JP4253490B2 - 半導体装置封止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置封止装置、特に、集積回路や大規模集積回路などのチップ状半導体装置(以下、半導体チップという。)を搭載した基板を予め加熱して樹脂封止する半導体装置封止装置に関するものである。
なお、本明細書において、基板というときは、特に明示しない限りリードフレーム、サブストレート、TABテープ等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の生産性を向上させるため、一個の金型を用いた封止装置の代わり、複数の金型を備えた封止装置が採用されてきている。この種の封止装置としては、例えば、図15に示すように、ベースプレートの中央に複数の金型100a、100b、100c、100d(ただし、上金型は図示せず)を一列に配設し、その一列に配列された金型100a、100b、100c、100dを挟んでインローダ101とアンローダ102とを配設すると共に、金型列の上流側にリードフレーム供給機構107を配設する一方、それと並んでインローダ101の上流側にタブレット供給機構110を、又、アンローダ102の下流側にゲート折装置111及び半製品マガジン105をそれぞれ配設したものが知られている。
【0003】
この封止装置では、半導体チップを搭載したリードフレーム106をリードフレーム供給機構107からリードフレーム整列機構108へ供給して整列させ、次いでリードフレーム106を供給部103側にあるインローダ101へ移送すると共に、タブレット供給機構110からタブレット109を供給部103側にあるインローダ101に供給し、インローダ101でリードフレーム106及びタブレット109を各金型100a、100b、100c、100dのキャビティ及びポット内に順次装填した後、型締めし、ポット内の前記タブレット106を溶融させてプランジャーでキャビティ内に押し出して半導体チップをリードフレーム106と共に封入成形する。次いで、型開きし、金型100a、100b、100c、100dからエジェクトされた封入成形品をアンローダ102に移送し、これをゲート折装置111へ搬送して封入成形品からゲートを除去した後、半製品マガジン105に収容させる。これらの一連の動作は、制御盤112によりコントロールされる。
【0004】
そして、半導体チップを搭載したリードフレーム106を前記金型100a、100b、100c、100dでそれぞれ挟持し、前記半導体チップを樹脂材料で封止して封入成形品を形成する場合には、前記半導体チップを樹脂封止する前記金型100a、100b、100c、100dは上下ともに、樹脂成形温度(約170℃〜190℃)まで加熱される。しかし、前記リードフレーム106が常温であると、リードフレーム106の膨張が充分でないので、リードフレーム106を金型内の所定の位置に正確に位置決めできない。この結果、半導体チップが偏った位置で封止されたり、あるいは、金型の型合わせが充分でないために樹脂漏れが生じたり、温度差を原因とする品質上の不具合が発生する場合がある。そこで、前記金型100a、100b、100c、100dに対する前記リードフレーム106の位置決めを正確にし、品質上の不具合等を解消するという理由から、前記金型100a、100b、100c、100dと前記リードフレーム106との温度差を無くすため、前記リードフレーム106を前記金型100a、100b、100c、100dに位置決めする前に予備加熱することが行われている。例えば、複数対の上下金型を並設した樹脂封止装置に1台の予備加熱手段を配置した樹脂封止成形装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、複数対の上下金型毎に予備加熱手段をそれぞれ設けた樹脂封止成形装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
(特開平10−112466号公報 第2頁 図1)
【特許文献2】
(特許第2694509号公報 第1頁 図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前者の樹脂封止成形装置では、基板を予備加熱手段で加熱しても、搬送距離が長いと、搬送中に基板が冷却され、基板の温度が著しく低下する。また、予備加熱手段から各上下金型までの搬送距離が異なるので、基板を前記予備加熱手段で同一温度に予備加熱しても、搬送中に基板が冷却され、基板の温度にバラツキが生じる。このため、基板の熱膨張に差が生じ、基板のセットミスが発生するという問題点がある。
【0007】
また、後者の樹脂封止成形装置では、上下金型毎に予備加熱手段を設ける必要があるため、部品点数,組立工数が増加するとともに、装置が大型化し、高価になるという問題点がある。
【0008】
本発明は、前記問題点に鑑み、予備加熱された基板を金型にセットするまでの間に基板の温度が著しく低下せず、あるいは、基板の温度にバラツキが生じない小型で安価な半導体装置封止装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる半導体装置封止装置は、前記課題を解決するため、少なくとも片側表面に半導体チップを搭載した基板を可動プレヒータで予備加熱し、キャリアで搬送した前記基板を上下金型で挟持して前記半導体チップを樹脂封止する半導体装置封止装置において、前記基板および封止用樹脂を保持する前記可動プレヒータが、前記上下金型近傍まで往復動できるように専用の可動プレヒータ駆動機構を備え、前記キャリアで前記プレヒータから前記上下金型に前記基板および前記封止用樹脂を同時に搬送するとともに、前記キャリアで前記上下金型から樹脂封止された前記基板からなる半製品を搬出する構成としてある。
【0010】
本発明によれば、金型近傍まで可動プレヒータが移動するので、搬送距離が必要最少限度となり、基板の温度が著しく低下することがない。また、専用の可動プレヒータ駆動機構を有しているので、最適なタイミングで可動プレヒータを移動させることができ、使い勝手の良い半導体装置封止装置が得られる。さらに、各上下金型毎に予備加熱手段を設ける必要がないので、部品点数,組立工数が減少し、小型で安価な半導体装置封止装置が得られる。
【0011】
特に、好ましい実施形態として、複数対の上下金型を並設しておいてもよい。
本実施形態によれば、複数対の上下金型を並設した樹脂封止装置であっても、いずれの金型近傍にも可動プレヒータが移動して接近する。このため、可動プレヒータから各金型までの搬送距離が等しくなり、基板の温度にバラツキが生じない半導体装置封止装置が得られる。
【0012】
他の実施態様としては、可動プレヒータに基板および封止用樹脂を供給する基板供給部およびタブレット供給部を備えていてもよい。
本実施形態によれば、基板だけでなく、封止用樹脂をも可動プレヒータで搬送でき、生産性がより一層向上するという効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明に係る半導体装置封止装置は、図1及び図2に示すように、一体的に配設されそれぞれ上部固定プラテン1、可動プラテン2及び下部固定プラテン3を含む4つのプレス機構を含み、各プレス機構に装着され隣り合う2個を対とする金型4A、4B、4C、4Dと、各対の金型4A、4B、4C、4D間を往復動可能に配設され両金型4間の所定位置を待機位置とする第一及び第二キャリア15A、15Bと、前記両キャリア15A、15Bの待機位置間を往復動可能に所定間隔をおいて配設され、それぞれリードフレームを予備加熱するヒータを備えた第一及び第二可動プレヒータ31A、31Bとを含み、前記第一及び第二可動プレヒータ31A、31Bにリードフレーム及びタブレットをそれぞれ供給するリードフレーム供給機構36及びタブレット供給部と、前記第一及び第二可動プレヒータ31A、31Bから半製品を取り出す半製品キャリア93とを備えている。
【0014】
前記四個の金型4A、4B、4C、4Dは、相互に所定間隔をおいて同一平面上に、かつ、仮想四角形の各コーナー部にそれぞれ配設され、短辺側の二個の金型4Aと4B、4Cと4Dはそれぞれ対をなしている。各金型4A、4B、4C、4Dは、それぞれ上金型5と下金型6とからなり、上金型5を上部固定プラテン1に装着して固定側とし、下金型6を可動プラテン2に装着して可動側とし、前記可動プラテン2はガイドポスト7に案内されて上下方向に摺動する。
【0015】
前記可動プラテン2は、図2及び図3に示すように、トグル機構8を介して下部固定プラテン3に連結され、トグル機構8を介してサーボモータ9により駆動される。前記トグル機構8は、図3に示すように、相互に回動可能に連結された2対の上部アーム10及び下部アーム11と、それらを連結する水平アーム12を含み、上部アーム10及び下部アーム11は可動プラテン2及び下部固定プラテン3にそれぞれ連結されている。水平アーム12はその中央に設けた雌ネジ部でボールネジ13に螺合し、タイミングベルト14を介してサーボモータ9に連結されている。従って、サーボモータ9を作動させると、その回転運動がタイミングベルト14によりボールネジ13に伝達され、その回転運動がボールネジ13に螺合する水平アーム12の上下方向の直線運動に変換され、これによりトグル機構8が伸縮して可動プラテン2を上下動させ、型開き及び型締めが行われる。
【0016】
第一及び第二キャリア15A、15Bは、各対の金型4間の中央部を待機位置とし、当該待機位置から各対の金型4間を往復動するが、各キャリア15A、15Bは、その両端にガイド部18a、18bを備えている。各キャリア15A、15Bを駆動するキャリア駆動機構は、図4〜6に示すように、揺動レバー16と、ボールネジ19と、当該ボールネジ19の回転止兼ガイドとして機能するリニアシャフト20を備え、前記ボールネジ19の片側の軸端はタイミングベルト21を介してサーボモータ22に連結され、前記ボールネジ19にはガイド板23が装着されている。前記揺動レバー16は、その一端を支点26に回動自在に支持され、その他端にはシリンダ25が搭載され、当該シリンダ25の先端には上下動ピン17が装着され前記キャリア15A、15Bのガイド部18a、18bに係合可能にしてある。前記支点26はブラケット27に支持されている。また、揺動レバー16は支点26と上下動ピン17との間にカムフォロア24が固設され、このカムフォロア24が前記ガイド板23に係合している。
【0017】
また、各キャリア15A、15Bはリードフレームをチャッキングして保持するため、一対のハンド28と、当該ハンド28を駆動する一対のシリンダー29を備え、ハンド28はリニアシャフト30に摺動自在に維持されている。
【0018】
従って、サーボモータ22を作動させると、タイミングベルト21及びボールネジ19を介してガイド板23が押動されるため、当該ガイド板23に係合するカムフォロア24が押動され、揺動レバー16が支点26を中心に回動する。例えば、左側上部の金型4Aへ第一キャリア15Aを移動させる場合、上下動ピン17が第一キャリア15Aの下側のガイド部18aに入る位置に揺動レバー16を移動させ、所定位置に揺動レバー16が位置したときシリンダ25を作動させて上下動ピン17を下降させ、ガイド部18にセットする。次にキャリア駆動機構により揺動レバー16は、図4の上方へ駆動され金型へのセット位置まで移動する。金型へのセット位置で固定した後、下金型6を上昇させてリードフレーム、タブレットを受け取り、下金型6は下降する。その後、第一キャリア15Aは元の待機位置aに戻され、下金型6を再度上昇させて樹脂封止を行う。
【0019】
樹脂封止後、下金型は下降し、上下金型間までキャリアが移動してきて、下金型が上昇し、樹脂封止品をキャリアに受け渡す。樹脂封止品は、キャリアにて搬送され、可動プレヒータ31A、31Bを経て、半製品搬送キャリアに受け渡され、ゲート折り装置にてゲート折りを行い、製品マガジンへ搬送される。図の左側下側の金型へキャリアが移動する場合は、揺動レバー16上のシリンダ25を可動させて上下動ピン17を上昇させ、揺動レバー16を図4の上側のキャリアの上側ガイド部上まで移動させて、シリンダ25を可動させ上下動ピン17を下降させる。後はキャリア駆動機構によりキャリアを可動させる。
【0020】
前記第一及び第二可動プレヒータ31A、31Bは、二対の開口部を有する方形部材であって、前記キャリア15A、15Bの待機位置A、Bを結ぶ直線に沿って往復動可能に配設され、リードフレームセット位置Cで後述のリードフレーム供給機構36及びタブレット供給部65からそれぞれリードフレームとタブレットを供給された後、前記キャリア15A、15Bの待機位置A、Bまで搬送する。
【0021】
前記可動プレヒータ31A、31Bを往復動させる駆動機構は、図7に示すように、可動プレヒータ31A、31Bをガイドする二本の平行なガイドロッド32と、タイミングベルト33a、33bと、サーボモータ35a,35bとを含み、可動プレヒータ31A、31Bはクランパー34a、34bによりタイミングベルト33a、33bに固定されている。前記可動プレヒータ31A、31Bはタイミングベルト33a、33bを介してそれぞれサーボモータ35a,35bにより駆動され、タイミングベルト33a、33bに同期して往復動する。また、各可動プレヒータ31A、31Bは、予備加熱ヒータ(図示せず)を備え、フレームセット位置Cでリードフレームを受け取ってからキャリア15A、15Bの待機位置A、Bでリードフレームをキャリア15A、15Bに渡すまでの間、リードフレームを予備加熱する。
【0022】
前記可動プレヒータ31A、31Bのフレームセット位置Cに隣接して、その移動路の片側にリードフレーム供給機構36が配設され、このリードフレーム供給機構36は、図7〜図9に示す様に、マガジン送機構37と、リードフレーム押出機構38、リードフレーム整列機構39を含み、リードフレームマガジン40内に収容されたリードフレーム41をリードフレーム押出機構38で押し出してリードフレーム整列機構39に移送する。
【0023】
マガジン送機構37は、図8及び図9に最も良く示されるように、ガイド部材42、マガジン送爪43、上下動テーブル46及びテーブル駆動機構を備えている。ガイド部材は二段式マガジンラックで構成され、その上段に多数のリードフレームを多段に収容した多数のリードフレームマガジンが並べて搭載されている。マガジン送爪43はL字型形状を有し、その基部が固定されたタイミングベルト44a、44bを介してリバーシブルモータ45に連結され、リバーシブルモータ45でタイミングベルト44a、44bを駆動することによってマガジン送爪43の先端部がリードフレームマガジン40に当接し、ガイド部材42上のリードフレームマガジン40を上下動テーブル46に向かって前進させる。なお、ガイド部材42上にリードフレームマガジン40が無くなった時、マガジン送爪43はリバーシブルモータ45を逆転させることにより後退させられる。
【0024】
また、上下動テーブル46は、逆T字型の形状を有し、テーブル駆動機構により上下動させられる。このテーブル駆動機構は、上下動テーブル46の一端側が螺合するボールネジ47と、タイミングベルト48と、サーボモータ49とを含み、サーボモータ47の回転はタイミングベルト48を経てボールネジ47へ伝達され、その回転運動が上下動テーブル46の直線運動に変換される。上下動テーブル46には、リードフレームマガジン40の有無を検出するセンサー(図示せず)が設けてあり、リードフレームマガジン40の存在が確認されると、リードフレーム41の供給を開始する。
【0025】
リードフレーム押出機構38は、第一プッシャー50とシリンダー51を含み、上下動テーブル46に搭載されたリードフレームマガジン内のリードフレーム41を第一プッシャーで押し出してリードフレーム整列機構39に移動させる。上下動テーブル46は、リードフレーム41の供給が終わる毎に、リードフレームマガジン40のピッチに合わせて1ステップづつ降下していき、それに伴ってリードフレーム押出機構38が前記動作を繰り返す。
【0026】
上下動テーブル46が下降端へ来ると、プッシャー52がシリンダー53により駆動され、プッシャー52により上下動テーブル46上のリードフレームマガジン40を図9の右側へ移動させる。空になった上下動テーブル46は、サーボモ−タ49の作用により上昇して上昇端で停止し、新たなリードフレームマガジン40をリードフレームマガジン送爪43により供給され、以後は前記動作を繰り返す。
【0027】
リードフレーム整列機構39は、図8に詳細に示すように、2対のコンベアベルト54、55を有し、一枚のリードフレームを一対のコンベアベルトで支持し、それぞれリバーシブルモータ56a、56bにより駆動される。これらの部材はロータリーアクチュエータ57に搭載されている。各対のコンベアベルト54,55は、リードフレーム41がリードフレーム整列機構39に移される時に動作してリードフレーム41の移送を補助し、一方のコンベアベルト対、例えば、コンベアベルト対54に一本のリードフレームが移送されると、当該コンベアベルト対54は停止し、ロータリーアクチュエータにより180゜回転させられ、他方の空のコンベアベルト対55がリードフレームマガジン40に相対する位置にセットされ、同様にして二枚目のリードフレームを受け入れる。
【0028】
二枚のリードフレーム41がリードフレーム整列機構39に移送させられると、二つのコンベアベルト対54、55が再び作動し、二枚のリードフレームを可動プレヒータ31A、31Bへ移送する。リードフレーム整列機構39だけでリードフレームを可動プレヒータ31A、31Bの定位置へ送り出せない場合、図5及び図10に示すように、L字型の第二プッシャー58を設け、これによりリードフレーム41を定位置へ押し出すようにしても良い。第二プッシャー58は、図10に示すように、上下シリンダー59により押し上げられ、前後シリンダー60によりリードフレームを所定位置へ押し出す。
【0029】
タブレット63は、図12及び図13に示すように、タブレットマガジン64に整列されて、タブレット供給部65へセットされる。タブレットマガジン64には、一成形分のタブレット63が整列しており、タブレットプッシャ66により押し上げられ、タブレット保持装置67にてクランプされる。
【0030】
タブレットプッシャ66は、タイミングベルト68をクランパー69でクランプする事により、図の左右へ移動することが可能で、このタイミングベルト68は、ステッピングモータ70により駆動される。タブレット保持装置67も同様に、タイミングベルト71をクランパー72にてクランプする事により、図の左右へ移動し、ステッピングモータ73にて駆動される。
【0031】
タブレット保持装置67は、シリンダー74の可動により、カム75が図12での上下運動を行い、保持プレート76に固定されたカムフォロア77に当接して可動する。保持ベース78は、タイミングベルト71をクランパー72にてクランプしている。
【0032】
タブレット保持装置67にクランプされたタブレット63は、図13中左側へ移動し、タブレット搬送装置80のタブレットホルダー81の上へきてチャッキングを開放し、タブレット63をタブレット搬送装置80へ移し替える。タブレット搬送装置80の駆動機構は、図14に示すように、タイミングベルト82及びリバーシブルモータ83を含み、タブレット搬送装置80はタイミングベルト82とクランパー84でクランプされており、リバーシブルモータ83でタイミングベルト82を駆動することによりタイミングベルト82と同期して駆動される。
【0033】
タブレット搬送装置80は、可動プレヒータ31A、31Bの下まで移動し、プッシャー85でタブレットホルダー81を可動プレヒータ31A、31Bの近辺まで上昇させ、挿入プッシャー86によりタブレット63を可動プレヒータ31A、31Bへ挿入する。可動プレヒータ31A、31Bのタブレット収納部は、回動するシャッター87によりタブレットの落下を防止する。
【0034】
可動プレヒータ31A、31Bにリードフレーム及びタブレットがセットされると、可動プレヒータ31A、31Bは、第一及び第二キャリア15A、15Bの待機位置の位置に移動し、第一及び第二キャリア15A、15Bが上部へ来ると、第一シリンダー88と第二シリンダー89が上昇し、第一及び第二キャリア15A、15Bのハンド28がシリンダ29により可動して、リードフレーム41をチャッキングして保持する。なお、製品取り出し時には第一シリンダー88のみ動作する。タブレットは、封止装置に設けられたプッシャー(図示せず)により上昇し、タブレットボックス90に入れられる。タブレット63は、シリンダー91で駆動されるシャッター92により落下するのを防止している。
【0035】
金型からの製品取り出しは前述第一及び第二キャリア15A、15Bで行い、これには、エアー噴出口及びエアー吸引口を有し、金型上から後退時にエアーブロー及びエアー吸引による金型クリーニングを行うようにしてある。
【0036】
使用に際しては、まず、図1に示すように一方のリードフレーム整列機構39のコンベアベルト対54が第一プッシャー38と直線状に並んだ状態にセットされ、リードフレームマガジン40内の最下位のリードフレーム41が第一プッシャー38でコンベアベルト対54に送り出され、コンベアベルト対54の側部に設けたガイド54a、54bに案内されて所定位置まで進められる。リードフレーム41が一枚挿入されると、リードフレーム整列機構39は、180度回転して他方のコンベアベルト対55が第一プッシャー38と直線状に並んだ状態となり、そのコンベアベルト対上に第一プッシャー38で次のリードフレーム41が挿入される。
【0037】
リードフレーム整列機構39上に二枚のリードフレーム41が整列させられると、そのコンベアベルト対54、55が作動して二枚のリードフレーム41を可動プレヒータ31Aへ搬送する。なお、コンベアベルト対54、55だけではリードフレーム41が可動プレヒータ31A、31Bに完全に乗り移らない場合があるため、リードフレーム41は、第ニプッシャー58で可動プレヒータ31Aの所定位置に押し込まれる。
【0038】
タブレット供給部65に整列しているタブレット63は、タブレットプッシャー66により上部に押し出され、タブレット保持装置67によって保持される。次いで、タブレット保持装置67は、タブレット搬送装置80のところまで移動し、タブレット搬送装置80にタブレットを移し替える。タブレット搬送装置80は可動プレヒータ31Aのフレームセット位置の下側まで移動し、プッシヤーによりタブレットが可動プレヒータ31Aに挿入される。
【0039】
リードフレーム及びタブレットを保持した可動プレヒータ31Aは、リードフレーム41を加熱しながら金型4A、4B側(図1では左側)へ移動し、右側の二つの窓がキャリア15Aの待機位置Aの真下にくる位置で停止する。金型4Aの型開き後、キャリア15Aが金型4Aの方へ移動し、そこで先のサイクルで二個一体に封止され、かつ、金型のキャビティ15Aからエジェクタされた半製品を捕捉した後、金型4B側方向に後退して待機位置Aに戻る。次いで、プレヒータ31Aは上昇し、キャリア15Aは可動プレヒータ31Aの右側の二つの窓の位置で半製品のチヤツキングを解放し、半製品を可動プレヒータ31Aにセットした後、プレヒータ31Aは下降する。前記キャリア15Aの待機位置への後退時、エアーブロー及びエアー吸引による金型クリーニングを行う。
【0040】
次いで、可動プレヒータ31Aが、その左側二つの窓がキャリア15Aの真下になる位置までリードフレーム供給機構側へ若干後退した後上昇し、可動プレヒータ31A内のリードフレーム及びタブレットは、第一・第二シリンダー、タブレット押出用プッシャーによって上方へ押し出され、キャリア15Aにより捕捉される。なお、リードフレーム及びタブレットをシリンダー及びプッシャーで押し出す代わりに、キャリア15Aを降下させてリードフレーム及びタブレットを捕捉させるようにしても良い。
【0041】
シリンダー及びプッシャーが下降した後、キャリア15Aは、金型4Aの方向へ移動し、金型4A内にリードフレーム及びタブレットをセットした後、後退して待機位置Aに戻る。その後、金型4Aの型締めを行い、樹脂封止を行う。この時、可動プレヒータ31AはC方向へ後退し、その位置がリードフレーム供給機構と直線状に並んだ位置に戻る。
【0042】
可動プレヒータ31Aの位置がリードフレーム整列機構39と平行位置に移動し終えると、前記一連の動作を金型4Bに対して行う。このとき、可動プレヒータ31Aの位置に半製品搬送キャリア93が移動してきており、この半製品搬送キャリア93は可動プレヒータ31A上の半製品を捕捉した後、ゲート折装置94の位置まで移動し、半製品をゲート折装置94にセットする。ゲート折装置94では、二個一体となった半製品は、ゲート部が折られて二個の半製品に分離される。次いで、半製品搬送キャリア93が二個の半製品を捕捉し、カル部は残材箱へ、半製品は半製品マガジン95へそれぞれ搬送される。
【0043】
一方、可動プレヒータ31Aがフレームセット位置Cから金型4A、4B側のキャリア待機位置Aに移動した時点で、他方の可動プレヒータ31Bは、その位置がリードフレーム整列機構39と直線状に並んだ位置に移動しており、そこで前記可動プレヒータ31Aと同じ動作、即ち、可動プレヒータ31Bへのリードフレーム及びタブレットの装入、フレームセット位置Cから金型4C、4D側のキャリア待機位置Bへの移動、金型4Cからの半製品の取り出し、半製品の可動プレヒータ31Bへのセット、リードフレーム及びタブレットの金型4Cへのセット、半製品のゲート折りなど一連の動作を行い、金型4Cに対する操作が終わると、前記一連の動作を金型4Dに対して行う。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、可動プレヒータで搬送している間にリードフレームを予備加熱することができるので、予備加熱不足や加熱過剰による問題を解決することができる。特に、金型近傍まで可動プレヒータが移動するので、搬送距離が必要最少限度となり、基板の温度が著しく低下することがない。また、専用の可動プレヒータ駆動機構を有しているので、最適なタイミングで可動プレヒータを移動させることができ、使い勝手の良い半導体装置封止装置が得られる。さらに、各上下金型毎に予備加熱手段を設ける必要がないので、部品点数,組立工数が減少し、小型で安価な半導体装置封止装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体装置封止装置の概略平面図
【図2】 図1の封止装置の一部切欠正面図
【図3】 図1の封止装置の要部側面図
【図4】 図1の封止装置の要部平面図
【図5】 封止装置の主要部を示す図1のd−d矢視図
【図6】 図5と同様なd−d矢視図
【図7】 図1の主要部を示す詳細平面図
【図8】 図1の装置に於けるリードフレーム供給部の詳細平面図
【図9】 図1の装置に於けるリードフレーム供給部の詳細側面図
【図10】 図1の装置に於けるリードフレーム供給部の部分平面図
【図11】 図1の装置に於けるリードフレーム供給部の部分側面図
【図12】 図1の装置に於けるタブレット供給部の詳細平面図
【図13】 図1の装置に於けるタブレット供給部の詳細正面図
【図14】 図1の装置に於けるタブレット供給部の駆動機構を示す要部側面図
【図15】 従来の半導体装置封止装置の平面図
【符号の説明】
1…上部固定プラテン
2…可動プラテン
3…下部固定プラテン
4…金型
5…上金型
6…下金型
7…ガイドポスト
8…トグル機構
9…サーボモータ
10…上部アーム
11…下部アーム
12…水平アーム
13…ボールネジ
14…タイミングベルト
15…キャリア
16…揺動レバー
17…上下動ピン
18…ガイド部
19…ボールネジ
20…リニアシャフト
21…タイミングベルト
22…サーボモータ
23…ガイド板
24…カムフォロア
25…シリンダ
31A…可動プレヒータ
31B…可動プレヒータ
32,32…ガイドロッド
33a,33b…タイミングベルト
34a,34b…クランパー
35a,35b…サーボモータ

Claims (3)

  1. 少なくとも片側表面に半導体チップを搭載した基板を可動プレヒータで予備加熱し、キャリアで搬送した前記基板を上下金型で挟持して前記半導体チップを樹脂封止する半導体装置封止装置において、
    前記基板および封止用樹脂を保持する前記可動プレヒータが、前記上下金型近傍まで往復動できるように専用の可動プレヒータ駆動機構を備え、前記キャリアで前記プレヒータから前記上下金型に前記基板および前記封止用樹脂を同時に搬送するとともに、前記キャリアで前記上下金型から樹脂封止された前記基板からなる半製品を搬出することを特徴とする半導体装置封止装置。
  2. 複数対の上下金型が並設されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置封止装置。
  3. 可動プレヒータに基板および封止用樹脂を供給する基板供給部およびタブレット供給部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置封止装置。
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