JP2001031158A - エアゾール製品 - Google Patents
エアゾール製品Info
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Abstract
によりガスを抜く処理を行ったか否かがわかるようにす
る。 【解決手段】 胴部5の表面にガス抜きが完了している
ことを示すラベルシート7が設けられている容器1と、
そのラベルシート7の上に引き剥がし容易に貼り付けら
れた不透明のカバーシート8とを備えたエアゾール製品
A。ガス抜き後にカバーシート8を剥がしてラベルシー
ト7を露出させておく。その後はいつでも、そのまま廃
棄・再生処理してよいか、一旦ガス抜き処理をすべきか
が直ちに分かり、その都度確認しなくてよい。
Description
する。
(ジメチルエーテルや、ブタン、プロパンなどの液化石
油ガスなど)や圧縮ガス(窒素、炭酸ガス、空気など)
などの噴射剤(ガス)を密封したものであり、容器内に
それらの噴射剤を残留させたまま焼却やスクラップ処理
すると、爆発や破裂のおそれがある。そこで消費者に対
しては、完全に使い切ってから資源ゴミとして出すよう
に知らせており、押しボタンやスパウトを押し続けるこ
とができる簡単なガス抜き器具も開発されている(たと
えば特許第2729163号公報など参照)。しかしな
がらエアゾール製品は、ガスを抜き切っても外観上の変
化がないため、見た目で判断することはできず、誤って
ガスを残存させたまま廃棄してしまう場合がある。
見た目では使い切っているかどうかを判断することがで
きず、しかも処分場などで再度分別することもできない
ので、そのまま焼却して爆発や破裂の事故の原因となる
ことがある。また、確実にガスが残留していないことを
確認するには、ボタンやスパウトなどの噴射部材を作動
させたり、エアゾール製品を振ってみるなどの行為が必
要であり、手間がかかる。
で廃棄させるようにすれば、見た目で判断することは可
能である。しかし釘や金槌などの道具が必要であり、手
間がかかる。しかも小さい孔の場合は見つけにくい。し
たがって消費者が孔を開けるなどの処理を行うことは、
前述の噴出部材によるガスの使い切り処理の場合より期
待できない。
ール製品について、消費者に大きい負担を与えることな
く、外観によりガスを抜く処理を行ったか否かがわかる
ようにすることを第1の技術課題としている。さらに本
発明は、エアゾール製品について材質の異なる部材を分
別廃棄するときに、同時にすでにガスが抜けていること
を表示しうるエアゾール製品を提供することを第2の技
術課題としている。
は、ガス抜き済みの容器にガス抜き済みであることを表
示する手段と、ガス抜き前の状態でその表示を見えない
ように維持する手段とを備えていることを特徴としてい
る(請求項1)。このようなエアゾール製品では、前記
表示が容器の表面にあらかじめ設けられており、その表
示を隠すカバーリング要素が容器に対して取り外し自在
に設けられているものが好ましい(請求項2)。また容
器と、その容器と材質が異なる噴射部材とを有するエア
ゾール製品においては、その噴射部材を容器に対して取
り外し自在に、かつ、その一部が表示を隠すように取り
付けるのが好ましい(請求項3)。なおここにいう噴射
部材とは、噴射ノズルやスパウトを備えたボタンのほ
か、それらのボタンと連続している、あるいは分離して
いる肩カバーなど、容器に取り付けられている、噴射操
作に直接ないし間接的に役立つものを全て含む概念であ
る。
面を直接覆っているフィルムないしシートにより構成す
ることもできる(請求項4)。その場合はフィルムない
しシートを、容器の表面に引き剥がし自在に貼着してお
くことができる(請求項5)。さらにカバーリング要素
を、容器の表面を覆っている削り取り容易な不透明の被
覆とすることができる(請求項6)。
材に対し、外部から見えない状態で取り外し自在に設け
られる表示部材に設けられており、かつ、その表示部材
が、バルブの操作部材を噴出操作している状態で容器本
体ないし噴射部材に取り付ける手段を備えているものが
好ましい(請求項7)。その場合、バルブの操作部材を
押しボタンとし、表示部材を少なくとも両端近辺に前記
取り付け手段を備えた可撓性を有するテープ状の部材と
することができる(請求項8)。さらに前記表示部材
を、表示を裏側にした状態で容器ないし付属部材に取り
外し自在に設けられるシート状の部材とし、かつ、その
表示部材が表示を表側にした状態で容器ないし噴射部材
に取り付け可能に構成することもできる(請求項9)。
その場合、バルブを操作する押しボタンと、その押しボ
タンを覆っている、操作のための窓を備えたボタンカバ
ーとを有し、そのボタンカバーの一部が他の部分から分
離容易に連続すると共に、分離後に押しボタンとボタン
カバーの間に挿入して押しボタンを押した状態に維持す
る挿入片として構成され、その挿入片の裏面に前記表示
が設けられているエアゾール製品とすることができる
(請求項10)。
製品においては、カバーリング要素が、バルブの操作部
材を操作した状態に維持するガス抜き具を兼ねているも
のが好ましい(請求項11)。また、前記表示を設けた
表示部材が、バルブの操作部材を開操作状態に維持する
ガス抜き具を兼ねており、そのガス抜き具をバルブの操
作部材に取り付けたとき、表示が外部から見えるように
構成することも好ましい(請求項12)。
る状態と、噴出操作を維持する状態とに切り換えること
ができるガス抜き機構を備え、そのガス抜き機構に、噴
出操作した状態のときに表示が現れるように、表示部材
とカバーリング要素とが相対移動自在に設けられている
エアゾール製品が好ましい(請求項13)。そのような
エアゾール製品としては、ガス抜き機構が、押しボタン
の周囲に設けた窓部を備えた肩カバーと、その肩カバー
の内面側に回動自在に設けられ、一方向に回動したとき
に押しボタンを押した状態に拘束する可動部材とを有
し、その可動部材の表面に、可動部材を前記一方向に回
動させたときに前記窓に現れる表示が設けられているも
のが好ましい(請求項14)。
ガス抜きが完了していることを示す表示と、容器に設け
るための手段とを備えた表示部材が、容器から分離した
状態で、かつ、容器と同じ包装に同封されていることを
特徴としている。このようなエアゾール製品では、前記
表示部材がシートないしフィルムであり、前記容器に設
ける手段がその表示部材の裏面に設けた接着剤ないし粘
着剤であり、その表示部材が剥離紙に貼られているもの
が好ましい。また表示部材においては、容器に設ける手
段を、表示部材に一体に設けた、容器の首部に引っかけ
るためのリング部により構成することができる。
求項1)は、使用者が内容物を使い切り、容器にガスが
残存しないことを確認した後、ガス抜き済みであること
の表示を見える状態にし、容器に対し、「ガス抜き済
み」であることを表示する。表示は文字のほか、絵、記
号など、一目で分かるものが好ましい。一旦このように
表示が現れると、使用者の手元に置いている場合でも、
あるいは処理業者が回収した後でも、そのまま廃棄・再
生処理してよいか、一旦ガス抜き処理をしてから廃棄・
再生処理すべきかが直ちに分かり、そのたびに確認する
必要がなくなる。また、表示は容器自体に設けているか
ら、バルブやキャップなどを分別廃棄した後でも、ある
いは回収、搬送作業の後でも、容易に判別することがで
きる。
在に設けられているエアゾール製品(請求項2)では、
カバーリング要素を容器から取り外すと、見えない状態
に維持されていた「ガス抜きが完了している」ことを示
す表示が現れ、見ることができるようになる。さらに表
示は単にカバーリング要素で覆われているだけであるの
で、使用者は廃棄前などにそのカバーリング要素を取り
外すという簡単な行為を行うだけでよい。したがって筆
記用具などの道具を何ら要せず、手間もほとんどかから
ない。そのため消費者などの負担が少なく、実行される
蓋然性が高い。さらに人には「隠されているものは見た
くなる」という心理的な側面があるので、カバーリング
を外す行為は面倒なものではなく、むしろ消費者に興味
を引き起こし、カバーリングの取り外しが実行される可
能性は高く、ひいてはガス抜きを慫慂する効果が高い。
部材とを有するエアゾール製品において、その噴射部材
を容器に対して取り外し自在に、かつ、その一部が表示
を隠す状態で取り付ける場合(請求項3)は、ガス抜き
の完了後に噴射部材を分別廃棄するだけで自然と「ガス
抜き済」の表示が外部に現れる。したがって使用者の負
担が一層少ない。さらに噴射部材を取り外すと「ガス抜
き済」の表示が現れることを消費者に知らせておけば、
どのような表示が現れるのかという興味も手伝って、消
費者が分別廃棄をする可能性が高くなる。
っている不透明のフィルムないしシートにより構成する
場合(請求項4)は、そのフィルムやシートを引き剥が
したり、破ったりするだけで表示が現れる。そのため、
消費者が一層実行しやすくなる。さらにフィルムないし
シートの上に、ガス抜きをすること、およびその後にフ
ィルムやシートを破ることをすすめる説明、あるいはそ
のエアゾール製品の使用方法や廃棄方法など、他の表示
を行うことが容易である。
剥がし自在に貼着しておく場合(請求項5)は、エアゾ
ール製品にラベルなどを貼着するときに同時にカバーリ
ングを行うことができる。そのため量産する場合のコス
トを下げることができる。また「表示」と「カバーリン
グ要素」をあらかじめ貼り合わせた二重のラベルにして
おいてもよく、その場合は一層コストを低減しうる。前
記カバーリング要素を、容器の表面を覆っている削り取
り容易な不透明の被覆とする場合(請求項6)は、爪や
コインなどで被覆を削り取ることにより、表示を露出さ
せることができる。
から見えない状態で取り外し自在に設けられる表示部材
に設けられており、かつ、その表示部材が、バルブの操
作部材を噴出操作した状態で容器ないし噴射部材に取り
付ける手段を備えているエアゾール製品(請求項7)で
は、消費者は表示部材を噴射部材などから取り外し、容
器などに取り付けると、容器のガスが抜け、同時にガス
抜き表示を行うことができる。したがってガス抜き後の
容器についてはガス抜きであることが外観から明らかに
なり、逆にガス抜きをしていないものに誤って表示をす
ることが防止される。
くとも両端近辺に前記取り付け手段を備えた可撓性を有
するテープ状の部材である場合(請求項8)は、噴射部
材などから取り外したテープ状の表示手段で押しボタン
を押した状態でその両端近辺を容器などに取り付ける。
それにより容器のガスが抜け、同時にガス抜き表示を行
うことができる。
ないし付属部材に取り外し自在に設けられるシート状の
部材であり、かつ、その表示部材が表示を表側にした状
態で容器ないし噴射部材に取り付け可能に構成されてい
るエアゾール製品(請求項9)では、表示を裏側にした
状態では外部からガス抜き表示が見えない。そして消費
者はガス抜きを行った後に、表示が表側になるようにし
て容器などに取り付ける。このものは1枚の表示部材を
容器などに取り付けているのでエアゾール製品の使用中
に表示部材を紛失しにくく、しかも直ちに見つけること
ができる。
ボタンを覆っている操作のための窓を備えたボタンカバ
ーとを有し、そのボタンカバーの一部が他の部分から分
離容易に連続すると共に、分離後に押しボタンとボタン
カバーの間に挿入して押しボタンを押した状態に維持す
る挿入片として構成され、その挿入片の裏面に前記表示
が設けられているエアゾール製品(請求項10)では、
消費者はエアゾール製品の使用完了後に挿入片を切り離
し、その挿入片を押しボタンとボタンカバーの間に挿入
する。それによりガス抜きと表示を同時に行うことがで
きる。
材を操作した状態に維持するガス抜き具を兼ねている場
合(請求項11)は、カバーリング要素を取り外すこと
により容器表面に表示を露出させることができ、その取
り外したカバーリング要素をそのまま用いてガス抜きを
行うことができる。このように表示を露出させる動作と
ガス抜きを行う動作を一連の動作として行えるので便利
であり、表示を露出させる動作を忘れることがない。
作部材を開操作状態に維持するガス抜き具を兼ねてお
り、そのガス抜き具をバルブの操作部材に取り付けたと
き、表示が外部から見えるように構成しているエアゾー
ル製品(請求項12)では、ガス抜き具をバルブの操作
部材に取り付けることによりガス抜きと表示を同時に行
うことができる。そしてガス抜き具が取り付けられてい
ることと表示の両方で、ガス抜き済みであることをアピ
ールすることができる。
と、噴出操作を維持する状態とに切り換えることができ
るガス抜き機構を備え、そのガス抜き機構に、噴出操作
した状態のときに表示が現れるように、表示部材とカバ
ーリング要素とが相対移動自在に設けられているエアゾ
ール製品(請求項13)では、消費者はエアゾール製品
の使用完了後に表示部材とカバーリング要素を相対的に
移動させることにより、ガス抜き操作と表示を同時に行
うことができる。
ンの周囲に設けた窓部を備えた肩カバーと、その肩カバ
ーの内面側に回動自在に設けられ、一方向に回動したと
きに押しボタンを押した状態に拘束する可動部材とを有
し、その可動部材の表面に、可動部材を前記一方向に回
動させたときに前記窓に現れる表示が設けられているガ
ス抜き機構を用いたエアゾール製品(請求項14)の場
合は、消費者はエアゾール製品の使用完了後に可動部材
を一方向に回動させるだけで表示とガス抜き操作を同時
に行うことができる。
容器に設けるための手段とを備えた表示部材が、容器か
ら分離した状態で、かつ、容器と同じ包装に同封されて
いるエアゾール製品(請求項15)では、消費者はエア
ゾール製品の使用完了後に、別個に保管していた表示部
材を容器に設ければよい。
ないし粘着剤を設けたシートないしフィルムと、剥離紙
とからなるものを採用する場合(請求項16)は、表示
部材の保管が容易であり、しかも表示部材を剥離紙から
剥がして容器に貼り付けるだけよい。しかも一旦取り付
けると外れにくい利点があり、製造や取り扱いが簡単で
ある。さらに前記表示部材を容器に設ける手段が、表示
部材に一体に設けた、容器の首部に引っかけるためのリ
ング部であるエアゾール製品(請求項17)では、使用
者はエアゾール製品の使用完了後に表示部材を容器の首
部に引っかけるだけでよいので、取り扱いが一層簡単で
ある。
のエアゾール製品の実施の形態を説明する。図1は本発
明のエアゾール製品の一実施形態を示す斜視図、図2a
〜cは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を
示す使用方法説明図、図3は本発明のエアゾール製品の
他の実施形態を示す要部断面図、図4は本発明のエアゾ
ール製品のさらに他の実施形態を示す使用方法説明図、
図5は本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を
示す要部斜視図、図6および図7は本発明のエアゾール
製品のさらに他の実施形態を使用方法と共に示す要部斜
視図、図8aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実
施形態を表示顕在化の方法と共に示す要部斜視図、図8
bおよび図8cはそれぞれそのエアゾール製品の表示を
隠している状態と表した状態を示す断面図、図9は本発
明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を使用方法と
共に示す要部斜視図、図10は本発明のエアゾール製品
のさらに他の実施形態を示す要部斜視図、図11aは本
発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示す部分
切り欠き分解斜視図、図11bはそのエアゾール製品の
表示部材の断面図、図12aおよび図12bはそれぞれ
本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態における
表示を隠している状態と表した状態を示す要部斜視図、
図13はそのエアゾール製品の要部断面図、図14およ
び図15はそれぞれ本発明のエアゾール製品のさらに他
の実施形態を使用方法と共に示す要部斜視図である。
と、その容器の上端開口部に取り付けられたバルブと、
そのバルブのマウンティングカップに係合した肩カバー
2と、バルブのステムに嵌合したボタン(押しボタン)
3とを備えている。容器1はたとえばアルミニウムやブ
リキなどの金属薄板をプレス成形した公知のものであ
り、底部4と、胴部5と、胴部の上端に設けた肩部6と
を有する(図3参照)。容器1の内部には、噴出させる
べき原液と、その原液を噴射するための噴射剤とが充填
されている。またバルブ、肩カバー2およびボタン3も
公知のものである。ボタン3には噴射口3aが設けられ
ている。
胴部5の外周に貼着したラベルシート7と、そのラベル
シート7の上から、ラベルシートを覆い隠すように貼り
付けたカバーシート8である。ラベルシート7には、
「ガス抜き済」などといった、容器1から内容物、とく
に噴射剤(ガス)を出し切った旨の表示がされている。
ラベルシート7は、たとえば紙、合成樹脂、金属箔、そ
れらの積層体などのフィルムないしシートなどにより製
造される。ラベルシート7は容器1から容易に剥がれな
いように、糊、合成樹脂、合成ゴムなどの接着剤などで
貼着されている。なお、容器1の表面上に表示を直接印
刷するようにしてもよい。
リング要素の一種であり、ラベルシート7の表示が見え
ないように覆うものである。カバーシート8は、たとえ
ば紙、合成樹脂、金属箔、それらの積層体などの不透明
なフィルムないしシートなどにより構成されている。カ
バーシート8は、たとえば表示の周囲のみに貼着した
り、ラベルシート7を容器1に貼着する接着剤よりも接
着力の弱い接着剤で貼着することにより、比較的容易に
容器1から、あるいはラベルシート7から引き剥がせる
ように貼り付けられている。なおラベルシート7の表面
に、カバーシート8の接着剤が剥がれやすいようにする
ためのシリコーン系樹脂などのコーティングを施してお
いてもよい。カバーシート8の周囲、とくにコーナー部
には、引き剥がすときに摘むための摘み片9が突設され
ている。そしてカバーシート8の表面には、「廃棄前に
ガス抜きを必ず行うこと」および「ガス抜きが完了した
後はこのシートを引き剥がすこと」などといった説明文
ないし注意書きが記載されている。なお、「ボタン3を
一定時間押し続けてガス抜きをする」および「容器を振
って内容物がないことを確認する」などといった、ガス
抜き方法の詳しい説明を他の説明ラベル10などに記載
しておくようにしてもよい。
は、使用者がエアゾール製品の内容物を使いきった後、
説明ラベル10などの説明にしたがってボタン3を一定
時間押し続け、ガス抜きを行う。そしてガス抜きを確認
した上で、カバーシート8の摘み片9を矢印のように引
っ張ってカバーシート8を引き剥がす。それによりその
下のラベルシート7の「ガス抜き済」などの表示が現れ
る。ついで金属製の容器1と合成樹脂製の肩カバー2や
ボタン3などを分別し、資源ごみの収集日まで保管して
おく。したがって収集日の当日には、容器1の「ガス抜
き済」の表示を目で確認して安心して廃棄することがで
きる。なお、カバーシート8を剥がしておらず、「ガス
抜き済」の表示がない容器1については、再度容器1を
振るなどによりガス抜きの有無を確認し、ガスが残留し
ている場合はガス抜きを行った上で、カバーシート8を
剥がし、廃棄する。
「ガス抜き済」の表示によりガスが残留しているかどう
かがわかるので、ガスを抜いていないものだけを再度ガ
ス抜きし、ガスを抜いた容器1のみを圧縮・再生処理な
どにまわせばよい。
ガス抜き済みの表示の上にカバーシート8を設けている
ので、使用者は単にカバーシート8を剥がすだけでガス
抜き済みであることを表示することができる。さらにカ
バーシート8を剥がす行為は、その下の未知のものを見
ようとする興味を惹き起こす。そのため実行される可能
性が高い。しかもそのカバーシート8を剥がす前提とし
てのガス抜き作業も、実行される可能性が高くなる。
をカバーリング要素として採用したエアゾール製品の要
部を示している。このものは、容器1の胴部5の表面に
印刷した「ガス抜き済」の表示7aの上に、金属粉、合
成樹脂粉、皮膜形成樹脂などの削り取り容易な不透明の
被覆8aを設けたものである。被覆8aは、たとえば転
写(とくに熱転写)あるいはスクリーン印刷などの方法
で設けることができる。その場合、容器1の表面にホッ
トメルト系などの接着剤を所定の形状で印刷ないし転写
しておき、その上に被覆8aの材料の金属粉末などを転
写するようにしてもよい。また、図1におけるラベルシ
ート7を容器1に貼り付け、その上に被覆8aを設けて
もよい。その場合はラベルシート7の上にあらかじめ被
覆8aを設けておくことができる。いずれの場合も、被
覆8aの周縁部8bの接着強度を強くすることにより、
剥がれにくくしておくのが好ましい。それにより誤って
物が当たってこすれた場合に、被覆8aの中央部を保護
することができる。
抜きを終了した後、図2bに示すように、コインなどで
被覆8aの中央部をこすることにより、被覆8aを剥が
していくことができる。そしてすべての被覆8aの中央
部をこすり落とすことにより、図2cに示すように、
「ガス抜き済」の表示7aを露出させることができる。
このものは図1のエアゾール製品Aの場合と同一の作用
効果を奏することができると共に、被覆8aの下の表示
7aがしだいに現れてくるので、使用者の興趣を惹き起
こし、実行される可能性が一層高くなる。
肩部6に「ガス抜き済」と表示したラベルシート7が貼
着されている。なお肩部6の表面に直接表示を印刷して
もよい。ラベルシート7などの表示は肩部6を覆う肩カ
バー2によって覆われている。肩カバー2は請求項3の
噴射部材に含まれる。肩カバー2はそれぞれ円筒状の外
周壁11、中間壁12および内周壁13を備えており、
それらは縦リブ14、15で連結されている。外周壁1
1の下端は容器1の肩部6の下部に当接されており、中
間壁12の下端はバルブ16のマウンティングカップ1
7の外周フランジ18に弾力的に係合されている。内周
壁13の下端はマウンティングカップ17の内部に嵌入
されている。そしてそれにより肩カバー2は容器1に着
脱自在に取り付けられている。容器1はアルミニウムあ
るいはブリキなどの金属製であり、肩カバー2およびボ
タン3は合成樹脂製である。
製品の廃棄前にはボタンを押し続けてガスを抜くこと」
などのガス抜きの方法、ガス抜きの確認方法、ガス抜き
を確認した後に、カバーキャップおよびボタンを取り外
して分別廃棄をすべきこと、およびその方法などを記載
した説明ラベル10が貼られている。なお容器1の表面
にそれらの説明を直接印刷するようにしてもよい。
は、使用者がエアゾール製品を使い終わった後、説明ラ
ベルの指示にしたがってガス抜きを行い、肩カバー2を
取り外すと、肩部6のラベルシート7が現れ、その容器
1がすでにガス抜き済みであることが表示される。した
がってこのエアゾール製品Bでは、合成樹脂製の肩カバ
ー2やボタン3とアルミニウム製の容器1とが分別廃棄
されると共に、容器1のガス抜きの表示が行われ、前述
の場合と同じく、使用者が廃棄する直前に再度内容物を
確認したり、回収業者や再生業者がガス抜きの有無を再
度確認する必要がなく、表示のないものを重点的にチェ
ックすればよい。したがって、残存ガスによる焼却時の
爆発や破裂などの事故のおそれが少なくなる。さらに分
別廃棄が実行される可能性が一層高くなる。
1の胴部5の表面に大きく「ガス抜き済」の表示20が
印刷されている。そしてその上を不透明な包装フィルム
21で覆っている。包装フィルム21はたとえばシュリ
ンクフィルムなどが好ましい。包装フィルム21には、
図1や図3のエアゾール製品A、Bにおける説明ラベル
10と同様のガス抜きに関する注意書き、およびガス抜
き後にその包装フィルム21を破り取るべきことが記載
されている。
抜き操作を行った後、包装フィルム21を破り取るだけ
で、ガス抜き済みであることの表示20が現れる。それ
により前述の場合と同じ作用効果が奏される。なお、ガ
ス抜き済みの表示20は前述の実施形態の場合よりも大
きいため、視覚効果および安全効果は一層高い。また容
器1自体に印刷で表示20を設けているので、その表示
20が剥がれたり、剥がされたりするおそれがほとんど
ない。
表示20を設けているが、肩部6に設けるようにしても
よい。また印刷により表示20を設けているが、ラベル
シートで表示するようにしてもよい。
アゾール製品Aと実質的に同じものであるが、ラベルシ
ート7の上に貼り付けたカバーシート8の上部8aが肩
カバー2の下側に延ばされており、たとえば容器1の肩
部6に貼り付けられている。そのため、肩カバー2を外
さない限り、カバーシート8の全体を剥がすことができ
ない。したがって肩カバー2と容器1の分別廃棄が確実
に行われる。
とボタン3とがヒンジ23で連続した合成樹脂の一体成
形品としている。そのため肩カバー2を容器1から外す
ときに同時にボタン3も外され、分別廃棄が一層徹底さ
れる。このような肩カバー2とボタン3の一体化は、図
1や図3のエアゾール製品A、Bでも採用するのが好ま
しい。この実施形態ではスパウト3bを備えたボタン3
を採用している。
肩カバー2が合成樹脂製のものを示しているが、合成樹
脂製の容器と金属製の肩カバーとを組み合わせたもので
も同じ作用効果が奏される。なお、二重エアゾール製品
などの場合は容器の底部などにガス抜き用のバルブを別
個に設けることがあるが、その場合もガス抜きの表示お
よびそれを覆うカバーリング要素を設けることにより、
同じ作用効果が奏される。
30の内面に、好ましくはその下端近辺に、ガス抜き済
みであることを示す表示20を設けた柔軟性を有するテ
ープ31を貼り付けている。テープ31は比較的強度が
高い合成樹脂テープが好ましい。テープ31の一面には
その長手方向に沿って表示20が印刷などにより設けら
れ、他面には接着層ないし粘着層が設けられている。キ
ャップ30の内面にはテフロンコートなどの剥離面を設
け、その上にテープ31を貼り付けている。なお符号3
2はテープ31の端部を摘むための摘み片である。
テープ31がキャップ30内にあるので、表示20は外
部からは見えない。そしてエアゾール製品31を使い終
わった後、消費者はキャップ30からテープ31を剥が
し、テープ31の中央部をボタン3の上に貼り付け、そ
のままボタン3を押し下げた上で、テープ30の両端部
を容器1の側面に貼り付ける。それにより容器1と外部
とが連通し、容器1内に残っているガスが抜ける。容器
1を廃棄する場合は、テープ31をそのままにして廃棄
する。
にはガスが抜けていることを示す表示20が設けられて
いるので、廃棄物の回収業者などは直ちにガス抜き済み
であることが分かる。またテープ30がボタン3を押し
ている状態は外部から見えるため、回収業者などは一層
安心して容器1を回収することができる。
は、上記のテープ31をその肩カバーの内面に貼り付け
てもよい。また前記キャップ30が透明な場合は、テー
プ31の表面にさらに表示を隠すためのもう一枚のテー
プをカバーリング要素として重ねて貼り付けてもよい。
そのようなカバーリング要素を用いる場合、あるいは裏
向きに貼り付けられる場合は、キャップ30や肩カバー
の表面、あるいは容器1の表面に貼り付けてもよい。ま
た底カバーを有する場合は、底カバーの内部に貼り付け
ることもできる。
バー2の内部に係止テープ33を収容している。係止テ
ープ33は厚さ0.5〜2mm程度のある程度の可撓性
を有する合成樹脂製または金属製であり、表面に表示2
0が設けられている。そして両端の裏面には、容器1の
マウンティングカップ17のフランジ部18あるいは巻
締め部の内面側に係合する係止突起35が設けられてい
る。
には係止テープ33の表示20が外部から見えない。使
い終わった後は、肩カバー2から係止テープ33を取り
出して、ボタン3の上に中央部を引っかけながら、ボタ
ン3を押し下げ、係止テープ33の両端の係止突起35
をフランジ部18に引っ掛ける。それにより容器1から
ガスが抜け、係止テープ33はボタン3の上向きの力で
引っ張られるので、その状態に保持される。さらに係止
テープ33には表示20が設けられているので、廃棄物
の回収業者などは直ちにガス抜き済みであることが分か
る。このものも裏向きにして肩カバー2や容器1の表
面、底カバーなどに取り付けたり貼り付けたりすること
ができる。
ン3の周囲にボタンカバー37が被されている。ボタン
カバー37は有底円筒状で、上面には常時はボタン3を
隠し、使用時に持ち上げるための、左右をスリットで他
の部分から分離した舌片38がヒンジ部39を介して屈
曲自在に設けられている(図8b参照)。またボタンカ
バー37の下端内周には、図8bに示すように、マウン
ティングカップのフランジ部18と係合する係止突起4
0が設けられている。
8がヒンジ部39でいわゆる弱め線により切り離し容易
に構成されている。またボタンカバー37の上面の裏面
および舌片38の裏面に、互いに係合する係合突起4
1、42が設けられている。そして図8aの下段に示す
ように、舌片38の裏面には、ガス抜きであることを示
す表示20が設けられている。
った後、舌片38をボタンカバー37から切り離し、上
下および前後を反転させて、ボタンカバー37の上面と
ボタン3の間に挿入する。そのとき係合突起41、42
同士を係合させる。それにより、舌片38は容易に抜け
ないように保持されると共に、ボタン3を常時押した状
態に保持する。それにより残存ガスが抜け切ると同時
に、ガス抜きが完了していることを示す表示20が表面
側に現れる。したがって廃品回収業者などが回収したと
き、ボタン3を押している状態と表示20の双方によ
り、ガス抜き済みであることが直ちに分かる。
ャップ45の上部が凹陥しており、その部分にガス抜き
具46が取り外し自在に嵌合されている。ガス抜き具4
6は、有底円筒状の本体47と、その周縁部から突出す
るフランジ部48と、本体47の底部から突出する筒状
の嵌合筒48aとからなる。なおフランジ部は省略する
こともできる。本体47の内面には、エアゾール製品G
のマウンティングカップのフランジ部18と係合する係
止突起40が設けられている。嵌合筒48aは、エアゾ
ール製品のステム49の上端と係合する段部50を備
え、その中心にガス排出孔51が形成されている。さら
に本体47の裏面52には、前述の場合と同様のガス抜
き済みであることを示す表示が設けられている。
った後、まずステム49からボタンを取り外す。そして
ガス抜き具46をカバーキャップ45から取り外して反
転させた上で、嵌合筒48をステム49に嵌合させ、係
止突起40を容器本体のマウンティングカップのフラン
ジ部18に係合させる。それによりガス抜き具46は容
易に抜けないように保持されると共に、ステム49を常
時押した状態に保持する。それにより残存ガスが抜け切
る。またガス抜き具46の裏面にはガス抜きが完了して
いることを示す表示が設けられているので、リサイクル
業者などが回収したとき、そのガス抜き具が装着されて
いる状態と表示の双方により、ガス抜き済みであること
が直ちに分かる。
具46をカバーキャップ45の上面に取り付けている
が、図10に示すように、カバーキャップ45の側面に
ガス抜き具の収容部55を設け、その中に裏面側に表示
を設けたガス抜き具46を取り外し自在に収容してもよ
い。収容部55はたとえば断面T字状の溝などで構成し
うる。なお、収容部55の溝は、想像線のようにガス抜
き具46の側面形状に合わせた断面とし、ガス抜き具4
6を反転状態で収容できないようにするのが一層好まし
い。それによりガスが抜けていないのに、誤ってガス抜
きの表示が表面に現れることを防止しうる。
46の収容方法の他の実施形態を示している。ガス抜き
具46は、たとえば容器1の肩部を覆う肩カバー2の裏
面側に設けたり、ガス抜き具を肩カバーとヒンジ等で連
結して一体とし、ガス抜き前に肩カバーを取り外し、さ
らに肩カバーからガス抜き具を取り外して使用すること
もできる。また容器1の底部に嵌合する底カバーと兼用
する形態を採用することもできる。容器1の底部に嵌合
させる場合、図11bに示すように、ガス抜き具46の
周縁部に嵌合用の周壁58を設け、底面59は容器1の
底部の形態に合わせて上方に凸となるように湾曲させる
のが好ましい。ガス抜きの表示はその裏面60に印刷す
るなどにより設ける。また場合により、その表示を引き
剥がし自在のシールなどで覆ってもよい。
ール製品Jは、ガス抜きの表示/不表示切り換え機構を
備えたガス抜き機構63を肩カバー2に一体に組み込ん
だものである。ガス抜き機構63は、肩カバー2に設け
られる支持筒64と、その支持筒64の周囲に回動自在
に取り付けた、回動操作に伴って上下動する回動部材6
5とを備えている。支持筒64には上下の水平部66
a、66bおよびそれらの間を連結する斜め部66cか
らなるカム溝66が形成されており、回動部材65には
そのカム溝66によって案内されるカム突起67が設け
られている(図13参照)。カム溝66とカム突起67
の組み合わせは、1組でもよいが、2〜3組程度設ける
のが好ましい。
支持筒64の表面には、窓68に現れる操作方法の説明
表示69とガス抜きの表示20が設けられている。さら
に図13に示すように、回動部材65の上端から支持筒
64の上端を超えて支持筒64の内部側にボタン3を下
方に押すための筒状の押し突起70が設けられている。
ボタン3の下部には、その押し突起70の下端と係合す
るフランジ71が設けられている。
は図12aに示すように、回動部材65を、カム突起6
7がカム溝66の上側の水平部66aに係合する位置に
ある。それによりボタン3は上下に移動自在であり、噴
射/停止操作を自由にできる。その状態では窓68から
は、たとえば「左に回すとガスが抜けます」といった説
明表示69が現れている。そしてエアゾール製品Jを使
用し切ったとき、図12bに示すように、回動部材65
を左に回すと、カム突起67がカム溝66内を摺動し、
回動に伴って下方に移動し、カム溝66の下部の水平部
66bと係合する。それにより図13の押し突起70が
ボタン3を下方に押し、ガスが抜ける。その状態では窓
68に「ガス抜き済み」といった表示20が現れる。
7の組み合わせを採用しているが、ネジとネジ溝などを
採用してもよい。また、回動部材65を支持筒64の内
面側に配置し、支持筒64に窓68を設け、回動部材6
5に表示20を設けるようにしてもよい。
1に直接表示したり、あるいは容器1に取り付けたシー
ルやカバー類などにガス抜き済みであることを示す表示
20を設けているが、図14のエアゾール製品Kおよび
図15のエアゾール製品Lでは、容器1とは別個に表示
部材を設け、容器1と一緒に包装したり、別個に配るよ
うにしている。したがって通常の使用時には容器1に表
示が現れていない。
表示20を設けたタグ76と、そのタグ76を容器1の
肩部6に引っ掛けるためリング部77とからなる表示部
材75を採用している。このような表示部材75はたと
えば紙や合成樹脂シート、アルミ箔、マグネットシート
などで構成しうる。このものは消費者がエアゾール製品
Kを使い終わり、容器1内のガスを抜き切ったきった
後、リング部77を単に肩部6に引っ掛けるだけで表示
を行うことができる。なおリング部77の裏面に粘着層
ないし接着層を設けておいてもよい。
剥離紙78に仮着した表示ラベル79からなる表示部材
を採用している。表示ラベル79の裏面には、粘着剤な
いし接着剤が塗布されている。このものは消費者がエア
ゾール製品Lを使い終わり、容器1内のガスを抜き切っ
た後、表示ラベル79を容器1の胴部などに貼着するだ
けで、簡単に表示を行うことができる。なお表示ラベル
79に対し、図1のカバーシート8や図2のスクラッチ
式の被覆8aなどのカバーリング要素を設けておいても
よい。その場合は使用者はエアゾール製品を使用する前
にあらかじめカバーリング要素付きの表示ラベル79を
容器1に貼着しておき、エアゾール製品を使い切った
後、そのカバーリング要素を取り除く。このようにする
と、途中で表示ラベル79を失うおそれがない。なお剥
離紙78に複数枚の表示ラベル79を仮着しておいても
よい。
斜視図である。
に他の実施形態を示す使用方法説明図である。
す要部断面図である。
態を示す使用方法説明図である。
態を示す要部斜視図である。
態を使用方法と共に示す要部斜視図である。
態を使用方法と共に示す要部斜視図である。
の実施形態を表示顕在化の方法と共に示す要部斜視図で
あり、図8bおよび図8cはそれぞれそのエアゾール製
品の表示を隠している状態と表した状態を示す断面図で
ある。
態を使用方法と共に示す要部斜視図である。
形態を示す要部斜視図である。
に他の実施形態を示す部分切り欠き分解斜視図であり、
図11bはそのエアゾール製品の表示部材の断面図であ
る。
のエアゾール製品のさらに他の実施形態における表示を
隠している状態と表した状態を示す要部斜視図である。
図である。
形態を使用方法と共に示す要部斜視図である。
形態を使用方法と共に示す要部斜視図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 ガス抜き済みの容器にガス抜き済みであ
ることを表示する手段と、ガス抜き前の状態でその表示
を見えないように維持する手段とを備えているエアゾー
ル製品。 - 【請求項2】 前記表示が容器の表面にあらかじめ設け
られており、その表示を隠すカバーリング要素が容器に
対して取り外し自在に設けられている請求項1記載のエ
アゾール製品。 - 【請求項3】 容器と、その容器と材質が異なる噴射部
材とを有し、その噴射部材が容器に対して取り外し自在
に、かつ、一部が前記表示を隠す状態で取り付けられて
いる請求項2記載のエアゾール製品。 - 【請求項4】 前記カバーリング要素が、容器の表面を
覆っている不透明のフィルムないしシートである請求項
2記載のエアゾール製品。 - 【請求項5】 前記フィルムないしシートを容器の表面
に引き剥がし自在に貼着している請求項4記載のエアゾ
ール製品。 - 【請求項6】 前記カバーリング要素が、容器の表面を
覆っている削り取り容易な不透明の被覆である請求項2
記載のエアゾール製品。 - 【請求項7】 前記表示が、容器ないしその付属部材に
対し、外部から見えない状態で取り外し自在に設けられ
る表示部材に設けられており、かつ、その表示部材が、
バルブの操作部材を噴出操作している状態で容器本体な
いし噴射部材に取り付ける手段を備えている請求項1記
載のエアゾール製品。 - 【請求項8】 前記バルブの操作部材が押しボタンであ
り、表示部材が少なくとも両端近辺に前記取り付け手段
を備えた可撓性を有するテープ状の部材である請求項7
記載のエアゾール製品。 - 【請求項9】 前記表示部材が、表示を裏側にした状態
で容器ないし付属部材に取り外し自在に設けられるシー
ト状の部材であり、かつ、その表示部材が表示を表側に
した状態で容器ないし噴射部材に取り付け可能に構成さ
れている請求項1記載のエアゾール製品。 - 【請求項10】 バルブを操作する押しボタンと、その
押しボタンを覆っている、操作のための窓を備えたボタ
ンカバーとを有し、そのボタンカバーの一部が他の部分
から分離容易に連続すると共に、分離後に押しボタンと
ボタンカバーの間に挿入して押しボタンを押した状態に
維持する挿入片として構成され、その挿入片の裏面に前
記表示が設けられている請求項9記載のエアゾール製
品。 - 【請求項11】 前記カバーリング要素が、バルブの操
作部材を操作した状態に維持するガス抜き具を兼ねてい
る請求項2記載のエアゾール製品。 - 【請求項12】 前記表示を設けた表示部材が、バルブ
の操作部材を開操作状態に維持するガス抜き具を兼ねて
おり、そのガス抜き具をバルブの操作部材に取り付けた
とき、表示が外部から見えるように構成している請求項
1記載のエアゾール製品。 - 【請求項13】 バルブの操作部材の操作を自由とする
状態と、噴出操作を維持する状態とに切り換えることが
できるガス抜き機構を備え、そのガス抜き機構に、噴出
操作した状態のときに表示が現れるように、表示部材と
カバーリング要素とが相対移動自在に設けられている請
求項1記載のエアゾール製品。 - 【請求項14】 前記ガス抜き機構が、押しボタンの周
囲に設けた窓部を備えた肩カバーと、その肩カバーの内
面側に回動自在に設けられ、一方向に回動したときに押
しボタンを押した状態に拘束する可動部材とを有し、そ
の可動部材の表面に、可動部材を前記一方向に回動させ
たときに前記窓に現れる表示が設けられている請求項1
3記載のエアゾール製品。 - 【請求項15】 ガス抜きが完了していることを示す表
示と、容器に設けるための手段とを備えた表示部材が、
容器から分離した状態で、かつ、容器と同じ包装に同封
されているエアゾール製品。 - 【請求項16】 前記表示部材がシートないしフィルム
であり、前記容器に設ける手段がその表示部材の裏面に
設けた接着剤ないし粘着剤であり、その表示部材が剥離
紙に貼られている請求項15記載のエアゾール製品。 - 【請求項17】 前記表示部材を容器に設ける手段が、
表示部材に一体に設けた、容器の首部に引っかけるため
のリング部である請求項15記載のエアゾール製品。
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