JP2020075760A - 容器入り製品 - Google Patents
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Abstract
Description
容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
前記容器本体を被覆し、製品使用時に除去可能な包材と、
を備え、
前記包材には、防除対象の害虫を意図する又は想起させる害虫関連情報を含む広告情報が印刷されており、
前記容器本体には、前記害虫関連情報が印刷されていない、又は前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されていることにある。
前記害虫関連情報は、害虫の図柄、及び/又は害虫を示す文字情報を含むことが好ましい。
前記容器本体を前記包材で被覆したとき、前記容器本体の製品表示情報が隠れる場合でも同じ情報を確認できるように、前記包材にも前記製品表示情報が印刷されていることが好ましい。
前記包材は、フィルム、ブリスターパック、小函、及びシールからなる群から選択される一つであることが好ましい。
前記容器本体において、前記製品表示情報が印刷されていない領域に、前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報、模様、及び文字からなる群から選択される少なくとも一つを含む図柄等表示情報が印刷されていることが好ましい。
前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報は、前記包材における前記害虫関連情報より小さいサイズの害虫関連情報、又は前記包材における前記害虫関連情報より明度及び/又は彩度が小さい色調の害虫関連情報であることが好ましい。
前記の何れか一つに記載の容器入り製品の防除対象の確認を支援するための拡張現実表示システムであって、
前記容器本体には、ビジョンベース拡張現実表示において付加情報の提示を指示する拡張現実表示用マーカーが印刷されており、
前記拡張現実表示用マーカーと、前記包材における前記害虫関連情報の画像とを対応付けて格納する格納手段と、
前記包材が除去された前記容器本体が撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
前記撮影画像から前記拡張現実表示用マーカーを抽出する抽出手段と、
抽出された前記拡張現実表示用マーカーに対応する前記害虫関連情報の画像を、前記格納手段から取得し、当該害虫関連情報の画像を前記撮影画像に合成した合成画像を生成する合成手段と、
前記合成画像を表示する表示手段と
を備えることにある。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。図2は、図1に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。第一実施形態に係る容器入り製品は、例えば、エアゾール製品、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などが挙げられるが、図1では、容器入り製品として、ゴキブリ用の殺虫エアゾール製品100を例示している。殺虫エアゾール製品100は、その内部に封入された殺虫剤、防虫剤、及び忌避剤等の製剤を噴射剤とともに害虫に向けて噴射することで害虫を殺虫するものであり、容器本体であるエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材であるフィルム20とを備える。
容器本体であるエアゾール缶10は、製剤が貯留される貯留部としての耐圧容器10aと、製剤を放出する放出部としての噴射ボタン10bとを備える。図2に示すように、エアゾール缶10(耐圧容器10a)には、ゴキブリの図柄が印刷されておらず、製品表示情報11が印刷されている。製品表示情報11とは、商品名、当該製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報(バーコード、QRコード(登録商標)等)などの情報である。製品表示情報11は、当該製品の購入者が必要とする情報であるため、常に視認可能な状態とされている。製品表示情報11は、図2に示すように、エアゾール缶10の高さ方向に延伸する垂線Yに沿うように印刷されていることが好ましい。これは、後述するフィルム20の位置合わせを容易にするためである。
フィルム20は、エアゾール缶10を被覆し製品使用時に除去可能な包材であり、例えば、エアゾール缶10に被せた状態で加熱すると、フィルム全体が収縮してエアゾール缶10の表面に密着するシュリンクフィルムを使用することができる。フィルム20の素材としては、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などの熱可塑性樹脂が用いられる。なお、フィルム20は、加熱によって収縮させることでエアゾール缶10の表面に密着させる代わりに、粘着剤又は再剥離性粘着剤を用いてエアゾール缶10の表面に貼り付ける、所謂、シールとして構成することも可能である。
図3は、本発明の第二実施形態に係る容器入り製品101の斜視図である。図4は、図3に示した容器入り製品101の側面の分解展開図である。この第二実施形態においても、容器入り製品101として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としてのフィルム20とを備えたゴキブリ用の殺虫エアゾール製品101を例示している。
第二実施形態において、図3及び図4に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
第二実施形態において、包材としてのフィルム20の特性及び素材は、第一実施形態で説明したフィルム20と同様であるため、特性及び素材に関する詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の第三実施形態に係る容器入り製品102の斜視図である。図6は、図5に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。第三実施形態では、容器入り製品102として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としてのブリスターパック30とを備えた蚊用の殺虫エアゾール製品102を例示している。
第三実施形態において、図5及び図6に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
包材としてのブリスターパック30は、台紙部31と、台紙部31に接着されたカバー部32とを有する。カバー部32にはバキュームフォーム等により成形されたポケット部32aが設けられており、ポケット部32aにエアゾール缶10を収容することで、ブリスターパック30は、台紙部31とカバー部32とによってエアゾール缶10を被覆する。台紙部31の素材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、厚紙などが用いられる。カバー部32の素材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)などが用いられる。
図7は、本発明の第四実施形態に係る容器入り製品103の斜視図である。第四実施形態では、容器入り製品103として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としての小函40とを備えた蚊用の殺虫エアゾール製品103を例示している。
第四実施形態において、図7に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
包材としての小函40は、内部にエアゾール缶10を収容することでエアゾール缶10を被覆する。小函40の素材としては、厚紙などが用いられる。
図8は、本発明の第五実施形態に係る容器入り製品104の斜視図である。図9は、図8に示した容器入り製品104の側面の分解展開図である。第五実施形態では、容器入り製品104として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としてのシール50とを備えたゴキブリ用の殺虫エアゾール製品104を例示している。
第五実施形態において、図8及び図9に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
包材としてのシール50は、樹脂、繊維、紙等を素材としたシート状基材の裏面に粘着剤が塗布されたものであり、図8に示すように、エアゾール缶10の表面に貼り付けられることで、エアゾール缶10を被覆する。図8及び9に示すシール50は、エアゾール缶10の一部を被覆するものであるが、エアゾール缶10の全体を被覆するものであってもよい。粘着剤には、粘着力を抑えることで再剥離性を有するものが好適に用いられ、糊残りをほとんど生じさせることなくエアゾール缶10からシール50を容易に剥離させることができる。
次に、本発明の容器入り製品の構成例を説明する。なお、これらの構成例は、図1及び図2に示した第一実施形態に係る容器入り製品(殺虫エアゾール製品)100の構成に基づくものであるが、図3及び図4に示した第二実施形態に係る容器入り製品101、図5及び図6に示した第三実施形態に係る容器入り製品102、図7に示した第四実施形態に係る容器入り製品103、並びに図8及び図9に示した第五実施形態に係る容器入り製品104においても同様の構成を採用することができる。また、製品形態については、本明細書で説明するエアゾール製品の他に、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などの他の製品にも適用可能である。
図10は、構成例1に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例1では、包材であるフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び「ゴキブリスプレー」の文字、並びに商品名及び製造者情報が含まれている。一方、容器本体であるエアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄が含まれておらず、代わりにジグザグ状の幾何学模様の図柄と、フィルム20に印刷されている広告情報21に含まれる文字と同様の文字(商品名「ゴキブリスプレー」、製造者情報)とが含まれている。ここで、図柄等表示情報12に含まれる文字は、広告情報21に含まれる文字よりも小さく構成されている。このような構成のため、構成例1では、エアゾール缶10からフィルム20を剥離した場合、図柄等表示情報12に含まれる文字があまり目立たず、殺虫エアゾール製品のデザイン性を損なうことがない。従って、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離することで、製品表示情報が表示された状態のまま、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、ゴキブリの図柄が印刷されておらず、且つ「ゴキブリスプレー」の文字は目立たないため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
図11は、構成例2に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例2では、包材であるフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び商品名「ゴキブリスプレー」の文字、並びに製造者情報が含まれている。一方、容器本体であるエアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄や文字は含まれておらず、代わりにストライプ柄の落ち着いた模様が含まれている。構成例2では、エアゾール缶10からフィルム20を剥離すると、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄が消失するとともに、図柄等表示情報12に含まれるストライプ柄が出現することで、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる。従って、消費者は、製品表示情報が表示された状態のまま、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離し、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、ゴキブリの図柄や文字が印刷されていないため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
図12は、構成例3に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例3では、フィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び商品名「ゴキブリスプレー」の文字、並びに製造者情報が含まれている。一方、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄及び水玉柄の模様が含まれている。ただし、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも視認性を抑えたるために、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも小さいサイズに構成されている。このような構成のため、構成例3では、エアゾール缶10からフィルム20を剥離すると、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄が消失するとともに、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄及び水玉柄が出現することになる。ここで、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、十分に小さく周囲の水玉柄と調和したものとなっている。図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄のサイズは、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄に対して面積比で25%以下であることが好ましい。図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄のサイズが上述の範囲にあれば、エアゾール缶10に印刷されたゴキブリの図柄の視認性が抑えられ、エアゾール缶10を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。このため、消費者はゴキブリの図柄に嫌悪感を抱くことなく、デザインとして受け入れ易いものとなる。従って、消費者は、製品表示情報が表示された状態のまま、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離し、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。なお、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも視認性を抑えたものであればよく、例えば、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄として、広告情報21に含まれる害虫の図柄より明度及び/又は彩度が小さい色調のゴキブリの図柄を用いてもよい。また、害虫関連情報として害虫を示す文字情報を用いる場合にも、害虫の図柄を用いる場合と同様に、図柄等表示情報12に含まれる害虫を示す文字情報は、広告情報21に含まれる害虫を示す文字情報よりも小さいサイズのものや、明度及び/又は彩度が小さい色調のものを用いることで、視認性を抑えることが可能である。
本発明に係る容器入り製品は、購入後の製品の保管時に、包材を除去して容器本体を室内空間に置くことで、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができるが、その一方で、容器本体に害虫関連情報を印刷していない、又は包材における害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報を印刷しているために、容器本体のデザインから防除対象の害虫を容易に確認することができるものではない。しかしながら、購入後の製品の保管時には、防除対象の害虫が異なる複数の容器入り製品が並べて保管されることも多く、このような場面では、包材を除去した容器本体においても、防除対象の害虫が容易に確認できることが求められる。本発明に係る拡張現実表示システムは、容器本体を撮影した画像に、包材に印刷されている害虫関連情報を合成して提示することで、容器入り製品の防除対象の確認を支援するものである。なお、拡張現実表示システムにおいては、害虫関連情報として、害虫の図柄、及び/又は害虫を示す文字情報を含むものを用いることが可能であるが、以下では、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報を、害虫関連情報として用いたシステムについて説明する。
本発明の容器入り製品は、販売時においては包材に印刷されている防除対象の害虫の図柄、害虫を示す文字情報等を含む害虫関連情報により防除対象の害虫を容易に確認することができ、室内での製品の保管時においては、消費者の好みや室内空間の雰囲気に応じて包材を除去することで、防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができるという本発明の趣旨を逸脱しない限り、様々な改変が可能である。以下、そのような改変例を別実施形態として説明する。
容器入り製品100において、フィルム20の透過領域22は、透明ないし半透明に構成することで製品表示情報11を視認可能とするものであるが、製品表示情報11の視認性を妨げない程度であれば文字や図柄が印刷されていてもよい。例えば、透過領域22に製品のロット番号を小さく印字しておけば、透過領域22から視認できる製品表示情報11には製造者情報が含まれているため、製造者への問い合わせが容易なものとなる。
容器入り製品100において、フィルム20の透過領域22には、肉眼では見えないが赤外線等で読み取り可能な文字や図柄等の情報を印刷しておくことも可能である。この場合、製品の出荷前の検査等に当該情報を利用することができる。
容器入り製品100において、フィルム20の透過領域22は、当該フィルム20の一部を取り除いたものであってもよい。すなわち、容器本体10の製品表示情報11が露出した状態とすることも可能である。この場合、消費者は製品表示情報11を確実に視認することができる。また、フィルム20が取り除かれた部分に僅かな段差が生じるため、この段差に爪を掛けてフィルム20を取り外し易くなる。
容器入り製品100〜102において、フィルム20の広告情報21は、容器本体10の図柄等表示情報12と重なった状態で当該図柄等表示情報12と合わせて広告機能を発揮するように構成することも可能である。例えば、容器入り製品100がハチ用の殺虫エアゾールである場合、図柄等表示情報12が花柄を含み、広告情報21を透明な領域の中にハチの図柄を印刷したものとすれば、容器本体10がフィルム20で被覆されている状態ではハチが花畑を飛び回っているかのようなイラストとなって消費者の注目を惹くこととなり、容器本体10からフィルム20を剥離すると花柄のみとなって落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる。
10X エアゾール缶(容器本体)
10Y エアゾール缶(容器本体)
11 製品表示情報
12 図柄等表示情報(拡張現実表示用マーカー)
12X 図柄等表示情報(拡張現実表示用マーカー)
12Y 図柄等表示情報(拡張現実表示用マーカー)
20 フィルム(包材)
21 広告情報
23 製品表示情報
30 ブリスターパック(包材)
33 広告情報
40 小函(包材)
41 広告情報
50 シール(包材)
51 広告情報
100 殺虫エアゾール製品(第一実施形態に係る容器入り製品)
101 殺虫エアゾール製品(第二実施形態に係る容器入り製品)
102 殺虫エアゾール製品(第三実施形態に係る容器入り製品)
103 殺虫エアゾール製品(第四実施形態に係る容器入り製品)
104 殺虫エアゾール製品(第五実施形態に係る容器入り製品)
300 拡張現実表示システム
301 取得手段
302 抽出手段
304 格納手段
305 合成手段
306 表示手段
401 撮影画像
405 合成画像
Claims (7)
- 容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
前記容器本体を被覆し、製品使用時に除去可能な包材と、
を備え、
前記包材には、防除対象の害虫を意図する又は想起させる害虫関連情報を含む広告情報が印刷されており、
前記容器本体には、前記害虫関連情報が印刷されていない、又は前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されている容器入り製品。 - 前記害虫関連情報は、害虫の図柄、及び/又は害虫を示す文字情報を含む請求項1に記載の容器入り製品。
- 前記容器本体を前記包材で被覆したとき、前記容器本体の製品表示情報が隠れる場合でも同じ情報を確認できるように、前記包材にも前記製品表示情報が印刷されている請求項1又は2に記載の容器入り製品。
- 前記包材は、フィルム、ブリスターパック、小函、及びシールからなる群から選択される一つである請求項1〜3の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記容器本体において、前記製品表示情報が印刷されていない領域に、前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報、模様、及び文字からなる群から選択される少なくとも一つを含む図柄等表示情報が印刷されている請求項1〜4の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報は、前記包材における前記害虫関連情報より小さいサイズの害虫関連情報、又は前記包材における前記害虫関連情報より明度及び/又は彩度が小さい色調の害虫関連情報である請求項1〜5の何れか一項に記載の容器入り製品。
- 請求項1〜6の何れか一項に記載の容器入り製品の防除対象の確認を支援するための拡張現実表示システムであって、
前記容器本体には、ビジョンベース拡張現実表示において付加情報の提示を指示する拡張現実表示用マーカーが印刷されており、
前記拡張現実表示用マーカーと、前記包材における前記害虫関連情報の画像とを対応付けて格納する格納手段と、
前記包材が除去された前記容器本体が撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
前記撮影画像から前記拡張現実表示用マーカーを抽出する抽出手段と、
抽出された前記拡張現実表示用マーカーに対応する前記害虫関連情報の画像を、前記格納手段から取得し、当該害虫関連情報の画像を前記撮影画像に合成した合成画像を生成する合成手段と、
前記合成画像を表示する表示手段と
を備える拡張現実表示システム。
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