JP2001063780A - エアゾール缶用残存ガスの排出キャップ - Google Patents

エアゾール缶用残存ガスの排出キャップ

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JP2001063780A
JP2001063780A JP2000187833A JP2000187833A JP2001063780A JP 2001063780 A JP2001063780 A JP 2001063780A JP 2000187833 A JP2000187833 A JP 2000187833A JP 2000187833 A JP2000187833 A JP 2000187833A JP 2001063780 A JP2001063780 A JP 2001063780A
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aerosol
cap
discharge cap
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JP2000187833A
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Eisuke Takahashi
英介 高橋
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアゾール缶用残存ガスの排出キャップにお
いて、押圧部材の天井部分を下方に押圧し、接続片を切
断して容器本体に係合させる際、容器本体に押圧部材を
確実に係合させることができるとともに、不用意に押圧
部材を押されないようするものを提供する。 【解決手段】そこで、本発明は、押圧部材の下方への移
動をスムースに行うために案内部材を排出キャップ天板
内側に設けたものである。また、押圧部材の天井部を覆
うようにシール材でシールしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みエアゾー
ル缶の残存ガスを容易に、かつ安全に排出するための排
出用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアゾール缶内の残存ガス排出
は、消費者が缶胴に釘、錐等により穴を開け行っていた
が、内容物例えばインキのようなものは、衣服等を汚し
たり、また、危険性も伴うことから近年においては、ガ
スを出し切ってから廃棄するようになっている。
【0003】そのために、例えば、実開平7−1558
6には、容器本体に着脱自在な胴部と、この胴部に接続
片を介して天井部分に設けられた、鞘状のステム押圧部
材の天井部分を下方に押圧することにより、容器本体の
ステムを押圧した状態で容器本体に係止させ残留ガスを
外部に放出させるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この実
開平7−15586号公報に記載されたものは、鞘状の
ステム押圧部材の天井部分を下方に押圧し、接続片を切
断して容器本体に係合させる際、力の入れ方又は押す場
所により接続片が同時に切断されず、ステム押圧部材は
傾斜して下方に移動することになり、うまく容器本体に
係合せず、再度、指を胴部内まで挿入して修正しながら
係合させるという、使用者にとって煩雑さが生じるとい
う問題点を有している。また、ステム押圧部材をいたず
らされたり、誤って押してしまうという問題点もある。
【0005】そこで、本発明は確実に押圧部材を係合さ
せることができるとともに、不用意に押圧部材を押され
ることのない、エアゾール缶用残存ガスの排出キャップ
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エアゾール缶に着脱可能に嵌合する残存
ガスの排出キャップの天板内面側に案内部材を垂下形成
し、前記案内部材より中心側には連結片を介して、残存
ガス排出のための押圧部材からなるもので、案内部材に
より押圧部材の下方への移動が非常にスムースとなりエ
アゾール缶に確実に嵌合される。
【0007】また、前記押圧部材は、円筒状のキャップ
で、エアゾール缶のクリンチ部に嵌合可能とし、天井内
側には押下部材を形成して押し下げ力を伝わりやすいも
のとし、確実に噴霧ボタンを押し下げることができる。
【0008】噴霧ボタンの形状が上部から押し下げにく
い場合は、前記押圧部材を保持部材と残存ガス排出部を
設けた突起部とすることで、噴霧ボタンを外してステム
を押し下げることで、ステムから残存ガスを排出できる
ようになる。
【0009】また、前記押圧部材は、円筒状のキャップ
で、円筒状周壁部の一部には残存ガス排出のための開口
部を有することにより、残存ガスを外部に排出させるこ
とが可能となる。
【0010】残存ガス排出終了時には、押圧部材を容易
に外して分別廃棄できるように、押圧部材周壁部に摘み
部を形成している。
【0011】さらに、前記排出キャップの天板上面には
前記押圧部材を覆うシール材でシールすることにより、
押圧部材をいたずらされたり、誤って押してしまうこと
がないものである。
【0012】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0013】[実施例1]本発明に係る第1の実施例の
エアゾール缶用残存ガスの排出キャップを示す第1図乃
至第3図において、1はエアゾール缶で、缶本体2にエ
ンド3が巻締られることにより巻締部4を形成し、エン
ド3にはマウンティングカツプ5がクリンチされてクリ
ンチ部6を形成、さらにマウンティングカツプ5にバル
ブ7が嵌合固定され、さらにバルブ7には噴霧ボタン8
が嵌着されている。
【0014】10は残存ガスの排出キャップで、天板1
1と周壁12とからなり、周壁12の下端部13にて前
記巻締部4にアンダーカット嵌合されている。
【0015】天板11の内面側には円筒状の案内部材1
4を垂下形成し、前記案内部材14より中心側には、複
数の連結片15を介して残存ガス排出のための押圧部材
16が一体に成形されている。案内部材は円筒状に限ら
ず、複数本の柱状のものでもよい。
【0016】前記押圧部材16は、周壁の下部には残存
ガスを排出するための開口部17が設けられ、下端部に
は前記クリンチ部6に嵌合するためにアンダーカットが
形成されている。また、押圧部材16の天井部18の内
側には、押下部材として噴霧ボタン8を押し下げるため
の押下用突出部19を噴霧ボタン8に対向して垂下形成
し、天井部18の外面には押圧部材16の押圧時に押圧
し易いように環状形状等の凹凸を設けている。
【0017】さらに、排出キャップ10の天板11の上
面には押圧部材16の天井部18を覆うように、摘み部
21を有するシール材20によりシールされ、前記シー
ル材20は単層または多層の粘着性あるいは、易開封性
のヒートシール材等のフィルムまたはシートにより構成
される。
【0018】本発明における第1の実施例のエアゾール
缶用残存ガスの排出キャップの使用状態を説明すると、
第4図に示すように、排出キャップ10の天板11の上
面にシールされたシール材20の摘み部21を指で摘
み、上方に引き上げシール材を剥離する。
【0019】次に、第5図に示すように押圧部材16の
天井部18を下方に押圧することにより、複数の連結片
15が切断され、押圧部材16は案内部材14にガイド
され移動して缶本体2のクリンチ部6に押圧部材16の
周壁下端部が嵌合される。
【0020】このとき、噴霧ボタン8は、押圧部材16
の天井部18の内側に垂下形成された押下用突出部19
により押し下げられた状態が保持されるため、残存ガス
は噴霧ボタン8から噴霧され、押圧部材16の周壁の下
部に形成された開口部17より排出キャップ10内に放
出され、さらに、押圧部材16と案内部材14との隙間
を通り、外部に排出されることになる。
【0021】[実施例2]第2の実施例について第6図
乃至第9図に示す。また、第1の実施例と同じ所につい
ては、説明を省略する。
【0022】第2の実施例では、図6に示すように押圧
部材16の天井部18の内側にはステム部7を押し下げ
るための押下用突起部21とステム部がずれないように
保持する保持部材22をステム部7に対向して垂下形成
し、前記押下用突起部21と前記保持部材22には残存
ガスが放出するように開口部23を設けている。さら
に、前記押圧部材16の周壁部には摘み部24を形成し
ている。
【0023】また、本実施例では前記保持部材22はス
テム部を確実に保持できるように円筒状にしているが、
これ以外に複数本の柱状のものとしてもよい。
【0024】第2の実施例のキャップの使用状態は、図
8に示すようにまず噴射ボタン8を外し排出キャップ1
0を被せる。その後は第1の実施例と同様でシール材を
剥離した後、押圧部材16を押し込み缶本体のクリンチ
部に嵌合させ、押下用突起部21がステム部7を押し下
げた状態に保ち残存ガスを排出する(図9)。ステム部
から排出された残存ガスは開口部23から押圧部材内に
放出され、さらに押圧部材周壁の開口部17より排出キ
ャップ10内に放出される。
【0025】また、内容物が残っている場合は、押圧部
材16を缶本体のクリンチ部に嵌合させた直後に本体を
倒立させることで、残存した内容物が噴出しないように
することができる。
【0026】残存ガス排出終了時には、押圧部材16と
排出キャップ10を共に外し分別廃棄する。
【0027】両実施例共に、押圧部材16を排出キャッ
プ10から外してから押圧部材16だけを嵌合させて使
用しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明に於いては、排出キ
ャップの天板に複数の連結片を介して一体成形される押
圧部材により、噴霧ボタンもしくはステムを押し下げた
状態に保持し、残存ガスの排出を行う際、押圧部材は案
内部材をガイドとして押圧され押し下げられるために、
押圧部材が斜めになったりせずに移動がスムース行わ
れ、確実に缶本体のクリンチ部に嵌合保持することがで
きる。
【0029】また、排出キャップの天板の上面には、押
圧部材の天井部を覆うように、シール材によりシールさ
れいるため、押圧部材が保護され、いたずらされたり、
誤って押してしまうことがなく、より安全性の高いエア
ゾール缶用残存ガスの排出キャップである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の排出キャップにおけ
る正面要部断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の排出キャップにおけ
る平面図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の排出キャップのシー
ル材を剥がした状態の平面図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の排出キャップのシー
ル材を剥がす動作を示す正面要部断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施例の排出キャップの残存
ガスを放出する状態を示す正面要部断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施例の排出キャップにおけ
る正面要部断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施例の排出キャップにおけ
る平面図である。
【図8】 本発明の第2の実施例の排出キャップのシー
ル材を剥がす動作を示す正面要部断面図である。
【図9】 本発明の第2の実施例の排出キャップの残存
ガスを放出する状態を示す正面要部断面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール缶 2 缶本体 4 巻締部 6 クリンチ部 8 噴霧ボタン 10 排出キャップ 14 案内部材 15 連結片 16 押圧部材 20 シール材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール缶に着脱可能に嵌合する残存ガ
    スの排出キャップの天板内面側に、案内部材を垂下形成
    し、前記案内部材より中心側には連結片を介して、残存
    ガス排出のための押圧部材を有することを特徴とするエ
    アゾール缶用残存ガスの排出キャップ。
  2. 【請求項2】前記押圧部材は、円筒状のキャップで、エ
    アゾール缶のクリンチ部に嵌合可能とし、天井内側には
    押下部材が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のエアゾール缶用残存ガスの排出キャップ。
  3. 【請求項3】前記押圧部材は、円筒状のキャップで、円
    筒状周壁部の一部には残存ガス排出のための開口部を有
    することを特徴とする請求項1乃至2記載のエアゾール
    缶用残存ガスの排出キャップ。
  4. 【請求項4】前記押圧部材は、円筒状のキャップで、円
    筒状周壁部に摘み部を形成したことを特徴とする請求項
    1乃至3記載のエアゾール缶用残存ガスの排出キャッ
    プ。
  5. 【請求項5】前記押下部材は、エアゾール缶噴射部を保
    持するための保持部材を有することを特徴とする請求項
    1乃至4記載のエアゾール缶用残存ガスの排出キャッ
    プ。
  6. 【請求項6】前記排出キャップの天板上面には前記押圧
    部材を覆うシール材でシールされていることを特徴とす
    る請求項1乃至5記載のエアゾール缶用残存ガスの排出
    キャップ。
JP2000187833A 1999-06-22 2000-06-22 エアゾール缶用残存ガスの排出キャップ Pending JP2001063780A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038487A1 (ja) * 2004-10-04 2006-04-13 Yuugenkaisha Gotoukanagata Kougyousho エアゾール容器用キャップ及びガス容器用キャップ
JP2007137431A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Daizo:Kk エアゾール製品およびそれに用いる中身排出具
JP2008105745A (ja) * 2006-09-28 2008-05-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器用オーバーキャップおよびオーバーキャップ付きエアゾール容器
JP2012030898A (ja) * 2006-09-28 2012-02-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器用オーバーキャップおよびオーバーキャップ付きエアゾール容器

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