JP2019077501A - 容器入り製品 - Google Patents
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Abstract
Description
容器に製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
広告情報が印刷されたシュリンクフィルムと、
を備え、
前記容器本体を前記シュリンクフィルムで被覆したとき、前記製品表示情報を視認可能な透過領域が前記シュリンクフィルムに設けられていることにある。
容器に製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
広告情報が印刷されたシュリンクフィルムと、
を備え、
前記容器本体を前記シュリンクフィルムで被覆したとき、前記容器本体の製品表示情報が隠れる場合でも同じ情報を確認できるように、前記シュリンクフィルムにも前記製品表示情報が印刷されていることにある。
前記容器本体において、前記製品表示情報は、前記容器本体の高さ方向に延伸する垂線に沿うように印刷されていることが好ましい。
前記容器本体において、前記製品表示情報が印刷されていない領域に図柄等表示情報が印刷されていることが好ましい。
前記シュリンクフィルムにおいて、前記透過領域は、前記容器本体の前記製品表示情報が印刷されている領域よりも大きく構成されていることが好ましい。
前記製品表示情報は、商品名、特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、及び製品識別情報からなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
前記広告情報は、商品名、図柄、模様、特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、及び製品識別情報からなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
前記図柄等表示情報及び前記広告情報が共に文字を含む場合、前記図柄等表示情報に含まれる文字は、前記広告情報に含まれる文字よりも小さく構成されていることが好ましい。
前記広告情報は害虫の図柄を含み、前記図柄等表示情報は害虫の図柄を含まない、又は前記広告情報に含まれる前記害虫の図柄より小さいサイズの害虫の図柄を含むことが好ましい。
前記製剤は、殺虫剤、防虫剤、又は忌避剤であることが好ましい。
前記容器本体は、前記製剤が貯留される貯留部と、前記製剤を放出する放出部とを備え、
前記シュリンクフィルムで被覆された容器本体から当該シュリンクフィルムを剥離する場合において、前記貯留部と前記放出部とを個別に露出させることを可能とするミシン目が、前記シュリンクフィルムに形成されていることが好ましい。
前記シュリンクフィルムにおいて、前記広告情報は前記貯留部を被覆する領域に印刷されていることが好ましい。
図1は、本発明の第一実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。図2は、図1に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。第一実施形態に係る容器入り製品は、例えば、エアゾール製品、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などが挙げられるが、図1では、容器入り製品として、ゴキブリ用の殺虫エアゾール製品100を例示している。殺虫エアゾール製品100は、その内部に封入された殺虫剤、防虫剤、及び忌避剤等の製剤を噴射剤とともに害虫に向けて噴射することで害虫を殺虫するものであり、容器本体であるエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆するシュリンクフィルム20とを備える。
図1に示すように、容器本体であるエアゾール缶10は、製剤が貯留される貯留部としての耐圧容器10aと、製剤を放出する放出部としての噴射ボタン10bとを備える。エアゾール缶10(耐圧容器10a)には、図2に示すように、製品表示情報11が印刷されている。製品表示情報11とは、商品名、当該製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報(バーコード、QRコード(登録商標)等)などの情報である。製品表示情報11は、当該製品の購入者が必要とする情報であるため、常に視認可能な状態とされている。製品表示情報11は、図2に示すように、エアゾール缶10の高さ方向に延伸する垂線Yに沿うように印刷されていることが好ましい。これは、後述するシュリンクフィルム20の位置合わせを容易にするためである。
シュリンクフィルム20は、エアゾール缶10に被せた状態で加熱すると、フィルム全体が収縮してエアゾール缶10の表面に密着する。シュリンクフィルム20の素材としては、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などの熱可塑性樹脂が用いられる。
図3は、本発明の第二実施形態に係る容器入り製品101の斜視図である。図4は、図3に示した容器入り製品101の側面の分解展開図である。この第二実施形態においても、容器入り製品101として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆するシュリンクフィルム20とを備えたゴキブリ用の殺虫エアゾール製品101を例示している。
第二実施形態において、図3及び図4に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
第二実施形態において、シュリンクフィルム20の特性及び素材は、第一実施形態で説明したシュリンクフィルム20と同様であるため、特性及び素材に関する詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の第三実施形態に係る容器入り製品102の斜視図である。この第三実施形態においても、容器入り製品102として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆するシュリンクフィルム20とを備えたゴキブリ用の殺虫エアゾール製品102を例示している。
次に、本発明の容器入り製品の構成例を説明する。なお、これらの構成例は、図1及び図2に示した第一実施形態に係る容器入り製品(殺虫エアゾール製品)100の構成に基づくものであるが、図3及び図4に示した第二実施形態に係る容器入り製品101、及び図5に示した第三実施形態102に係る容器入り製品においても同様の構成を採用することができる。また、製品形態については、本明細書で説明するエアゾール製品の他に、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などの他の製品にも適用可能である。
図6は、構成例1に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例1では、シュリンクフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫であるゴキブリの図柄、並びに商品名及び製造者情報が含まれている。一方、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、図柄(ジグザグ状の幾何学模様)の他に、シュリンクフィルム20に印刷されている広告情報21に含まれる文字と同様の文字(商品名、製造者情報)が含まれている。ここで、図柄等表示情報12に含まれる文字は、広告情報21に含まれる文字よりも小さく構成されている。このような構成のため、構成例1では、エアゾール缶10からシュリンクフィルム20を剥離した場合、図柄等表示情報12に含まれる文字があまり目立たず、殺虫エアゾール製品のデザイン性を損なうことがない。従って、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてシュリンクフィルム20を剥離することで、製品表示情報が表示された状態のまま、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。
図7は、構成例2に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例2では、シュリンクフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫であるゴキブリの図柄、並びに商品名及び製造者情報が含まれている。一方、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄は含まれておらず、代わりにストライプ柄の落ち着いた模様が含まれている。構成例2では、エアゾール缶10からシュリンクフィルム20を剥離すると、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄が消失するとともに、図柄等表示情報12に含まれるストライプ柄が出現することで、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる。従って、消費者は、製品表示情報が表示された状態のまま、好みや室内空間の雰囲気に応じてシュリンクフィルム20を剥離し、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。
図8は、構成例3に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例3では、シュリンクフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫であるゴキブリの図柄、並びに商品名及び製造者情報が含まれている。一方、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄及び水玉柄の模様が含まれている。ただし、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも小さいサイズに構成されている。このような構成のため、構成例3では、エアゾール缶10からシュリンクフィルム20を剥離すると、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄が消失するとともに、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄及び水玉柄が出現することになる。ここで、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、十分に小さく周囲の水玉柄と調和したものとなっている。このため、消費者はゴキブリの図柄に嫌悪感を抱くことなく、デザインとして受け入れ易いものとなる。従って、消費者は、製品表示情報が表示された状態のまま、好みや室内空間の雰囲気に応じてシュリンクフィルム20を剥離し、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。
本発明の容器入り製品は、製品表示情報が表示された状態のまま、消費者の好みや室内空間の雰囲気に合わせて製品のデザインを選択できるという本発明の趣旨を逸脱しない限り、様々な改変が可能である。以下、そのような改変例を別実施形態として説明する。
容器入り製品100において、シュリンクフィルム20の透過領域22は、透明ないし半透明に構成することで製品表示情報11を視認可能とするものであるが、製品表示情報11の視認性を妨げない程度であれば文字や図柄が印刷されていてもよい。例えば、透過領域22に製品のロット番号を小さく印字しておけば、透過領域22から視認できる製品表示情報11には製造者情報が含まれているため、製造者への問い合わせが容易なものとなる。
容器入り製品100において、シュリンクフィルム20の透過領域22には、肉眼では見えないが赤外線等で読み取り可能な文字や図柄等の情報を印刷しておくことも可能である。この場合、製品の出荷前の検査等に当該情報を利用することができる。
容器入り製品100において、シュリンクフィルム20の透過領域22は、当該シュリンクフィルム20の一部を取り除いたものであってもよい。すなわち、容器本体10の製品表示情報11が露出した状態とすることも可能である。この場合、消費者は製品表示情報11を確実に視認することができる。また、シュリンクフィルム20が取り除かれた部分に僅かな段差が生じるため、この段差に爪を掛けてシュリンクフィルム20を取り外し易くなる。
容器入り製品100〜102において、シュリンクフィルム20の広告情報21は、容器本体10の図柄等表示情報12と重なった状態で当該図柄等表示情報12と合わせて広告機能を発揮するように構成することも可能である。例えば、容器入り製品100がハチ用の殺虫エアゾールである場合、図柄等表示情報12が花柄を含み、広告情報21を透明な領域の中にハチの図柄を印刷したものとすれば、容器本体10がシュリンクフィルム20で被覆されている状態ではハチが花畑を飛び回っているかのようなイラストとなって消費者の注目を惹くこととなり、容器本体10からシュリンクフィルム20を剥離すると花柄のみとなって落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる。
10a 耐圧容器(貯留部)
10b 噴射ボタン(放出部)
11 製品表示情報
12 図柄等表示情報
20 シュリンクフィルム
20a 耐圧容器側フィルム20a
20b 噴射ボタン側フィルム20b
21 広告情報
22 透過領域
23 製品表示情報
100 殺虫エアゾール製品(第一実施形態に係る容器入り製品)
101 殺虫エアゾール製品(第二実施形態に係る容器入り製品)
102 殺虫エアゾール製品(第三実施形態に係る容器入り製品)
X ミシン目
Y 垂線
Claims (12)
- 容器に製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
広告情報が印刷されたシュリンクフィルムと、
を備え、
前記容器本体を前記シュリンクフィルムで被覆したとき、前記製品表示情報を視認可能な透過領域が前記シュリンクフィルムに設けられている容器入り製品。 - 容器に製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
広告情報が印刷されたシュリンクフィルムと、
を備え、
前記容器本体を前記シュリンクフィルムで被覆したとき、前記容器本体の製品表示情報が隠れる場合でも同じ情報を確認できるように、前記シュリンクフィルムにも前記製品表示情報が印刷されている容器入り製品。 - 前記容器本体において、前記製品表示情報は、前記容器本体の高さ方向に延伸する垂線に沿うように印刷されている請求項1又は2に記載の容器入り製品。
- 前記容器本体において、前記製品表示情報が印刷されていない領域に図柄等表示情報が印刷されている請求項1〜3の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記シュリンクフィルムにおいて、前記透過領域は、前記容器本体の前記製品表示情報が印刷されている領域よりも大きく構成されている請求項1に記載の容器入り製品。
- 前記製品表示情報は、商品名、特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、及び製品識別情報からなる群から選択される少なくとも一つである請求項1〜5の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記広告情報は、商品名、図柄、模様、特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、及び製品識別情報からなる群から選択される少なくとも一つである請求項1〜6の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記図柄等表示情報及び前記広告情報が共に文字を含む場合、前記図柄等表示情報に含まれる文字は、前記広告情報に含まれる文字よりも小さく構成されている請求項4〜7の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記広告情報は害虫の図柄を含み、前記図柄等表示情報は害虫の図柄を含まない、又は前記広告情報に含まれる前記害虫の図柄より小さいサイズの害虫の図柄を含む請求項4〜8の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記製剤は、殺虫剤、防虫剤、又は忌避剤である請求項1〜9の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記容器本体は、前記製剤が貯留される貯留部と、前記製剤を放出する放出部とを備え、
前記シュリンクフィルムで被覆された容器本体から当該シュリンクフィルムを剥離する場合において、前記貯留部と前記放出部とを個別に露出させることを可能とするミシン目が、前記シュリンクフィルムに形成されている請求項1〜10の何れか一項に記載の容器入り製品。 - 前記シュリンクフィルムにおいて、前記広告情報は前記貯留部を被覆する領域に印刷されている請求項11に記載の容器入り製品。
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