剛性低下や熱劣化が防止され、安定した
動作および優れた耐久性が得られる。また、クラッチ用
保持器60は、本体部61bが円筒状のフランジ部61
aの一端から全周にわたって径方向の外方に延出されて
なる一対の保持板61から構成されているので、複雑な
籠型円筒状の従来のクラッチ用保持器28に比べて極め
て簡素な形状であり、生産性が高められ、低コスト化が
図れる。また、ばね部61cが本体部61bの一部を切
り起こして形成されているので、部品点数が削減される
とともに、ばね部材の装着忘れも発生せず、組立作業性
が向上される。また、スリーブ40の軸方向中間部を大
径部41に形成し、本体部61bの端面が大径部41の
端面に当接するように保持板61をスリーブ40の小径
部42に圧入しているので、保持板61を小径部42に
圧入するだけで保持板61の軸方向の位置決めがなされ
る。従って、保持板61、即ちクラッチ用保持器60に
高い寸法精度が要求されず、生産性が向上される。さら
に、一対のサポート軸受9が、保持板61のフランジ部
61aの端面に当接するように、スリーブ40の小径部
42の外周面と従動プーリ7aの内周面との間に圧入さ
れているので、保持板61の軸方向の移動が確実に阻止
されるともに、クラッチ用外輪55の軸方向の移動が規
制され、保持板61の本体部61bとクラッチ用外輪5
5の鍔部55aとの接触が抑えられ、安定した動作が得
られる。
の端面をスリーブ40の大径部41の端面に当接させて
軸方向の位置決めを行うようにするものとしているが、
保持板61の端面をクラッチ用内輪50の端面に当接さ
せて軸方向の位置決めを行うようにしても、同様の効果
が得られる。
態2に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の要部を示
す横断面図、図6はこの発明の実施の形態2に係る一方
向クラッチ内蔵型プーリ装置に適用されるクラッチ用保
持器の構成を示す一部破断斜視図、図7はこの発明の実
施の形態2に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置にお
けるクラッチ用保持器の配置状態を説明する図である。
各図において、クラッチ用保持器60Aは、ステンレス
などの金属板で作製された一対の保持板61Aからな
り、各保持板61Aは、円筒状のフランジ部61aと、
フランジ部61aの一端部から全周にわたって径方向外
方に延出された本体部61bと、本体部61bの一部を
切り起して形成されたばね部材としてのばね部61c
と、本体部61bの一部を切り起こして形成された回り
止め61dとから構成されている。そして、各保持板6
1Aは、本体部61bの端面がスリーブ40の大径部4
1の端面に当接するように、かつ、回り止め61dがカ
ム面22の凹部23に係合するように、スリーブ40の
両端側から各小径部42に圧入により外嵌固定されてい
る。これにより、保持板61は、軸方向および周方向の
位置決めがなされて、スリーブ40に対する相対回転を
不能に装着されている。なお、他の構成は上記実施の形
態1と同様に構成されている。
蔵型プーリ装置101によれば、上記実施の形態1と同
様の効果が得られるとともに、保持板61Aの本体部6
1bの一部を切り起こして形成した回り止め61dをカ
ム面22の凹部23に係合するように、保持板61Aを
スリーブ40の小径部42に圧入しているので、回り止
め61dが位置決め部材として機能し、保持板61Aの
周方向の位置決めが容易となる。
Aをスリーブ40の小径部42に圧入するものとしてい
るが、保持板61Aをスリーブ40の小径部42に遊嵌
するようにしてもよい。この場合、回り止め61dがカ
ム面22の凹部23に係合することで保持板61Aの周
方向の位置決めがなされるとともに、スリーブ40に対
する保持板61Aの相対回転が不能とされる。さらに、
サポート軸受9と大径部41の端面とにより保持板61
Aを挟み込むことで、保持板61Aの軸方向の位置決め
がなされる。
態3に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の要部を示
す縦断面図である。図8において、スリーブ40Aは、
軸方向中間部が外周面をカム面22とする大径部41に
形成され、大径部41の両側が外周面を円筒面とする小
径部42に形成され、さらに大径部41の軸方向両端部
が外周面を円筒面とする中間径部43に形成されてい
る。そして、大径部41のカム面22とクラッチ用外輪
55の内周面との隙間(径方向の幅)が周方向一方向に
漸次縮小する楔状空間が周方向に所定ピッチで形成され
ている。また、ローラ56が各楔状空間内に配設され、
保持板61Aが、本体部61bの端面をスリーブ40A
の大径部41の端面に当接するように、中間径部43に
軸方向の両端から圧入されている。ここで、スリーブ4
0Aの大径部41、クラッチ用外輪55、ローラ56お
よびクラッチ用保持器60Aによりローラクラッチが構
成されている。なお、他の構成は上記実施の形態2と同
様に構成されている。
蔵型プーリ装置102によれば、上記実施の形態2と同
様の効果が得られるとともに、スリーブ40Aの大径部
41の外周面をカム面22としているので、クラッチ用
内輪50が不要となり、部品点数が削減され、組立性が
向上されるとともに、低コスト化が図られる。
0Aの大径部41の両端に中間径部43を形成するもの
としているが、スリーブの軸方向中間部が外周面をカム
面22とする大径部41に形成され、スリーブの大径部
の軸方向両端部が外周面を円筒面とする小径部42に形
成され、中間径部43を省略しても良い。この場合、保
持板61Aは、本体部61bの端面をスリーブの大径部
41の端面に当接するように小径部41に軸方向の両端
から圧入されてスリーブに装着される。そして、中間径
部43が不要となる分、スリーブの作製が容易となり、
低コスト化が図られる。
態4に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の要部を示
す縦断面図である。図9において、スリーブ40Bは、
外周面を円筒面として形成されている。また、クラッチ
用内輪50Aは、軸方向中間部が外周面をカム面22と
する大径部51に形成され、軸方向両端部が外周面を円
筒面とする小径部52に形成されている。また、クラッ
チ用外輪55Aは、円筒状に形成されている。そして、
大径部51のカム面22とクラッチ用外輪55Aの内周
面との隙間(径方向の幅)が周方向一方向に漸次縮小す
る楔状空間が周方向に所定ピッチで形成されている。ま
た、ローラ56が各楔状空間内に配設され、保持板61
Aが、本体部61bの端面をクラッチ用内輪50Aの大
径部51の端面に当接するように、小径部42に軸方向
の両端から圧入されている。ここで、クラッチ用内輪5
0A、クラッチ用外輪55、ローラ56およびクラッチ
用保持器60Aによりローラクラッチが構成されてい
る。なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に構成さ
れている。
蔵型プーリ装置103によれば、上記実施の形態2と同
様の効果が得られるとともに、クラッチ用内輪50Aの
軸方向中間部が外周面をカム面22とする大径部51に
形成され、大径部51の両端が外周面を円筒面とする小
径部52に形成され、保持板61Aが小径部52に圧入
されるようにしているので、スリーブ40Bの外周面を
円筒面とすることができる。そこで、スリーブ40Bの
軸方向中間部に大径部を形成する必要がなく、スリーブ
の生産性が向上され、その分低コスト化が図られる。ま
た、クラッチ用外輪55Aが円筒状に成形されているの
で、従動プーリ7aの内周面に内嵌固定された後、両端
部を直径方向内側に曲げる必要がなく、組立性が向上さ
れる。
ート軸受として一対の玉軸受を用いるものとしている
が、一対のサポート軸受は、これに限定されるものでは
なく、例えば一対のころ軸受を用いても良く、あるいは
玉軸受とコロ軸受とを1個づつ用いても良い。また、上
記各実施の形態では、ばね部61cが本体部61bの一
部を切り起こして形成されているものとしているが、ス
テンレスなどの金属板からなるばね部を本体部61bに
溶接などにより一体に形成するようにしてもよい。ま
た、上記各実施の形態では、保持板61、61Aがステ
ンレスで作製されているものとしているが、保持板6
1、61Aの材料としては、ステンレス鋼材の他に、冷
間圧延鋼板(Cold Rolled Carbon Steel Sheets)やばね
鋼鋼材(SpringSteels)などを用いることができる。ま
た、上記各実施の形態では、本発明をオルタネータ用プ
ーリに適用するものとして説明しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば自動車用始動装置
を構成するスタータモータの回転伝達部に適用してもよ
い。この場合、筒状の外径側部材の外周面に、フライホ
イールの外周面に形成したリングギヤと噛合自在なピニ
オンギヤを形成することになる。
るので、以下に記載されているような効果を奏する。
る内径側部材と、この内径側部材の周囲にこの内径側部
材と同心に配置した筒状の外径側部材と、上記内径側部
材の外周面の軸方向中間部と上記外径側部材の内周面の
軸方向中間部との間に設けられ、上記外径側部材が上記
内径側部材に対して所定方向の相対回転する傾向となる
場合にのみ、上記外径側部材と上記内径側部材との間で
の回転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一
方向クラッチを軸方向両側から挟み込むように上記内径
側部材の外周面と上記外径側部材の内周面との間に設け
られ、上記外径側部材に加わるラジアル荷重を支承しつ
つ上記内径側部材と上記外径側部材との相対回転を自在
とする一対のサポート軸受とを備えた一方向クラッチ内
蔵型回転伝達装置において、上記一方向クラッチは、上
記外径側部材の内周面の軸方向中間部に内嵌固定された
筒状のクラッチ用外輪と、上記内径側部材の外周面の軸
方向中間部に外嵌固定され、その外周面と上記クラッチ
用外輪の内周面との間隙が円周方向一方向に漸次縮小す
る楔状空間を円周方向に所定ピッチで構成するように該
外周面をカム面に形成された筒状のクラッチ用内輪と、
上記楔状空間のそれぞれに配設されたローラと、上記楔
状空間の径方向の幅が狭くなった部分に向けて上記ロー
ラを付勢するように上記楔状空間内に配設されたばね部
材と、上記クラッチ用内輪に対する相対回転を不能とし
て配設され、上記ローラの転動および円周方向の変位自
在に支持するクラッチ用保持器とを有し、上記クラッチ
用保持器が金属で作製されているので、クラッチ用保持
器の耐熱性が高められ、優れた耐久性および安定した動
作が得られる一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置が得ら
れる。
フランジ部と、このフランジ部の一端部から全周にわた
って径方向外方に延出する本体部とからなる一対の保持
板を有し、一対の保持板が本体部を相対させて上記ロー
ラを挟み込むように上記内径側部材に外嵌されて構成さ
れているので、クラッチ用保持器の構成が簡略化され、
生産性が高められ、低コスト化が図られる。
形成されているので、部品点数が削減されるとともに、
ばね部材の装着忘れもなくなり、組立作業性が向上され
る。
切り起こして形成されているので、保持板を作製する際
にばね部材を同時に形成できる。
成された回り止めが上記楔状空間の径方向の幅が最大と
なる部分を含む所定範囲の上記カム面の部位に係合し
て、上記クラッチ用内輪に対する上記保持板の相対回転
を不能としているので、部品点数が削減されるととも
に、回り止めの装着忘れもなくなり、組立作業性が向上
される。
両端部が外周面を円筒面とする小径部に形成され、か
つ、両小径部間が外周面を上記カム面とする大径部に形
成され、上記保持板が上記本体部の端面を上記クラッチ
用内輪の大径部の端面に当接するように上記クラッチ用
内輪の小径部に圧入されている。これにより、内径側部
材の軸方向中間部に大径部を形成する必要がなくなるの
で、内径側部材の生産性が向上され、その分低コスト化
が図られる。さらに、保持板が大径部の端面に当接する
ことで軸方向の位置決めがなされるので、保持板に高い
寸法精度が要求されず、生産性が向上される。
部が大径部に形成され、上記クラッチ用内輪が上記内径
側部材の大径部に外嵌固定され、上記保持板が上記本体
部の端面を上記内径側部材の大径部の端面および上記ク
ラッチ用内輪の端面の少なくとも一方に当接するように
上記内径側部材に圧入されている。これにより、保持板
が大径部の端面およびクラッチ用内輪の端面の少なくと
も一方に当接することで軸方向の位置決めがなされるの
で、保持板に高い寸法精度が要求されず、生産性が向上
される。
と、この内径側部材の周囲にこの内径側部材と同心に配
置した筒状の外径側部材と、上記内径側部材の外周面の
軸方向中間部と上記外径側部材の内周面の軸方向中間部
との間に設けられ、上記外径側部材が上記内径側部材に
対して所定方向の相対回転する傾向となる場合にのみ、
上記外径側部材と上記内径側部材との間での回転力の伝
達を自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチ
を軸方向両側から挟み込むように上記内径側部材の外周
面と上記外径側部材の内周面との間に設けられ、上記外
径側部材に加わるラジアル荷重を支承しつつ上記内径側
部材と上記外径側部材との相対回転を自在とする一対の
サポート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵型回転伝達
装置において、上記一方向クラッチは、上記外径側部材
の内周面の軸方向中間部に内嵌固定された筒状のクラッ
チ用外輪と、上記内径側部材の外周面の軸方向中間部に
形成され、その外周面と上記クラッチ用外輪の内周面と
の間隙が円周方向一方向に漸次縮小する楔状空間を円周
方向に所定ピッチで構成するように該外周面をカム面に
形成された上記内径側部材の径大部と、上記楔状空間の
それぞれに配設されたローラと、上記楔状空間の径方向
の幅が狭くなった部分に向けて上記ローラを付勢するよ
うに上記楔状空間内に配設されたばね部材と、上記内径
側部材に対する相対回転を不能として配設され、上記ロ
ーラの転動および円周方向の変位自在に支持するクラッ
チ用保持器とを有し、上記クラッチ用保持器が金属で作
製されているので、クラッチ用保持器の耐熱性が高めら
れ、優れた耐久性および安定した動作が得られるととも
に、クラッチ用内輪が不要となり、低コスト化が図られ
た一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置が得られる。
フランジ部と、このフランジ部の一端部から全周にわた
って径方向外方に延出する本体部とからなる一対の保持
板を有し、一対の保持板が本体部を相対させて上記ロー
ラを挟み込むように上記内径側部材に外嵌されて構成さ
れているので、クラッチ用保持器の構成が簡略化され、
生産性が高められ、低コスト化が図られる。
形成されているので、部品点数が削減されるとともに、
ばね部材の装着忘れもなくなり、組立作業性が向上され
る。
切り起こして形成されているので、保持板を作製する際
にばね部材を同時に形成できる。
成された回り止めが上記楔状空間の径方向の幅が最大と
なる部分を含む所定範囲の上記カム面の部位に係合し
て、上記クラッチ用内輪に対する上記保持板の相対回転
を不能としているので、部品点数が削減されるととも
に、回り止めの装着忘れもなくなり、組立作業性が向上
される。
方向両端部が外周面を円筒状とする中間径部に形成さ
れ、上記保持板が上記本体部の端面を上記内径側部材の
大径部の端面に当接するように上記内径側部材の中間径
部に圧入されている。これにより、保持板が大径部の端
面に当接することで軸方向の位置決めがなされるので、
保持板に高い寸法精度が要求されず、生産性が向上され
る。
記内径側部材の大径部の端面に当接するように上記内径
側部材に圧入されている。これにより、保持板が大径部
の端面に当接することで軸方向の位置決めがなされるの
で、保持板に高い寸法精度が要求されず、生産性が向上
されるとともに、中間径部を形成する必要がなく、内径
側部材の作製が容易となり、その分低コスト化が図られ
る。
チ内蔵型プーリ装置の要部を示す縦断面図である。
チ内蔵型プーリ装置に適用されるクラッチ用保持器の構
成を示す一部破断斜視図である。
チ内蔵型プーリ装置におけるクラッチ用保持器の配置状
態を説明する図である。
チ内蔵型プーリ装置の要部を示す横断面図である。
チ内蔵型プーリ装置に適用されるクラッチ用保持器の構
成を示す一部破断斜視図である。
チ内蔵型プーリ装置におけるクラッチ用保持器の配置状
態を説明する図である。
チ内蔵型プーリ装置の要部を示す縦断面図である。
チ内蔵型プーリ装置の要部を示す縦断面図である。
る。
要部を示す縦断面図である。
る。
用いられる保持枠の要部を示す斜視図である。
ポート軸受、22 カム面、39 楔状空間、40、4
0A、40B スリーブ(内径側部材)、41大径部、
42 小径部、43 中間径部、50、50A クラッ
チ用内輪、51 大径部、52 小径部、55、55A
クラッチ用外輪、56 ローラ、60、60A クラ
ッチ用保持器、61、61A 保持板、61a フラン
ジ部、61b 本体部、61c ばね部(ばね部材)、
61d 回り止め、90 ローラクラッチ(一方向クラ
ッチ)、100、101、102、103 一方向クラ
ッチ内蔵型プーリ装置(一方向クラッチ内蔵型回転伝達
装置)。
Claims (14)
- 【請求項1】 回転軸の端部に固定する内径側部材と、
この内径側部材の周囲にこの内径側部材と同心に配置し
た筒状の外径側部材と、上記内径側部材の外周面の軸方
向中間部と上記外径側部材の内周面の軸方向中間部との
間に設けられ、上記外径側部材が上記内径側部材に対し
て所定方向の相対回転する傾向となる場合にのみ、上記
外径側部材と上記内径側部材との間での回転力の伝達を
自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸
方向両側から挟み込むように上記内径側部材の外周面と
上記外径側部材の内周面との間に設けられ、上記外径側
部材に加わるラジアル荷重を支承しつつ上記内径側部材
と上記外径側部材との相対回転を自在とする一対のサポ
ート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置
において、 上記一方向クラッチは、上記外径側部材の内周面の軸方
向中間部に内嵌固定された筒状のクラッチ用外輪と、上
記内径側部材の外周面の軸方向中間部に外嵌固定され、
その外周面と上記クラッチ用外輪の内周面との間隙が円
周方向一方向に漸次縮小する楔状空間を円周方向に所定
ピッチで構成するように該外周面をカム面に形成された
筒状のクラッチ用内輪と、上記楔状空間のそれぞれに配
設されたローラと、上記楔状空間の径方向の幅が狭くな
った部分に向けて上記ローラを付勢するように上記楔状
空間内に配設されたばね部材と、上記クラッチ用内輪に
対する相対回転を不能として配設され、上記ローラの転
動および円周方向の変位自在に支持するクラッチ用保持
器とを有し、 上記クラッチ用保持器が金属で作製されていることを特
徴とする一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項2】 上記クラッチ用保持器は、円筒状のフラ
ンジ部と、このフランジ部の一端部から全周にわたって
径方向外方に延出する本体部とからなる一対の保持板を
有し、一対の保持板が本体部を相対させて上記ローラを
挟み込むように上記内径側部材に外嵌されて構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の一方向クラッチ内
蔵型回転伝達装置。 - 【請求項3】 上記ばね部材が上記本体部に一体に形成
されていることを特徴とする請求項2記載の一方向クラ
ッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項4】 上記ばね部材が上記本体部の一部を切り
起こして形成されていることを特徴とする請求項3記載
の一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項5】 上記本体部の一部を切り起こして形成さ
れた回り止めが上記楔状空間の径方向の幅が最大となる
部分を含む所定範囲の上記カム面の部位に係合して、上
記クラッチ用内輪に対する上記保持板の相対回転を不能
としていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のい
ずれかに記載の一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項6】 上記クラッチ用内輪は、その軸方向両端
部が外周面を円筒面とする小径部に形成され、かつ、両
小径部間が外周面を上記カム面とする大径部に形成さ
れ、上記保持板が上記本体部の端面を上記クラッチ用内
輪の大径部の端面に当接するように上記クラッチ用内輪
の小径部に圧入されていることを特徴とする請求項2乃
至請求項4のいずれかに記載の一方向クラッチ内蔵型回
転伝達装置。 - 【請求項7】 上記内径側部材は、その軸方向中間部が
大径部に形成され、上記クラッチ用内輪が上記内径側部
材の大径部に外嵌固定され、上記保持板が上記本体部の
端面を上記内径側部材の大径部の端面および上記クラッ
チ用内輪の端面の少なくとも一方に当接するように上記
内径側部材に圧入されていることを特徴とする請求項2
乃至請求項4のいずれかに記載の一方向クラッチ内蔵型
回転伝達装置。 - 【請求項8】 回転軸の端部に固定する内径側部材と、
この内径側部材の周囲にこの内径側部材と同心に配置し
た筒状の外径側部材と、上記内径側部材の外周面の軸方
向中間部と上記外径側部材の内周面の軸方向中間部との
間に設けられ、上記外径側部材が上記内径側部材に対し
て所定方向の相対回転する傾向となる場合にのみ、上記
外径側部材と上記内径側部材との間での回転力の伝達を
自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸
方向両側から挟み込むように上記内径側部材の外周面と
上記外径側部材の内周面との間に設けられ、上記外径側
部材に加わるラジアル荷重を支承しつつ上記内径側部材
と上記外径側部材との相対回転を自在とする一対のサポ
ート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置
において、 上記一方向クラッチは、上記外径側部材の内周面の軸方
向中間部に内嵌固定された筒状のクラッチ用外輪と、上
記内径側部材の外周面の軸方向中間部に形成され、その
外周面と上記クラッチ用外輪の内周面との間隙が円周方
向一方向に漸次縮小する楔状空間を円周方向に所定ピッ
チで構成するように該外周面をカム面に形成された上記
内径側部材の径大部と、上記楔状空間のそれぞれに配設
されたローラと、上記楔状空間の径方向の幅が狭くなっ
た部分に向けて上記ローラを付勢するように上記楔状空
間内に配設されたばね部材と、上記内径側部材に対する
相対回転を不能として配設され、上記ローラの転動およ
び円周方向の変位自在に支持するクラッチ用保持器とを
有し、 上記クラッチ用保持器が金属で作製されていることを特
徴とする一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項9】 上記クラッチ用保持器は、円筒状のフラ
ンジ部と、このフランジ部の一端部から全周にわたって
径方向外方に延出する本体部とからなる一対の保持板を
有し、一対の保持板が本体部を相対させて上記ローラを
挟み込むように上記内径側部材に外嵌されて構成されて
いることを特徴とする請求項8記載の一方向クラッチ内
蔵型回転伝達装置。 - 【請求項10】 上記ばね部材が上記本体部に一体に形
成されていることを特徴とする請求項9記載の一方向ク
ラッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項11】 上記ばね部材が上記本体部の一部を切
り起こして形成されていることを特徴とする請求項10
記載の一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置。 - 【請求項12】 上記本体部の一部を切り起こして形成
された回り止めが上記楔状空間の径方向の幅が最大とな
る部分を含む所定範囲の上記カム面の部位に係合して、
上記クラッチ用内輪に対する上記保持板の相対回転を不
能としていることを特徴とする請求項9乃至請求項11
のいずれかに記載の一方向クラッチ内蔵型回転伝達装
置。 - 【請求項13】 上記内径側部材の大径部は、その軸方
向両端部が外周面を円筒状とする中間径部に形成され、
上記保持板が上記本体部の端面を上記内径側部材の大径
部の端面に当接するように上記内径側部材の中間径部に
圧入されていることを特徴とする請求項9乃至請求項1
1のいずれかに記載の一方向クラッチ内蔵型回転伝達装
置。 - 【請求項14】 上記保持板が上記本体部の端面を上記
内径側部材の大径部の端面に当接するように上記内径側
部材に圧入されていることを特徴とする請求項9乃至請
求項11のいずれかに記載の一方向クラッチ内蔵型回転
伝達装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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