JP3563507B2 - エアゾール容器に固定するためのワンタッチキャップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、噴射剤を用いて内容物を外部に噴射するエアゾール容器に固定するためのワンタッチキャップに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアゾール容器の上端に固定し、押釦を被覆して保護したり、エアゾール容器の噴射を迅速確実に行うためのワンタッチキャップが用いられている。そして、このワンタッチキャップはエアゾール容器の上端のマウテンカップに強固に固定され、容易に取り外しができないように構成されている。また、このワンタッチキャップは従来合成樹脂により形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアゾール容器は一般的に金属材により形成し、ワンタッチキャップは合成樹脂により形成されている。そして、エアゾール容器の内容物の使用完了後、エアゾール容器を金属素材として再利用する場合に於て、ワンタッチキャップが存在すると、合成樹脂にて形成したワンタッチキャップと金属製のエアゾール容器が混在するものとなり、再生利用上好ましくないものとなる。
【0004】
そこで、ワンタッチキャップをエアゾール容器の再生利用時に取り外す事が考慮されるが、このワンタッチキャップは、従来エアゾール容器に強固に固定されているため、これを取り外すのは容易なものではなく、人手等によっては殆ど不可能なものであった。そのため、エアゾール容器の再生利用に大きな支障を生じるものとなっている。
【0005】
本発明は上述の如き、課題を解決するため、金属製のエアゾール容器に固定する合成樹脂製のワンタッチキャップを、エアゾール容器の内容物の使用完了時に於ては容易にこれを取り外し、金属材であるエアゾール容器と合成樹脂材であるワンタッチキャップとを簡易に分離可能にするものである。そして、エアゾール容器の内容物を使用している最中には、ワンタッチキャップは、容易にエアゾール容器から分離する事なく、確実にエアゾール容器に固定されている事を可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器の上端部に固定して使用する合成樹脂製のワンタッチキャップに於て、エアゾール容器のマウテンカップの外周に固定する環状の固定枠をワンタッチキャップ本体の下端に突出形成し、この固定枠の上下方向に少なくとも一つの切割りを厚み方向に貫通して形成し、この固定枠の外周に環状の補強枠を取り外し可能に配置するとともにこの補強枠の上面の一部に臨ませたワンタッチキャップ本体に、補強枠を下端の取り外し方向に押圧する押圧棒の挿通口を貫通形成して成るものである。
【0007】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、ワンタッチキャップをエアゾール容器に嵌合固定しようとする場合には、固定枠の外周に補強枠を配置して、固定枠が通常では外方に拡開する事のないようにする。その後、この固定枠をワンタッチキャップの上部から強くエアゾール容器に押し付ける。この押し付けによって固定枠は、エアゾール容器のマウテンカップの外周にムリ嵌め固定され、マウテンカップの下端縁によって、内周面を係合固定し、エアゾール容器から容易に外れる事のないよう、ワンタッチキャップを固定する事ができる。
【0008】
そして、エアゾール容器内部の内容物を使用し、エアゾール容器の廃棄が必要になった場合は、ワンタッチキャップの上面に開口した挿通口に押圧棒を挿入して、固定枠の外周に嵌合固定している補強枠を上部から下方向につき降ろし、固定枠の外周から補強枠を分離させる。固定枠は少なくとも一つの切割りを厚み方向に設けているものであるから、補強枠の分離により補強がなくなり、容易に外方に拡開する事が可能となる。そのため、ワンタッチキャップ本体を上方または斜め上方に持ち上げる事により、固定枠は外方に拡開され、マウテンカップと分離し、エアゾール容器から容易に取り外す事ができるものとなる。
【0009】
そして、エアゾール容器から押釦等を取り外した後、金属材であるエアゾール容器を利用再生し、金属材として用いる事ができる。また、ワンタッチキャップは樹脂材として分離して再生使用する事が可能となるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図3に於て説明すれば、(1)はエアゾール容器で、上端にマウンテンカップ(2)をカシメ固定し、このマウテンカップ(2)の中央部にバルブ機構(図示せず)を接続し、このバルブ機構のステム(図示せず)の上端に押釦(3)を取り外し可能に接続固定している。そして、この押釦(3)の外周を被覆するようにエアゾール容器(1)の上端に、合成樹脂製のワンタッチキャップ本体(4)を固定する。また、押釦(3)の上部は手指による押圧が可能となるよう、ワンタッチキャップ本体(4)から上方に突出している。
【0011】
このワンタッチキャップ本体(4)は、エアゾール容器(1)の肩部(5)に下端を接続するワンタッチキャップ本体(4)の内周面に、環状の固定枠(6)を突出している。この環状の固定枠(6)は、マウテンカップ(2)の外周に内周部をほぼ一致させる直径にて形成し、下端内方に係合突条(7)を突設している。
【0012】
そして、この係合突条(7)をエアゾール容器(1)に嵌合固定した状態に於て、マウテンカップ(2)の下端縁(8)に係合固定できるようにしている。また、固定枠(6)は少なくとも一つの切割り(10)を厚み方向に貫通して形成している。この切割り(10)は固定枠(6)に一つのみ形成しても良いし、一定の間隔で複数個形成するものとしても良い。
【0013】
一実施例に於ては、図2に示す如く、180°方向に二つの切割り(10)を形成している。また、この固定枠(6)は外周に環状の補強枠(11)を、取り外し可能に嵌合している。この補強枠(11)は固定枠(6)の外周を締め付けるよう、環状に切割り等を設ける事なく形成するとともに、上面の一部に被押圧突起(12)を突設している。そして、この被押圧突起(12)を、ワンタッチキャップ本体(4)に貫通形成した挿通口(13)に挿入して配置している。
【0014】
そして、この挿通口(13)には外部から押圧棒(14)を挿入するものであって、この押圧棒(14)を挿通口(13)から挿入し、強く押圧する事により、補強枠(11)は固定枠(6)の外周から下方向に外れるように構成してある。
【0015】
上述の如く構成したものに於て、エアゾール容器(1)にワンタッチキャップ本体(4)を固定する場合には、予め固定枠(6)の外周に補強枠(11)を図1に示す如く、嵌合固定した状態とする。そして、固定枠(6)の外周に補強枠(11)を固定した状態に於て、固定枠(6)をマウテンカップ(2)の上面に配置した後、強くワンタッチキャップ本体(4)をエアゾール容器(1)方向に押圧する事により、ワンタッチキャップ本体(4)は、エアゾール容器(1)にムリ嵌めされ、係合突条(7)がマウテンカップ(2)の下端縁(8)に係合する。そのため、ワンタッチキャップ本体(4)はエアゾール容器(1)から通常の状態に於ては、分離する事なく、強固に固定されるものとなる。
【0016】
そして、エアゾール容器(1)の内容物の使用を完了し、エアゾール容器(1)を廃棄する場合には、図3に示す如く、ワンタッチキャップ本体(4)の挿通口(13)から押圧棒(14)を挿入する。この押圧棒(14)は特にその仕様を限定されるものではないが、ドライバー等の強固なものであれば、特に問題のないものである。
【0017】
そして、挿通口(13)に挿通した押圧棒(14)を強く下方向に押圧したり、叩き込む事により、被押圧突起(12)は押圧棒(14)によって強く押圧されるとともに、固定枠(6)から脱落させられ、図3に示す如く、固定枠(6)と分離した状態となる。すると固定枠(6)は少なくとも一つの切割り(10)が、肉厚方向に貫通して形成してあるから、容易に外方に拡開する事ができるものとなる。そして、エアゾール容器(1)のマウテンカップ(2)との係合を解除し、エアゾール容器(1)からワンタッチキャップ本体(4)を取り外す事が可能となる。
【0018】
このワンタッチキャップ本体(4)の取り外し後、若しくはワンタッチキャップ本体(4)の取り外し前に、押釦(3)を取り外す事により、エアゾール容器(1)からは、樹脂材が取り払われ、金属材としての再生使用を樹脂材と分離して可能とする事ができる。
【0019】
また、構成によってはエアゾール容器(1)のバルブ機構に樹脂材が使用されている場合があるが、この場合はまた適宜の別個の手段により、エアゾール容器(1)からバルブ機構を取り外す事が好ましい場合もある。
【0020】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したものであるから、エアゾール容器を廃棄する場合に、エアゾール容器から合成樹脂製のワンタッチキャップを、容易に取り外す事ができ、金属材としてのエアゾール容器の再生利用を容易にする事ができる。
【0021】
また、エアゾール容器の使用途中に於ては、固定枠の外周を補強枠が補強し、通常の嵌合状態と同様に、強固にエアゾール容器にワンタッチキャップを、固定する事ができるから、使用過程に於て不用意にワンタッチキャップが外れたりする虞れがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のワンタッチキャップ本体のみのAーA線断面図である。
【図3】補強枠を押圧棒により取り外した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
2 マウンテンカップ
4 ワンタッチキャップ本体
6 固定枠
10 切割り
11 補強枠
13 挿通口
14 押圧棒
Claims (1)
- エアゾール容器の上端部に固定して使用する合成樹脂製のワンタッチキャップに於て、エアゾール容器のマウテンカップの外周に固定する環状の固定枠をワンタッチキャップ本体の下端に突出形成し、この固定枠の上下方向に少なくとも一つの切割りを厚み方向に貫通して形成し、この固定枠の外周に環状の補強枠を取り外し可能に配置するとともにこの補強枠の上面の一部に臨ませたワンタッチキャップ本体に、補強枠を下端の取り外し方向に押圧する押圧棒の挿通口を貫通形成した事を特徴とするエアゾール容器に固定するためのワンタッチキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26816795A JP3563507B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | エアゾール容器に固定するためのワンタッチキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26816795A JP3563507B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | エアゾール容器に固定するためのワンタッチキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09110083A JPH09110083A (ja) | 1997-04-28 |
JP3563507B2 true JP3563507B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=17454846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26816795A Expired - Fee Related JP3563507B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | エアゾール容器に固定するためのワンタッチキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3563507B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP26816795A patent/JP3563507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09110083A (ja) | 1997-04-28 |
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