JP4262781B2 - 殺菌剤混合物 - Google Patents

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Description

本発明は、
(a)式I.a、I.b又はI.c
Figure 0004262781
で表されるフェニルベンジルエーテル誘導体、及び/又は式Id
Figure 0004262781
[但し、XがCH又はNを表し、nが0、1又は2を表し、Rがハロゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、且つnが2である場合、Rが異なっていても良い]
で表されるカルバマート、又はその塩若しくは付加体、及び
(b)式II
Figure 0004262781
[但し、R1及びR3が、相互に独立にそれぞれハロゲン又はC1〜C4アルキルを表し、
2が、シアノ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル又はC1〜C4アルコキシを表し、
4が、水素又はC1〜C4アルキルを表し、
5が、C2〜C4アルキルを表し、
6が、チオシアノ、イソチオシアノ又はハロゲンを表す]
で表されるN−アセトニルベンズアミド、又はその塩若しくは付加体
を含み、且つ含まれる化合物Iの、含まれる化合物II又はその塩若しくは付加体に対する質量比(重量比)が、10:1〜0.01:1という相乗効果量である殺菌剤混合物に関する。
さらに本発明は、化合物I(I.a、I.b及びI.c及びId)とIIの混合物を使用して有害菌類を防除する方法、及びこのような混合物を製造するための化合物I及び化合物IIの使用法に関する。
式I.a〜I.cの化合物、その製造方法及びその有害菌類に対する作用は、文献(EP−A253213、EP−A254426、EP−A398692)により公知となっている。
式Idの化合物、その製造方法及びその有害菌類に対する作用は、文献(WO−A93/15046、WO−A96/01256及びWO−A96/01258)により公知となっている。
ジチオカルバマートと化合物IIの相乗混合物、その製造方法及びその有害菌類に対する作用も公知となっている(EP−A753258、US−A53045−72)。
本発明の目的は、施与率を低くし、且つ公知化合物I及びIIの作用範囲を広げる観点から、施与される有効成分を全体量を減らして組み合わされた混合物(相乗作用混合物)で、有害菌類に対する作用が向上したものを提供することにある。
本発明者等は、上記目的が冒頭に定義された混合物により達成されることを見出した。さらに本発明者等は、化合物I及び化合物IIを同時に、別々に、並びに合わせて施与すること、或いは化合物I及び化合物IIを連続して施与することにより、個々の化合物を単独で施与した場合より有害菌類を良好に防除できることを見出した。
化合物Idは、特に、置換基の組み合わせが下記の表の各行に対応するカルバマートである。
Figure 0004262781
Figure 0004262781
化合物I.12、I.23、I.32及びI.38が特に好ましい。
化合物IIは、特に、置換基の組み合わせが下記の表の各行に対応するN−アセトニルベンズアミドである。
Figure 0004262781
一般的であり、且つEP−A753258において特に好ましいこれらN−アセトニルベンズアミドが特に好ましい。
これらの窒素原子の塩基的性質により、化合物Id及びIIは、無機若しくは有機酸、又は金属イオンと付加体(付加物:adduct)又は塩を形成することができる。
無機酸の例としては、ハロゲン化水素酸(例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸及びヨウ化水素酸)、硫酸、燐酸及び硝酸である。
適当な有機酸としては、例えば、蟻酸、炭酸、アルカン酸(例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸及びプロピオン酸)、さらにグリコール酸、チオシアン酸、乳酸、琥珀酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、蓚酸、アルキルスルホン酸(炭素原子数が1〜20の直鎖又は分岐アルキル基を有するスルホン酸)、アリールスルホン酸又はアリールジスルホン酸(スルホン酸基を1個又は2個有する、例えばフェニル及びナフチル等の芳香族基)、アルキルホスホン酸(炭素原子数が1〜20の直鎖又は分岐アルキル基を有するホスホン酸)、アリールホスホン酸又はアリールジホスホン酸(ホスホン酸基を1個又は2個有する、例えばフェニル及びナフチル等の芳香族基)が挙げられ、上記アルキル及びアリール基は、更に置換基、例えば、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、2−フェノキシ安息香酸、2−アセトキシ安息香酸等を有していてもよい。
適当な金属イオンとしては、特に、第I〜第VIII副族(特に、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅及び亜鉛)、第II主族(特に、カルシウム及びマグネシウム)、及び第IIIと第IV主族(特に、アルミニウム、錫及び鉛)の元素のイオンである。金属は、それに相応した種々の原子価で存在することができる。
本発明の混合物の製造において、純粋な活性成分I及びIIと共に、有害菌類又は他の害虫、例えば昆虫、蛛形、線虫に対して活性な他の成分を用いることも、或いは除草剤又は成長抑制剤有効成分又は肥料を混和するのも好ましい。
化合物I及びIIの混合物、又は化合物I及びIIの同時に合わせた又は分離した使用は、広範囲の植物病原性菌類、特に子嚢菌類、不完全菌類、藻菌類及び坦子菌類に対する顕著な効果を有するため優れている。ある場合には、組織的に活性であるため茎葉及び土壌の殺菌剤としても用いられる。
それらは様々な栽培植物、例えば綿花、野菜(例えば、キュウリ、豆、トマト、ジャガイモ及びウリ)、大麦、芝、カラス麦、バナナ、コーヒー、トウモロコシ、果実、米、ライ麦、大豆、ブドウ、小麦、装飾用植物、サトウキビ及びこれらの種子の多種細菌の防除に関して特に重要である。
新規混合物は、以下の植物病原性菌類の防除に関し特に適している。
穀物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis;うどん粉病)、
ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphe cichoracearum)及びスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)、
リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)、
ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、
穀物類のプッキニア(Puccinia)種、
綿花、イネ及びシバのリゾクトニア(Rhizoctonia)種、
穀物類及びサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種、
リンゴのベンツリア・イネクアリス(Venturia inaeqalis;腐敗病)、
穀物類のヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種、
コムギのセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、
イチゴ、野菜、装飾用植物及びブドウのボトリチス・キネレア(Botrytis cinerea;灰色カビ)、
ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora arachdicola)、
コムギ及びオオムギのシュードケルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)、
イネのピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae)
ジャガイモ及びトマトのフィトピトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、
ブドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)
ホップとキュウリのシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、
野菜および果実のアルテルナリア(Alternaria)種、
バナナのマイコスフェレラ(Mycosphaerella)種、
種々の植物のフサリウム(Fusarium)及びベルチキルリウム(Verticillium)種。
さらに新規混合物は、例えばパエシロミセス・バリオッティ(Paecilomyces variotii)からの資材保護(例えば、木材の保護)に使用することができる。
化合物I及びIIを、同時に、即ち合わせて、若しくは別々に、又は連続的に施与することが可能であり、別々に施与する場合の順序により、一般に防除成果に影響が与えられることはない。
化合物I及びII(その塩若しくは付加体を含む)は、通常、量比10:1〜0.01:1で使用し、5:1〜0.05:1が好ましく、1:1〜0.05:1が特に好ましい。
所望の効果の性質によって異なるが、本発明の混合物よる施与率は、特に農作物中において1haに対し、0.01〜8kgであり、0.1〜5kgが望ましく、特に0.5〜3.0kgが望ましい。
化合物Iに関する施与率は、1haに対し、0.01〜2.5kgであり、0.05〜2.5kgが望ましく、特に0.05〜1.0kgが望ましい。
化合物IIに関する施与率は、上記に対応して、1haに対し、0.01〜10kgであり、0.05〜5kgが望ましく、特に0.1〜2.0kgが望ましい。
種子を処理する場合、混合物の施与率は、一般に種子1kgに対して0.001〜250gであり、0.01〜100gが望ましく、0.01〜50gが特に望ましい。
植物に対して病原性のある有害菌類を防除する場合、播種の前もしくは後、或いは発芽の前もしくは後に種子、植物又は土壌に噴霧すること又は散布することにより、別々に又は合わせて化合物I及びIIを、或いは化合物I及びIIの混合物を施与する。
本発明による相乗殺菌混合物、又は化合物I及びIIは、例えば直接噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液の形態で、或いは高濃度の水性、油性又は他の懸濁液、分散液、乳濁液、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤又は顆粒の形態で調製可能であり、且つ噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法により施与可能である。適応形式は、完全に使用目的に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の混合物の分配を可能な限り微細且つ均一とすることが保証されるべきである。
製剤は、例えば溶剤及び/又は担体の添加によりそれ自体公知の方法で製造される。乳化剤又は分散剤等の不活性添加剤は、通常製剤と共に混合される。
界面活性剤としては下記のものが挙げられる。芳香族スルホン酸(例えば、リグノスルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸)、並びに脂肪酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルスルホナート、アルキルアリールスルホナート、アルキルスルファート、ラウリルエーテルスルファート、脂肪アルコールスルファート、並びに硫酸化ヘキサデカノール、ヘプタデカノール及びオクタデカノールの塩、又は脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレン及びその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或いはナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール又はノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタート、ソルビットエステル、リグニン−亜硫酸廃液又はメチルセルロース。
粉末、散布剤及びダスト剤は、化合物I又はII、或いは化合物I及びIIの混合物と固状担体物質とを混合または一緒に磨砕することにより製造することができる。
粒状体(例えば被覆粒状体、含浸粒状体および均質粒状体)は、通常、有効物質を固体担体物質に結合させることにより製造することができる。
用いられる充填剤又は固状担体物質は、例えば鉱物土(例えば、シリカゲル、シリカ、珪酸、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠灰粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂)、肥料(例えば、硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素)、植物性生成物(例えば、穀物粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉)、セルロース粉末又は他の固状担体物質である。
一般に、製剤は0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の化合物I又はIIのうちの1種、或いは化合物I及びIIの混合物を含む。その際、有効成分は純度90〜100%、特に95〜100%(NMR又はHPLCスペクトルによる)で使用される。
化合物I及びII、或いは混合物、或いは対応する製剤を、有害菌類、或いは菌類から保護されるべき植物、種子、土壌、表面、資材又は空間を、上記混合物の殺菌活性量、或いは別々に施与する場合、化合物I及びIIの殺菌活性量で処理することにより施与する。
有害菌類から被害を受ける前後に施与を実施することができる。
本発明の混合物による相乗作用を、下記の実験により示した。
[使用実施例1]トマトのフィトフォトラ・インフェスタンスに対する作用
「Grosse Fleischtomate」種の鉢植え植物の葉に、10%の有効物質、63%のシクロヘキサノン及び27%の乳化剤からなる原液から調製された水性懸濁液を液が滴り落ちるまで噴霧した。翌日、植物の葉をフィトホトラ・インフェスタンスの遊走子水性懸濁液で感染させた。次いで植物を16〜18℃で水蒸気の飽和状態の部屋に保管した。6日後、未処理の状態で菌類に感染した対照植物においてトマトの胴枯れ病が著しく繁殖したため、菌類による感染割合を%単位により目視にて評価することが可能となった。
被害を受けた葉面を%単位で測定することにより評価を行った。この%を作用の程度に換算した。効力()は下記のアボット(Abbot)の式により求められる。
アボットの式:
E=(1−α/β)・100
上記式中
αは処理後の植物の菌類により被害(%)、
βは未処理(対照)植物の菌類による被害(%)
をそれぞれ表す。
効力0は、処理された植物が未処理の植物と同様の被害を受けたことを示し、効力100は処理された植物が全く被害を受けなっかたことを示す。
有効物質の混合物により、予期される効力を以下のコルビーの式[R.S. Colby、Weeds 15(1967)、20〜22頁]により算出し、実際に観察された効力と対比した。
コルビーの式:
E=x+y−x・y/100
上記式中
Eは濃度a及びbの有効成分A及びBの混合物を使用した場合の、未処理対照に対する%で表された予想される効力、
xは、有効成分Aを濃度aで使用した場合の、未処理対照の効力(%)
yは、有効成分Bを濃度bで使用した場合の、未処理対照の効力(%)
をそれぞれ表す。
実験結果を、下記の表2及び表3に示す。
Figure 0004262781
Figure 0004262781
実験結果から、あらゆる混合比において実際に観察された効力は、コルビーの式により事前に計算された効力よりも高い結果を示していることが分かる。

Claims (6)

  1. (a)式I.a、I.b又はI.c
    Figure 0004262781
    で表されるフェニルベンジルエーテル誘導体、及び/又は式Id
    Figure 0004262781
    [但し、XがCH又はNを表し、nが0、1又は2を表し、Rがハロゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、且つnが2である場合、Rが異なっていても良い]
    で表されるカルバマート、又はその塩若しくは付加体、及び
    (b)式II
    Figure 0004262781
    [但し、R1及びR3が、相互に独立にそれぞれハロゲン又はC1〜C4アルキルを表し、
    2が、シアノ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル又はC1〜C4アルコキシを表し、
    4が、水素又はC1〜C4アルキルを表し、
    5が、C2〜C4アルキルを表し、
    6が、チオシアノ、イソチオシアノ又はハロゲンを表す]
    で表されるN−アセトニルベンズアミド、又はその塩若しくは付加体
    を含み、且つ含まれる化合物Iの、含まれる化合物II又はその塩若しくは付加体に対する質量比が10:1〜0.01:1であることを特徴とする殺菌剤混合物。
  2. 請求項1に記載の式Iの化合物及び請求項1に記載の式IIの化合物又はその塩若しくは付加体で、有害菌類又はその生息環境、或いはこれらから保護されるべき植物、種子、土壌、領域、資材又は空間を処理することにより有害菌類を防除する方法であって、化合物Iの、化合物II又はその塩若しくは付加体に対する質量比が10:1〜0.01:1で前記処理が行われることを特徴とする方法
  3. 請求項1に記載の化合物I及び請求項1に記載の化合物II又はその塩若しくは付加体を、同時に、別々に、並びに合わせて、又は連続的に施与する請求項に記載の方法。
  4. 請求項1に記載の化合物Iを、0.01〜2.5kg/haの量で施与する請求項又はに記載の方法。
  5. 請求項1に記載の化合物II又はその塩若しくは付加体を、0.01〜10kg/haの量で施与する請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 前記化合物I及び化合物IIを相互に混合し、請求項1に記載の殺菌剤混合物を製造する方法。
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