JP4471041B2 - 放出容器用カバー体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製容器と結合したかたちで用いられる合成樹脂製の放出容器用カバー体(以下「合成樹脂製カバー体」という。)に関し、特に、合成樹脂製カバー体の筒状部をそれ自体の弾性作用のみで金属製容器と嵌合する単一筒状体で構成し、これを結合の程度がそれほど強くない金属製容器の内側部分に嵌合させたり、単一筒状体の一部や、単一筒状部の外周面に形成した金属製容器との結合部の一部を欠落させて金属製容器との結合を解除しやすくして、放出容器の分別廃棄時などに金属製容器と合成樹脂製カバー体との分離作業を容易に行えるようにしたものである。
【0002】
一般に、エアゾール容器や、流入弁および吐出し弁を用いた蓄圧式容器などの放出容器では、合成樹脂製のカバー体を、金属製容器開口部に取り付けたマウンテンキャップの縁部外側部分に強く嵌合させ、使用中に合成樹脂製カバー体が金属製容器から外れることがないようにしている。
【0003】
その一方で、環境保護や資源の有効利用のために、内容物を使い終わった空のエアゾール容器などを処分するときにはその素材ごとに、例えば金属、合成樹脂等に分別回収して個々に廃棄し、またこれらを再利用することが望まれており、本発明はこのような要請により適格に応えるものである。
【0004】
【従来の技術】
図5は、従来の、金属製容器の内側部分と嵌合する合成樹脂製カバー体を示す説明図であり、(a)は断面図、(b)は底面図の一部を示す説明図である。
【0005】
ここで、40は合成樹脂製カバー体、41は外側筒状部、42は内側筒状部、42aは金属製容器と嵌合する突状部(結合部)、42bは内側筒状部42の内側に形成した凸状部、42cは内側筒状部42に形成したスリット、43は環状壁、43aは環状壁43の外側に形成した凸状部、44は内側筒状部42及び環状壁43に形成した溝部、45は内側筒状部42の凸状部42bと環状壁43の凸状部43aとの連結部をそれぞれ示している。
【0006】
図5(a)及び(b)に示すように、合成樹脂製カバー体40は外側筒状部41、内側筒状部42、環状壁43等で構成され、内側筒状部42の凸状部42bと環状壁43の凸状部43aは連結部45で一体化し、溝部44では双方の凸状部42b、43aの下方が欠落したかたちになっている。
【0007】
合成樹脂製カバー体40を金属製容器(図示省略)に取りつけた製品状態では、環状壁43の凸状部43aが内側筒状部42の凸状部42bを押圧することによって、内側筒状部42の突状部42aを金属製容器のマウンテンキャップの内側に強く付勢して合成樹脂製カバー40体と金属製容器は一体化している。
【0008】
内容物を使い終わった金属製容器から合成樹脂製カバー体40を取り外すには、まず、環状壁43の上部を押圧して凸状部43aと内側筒状部42の凸状部42bとの連結部45を切り離して環状壁43と内側筒状部42を分離する。
【0009】
内側筒状部42の凸状部42bは環状壁43による押圧から解放され、また周方向に複数のスリット42cを形成しているので、合成樹脂製カバー体40を上方向に持ち上げると、内側筒状部42は内側方向に撓んで突状部42aとマウンテンキャップの内側部分との結合が解除されて、合成樹脂製カバー体40を金属製容器から取り外すことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、合成樹脂製カバー体は環状壁の押圧によって金属製容器と嵌合しているので、当該カバー体を金属製容器から取外す際には、まず環状壁と内側筒状部との連結部分を切り離した上で、さらに上方向に持ち上げるという作業をしなければならず、作業性が悪く面倒であり、また外す手間がかかるという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明では、金属製容器の内側部分に嵌合する合成樹脂製カバー体の筒状部を、それ自体の弾性作用によって金属製容器と結合状態となる単一筒状体で構成してこれを金属製容器の内側部分に嵌合させ、また金属製容器との結合部や単一筒状体の一部を欠落させたり分別操作用の張出部を設けて、分別操作時に合成樹脂製カバー体と金属製容器との結合状態が解除しやすい態様にして、当該カバー体を片手操作でも簡単に取り外すことができるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明はこの課題を次のようにして解決する。
(1)取り外し可能な状態で金属製容器(例えば後述の金属製容器30)と嵌合する合成樹脂製の放出容器用カバー体(例えば後述の合成樹脂製カバー体10’)において、
弾性変位作用を呈して、前記金属製容器との嵌合部分(例えば後述の突状部12a’)を外周面周方向の一部に持つ単一筒状体の内側筒状部(例えば後述の内側筒状部12’)と、
外周面(例えば後述の外側筒状部11の外周面)の一部にその上部分から下部分にいくにしたがって高さが低くなる斜面形状で設けられたカバー体分別押圧操作用の張出部(例えば後述の押圧部11c)が形成された外側筒状部(例えば後述の外側筒状部11)と、を有し、
前記内側筒状部の、前記張出部からみて径方向反対側であって前記外周面周方向の一部以外の周面部分に、その下端から上方に続く欠落部分(例えば後述の12b’欠落部分)が形成されている。
(2)取り外し可能な状態で金属製容器(例えば後述の金属製容器30)の外側凹状部(例えば後述の外側凹部31d)と嵌合する単一筒状体からなる筒状部(例えば後述の筒状部21)を備えた合成樹脂製の放出容器用カバー体(例えば後述の合成樹脂製カバー体20)において、
前記単一筒状体は、
その内周面の一部に形成された前記金属製容器との嵌合部分(例えば後述の突状部21a)を有し、かつ、前記外側凹状部に対応した円弧態様の嵌合作用部と、
下方側から持上げられることができる状態まで当該金属製容器から外方に離間して、周方向の一部である前記嵌合作用部の両端間に設けられた、カバー体分別持上げ操作用の張出部(例えば後述の分別操作用の張出部22)と、
当該張出部の内面側に形成されて、当該張出部に対するカバー体分別持上げ操作の際に当該金属製容器の外側面に案内されることにより当該外側面からの上方向の力が作用するテーパ面(例えば後述のテーパ面22b)を持つ、リブ状部(例えば後述のリブ22a)と、を有している。
【0013】
本発明は、合成樹脂製カバー体の単一筒状体はそれ自体の弾性作用で金属製容器の開口側縁部の内側部分に嵌合するので、合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外す際にはこの単一筒状体のみを外せばよい。
【0014】
また、金属製容器の内側部分から開口部縁部に続く部分は従来の合成樹脂製カバー体が嵌合する外側部分に比べて緩やかなので、合成樹脂製カバー体は当該外側部分と嵌合する場合に比べて金属製容器から外れやすい。
【0015】
また、合成樹脂製カバー体の結合部の一部を欠落させて単一筒状体の外周面に形成した金属製容器との結合範囲を小さくしているので、分別操作時に合成樹脂製カバー体は金属製容器からより簡単に外れる。
【0016】
また、合成樹脂製カバー体の単一筒状体の一部を欠落させており、分別操作時に単一筒状体の結合部が金属製容器の開口側縁部の内側部分に案内されて単一筒状体の全体が当該欠落部分の方に移動し、この移動分に対応する分だけ単一筒状体の結合部(の一部)が金属製容器の被結合部分から離れるので、合成樹脂製カバー体は金属製容器からより簡単に外れる。
【0017】
また、金属製容器と結合する筒状部の外周面に分別操作用の張出部を設けているので、片手操作によりここを押し上げると筒状部が変形するなどして合成樹脂製カバー体は金属製容器から簡単に外れる。
【0018】
また、張出部の内側に形成したリブが分別操作時に金属製容器に当接して上動するので、合成樹脂製カバー体は金属製容器から外れやすい。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体を示しており、(a)は全体形状を示す斜視図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取りつけた状態を示す説明図、(c)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取外すときの中間状態を示す説明図、図2は押圧部(張出部)を設けた二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体を示しており、(a)は全体形状を示す斜視図、(b)は底面図、図3は図2の合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す底面図、図4は単一筒状部からなる合成樹脂製カバー体を示しており、(a)は全体形状を示す斜視図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、(c)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。
【0020】
これらの図において、
10及び10′は二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体、11は外側筒状部、11aは外側筒状部の下端部、11bはキャップ取り付け用の段部、11cは押圧部(張出部)、12及び12′は内側筒状部(単一筒状体)、12a及び12a′は内側筒状部の外周面に形成した突状部(結合部)、12b及び12b′は内側筒状部の欠落部分、12cは内側筒状部の端部、12dは突状部の押圧部側部分、12eは内側筒状部の押圧部側部分、20は単一筒状部からなる合成樹脂製カバー体、21は筒状部、21aは筒状部21の内周面に形成した突状部(結合部)、21bは筒状部21に形成した段部、21cは筒状部21の下端部、22は筒状部21に形成した張出部、22aは張出部22の内側に形成したリブ、22bはリブのテーパ面、23は補強用リブ、30は金属製容器、30aは金属製容器30の肩部、31はマウンテンキャップ、31aはマウンテンキャップ31の内側面、31bはマウンテンキャップの内側面31aに形成されている溝部(内側部分)、31cはマウンテンキャップ31の外側面、31dはマウンテンキャップ31の縁部に続く外側凹部、32は操作釦、32aはノズル孔、33はステムをそれぞれ示している。
【0021】
図1(a)に示すように、二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体10の外側筒状部11には保護キャップ取り付け用の段部11bを形成し、内側筒状部12の外周面には金属製容器30と嵌合する突状部12aを設け、内側筒状部12の一部には欠落部分12bを形成している。
【0022】
合成樹脂製カバー体10を金属製容器30に取り付けるには、合成樹脂製カバー体10をマウンテンキャップ31の上から押込むようにすればよい。
【0023】
内側筒状部12は弾性があるので、その突状部12aがマウンテンキャップ31の内側面31aに押圧されて一旦内側に撓んで内側筒状部12自体で溝部31bに嵌合し(図1(b)参照)、陳列時や使用時等にはこの結合状態が外れることはない。
【0024】
ここで、溝部31bは金属製容器30の開口部に取りつけたマウンテンキャップ31に通常形成されているものである。
【0025】
この状態で利用者が操作釦32を押すと、内容物放出機構(図示省略)の作用により内容物がノズル孔32aから放出される。なお、合成樹脂製カバー体10の上面は平坦で内容物の放出を妨害することはないので、ノズル孔32aの向きにかかわらず内容物を放出することができる。
【0026】
図1(c)に示すように、合成樹脂製カバー体10を金属製容器30から取り外すときには、例えば金属製容器30を片手で持ち、外側筒状部11の外周面部分を親指で略矢印方向に持ち上げると合成樹脂製カバー体10を金属製容器30から簡単に取外すことができる。
【0027】
それは、合成樹脂製カバー体10が、
・マウンテンキャップ31の内側面31aの、外側凹部31dに比べて比較的浅い溝部31bに弱く嵌合している、
・金属製容器30の溝部31bから内側面31aに続く部分は、外側凹部31dから外側面31cに続く部分よりも緩やかである、
・内側筒状部12には欠落部分12bを形成しているため、マウンテンキャップ31との結合部分が少ない、
ことなどからである。
【0028】
持ち上げ操作を行った方(矢印側)の突状部12aはマウンテンキャップ31の内側面31aに乗り上げ、またこれとは反対側の外側筒状部11の下端部11aは金属製容器30の肩斜面30aに当接してここを支点に合成樹脂製カバー体10が図示の反時計方向に回動するかたちとなる。その結果、当該カバー体は矢印の突状部12aの方から徐々にマウンテンキャップの内側面31aに乗り上げ、最終的に金属製容器30から外れる。
【0029】
なお、上述のように、合成樹脂製カバー体10と金属製容器30との嵌合の程度はそれほど強くないので、外筒状部11のどの場所を持ち上げても合成樹脂製カバー体10と金属製容器30との嵌合は解除される。
【0030】
図2(a)および(b)に示すように、押圧部11cを設けた二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体10′は、内側筒状部12′の、押圧部11cの反対側に欠落部分12b′を形成し、内側筒状部12′には金属製容器30のマウンテンキャップ31の溝部31bと嵌合する突状部12a′を、押圧部11cを挟んで互いに対向するかたち で設けている。
【0031】
合成樹脂製カバー体10′を金属製容器30に取り付けると、図1の合成樹脂製カバー体と同様、内側筒状部12′はその弾性によってこれ自体でマウンテンキャップ内側面31aの溝部31bに嵌合し、陳列時や使用時等にはこの嵌合が外れることはない。
【0032】
内容物を使いきった後に金属製容器30から合成樹脂製カバー体10を取り外す際には、押圧部11cを押圧する。
【0033】
欠落部分12b′の形成により内側筒状部12′は変形しやすくなっているので、突状部12a′とマウンテンキャップ31の溝部31bとの結合を容易に解除することができる。
【0034】
すなわち、押圧部11cの押圧操作により、
・内側筒状部12′の押圧部側部分12eが内側に押圧され、
・内側筒状部12′は、突状部12a′とマウンテンキャップ31の溝部31bとの結合により外側に広がることは阻止されるので、押圧された分だけ欠落部分12b′に逃げるかたちとなり、
・内側筒状部12′の端部12cが互いに近づいて欠落部分12b′を狭くするように変形し、
・内側方向に移動した突状部12a′の押圧側部分12dとマウンテンキャップ31の溝部31bとの結合が解除された状態となり(図3参照)、
・合成樹脂製カバー体10′の下端部11aは金属製容器30の肩斜面30aに当接してここを支点に合成樹脂製カバー体10′が図示の反時計方向に回動して、
当該カバー体10′は突状部12a′の押圧側部分12dの方から徐々にマウンテンキャップの内側面31aに乗り上げ、最終的に金属製容器30から外れる。
【0035】
なお、突状部12a′の形状や数、形成する位置は任意であり、また押圧部11cと欠落部12b′の位置は、押圧部11cからの押圧操作により欠落部12b′が変形して内側筒状部12′の突状部12a′とマウンテンキャップ31の溝部31bとの結合が解除されるような位置であれば任意である。
【0036】
また、押圧部11cの表面にローレット加工などを施して、ここを押圧するときの指の掛かりをよくするようにしてもよい。
【0037】
図4(a)に示すように単一筒状部からなる合成樹脂製カバー体20は、筒状部21の外側にキャップ取り付け用の段部21bを形成し、内周面には金属製容器30と嵌合する突状部21aを3ヶ所に設け、また補強用リブ23を設けている。さらに、筒状部21の一部に分別操作用の張出部22を形成し、張出部22の内側にはリブ22aを形成している。
【0038】
図4(b)に示すように、合成樹脂製カバー体20を金属製容器30に取り付けた状態では、当該カバー体20の突状部21がマウンテンキャップの縁部に続く外側凹部31dに嵌合している。このとき、リブ22aのテーパ面22bはマウンテンキャップの外側面31cに当接しているが、当該テーパ面を当接させるかどうかは任意である。
【0039】
なお、合成樹脂製カバー体20の上部には内容物の放出を妨害するものはないので、カバー体20に対するノズル孔32aの向きにかかわらず内容物を放出することができる。
【0040】
図4(c)に示すように、合成樹脂製カバー体20を金属製容器30から取外すときには、金属製容器30を片手で持ち親指を張出部22の下にかけてこの部分を上方向に持ち上げるようにする。
【0041】
張出部22側の突状部21aがマウンテンキャップの縁部に続く外側凹部31dから外れてマウンテンキャップ31の外側に乗り上げ、また筒状部21の張出部22とは反対側の下端部21cが金属製容器30に当接し、ここを支点に合成樹脂製カバー体20は図示の反時計方向に回動するかたちで張出部22の方から上動する。
【0042】
このとき、リブ22aのテーパ面22bはマウンテンキャップの外側面31cに案内されて上方向の力を受け、合成樹脂製カバー体20をより上動させようとするので、突状部21aは張出部22に近い部分からマウンテンキャップの外側面31cに乗り上げて合成樹脂製カバー体20と金属製容器30との結合が解除される。
【0044】
また、単一の筒状部からなる合成樹脂製カバー体20に形成する突状部21aの数は任意である。
【0045】
さらに、本発明の合成樹脂製カバー体10、20は開口部の外径が小さい金属製容器に対して積極的に適用することができる。
【0046】
また、本発明の合成樹脂製カバー体10、20にノズルなどを形成するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、このように、合成樹脂製カバー体の金属製容器と嵌合する筒状部をこれ自体の弾性作用で嵌合する単一筒状体で構成しているので、当該単一筒状体のみの分別操作で合成樹脂製カバー体を金属製容器から外すことができる。
【0048】
また、金属製容器の開口側縁部の内側部分に嵌合させているので、当該カバー体はこの内側部分に弱く嵌合した状態となり、当該カバー体を金属製容器から簡単に取り外すことができる。
【0049】
さらに、合成樹脂製カバー体の結合部の一部を欠落させて金属製容器との結合範囲を小さくしているので、分別操作時に当該カバー体を金属製容器からより簡単に取り外すことができる。
【0050】
また、合成樹脂製カバー体の単一筒状体の一部を欠落させており、分別操作時には単一筒状体全体が当該欠落部分の方に移動し、この移動分に対応する分だけ単一筒状体の結合部の操作側部分が金属製容器の被結合部分から離れるので、合成樹脂製カバー体を金属製容器から簡単に外すことができる。
【0051】
また、金属製容器と結合する筒状部の外周面に分別操作用の張出部を設けているので、片手操作によりここを押し上げると筒状部が変形するなどして合成樹脂製カバー体を金属製容器から簡単に外すことができる。
【0052】
また、張出部の内側に設けたリブが分別操作時に金属製容器に当接して上動するので、当該カバー体を金属製容器から簡単に取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体を示している。(a)は全体形状を示す斜視図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、(c)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。
【図2】本発明の、押圧部を設けた、二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体を示している。(a)は全体形状を示す斜視図、(b)は底面図である。
【図3】本発明の、二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す底面図である。
【図4】本発明の、単一筒状部からなる合成樹脂製カバー体を示している。(a)は合成樹脂製カバー体の全体形状を示す説明図、(b)は合成樹脂製カバー体を金属製容器に取り付けた状態を示す説明図、(c)は合成樹脂製カバー体を金属製容器から取り外すときの中間状態を示す説明図である。
【図5】従来の、金属製容器の内側部分と嵌合する合成樹脂製カバー体を示している。(a)は断面図、(b)は底面図の一部を示す説明図である。
【符号の説明】
10,10′
:二重筒状部からなる合成樹脂製カバー体
11:外側筒状部
11a:下端部
11b:キャップ取り付け用の段部
11c:押圧部(張出部)
12,12′
:内側筒状部(単一筒状体)
12a,12a′:突状部(結合部)
12b,12b′:欠落部分
12c:端部
12d:突状部の押圧側部分
12e:内側筒状部の押圧側部分
20:単一筒状部からなる合成樹脂製カバー体
21:筒状部
21a:突状部
21b:段部
22:張出部
22a:リブ
22b:テーパ面
23:補強用リブ
30:金属製容器
30a:肩部
31:マウンテンキャップ
31a:内側面
31b:溝部(内側部分)
31c:外側面
31d:縁部に続く外側凹部
32:操作釦
32a:ノズル孔
33:ステム
40:合成樹脂製カバー体
41:外側筒状部
42:内側筒状部
42a:突状部(結合部)
42b:凸状部
42c:スリット
43:環状壁
43a:凸状部
44:溝部
45:連結部

Claims (2)

  1. 取り外し可能な状態で金属製容器と嵌合する合成樹脂製の放出容器用カバー体において、
    弾性変位作用を呈して前記金属製容器との嵌合部分を外周面周方向の一部に持つ単一筒状体の内側筒状部と、
    外周面の一部にその上部分から下部分にいくにしたがって高さが低くなる斜面形状で設けられたカバー体分別押圧操作用の張出部が形成された外側筒状部と、を有し、
    前記内側筒状部の、前記張出部からみて径方向反対側であって前記外周面周方向の一部以外の周面部分に、その下端から上方に続く欠落部分が形成されている、
    ことを特徴とする放出容器用カバー体。
  2. 取り外し可能な状態で金属製容器の外側凹状部と嵌合する単一筒状体からなる筒状部を備えた合成樹脂製の放出容器用カバー体において、
    前記単一筒状体は、
    その内周面の一部に形成された前記金属製容器との嵌合部分を有し、かつ、前記外側凹状部に対応した円弧態様の嵌合作用部と、
    下方側から持上げられることができる状態まで当該金属製容器から外方に離間して、周方向の一部である前記嵌合作用部の両端間に設けられたカバー体分別持上げ操作用の張出部と、
    当該張出部の内面側に形成されて、当該張出部に対するカバー体分別持上げ操作の際に当該金属製容器の外側面に案内されることにより当該外側面からの上方向の力が作用するテーパ面を持つ、リブ状部と、を有している、
    ことを特徴とする放出容器用カバー体。
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