JP4266297B2 - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、不揮発性記憶装置に関し、より特定的には、MRAM(Magnetic Random Access Memory)に関する。
【0002】
【従来の技術】
MRAMは、磁性体を記憶素子として用いたメモリである。磁性体の磁化の方向によって物質の抵抗が変化する現象をMR(Magneto Resistive)効果と呼ぶ。MR効果は、動作原理によりさらに分類される。その1つであるTMR(Tunneling Magneto Resistive)現象が常温でも高いMR比(磁性体の磁化による抵抗比)を持つことが確認され、MRAM向けの素子として研究されている。
【0003】
TMR現象は、磁性体に挟まれた絶縁膜を流れるトンネル電流の大きさが、磁性体の磁化によって定められる電子のスピンの向きに応じて変化する現象である。
【0004】
図13は、従来の、TMR現象が生じる磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)を有する薄膜の模式図である。この薄膜は、MTJ素子または、トンネル磁気抵抗(TMR)素子と呼ばれている。
【0005】
図13を参照して、絶縁膜702を挟んで強磁性体膜701,703が配置される。磁化の向きに応じて磁性体内のスピン電子の状態が変わる。このとき、磁性体膜701の磁化の向きと磁性体膜703の磁化の向きとが同じ向きである場合にはトンネル電流は大きくなる。一方、磁性体膜701の磁化の向きと磁性体膜703の磁化の向きとが逆である場合にはトンネル電流は小さくなる。
【0006】
この現象を利用し、磁性体膜701の磁化の向きを変化させトンネル電流の大きさ(抵抗)を検出することでこのTMR素子を記憶素子として用いることが可能である。磁性体膜703は、反強磁性体などによって磁化の方向を固定しておくことがあり、スピンバルブと呼ばれている。
【0007】
高密度の不揮発性記憶装置を実現するためには、メモリセルを2次元アレイ状に配置することが望ましい。強磁性体には、結晶構造や形状などにより磁化しやすい方向(エネルギが低い状態)があり、この方向を磁化容易軸(Easy Axis)と呼ぶ。記憶素子の磁化の保持状態は磁化容易軸に沿う方向である。これに対し、磁化しにくい方向は磁化困難軸(Hard Axis)と呼ばれる。
【0008】
図14は、磁化反転を説明するためのアステロイド曲線を示した図である。
図14を参照して、磁化の方向を反転させるには、磁化容易軸に対し現在の磁化と反対の方向に磁場を与えて記憶素子の磁化の向きを変える。このときに、磁化困難軸方向にも磁場を与えると、磁化困難軸方向に磁場がない場合に比べ磁化容易軸方向の磁場が小さくても磁化の向きが反転することが知られている。磁化容易軸方向と磁化困難軸方向の磁場の大きさと磁化反転のしきい値の関係を図示したのが図14に示したアステロイド曲線である。
【0009】
図15は、MRAMのメモリセルの平面的な配置を示した図である。
図15を参照して、X軸に平行に配置される複数の配線802に直交して複数の配線801が配置される。配線801と配線802の各交点には、配線801と配線802に挟まれるように磁性体803が配置される。
【0010】
X方向とY方向の配線から特定の配線を選んで電流を流すと、磁化困難軸方向と磁化容易軸方向の両方に磁場がかかる交点位置のメモリセルのみに磁性体803の磁化の反転が起こりデータの書換えが可能となる。その他の多数のメモリセルの磁性体にはしきい値を超えた磁場がかからず書換が起こらない。このようにして2次元的なメモリアレイへの書込を実現することができる。
【0011】
データの読出については、磁性体803に流れるトンネル電流を参照セルと比較するなどの方法で検出できる。
【0012】
図16は、従来のMRAMメモリセルの模式図である(たとえば、非特許文献1に記載されている)。
【0013】
図16を参照して、メモリセルの記憶素子にはスピンバルブ化したTMR素子852が用いられる。読出のスイッチ素子としてトランジスタ855を用いている。
【0014】
信号を伝達する配線として、読出と書込時に用いられるビット線851、読出時にトランジスタ855を導通状態とするワード線854、書込時に電流を流すディジット線853が設けられ、その他に図示しないトランジスタのソースに接続されるソース線がある。
【0015】
書込時には、ディジット線853およびビット線851に電流を流し、目的とするセル位置に合成磁場を発生させてTMR素子の磁性体の磁化の向きを制御する。
【0016】
読出時には、ワード線854に電圧をかけ、トランジスタ855を導通状態とする。TMR素子852、トランジスタ855を介してビット線851からソース線に電流が流れる。このときTMR素子のスピンの向きによって流れる電流の大きさが異なる。この電流を参照セルに流れる電流と比較し、TMR素子に記憶されたデータが“H”であるか“L”であるかを判定する。読出時に流れる電流は、書込時に流れる電流に比べずっと小さいため、データの読出をしてもTMR素子にはしきい値を超えた磁場がかからないので、磁性体の磁化の向きは変わらない。すなわちMRAMは非破壊読出が可能である。
【0017】
なお、MRAMについての技術情報が、後に示す文献(非特許文献1、非特許文献2、特許文献1、特許文献2)に開示されている。
【0018】
MRAMでは、参照信号と、読出対象となるメモリセルからの信号とを比較してデータの判定を行なう。複数の参照メモリセルを用いて、参照信号を発生させる構成が、特許文献1、特許文献2に開示されている。しかし、TMR素子は両端にかかる電圧により抵抗値が変化するという特性を持つ。
【0019】
図17、図18は、複数のTMR素子を参照セルとして参照信号を作る場合の問題点を説明するための図である。
【0020】
図17を参照して、“H”を記憶したメモリセルと“L”を記憶したメモリセルとを判別するためには、参照電流としては電流値IHと電流値ILの中間の値が必要である。
【0021】
参照セル871にはデータ“H”が記憶されており参照セル872にはデータ“L”が記憶されている。参照セル871,872を並列接続し、この両端に電圧Vを印加すると、参照電流IrefとしてIH+ILの電流が流れる。この参照電流の2分の1の電流が、データ判別の参照値として必要である。
【0022】
しかし、図18のように、並列接続した参照メモリセル871,872の両端に与える電圧を電圧Vから1/2・Vに変化させてもこのとき得られる参照電流IrefaはIH+ILの1/2とはならない。これは、TMR素子の両端にかかる電圧が1/2となると、TMR素子の抵抗値が変化してしまうので、電流値IHaはIHの1/2とはならず、また電流値ILaは電流値ILの1/2とはならないからである。
【0023】
図19は、特許文献1に開示された、参照セルと読出対象のメモリセルの各々のTMR素子の両端に同じ電圧をかけて参照信号を作る例を説明するための図である。
【0024】
図19を参照して、ロウ選択線903を選択し、スイッチSW1〜SW6のうちスイッチSW1によってビット線905をセンスアンプ901の一方の入力に接続する。またスイッチSW5によってビット線908をセンスアンプ902の一方の入力に接続する。
【0025】
2つの参照コラム910、ビット線906,907は、それぞれスイッチSW3,SW4によってセンスアンプ901,902の共通して設けられる他方の入力に接続される。ここで、ビット線906に接続される参照セルは論理値“L”を保持し、ビット線907に接続されている参照セルには論理値“H”を保持させておく。
【0026】
すると、センスアンプの参照信号の入力には論理値“H”と論理値“L”の平均化された信号としての電流が流れる。これによりメモリセルX1やメモリセルX2の論理値の判定を行なうことができる。参照セルには通常のメモリセルと同様のメモリセルが用いられ、また読出方法も通常のメモリセルと同じように行なうことができるため、正確な参照信号を出力することができるという利点がある。
【0027】
【非特許文献1】
Roy Scheuerlein、他6名,“A 10ns Read and Write Non-Volatile Memory Array Using a Magnetic Tunnel Junction and FET Switch in each Cell”, ISSCC Digest of Technical Papers, Feb. 2000, TA7.2,p.94-95,128-129,409
【0028】
【非特許文献2】
M. Durlam、他5名,“Nonvolatile RAM based on Magnetic Tunnel Junction Elements”, ISSCC Digest of Technical Papers, Feb. 2000, TA7.3, p.96-97
【0029】
【特許文献1】
米国特許第6269040号明細書(第4A図)
【0030】
【特許文献2】
米国特許第6317376号明細書
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの方式では、各サブアレイに対して参照セル列が2列必要であり、参照セルの占める面積をさらに少なくすることが望ましい。参照メモリセルをアレイ外部に設ける方式もあるが、その場合はプロセスの具合などによってメモリアレイ内のセル場所に依存した特性変化が生じるケースもあり、メモリセルと参照セルの特性の差が大きくなるおそれがあり、読出に不利となるという欠点がある。
【0032】
この発明の目的は、参照セルのチップ上に占める面積を低減させつつ、正確な参照電流を発生させ判定を行なうことができる不揮発性記憶装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
この発明は、主たる局面では、抵抗値の変化でデータを記憶する抵抗性素子を用いた不揮発性記憶装置であって、メモリアレイを備え、メモリアレイは、複数のビット線と、各ビット線に複数個ずつ接続され、外部から入力されるデータを記憶するための複数のメモリセルと、各ビット線に1つずつ接続され、複数のメモリセルから読出すデータを判別するための参照値を保持する複数の参照メモリセルとを含み、入力アドレスに応じて複数のメモリセルの一部を選択セルとして選択し、かつ、選択セルが接続されるビット線とは異なるビット線に接続される複数の参照メモリセルのうちの一部を選択セルに対応する複数の選択参照セルとして選択する選択回路と、複数の選択参照セル全体に流れる電流に応じて選択セルの読出データの検出動作を行なう読出制御回路をさらに備える。
複数のビット線のうちの第1のビット線は、第1の選択セルに接続される。複数のビット線のうちの第2のビット線は、複数の選択参照セルのうちの第1の選択参照セルに接続される。複数のビット線のうちの第3のビット線は、第2の選択セルに接続される。複数のビット線のうちの第4のビット線は、複数の選択参照セルのうちの第2の選択参照セルに接続される。読出制御回路は、第1のセンスアンプ回路と、第2のセンスアンプ回路と、アドレス信号に応じて、第1、第2のビット線を第1のセンスアンプ回路に、第3、第4のビット線を第2のセンスアンプ回路に接続する接続回路とを含む。接続回路は、さらに、第1のセンスアンプ回路の第1の入力と第2のセンスアンプ回路の第1の入力を接続する配線を備える。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号を同一または相当部分を示す。
【0046】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1の不揮発性記憶装置1の構成を示す概略ブロック図である。
【0047】
図1を参照して、不揮発性記憶装置1は、外部から制御信号CMDおよびアドレス信号ADDに応答してランダムアクセスを行ない、書込データDINの入力および読出データDATの出力を実行する。
【0048】
不揮発性記憶装置1は、制御信号CMDに応じて不揮発性記憶装置1の全体動作を制御するコントロール回路5と、行列状に配置されたMTJメモリセルMCを含むメモリアレイ10とを備える。
【0049】
メモリアレイ10には、MTJメモリセルの行の各々に対応して、ワード線WLおよびライトディジット線WDLが配置されている。また、MTJメモリセルMCの列の各々に対応してビット線BLおよびソース線SLが配置される。図1においては、1つのMTJメモリセルMCと、これに対応するワード線WL、ライトディジット線WDL、ビット線BLおよびソース線SLの配置が代表的に示されている。
【0050】
不揮発性記憶装置1は、さらに、アドレス信号によって示されるロウアドレスRAをデコードして、メモリアレイ10における行選択を実行するための行デコーダ20と、アドレス信号ADDによって示されるコラムアドレスCAをデコードして、メモリアレイ10における列選択を実行するための列デコーダ25と、読出/書込制御回路30とを備える。
【0051】
読出/書込制御回路30は、データ書込時においてビット線BLにデータ書込電流を流すための回路、およびデータ読出時においてビット線BLにデータ読出電流を流すための回路を総称したものである。読出/書込制御回路30は、データ書込時には外部から書込データDINを受け、データ読出時には外部に読出データDATを出力する。
【0052】
コントロール回路5、行デコーダ20、列デコーダ25、読出/書込制御回路30は、全体として不揮発性記憶装置1の選択制御回路をなす。
【0053】
図2は、図1におけるメモリアレイ10および読出/書込制御回路30の読出に関連する構成を示す図である。
【0054】
図2を参照して、メモリアレイ10は、参照メモリセル行120とメモリセル行121とを含む。参照メモリセル行120は、論理値“L”を保持している参照メモリセル101,102と、論理値“H”を保持している参照メモリセル103,104とを含む。メモリセル行121は、外部から与えられるデータを記憶するためのメモリセル126〜129を含む。ここでは、例示のためメモリセル行121を1行のみ示しているが、これに限られるものではなく、実際にはメモリアレイ10はデータを記憶するために複数のメモリセル行を含んでいる。
【0055】
参照メモリセル101〜104とメモリセル126〜129は同じ構造のメモリセルが使用されており、メモリアレイの繰返しパターンを損なうことがなく、量産性が保たれている。メモリアレイの繰返しパターンを損なうと、生産工程たとえばエッチングの条件等が部分的に異なるため素子の仕上り寸法のばらつきの原因となり量産性が損なわれる場合がある。
【0056】
参照メモリセル101〜104は、2本のワード線に接続されているが後に説明するように直線上に並んで1行に配置されている。同様に、メモリセル126〜129も2本のワード線に接続されているが後に説明するように直線上に配置され1行に配置されている。
【0057】
メモリアレイ10は、さらに、参照メモリセル101,103を選択するためのワード線105と、参照メモリセル102,104を選択するためのワード線106と、メモリセル126,128を選択するためのワード線107と、メモリセル127,129を選択するためのワード線108とを含む。
【0058】
メモリアレイ10は、さらに、参照メモリセル101とメモリセル126とに接続されるビット線122と、参照メモリセル102とメモリセル127とに接続されるビット線123と、参照メモリセル103とメモリセル128とに接続されるビット線124と、参照メモリセル104とメモリセル129とに接続されるビット線125とを含む。
【0059】
読出/書込制御回路30は、接続部110と、増幅部114とを含む。
接続部110は、ビット線122とIO線LIO0との間に接続されゲートがコラム選択線109に接続される選択ゲート131と、ビット線123とIO線LIO1との間に接続されゲートがコラム選択線109に接続される選択ゲート132と、ビット線124とIO線LIO2との間に接続されゲートがコラム選択線109に接続される選択ゲート133と、ビット線125とIO線LIO3との間に接続されゲートがコラム選択線109に接続される選択ゲート134とを含む。
【0060】
接続部110は、さらに、IO線LIO0〜LIO3をセンスアンプの入力ノードSA0−dat,SA0−ref,SA1−ref,SA1−datに接続するためのセレクタ111を含む。
【0061】
増幅部114は、ノードSA0−datに流れる電流とノードSA0−refに流れる電流の差を増幅して信号OUT1を出力するセンスアンプ112と、ノードSA1−refに流れる電流とノードSA1−datに流れる電流の差を増幅して信号OUT2を出力するセンスアンプ113とを含む。
【0062】
このようにすれば、MRAMのメモリアレイにおいて、参照値を保持する参照メモリセルは、“H”データを保持するセルと“L”データを保持するセルとの2セルを用いて、センスアンプ2つに平均的に参照電流を供給することにより、データの中間値の正確な参照電流が発生できる。
【0063】
各ビット線には、データ記憶用のメモリセルと参照メモリセルが接続されている。ビット線に接続されるデータ記憶用のメモリセルがアクセスされる場合には、隣接ビット線では参照メモリセルがアクセスされる。後に図3で説明するようにワード線2本に対しメモリセルの行は1行であるので、参照メモリセルは1行でよくチップ面積を小さくすることができる。
【0064】
図3は、図2に示したメモリアレイ10のメモリセルのレイアウトを説明するための平面図である。
【0065】
図3を参照して、メモリセル201〜204に対応してビット線213,214が配置され、ビット線213,214に直交するようにディジット線215,216が配置される。ビット線213,214とディジット線215,216の交点部分には記憶素子としてのTMR素子205〜208が配置されている。
【0066】
ディジット線215の両脇にディジット線215と並行してワード線217,218が配置されている。ディジット線216の両脇にディジット線216と並行にワード線219,220が配置されている。ワード線217〜220はTMR素子に接続されて読出時に導通状態となるトランジスタのゲートに接続されている。
【0067】
メモリセル内にはワード線が2本通っているが、1つのメモリセルにはワード線のゲート電極となる読出用トランジスタが1つ配置され、どちらかのワード線の活性化に応じて読出用トランジスタ活性化される。たとえば、メモリセル201は、2本のワード線217,218が通過しているが、トランジスタのチャネル領域はワード線218の下のみである。ワード線217はメモリセル201においては、後に説明するように素子分離領域上に形成されている。
【0068】
また、トランジスタのソース領域は、ビット線の下に形成されているが、図3では、ビット線によって隠されている。ビット線とビット線との間の領域は、素子分離領域となっている。
【0069】
図4は、図3におけるA−A断面を示した断面図である。
図4を参照して、P基板255の主表面上には素子分離のための絶縁膜250〜252と、n型不純物領域261〜264とが形成されている。n型不純物領域261と262の間の領域の上部にはゲート酸化膜271が形成され、その上にゲート電極となるワード線217が形成されている。ワード線217はたとえばポリシリコンによって形成される。
【0070】
絶縁膜251の上部にはワード線218が形成される。n型不純物領域263,264の間の領域の上部にはゲート酸化膜273が形成されその上にワード線219が形成される。絶縁膜252の上部にはワード線220が形成される。
【0071】
ワード線217,218の間の領域の上部にはディジット線215が形成され、ワード線219,220の間の領域の上部にはディジット線216が形成される。n型不純物領域261の上部には層間絶縁膜にコンタクトホールが設けられその内部に導電性のプラグ210が設けられる。同様にn型不純物領域263の上部の絶縁膜にはコンタクトホールが設けられ、その内部に導電性のプラグ212が形成されている。プラグ210,212の上部にそれぞれ金属配線281,282が設けられる。金属配線281,282の上部にTMR素子206,208がそれぞれ設けられ、その上に共通に接続されるビット線214が形成されている。なお、金属配線281,282は、図3では、ビット線214の下にちょうど隠れるように配置されている。
【0072】
図5は、図3におけるB−B断面の構造を示す断面図である。
図5を参照して、P基板255の主表面上には素子分離のための絶縁膜290〜292と、n型不純物領域262,264〜266とが形成されている。n型不純物領域262と265の間の領域の上部にはゲート酸化膜272が形成され、その上にゲート電極となるワード線218が形成されている。ワード線217はたとえばポリシリコンによって形成される。
【0073】
絶縁膜290の上部にはワード線217が形成される。n型不純物領域264,266の間の領域の上部にはゲート酸化膜274が形成されその上にワード線220が形成される。絶縁膜291の上部にはワード線219が形成される。
【0074】
ワード線217,218の間の領域の上部にはディジット線215が形成され、ワード線219,220の間の領域の上部にはディジット線216が形成される。n型不純物領域265の上部には層間絶縁膜にコンタクトホールが設けられその内部に導電性のプラグ209が設けられる。同様にn型不純物領域266の上部の絶縁膜にはコンタクトホールが設けられ、その内部に導電性のプラグ211が形成されている。プラグ209,211の上部にそれぞれ金属配線283,284が設けられる。金属配線283,284の上部にTMR素子206,208がそれぞれ設けられ、その上に共通に接続されるビット線213が形成されている。なお、金属配線283,284は、図3では、ビット線213の下にちょうど隠れるように配置されている。
【0075】
図6は、図2におけるセレクタ111の構成を示した回路図である。
図6を参照して、セレクタ111は、IO線LIO0とノードSA0−datとの間に接続され制御電極に選択線301が接続される選択ゲート311と、IO線LIO0とノードSA0−refとの間に接続され制御電極に選択線302が接続される選択ゲート312と、IO線LIO1とノードSA0−datとの間に接続され制御電極に選択線302が接続される選択ゲート313と、IO線LIO1とノードSA0−refとの間に接続され制御電極に選択線301が接続される選択ゲート314とを含む。
【0076】
セレクタ111は、さらに、IO線LIO2とノードSA1−refとの間に接続され制御電極に選択線303が接続される選択ゲート315と、IO線LIO2とノードSA1−datとの間に接続され制御電極に選択線304が接続される選択ゲート316と、IO線LIO3とノードSA1−refとの間に接続され制御電極に選択線304が接続される選択ゲート317と、IO線LIO3とノードSA1−datとの間に接続され制御電極に選択線303が接続される選択ゲート318とを含む。
【0077】
ノードSA0−datは図2のセンスアンプ112の一方の入力ノードであり、ノードSA0−refはセンスアンプ112の他方の入力ノードである。ノードSA1−refは図2のセンスアンプ113の一方の入力ノードであり、ノードSA1−dtはセンスアンプ113の他方の入力ノードである。そして、ノードSA0−refとノードSA1−refとはセレクタ111の内部で電気的に接続されている。
【0078】
図2、図6を参照して、読出動作について説明する。参照セルには、論理値“H”または論理値“L”が保持される。ここでは、参照メモリセル101,102が論理値“L”を保持し、参照メモリセル103,104が論理値“H”を保持している状態が示されている。
【0079】
メモリセル126,128が保持しているデータを読出す場合には、ワード線107と同時にワード線106を活性化させる。そしてコラム選択線109を活性化し、ビット線に一定の電圧が印加されるようにすると、IO線LIO0,LIO1,LIO2,LIO3には、それぞれビット線122,123,124,125を介してセル101,127,103,129を通過する電流が流れる。この場合には、図6のセレクタ111の選択線301と選択線304とが活性化される。
【0080】
すると、“L”データを保持している参照メモリセル102はノードSA0−refに接続され、“H”データを保持している参照メモリセル104はノードSA1−refに接続される。またメモリセル126はノードSA0−dtに接続され、メモリセル128はノードSA0−dtに接続される。
【0081】
ここで、ノードSA0−refとノードSA1−refとはセレクタ111の内部で電気的に接続されているので、後に詳しく説明するようにセンスアンプ参照信号ノードSA0−ref,SA1−refにはメモリセルが“H”データを保持している場合の電流値とメモリセルが“L”データを保持している場合の電流値との値を平均化した電流値が流れる。したがって、電流値の差を増幅すると、メモリセル126,128に保持されているデータの判定を行なうことができる。
【0082】
同様に、メモリセル127,129が保持しているデータを読出す場合には、ワード線108と同時にワード線105を活性化させる。そしてコラム選択線109を活性化し、ビット線に一定の電圧がかかるようにする。IO線LIO0,LIO1,LIO2,LIO3にはそれぞれビット線122,123,124,125を介してセル101,127,103,129を通過する電流が流れる。この場合には、図6のセレクタ111の選択線302と選択線303とを活性化させる。
【0083】
すると“L”データを保持している参照メモリセル101はノードSA0−refに接続され、“H”データを保持している参照メモリセル103はノードSA1−refに接続される。同様にメモリセル127はノードSA0−datに接続され、メモリセル129はノードSA0−datに接続される。ここでノードSA0−refとノードSA1−refとはセレクタ111の内部で電気的に接続されているため、後に詳しく説明するようにセンスアンプの参照信号ノードにはメモリセルが“H”データを保持している場合の電流値と、“L”データを保持している場合の電流値との平均化した電流値が流れる。したがって、電流値の差を増幅すると、メモリセル127,129に保持されているデータの判定を行なうことができる。
【0084】
セレクタ111の選択線301〜304の選択は、メモリアレイ10の内部のワード線の選択に関係する。参照メモリセル行120においてワード線105が選択される場合には、セレクタ111においては選択線302,303が選択される。参照メモリセル行120においてワード線106が選択される場合には、セレクタ111においては選択線301,304が選択される。
【0085】
図7は、図2におけるセンスアンプ112,113の判定動作を説明するための回路図である。
【0086】
図7を参照して、センスアンプ112は、電源電圧が与えられるノードとノードN1との間に接続される定電流源351と、ノードN1と接地ノードとの間に接続される抵抗352と、ノードN1と入力ノードSA0−datとの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ353とを含む。NチャネルMOSトランジスタ353のゲートにはバイアス電位Vbが与えられている。ノードN1からは出力信号OUT1が出力される。
【0087】
センスアンプ112は、さらに、電源電圧が与えられるノードとノードN2との間に接続される定電流源361と,ノードN2と接地ノードとの間に接続される抵抗362と,ノードN2と入力ノードSA0−refとの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ363とを含む。NチャネルMOSトランジスタ363のゲートにはバイアス電位Vbが与えられている。ノードN2からは出力信号/OUT1が出力される。
【0088】
センスアンプ113は、電源電圧が与えられるノードとノードN3との間に接続される定電流源371と、ノードN3と接地ノードとの間に接続される抵抗372と、ノードN3と入力ノードSA1−refとの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ373とを含む。NチャネルMOSトランジスタ373のゲートにはバイアス電位Vbが与えられている。ノードN3からは出力信号/OUT2が出力される。
【0089】
センスアンプ113は、さらに、電源電圧が与えられるノードとノードN4との間に接続される定電流源381と,ノードN4と接地ノードとの間に接続される抵抗382と,ノードN4と入力ノードSA1−datとの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ383とを含む。NチャネルMOSトランジスタ383のゲートにはバイアス電位Vbが与えられている。ノードN4からは出力信号OUT2が出力される。
【0090】
NチャネルMOSトランジスタ353,363のゲートにバイアス電位Vbを与えることによりノードSA0−dat,ノードSA0−refの電位は一定値に保たれている。これによりメモリセル126および参照メモリセル102に印加される電圧は等しい値となる。
【0091】
同様にNチャネルMOSトランジスタ373,383のゲートにバイアス電位Vbが与えられていることにより、ノードSA1−ref,SA1−datの電位は一定値に保たれ、メモリセル129および参照メモリセル103に印加される電圧は等しい値となっている。
【0092】
セレクタ111では、選択線301,303が選択され選択ゲート311,314,315,318が導通状態となり選択ゲート313,312,317,316は非導通状態となっている。
【0093】
このとき参照メモリセル102には“L”に対応する電流値ILが流れ、参照メモリセル103には“H”データに対応する電流値IHが流れる。センスアンプ112,113の構成の対称性から、電気的に接続されているノードSA0−ref,SA1−refを通過する電流はともに等しい参照電流Irefとなる。したがって参照電流Irefの2倍が電流値IL+IHに等しいこととなる。つまり参照電流Irefは、次式で与えられる。
【0094】
Iref=1/2・(IL+IH)
以上説明したように、実施の形態1によれば、参照セルを1行とし、精度の高い参照セル電流を発生させることができる。また折返し型ビット線構造(フォールデッドビット線構造)を有するためノイズに対する耐性が高い。
【0095】
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2におけるメモリアレイの説明をするための回路図である。
【0096】
図8を参照して、実施の形態2の不揮発性記憶装置は、メモリアレイ423,421と読出/書込制御回路422とを含む。
【0097】
メモリアレイ423は、外部から与えられるデータを記憶するためのメモリセル405,406と、“L”データを保持している参照メモリセル907と、“H”データを保持している参照メモリセル408とを含む。
【0098】
メモリアレイ423は、さらに、メモリセル405,406を選択するためのワード線417と、参照メモリセル407,408を選択するためのワード線418とを含む。
【0099】
メモリアレイ423は、さらに、メモリセル405および参照メモリセル407に接続されるビット線401と、メモリセル406および参照メモリセル408に接続されるビット線402とを含む。
【0100】
メモリアレイ421は、外部から与えられるデータを記憶するためのメモリセル409,410と、“L”データを保持している参照メモリセル911と、“H”データを保持している参照メモリセル412とを含む。
【0101】
メモリアレイ421は、さらに、メモリセル409,410を選択するためのワード線420と、参照メモリセル411,412を選択するためのワード線419とを含む。
【0102】
メモリアレイ423は、さらに、メモリセル409および参照メモリセル411に接続されるビット線403と、メモリセル410および参照メモリセル412に接続されるビット線404とを含む。
【0103】
なお、図8では説明のため簡略化しているが、ビット線401〜404には一般には多数のメモリセルが接続されている。
【0104】
読出/書込制御回路422は、ビット線401とIO線LIO0との間に接続され制御電極がコラム選択線413に接続される選択ゲート431と、ビット線402とIO線LIO2との間に接続され制御電極がコラム選択線413に接続される選択ゲート432と、ビット線403とIO線LIO1との間に接続され制御電極がコラム選択線413に接続される選択ゲート433と、ビット線404とIO線LIO3との間に接続され制御電極がコラム選択線413に接続される選択ゲート434とを含む。
【0105】
読出/書込制御回路422は、さらに、入力ノードSA0−dat,SA0−refを通過する電流差を検出して信号OUT1を出力するセンスアンプ414と、入力ノードSA1−ref,SA1−datを通過する電流の差を検出して信号OUT2を出力するセンスアンプ415とを含む。
【0106】
読出/書込制御回路422は、さらに、IO線LIO0〜LIO3とノードSA0−dat,SA0−ref,SA1−ref,SA1−datとの間の接続関係を選択するセレクタ416とを含む。セレクタ416の構成は、図6で説明したセレクタ111と同様であるので説明は繰返さない。センスアンプ414,415の構成は図7で説明したセンスアンプ112,113と同様であるので説明は繰返さない。
【0107】
図9は、実施の形態2におけるメモリアレイの配置を示した平面図である。
図9を参照して、ビット線513,514に直交して読出時に活性化されるワード線517が設けられる。ワード線517に隣接してn型不純物領域562が帯状に配置されソース線となっている。n型不純物領域562の上に重なるようにディジット線515が設けられる。ビット線の下には、読出し用のトランジスタのドレインに接続するためのコンタクトホール内の導電性プラグ510およびTMR素子506が設けられている。
【0108】
ビット線513,514に直交して、さらに、読出時に活性化されるワード線519が設けられる。ワード線519に隣接してn型不純物領域564が帯状に配置されソース線となっている。n型不純物領域564の上に重なるようにディジット線516が設けられる。ビット線の下には、読出し用のトランジスタのドレインに接続するためのコンタクトホール内の導電性プラグ512およびTMR素子508が設けられている。
【0109】
図10は、図9におけるC−C断面の構造を示した断面図である。
図10を参照して、P基板555の主表面上には素子分離のための絶縁膜550〜552と、n型不純物領域561〜564とが形成されている。n型不純物領域561と562の間の領域の上部にはゲート酸化膜571が形成され、その上にゲート電極となるワード線517が形成されている。n型不純物領域563,564の間の領域の上部にはゲート酸化膜573が形成されその上にワード線519が形成される。ワード線517,519はたとえばポリシリコンによって形成される。
【0110】
ワード線517,519の上部には、ディジット線515,516が形成される。n型不純物領域561の上部には層間絶縁膜にコンタクトホールが設けられその内部に導電性のプラグ510が設けられる。同様にn型不純物領域563の上部の絶縁膜にはコンタクトホールが設けられ、その内部に導電性のプラグ512が形成されている。プラグ510,512の上部にそれぞれ金属配線581,582が設けられる。金属配線581,582の上部にTMR素子506,508がそれぞれ設けられ、その上に共通に接続されるビット線501が形成されている。なお、金属配線581,582は、図9では、ビット線514の下にちょうど隠れるように配置されている。
【0111】
再び図8を参照して、ビット線はIO線LIO0〜LIO3の配置される両側にIO線と直交する方向に配置される。センスアンプに接続される1対のビット線がIO線の両側に配置されるこのような構造は、オープンビット線構造と呼ばれる。図では、説明のために簡略化しているが、一般には多数のビット線がIO線に接続される。各メモリセルには、ワード線が1本配置されており、ワード線は読出時に導通するスイッチトランジスタのゲートとなっている。
【0112】
メモリセル405,406の保持しているデータを読出す場合には、ワード線417とワード線419とを活性化させる。ワード線417とワード線419は、IO線LIO0〜LIO3を挟んで互いに反対側のメモリアレイに属している。コラム選択線413を活性化し、ビット線に電圧をかけると、各メモリセルの抵抗に応じた電流がビット線を介してIO線LIO0−LIO3に流れる。ここで、セレクタ416は、図6で説明したセレクタ111と同様の構成を有しており、選択線301,304が活性化される。
【0113】
すると入力ノードSA0−ref,SA1−refには参照セル411,412に流れる電流の平均値がともに流れる。そして入力ノードSA0−dat,SA1−datにはそれぞれメモリセル405,406を流れる電流が流れる。したがって、参照信号は、“H”データを保持した場合の電流値と“L”データを保持した場合の電流値の中間となるので、メモリセルのデータを判定することができる。なお、メモリセル409,410の保持データを読む場合には、参照メモリセル407,408に電流が流れ同様に読出が行なわれる。
【0114】
セレクタ416の内部のノードの接続は読出メモリセルがIO線のどちら側に配置される領域に位置するかによる。実施の形態2の場合には、IO線LIO0〜LIO3の左側のアレイ423にあるメモリセルのデータを読出す場合には、セレクタ416の選択線301,304が活性化される。逆に、IO線LIO0〜LIO3の右側のメモリアレイ421内のメモリセルのデータを読出す場合には、セレクタ416では選択線302,303が選択される。
【0115】
実施の形態2では、各メモリセルを通るワード線すなわちトランジスタゲートの数は1本であるため、ゲートピッチを緩和することができ、歩留りの向上とセルの縮小によるコストの削減が可能である。
【0116】
[実施の形態3]
実施の形態1,実施の形態2では、参照メモリセルに、“H”または“L”データを保持したが、セル素子自体は一方の論理値を保持しておき、参照メモリセルを通過する電流を“H”データと“L”データの中間値に対応する電流IMとなるようにする方法でも構わない。
【0117】
図11は、参照セルのTMR素子の設定値を等しくし、参照セルに電流IMを流す説明するための図である。
【0118】
図11を参照して、たとえば参照メモリセル102a,103aのトランジスタT1a,T2aの導通抵抗R1a,R2aを他のメモリセルと異なるようにゲート幅を調整したりゲート長を調整したりすればこれが可能である。
【0119】
たとえば、TMR素子のサイズを参照メモリセル102a,103aとデータ記憶用メモリセル126,129とで同じにしておく。そして、トランジスタT1a,T2aのゲートを記憶用メモリセル126,129内部のトランジスタに比べて細らせる。すると、TMR素子に同じデータが保持されていれば、参照メモリセル102a,103aの抵抗値は、データ記憶用メモリセル126,129の抵抗値よりも大きくなる。その上で、参照メモリセル102a,103aの両方にTMR素子の抵抗が小さくなる側のデータを書込む。その際予めR1a,R2aの値をそれぞれ調整することにより、参照メモリセル102a,103aの各抵抗値を中間値に設定しておく。この中間値は、データ記憶用メモリセルに“H”データを保持した場合の抵抗値とデータ記憶用メモリセルに“L”データを保持した場合の抵抗値との平均値とするのが望ましい。このとき、参照メモリセルには、電流IMが流れる。この電流は、IH+ILの2分の1である。
【0120】
なお、参照メモリセルの抵抗値の調整は、トランジスタのゲートを細らせることに限定されるものではない。他にもトランジスタのゲート長を長くしたり、トランジスタに直列に不純物領域による抵抗を挿入する等、抵抗値の調整はメモリセルにおいて読出時の電流が流れる経路に存在する素子の抵抗値を増大させるもの、抵抗素子を追加するものであればよい。
【0121】
このようにしても参照電流Irefは、データ記憶用メモリセルに“H”データを保持した場合の電流値と“L”を保持した場合に流れる電流値の中間値となる。この場合、参照メモリセルの抵抗性素子に記憶させる論理値が1種類でよい。
【0122】
[実施の形態4]
実施の形態1,実施の形態2では、参照メモリセルに、“H”または“L”データを保持したが、セル素子自体は一方の論理値を保持しておき、通過する電流のみメモリセルの“H”データまたは“L”データに対応する電流となるようにする方法でも構わない。
【0123】
図12は、参照セルのTMR素子の設定値を等しくし、参照セルに電流IH,ILを流す説明するための図である。
【0124】
図12を参照して、たとえば参照メモリセル102b,103bのトランジスタT1b,T2bの導通抵抗R1b,R2bを他のメモリセルと異なるようにゲート幅を調整したりゲート長を調整したりすればこれが可能である。
【0125】
たとえば、TMR素子のサイズを参照メモリセル102b,103b、データ記憶用メモリセル126,129ですべて同じにしておく。そして、トランジスタT1a,T2aの一方のゲートは記憶用メモリセル126,129内部のトランジスタと同じにし、他方のゲートは記憶用メモリセル126,129内部のトランジスタに比べて細らせる。
【0126】
すると、TMR素子に同じデータが保持されていれば、ゲートを細らせた参照メモリセル全体の抵抗値は、ゲートを細らせていないメモリセルの抵抗値よりも大きくなる。その上で、参照メモリセル102b,103bの両方にTMR素子の抵抗が小さくなる側のデータを書込む。
【0127】
その際予めトランジスタのゲートを細らせている側の導通抵抗R1b,R2bの値を調整することにより、参照セル全体としての抵抗値をデータ記憶用のメモリセルの抵抗が大きくなった場合と等しくなるように設定しておく。そうすれば、参照メモリセル103aに電流ILを流し、参照メモリセル103bに電流IHを流すことができる。
【0128】
このようにしても参照電流Irefは、データ保持用のメモリセルに“H”データを保持した場合の電流値IHと“L”を保持した場合に流れる電流値ILの中間値となる。この場合も、参照メモリセルの抵抗性素子に記憶させる論理値が1種類でよい。
【0129】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0130】
【発明の効果】
本発明の不揮発性記憶装置は、参照メモリセル行を1行設けておけばよいので、参照メモリセルがメモリアレイに占める面積を低減させることができる。
【0131】
えて、参照メモリセルの抵抗性素子に記憶させる論理値が1種類でよい場合もある
【0132】
えて、ノイズに対する耐性が高い場合もある
【0133】
えて、ゲートピッチ緩和による歩留まりの向上とメモリセルサイズの縮小とが可能である場合もある
【0134】
えて、同一のセンスアンプを使用して異なるビット線に接続される参照メモリセルを使用することができる場合もある
【0135】
えて、MRAMにおいて、参照メモリセルがメモリアレイに占める面積を低減させることができる場合もある
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の不揮発性記憶装置1の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1におけるメモリアレイ10および読出/書込制御回路30の読出に関連する構成を示す図である。
【図3】 図2に示したメモリアレイ10のメモリセルのレイアウトを説明するための平面図である。
【図4】 図3におけるA−A断面を示した断面図である。
【図5】 図3におけるB−B断面の構造を示す断面図である。
【図6】 図2におけるセレクタ111の構成を示した回路図である。
【図7】 図2におけるセンスアンプ112,113の判定動作を説明するための回路図である。
【図8】 実施の形態2におけるメモリアレイの説明をするための回路図である。
【図9】 実施の形態2におけるメモリアレイの配置を示した平面図である。
【図10】 図9におけるC−C断面の構造を示した断面図である。
【図11】 参照セルのTMR素子の設定値を等しくし、参照セルに電流IMを流す説明するための図である。
【図12】 参照セルのTMR素子の設定値を等しくし、参照セルに電流IH,ILを流す説明するための図である。
【図13】 従来の、TMR現象が生じる磁気トンネル接合を有する薄膜の模式図である。
【図14】 磁化反転を説明するためのアステロイド曲線を示した図である。
【図15】 MRAMのメモリセルの平面的な配置を示した図である。
【図16】 従来のMRAMメモリセルの模式図である。
【図17】 複数のTMR素子を参照セルとして参照信号を作る場合の問題点を説明するための第1の図である。
【図18】 複数のTMR素子を参照セルとして参照信号を作る場合の問題点を説明するための第2の図である。
【図19】 参照セルと読出対象のメモリセルの各々のTMR素子の両端に同じ電圧をかけて参照信号を作る例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 不揮発性記憶装置、5 コントロール回路、10,421,423 メモリアレイ、20 行デコーダ、25 列デコーダ、30 書込制御回路、101〜104,102a,102b,103a,103b,407,408,411,412 参照メモリセル、105〜108,217〜220,417〜420,517,519,WL ワード線、109,413 コラム選択線、110 接続部、111,416 セレクタ、112,113,414,415 センスアンプ、114 増幅部、120 参照メモリセル行、121 メモリセル行、122〜125,213,214,401〜404,501,513,514,BL ビット線、126〜129,201,405,406,409,410 メモリセル、131〜134,311〜318 選択ゲート、205〜208,506,508 TMR素子、209〜212,510,512 プラグ、215,216,515,516 ディジット線、250〜252,290,291,550 絶縁膜、255,555 基板、261〜266,561〜564 n型不純物領域、271〜274,571,573 ゲート酸化膜、281,282,283,284,581,582 金属配線、301〜304 選択線、351,361,371,381 定電流源、352,362,372,382抵抗、353,363,373,383,T1a,T2a,T1b,T2b トランジスタ、422 書込制御回路、431〜434 選択ゲート、LIO0,LIO1,LIO2,LIO3 IO線、MC メモリセル、SL ソース線、SW1〜SW5 スイッチ、WDL ライトディジット線。

Claims (2)

  1. 各々が、行列状に配置され各々が抵抗値の変化でデータを記憶する抵抗素子を含む複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの行と並行に行状に配置され前記複数のメモリセルからのデータ読出し時に読出しデータ検出の比較対象となる複数の参照メモリセルとを含むメモリアレイ
    アドレス信号に応じて、前記メモリアレイから第1のメモリセル、第2のメモリセル、第1の参照メモリセル、および第2の参照メモリセルを選択する選択回路
    前記第1のメモリセルと接続される第1のデータ線
    前記第1の参照メモリセルと接続される第2のデータ線
    前記第2のメモリセルと接続される第3のデータ線
    前記第2の参照メモリセルと接続される第4のデータ線とを備え
    前記第1のデータ線は、
    前記第1のメモリセルと接続される第1のビット線と、
    第1の入力ノードに接続される第1の入出力線と、
    前記第1のビット線と前記第1の入出力線とを前記アドレス信号に応じて接続する第1の選択ゲート回路とを含み、
    前記第2のデータ線は、
    前記第1の参照メモリセルと接続される第2のビット線と、
    第1の基準ノードに接続される第2の入出力線と、
    前記第2のビット線と前記第2の入出力線とを前記アドレス信号に応じて接続する第2の選択ゲート回路とを含み、
    前記第3のデータ線は、
    前記第2のメモリセルと接続される第3のビット線と、
    第2の入力ノードに接続される第3の入出力線と、
    前記第3のビット線と前記第3の入出力線とを前記アドレス信号に応じて接続する第3の選択ゲート回路とを含み、
    前記第4のデータ線は、
    前記第2の参照メモリセルと接続される第4のビット線と、
    第2の基準ノードに接続される第4の入出力線と、
    前記第4のビット線と前記第4の入出力線とを前記アドレス信号に応じて接続する第4の選択ゲート回路とを含み、
    前記第1の入力ノードと前記第1の基準ノードの電流差を検知増幅する第1のセンスアンプ
    前記第2の入力ノードと前記第2の基準ノードの電流差を検知増幅する第2のセンスアンプ
    共通基準電流を生成するために前記第1の基準ノードと前記第2の基準ノードとを短絡させる配線を有し、アドレス信号に応じて前記第1の入出力線と前記第1の入力ノードを接続し、前記第3の入出力線と前記第2の入力ノードを接続し、前記第2の入出力線と前記第1の基準ノードを接続し、前記第4の入出力線と前記第2の基準ノードを接続するセレクタ回路さらに備える、不揮発性記憶装置。
  2. 前記第1のメモリセルに代えて前記第1のビット線と接続され得る第3の参照メモリセルと、
    前記第1の参照メモリセルに代えて前記第2のビット線と接続され得る第3のメモリセルと、
    前記第2のメモリセルに代えて前記第3のビット線と接続され得る第4の参照メモリセルと、
    前記第2の参照メモリセルに代えて前記第4のビット線と接続され得る第4のメモリセルとをさらに備え、
    前記第1〜第4のメモリセル及び前記第1〜第4の参照メモリセルは、同一のメモリアレイ内に配置され、
    前記第1、第3の参照メモリセルには、第1の論理値が記憶され、
    前記第2、第4の参照メモリセルには、前記第1の論理値とは異なる第2の論理値が記憶され、
    前記第1のメモリセルに代えて前記第3の参照メモリセルが前記第1のビット線と接続され、かつ、前記第1の参照メモリセルに代えて前記第3のメモリセルが前記第2のビット線と接続された場合には、前記セレクタ回路は、前記第1、第2の入出力線を入れ換えて前記第1のセンスアンプ回路に接続し、
    前記第2のメモリセルに代えて前記第4の参照メモリセルが前記第3のビット線と接続され、かつ、前記第2の参照メモリセルに代えて前記第4のメモリセルが前記第4のビット線と接続された場合には、前記セレクタ回路は、前記第3、第4の入出力線を入れ換えて前記第2のセンスアンプ回路に接続する、請求項1に記載の不揮発性記憶装置。
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