JP4389581B2 - クラッチ内蔵型プーリユニット - Google Patents

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本発明は、クラッチ内蔵型プーリユニットに関し、より詳細には、自動車のスタータやオルタネータやコンプレッサ用プーリ、クランクプーリ、エンジンアイドリングストップ時の補機駆動用モータに使用されるクラッチが内蔵されたクラッチ内蔵型プーリ等、自動車もしくは産業車両用補機に用いられるクラッチ内蔵型プーリユニットに関する。
例えば、オルタネータ等の自動車用補機を駆動する為のプーリユニットには、特定方向の駆動力のみを伝達する一方向クラッチが組み込まれている。これにより、回転変動するエンジンと慣性モーメントの大きいロータとの回転変動差による、ベルトのばたつきや異音の発生が防止されている(例えば、特許文献1参照。)。
図5に示されるように、一方向クラッチ100は、クラッチ外輪101と、クラッチ内輪102と、複数のころ103と、ころ103を保持する保持器104と、ころ103を所定の方向に付勢するばね105とから構成される。クラッチ内輪102の外周面には、カム面102aが設けられ、クラッチ外輪101がクラッチ内輪102に対して所定方向Bに相対回転する傾向となる場合にのみ、ころ103がくさび作用によりロック状態となり、駆動力の伝達を自在としている。一方、速度変動及び微小角速度変動等が発生し、クラッチ内輪102の駆動力がクラッチ外輪101の駆動力より増加した場合には、一方向クラッチ100は空転状態となり、駆動力の伝達が遮断されている。
従来、保持器104は、図5及び図6に示されるように、環状の一対のリム部106,106と、リム部106,106間を連結する柱部107とを有する。柱部107の軸方向両端部には、リム部106,106の内側面から延びる一対の両端側ばね保持部108,108が設けられている。また、柱部107の軸方向中間部には、柱部107の外周面から径方向外方に延びる中央側ばね保持部109が設けられており、中央側ばね保持部109は、円周方向において柱部107の先端部110より保持器104の中央側に位置している。そして、ばね105は、これら両端側ばね保持部108,108と中央側ばね保持部109との間に挟持されており、ばね105の両端部がころ103をロック方向に押圧している。
特開2002−295522
このような一方向クラッチ100では、ロック状態が開放されて空転状態に移る際、ころ103はくさび空間の広い方向へ押し出される。このころ103の動作は、通常ばね105によって制御されるが、ころ103の勢いによっては、ころ103は図5の一点鎖線で示される位置まで移動し、クラッチ外輪101の内周面101aとクラッチ内輪102のカム面102aの境界部102bとの間に挟まれてくさび作用を生み出し、ころ103の回転が拘束される可能性があった。また、ころ103が拘束された状態ではクラッチ外輪101ところ103との間に滑りが生じ、磨耗や発熱などの不具合を引き起こすといった問題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、一方向クラッチの空転状態において、ころが拘束されず、一方向クラッチの滑らかな空転性能を実現し、長寿命を図ることができるクラッチ内蔵型プーリユニットを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) スリーブ部材と、
該スリーブ部材の径方向外側に該スリーブ部材と同芯に設けられるプーリ部材と、
円環状軌道面とカム面の一方を外周面に有するクラッチ内輪と、前記円環状軌道面と前記カム面の他方を内周面に有するクラッチ外輪と、前記クラッチ内輪とクラッチ外輪間に設けられた複数のころと、前記ころを個々に収容する複数のポケットを有する保持器と、該保持器に固定されると共に前記ころをロック方向に弾性的に押圧するばねとを備えた一方向クラッチと、
前記一方向クラッチの軸方向側方に設けられ、前記スリーブ部材と前記プーリ部材とを相対回転可能に支持する転がり軸受と、
を備え、
前記クラッチ内輪と前記クラッチ外輪の一方が他方に対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、前記一方向クラッチはロック状態となり駆動力を伝達し、前記クラッチ内輪と前記クラッチ外輪の他方の駆動力が一方の駆動力より増加したとき、前記一方向クラッチは空転状態となり駆動力の伝達を遮断するクラッチ内蔵型プーリユニットであって、
前記保持器は、円環状の一対のリム部と、該一対のリム部を連結する複数の柱部と、前記柱部の軸方向中央部において径方向外方に延び、前記ばねを保持するばね保持部とを備え、前記ばね保持部は、前記柱部の円周方向における先端部から径方向外方に伸びるストッパー面を有し、
前記一方向クラッチの空転状態において、前記ころが前記ばねの付勢力に抗して前記保持器に向けて円周方向に移動したとき、前記ころは前記保持器のストッパー面と当接可能とし、円周方向における前記カム面の境界部との当接を防止することを特徴とするクラッチ内蔵型プーリユニット。
(2) 前記保持器は、前記柱部の先端部が前記カム面の境界部から円周方向に突出しないように装着されていることを特徴とする(1)に記載のクラッチ内蔵型プーリユニット。
(3) 前記クラッチ内輪は前記スリーブ部材に一体に形成されていることを特徴とする(1)又は(2)に記載のクラッチ内蔵型プーリユニット。
(4) 前記クラッチ外輪は前記プーリ部材に一体に形成されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のクラッチ内蔵型プーリユニット。
本発明のクラッチ内蔵型プーリユニットによれば、一方向クラッチの空転状態において、ころがばねの付勢力に抗して保持器に向けて円周方向に移動したとき、ころは保持器のストッパー面と当接可能とし、円周方向におけるカム面の境界部との当接を防止している。これにより、ころが拘束されず、一方向クラッチの滑らかな空転性能を実現し、クラッチ内蔵型プーリユニットの長寿命を図ることができる。
以下、本発明に係るクラッチ内蔵型プーリユニットの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るクラッチ内蔵型プーリユニットの縦断面図であり、図2は、図1のA−A線に沿ったクラッチ内蔵型プーリユニットに組み込まれる一方向クラッチの断面図である。また、図3は、一方向クラッチの保持器を示す斜視図である。
図1に示すように、プーリユニット10は、内周面に雌ねじ11aが形成され、オルタネータ等の自動車用補機の回転軸(図示せず)が螺合して固定されるスリーブ部材11を備えており、スリーブ部材11は回転軸と共に回転する。また、プーリユニット10は、スリーブ部材11の径方向外側にスリーブ部材11と同芯に配設され、外周面にベルト溝12aが形成されたプーリ部材12を備える。クランク軸(図示せず)に設けられた駆動プーリ(図示せず)とプーリ部材12との間には、無端ベルト(図示せず)が巻き掛けられており、エンジンの駆動力を無端ベルトを介してプーリ部材12に伝達する。
そして、スリーブ部材11の外周面11bとプーリ部材12の内周面12bとの間には、一方向クラッチ13が設けられる。また、一方向クラッチ13の軸方向両側で、スリーブ部材11の軸方向両端部における外周面11cとプーリ部材12の内周面12bとの間には、一対の転がり軸受14が設けられている。一対の転がり軸受14は、例えば、深溝玉軸受であって、プーリ部材12に加わるラジアル荷重を支承しつつ、スリーブ部材11とプーリ部材12とを相対回転可能に支持する。
一方向クラッチ13は、スリーブ部材11の外周面11bに外嵌固定されるクラッチ内輪15と、プーリ部材12の内周面12bに内嵌固定されるクラッチ外輪16とを有する。図2に示すように、クラッチ内輪15の外周面15aには、凹部からなる複数のカム面15bが円周方向に所定の間隔で形成されている。即ち、クラッチ内輪15の外周面15aは、カム面15bと、隣接するカム面15b間に設けられた断面円弧状の面15cとによって構成している。一方、クラッチ外輪16の内周面16aは円環状軌道面を構成している。そして、クラッチ内輪15のカム面15bとクラッチ外輪16の円環状軌道面との間に形成されるくさび空間には、複数のころ17が配設されている。
また、一方向クラッチ13は、クラッチ外輪16の内周面16aとクラッチ内輪15の外周面15aとの間に、ころ17を個別に収容する複数のポケットを有し、各ころ17を転動および円周方向に若干の変位自在に支持する保持器18と、保持器18に固定され、ころ17をロック方向に弾性的に押圧するばね19とを有する。
図2,3に示されるように、保持器18は、それぞれ円環状の一対のリム部20,20と、リム部20,20の内側面内周縁寄り部分同士を連結する複数の柱部21,21とを備える。複数のポケットは、リム部20,20の内側面と各柱部21,21の側面とにより囲まれた部分に構成される。また、リム部20,20のうちの一方の内周面には、凸部22が径方向内方に突出して形成されており、この凸部22をクラッチ内輪15の外周面15aに形成された凹部に係合させる事により、保持器18をクラッチ内輪15に対して相対回転不能に装着している。
さらに、リム部20,20の内側面で、円周方向において各柱部21,21と整合する部分には、それぞれ両端側ばね保持部23,23を、各柱部21,21の外周面側から径方向外方に突出する状態で形成している。これに対して、柱部21,21の軸方向中央部には、それぞれ中央側ばね保持部24を、柱部21,21の外周側面から径方向外方に突出する状態で形成している。この様な両端側ばね保持部23,23と、中央側ばね保持部24とは、円周方向に少しずらした状態で配置されており、ばね19は両端側ばね保持部23,23の円周方向一側面と、中央側ばね保持部24の円周方向他側面との間に挟持されている。
この挟持されたばね19は、その両端部を折り曲げることで押圧部19aを構成しており、押圧部19aにより各ころ17をロック方向、即ち、カム面15bの溝の浅い側に向けて押圧している。
保持器18の凸部22をクラッチ内輪15の外周面15aの凹部と係合する事で、保持器18は、柱部21が断面円弧状の面15cと対向した位置で、クラッチ内輪15に装着される。このとき、柱部21の円周方向における先端部25は、溝が深い側におけるカム面15bと断面円弧上の面15cとの境界であるカム面15bの境界部15dから円周方向に突出しない位置に配されている。また、中央部ばね保持部24の円周方向一側面は、柱部21の先端部25から径方向外方に連続して伸びており、ころ17がばね19の付勢力に抗して保持器18に向けて円周方向に移動したとき、ころ17が当接可能なストッパー面24aを構成している。
このように構成された一方向クラッチ13は、エンジンの駆動軸等からベルトを介してプーリ部材12に駆動力が伝達され、クラッチ外輪16が矢印B方向に回転する。更に、これに伴ってころ17もくさび空間内を矢印B方向へ、即ち、カム面15bの溝の浅い側へ移動し、くさび作用によってクラッチ外輪16の内周面16aとカム面15bとの間に噛み込まれる。そして、クラッチ外輪16とクラッチ内輪15とを実質的にロック状態とし、プーリ部材12の駆動力をクラッチ内輪15に伝達する。また、該駆動力は、スリーブ部材11を介して回転軸に伝達される。
また、エンジンの回転変動やクラッチ内輪側の大きな慣性モーメント等により、クラッチ内輪15の駆動力がクラッチ外輪16の駆動力よりも増加した状態、即ち、クラッチ外輪16がクラッチ内輪15に対して矢印C方向に相対的に回転した状態では、ころ17はくさび空間内を矢印C方向へ、即ち、カム面15bの溝の深い側へ移動してクラッチ外輪16の内周面16aとカム面15bとによる噛み込みが解除される。これにより、一方向クラッチ13が空転状態となり、駆動力の伝達が遮断され、回転変動の差によるベルトのばたつきや異音を防止することができる。
ここで、中央部ばね保持部24のストッパー面24aは、図6に示した従来の保持器104よりも円周方向において保持器18の先端部側に位置しているので、一方向クラッチ13の空転状態において、ころ17の勢いによってころ17がばね19の付勢力に抗して矢印Cの方向に移動したとしても、ころ17は中央部ばね保持部24のストッパー面24aと当接する。これにより、ころ17がさらに矢印C方向に移動してカム面15bの境界部15dと当接することが防止されており、ころ17がこの境界部15dとクラッチ外輪16の円環状軌道面との間に拘束されるのを防止することができる。
従って、本実施形態のクラッチ内蔵型プーリユニット10によれば、一方向クラッチ13の空転状態において、ころ17がばね19の付勢力に抗して保持器18に向けて円周方向に移動したとき、ころ17は保持器18との当接を可能とし、円周方向におけるカム面15bの境界部15dとの当接を防止することができる。これにより、ころ17が拘束されず、一方向クラッチ13の滑らかな空転性能を実現し、クラッチ内蔵型プーリユニット10の長寿命を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るクラッチ内蔵型プーリユニットについて図4を参照して説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号の付し、説明を省略或いは簡略化する。
図4に示された保持器30は、第1実施形態と同様に、柱部21の軸方向中央部に中央ばね保持部31を有しており、柱部21の先端側である中央ばね保持部31の一側面にはころが当接可能なストッパー面31aが設けられている。そして、中央ばね保持部31には、ストッパー面31aの中央部を切り欠いて径方向外側に開口したグリース溜り32が形成されている。したがって、図4の中央ばね保持部31の一側面を柱部21の先端部25から径方向外方に連続して伸ばすことでストッパー面31aを構成し、さらに、円周方向に肉厚に構成された中央ばね保持部31の一部を切り欠いてグリース溜り32を構成することで、一方向クラッチの空転状態におけるころの拘束を防止することができると共に、ころの潤滑性能を向上している。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本実施形態においては、カム面は、クラッチ内輪の外周面に形成されたものとして説明したが、これに限定されるものではなく、クラッチ外輪の内周面にカム面を形成し、クラッチ内輪の円環状軌道面との間に複数のころを配設した一方向クラッチにおいても適用することができる。
また、プーリユニットに組み込まれる一方向クラッチにおいて、クラッチ外輪はプーリ部材と一体として形成してもよく、更にクラッチ内輪もスリーブ部材と一体として形成するようにしてもよい。
さらに、スリーブ部材は、本実施形態のように補機の回転軸と別体であってもよく、或いは一体として回転軸により構成されてもよい。
また、本実施形態では、クラッチ内蔵型プーリユニットはオルタネータの回転軸と従動プーリ間に装着されたが、スタータの回転軸とプーリとの間に装着されてもよく、この場合には、クラッチ内輪がクラッチ外輪に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、内径側部材と外径側部材との間で駆動力の伝達が自在となる。
さらに、本実施形態では、一方向クラッチのばねとして板ばねを使用したが、コイルばね等が使用されてもよい。
本発明の第1実施形態に係るクラッチ内蔵型プーリユニットの縦断面図である。 図1のA−A線に沿ったクラッチ内蔵型プーリユニットに組み込まれる一方向クラッチの断面図である。 一方向クラッチの保持器を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るクラッチ内蔵型プーリユニットの一方向クラッチの保持器を示す斜視図である。 従来のクラッチ内蔵型プーリユニットに組み込まれる一方向クラッチの断面図である。 従来の一方向クラッチの保持器を示す斜視図である。
符号の説明
10 プーリユニット
13 一方向クラッチ
14 転がり軸受
15 クラッチ内輪
15a クラッチ内輪の外周面
15b カム面
15d カム面の境界部
16 クラッチ外輪
16a クラッチ外輪の内周面
17 ころ
18,30 保持器
19 ばね
20 リム部
21 柱部
23 両端側ばね保持部
24,31 中央側ばね保持部
24a,31a ストッパー面
25 柱部の先端部
32 グリース溜り

Claims (4)

  1. スリーブ部材と、
    該スリーブ部材の径方向外側に該スリーブ部材と同芯に設けられるプーリ部材と、
    円環状軌道面とカム面の一方を外周面に有するクラッチ内輪と、前記円環状軌道面と前記カム面の他方を内周面に有するクラッチ外輪と、前記クラッチ内輪とクラッチ外輪間に設けられた複数のころと、前記ころを個々に収容する複数のポケットを有する保持器と、該保持器に固定されると共に前記ころをロック方向に弾性的に押圧するばねとを備えた一方向クラッチと、
    前記一方向クラッチの軸方向側方に設けられ、前記スリーブ部材と前記プーリ部材とを相対回転可能に支持する転がり軸受と、
    を備え、
    前記クラッチ内輪と前記クラッチ外輪の一方が他方に対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、前記一方向クラッチはロック状態となり駆動力を伝達し、前記クラッチ内輪と前記クラッチ外輪の他方の駆動力が一方の駆動力より増加したとき、前記一方向クラッチは空転状態となり駆動力の伝達を遮断するクラッチ内蔵型プーリユニットであって、
    前記保持器は、円環状の一対のリム部と、該一対のリム部を連結する複数の柱部と、前記柱部の軸方向中央部において径方向外方に延び、前記ばねを保持するばね保持部とを備え、前記ばね保持部は、前記柱部の円周方向における先端部から径方向外方に連続して伸びるストッパー面を有し、
    前記一方向クラッチの空転状態において、前記ころが前記ばねの付勢力に抗して前記保持器に向けて円周方向に移動したとき、前記ころは前記保持器のストッパー面と当接可能とし、円周方向における前記カム面の境界部との当接を防止することを特徴とするクラッチ内蔵型プーリユニット。
  2. 前記保持器は、前記柱部の先端部が前記カム面の境界部から円周方向に突出しないように装着されていることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ内蔵型プーリユニット。
  3. 前記クラッチ内輪は前記スリーブ部材に一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクラッチ内蔵型プーリユニット。
  4. 前記クラッチ外輪は前記プーリ部材に一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクラッチ内蔵型プーリユニット。
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