JP2005299825A - 一方向クラッチおよび一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents

一方向クラッチおよび一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ローラの転走面に潤滑剤を十分に供給することができ、クラッチ性能の良好な一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を提供することである。
【解決手段】 一方向クラッチ13において、ローラ19は、弾性体21が接触する部分の外径をローラ19の軌道径よりも小さくする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、一方向クラッチおよび一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に関し、より詳細には、自動車用補機であるスタータ、オルタネータ、クランクプーリ、コンプレッサや、エンジンアイドルストップ時の補機駆動用等として使用する一方向クラッチおよび一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に関する。
従来、自動車の駆動用エンジンを駆動源として、自動車に必要な発電を行うオルタネータ等の補機を駆動するためのプーリ装置として、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を使用することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、オルタネータに組み込まれる一方向クラッチ内蔵型プーリ装置では、クランク軸に固定された駆動プーリから駆動ベルトが掛け渡される従動プーリと、オルタネータの回転軸に固定されるスリーブとが設けられ、従動プーリとスリーブとの間に一方向クラッチ及び一対のサポート軸受が配置されている。
そして、従動プーリの回転角速度がオルタネータの回転軸の回転角速度より速い場合には、一方向クラッチのローラのくさび作用によって、従動プーリとスリーブとが相対回転不能(ロック状態)となり、エンジンの回転力がオルタネータの回転軸に伝達される。一方、従動プーリの回転角速度がオルタネータの回転軸の回転角速度より遅い場合には、従動プーリとスリーブとの相対回転が自在(オーバーラン状態)となる。従って、クランク軸の回転角速度が変動した場合でも、一方向クラッチの作用により、無端ベルトとプーリが擦れ合うことが防止され、鳴きと呼ばれる異音の発生や摩耗による無端ベルトの寿命低下を防止すると共に、オルタネータの発電効率が低下することを防止できる。
また、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に組み込まれる一方向クラッチとしては、図7に示されるようなものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この一方向クラッチ100は、外輪101の内周面に形成された複数の凹部101aにローラ102をそれぞれ配置し、回転軸103との間でのくさび作用によって、ロック状態とオーバーラン状態とを繰り返す。
各ローラ102は、保持器104に形成された複数のポケット内に収容されている。また、ロック状態を確実なものとし、且つ、オーバーラン状態におけるローラ102の動きを規制するため、ばね105はローラ102がくさび作用を発揮する方向、即ち係合する方向へローラ102を弾性的に押圧する。また、ばね105は、疲労破壊が生じにくいように、弾性片106,107の先端部に屈曲部106a,107aを形成している。
特開平7−317807号公報 特開2000−74099号公報(第2−3頁、第1図)
ところで、上述した一方向クラッチ100において、ばね105はローラ102と常に接触した状態のままなので、ばね105とローラ102との接触箇所では、ばね105の先端が潤滑剤を周囲に掻き揚げる。このため、ばね105の先端近傍のローラ102の転走面には潤滑剤が十分に供給されず、ローラ102の転走面に発熱や摩耗が生じる可能性があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ローラの転走面に潤滑剤を十分に供給することができ、クラッチ性能の良好な一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)本発明の一方向クラッチによれば、内側部材と、該内側部材の周囲に該内側部材と同芯に配置された外側部材と、前記内側部材の外周面と前記外側部材の内周面との間に設けられ、これら両周面と転接可能な転走面を有する複数のローラと、該ローラを個々に収容する複数のポケットを有する保持器と、前記ローラを前記両周面に対して係合する方向に弾性的に押圧する弾性体とを備え、前記内側部材と前記外側部材とが所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ前記ローラを前記各周面と係合させて回転力の伝達を自在とし、
前記ローラは、前記弾性体が接触する部分の外径を、前記ローラの軌道径よりも小さくしたことを特徴とする。
(2)(1)の一方向クラッチにおいて、前記弾性体は、前記ローラの面取り部と接触することを特徴とする。
(3)(1)の一方向クラッチにおいて、前記弾性体は、前記ローラのクラウニング部と接触することを特徴とする。
(4)本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置によれば、(1)〜(3)のいずれかに記載の一方向クラッチが組み込まれたことを特徴とする。
本発明の一方向クラッチおよび一方向クラッチ内蔵型プーリ装置によれば、ローラは、弾性体が接触する部分の外径をローラの転走面の外径よりも小さくしたので、ローラの転走面に潤滑剤を十分に供給することができ、良好なクラッチ性能を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る一方向クラッチおよび一方向クラッチ内蔵型プーリ装置について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態である一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図であり、図2は図1のII−II線に沿った一方向クラッチの断面図であり、図3は、一方向クラッチのローラが弾性体に付勢された状態を示す上面図である。
図1に示すように、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10は、オルタネータ等の補機の回転軸(図示せず)に螺合して固定自在なスリーブ11と、スリーブ11の径方向外側にスリーブ11と同芯に配設され、外周面にベルト溝12aが形成されたプーリ12とを備える。ベルト溝12aには、エンジンのクランク軸に固定された駆動プーリ(図示せず)に懸架された駆動ベルト(図示せず)が掛け渡される。
また、スリーブ11の軸方向中間部における外周面とプーリ12の軸方向中間部における内周面との間には、一方向クラッチ13が配置されており、スリーブ11の軸方向両端部における外周面とプーリ12の軸方向両端部における内周面との間には、一方向クラッチ13を狭持するように一対のサポート軸受14が配置されている。サポート軸受14としては、深溝玉軸受が使用されており、プーリ12に加わるラジアル荷重を支承しつつ、スリーブ11とプーリ12とを相対回転可能に支持する。
図1及び図2に示されるように、一方向クラッチ13は、スリーブ11の外周面に圧入固定され、回転軸と共に回転する内側部材である内輪15と、プーリ12の内周面に圧入固定されると共に、内輪15の周囲に内輪15と同芯に配置された筒状の外側部材である外輪16とを有する。内輪15の外周面は、円周方向において等間隔に形成された複数の凹部17を有するカム面をなしており、外輪16の内周面である円筒面18と内輪15の外周面である各凹部17との間に、均一なくさび空間がそれぞれ形成されている。そして、各くさび空間には、複数のローラ19が回動自在に設けられている。
また、一方向クラッチ13は、各ローラ19を個別に収容する複数のポケットを有する保持器20と、各ローラ19を外輪16の円筒面18と内輪15の凹部17に対して係合する方向に弾性的に押圧する弾性体であるばね21とを有している。図3に示すように、保持器20は、円環状の一対のリム部22と、一対のリム部22を連結する複数の柱部23とを備えている。
さらに、一対のリム部22の内側面で円周方向において各柱部23と整合する部分には、第1のばね保持部24が各柱部23の外周面側から径方向外方に突出する状態で形成されている。これに対して、各柱部23の軸方向中央部には、第2のばね保持部25が各柱部23の外周面側から径方向外方に突出する状態で形成されている。このような第1のばね保持部24と第2のばね保持部25は、円周方向に少しずらした状態で配置されており、ばね21は第1のばね保持部24の円周方向一側面と、第2のばね保持部25の円周方向他側面との間に挟持される。この挟持されたばね21は、その両端部を折り曲げることで弾性片26,27を構成しており、さらに、弾性片26,27の先端部を折り曲げることで押圧部26a,27aを構成している。
また、ローラ19の軸方向両端部は、その外周面において外輪16の円筒面18と内輪15の凹部17と転接する転走面19a,19bを構成すると共に、ローラ19の軸方向中間部は、その外周面においてばね21の押圧部26a,27aと接触するばね接触面19cを構成する。ばね接触面19cを構成する軸方向中間部の外径は、転走面19a,19bを構成する軸方向両端部の外径(ローラ19の軌道径)よりも小径で、対向する外輪16の円筒面18及び内輪15の凹部17と接触しないように形成されている。
このように構成された一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10は、プーリ12の回転角速度が回転軸の回転角速度より速い場合、即ち、外輪16が内輪15に対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合には、ローラ19は外輪16の内周面から受ける力とばね21の弾性力とに基づき、凹部17が浅くなった側、即ち、くさび空間の幅の狭い側でくさび状に食い込み、外輪16と内輪15との間で各ローラ19が係合する。これにより、プーリ12とスリーブ11とが相対回転不能(ロック状態)となり、エンジンの回転力が回転軸に伝達される。一方、プーリ12の回転角速度が回転軸の回転角速度より遅い場合には、ローラ19は外輪16の内周面から受ける力に基づき、ばね21の弾性力に抗して、凹部が深くなった側、即ち、くさび空間の幅の広い側に変位し、ローラ19の係合が解除されて、プーリ12とスリーブ11との相対回転が自在(オーバーラン状態)となる。
ここで、本実施形態の一方向クラッチ13及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10では、ばね21の押圧部26a,27aが接触するばね接触面19cを構成するローラ19の軸方向中間部の外径を、ローラ19の軌道径よりも小さくしたので、ばね接触面19cは、ローラ19が回転しても外輪16の円周面18や内輪15の凹部17と接触しない。従って、ばね21の押圧部26a,27aによって潤滑剤が掻き揚げられて、ばね接触面19cの油膜が薄くなっても、対向する外輪16の円筒面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じることがない。また、転走面19a,19bは、ばね21と接触することがなく油膜が十分に確保されるので、ローラ19の転走面19a,19bや転走面19a,19bと接触する外輪16の円周面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じるのを抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置について図4を参照して説明する。なお、本実施形態の一方向クラッチ30は、保持器31、弾性体であるばね32及びローラ33の形状において、第1実施形態のものと異なる。その他の部分については第1実施形態のものと同等であるので、第1実施形態と同等部分については、同一の符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の一方向クラッチ30の保持器31では、一対のリム部34の内側面で円周方向において各柱部35と整合する部分に形成された第1のばね保持部36が、各柱部35の軸方向長さに亘って、各柱部35の外周面側から径方向外方に突出している。また、各柱部35の軸方向中央部に形成される第2のばね保持部37も、各柱部35の外周面側から径方向外方に突出する。第1のばね保持部36と第2のばね保持部37は、円周方向に少しずらした状態で配置されており、ばね32は第1のばね保持部36の円周方向一側面と、第2のばね保持部37の円周方向他側面との間に挟持される。この挟持されたばね32は、その両端部を湾曲させることで押圧部32a,32bを構成している。
また、ローラ33の軸方向中間部は、その外周面において外輪16の円筒面18と内輪15の凹部17と転接する転走面33aを構成すると共に、ローラ33の軸方向両端部は、その外周面においてばね32の押圧部32a,32bと接触するばね接触面33b,33cを構成する。ばね接触面33b,33cを構成する軸方向両端部は、転走面33aの両端から丸面取りが施された面取り部であり、この面取り部の外径は、転走面33aを構成する軸方向中間部の外径(ローラ33の軌道径)よりも小径で、対向する外輪16の円筒面18及び内輪15の凹部17と接触しないように形成されている。
従って、本実施形態の一方向クラッチ30及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置では、ばね32の押圧部32a,32bが接触するばね接触面33b,33cを構成する軸方向両端部(面取り部)の外径を、ローラ33の軌道径よりも小さくしたので、ばね接触面33b,33cは、ローラ33が回転しても外輪16の円周面18や内輪15の凹部17と接触しない。従って、ばね32の押圧部32a,32bによって潤滑剤が掻き揚げられて、ばね接触面33b,33cの油膜が薄くなっても、対向する外輪16の円筒面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じることがない。また、転走面33aは、ばね32と接触することがなく油膜が十分に確保されるので、ローラ33の転走面33aや転走面33aと接触する外輪16の円周面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じるのを抑制できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置について図5を参照して説明する。なお、本実施形態の一方向クラッチ40は、ローラ41の形状において、第2実施形態のものと異なる。その他の部分については第2実施形態のものと同等であるので、第2実施形態と同等部分については、同一の符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の一方向クラッチ40において、ローラ41の軸方向中間部は、その外周面において外輪16の円筒面18と内輪15の凹部17と転接する転走面41aを構成すると共に、ローラ41の軸方向両端部は、その外周面においてばね32の押圧部32a,32bと接触するばね接触面41b,41cを構成する。ばね接触面41b,41cを構成する軸方向両端部は、転走面41aの両端からクラウニング処理が施されたクラウニング部であり、このクラウニング部の外径は、転走面41aを構成する軸方向中間部の外径(ローラ41の軌道径)よりも小径で、対向する外輪16の円筒面18及び内輪15の凹部17と接触しないように形成されている。
従って、本実施形態の一方向クラッチ40及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置では、ばね32の押圧部32a,32bが接触するばね接触面41b,41cを構成する軸方向両端部(クラウニング部)の外径を、ローラ41の軌道径よりも小さくしたので、ばね接触面41b,41cは、ローラ41が回転しても外輪16の円周面18や内輪15の凹部17と接触しない。従って、ばね32の押圧部32a,32bによって潤滑剤が掻き揚げられて、ばね接触面41b,41cの油膜が薄くなっても、対向する外輪16の円筒面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じることがない。また、転走面41aは、ばね32と接触することがなく油膜が十分に確保されるので、ローラ41の転走面41aや転走面41aと接触する外輪16の円周面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じるのを抑制できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置について図6を参照して説明する。なお、本実施形態の一方向クラッチ50は、ローラ51の形状において、第2実施形態のものと異なる。その他の部分については第2実施形態のものと同等であるので、第2実施形態と同等部分については、同一の符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の一方向クラッチ50において、ローラ51の軸方向中間部は、その外周面において外輪16の円筒面18と内輪15の凹部17と転接する転走面51aを構成すると共に、ローラ51の軸方向両端部は、その外周面においてばね32の押圧部32a,32bと接触するばね接触面51b,51cを構成する。ばね接触面51b,51cを構成する軸方向両端部の外径は、転走面51aを構成する軸方向中間部の外径(ローラ51の軌道径)よりも小さい一様な径寸法であり、対向する外輪16の円筒面18及び内輪15の凹部17と接触しないように形成されている。
従って、本実施形態の一方向クラッチ50及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置では、ばね32の押圧部32a,32bが接触するばね接触面51b,51cを構成する軸方向両端部の外径を、ローラ51の軌道径よりも小さくしたので、ばね接触面51b,51cは、ローラ51が回転しても外輪16の円周面18や内輪15の凹部17と接触しない。従って、ばね32の押圧部32a,32bによって潤滑剤が掻き揚げられて、ばね接触面51b,51cの油膜が薄くなっても、対向する外輪16の円筒面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じることがない。また、転走面51aは、ばね32と接触することがなく油膜が十分に確保されるので、ローラ51の転走面51aや転走面51aと接触する外輪16の円周面18や内輪15の凹部17に発熱や摩耗が生じるのを抑制できる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明において、一方向クラッチの軸方向両側に配置されたサポート軸受は、深溝玉軸受以外の形式の転がり軸受であってもよい。
本実施形態では、ローラクラッチ内蔵型プーリ装置はオルタネータの回転軸と従動プーリ間に装着されたが、スタータのプーリと回転軸間に装着されてもよく、この場合には、内輪の外周面を円筒面とし、外輪の内周面にカム面を形成し、内輪が外輪に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、内輪と外輪との間で回転力の伝達が自在となる。
また、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置がエンジンアイドルストップ機構の補機駆動用として適用される場合には、エンジン停止時にコンプレッサ等の補機を専用のモータにて駆動するため、エンジンの回転変動は受けないが、補機駆動用モータから発生する回転変動を受ける。
また、本実施形態では、内側部材は内輪によって構成されたが、スリーブ或いは回転軸によって構成されてもよく、また、外側部材もプーリによって構成されてもよい。
ばねは、押圧部がローラの転走面と異なる部分の外周面と当接し、ローラと係合する方向に押圧されるものであれば、任意な形状に設計することができる。
また、本実施形態では、ばねを第1のばね保持部と第2のばね保持部とで挟持するようにして保持器に固定されたが、保持器への固定の仕方も任意に設計することができる。
本発明の第1実施形態における一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 図1のII−II線に沿った一方向クラッチの断面図である。 第1実施形態の一方向クラッチのローラが弾性体に付勢された状態を示す上面図である。 本発明の第2実施形態の一方向クラッチのローラが弾性体に付勢された状態を示す上面図である。 本発明の第3実施形態の一方向クラッチのローラが弾性体に付勢された状態を示す上面図である。 本発明の第4実施形態の一方向クラッチのローラが弾性体に付勢された状態を示す上面図である。 従来の一方向クラッチを示す図である。
符号の説明
10 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
11 スリーブ
12 プーリ
12a ベルト溝
13,30,40,50 一方向クラッチ
14 サポート軸受
15 内輪
16 外輪
19,33,41,51 ローラ
19a,19b,33a,41a,51a 転走面
19c,33b,33c,41b,41c,51b,51c ばね接触面
20,31 保持器
21,32 ばね(弾性体)

Claims (4)

  1. 内側部材と、該内側部材の周囲に該内側部材と同芯に配置された外側部材と、前記内側部材の外周面と前記外側部材の内周面との間に設けられ、これら両周面と転接可能な転走面を有する複数のローラと、該ローラを個々に収容する複数のポケットを有する保持器と、前記ローラを前記両周面に対して係合する方向に弾性的に押圧する弾性体とを備え、前記内側部材と前記外側部材とが所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ前記ローラを前記各周面と係合させて回転力の伝達を自在とする一方向クラッチであって、
    前記ローラは、前記弾性体が接触する部分の外径を前記ローラの軌道径よりも小さくしたことを特徴とする一方向クラッチ。
  2. 前記弾性体は、前記ローラの面取り部と接触することを特徴とする請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 前記弾性体は、前記ローラのクラウニングと接触することを特徴とする請求項1に記載の一方向クラッチ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の一方向クラッチが組み込まれたことを特徴とする一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
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