JP3752633B2 - 分別廃棄可能な容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、分別廃棄可能な容器に関し、さらに詳しくは容器を廃棄する際に、エアゾールまたはポンプ容器本体とマウンティングカップとを容易に分離できる分別廃棄可能な容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、図6に示すようなエアゾール容器があり、このエアゾール容器本体50の開口部には、外方向に先端がカールされたビード部51が形成され、このビード部51には中央部にバルブ装置52を装着したマウンティングカップ53がクリンチされている。具体的には、マウンティングカップ53の環状溝部54の下方に連続する側面部55を、クリンチ機のクリンチ爪56で外方向に押し広げることにより、ビード部51下方の内面壁57に当接して、マウンティングカップ53は、堅固にエアゾール容器本体の開口部にクリンチされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエアゾール缶にあっては、エアゾール容器本体50と、マウンティングカップ53とが堅固に嵌合しているため、マウンティングカップ53は、エアゾール容器本体50の内部から受ける内圧に対しては十分に耐えることができるが、内容物がなくなった後に、容器を廃棄する場合において、マウンティングカップ53をエアゾール容器本体50から取り外す作業が頗る困難であるという欠点があった。このため、従来は容器本体に穴を開けただけで、バルブ装置52の付いたマウンティングカップ53を、エアゾール容器本体50に嵌合したままの状態で廃棄されることが多かった。
【0004】
しかし、近年、エアゾール容器のリサイクルが、エアゾール業界および消費者間において活発化するにつれて、バルブ装置52およびマウンティングカップ53と、エアゾール容器本体50とを分離して廃棄することが要求されると共に、その廃棄の際には、バルブ装置52およびマウンティングカップ53の容易な取り外しと、分別回収が要求されるに至った。
【0005】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、エアゾール容器等の容器の廃棄の際に、バルブ装置またはポンプ装置を取り付けたマウンティングカップと、容器本体とを容易に分離できる、分別廃棄可能な容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、この出願に係る第1発明は、エアゾール容器本体のビード部の外周面に、バルブ装置を装着したマウンティングカップをクリンプするエアゾール容器であって、前記マウンティングカップの鉤状部に、ビード部に外側から当接する内側に丸め込んだカール部を形成すると共に、該カール部全体の先端に、分離具を係合するためのカール部の下端で外側に向かって折り返された係合部を形成したことを特徴とする分別廃棄可能な容器である。また、第2発明は、ポンプ容器本体のビード部の外周面に、ポンプ装置を装着したマウンティングカップをクリンプするポンプ容器であって、前記マウンティングカップの鉤状部に、ビード部に外側から当接する内側に丸め込んだカール部を形成すると共に、該カール部全体の先端に、分離具を係合するためのカール部の下端で外側に向かって折り返された係合部を形成したことを特徴とする分別廃棄可能な容器である。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は、この出願に係る分別廃棄可能な容器の第1発明を示した図面である。図中、1はエアゾール容器本体、2はこのエアゾール容器本体1の開口に形成されたビード部2にクリンプされる、いわゆる王冠状のマウンティングカップ3である。そして、この王冠状のマウンティングカップ3の中央部には、バルブ装置4が装着されている。
【0008】
王冠状のマウンティングカップ3の鉤状部5には、ビード部2に外側から当接できるように、内側に丸め込んだカール部6が形成されている。すなわち、このカール部6によって、マウンティングカップ3がビード部2に確実に係合されている。そして、このカール部6の先端には、カール部6の下端で外側に向って折返された係合部7が形成されている。この折返された係合部7の成形方法は、カール部6の下端が、金型あるいはロールによって絞り込まれることにより形成される。そして、絞り込まれたマウンティングカップ3は、王冠状を呈し、係合部7とエアゾール容器本体1の肩部9との間に、分離具8が挿入できる程度の隙間が形成される。なお、ビード部2と鉤状部5との間には、ガスケット10が挿入されることにより、内容物の漏洩が防止されている。
【0009】
次に、図3は、この出願に係る第1発明の他の実施の形態を示す一部切欠断面図である。この実施の態様の特徴は、バルブ装置4の外周縁が、ガスケット10を介してビード2上に載置され、その上から王冠状のマウンティングカップ3をクリンプすることにより挟着されている点にある。その他は、図1および図2に示す第1発明の構成と同様である。
【0010】
図4および図5は、この出願に係る第2発明を示した図面である。第1発明と構成が異なる点は、王冠状のマウンティングカップ3に支持されているのは、エアゾールのバルブ装置ではなく、ポンプ装置13である。すなわち、本発明は通常のポンプ容器の分別廃棄にも利用できる。
【0011】
次に、この発明の作用について説明する。この出願に係る分別廃棄可能な容器を廃棄する場合は、図1〜図3に示す実施の態様では、棒状の分離具8の先端を、係合部7と肩部9との隙間に挿入する。次に、棒状の分離具8の先端を支点として、分離具8を上方に持ち上げることにより、鉤状部5のカール部6および係合部7を、ビード部2から取り外すことができる。そして、エアゾール容器本体1から、バルブ装置4の付いた王冠状のマウンティングカップ3を分離することができる。また、図4および図5に示す実施の態様では、コイン状の分離具12の端部を、係合部7と肩部9との隙間に挿入し、ポンプ容器本体11からポンプ装置13の付いた王冠状のマウンティングカップ3を分離することができる。なお、本発明は、エアゾール容器、ポンプ容器に限らず、詰め替え容器等の口部に取り付けられる、王冠状の蓋体にも応用できることはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、エアゾール容器、ポンプ容器等の容器本体から、バルブ装置、ポンプ装置の付いたマウンティングカップを、容易に取り外すことができるので、容器を廃棄する際に、分別廃棄が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る第1発明を示した一部切欠き断面図。
【図2】この出願に係る第1発明において、分離具を用いて王冠状のマウンティングカップを分離している状態を示す一部切欠き断面図。
【図3】この出願に係る第1発明の他の実施例を示した一部切欠き断面図。
【図4】この出願に係る第2発明を示した一部切欠き断面図。
【図5】この出願に係る第2発明において、分離具を用いて王冠状のマウンティングカップを分離している状態を示す一部切欠き断面図。
【図6】従来のマウンティングカップを、ビード部にクリンチした状態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器本体
2 ビード部
3 マウンティングカップ
4 バルブ装置
5 鉤状部
6 カール部
7 係合部
8 分離具
11 ポンプ容器本体
12 分離具
13 ポンプ装置
Claims (2)
- エアゾール容器本体のビード部の外周面に、バルブ装置を装着したマウンティングカップをクリンプするエアゾール容器であって、前記マウンティングカップの鉤状部に、ビード部に外側から当接する内側に丸め込んだカール部を形成すると共に、該カール部全体の先端に、分離具を係合するためのカール部の下端で外側に向かって折り返された係合部を形成したことを特徴とする分別廃棄可能な容器。
- ポンプ容器本体のビード部の外周面に、ポンプ装置を装着したマウンティングカップをクリンプするポンプ容器であって、前記マウンティングカップの鉤状部に、ビード部に外側から当接する内側に丸め込んだカール部を形成すると共に、該カール部全体の先端に、分離具を係合するためのカール部の下端で外側に向かって折り返された係合部を形成したことを特徴とする分別廃棄可能な容器。
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Family Applications (1)
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-
1996
- 1996-10-23 JP JP28066296A patent/JP3752633B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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