JP4243876B2 - エレクトロルミネセントデバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にエレクトロルミネセント(EL)デバイスに関し、更に詳しくは、熱及び運転安定性が改善され、デバイスの耐久性が向上した有機ELデバイスに関する。当該デバイスは、電荷、特に正孔輸送成分としてインドロカルバゾール類を含む。
【0002】
有機ELデバイスを用いたエネルギー効率のよいフラットパネル型ディスプレイの開発に関心が集まっている。その主たる理由は、有機ELデバイスに、制限のない視角と低運転電圧で高発光出力を提供する発光ディスプレイ技術としての可能性があるためである。しかしながら、ELデバイスの設計と製作における最近の進歩にもかかわらず、現在のELデバイスの性能は実用的とは言い難い。性能特性の難点は、短い耐用時間、高運転電圧、及び低EL効率などで、これらの欠点の克服がELデバイスの研究開発における一つの難しい課題である。そこで、本発明の一つの特徴は、デバイスの寿命が長く、優れたEL効率を有する有機ELデバイスを提供することである。
【0003】
【従来の技術】
従来技術の有機ELデバイスは、有機発光材料と対極性の電極を含むラミネートから調製される。これらのデバイスは、発光物質として、例えば米国特許第3,530,325号に記載されているような単結晶アントラセンなどの単結晶材料を含む。しかしながら、これらのデバイスは通常約100ボルト以上の励起電圧を必要とする。最近では、多層薄膜有機材料を含む有機ELデバイスが開示されている。この種のELデバイスの実例は、TangらのJ.Appl.Phys.,vol.65,pp3610〜3616(1989)、SaitoらのMol.Cryst.Liq.Cryst.,vol.253,pp.125〜132(1994)に開示されており、当該開示内容はすべて本願に引用して援用する。
【0004】
有機2層ELデバイスは、一般的に、アノードに隣接し、正孔の注入と輸送をサポートする正孔輸送層と、カソードに隣接し、電子の注入と輸送をサポートする電子輸送層とを含む。電荷キャリアの再結合とそれに続く発光は、どちらかの層の境界付近で行われる。必要に応じて、電子−正孔再結合に反応して発光可能な蛍光物質をどちらかの層に加えてもよい。別の構成においては、ELデバイスは3つの層、すなわち正孔輸送層、発光層、電子輸送層を含むこともできる。これらの3層は順にラミネートされ、全体としてアノードとカソードに挟まれる。
【0005】
具体的には、米国特許第4,356,429号に、正孔輸送層と電子輸送層からなる有機発光媒体で構成されるELデバイスが開示されている。ここでは、正孔輸送層はポルフィリン化合物を含む。また、米国特許第4,539,507号では、正孔輸送ポルフィリン層の代わりに芳香族第三級アミン層が用いられている。開示されている芳香族第三級アミン化合物の実例は、例えば、N,N,N−トリフェニルアミン及びN,N,N−トリ−p−トリルアミンなどのトリフェニルアミン類、最低2個の芳香族第三級アミン部分を含む1,1−ビス(4−ジ−トリルアミノフェニル)シクロヘキサンなどのトリフェニルアミン類、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル−4,4’−ジアミノビフェニル、N,N,N’,N’−テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノビフェニルなどのテトラアリールジアミン類である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の芳香族第三級アミンを含む正孔輸送材料は、正孔注入と正孔輸送プロセスを容易にすることで知られているが、これらの材料が熱的・形態的に不安定であるため、EL性能が悪く、運転寿命も短い。トリフェニルアミンベースの芳香族アミンを用いたELデバイスは、米国特許第5,487,953号、第5,554,450号に開示されている。
【0007】
そこで、合成が容易で、非常に収量よく調製でき、電子純度の優れた正孔輸送材料が求められている。また、熱的・形態的に安定な薄膜を真空蒸着技術で形成できる新規の正孔輸送材料の提供も求められている。また、有機ELデバイス用に適した新規の正孔輸送材料であって、優れた正孔輸送特性を有し、例えば20ボルト未満の低電圧でELデバイスを運転できる新規正孔輸送材料の調製も求められている。このようなニーズは、本発明の実施の形態において達成可能である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、比較的低い運転電圧、例えば約25ボルト未満、例えば約5から約20ボルトで高いエレクトロルミネセンス効率を有する改良ELデバイスを提供することである。
【0009】
また、本発明の特徴は、アノードと、カソードと、及びアノードとカソードに挟まれた有機エレクトロルミネセント部とを含む改良ELデバイスにおいて、前記有機エレクトロルミネセント部は、インドロカルバゾールの正孔輸送成分を含む層を最低1つ含む改良ELデバイスを提供することである。
【0010】
関連して、本発明の特徴は、優れた正孔輸送能力と優れた熱安定性を有し、薄膜EL正孔輸送成分として真空蒸着が可能なインドロカルバゾール化合物を含むELデバイスを提供することである。
【0011】
本発明の上記特徴は、例えば、アノードと、カソードと、アノードとカソードに挟まれ、インドロカルバゾール化合物を含有する正孔輸送層及び電子輸送層を含む有機エレクトロルミネセント層とを含む積層有機ELデバイスを提供する本発明の実施の形態において達成される。当該デバイスは、実施の形態において、向上した熱安定性、長い耐用時間、高いエレクトロルミネセンス効率、優れた正孔及び電子の注入並びに輸送特性といった多数の利点を有し、真空蒸着技術による製作が可能である。本発明のELデバイスは、例えば熱及び運転安定性が向上し、約45℃以上、例えば約50から約95℃の温度における耐久性に優れている。
【0012】
本発明は、順に配列したアノードと、電荷、特に正孔輸送層と、電子輸送層と、カソードとを含み、輸送層は、次式の(I)または(II)で表されるインドロカルバゾール化合物;または必要に応じてそれらの混合物を最低1つ含む有機ELデバイスに関する。
【0013】
【化2】
ここで、R及びR’は、水素、ハロゲン、例えば炭素原子数1から約25のアルキル、例えば炭素原子数約1から約25のアルコキシ、例えば炭素原子数約6から30のアリール、及びベンゾなどの縮合芳香族環からなる群から独自に選ばれ;m及びnは0から4の整数または数字;A1及びA2は、例えば炭素原子数約6、好ましくは7から約31のアリーレンで、具体的にはフェニレン、トリレン、ビフェニレンなど;Ar1、Ar2、Ar3、及びAr4は、例えば、フェニル、トリル、キシリル、クロロフェニル、アルコキシフェニル、ナフチルなどからなる群から独自に選ばれた例えば炭素原子数約6から約30のアリール基などのアリール;R1及びR2は、水素、ハロゲン、例えば炭素原子数1から約25のアルキル、アルコキシル、またはアリールからなる群から独自に選ばれ;pは好ましくは約1から3の数字である。
【0014】
実施の形態において、本発明は、支持基板と、アノードと、正孔輸送層と、電子輸送層と、カソードとを含み、前記アノードの厚さは約30から約100nm、前記正孔輸送層は式(I)または(II)で表されるインドロカルバゾール化合物を最低1つ含み、厚さは約10から約100nm、前記電子輸送層の厚さは約10から約100nm、前記カソードの厚さは約10から約200nmであるELデバイス;前記アノードは酸化スズインジウム、前記カソードはマグネシウム銀合金またはリチウムアルミニウム合金であるELデバイス;前記電子輸送層は8−ヒドロキシキノリンの金属キレート化合物を含むELデバイスに関する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に、例えばガラスなどの支持基板2と、アノード3と、本願中に図示された構造式のインドロカルバゾール類、好ましくは式(I)のインドロカルバゾール類を最低1つ含む有機正孔輸送層4と、有機電子輸送層5と、それに接した仕事関数の低い、例えば約2.5eVから約4.0eVの金属のカソード6とを含むELデバイス構造または有機発光ダイオード1を示す。本ELデバイスにおいて、接合部は正孔輸送領域と電子輸送領域との間に形成される。運転中、カソードに関してアノードに正電位のバイアスをかけると、正孔は有機正孔輸送領域に注入され、この領域を横断して前記接合部に輸送される。同時に、電子はカソードから電子輸送領域に注入され、同じ接合部に輸送される。正孔と電子の再結合は接合部付近で行われ、その結果発光する。
【0016】
図2に示された別の形態において、発光ダイオードまたはELデバイス1は、例えばガラスなどの支持基板2と、アノード3と、層4aと4bを含む有機正孔輸送領域4と、層5aと5bを含む有機電子輸送領域5と、それに接した低仕事関数金属のカソード6とを含む。本デバイス構造の輸送領域は、図1のデバイス構造が単層の輸送領域であるのと比べ、1以上の輸送層を含む。具体的には、図2の正孔輸送領域4は、正孔注入を容易にする層4aと、正孔キャリアを輸送する層4bを含む。電子輸送領域5は、電子注入を容易にする層5aと、電子を輸送する層5bを含む。これらの層4a、4b、5a、5bの適厚は様々であるが、実施の形態では、例えば約40から約100nmである。
【0017】
支持基板の実例は、高分子成分、ガラスなど、及び、更に詳しくは、MYLAR(商品名)などのポリエステル、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスルホン、石英などである。これ以外の基板でも、選んだ材料がその他の層を効果的にサポートでき、デバイスの性能を妨害しないものであれば使用できる。基板の厚さは、例えばデバイスの構造要件に応じて、例えば約25から約2,000μm、更に詳しくは、約50から約1,000μmである。
【0018】
基板に隣接したアノードの例は、正電荷注入電極を含み、例えば酸化スズインジウム、酸化スズ、金、白金、または、導電性カーボン、ポリアニリンやポリピロールなどのπ−共役ポリマーなどのその他の材料で、仕事関数が約4電子ボルト以上、更に詳しくは約4.0から約6.5電子ボルトである。アノードの厚さは、例えば約10から約5000オングストロームの範囲であるが、好ましい範囲はアノード材料の光学定数によって変わる。一つの好ましい範囲は、約20から約1,000オングストロームである。
【0019】
本願中に示された正孔輸送層4は、いくつかの好都合な形態をしている。例えば、この層は1以上の正孔輸送成分を含む1つの層を含み、前記正孔輸送成分の少なくとも1つはインドロカルバゾール化合物である。別の好ましい形態において、層4は、アノードに接し、正孔注入を容易にする成分を含む層4aと、インドロカルバゾールの正孔輸送成分を含む層4bを積層して形成される。層4aにはアノードからの正孔注入をアシストできる様々な適切な材料が使用されるが、好ましい材料は、米国特許第4,720,432号に開示されているポルフィリン誘導体である。ポルフィリン誘導体の代表例は、ポルフィリン;1,10,15,20−テトラフェニル−21H,23H−ポルフィリン銅(II);銅フタロシアニン、銅テトラメチルフタロシアニン;亜鉛フタロシアニン;酸化チタンフタロシアニン;マグネシウムフタロシアニンなどである。
【0020】
実施の形態において、正孔輸送層4は、式(I)または(II)で表されるインドロカルバゾール化合物を最低1つ含む。本発明のインドロカルバゾール化合物は、一般的に構造的に堅固なインドロカルバゾール核を含むため、本願に示されているとおり、例えば高いガラス転移温度を有するとか、真空蒸着技術によって形態的に安定な薄膜を形成できるといったいくつかの利点を有する。
【0021】
式(I)または(II)のアリーレン基A1及びA2の具体例は、式A−1からA−8で表される基、及びそれらの置換誘導体で、置換基は、例えば、炭素原子数1から約5のアルキル、フェニル、ハロゲン原子や炭素原子数1から5のアルキルまたはアルコキシなどで置換されたアリールなどからなる群から選ばれる。
【0022】
【化3】
本発明のELデバイスに使用できるインドロカルバゾール化合物(I)及び(II)の具体例は次のとおりであるが、実施の形態においては1、2、3、4、5、6、12、13、及び17が好ましい。5,11−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(4−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(ジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(ジ−p−トリルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(3,4−ジメチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(3−メトキシジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(3−クロロジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(4−クロロジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(ジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−2,8−ジメチル−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4’−(4−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−2,8−ジメチル−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4−(ジフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4−(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4−(4−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4−(ジフェニルアミノ)フェニル]−2,8−ジメチル−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4−(4−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−2,8−ジメチル−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール;5,11−ビス[4−(1−ナフチルフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾールなどである。
【0023】
式(II)で表されるインドロカルバゾール化合物は、5,7−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4’−(ジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4’−(ジ−p−トリルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4’−(3,4−ジメチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4’−(ジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−2,10−ジメチル−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4−(ジフェニルアミノ)フェニル]−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4−(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール;5,7−ビス[4−(ジフェニルアミノ)フェニル]−2,10−ジメチル−5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾールなどである。
【0024】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
同様に、電子輸送層または領域5もいくつかの異なる適切または好都合な形態をしている。例えば、単層、二重層などである。この領域に使用する電子輸送化合物は適切であればどのようなものでもよい。有用な電子輸送化合物の例は、アントラセン、フェナントレン、ピレン、ペリレンなど、米国特許第3,172,862号に記載の縮合環蛍光物質;1,4−ジフェニルブタジエン及びテトラフェニルブタジエン、スチルベンなど、米国特許第4,356,429号、第5,516,577号に記載のブタジエン類;米国特許第4,539,507号に開示のoptical brightnessなどである。
【0025】
好ましい電子輸送材料は、米国特許第4,539,507号、第5,151,629号、及び第5,150,006号に開示された8−ヒドロキシキノリンの金属キレート類である。その実例は、トリス(8−ヒドロキシキノリネート)アルミニウム(AlQ3)、トリス(8−ヒドロキシキノリネート)ガリウム、ビス(8−ヒドロキシキノリネート)マグネシウム、ビス(8−ヒドロキシキノリネート)亜鉛、トリス(5−メチル−8−ヒドロキシキノリネート)アルミニウム、トリス(7−プロピル−8−キノリノラト)アルミニウム、ビス[ベンゾ{f}−8−キノリネート]亜鉛、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリネート)ベリリウム、ビス(2−メチルキノリノラト)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(フェノラト)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(パラ−フェニルフェノラト)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(2−ナフタロラト)アルミニウムなどである。
【0026】
別の好ましい電子輸送材料は次式で表される金属キレート類である。
【0027】
【化9】
Ln−M+n (III)
ここで、Mは金属、nは1から3の数字、Lは次式(IV)で表される配位子を表す。
【0028】
【化10】
ここで、Arは、例えば炭素原子6から30個のアリール基または芳香族複素環基で、具体的にはピリジル、キノリル、チエニルなど;Xは、酸素、硫黄、セレンからなる群から選ばれるもの;Nは窒素、Oは酸素、Zは、芳香族成分で、具体的には1,2−フェニレン、1,2−ナフチレン、2,3−ナフチレン、3,4−ピリジンジイル、3,4−キノリンジイル、それらの置換類似体で、置換基は、好ましくは、炭素原子数1から5のアルキル、ハロゲン又は炭素原子数1から5のアルキルまたはアルコキシ基で置換されたフェニルまたはアリール、ハロゲン、炭素原子数1から3のアルコキシ基、カルボキシ基、シアノ基などである。
【0029】
式(III)の金属イオンは、一価、二価、または三価である。その実例は、例えば配位子と安定なキレート化合物を形成できるもので、例えば、リチウム、ナトリウム、ベリリウム、マグネシウム、亜鉛などで、好ましい金属イオンはベリリウムと亜鉛である。金属キレート化合物(III)の実例は、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾラト]亜鉛;ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾラト]ベリリウム;ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−5−(1−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾラト]亜鉛;ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−5−(1−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾラト]ベリリウム;ビス[5−ビフェニル−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾラト]亜鉛;ビス[5−ビフェニル−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾラト]ベリリウム;ビス[(2−ヒドロキシフェニル)−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾラト]リチウム;ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−5−p−トリル−1,3,4−オキサジアゾラト]亜鉛;ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−5−p−トリル−1,3,4−オキサジアゾラト]ベリリウムなどである。
【0030】
本発明の実施の形態において、正孔輸送領域4と電子輸送領域5を含む発光媒体の総厚は、電極に印加する電圧が比較的低くても有効な発光を導く電流密度を維持するために、約1μm未満、更に詳しくは約0.05から約1μmが好ましい。例えば、図1のデバイスにおいて、正孔輸送層または領域の適厚は、約40から約2,000オングストローム、好ましくは約100から約800オングストローム、電子輸送層または領域の厚さは約50から約2,000オングストローム、好ましくは約100から約800オングストロームである。図2のデバイスにおいて、正孔注入層の厚さは、約25から約1,000オングストローム、好ましくは約50から約800オングストローム、正孔輸送層の厚さは、約25から約1,000オングストローム、好ましくは約50から約800オングストロームである。同様に、電子輸送層の厚さは、約25から約1,000オングストローム、好ましくは約50から約800オングストローム、電子注入層の厚さは、約25から約1,000オングストローム、好ましくは約50から約800オングストロームである。
【0031】
カソード6は、仕事関数が高い金属、または低い金属などの適切な金属を含む。カソードは、仕事関数が低い、例えば約4eV未満、例えば約2から約4eVの金属とその他の金属を最低1つ組み合わせて製造する。低仕事関数の金属と第二の金属との有効割合は、約0.1未満から約99.9重量%である。低仕事関数の金属の実例は、リチウムやナトリウムなどのアルカリ金属、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムなどの2A族すなわちアルカリ土類金属、及び、スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、ユウロピウム、テルビウム、アクチニウムなどの希土類金属やアクチノイド系列金属を含むIII族金属などである。好ましい低仕事関数の金属は、リチウム、マグネシウム、カルシウムである。
【0032】
カソード6の厚さは、例えば約10から約5,000オングストロームである。米国特許第4,885,211号に記載のMg:Agカソードは一つの好ましいカソードである。実施の形態における好ましいカソードの例は、米国特許第5,429,884号に示されているような、リチウムと他の高仕事関数の金属、例えばアルミニウムやインジウムなどとの合金である。これらの特許の開示内容はすべて本願に引用して援用する。
【0033】
本発明のELデバイスのアノード3とカソード6は、好都合な形態であればよい。薄い導電層を、例えば、透明または実質的に透明なガラスプレートやプラスチックフィルムなどの光透過性基板上に被覆する。ELデバイスには、酸化スズまたは酸化スズインジウムをガラスプレートに被覆して形成した光透過性アノード3が含まれる。また、非常に薄い、例えば200オングストローム未満の、金やパラジウムなどの光透過性金属アノードを用いることもできる。さらに、導電性カーボンまたはポリアニリンやポリピロールなどの共役ポリマーの透明または半透明の薄膜をアノードに用いることもできる。これ以外のアノード3及びカソード6の適切な形態は、米国特許第4,720,432号に示されている。
【0034】
インドロカルバゾールの正孔輸送化合物は、次式(Ib)から(VIb)の中から選んだ、対応するジヒドロインドロカルバゾール前駆物質を、ハロゲン化アリールと適切な公知のアリールアミン、例えばハロ、例えばヨードアルキルアリールアミノビフェニルと、銅触媒、特に配位子銅触媒の存在下で、ウルマン(Ullmann)縮合することによって調製できる。これについては、米国特許第5,538,829号、第5,648,542号、第5,654,482号、第5,648,539号に記載されており、これらの開示内容はすべて本願に引用して援用する。ジヒドロインドロカルバゾール類は公知の文献法によって容易に得られるが、その具体例は、5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール、5,7−ジヒドロインドロ[2,3−b]カルバゾール、5,12−ジヒドロインドロ[3,2−c]カルバゾール、5,10−ジヒドロインドロ[3,2−a]カルバゾール、11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]カルバゾールなどである。
【0035】
【化11】
ここで、R及びR’は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル、アルコキシル、及びアリールからなる群から独自に選ばれ;m及びnは0ないし4の数字;R3及びR4は、水素、アルキル、アルコキシ、アリール、またはハロゲン;pは1ないし3の数字である。
【0036】
ウルマン縮合に利用できるハロゲン化アリールの実例は、ヨードベンゼン、3−ヨードトルエン、4−ヨードトルエン、4−ヨード−1,2−キシレン、1−ヨードナフタレン、2−ヨードナフタレン、4−ヨードビフェニル、4−ヨード−4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル、4−ヨード−4’−(ジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル、N,N−ジフェニル−4−ヨードアニリン、N−フェニル−N−3−トリル−4−ヨードアニリンなどである。ウルマン縮合は、一般的に、例えばドデカン、トリデカン、キシレン、スルホラン、沸点が例えば約150℃を越える高沸点石油エーテルなどの不活性溶媒中で、90から約300℃、好ましくは約150から250℃の反応温度で行われる。本発明のプロセスにはウルマン縮合に適切な銅触媒であればいずれも使用できる。例えば、銅粉末、酸化銅(I)、塩化銅(I)、硫酸銅(II)、酢酸銅(II)などである。また、係属中の出願(係属中の米国特許出願第791,694号、同第791,696号、同第790,669号)に記載の配位子銅触媒も好ましい。ジヒドロインドロカルバゾール化合物に対する銅触媒の有効モル比は約0.01から約0.5である。縮合反応は、塩基、例えばアルカリ金属の水酸化物または炭酸塩、具体的には水酸化カリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムなどによって非常に促進される。縮合後、反応混合物は室温付近まで冷却し、生成物は、例えばろ過やクロマトグラフィーなどの公知の分離技術によって単離する。生成物は、一般的に、IRやNMRなどの公知の分析技術によって確認する。
【0037】
R及びR’などの置換基は、ベンゼン環などの芳香族成分の適当な位置に入ることができる。
【0038】
【実施例】
実施例I
5,11−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール(1)の合成:
メカニカルスターラ、還流凝縮器、アルゴン口を備えた100mlの三つ口丸底フラスコ内をアルゴン雰囲気下にした後、5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール(1.65g、6.45mmol)、4−ヨード−4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル(7.1g、15.5mmol)、硫酸銅5水塩(0.12g、0.5mmol)、炭酸カリウム(2.1g、15.2mmol)、n−トリデカン(5.0ml)を入れた。次に、アルゴン雰囲気下で、反応混合物を加熱マントルで約250℃に加熱し、約6時間後、クロマトグラフィー分析により反応の完了が示されるまで、前記温度で反応を進めた。加熱マントルを除去し、得られた混合物を25℃に冷却した。固形物を分離、水洗し、ろ過により回収した。粗生成物は、溶出液に暖めたトルエンを用いてアルミナ上でクロマトグラフィーにより分離し、純度約99.7%の表記生成物を得た。収量3.45g。本化合物のガラス転移温度は160℃であった。IR(KBr):1,598、1,495、1,450、1,320、1,291、1,277、1,232、742、695cm-1。1H−NMR(DMSO−d6−CDCl3):δ2.30(s)、6.88〜7.51(m)、7.66(d,J=8.6Hz)、7.76(d,J=8.6Hz)、7.93(d,J=8.6Hz)、7.99(s)、8.17(s)、8.19(d,J=8.6Hz)。
【0039】
実施例 II
5,11−ビス[4−(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール(12)の合成:
メカニカルスターラ、還流凝縮器、アルゴン口を備えた100mlの三つ口丸底フラスコ内をアルゴン雰囲気下にした後、5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール(5.0g、19.5mmol)、4−(3−メチルジフェニルアミノ)ヨードベンゼン(15.5g、40.54mmol)、硫酸銅5水塩(0.24g、0.96mmol)、炭酸カリウム(5.59g、40.5mmol)、n−トリデカン(10.0ml)を入れた。次に、アルゴン雰囲気下で、反応混合物を加熱マントルで約250℃に加熱し、約6時間後、クロマトグラフィー分析により反応の完了が示されるまで、前記温度で反応を進めた。加熱マントルを除去し、得られた混合物を25℃に冷却した。固形物を水洗し、ろ過により回収した。粗生成物は、溶出液に暖めたトルエンを用いてアルミナ上でクロマトグラフィーにより分離し、純度約99.7%の表記生成物を得た。収量7.50g。本化合物のガラス転移温度は125℃であった。IR(KBr):1,584、1,510、1,451、1,311、1,274、1,230、843、759、742、692cm-1。1H−NMR(DMSO−d6−CDCl3):δ2.34(s)、6.93(d,J=8.7Hz)、7.02〜7.52(m)、7.82(s)、8.09(s)、8.17(d,J=8.6Hz)。
【0040】
実施例 III
有機ELデバイスは以下のように調製した。
【0041】
1.酸化スズインジウム(ITO、厚さ50nm)で被覆したガラス(厚さ1.0mm)を市販の洗剤で洗浄し、脱イオン水ですすぎ、60℃の真空オーブンで1時間乾燥した。使用直前にUVオゾンで0.5時間処理した。
【0042】
2.ITO基板を真空蒸着チェンバに入れた。蒸着速度と層厚はInficon Model IC/5コントローラで調整した。約5×10-6torrの圧力下で、実施例Iで得られたジヒドロインドロカルバゾール化合物である5,11−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾールを電熱したタンタルボートから蒸発させ、80nmの正孔輸送層をITOガラス上に蒸着させた。インドロカルバゾール化合物の蒸着速度は0.6nm/秒とした。
【0043】
3.インドロカルバゾール層の上に、トリス(8−ヒドロキシキノリネート)アルミニウムを蒸発速度0.6nm/秒で蒸着し、80nmの電子輸送層を形成した。この層は発光層としても機能する。
【0044】
4.100nmのマグネシウム銀カソード合金を、総蒸着速度0.5nm/秒で電子注入及び輸送層に蒸着した。MgとAgは、独自に調整された各々のタンタルボートから同時に蒸発させた。標準組成はMgとAgの原子比で9:1であった。最後に、反応性Mgを大気中の湿気から保護するため、Mg:Agカソードに200nmの銀層を被覆した。
【0045】
上記のように調製したデバイスは、窒素ガスで連続洗浄されるドライボックスに保存した。性能は、電流−電圧特性と、直接電流測定による光出力を測定して評価した。電流−電圧特性は、Keithley Model 238 High Current Source Measure Unitで測定した。ITO電極を電流源の正端子に接続した。同時に、デバイスからの光出力をシリコンフォトダイオードでモニタした。
【0046】
上記ELデバイスの性能特性を定電流密度25mA/cm2で評価した。ELデバイスの初期光度は9.2ボルトで590cd/m2であり、ディスプレイ用に必要な光度をかなり上回っていた。光度は徐々に低下し、350時間の連続運転後に50%低下した。更に、本デバイスは60℃に72時間暴露した後でも電流−光度特性に変化がなかった。
【0047】
比較例A
5,11−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾールの代わりに、従来技術のELデバイスによく用いられるトリフェニルアミンベースの正孔輸送分子であるN,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル−4,4’−ジアミノビフェニルを用いた以外は実施例IIIの方法に従って、比較用ELデバイスを調製した。本デバイスの性能特性は同様の方法で評価した。本デバイスは、定電流密度25mA/cm2で測定したところ、運転電圧9.5ボルトで初期光度570cd/m2であった。光度は急速に下落し、90時間の連続運転後50%の低下を示した。その上、本デバイスは60℃に72時間暴露した後、電流−光度特性が変化した。
【0048】
比較例B
別の比較用ELデバイスも調製した。5,11−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾールの代わりに、1,1−ビス(4−ジ−トリルアミノフェニル)シクロヘキサンを用いた以外は実施例IIIの方法に従った。デバイスの性能特性は同様の方法で評価した。本デバイスの初期光度は、運転電圧11.5ボルトで450cd/m2であった。光度は急速に下落し、60時間の連続運転後50%の低下を示した。
【0049】
実施例 IV
ITO上にまず銅フタロシアニン(15nm)の層を付着させ、その上にインドロカルバゾール層を付着させて正孔輸送領域を形成した以外は実施例IIIに従って有機EL装置を調製した。本デバイスの調製は、実施例IIIに記載の通りに完了させた。
【0050】
本ELデバイスの性能特性を定電流密度25mA/cm2で評価した。ELデバイスの初期光度は11.5ボルトで520cd/m2であり、ディスプレイ用に必要な光度をかなり上回っていた。光度は徐々に低下し、450時間の連続運転後50%低下した。
【0051】
実施例V
実施例IIIと同様の方法で有機ELデバイスを調製した。トリス(8−ヒドロキシキノリネート)アルミニウム層の代わりに、トリス(8−ヒドロキシキノリネート)アルミニウムと蛍光物質N,N’−ジメチル−2,9−ジメチルキナクリドンをそれぞれ独自に調整されたタンタルボートから同時に蒸発させることにより、発光領域としても機能する80nmの電子輸送層をインドロカルバゾール正孔輸送層上に付着させた。蒸発速度は、それぞれ0.6nm/秒と0.006nm/秒とした。デバイスの調製は、実施例IIIに記載されているとおり、カソードとしてMg:Ag合金を付着させて完了した。
【0052】
本ELデバイスの性能特性を定電流密度25mA/cm2で評価した。デバイスは、9.3ボルトで950cd/m2の初期光度を有する黄緑色の光を発光した。この光度は、ディスプレイ用に必要な光度をかなり上回っていた。光度は徐々に低下し、530時間の連続運転後50%低下した。
【0053】
実施例 VI
5,11−ビス[4’−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾールの代わりに、実施例IIで得られた5,11−ビス[4−(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾールを正孔輸送成分として使用する以外は実施例IIIに従って有機ELデバイスを調製した。デバイスの調製は、実施例IIIに記載の通りに完了させた。
【0054】
上記ELデバイスのEL性能特性を定電流密度25mA/cm2で評価した。本デバイスの初期光度は9.3ボルトで560cd/m2であり、ディスプレイ用に必要な光度をかなり上回っていた。光度は徐々に低下し、420時間の連続運転後50%低下した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のELデバイスを示す図である。
【図2】 本発明のELデバイスを示す図である。
【符号の説明】
1 有機発光ダイオード、2 支持基板、3 アノード、4 正孔輸送層、5電子輸送層、6 カソード。
Claims (1)
- インドロカルバゾール化合物を電荷輸送成分として含む有機エレクトロルミネセントデバイスであって、前記インドロカルバゾール化合物は、
5,11−ビス[4'−(3−メチルジフェニルアミノ)−1,1'−ビフェニル−4−イル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール及び
5,11−ビス[4−(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−5,11−ジヒドロインドロ[3,2−b]カルバゾール
であることを特徴とする有機エレクトロルミネセントデバイス。
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