JP2020075760A - 容器入り製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】販売時に防除対象の害虫を容易に確認可能でありながら、室内での保管時に消費者の好みや室内空間の雰囲気に合わせて製品のデザインを選択可能な容器入り製品を提供する。【解決手段】容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品100であって、製品表示情報11が印刷された容器本体10と、容器本体10を被覆し、製品使用時に除去可能なフィルム20とを備え、フィルム20には、防除対象の害虫を意図する又は想起させる害虫関連情報を含む広告情報21が印刷されており、容器本体10には、害虫関連情報が印刷されていない、又はフィルム20における害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されている。【選択図】図2

Description

本発明は、容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品に関する。また、本発明は、容器入り製品の防除対象の確認を支援するための拡張現実表示システムに関する。
エアゾール製品、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などの容器入り製品は、スーパーマーケットやドラッグストア等の店頭では、消費者の注目を惹くように派手で目立つデザインとすることが望ましい場合がある。それと同時に、容器入り製品には、成分、使用方法、使用上の注意などの必要な情報を常に表示しておく必要がある。
従来の容器入り製品として、表面がシュリンクフィルムで覆われた缶があった(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載されている缶は、その表面に色や絵柄が付されているものであるが、開封前は缶表面がシュリンクフィルムで覆われているため、色や絵柄は隠れて見えないようになっている。そして、使用者がシュリンクフィルムを破ると、缶表面の色や絵柄が露出する。
特開平3−176360号公報
容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品には、ゴキブリ類、蚊類、及びハエ類などの様々な種類の害虫を防除対象とした製品があるため、販売時には消費者が防除対象の害虫を容易に確認できるデザインであること望まれる。
この点に関し、特許文献1の包装缶は、大部分が不透明なシュリンクフィルムで缶を覆うことにより、缶に付されている色や絵柄の露出を避けるものであるが、容器入り製品において、販売時に防除対象の害虫を容易に確認できるよう考慮されたものではなかった。
また、容器入り製品は、室内で使用されることが多いため、室内空間に置いたときに違和感のないデザインが好まれる傾向があり、防除対象の害虫を強く想起させるデザインが敬遠される場面もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、販売時に防除対象の害虫を容易に確認可能でありながら、室内での保管時に消費者の好みや室内空間の雰囲気に合わせて製品のデザインを選択可能な容器入り製品、及び容器入り製品が防除対象とする害虫の確認を支援するための拡張現実表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る容器入り製品の特徴構成は、
容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品であって、
製品表示情報が印刷された容器本体と、
前記容器本体を被覆し、製品使用時に除去可能な包材と、
を備え、
前記包材には、防除対象の害虫を意図する又は想起させる害虫関連情報を含む広告情報が印刷されており、
前記容器本体には、前記害虫関連情報が印刷されていない、又は前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されていることにある。
本構成の容器入り製品によれば、製品の販売時においては、包材に印刷されている害虫関連情報により防除対象の害虫を容易に確認することができるため、消費者に商品購入のための判断材料を提供することができる。一方、室内での製品の保管時においては、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じて包材を除去することで容器のデザインを選択することができる。その際、容器本体には、害虫関連情報が印刷されていない、又は包材における害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されているため、包材を除去した容器本体を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
本発明に係る容器入り製品において、
前記害虫関連情報は、害虫の図柄、及び/又は害虫を示す文字情報を含むことが好ましい。
本構成の容器入り製品によれば、害虫関連情報が、害虫の図柄や、害虫を示す文字情報を含むため、これらが印刷されている包材により防除対象の害虫を確実に確認することができる。
本発明に係る容器入り製品において、
前記容器本体を前記包材で被覆したとき、前記容器本体の製品表示情報が隠れる場合でも同じ情報を確認できるように、前記包材にも前記製品表示情報が印刷されていることが好ましい。
本構成の容器入り製品によれば、包材に製品表示情報が印刷されているため、製品の販売時においては、容器本体の全体が包材で覆われていても、製品表示情報についても視認することができる。一方、室内での製品の保管時においては、消費者が好みや室内空間の雰囲気に応じて包材を除去した場合にも、製品表示情報は、容器本体側にも印刷されているため、包材の除去とともに消失することがなく、常に表示しておくことができる。
本発明に係る容器入り製品において、
前記包材は、フィルム、ブリスターパック、小函、及びシールからなる群から選択される一つであることが好ましい。
本構成の容器入り製品によれば、フィルム、ブリスターパック、小函、又はシールを包材として用いた製品の販売時に、包材に印刷されている害虫関連情報により防除対象の害虫を容易に確認することができる。
本発明に係る容器入り製品において、
前記容器本体において、前記製品表示情報が印刷されていない領域に、前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報、模様、及び文字からなる群から選択される少なくとも一つを含む図柄等表示情報が印刷されていることが好ましい。
本構成の容器入り製品によれば、容器本体に図柄等表示情報が印刷されていれば、包材を除去したときに図柄等表示情報が露出し、製品のデザイン性を高めることができる。
本発明に係る容器入り製品において、
前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報は、前記包材における前記害虫関連情報より小さいサイズの害虫関連情報、又は前記包材における前記害虫関連情報より明度及び/又は彩度が小さい色調の害虫関連情報であることが好ましい。
本構成の容器入り製品によれば、容器本体に印刷された害虫関連情報の視認性を適度に抑えられるため、容器本体を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぎつつ、必要に応じて容器本体に印刷された害虫関連情報を注視することで、防除対象の害虫を確認することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る拡張現実表示システムの特徴構成は、
前記の何れか一つに記載の容器入り製品の防除対象の確認を支援するための拡張現実表示システムであって、
前記容器本体には、ビジョンベース拡張現実表示において付加情報の提示を指示する拡張現実表示用マーカーが印刷されており、
前記拡張現実表示用マーカーと、前記包材における前記害虫関連情報の画像とを対応付けて格納する格納手段と、
前記包材が除去された前記容器本体が撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
前記撮影画像から前記拡張現実表示用マーカーを抽出する抽出手段と、
抽出された前記拡張現実表示用マーカーに対応する前記害虫関連情報の画像を、前記格納手段から取得し、当該害虫関連情報の画像を前記撮影画像に合成した合成画像を生成する合成手段と、
前記合成画像を表示する表示手段と
を備えることにある。
前記の何れか一つに記載の容器入り製品は、室内での製品の保管時においては、容器本体に害虫関連情報が印刷されていない、又は包材における害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されているため、包材を除去した容器本体を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができるが、その一方で、容器本体のデザインから防除対象となる害虫を容易に確認することができるものではない。しかしながら、購入後の製品の保管時には、防除対象の害虫が異なる複数の容器入り製品が並べて保管されることも多く、このような場面では、包材を除去した容器本体においても、防除対象の害虫が容易に確認できることが求められる。本構成の拡張現実表示システムによれば、容器本体を撮影した撮影画像に、包材に印刷されている害虫関連情報を合成した合成画像を表示することができる。そのため、室内での製品の保管時に、包材を除去し、害虫関連情報が印刷されていない、又は包材における害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されている容器本体を室内空間に置いたときにも、拡張現実表示システムによって、害虫関連情報を合成した合成画像を確認することにより、製品が防除対象とする害虫を容易に確認することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。 図2は、図1に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。 図3は、本発明の第二実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。 図4は、図3に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。 図5は、本発明の第三実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。 図6は、図5に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。 図7は、本発明の第四実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。 図8は、本発明の第五実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。 図9は、図8に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。 図10は、構成例1に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。 図11は、構成例2に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。 図12は、構成例3に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。 図13は、本発明に係る拡張現実表示システムの説明図である。 図14は、拡張現実表示システムにおける画像生成の説明図である。
以下、本発明の容器入り製品、及び拡張現実表示システムに関する実施形態について説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
<容器入り製品>
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る容器入り製品の斜視図である。図2は、図1に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。第一実施形態に係る容器入り製品は、例えば、エアゾール製品、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などが挙げられるが、図1では、容器入り製品として、ゴキブリ用の殺虫エアゾール製品100を例示している。殺虫エアゾール製品100は、その内部に封入された殺虫剤、防虫剤、及び忌避剤等の製剤を噴射剤とともに害虫に向けて噴射することで害虫を殺虫するものであり、容器本体であるエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材であるフィルム20とを備える。
殺虫エアゾール製品100には、防除対処の害虫を意図する又は想起させる害虫関連情報が、エアゾール缶10に印刷されておらず、フィルム20にのみ印刷されている。ここで、害虫関連情報は、害虫の図柄、又は害虫を示す文字情報を含むものであればよく、本実施形態では、一例として、防除対処であるゴキブリの図柄を害虫関連情報として用いる。害虫関連情報となる害虫を示す文字情報としては、「ゴキブリ」といった害虫の名称の全て示すものに限らず、例えば、「ゴキ」といった害虫の名称の特徴的な一部分を示すものであってもよい。
〔容器本体〕
容器本体であるエアゾール缶10は、製剤が貯留される貯留部としての耐圧容器10aと、製剤を放出する放出部としての噴射ボタン10bとを備える。図2に示すように、エアゾール缶10(耐圧容器10a)には、ゴキブリの図柄が印刷されておらず、製品表示情報11が印刷されている。製品表示情報11とは、商品名、当該製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報(バーコード、QRコード(登録商標)等)などの情報である。製品表示情報11は、当該製品の購入者が必要とする情報であるため、常に視認可能な状態とされている。製品表示情報11は、図2に示すように、エアゾール缶10の高さ方向に延伸する垂線Yに沿うように印刷されていることが好ましい。これは、後述するフィルム20の位置合わせを容易にするためである。
エアゾール缶10において、製品表示情報11が印刷されていない領域には図柄等表示情報12が印刷されている。図柄等表示情報12には、主に図柄や模様に関する情報(本実施形態の場合、ジグザグ状の幾何学模様)が含まれているが、図柄や模様以外に文字などの情報(本実施形態の場合、製造者情報)が含まれていてもよい。図柄等表示情報12は、室内空間の雰囲気を乱さないように落ち着いたデザインに構成されることが好ましい。
図柄等表示情報12の少なくとも一部は、マーカー型のビジョンベース拡張現実表示において付加情報の提示を指示する拡張現実表示用マーカーとして用いられる。例えば、図柄等表示情報12の全体や、図柄等表示情報12に含まれるジグザグ状の幾何学模様における折れ角などを拡張現実表示用マーカーとして用いることができる。また、正方形の黒枠で囲まれたパターン化図形などを含むように図柄等表示情報12を構成し、このパターン化図形を拡張現実表示用マーカーとして用いることも可能である。パターン化図形は、点対称図形を避けることで、拡張現実表示用マーカーからの距離、方向等により付加情報の提示位置を指定することも可能である。エアゾール缶10に印刷された図柄等表示情報12の少なくとも一部を拡張現実表示用マーカーとして用いることで、殺虫エアゾール製品100は、フィルム20を除去した場合にも、後述する本発明の拡張現実表示システムにおいて、製品に応じた拡張現実表示を利用することが可能となる。
〔フィルム〕
フィルム20は、エアゾール缶10を被覆し製品使用時に除去可能な包材であり、例えば、エアゾール缶10に被せた状態で加熱すると、フィルム全体が収縮してエアゾール缶10の表面に密着するシュリンクフィルムを使用することができる。フィルム20の素材としては、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などの熱可塑性樹脂が用いられる。なお、フィルム20は、加熱によって収縮させることでエアゾール缶10の表面に密着させる代わりに、粘着剤又は再剥離性粘着剤を用いてエアゾール缶10の表面に貼り付ける、所謂、シールとして構成することも可能である。
図2に示すように、フィルム20には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び「ゴキブリスプレー」の文字を含む広告情報21が印刷されている。広告情報21とは、当該製品の販売時に消費者の注目を惹かせるための情報であり、害虫関連情報であるゴキブリの図柄や「ゴキブリスプレー」の文字の他に、商品名、図柄、模様などの情報が含まれる。広告情報21には、これらの情報の他に、エアゾール缶10に印刷されている製品表示情報11と同じ情報(すなわち、商品名、製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報など)が含まれていてもよい。なお、フィルム20の広告情報21が印刷されている領域は、図柄や模様等が全体に印刷されている場合は不透明となるが、当該領域の一部に印刷を行うことで透明ないし半透明の領域を残しておくことも可能である。なお、広告情報21は、必ずしもフィルム20に直接印刷する必要はなく、例えば、広告情報21をラベルに印刷して、このラベルをフィルム20に貼り付けてもよい。このような広告情報21の印刷物を包材に貼り付ける形態は、広告情報21の間接的な印刷と見なすことが可能であり、本発明においては、包材への広告情報21の印刷の一形態として包含する。
フィルム20において、広告情報21が印刷されていない領域は、透明ないし半透明な透過領域22として形成されている。透過領域22は、エアゾール缶10の表面がフィルム20で被覆されている状態で、当該フィルム20を通してエアゾール缶10側に印刷されている製品表示情報11を視認できる位置に設けられる。このような形態でフィルム20に透過領域22を設ければ、エアゾール缶10の製品表示情報11を確実に視認することができる。また、製品の販売時においては、フィルム20に印刷されている広告情報21により消費者の注目を惹くことができるとともに、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄、及び「ゴキブリスプレー」の文字により防除対象となる害虫を容易に確認することができるため、消費者に商品購入のための判断材料を提供することができる。一方、製品の使用時及び室内での製品の保管時においては、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離することで、殺虫エアゾール製品100のデザインを選択することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、ゴキブリの図柄、及び「ゴキブリスプレー」の文字が印刷されていないため、フィルム20を除去したエアゾール缶10を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。また、製品表示情報11はエアゾール缶10側に印刷されているため、フィルム20の剥離とともに消失することがなく、常に表示された状態となっている。
フィルム20の透過領域22は、エアゾール缶10の製品表示情報11が印刷されている領域よりも大きく構成することも可能である。例えば、図2において、フィルム20の透過領域22の幅D1を、エアゾール缶10の製品表示情報11の幅D2より若干大きく構成すると、エアゾール缶10をフィルム20で被覆するときに多少の位置ずれが生じても、エアゾール缶10側の製品表示情報11をフィルム20の透過領域22を介して確実に視認することができる。
[第二実施形態]
図3は、本発明の第二実施形態に係る容器入り製品101の斜視図である。図4は、図3に示した容器入り製品101の側面の分解展開図である。この第二実施形態においても、容器入り製品101として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としてのフィルム20とを備えたゴキブリ用の殺虫エアゾール製品101を例示している。
〔容器本体〕
第二実施形態において、図3及び図4に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
〔フィルム〕
第二実施形態において、包材としてのフィルム20の特性及び素材は、第一実施形態で説明したフィルム20と同様であるため、特性及び素材に関する詳細な説明は省略する。
図4に示すように、フィルム20には、広告情報21及び製品表示情報23が印刷されている。広告情報21は、第一実施形態で説明したものと同様である。製品表示情報23は、エアゾール缶10に印刷されている製品表示情報11と同様である。このように、第二実施形態では、一枚のフィルム20に広告情報21と製品表示情報23とが印刷されているため、製品の販売時にエアゾール缶10の全体がフィルム20で覆われていても、広告情報21により消費者の注目を惹くことができるとともに、製品表示情報23についても視認することができる。製品の使用時及び購入後の製品の保管時においては、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離することでエアゾール缶10のデザインを選択することができる。その際、製品表示情報23と同じ製品表示情報11がエアゾール缶10側にも印刷されているため、フィルム20の剥離とともに消失することがなく、常に表示しておくことができる。
[第三実施形態]
図5は、本発明の第三実施形態に係る容器入り製品102の斜視図である。図6は、図5に示した容器入り製品の側面の分解展開図である。第三実施形態では、容器入り製品102として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としてのブリスターパック30とを備えた蚊用の殺虫エアゾール製品102を例示している。
〔容器本体〕
第三実施形態において、図5及び図6に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
〔ブリスターパック〕
包材としてのブリスターパック30は、台紙部31と、台紙部31に接着されたカバー部32とを有する。カバー部32にはバキュームフォーム等により成形されたポケット部32aが設けられており、ポケット部32aにエアゾール缶10を収容することで、ブリスターパック30は、台紙部31とカバー部32とによってエアゾール缶10を被覆する。台紙部31の素材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、厚紙などが用いられる。カバー部32の素材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)などが用いられる。
第三実施形態では、害虫関連情報として害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が用いられており、図6に示すように、ブリスターパック30のポケット部32aには、防除対処の害虫である蚊の図柄と「蚊スプレー」の文字とを含む広告情報33が印刷されている。広告情報33は、第一実施形態で説明した広告情報21と同様である。広告情報33には、エアゾール缶10に印刷されている製品表示情報11と同じ情報(すなわち、商品名、製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報など)が含まれていてもよい。なお、ブリスターパック30の広告情報33が印刷されている領域は、図柄や模様等が全体に印刷されている場合は不透明となるが、当該領域の一部に印刷を行うことで透明ないし半透明の領域を残しておくことも可能である。ポケット部32aにおいて、広告情報33が印刷されていない領域は、透明ないし半透明な透過領域34として形成されている。
このように、第三実施形態では、ブリスターパック30に蚊の図柄、及び「蚊スプレー」の文字を含む広告情報33が印刷されているため、製品の販売時においては、ブリスターパック30に印刷されている広告情報33により消費者の注目を惹くことができるとともに、防除対象となる害虫を容易に確認することができる。購入後の製品の保管時においては、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてブリスターパック30を除去することで、殺虫エアゾール製品102のデザインを選択することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が印刷されていないため、ブリスターパック30を除去したエアゾール缶10を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。また、製品表示情報11はエアゾール缶10側に印刷されているため、ブリスターパック30の除去とともに消失することがなく、常に表示された状態となっている。製品の使用時においては、消費者はブリスターパック30を除去し、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が印刷されていないエアゾール缶10を取り扱うことになるため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
[第四実施形態]
図7は、本発明の第四実施形態に係る容器入り製品103の斜視図である。第四実施形態では、容器入り製品103として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としての小函40とを備えた蚊用の殺虫エアゾール製品103を例示している。
〔容器本体〕
第四実施形態において、図7に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
〔小函〕
包材としての小函40は、内部にエアゾール缶10を収容することでエアゾール缶10を被覆する。小函40の素材としては、厚紙などが用いられる。
第四実施形態では、害虫関連情報として害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が用いられており、小函40には、防除対処の害虫である蚊の図柄と「蚊スプレー」の文字とを含む広告情報41が印刷されている。広告情報41は、第一実施形態で説明した広告情報21と同様である。広告情報41には、エアゾール缶10に印刷されている製品表示情報11と同じ情報(すなわち、商品名、製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報など)が含まれていてもよい。
このように、第四実施形態では、小函40に蚊の図柄、及び「蚊スプレー」の文字を含む広告情報41が印刷されているため、製品の販売時においては、小函40に印刷されている広告情報41により消費者の注目を惹くことができるとともに、防除対象となる害虫を容易に確認することができる。購入後の製品の保管時においては、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じて小函40を除去することで、殺虫エアゾール製品103のデザインを選択することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が印刷されていないため、小函40を除去したエアゾール缶10を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。また、製品表示情報11はエアゾール缶10側に印刷されているため、小函40の除去とともに消失することがなく、常に表示された状態となっている。製品の使用時においては、消費者は小函40を除去し、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が印刷されていないエアゾール缶10を取り扱うことになるため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
[第五実施形態]
図8は、本発明の第五実施形態に係る容器入り製品104の斜視図である。図9は、図8に示した容器入り製品104の側面の分解展開図である。第五実施形態では、容器入り製品104として、耐圧容器10aと噴射ボタン10bとを備えた容器本体としてのエアゾール缶10と、エアゾール缶10の表面を被覆する包材としてのシール50とを備えたゴキブリ用の殺虫エアゾール製品104を例示している。
〔容器本体〕
第五実施形態において、図8及び図9に示す容器本体としてのエアゾール缶10は、第一実施形態で説明した図1及び図2に示すエアゾール缶10と同様の構成を有する。従って、容器本体に関する詳細な説明は省略する。
〔シール〕
包材としてのシール50は、樹脂、繊維、紙等を素材としたシート状基材の裏面に粘着剤が塗布されたものであり、図8に示すように、エアゾール缶10の表面に貼り付けられることで、エアゾール缶10を被覆する。図8及び9に示すシール50は、エアゾール缶10の一部を被覆するものであるが、エアゾール缶10の全体を被覆するものであってもよい。粘着剤には、粘着力を抑えることで再剥離性を有するものが好適に用いられ、糊残りをほとんど生じさせることなくエアゾール缶10からシール50を容易に剥離させることができる。
第五実施形態では、害虫関連情報として防除対処の害虫を示す文字情報が用いられており、図9に示すように、シール50には、「ゴキブリ」という文字を含む広告情報51が印刷されている。広告情報51は、第一実施形態で説明した広告情報21と同様である。広告情報51には、エアゾール缶10に印刷されている製品表示情報11と同じ情報(すなわち、商品名、製品の特長、成分、効能、使用方法、使用上の注意、製造者情報、製品識別情報など)が含まれていてもよい。本実施形態におけるシール50は、耐圧容器10aの全体を被覆するものではなく、シール50の高さがエアゾール缶10の高さより小さく構成され、シール50の幅D3がエアゾール缶10の図柄等表示情報12の幅D4と同程度の大きさに構成されている。シール50の貼着位置は、シール50が製品表示情報11を被覆しない位置に設定されている。これにより、消費者は、シール50が貼着された状態であっても、エアゾール缶10側に印刷されている製品表示情報11を視認することができる。シール50の幅D3は、エアゾール缶10の図柄等表示情報12の幅D4よりも小さく構成することも可能である。シール50の幅D3を、図柄等表示情報12の幅D4より若干小さく構成すると、エアゾール缶10をシール50で被覆するときに多少の位置ずれが生じても、製品表示情報11がシール50によって被覆されることを防ぐことができるため、エアゾール缶10側の製品表示情報11を確実に視認することができる。
このように、第五実施形態では、エアゾール缶10の正面に貼り付けられたシール50に「ゴキブリ」という文字を含む広告情報51が印刷されているため、製品の販売時においては、シール50に印刷されている広告情報51により消費者の注目を惹くことができるとともに、防除対象となる害虫を容易に確認することができる。購入後の製品の保管時においては、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてシール50を除去することで、殺虫エアゾール製品104のデザインを選択することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、正面に「ゴキブリ」という文字が広告情報51のように大きく印刷されていないため、シール50を除去したエアゾール缶10を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。また、製品表示情報11はエアゾール缶10側に印刷されているため、シール50の除去とともに消失することがなく、常に表示された状態となっている。製品の使用時においては、消費者はシール50を除去し、「ゴキブリ」という文字が正面に大きく印刷されていないエアゾール缶10を取り扱うことになるため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
<構成例>
次に、本発明の容器入り製品の構成例を説明する。なお、これらの構成例は、図1及び図2に示した第一実施形態に係る容器入り製品(殺虫エアゾール製品)100の構成に基づくものであるが、図3及び図4に示した第二実施形態に係る容器入り製品101、図5及び図6に示した第三実施形態に係る容器入り製品102、図7に示した第四実施形態に係る容器入り製品103、並びに図8及び図9に示した第五実施形態に係る容器入り製品104においても同様の構成を採用することができる。また、製品形態については、本明細書で説明するエアゾール製品の他に、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などの他の製品にも適用可能である。
〔構成例1〕
図10は、構成例1に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例1では、包材であるフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び「ゴキブリスプレー」の文字、並びに商品名及び製造者情報が含まれている。一方、容器本体であるエアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄が含まれておらず、代わりにジグザグ状の幾何学模様の図柄と、フィルム20に印刷されている広告情報21に含まれる文字と同様の文字(商品名「ゴキブリスプレー」、製造者情報)とが含まれている。ここで、図柄等表示情報12に含まれる文字は、広告情報21に含まれる文字よりも小さく構成されている。このような構成のため、構成例1では、エアゾール缶10からフィルム20を剥離した場合、図柄等表示情報12に含まれる文字があまり目立たず、殺虫エアゾール製品のデザイン性を損なうことがない。従って、消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離することで、製品表示情報が表示された状態のまま、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、ゴキブリの図柄が印刷されておらず、且つ「ゴキブリスプレー」の文字は目立たないため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
〔構成例2〕
図11は、構成例2に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例2では、包材であるフィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び商品名「ゴキブリスプレー」の文字、並びに製造者情報が含まれている。一方、容器本体であるエアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄や文字は含まれておらず、代わりにストライプ柄の落ち着いた模様が含まれている。構成例2では、エアゾール缶10からフィルム20を剥離すると、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄が消失するとともに、図柄等表示情報12に含まれるストライプ柄が出現することで、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる。従って、消費者は、製品表示情報が表示された状態のまま、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離し、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。その際、容器本体であるエアゾール缶10には、ゴキブリの図柄や文字が印刷されていないため、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。
〔構成例3〕
図12は、構成例3に係る殺虫エアゾール製品の側面の分解展開図である。構成例3では、フィルム20に印刷されている広告情報21には、害虫関連情報であるゴキブリの図柄、及び商品名「ゴキブリスプレー」の文字、並びに製造者情報が含まれている。一方、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12には、ゴキブリの図柄及び水玉柄の模様が含まれている。ただし、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも視認性を抑えたるために、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも小さいサイズに構成されている。このような構成のため、構成例3では、エアゾール缶10からフィルム20を剥離すると、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄が消失するとともに、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄及び水玉柄が出現することになる。ここで、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、十分に小さく周囲の水玉柄と調和したものとなっている。図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄のサイズは、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄に対して面積比で25%以下であることが好ましい。図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄のサイズが上述の範囲にあれば、エアゾール缶10に印刷されたゴキブリの図柄の視認性が抑えられ、エアゾール缶10を室内空間に置いたときに、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができる。このため、消費者はゴキブリの図柄に嫌悪感を抱くことなく、デザインとして受け入れ易いものとなる。従って、消費者は、製品表示情報が表示された状態のまま、好みや室内空間の雰囲気に応じてフィルム20を剥離し、調和した環境で殺虫エアゾール製品を使用することができる。なお、エアゾール缶10に印刷されている図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄は、広告情報21に含まれるゴキブリの図柄よりも視認性を抑えたものであればよく、例えば、図柄等表示情報12に含まれるゴキブリの図柄として、広告情報21に含まれる害虫の図柄より明度及び/又は彩度が小さい色調のゴキブリの図柄を用いてもよい。また、害虫関連情報として害虫を示す文字情報を用いる場合にも、害虫の図柄を用いる場合と同様に、図柄等表示情報12に含まれる害虫を示す文字情報は、広告情報21に含まれる害虫を示す文字情報よりも小さいサイズのものや、明度及び/又は彩度が小さい色調のものを用いることで、視認性を抑えることが可能である。
<拡張現実表示システム>
本発明に係る容器入り製品は、購入後の製品の保管時に、包材を除去して容器本体を室内空間に置くことで、消費者に防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができるが、その一方で、容器本体に害虫関連情報を印刷していない、又は包材における害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報を印刷しているために、容器本体のデザインから防除対象の害虫を容易に確認することができるものではない。しかしながら、購入後の製品の保管時には、防除対象の害虫が異なる複数の容器入り製品が並べて保管されることも多く、このような場面では、包材を除去した容器本体においても、防除対象の害虫が容易に確認できることが求められる。本発明に係る拡張現実表示システムは、容器本体を撮影した画像に、包材に印刷されている害虫関連情報を合成して提示することで、容器入り製品の防除対象の確認を支援するものである。なお、拡張現実表示システムにおいては、害虫関連情報として、害虫の図柄、及び/又は害虫を示す文字情報を含むものを用いることが可能であるが、以下では、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報を、害虫関連情報として用いたシステムについて説明する。
図13は、本発明に係る拡張現実表示システム300の説明図である。図13(a)は、拡張現実表示システム300の使用形態を示す図であり、図13(b)は、拡張現実表示システム300の構成図である。図14は、拡張現実表示システム300における画像生成の説明図である。拡張現実表示システム300は、マーカー型のビジョンベース拡張現実技術を利用して、図13(a)に示すように、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末などの端末200において、包材が除去された容器入り製品の容器本体10X、10Yを撮影し、撮影した画像に付加情報を合成した拡張現実表示を行うものである。
拡張現実表示システム300は、図13(b)に示すように、取得手段301、抽出手段302、選択手段303、格納手段304、合成手段305、及び表示手段306を備える。これらの機能手段は、拡張現実表示用プログラムが端末200のCPUに実行されることにより、ソフトウエアとハードウエア資源とが協働した具体的手段によって実現される。
以下、図14を参照して、拡張現実表示システム300における画像生成について説明する。
格納手段304には、容器入り製品の種類毎に、包材に印刷されている広告情報の画像と、容器本体に印刷されている図柄等表示情報の画像とが対応付けて記録されている。拡張現実表示システム300において、広告情報は、拡張現実表示により提示される付加情報として用いられ、図柄等表示情報は、その全体が、付加情報の提示位置を指定する拡張現実表示用マーカーとして用いられる。
取得手段301は、ユーザーの操作に応じて、端末200のカメラにより撮影された撮影画像401を取得する。図14(a)に示す例では、撮影画像401は、図柄等表示情報12Xが印刷された容器本体10Xと、図柄等表示情報12Yが印刷された容器本体10Yとの2つの容器入り製品が並んだ画像である。
撮影画像401が撮影されると、抽出手段302は、格納手段304に記録されている図柄等表示情報の画像との比較により、撮影画像401から、容器本体に印刷された図柄等表示情報を抽出して、拡張現実表示用マーカー画像402生成する。図14(b)に示す例では、拡張現実表示用マーカー画像402は、容器本体10Xに印刷されたジグザグ状の幾何学模様を含む図柄等表示情報12Xと、容器本体10Yに印刷されたストライプ柄の幾何学模様を含む図柄等表示情報12Yとを抽出した画像である。
選択手段303は、拡張現実表示用マーカー画像402に含まれる図柄等表示情報を参照して、対応する広告情報画像を格納手段304から取得する。図14(b)に示す拡張現実表示用マーカー画像402を用いた場合、選択手段303は、拡張現実表示用マーカー画像402に含まれる図柄等表示情報12X、12Yの夫々に対応して、図14(c)に示すゴキブリの図柄、及び「ゴキブリスプレー」の文字を含む広告情報画像403、並びに図14(d)に示す蚊の図柄、及び「蚊スプレー」の文字を含む広告情報画像404を選択する。
合成手段305は、選択手段303により選択された広告情報画像を、撮影画像401に重畳させることで、拡張現実画像405を合成する。図14に示す例では、広告情報画像403、404を、拡張現実表示用マーカー画像402における図柄等表示情報12X、12Yの形状及びサイズに合わせて変形させた後に、撮影画像401の図柄等表示情報12X、12Yの座標に重畳させることで、図14(e)に示す拡張現実画像405を合成している。
表示手段306は、合成手段305により生成された拡張現実画像405を、端末200の画面に表示する。消費者は、好みや室内空間の雰囲気に応じて包材を除去し、害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報が印刷されていない容器本体10X、10Yを室内空間に置いている場合、端末200の画面に表示された拡張現実画像405において、容器本体10X、10Yに合成された害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報を含む広告情報画像403、404を見ることによって、夫々の製品が防除対象とする害虫を容易に確認することができる。また、図14に示す例では、拡張現実表示用マーカーとなる図柄等表示情報を、拡張現実表示による付加情報の提示の指示のみではなく、付加情報の提示位置の指定にも用いることで、容器本体における図柄等表示情報の印刷位置に、付加情報となる広告情報を重畳して提示している。そのため、図14のように複数の容器入り製品の容器本体を並べて保管している場合に、これらの製品を一度に撮影して拡張現実表示を行っても、夫々の製品が防除対象とする害虫を、混同することなく確認することができる。
なお、図14に示す例では、付加情報の提示位置を明確に指定するために、図柄等表示情報12X、12Yの全体を拡張現実表示用マーカーとして用いているが、拡張現実表示用マーカーは、単に拡張現実表示による付加情報の提示を指示するものであればよく、本発明の拡張現実表示システム300は、図柄等表示情報の一部、例えば、図柄等表示情報12Xに含まれるジグザグ状の幾何学模様における折れ角、及び図柄等表示情報12Yにおけるストライプ柄の幾何学模様におけるピッチを、拡張現実表示用マーカーとして用いるように構成することも可能である。また、図柄等表示情報の一部に、正方形の黒枠で囲まれたパターン化図形などを含むように容器入り製品を構成し、容器本体に印刷されたパターン化図形を拡張現実表示用マーカーとして用いることも可能である。このようなパターン化図形は、点対称図形を避けることで、拡張現実表示用マーカーからの距離、方向等により付加情報の提示位置を指定することも可能である。
また、図14に示す例では、拡張現実画像405において、包材に印刷されている広告情報の全体像である広告情報画像403、404を容器本体10X、10Yに合成しているが、本発明の拡張現実表示システム300は、拡張現実画像405において、広告情報に含まれる害虫の図柄、及び害虫を示す文字情報からなる害虫関連情報のみの画像を容器本体10X、10Yに合成するように構成することも可能である。
また、拡張現実表示システム300において、抽出手段302、選択手段303、格納手段304、及び合成手段305は、その一部または全部を、電話回線、インターネットなどのネットワークを介して端末200と通信可能な機器において実現するように構成することも可能である。
<別実施形態>
本発明の容器入り製品は、販売時においては包材に印刷されている防除対象の害虫の図柄、害虫を示す文字情報等を含む害虫関連情報により防除対象の害虫を容易に確認することができ、室内での製品の保管時においては、消費者の好みや室内空間の雰囲気に応じて包材を除去することで、防除対象の害虫を強く想起させることを防ぐことができるという本発明の趣旨を逸脱しない限り、様々な改変が可能である。以下、そのような改変例を別実施形態として説明する。
〔別実施形態1〕
容器入り製品100において、フィルム20の透過領域22は、透明ないし半透明に構成することで製品表示情報11を視認可能とするものであるが、製品表示情報11の視認性を妨げない程度であれば文字や図柄が印刷されていてもよい。例えば、透過領域22に製品のロット番号を小さく印字しておけば、透過領域22から視認できる製品表示情報11には製造者情報が含まれているため、製造者への問い合わせが容易なものとなる。
〔別実施形態2〕
容器入り製品100において、フィルム20の透過領域22には、肉眼では見えないが赤外線等で読み取り可能な文字や図柄等の情報を印刷しておくことも可能である。この場合、製品の出荷前の検査等に当該情報を利用することができる。
〔別実施形態3〕
容器入り製品100において、フィルム20の透過領域22は、当該フィルム20の一部を取り除いたものであってもよい。すなわち、容器本体10の製品表示情報11が露出した状態とすることも可能である。この場合、消費者は製品表示情報11を確実に視認することができる。また、フィルム20が取り除かれた部分に僅かな段差が生じるため、この段差に爪を掛けてフィルム20を取り外し易くなる。
〔別実施形態4〕
容器入り製品100〜102において、フィルム20の広告情報21は、容器本体10の図柄等表示情報12と重なった状態で当該図柄等表示情報12と合わせて広告機能を発揮するように構成することも可能である。例えば、容器入り製品100がハチ用の殺虫エアゾールである場合、図柄等表示情報12が花柄を含み、広告情報21を透明な領域の中にハチの図柄を印刷したものとすれば、容器本体10がフィルム20で被覆されている状態ではハチが花畑を飛び回っているかのようなイラストとなって消費者の注目を惹くこととなり、容器本体10からフィルム20を剥離すると花柄のみとなって落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる。
本発明は、容器に害虫防除製剤を封入したエアゾール製品、スプレー製品、ボトル製品、缶製品などの容器入り製品に利用可能である。
10 エアゾール缶(容器本体)
10X エアゾール缶(容器本体)
10Y エアゾール缶(容器本体)
11 製品表示情報
12 図柄等表示情報(拡張現実表示用マーカー)
12X 図柄等表示情報(拡張現実表示用マーカー)
12Y 図柄等表示情報(拡張現実表示用マーカー)
20 フィルム(包材)
21 広告情報
23 製品表示情報
30 ブリスターパック(包材)
33 広告情報
40 小函(包材)
41 広告情報
50 シール(包材)
51 広告情報
100 殺虫エアゾール製品(第一実施形態に係る容器入り製品)
101 殺虫エアゾール製品(第二実施形態に係る容器入り製品)
102 殺虫エアゾール製品(第三実施形態に係る容器入り製品)
103 殺虫エアゾール製品(第四実施形態に係る容器入り製品)
104 殺虫エアゾール製品(第五実施形態に係る容器入り製品)
300 拡張現実表示システム
301 取得手段
302 抽出手段
304 格納手段
305 合成手段
306 表示手段
401 撮影画像
405 合成画像

Claims (7)

  1. 容器に害虫防除製剤を封入した容器入り製品であって、
    製品表示情報が印刷された容器本体と、
    前記容器本体を被覆し、製品使用時に除去可能な包材と、
    を備え、
    前記包材には、防除対象の害虫を意図する又は想起させる害虫関連情報を含む広告情報が印刷されており、
    前記容器本体には、前記害虫関連情報が印刷されていない、又は前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報が印刷されている容器入り製品。
  2. 前記害虫関連情報は、害虫の図柄、及び/又は害虫を示す文字情報を含む請求項1に記載の容器入り製品。
  3. 前記容器本体を前記包材で被覆したとき、前記容器本体の製品表示情報が隠れる場合でも同じ情報を確認できるように、前記包材にも前記製品表示情報が印刷されている請求項1又は2に記載の容器入り製品。
  4. 前記包材は、フィルム、ブリスターパック、小函、及びシールからなる群から選択される一つである請求項1〜3の何れか一項に記載の容器入り製品。
  5. 前記容器本体において、前記製品表示情報が印刷されていない領域に、前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報、模様、及び文字からなる群から選択される少なくとも一つを含む図柄等表示情報が印刷されている請求項1〜4の何れか一項に記載の容器入り製品。
  6. 前記包材における前記害虫関連情報より視認性を抑えた害虫関連情報は、前記包材における前記害虫関連情報より小さいサイズの害虫関連情報、又は前記包材における前記害虫関連情報より明度及び/又は彩度が小さい色調の害虫関連情報である請求項1〜5の何れか一項に記載の容器入り製品。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の容器入り製品の防除対象の確認を支援するための拡張現実表示システムであって、
    前記容器本体には、ビジョンベース拡張現実表示において付加情報の提示を指示する拡張現実表示用マーカーが印刷されており、
    前記拡張現実表示用マーカーと、前記包材における前記害虫関連情報の画像とを対応付けて格納する格納手段と、
    前記包材が除去された前記容器本体が撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
    前記撮影画像から前記拡張現実表示用マーカーを抽出する抽出手段と、
    抽出された前記拡張現実表示用マーカーに対応する前記害虫関連情報の画像を、前記格納手段から取得し、当該害虫関連情報の画像を前記撮影画像に合成した合成画像を生成する合成手段と、
    前記合成画像を表示する表示手段と
    を備える拡張現実表示システム。
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KINCHO: "製品情報", "コックローチ ゴキブリがうごかなくなるスプレー", JPN7022005668, 14 April 2018 (2018-04-14), JP, ISSN: 0004936713 *

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