JP4274014B2 - 導電部材および組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、上下に積層された単電池を電気的に接続する導電部材および、該導電部材を組み込んだ組電池に関する。
複数の単電池を直列または並列に組み合わせて、高電力または高持久力の組電池またはモジュール電池が作成されている。単電池がラミネート電池である場合、薄型であるラミネート電池の特徴を利用して、ラミネート電池を積層し、組電池またはモジュール電池を得ている(たとえば、特許文献1参照)。
積層したラミネート電池の電極タブの間に、導電部材または絶縁部材を配置することによって、積層方向上下のラミネート電池を電気的に接続できる。ここで、導電部材および絶縁部材を、それぞれ、ワッシャ形状に形成して、電極タブごとボルトを貫通しナットで締結する。これにより、導電部材および絶縁部材を一括して固定する。
特開2001−256939号公報
上記ラミネート電池において、電極タブの表面に酸化被膜や油分が付着している場合がある。この場合、2つのラミネート電池を積層して、電極タブ間にワッシャ形状の導電部材を配置し、これらをボルトおよびナットにより締結するのであれば、ボルト締結の際に、電極タブの酸化被膜や油分が除去される。締め付け時には、ボルトおよびナットが回転し、電極タブ表面とボルトおよびナットの座面とが摩擦して、電極タブの酸化被膜等が削り取られるからである。
しかし、ラミネート電池を3層以上の多数層に積層して、電極タブに導電部材または絶縁部材を配置してボルト締結する場合、導電部材や絶縁部材にボルトおよびナットの回転が伝わらないので、電極タブの酸化被膜や油分等は除去されない。
除去されなかった酸化被膜等は、電極タブに導電部材が接続される接続部の抵抗成分となり、組電池性能を低下する要因となっている。
これを解決するために、ラミネート電池の積層直前に、電極タブを洗浄し、酸化被膜等を事前除去することが考えられる。しかし、このような方法を採用したのでは、組電池等の組み立て工数が増大し、また、新たな設備が必要となる。これにより、新たに、生産性の低下およびコストの増大という問題が発生してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、生産性の低下およびコストの増大を伴わず、酸化被膜等による電極タブの接続部の抵抗を低減できる導電部材、および該導電部材を組み込んだ組電池の提供を目的とする。
本発明の導電部材は、導電性材料により形成され、複数個の積層された単電池の出力端間に挟まれることによって、積層方向上下の単電池を電気的に接続する導電部材であって、前記出力端間に挟まれることにより前記出力端の表面に付着した付着物を除去する除去手段を有する。
本発明の組電池は、複数個の積層された単電池と、導電性材料により形成され、積層方向上下の前記単電池の出力端間に挟まれることによって、該積層方向上下の単電池を電気的に接続する導電部材と、を有する組電池であって、前記導電部材は、前記出力端間に挟まれることにより前記出力端の表面に付着した付着物を除去する除去手段を有する。
上記本発明の導電部材によれば、表面に導電部材の出力端の表面を一部除去する除去手段が設けられている。したがって、導電部材を単電池の出力端間に挟む際に、除去手段により、出力端の表面に付着する酸化皮膜や、油分が除去される。したがって、出力端に導電部材が接続される接続部の抵抗が低減され、組電池化する際の電池特性を向上できる。
上記本発明の組電池によれば、導電部材の表面に導電部材の出力端の表面を一部除去する除去手段が設けられている。したがって、導電部材を単電池の出力端間に挟む際に、除去手段により、出力端の表面に付着する酸化皮膜や、油分が除去される。したがって、出力端に導電部材が接続される接続部の抵抗が低減され、組電池化する際の電池特性を向上できる。
本発明に係る導電部材(導通ワッシャ)は、導電性材料により形成され、複数個の積層された単電池の出力端(電極タブ)間に挟まれることによって、積層方向上下の単電池を電気的に接続する導電部材であって、前記出力端間に挟まれることにより前記出力端の表面を一部除去する除去手段を有する。
また、本発明に係る組電池は、複数個の積層された単電池と、導電性材料により形成され、積層方向上下の前記単電池の出力端(電極タブ)間に挟まれることによって、該積層方向上下の単電池を電気的に接続する導電部材(導通ワッシャ)と、を有する組電池であって、前記導電部材は、前記出力端間に挟まれることにより前記出力端の表面を一部除去する除去手段を有する。
以下、本発明について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明では、特に導通ワッシャに特徴を有する。しかし、導通ワッシャの説明の前に、組電池の全体について説明し、その後、他の構成と共に導通ワッシャの構造についても詳細に説明する。
図1は組電池を示す斜視図である。
本発明の組電池は、複数個の積層された扁平型単電池1(以下、単に単電池という)と、該単電池1と共に積層されるヒートシンク2と、単電池1間および単電池1とヒートシンク2との間に配置される高摩擦シート3と、複数個の積層された単電池1を積層方向の両面から加圧して一体的に保持する保持手段4とを有する。高摩擦シート3については、図3に示す。
単電池1は、積層方向に直列に接続されている。単電池1から伸びる2つの電極タブは、それぞれ、タブ間に配置された導通ワッシャおよび絶縁ワッシャを交互に配置することにより、短絡しないように接続されている。
以下、各構成について詳細に説明する。
<単電池>
図2は単電池を示す斜視図、図3は図1に示す組電池のA−A断面図である。
単電池1は、扁平型に形成された電池であり、正極板、負極板およびセパレータを順に積層した積層型の発電要素(不図示)を内部に複数含む。単電池1は、例えば、リチウムイオン二次電池などの二次電池である。組電池においては、単電池1は、内包する発電要素の積層方向と同じ方向に積層される。
正極板は、たとえば、マンガン酸リチウムまたはニッケル酸リチウムを含む材料からなる。負極板は、たとえば、非晶質炭素を含む材料からなる。セパレータは、たとえば、ポリオレフィン多孔膜からなり、厚さが25〜50μmである
単電池1は、積層方向に対して直交する方向に伸びる2つの出力端である電極タブとして、正極タブ10と負極タブ12とを有する。単電池1は、正極タブ10および負極タブ12に、それぞれ、穴部11、13が設けられている。
単電池1は、穴部11、13に表面が絶縁処理された絶縁ピン52(図8参照)が挿通されている。図3に示すように、積層方向に位置する単電池1は、電極タブの極性が積層方向に正負交互に、すなわち、正極タブ10、負極タブ12が交互に積層されている。
絶縁ピン52には、正極タブ10および負極タブ12を挟んで、導通ワッシャ50または絶縁ワッシャが交互に配置されている。例えば、図3に示す場合では、正極タブ10とその上の階層の負極タブ12との間には、絶縁ワッシャ51が配置され、負極タブ12とその上の階層の正極タブ10との間には、導通ワッシャ50が配置される。
導通ワッシャ50は、銅などの導電性金属から形成され、その上下に接触する正極タブ10と負極タブ12とを電気的に導通する。絶縁ワッシャ51は、セラミックなどの絶縁性金属から形成され、その上下に接触する正極タブ10と負極タブ12とを絶縁する。導通ワッシャ50および絶縁ワッシャ51は、単電池1の正極タブ10と負極タブ12とが直接接触しないように、スペーサの役割も果たす。
同じ階層のワッシャに注目すると、本実施の形態では、正極タブ10上に絶縁ワッシャ51が配置され、負極タブ12上に導通ワッシャ50が配置されている。
このように正極タブ10および負極タブ12が積層方向に交互に配置されることによって、図3に示すように、積層の上層から下層に向かって電流が流れるように、単電池1を接続する回路が構成される。積層の下層から上層に向かって電流を流したい場合には、導通ワッシャ50と絶縁ワッシャ51との配置を逆にする。
絶縁ピン52は、金属棒の表面を熱収縮チューブで覆ったり、樹脂の塗装、コーティングまたは被覆等したりして、絶縁処理が施されている。絶縁ピン52は、上下からナット53が締め付けられる。これにより、単電池1の電極タブ10、12は、導通ワッシャ50および絶縁ワッシャ51にしっかり挟み込まれる。
なお、図3に示すように、上層から下層に向かって電流が流れる回路構成の場合、ナット53aと導通ワッシャ50との間、および、ナット53bと絶縁ワッシャ51との間に、電力端子を配置し電流が取り出せるようにすることによって、たとえば、電池の電圧を不図示のコントローラによって検出できるようにしている。図1に示す組電池を複数組み合わせる際にも、該電力端子を用いることができる。
図4は、導通ワッシャ50を示す図であり、(A)は導通ワッシャの平面図、(B)は導通ワッシャの側面図である。
導通ワッシャ50は、上述のように、電極タブ10、12間に配置される。導通ワッシャ50は、図4に示すように、積層時に電極タブ10、12と接触する表面に鋭利な突起部(除去手段)501が複数設けられている。これらの突起部501は、上述の絶縁ピン52が上下からナット53に締め付けられると、電極タブ10、12に作用する。この作用については後述する。
<ヒートシンク>
図5は、2種類のヒートシンクを示す斜視図である。
ヒートシンク2には、図6に示すように、組電池の積層の最外層に配置される外層ヒートシンク2aと、単電池1と共に途中に積層される内層ヒートシンク2bとの2種類がある。
いずれのヒートシンク2a、2bも、空気等の冷媒が通り抜け可能な複数の通風孔20が形成されている。これらの通風孔20は、2枚の板材の表面にそれぞれ複数の溝を形成し、溝同士が合うように2枚の板材を貼り合わせて形成される。非常に薄いヒートシンク2a、2bに通風孔をくりぬき加工するのは困難であるからである。なお、本実施形態では、上述のようにヒートシンクを2枚の板材で形成しているが、たとえば、押し出し成形によって1体の部材としてもよい。
外層ヒートシンク2aは、積層される単電池1の電極タブ10、12を露出するための切り欠き21が形成されている。該切り欠き21を挟んで、四隅に孔22が形成されている。孔22は、外層ヒートシンク2a間に配置され、単電池1に必要な面圧を加えるための加圧ユニット40(図6参照)を取り付けるために設けられている。
内層ヒートシンク2bには、外層ヒートシンク2aのような孔22はない。内層ヒートシンク2bは、組電池に積層されるときには、単電池1と共に加圧ユニット40による面圧により保持されている。内層ヒートシンク2bは、例えば、図3に示すように、単電池1が4枚積層されたら、その上に1枚積層されるといった具合に、単電池1間に配置される。これにより、積層の中央の単電池1の発熱も放散できる。
<高摩擦シート>
高摩擦シート3は、図3および図5に太線で示すように、単電池1間または単電池1とヒートシンク2との間に配置される。高摩擦シート3は、たとえば、シリコンゴムをシート状に形成したものである。シリコンゴムは、単電池1同士を直接積層した場合の摩擦抵抗より高い摩擦抵抗を発現する。したがって、単電池1間または単電池1とヒートシンク2との間に介在させることにより、これらの横ズレを防止する。
一方で、高摩擦シート3は、横ズレに対しては高い摩擦力を発現するが、単電池1の積層方向に対しては、ほとんど粘着力を発現しない。したがって、高摩擦シート3は、単電池1およびヒートシンク2に対しては非接着性を有している。換言すると、高摩擦シート3は、単電池1同士、または単電池1とヒートシンク2とを恒久的に接合するものではなく、所望のときに、それらを積層方向に分離し得る性質を有する。
<保持手段>
保持手段4は、最外層に積層される外層ヒートシンク2a(保持プレート)と、外層ヒートシンク2a間に配置される加圧ユニット40と、加圧ユニット40を外層ヒートシンク2aに取り付けるナット41とを含む。
外層ヒートシンク2aは、上述の通り、組電池の最外層に積層され、単電池1を冷却する冷却手段として機能する。その一方で、外層ヒートシンク2aは、中間に積層される単電池1および内層ヒートシンク2bに積層方向の面圧を付与しつつ保持する保持手段の一部としても機能する。保持手段の一部として、外層ヒートシンク2aは、加圧ユニット40により相互に接近される方向の力が加えられる。
加圧ユニット40は、外層ヒートシンク2aに設けられた孔22に挿通されて、ナット41により締結されている。加圧ユニット40の具体的構成は、図6および図7に示される。
図6は加圧ユニットを示す図、図7は図1のB−B断面図である。特に、図6(A)は加圧ユニットの全体構成を示す図、図6(B)はバネ保持部の構成を示す図であり、図7(A)は加圧ユニットの初期状態を示す図、図7(B)は加圧ユニット40を外層ヒートシンク2a間に取り付けた様子を示す図である。
加圧ユニット40は、引張りコイルバネ42(弾性体)と、引張りコイルバネ42の両端を保持するバネ保持部43とからなる。
引張りコイルバネ42は、引き延ばされた状態で外層ヒートシンク2a間に取り付けられることによって、収縮しようと作用し、外層ヒートシンク2aを相互に接近させる方向の弾性力を発現する。
バネ保持部43は、本体部44と、引張りコイルバネ42のピッチP1よりも大きなピッチP2でねじ山が形成された螺合部45と、螺合部45から引張りコイルバネ42の中心に向かって伸びる突合せ部46と、本体部44から伸びて外層ヒートシンク2aに挿通される挿通部47とを含む。
本体部44は、引張りコイルバネ42が外れないように、これに当接する。また、本体部44は、加圧ユニット40を組電池に取り付けたときに、外層ヒートシンク2aと当接して、引張りコイルバネ42の伸びを定める役割も果たす。
螺合部45は、図示の通り、引張りコイルバネ42の端部にねじ込まれて、引張りコイルバネ42の内側と螺合し、これを固定する。螺合部45は、図6(B)に示すように、表面にピッチP2のねじ山が形成されている。螺合部45のピッチP2は、引張りコイルバネ42のピッチP1より大きい。したがって、螺合部45を図6(B)中矢印の方向にねじ込むことができる。螺合部45をねじ込むことによって、突合せ部46が、引張りコイルバネ42の中央に向かって進行する。
引張りコイルバネ42の両端から螺合部45をねじ込んでいくと、図6(A)に示すように、両側から進行してきた突合せ部46が突き当たる。この状態で、引張りコイルバネ42は自然長より伸ばされ、加圧ユニット40の初期状態として、初期張力が与えられている。
挿通部47は、その先端にナット41に締結可能なねじ山が形成されている。挿通部47の頭には、後述する回り止め用のスリット48が設けられている。スリット48に、マイナスドライバーを挿す等して、バネ保持部43を容易に回り止めできる。
以上のような、加圧ユニット40を、外層ヒートシンク2a間に配置すると、6(A)に示すようになる。
ここで、挿通部47は、外層ヒートシンク2aの孔22に挿通されている。この状態で、一方のバネ保持部43を回り止めしながら、他方のバネ保持部43の挿通部47をナット41で締結する。すると、バネ保持部43がナット41側に引き寄せられる。これを両方のバネ保持部43で行うと、図7(B)に示すように、バネ保持部43が引張りコイルバネ42を保持した状態で相対的に引き離され、引張りコイルバネ42が外層ヒートシンク2a間に引き伸ばされた状態で保持される。
このように、外層ヒートシンク2a間の幅に合わせて、引張りコイルバネ42を引き伸ばすので、ナット41の締め付けトルクに関わらず、引張りコイルバネ42による収縮する方向の弾性力が得られる。該弾性力が外層ヒートシンク2aによる単電池1への加圧力となる。
<組み立て手順>
次に、本発明の組電池を組み立てる様子を説明する。
図8は組電池を組み立てる様子を示す図である。
図8に示すように、最初に、外層ヒートシンク2aを配置し、その上に、単電池1を積層する。ここで、単電池1は、積層方向に正極タブ10および負極タブ12が交互になるように、絶縁ピン52に電極タブ10、12を挿通する。単電池1の電極タブ10、12を絶縁ピン52に挿通する度に、導通ワッシャ50または絶縁ワッシャ51も絶縁ピン52に挿通する。
導通ワッシャ50および絶縁ワッシャ51は、積層方向に交互になるように絶縁ピン52に挿通する。同一単電池1の正極タブ10および負極タブ12上には、一方に導通ワッシャ50が接触するように配置し、他方には絶縁ワッシャ51が接触するように配置する。すなわち、同一単電池1の正極タブ10および負極タブ12上には、異なる種類のワッシャを配置する。
単電池1を複数段積層した後、例えば、単電池1を4枚積層した後に、内層ヒートシンク2bを配置する。このように、単電池1と内層ヒートシンク2bとの積層を繰り返した後、最後に、外層ヒートシンク2aを積層する。外層ヒートシンク2a間に、加圧ユニット40を配置し、加圧ユニット40の引張りコイルバネ42が外層ヒートシンク2a間で伸びるまで、ナット41で締結する。
ナット41を締結するにつれて、導通ワッシャ50および電極タブ10、12に荷重がかかる。荷重により導通ワッシャ50の鋭利な突起部501が電極タブ10、12表面に突き刺さる。このとき、突起部501は、電極タブ10、12表面に形成されている酸化被膜や油分等を除去し、地金部に到達する。この結果、突起部501が直接、電極タブ10、12の地金部に接触する。
以上の手順で、図1に示す組電池が組み上がる。
以上のように、本実施形態では、導通ワッシャ50の表面に突起部501を形成しているので、導通ワッシャ50が正極タブ10および負極タブ12に挟み込まれる際に、正極タブ10および負極タブ12に付着した酸化被膜や油分等が突起部501により除去される。したがって、導通ワッシャ50と正極タブ10および負極タブ12とが接続される接続部の抵抗を低減でき、組電池化する際の電池特性を向上できる。
また、導電部材として導通ワッシャ50を用いているので、1本の絶縁ピン52により、複数の導通ワッシャ50を正極タブ10および負極タブ12に取り付けることができる。導通ワッシャ50がワッシャ状なので、脱落しない。
なお、上記第1実施形態では、導通ワッシャ50の表面に突起部501を設ける場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。突起部501の代わりに、導通ワッシャ50の表面に溝部を形成してもよい。この場合、導通ワッシャ50を、積層方向上下の正極タブ10および負極タブ12間に配置して締結すると、溝部の角が正極タブ10および負極タブ12の表面に突き刺さり、該正極タブ10および負極タブ12に付着した酸化被膜や油分等を除去する。この結果、導通ワッシャ50が正極タブ10および負極タブ12の地金部に直接触れる。
したがって、導通ワッシャ50の表面に突起部501の代わりに、溝部を設けても、導通ワッシャ50と正極タブ10および負極タブ12とが接続される接続部の抵抗を低減でき、組電池化する際の電池特性を向上できる。
また、上記第1実施形態では、突起部501を設けるものの、導通ワッシャ50を扁平型としていた。しかし、導通ワッシャ50の形状は、扁平型だけに限定されない。図9は、他の形態の導通ワッシャの側面を示す図である。
図9に示すように、導通ワッシャ50を正極タブ10または負極タブ12に向かって細くなるテーパ状に形成して、積層方向上下の正極タブ10および負極タブ12間に配置して締結できる。締結時には、導通ワッシャ50に荷重がかかるので、テーパ部分502が押しつぶされ、水平方向に広がる。このとき、突起部501が、正極タブ10または負極タブ12の表面を引っかき、酸化被膜や油分を削り落とす。酸化被膜や油分等が除去されるので、導通ワッシャ50が正極タブ10および負極タブ12の地金部に直接触れる。
同時に、上述のように、突起部501は、酸化被膜等を突き破って、正極タブ10および負極タブ12の地金部に接触する。
したがって、導通ワッシャ50をテーパ状に形成すれば、突起部501を設けただけの場合に比べて、より確実に導通ワッシャ50と電極タブ10、12とを電気的に接続できる。
また、導通ワッシャ50をテーパ状とせずに、スプリングワッシャのように形成してもよい。これにより、締結時にワッシャが面圧により縮められようとし、このときに、ワッシャが正極タブ10および負極タブ12の表面を移動する。すると、ワッシャ表面の突起部501が、酸化被膜や油分等を除去する。
また、第1実施形態では、縦に積層した組電池を1つだけ例示したが、これに限定されない。複数の単電池1を積層して出来た組電池を、複数個横に並べ、それらを接続することによって、より出力の高い電池モジュールとすることができる。この場合、一の組電池と他の組電池の両者に取り付けられるバスバーにより、組電池同士を電気的に接続する。バスバーは、例えば、ナット53と共に絶縁ピン52に取り付けられ固定される。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、導通ワッシャ50の表面に突起部501を設けて、導通ワッシャ50と正極タブ10または負極タブ12との接続部に介在する酸化被膜等を除去する場合について説明した。しかし、接続部の酸化被膜等を除去する除去手段としては、他の形態も考えられる。第1実施形態とは異なる他の形態について、第2実施形態において説明する。なお、導通ワッシャ以外は、第1実施形態と同様の構成なので、第2実施形態では、導通ワッシャについてのみ説明する。
図10は第2実施形態に係る導通ワッシャを示す図であり、図10(A)は導通ワッシャの外周部の平面図、図10(B)は外周部に中心部を組み合わせた様子を示す側面図である。
第2実施形態に係る導通ワッシャ55は、図10に示す通り、外周部551と、中心部552とに分割されている。
外周部551は、板材が巻き回されて形成されている。ここで、外周部551は、中心までは巻き回されておらず、中心は開いている。
中心部552は、絶縁ピン52が挿通可能なようにリング状に形成されている。中心部552は、リング状の一方の面に向かって細いテーパ状に形成されている。そして、図10(B)に示すように、中心部552は、細くなっている側が、外周部551の中心に嵌っている。中心部552は、外周部551よりも薄い。
導通ワッシャ55を、積層方向上下の正極タブ10および負極タブ12間に配置して、締結する際の作用について説明する。
絶縁ピン52をナット41により締結する前の初期状態では、中心部552は、外周部551に完全には嵌っておらず、一部だけが嵌っている。締結を進行すると、中心部552は、テーパ状に形成されているので、徐々に外周部551に圧入される。
中心部552が圧入されるに従って、外周部551の中心が広げられていく。このとき、外周部551は、ぜんまいを構成する板材を滑らせつつ、半径方向に広がる。
外周部551が半径方向に広がる際には、該外周部551を構成する板材が移動する。板材が移動すると、正極タブ10および負極タブ12と摩擦する。この摩擦により、正極タブ10および負極タブ12の表面に形成された酸化被膜等が除去される。
以上のように、第2実施形態では、導通ワッシャ55を外周部551と中心部552とに分割して形成し、外周部551に中心部552が嵌る際の外周部551の摩擦により、電極タブ10、12上の酸化被膜等を除去している。したがって、導通ワッシャ50と正極タブ10および負極タブ12とが接続される接続部における、酸化被膜等による抵抗を低減でき、組電池化する際の電池特性を向上できる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態および第2実施形態では、導電ワッシャ50、55の構造を改良することによって、組電池化したときの、導電ワッシャ50、55と、電極タブ10、12との接続点の抵抗を低減している。しかし、導電ワッシャ50、55の構造だけでなく、電極タブ10、12の構造を改良することによっても、導電ワッシャ50、55と電極タブ10、12との接続点の抵抗を低減できる。
以下では、組電池化の際に、導電ワッシャ50、55と電極タブ10、12との接続点における、酸化被膜等による抵抗を低減できる、電極タブ10、12について説明する。なお、第3実施形態では、電極タブ10、12の構成以外は、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成である。したがって、電極タブ10、12以外の構成については、説明を省略する。
図11は、第3実施形態に係る電極タブを示す図であり、図11(A)は電極タブの平面図、図11(B)は電極タブの断面図である。
正極タブ10および負極タブ12は、シート状に形成されている。第3実施形態では、該シート状の正極タブ10および負極タブ12を、予めプレス等により山谷の折り目を付けて、蛇腹状に整形している。
このように蛇腹状に形成しておけば、導通ワッシャ50を挟んで正極タブ10および負極タブ12をナット41により締結して面圧をかけると、電極タブ10、12の蛇腹がつぶされる。すなわち、電極タブ10、12の折り目が元に戻される。このとき、電極タブ10、12は、水平方向に広がるので、導通ワッシャ50と摩擦して、表面の酸化被膜や油分等が削り取られる。
すると、電極タブ10、12の地金部が露出する。これにより、組電池化した後には、正極タブ10および負極タブ12の地金部に直接導通ワッシャ50が接触する。したがって、導通ワッシャ50と正極タブ10および負極タブ12とが接続される接続部における、酸化被膜等による抵抗を低減でき、組電池化する際の電池特性を向上できる。
(第4実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、直接単電池1を積層する場合について、本願発明の導通ワッシャ50、55が適用される例について説明してきた。しかし、本願発明の導通ワッシャ50、55は、他の組電池にも適用できる。たとえば、単電池1をフレーム上に配置した状態で積層した組電池にも適用できる。
以下では、図面を参照して、フレームを利用して組電池を構成する場合について説明する。ここでは、第1実施形態と同様の構成には、同一の参照番号を付して、その説明は省略する。なお、以下では、フレームに第1実施形態で説明した導通ワッシャ50を組み込む例について説明するが、これに代えて第2実施形態で説明した導通ワッシャ55を組み込むこともできる。また、電極タブ10、12については、通常のシート状のものについて説明するが、第3実施形態のように蛇腹状に整形したものも適用できる。
図12は、第4実施形態に係る組電池を示す斜視図、図13はフレームを示す図、図14はフレームを配置する様子を示す図、図15は組電池を組み立てる過程を示す図、図16は組電池内の回路構成を示す概略図である。なお、図15では、導通ワッシャおよび絶縁ワッシャを見やすくするために、単電池の電極タブは省略している。
実施の形態3の組電池は、積層の最外層に外層ヒートシンク2aが配置されており、その間に、フレーム7と内層ヒートシンク2bが積層されている。フレーム7を複数枚積層する度に、内層ヒートシンク2bが積層されている。
また、組電池は、組電池内で直列回路を構成するために、所定の部位に、バスバー8が取り付けられている。バスバー8については、後述する。
最初にフレームについて説明する。
<フレーム>
フレーム7は、図13に示すように、一方の側に導通ワッシャ50が埋め込まれ、他方の側に絶縁ワッシャ51が埋め込まれている。導通ワッシャ50は、フレーム7の厚みより若干厚く、かつ単電池1の厚みよりも薄く形成されている。絶縁ワッシャ51は、導通ワッシャ50と同様に、フレーム7よりも厚く、かつ単電池1の厚みよりも薄く形成されている。
フレーム7は、単電池1が嵌まり込んで所定の位置に配置されるように、位置決め部70が形成されている。位置決め部70は、単電池1の外形より小さく形成された切り欠きである。位置決め部70は、位置決め部70上に単電池1を配置したときに、単電池1の周縁を保持しつつ、周縁以外で下層または上層の他の単電池1と接触可能な程度に、大きく開口されている。単電池1は、電極タブ10、12が導通ワッシャ50および絶縁ワッシャ51と接触するようにフレーム7上で位置決めされる。位置決めされたとき、導通ワッシャ50、絶縁ワッシャ51の穴の位置と、単電池1の正極タブ10の穴部11および負極タブ12の穴部13の位置とが一致する。
また、フレーム7には、積層時に加圧ユニット40を挿通可能な穴部71が設けられている。加圧ユニット40は、第1〜第3実施形態では、単電池1の外で外層ヒートシンク2a間に設けられていたが、第4実施形態では、フレーム7、内層ヒートシンク2bおよび外層ヒートシンク2aを貫通して外層ヒートシンク2a間に設けられる。
フレーム7上では、隣り合う単電池1の正極タブ10、負極タブ12の向きが逆になるように配置される。たとえば、図14に示すように、図中手前側に、単電池1の正極タブ10、負極タブ12が交互にくるように、単電池1が配列される。
このように複数の単電池1が配列されたフレーム7は、図15に示すように、加圧ユニット40および絶縁ピン52が挿通されて、複数枚積層される。なお、加圧ユニット40および絶縁ピン52は、共に外層ヒートシンク2aに図示しないナットで固定され、立設されている。また、加圧ユニット40は、組電池の組み立て後には、図12に示すように、外層ヒートシンク2a間に固定され、これらを相互に接近する方向の力を付与し、各単電池1に一定の面圧を加える。
フレーム7を積層する際には、単電池1の電極タブ10、12が、積層方向に交互に配置されるようにする。たとえば、すぐ下の層のフレーム7の片側に注目して、電極タブが正極タブ10、負極タブ12、正極タブ10、負極タブ12の順に配列されている場合、その上の層では、同じ側に電極タブが負極タブ12、正極タブ10、負極タブ12、正極タブ10の順に並ぶようにする。さらに、フレーム7を積層する際には、上述の通り、フレーム7に導通ワッシャ50と絶縁ワッシャ51とが埋め込まれているので、該導通ワッシャ50と絶縁ワッシャ51とが、積層方向に交互になるように積層する。
以上のように単電池1をフレーム7上に配列し、フレーム7を積層すれば、積層方向に並ぶ単電池1同士が直列接続されることとなる。本実施の形態では、図12および図15に示すように、単電池1が4列に積層されて直列接続されている。積層されてできる4列の単電池1の集合(以下、電池ユニット80a〜dという:図12参照)は、本実施の形態では、電池ユニット80aおよび80cが上層から下層に向かって、電池ユニット80bおよび80dが下層から上層に向かって直列接続されるように、各単電池1の電極タブ10、12の配置方向と、導通ワッシャ50および絶縁ワッシャ51の配置位置とが定められている。
電池ユニット80a〜d同士を相互に接続するために、バスバー8が用いられている。バスバー8は、図12に示すように、電池ユニット80aと80bとを最下層で接続し、電池ユニット80bと80cとを最上層で接続し、電池ユニット80cと80dとを最下層で接続する。
このように、バスバー8により、複数の電池ユニット80a〜dが接続されることによって、組電池内の単電池1がすべて直列接続されることになる。このときの組電池内に形成される回路の概略構成は、図16に示すとおりである。
電池ユニット80aの最上層の負極タブ12と、電池ユニット80dの最上層の正極タブ10には、電極端子81、82が接続されているので、高電圧が得られる。
以上のように、実施の形態3では、フレーム7に単電池1を配列しつつ、該フレーム7を積層している。ここで、フレーム7の片側に導通ワッシャ50、他の側に絶縁ワッシャ51を組み込み、積層方向にこれらのワッシャ50、51が交互に配置されるように、フレーム7の向きを逆にして積層している。したがって、第1〜第3実施形態と同様に、積層方向に単電池1を直列接続する回路が組電池内に構成される。
なお、第4実施形態では、フレーム7上に4列に単電池1を配列する例について説明したが、これに限定されない。2あるいは3列、または5列以上の単電池1を同一フレーム上に配列してもよい。
また、第4実施形態では、電圧検出のための電圧検出端子を設けていないが、図15に示すような電圧検出端子83を絶縁ピン52に挿通させてもよい。各導通ワッシャ50と絶縁ワッシャ51との間に電圧検出端子83を設けることによって、各単電池1の電圧の検知が可能となる。これにより、車両等に組電池を搭載した後においても、単電池1の破損等を検出できる。
組電池を示す斜視図である。 単電池を示す斜視図である。 図1に示す組電池のA−A断面図である。 第1実施形態に係る導通ワッシャを示す図であり、図4(A)は導通ワッシャの平面図、図4(B)は導通ワッシャの側面図である。 2種類のヒートシンクを示す斜視図である。 加圧ユニットを示す図であり、図6(A)は加圧ユニットの全体構成を示す図、図6(B)はバネ保持部の構成を示す図である。 図1のB−B断面図であり、図7(A)は加圧ユニットの初期状態を示す図、図7(B)は加圧ユニットを外層ヒートシンク間に取り付けた様子を示す図である。 組電池を組み立てる様子を示す図である。 他の形態の導通ワッシャの側面を示す図である。 第2実施形態に係る導通ワッシャを示す図であり、図10(A)は導通ワッシャの外周部の平面図、図10(B)は外周部に中心部を組み合わせた様子を示す側面図である。 第3実施形態に係る電極タブを示す図であり、図11(A)は電極タブの平面図、図11(B)は電極タブの断面図である。 実施の形態3に係る組電池を示す斜視図である。 フレームを示す図である。 フレームを配置する様子を示す図である。 組電池を組み立てる過程を示す図である。 組電池内の回路構成を示す概略図である。
符号の説明
1…単電池、
2、2a、2b…ヒートシンク、
3…高摩擦シート、
4…保持手段、
6、6a、6b…バスバー、
7…フレーム、
8…バスバー、
10…正極タブ、
11…穴部、
12…負極タブ、
13…穴部、
15…凸部、
17…穴部、
20…通風孔、
22…孔、
40…加圧ユニット、
41…ナット、
42…引張りコイルバネ、
43…バネ保持部、
44…本体部、
45…螺合部、
46…突合せ部、
47…挿通部、
48…スリット、
50、55…導通ワッシャ、
51…絶縁ワッシャ、
52…絶縁ピン、
53…ナット、
80a〜d…電池ユニット、
81、82…電極端子、
501…突起部。

Claims (16)

  1. 導電性材料により形成され、複数個の積層された単電池の出力端間に挟まれることによって、積層方向上下の単電池を電気的に接続する導電部材であって、
    前記出力端間に挟まれることにより前記出力端の表面に付着した付着物を除去する除去手段を有する導電部材。
  2. ワッシャ状に形成され、積層方向に並ぶ各単電池の複数の出力端と共に絶縁性のピンが貫通されることを特徴とする請求項1に記載の導電部材。
  3. 前記除去手段は、前記出力端に挟まれる際に、前記出力端に接触する表面に形成された突起部または溝部である請求項1または請求項2に記載の導電部材。
  4. 前記出力端に向かって細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の導電部材。
  5. 板材が巻き回されて、中心が開いたぜんまい状に形成された外周部と、
    前記外周部に嵌合するにつれて、前記外周部を半径方向に広げるように、テーパ状に形成されている中心部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の導電部材。
  6. 前記単電池は、積層型の発電要素を内部に含み、外装としてラミネートシートを熱融着して該発電要素を密閉して形成される扁平型のラミネート電池であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電部材。
  7. 複数個の積層された単電池と、
    導電性材料により形成され、積層方向上下の前記単電池の出力端間に挟まれることによって、該積層方向上下の単電池を電気的に接続する導電部材と、
    を有する組電池であって、
    前記導電部材は、前記出力端間に挟まれることにより前記出力端の表面に付着した付着物を除去する除去手段を有する組電池。
  8. 前記導電部材は、ワッシャ状に形成され、積層方向に並ぶ各単電池の複数の出力端と共に絶縁性のピンが貫通されることを特徴とする請求項7に記載の組電池。
  9. 前記除去手段は、前記出力端に挟まれる際に、前記出力端に接触する表面に形成された突起部または溝部である請求項7または請求項8に記載の組電池。
  10. 前記導電部材は、前記出力端に向かって細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の組電池。
  11. 前記導電部材は、
    板材が巻き回されて、中心が開いたぜんまい状に形成された外周部と、
    前記外周部に嵌合するにつれて、前記外周部を半径方向に広げるように、テーパ状に形成されている中心部と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の組電池。
  12. 前記単電池の出力端は、シート状に形成されており、予め蛇腹状に整形されていることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の組電池。
  13. 前記単電池は、正極板、負極板およびセパレータを順に積層した積層型の発電要素を内部に含み、外装としてラミネートシートを熱融着して該発電要素を密閉して形成される扁平型のラミネート電池であることを特徴とする請求項7〜12のいずれか一項に記載の組電池。
  14. 前記単電池は、リチウムイオン電池であることを特徴とする請求項13に記載の組電池。
  15. 前記単電池は、
    前記正極板がマンガン酸リチウムまたはニッケル酸リチウムを含む材料からなり、
    前記負極板が非晶質炭素を含む材料からなり、
    前記セパレータの厚さが25〜50μmであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の組電池。
  16. 絶縁材料により形成され、積層方向上下の前記単電池の出力端間に挟まれることによって、該積層方向上下の単電池を電気的に絶縁する絶縁部材をさらに有し、
    前記導電部材および前記絶縁部材は、前記単電池の積層方向に、前記単電池の出力端を挟んで交互に配置されて、前記単電池を積層方向に電気的に直列に接続することを特徴とする請求項7〜15のいずれか一項に記載の組電池。
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