JP4274338B2 - 放出容器用カバー体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製容器と嵌合するかたちで用いられる合成樹脂製の放出容器用カバー体(以下「合成樹脂製カバー体」という。)に関し、特に、合成樹脂製カバー体の嵌合部の押圧分離操作部側を金属製容器から外れやすい態様にして、合成樹脂製カバー体を金属製容器から容易に取り外すことができるようにしたものである。
【0002】
一般に、エアゾール容器や、流入弁および吐出し弁を用いた蓄圧式容器などの放出容器では、合成樹脂製のカバー体を、金属製容器に強く嵌合させ、使用中に合成樹脂製カバー体が金属製容器から外れることがないようにしている。
【0003】
その一方で、環境保護や資源の有効利用のために、内容物を使い終わった空のエアゾール容器などを処分するときにはその素材ごとに、例えば金属、合成樹脂等に分別回収して個々に廃棄し、またこれらを再利用することが望まれており、本発明はこのような要請により適格に応えるものである。
【0004】
【従来の技術】
図6は、従来の、内容物を使い終わった後の金属製容器と合成樹脂製カバー体とを分別廃棄できるようにしたエアゾール容器を示す説明図である。
【0005】
図6において、(a)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの状態を示す説明図である。
【0006】
ここで、40は合成樹脂製カバー体、41は合成樹脂製カバー体の外側筒状部、41aは外側筒状部41に形成した分離具挿入用孔部、42は合成樹脂製カバー体の内側筒状部、42aは内側筒状部42の内面に形成した周方向嵌合部、43はノズル、44は操作釦、50は金属製容器、50aは金属製容器50の肩部、50bは金属製容器50のマウンテンキャップ、50cはマウンテンキャップ50bの外側凹部、52はステム、60はドライバー、60aはドライバー60の先端部をそれぞれ示している。
【0007】
図6(a)に示すように、合成樹脂製カバー体40を金属製容器50に取り付けると、内側筒状部42に形成した周方向嵌合部42aがマウンテンキャップ50bの外側凹部50cに強く嵌合し、合成樹脂製カバー体40が金属製容器50から外れることはない。
【0008】
なお、この状態で操作釦44を下に押すと、ステム52が押し下げられ、内容物放出機構(図示省略)の作用により金属製容器50内の内容物がノズル43から放出する。
【0009】
図6(b)に示すように、内容物を使い切った後に合成樹脂製カバー体40を金属製容器50から分離する際には、分離具挿入用孔部41aにドライバー60などを挿入してその先端部60aを金属製容器50の肩部50aに強く当接し、ドライバー60を上方向に持ち上げるようにする。
【0010】
合成樹脂製カバー体40はドライバー60の先端部60aを支点にして図示の時計方向に回動するかたちで上動するため、周方向嵌合部42aはドライバー60を挿入した側の方から徐々にマウンテンキャップ50bに乗り上げ、周方向嵌合部42aとマウンテンキャップ50bの外側凹部50cとの嵌合が解除されて合成樹脂製カバー体40を金属製容器50から取り外すことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の方法では、ドライバーなどを用いて合成樹脂製カバー体と金属製容器を分離するようにしているので、このような分離具をわざわざ用意しなければならず、面倒であるという問題点があった。
【0012】
また、ドライバーの先端部と金属製容器の肩部との当接によってここを支点にして合成樹脂製カバー体を上動するようにしているが、金属製容器の肩部が滑りやすく両者が確実に当接しにくいので操作性が悪く、外す手間がかかるという問題点があった。
【0013】
そこで、本発明では、金属製容器に対応する合成樹脂製カバー体の嵌合部を、押圧分離操作部側から傾斜するスロープ状部分とこれに続く本体部分とからなる態様で可動片部の内面に形成したり、金属製容器と一体化する筒状部の押圧分離操作部に対応する部分を欠落するなどして、合成樹脂製カバー体と金属製容器との嵌合状態を押圧分離操作部側で外れやすい態様にし、分離具等を用いることなしに両者を簡単に分離できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明はこの課題を次のようにして解決する。
(1)嵌合作用により金属製容器(例えば後述の金属製容器50)と一体化する複数の可動片部(例えば後述の可動片部14)を備えた合成樹脂製で筒状の放出容器用カバー体(例えば後述の合成樹脂製カバー体10)において、
前記可動片部の内面のカバー体周方向部分に、前記金属製容器の周方向凹状部(例えば後述の外側凹部50c)に対応した突状嵌合部(例えば後述の可動突状部15)が形成され、
前記突状嵌合部は、
カバー体外周面の押圧分離操作部(例えば後述の押圧分離操作部11a)に近い方の第1の端部(例えば後述の押圧分離操作部側端部15e)を持つ下側境界線(例えば後述の下側境界線15d)と、当該押圧分離操作部に近い方で、かつ当該第1の端部よりも当該押圧分離操作部から遠い位置の第2の端部(例えば後述の押圧分離操作部側端部15c)を持つ上側境界線(例えば後述の上側境界線15b)と、当該第1の端部および当該第2の端部を結ぶ形の中間境界線(例えば後述の中間境界線15h)と、のそれぞれから少なくともなる縁部分を有して、
当該押圧分離操作部に近いスロープ状部分(例えば後述の押圧分離操作部側傾斜面15i)と、これに続く部分で当該押圧分離操作部から遠い山部分(例えば後述の山部分15a)とを含み、
前記スロープ状部分は少なくとも、
前記山部分から前記中間境界線に下っていく面部分を備える。
(2)前記(1)において、キャップ(例えば後述のキャップ30)を取り付けたときには当該キャップの押圧作用に基づいて前記可動片部が前記金属製容器の方に変位することにより両者が強く嵌合し、また、前記キャップを前記放出容器用カバー体から取り外したときには前記可動片部の復帰動作によってこの強い嵌合状態を解除する。
(3)前記(2)において、前記可動片部を形成した内側筒状部(例えば後述の内側筒状部12)と、その回りの外側筒状部(例えば後述の外側筒状部11)とを備え、前記内側筒状部と前記外側筒状部との間にキャップ取り付け用の凹部(例えば後述の凹部16)を有するようにする。
(4)嵌合作用により金属製容器(例えば後述の金属製容器50)と一体化する筒状部(例えば後述の内側筒状部22)を備えた合成樹脂製の放出容器用カバー体(例えば後述の合成樹脂製カバー体20)において、前記筒状部の内周面に、周方向嵌合部(例えば後述の周方向嵌合部23)を、前記金属製容器への押圧分離操作部(例えば後述の押圧分離操作部21a)に対応の周方向部分が欠落して、これに続くスロープ状端部(例えば後述のスロープ状端部23a)から始まる態様で形成し、前記内周面の、前記スロープ状端部の近くの前記周方向部分に、少なくとも前記押圧分離操作部の作動時に前記金属製容器と当接する上下方向のリブ状部(例えば後述のリブ状部22a)を形成する。
【0015】
本発明は、前記(1)のように、合成樹脂製カバー体と金属製容器との押圧分離操作時には、合成樹脂製カバー体の可動片部が金属製容器から離れる方向に移動して金属製容器との嵌合は解除されやすい状態となる。
【0016】
また嵌合部は押圧分離操作部に近い側から傾斜を開始するスロープ状部分を形成しているので、押圧分離操作時には合成樹脂製カバー体はこのスロープ状部分の傾斜開始側から外れ易い。
【0017】
また、前記(2)、(3)のように、キャップを合成樹脂製カバー体に取り付けると、キャップが合成樹脂製カバー体の可動片部に形成した嵌合部を容器本体側に押圧して合成樹脂製カバー体と金属製容器はより強く結合する。
【0018】
また、前記(4)のように、合成樹脂製カバー体と金属製容器との嵌合範囲は小さくなっている。さらに、押圧分離操作時には合成樹脂製カバー体のリブ状部が金属製容器に当接し、当該カバー体はこの部分で金属製容器から離れるかたちとなり、また、嵌合部の端部はスロープ状なので金属製容器から外れ易く、この部分がとっかかりとなって合成樹脂製カバー体が金属製容器から外れる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図5を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図3は内側筒状部に可動片部を設けた第1の合成樹脂製カバー体を示している。図1(a)は全体形状を示めす斜視図、図1(b)は底面図、図2は可動片部の詳細図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)のA−A’に沿った断面図を示している。また、図3(a)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、図3(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。また、図4及び図5は内側筒状部にリブ状部等を形成した第2の合成樹脂製カバー体を示しており、図4(a)は底面図、図4(b)は内側筒状部の周方向端部周辺を示す拡大図、図5(a)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図(図4(a)のB−B’に沿った断面図)、図5(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。
【0020】
図1乃至図3において、
10は可動片部を設けた第1の合成樹脂製カバー体、
11は外側筒状部、11aは外側筒状部に設けた押圧分離操作部、
12は内側筒状部、
13は内側筒状部の内周面に形成した固定突状部(金属製容器の周方向に対応の嵌合部に相当)、
14は内側筒状部に形成した可動片部、14aは可動片部の外面に形成した張出部、14bは内側筒状部と可動片部との間に形成したスリット、
15は可動片部に形成した可動突状部(金属製容器の周方向に対応の嵌合部に相当)、15aは可動突状部15の山部分、15bは可動突状部15の始まり部分を示す上側境界線、15cは上側境界線15bの端部、15dは可動突状部15の始まり部分を示す下側境界線、15eは下側境界線15dの端部、15fは山部分15aから可動突状部15の上側部分15bに下る上側傾斜面、15gは山部分15aから可動突状部15の下側境界線15dに下る下側傾斜面、15hは可動突状部の始まり部分を示す弧状の中間境界線、15iは山部分15aから弧状の中間境界線15hへ下る押圧分離操作部側傾斜面、
16は外側筒状部11と内側筒状部12との間のキャップ取り付け用の凹部、16aはキャップ取り付け用の凹部16の底面に形成した隙間、
18は操作釦、18aは孔部、
30はキャップ、30aはキャップ内周面に形成した凸部、
をそれぞれ示している。
なお、本体部分は15aなどであり、スロープ状部分は15iと、15fと15gのうち15iに隣接する部分である。
また、
は可動片部14の横方向の長さ、
は可動突状部15の下側部分15dの横方向の長さ、
は可動突状部15の上側部分15bの長さ、
は山部分15aの横方向の長さ、
は可動突状部15の縦方向の長さ、
は山部分15aの縦方向の長さ、
Hは山部分15aの高さ、
をそれぞれ示している。なお、他の参照番号については図6を援用する。
【0021】
図1(a)および(b)に示すように、第1の合成樹脂製カバー体10は外側筒状部11や内側筒状部12などからなり、これらの間にはキャップ取り付け用の凹部16が形成されている。
【0022】
内側筒状部12には、押圧分離操作部11aを挟む位置に2箇所の可動片部14と、押圧分離操作部11aに対向する位置に一箇所の固定突状部13を、内側筒状部12を3等分するかたちで設けている。
【0023】
可動片部14の両側にはスリット14bを形成し、キャップ取り付け用の凹部16の底面にはスリット14bにつながる隙間16aを形成しているので、可動片部14は外側から押圧されると内側方向に撓み、また逆に内側から力を受けると外側方向に撓む。
【0024】
それぞれの可動片部14の内側には、マウンテンキャップ50bの下側凹部50cと嵌合する可動突状部15を、押圧分離操作部11aとは反対側に山部分15aを形成し、押圧分離操作部11a側が低くなるような態様で設けている。
【0025】
図2(a)および(b)に示すように、可動突状部15の始まり部分を示す上側境界線15bは下側境界線15dよりも短く、上側境界線15bの端部15cと下側境界線15dの端部15eを結ぶかたちの弧状の中間境界線15hを形成している。
【0026】
さらに、可動突状部15は、その山部分15aから上側境界線15bに下る傾斜面15f、下側境界線15dに下る傾斜面15g、及び弧状の中間境界線15hに下る押圧分離操作側傾斜面15iを形成している変形体であり、可動突状部15は山部分15aから中間境界線15hに向かって低く、また下側境界線15dの端部15eに向かって細いかたちになっている。
【0027】
ここで、例えば、可動片部14の横方向の長さLは、8.0mm、可動突状部15の下側境界線15dの横方向の長さLは7.0mm、上側境界線15bの長さLは3.0mm、山部分15aの横方向の長さLは1.5mm、可動突状部15の縦方向の幅Wは1.6mm、山部分15aの縦方向の幅Wは0.6mm、山部分15aの高さHは0.4mmなどとする。
【0028】
合成樹脂製カバー体10を金属製容器50に取り付けると、固定突状部13や可動突状部15がマウンテンキャップ50bの下側凹部50cと嵌合する。なお、この状態で利用者が操作釦18を押すとステム52が押圧され、内容物放出機構(図示省略)の作用により、内容物が孔部18aから放出される。
【0029】
また、図3(a)に示すように、キャップ30はキャップ取り付け用の凹部16に入る態様で合成樹脂製カバー体10に装着し、その凸部30aが可動片部14の張出部14aを押圧して、可動突状部15の山部分15aはマウンテンキャップ50bの下側凹部50cに押し込まれるので、合成樹脂製カバー体10はより強固に金属製容器50と一体化する。
【0030】
内容物を使いきった後に合成樹脂製カバー体10を金属製容器50から分離するには、まず、キャップ30や操作釦18を外し、金属製容器50を片手で持ち、親指で合成樹脂製カバー体10の押圧分離操作部11aを斜め上方向に押圧する。(図1(b)参照)
【0031】
合成樹脂製カバー体10は固定突状部13を軸に回動するかたちで押圧分離操作部11a側から上動する。このとき、可動片部14は、マウンテンキャップ50bの外周面に押圧されて外側方向に撓み、可動突状部15とマウンテンキャップ50bの外側凹部50cとの嵌合状態は弱くなる。
【0032】
また、合成樹脂製カバー体10はその弧状の中間境界線15hがマウンテンキャップ50bに当接するようなかたちまで回動し、前述のように可動突状部15の下側境界線15dの端部15eが細く、低いので、まずこの部分がマウンテンキャップ50bに乗り上げる。
【0033】
そして、押圧分離操作部側傾斜面15iは弧状の中間境界線15hに向かって低くなっているので、合成樹脂製カバー体15をさらに上動していくと、可動突状部15はこの中間境界線15hに沿いながら徐々にマウンテンキャップ50bに乗り上げ、可動突状部15とマウンテンキャップ50bの外側凹部50cとの嵌合が解除され(図3(b)参照)、最終的に金属製容器50から外れる。
【0034】
図4及び図5において、
20は筒状部の内周面にリブ状部とスロープ状端部を形成した第2の合成樹脂製カバー体、
21は外側筒状部、21aは押圧分離操作部、
22は内側筒状部(金属製容器と一体化する筒状部に相当)、22aは周方向端部22aに形成したリブ状部、
23は内側筒状部の内周面に形成した周方向嵌合部、23aは周方向嵌合部23に形成したスロープ状端部、
24はノズル、
25は操作釦、
をそれぞれ示している。なお、他の参照番号については図6を援用する。
【0035】
図4及び図5に示すように、第2の合成樹脂製カバー体20はノズルや操作釦を一体成形したものであり、外側筒状部21には押圧分離操作部21aを設け、周方向嵌合部23の押圧分離操作部21a側を欠落している。
【0036】
また、内側筒状部22の周方向端部22a側から順にリブ状部22aと、周方向嵌合部23は押圧分離操作部21a側が低くなるようなかたちのスロープ状端部23aを形成している。(図4参照)
【0037】
図5(a)に示すように、合成樹脂製カバー体20を金属製容器50に取り付けると、当該カバー体20の周方向嵌合部23がマウンテンキャップ50bの外側凹部50cに嵌合し、両者は一体化する。このとき、内側筒状部22に形成したリブ状部22aはマウンテンキャップ50bの外周面に当接し、ここから外側方向(マウンテンキャップ50bから離れる方向)の力を受ける。
【0038】
さらに、周方向嵌合部23は押圧分離操作部21aに対応の部分で欠落し、また、押圧分離操作部21a側でその高さが低くなるようなスロープ状端部23aを形成しているので、この部分では金属製容器50との嵌合が解除されやすい状態となっている。
【0039】
なお、この状態で利用者が操作釦25を押し下げると、内容物放出機構(図示省略)の作用により、内容物がノズル24から放出される。
【0040】
合成樹脂製カバー体20を金属製容器50から取り外すときには、金属製容器50を片手で持ち、合成樹脂製カバー体20の押圧分離操作部21aを上方向に持ち上げるようにすると合成樹脂製カバー体20を金属製容器50から簡単に取り外すことができる〔図4(a)参照〕。
【0041】
それは、
・前述のように、周方向嵌合部23は押圧分離操作部21a側でその嵌合が解除されやすい状態となっており、
・合成樹脂製カバー体20は、その一部のリブ状部22aがマウンテンキャップ50bの外周面に案内されながら上動し、
・押圧分離操作部21a側が低くなるように形成しているスロープ状端部23aがとっかかりとなって、
徐々に周方向嵌合部23がマウンテンキャップ50bに乗り上げ(図5(b)参照)ていくからである。
【0042】
なお、リブ状部22aは、少なくとも、合成樹脂製カバー体20の押圧分離操作時に金属製容器50に当接するように形成すればよい。また、周方向嵌合部23の押圧分離操作部21a側を欠落させるかどうかは任意である。さらに、外側筒状部21の押圧分離操作部21a側とリブ状部22aに対応の内側筒状部22を連結するようにしてもよい。
【0043】
可動片部を設けた第1の合成樹脂製カバー体10にノズルや操作釦を一体成形するようにしてもよく、第2の合成樹脂製カバー体20のノズルや操作釦を省略するかたちにしてもよいことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、このように、合成樹脂製カバー体と金属製容器との押圧分離操作時には、合成樹脂製カバー体の可動片部が金属製容器から離れる方向に移動して金属製容器との嵌合は解除されやすい状態となる。さらに、嵌合部は押圧分離操作部に近い側から傾斜を開始するスロープ状部分を形成しているので、この部分から嵌合が解除され易く、ドライバーなどの分離具を用いることなしに合成樹脂製カバー体を金属製容器から簡単に取り外すことができる。
【0045】
また、合成樹脂製カバー体と金属製容器との嵌合範囲を小さくしたり、筒状部にリブ状部やスロープ状端部を形成している。そのため押圧分離操作時の合成樹脂製カバー体はそのリブ状部が金属製容器に当接してこれから離れるとともに、そのスロープ状端部が嵌合解除のとっかかりとなり、合成樹脂製カバー体を片手でも簡単に金属製容器から外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、内側筒状部に可動片部を設けた第1の合成樹脂製カバー体を示している。(a)は全体形状を示めす斜視図、(b)は底面図である。
【図2】本発明の、合成樹脂製カバー体の可動片部の詳細図である。(a)は可動片部の正面図、(b)は図2(a)のA−A’に沿った断面図である。
【図3】本発明の、第1の合成樹脂製カバー体と金属製容器を示す説明図であり、(a)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。
【図4】本発明の、内側筒状部にリブ状部等を形成した第2の合成樹脂製カバー体を示している。(a)は底面図、(b)は内側筒状部の周方向端部周辺を示す拡大図である。
【図5】本発明の、合成樹脂製カバー体と金属製容器を示す説明図であり、(a)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図(図4(a)のB−B’に沿った断面図)、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。
【図6】従来の、エアゾール容器用カバー体と金属製容器を示している。
(a)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10:第1の合成樹脂製カバー体
11:外側筒状部
11a:押圧分離操作部
12:内側筒状部
13:固定突状部(嵌合部)
14:可動片部
14a:張出部
14b:スリット
15:可動突状部(嵌合部)
15a:山部分
15b:上側境界線
15c:上側境界線15bの押圧分離操作部側端部
15d:下側境界線
15e:下側境界線15dの押圧分離操作部側端部
15f:上側傾斜面
15g:下側傾斜面
15h:中間境界線
15i:押圧分離操作部側傾斜面
16:キャップ取り付け用の凹部
16a:隙間
18:操作釦
18:孔部
20:第2の合成樹脂製カバー体
21:外側筒状部
21a:押圧分離操作部
22:内側筒状部
22a:リブ状部
23:周方向嵌合部
23a:スロープ状端部
24:ノズル
25:操作釦
30:キャップ
30a:凸部
40:従来の合成樹脂製カバー体
41:外側筒状部
41a:分離具挿入用孔部
42:内側筒状部
42a:周方向嵌合部
43:ノズル
44:操作釦
50:金属製容器
50a:肩部
50b:マウンテンキャップ
50c:外側凹部
52:ステム
60:ドライバー
60a:先端部
:可動片部14の横方向の長さ
:可動突状部15の下側部分15dの横方向の長さ
:可動突状部15の上側部分15bの長さ
:山部分15aの横方向の長さ
:可動突状部15の縦方向の長さ
:山部分15aの縦方向の長さ
H:山部分15aの高さ

Claims (4)

  1. 嵌合作用により金属製容器と一体化する複数の可動片部を備えた合成樹脂製で筒状の放出容器用カバー体において、
    前記可動片部の内面のカバー体周方向部分に、前記金属製容器の周方向凹状部に対応した突状嵌合部が形成され、
    前記突状嵌合部は、
    カバー体外周面の押圧分離操作部に近い方の第1の端部を持つ下側境界線と、当該押圧分離操作部に近い方で、かつ当該第1の端部よりも当該押圧分離操作部から遠い位置の第2の端部を持つ上側境界線と、当該第1の端部および当該第2の端部を結ぶ形の中間境界線と、のそれぞれから少なくともなる縁部分を有して、
    当該押圧分離操作部に近いスロープ状部分と、これに続く部分で当該押圧分離操作部から遠い山部分とを含み、
    前記スロープ状部分は少なくとも、
    前記山部分から前記中間境界線に下っていく面部分を備えている、
    ことを特徴とする放出容器用カバー体。
  2. キャップを取り付けたときには当該キャップの押圧作用に基づいて前記可動片部が前記金属製容器の方に変位することにより両者が強く嵌合し、また、前記キャップを前記放出容器用カバー体から取り外したときには前記可動片部の復帰動作によってこの強い嵌合状態が解除される、
    ことを特徴とする請求項1記載の放出容器用カバー体。
  3. 前記可動片部を形成した内側筒状部と、その回りの外側筒状部とを備え、
    前記内側筒状部と前記外側筒状部との間にキャップ取り付け用の凹部を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載の放出容器用カバー体。
  4. 嵌合作用により金属製容器と一体化する筒状部を備えた合成樹脂製の放出容器用カバー体において、
    前記筒状部の内周面に、周方向嵌合部を、前記金属製容器への押圧分離操作部に対応の周方向部分が欠落して、これに続くスロープ状端部から始まる態様で形成し、
    前記内周面の、前記スロープ状端部の近くの前記周方向部分に、少なくとも前記押圧分離操作部の作動時に前記金属製容器と当接する上下方向のリブ状部を形成した、
    ことを特徴とする放出容器用カバー体。
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