JP2014110315A - 有機電界発光素子用正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】高効率、長寿命の有機電界発光素子用の正孔輸送材料を提供する。
【解決手段】正孔輸送材料は、下記一般式(1)で表される。
・・・(1)式(1)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
【選択図】なし
【解決手段】正孔輸送材料は、下記一般式(1)で表される。
・・・(1)式(1)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
【選択図】なし
Description
本発明は有機電界発光素子用正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子に関する。特に、高効率、長寿命の有機電界発光素子用の正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子に関する。
近年、画像表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス表示装置(Organic Electroluminescence Display:有機EL表示装置)の開発が盛んになってきている。有機EL表示装置は、液晶表示装置等とは異なり、陽極及び陰極から注入された正孔及び電子を発光層において再結合させることにより、発光層における有機化合物を含む発光材料を発光させて表示を実現するいわゆる自発光型の表示装置である。
有機電界発光素子(有機EL素子)としては、例えば、陽極、陽極上に配置された正孔輸送層、正孔輸送層上に配置された発光層、発光層上に配置された電子輸送層及び電子輸送層上に配置された陰極から構成された有機電界発光素子が知られている。陽極からは正孔が注入され、注入された正孔は正孔輸送層を移動して発光層に注入される。一方、陰極からは電子が注入され、注入された電子は電子輸送層を移動して発光層に注入される。発光層に注入された正孔と電子とが再結合することにより、発光層内で励起子が生成される。有機電界発光素子は、その励起子の輻射失活によって発生する光を利用して発光する。尚、有機電界発光素子は、以上に述べた構成に限定されず、種々の変更が可能である。
有機電界発光素子を表示装置に応用するにあたり、有機電界発光素子の高効率化及び長寿命化が求められており、有機電界発光素子の高効率化及び長寿命化を実現するために、正孔輸送層の定常化、安定化、耐久化などが検討されている。
正孔輸送層に用いられる正孔輸送材料としては、アントラセン誘導体や芳香族アミン系化合物等の様々な化合物が知られているが、有機電界発光素子の長寿命化に有利な材料として、インドロカルバゾール(Indolocarbazole)誘導体が提案されている。近年、例えば、特許文献1〜10等の様々な報告がなされている。
有機電界発光素子のさらなる高効率化及び長寿命化を計るには、電荷輸送性能の向上と、正孔輸送層に侵入する電子に対する耐性とを向上させる必要がある。
本発明は、上述の問題を解決するものであって、高効率、長寿命の有機電界発光素子用正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によると、下記一般式(1)で表される有機電界発光素子用正孔輸送材料が提供される。
・・・(1)
式(1)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
式(1)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、N-(Azaaryl)indolocarbazole部位に複素環置換基を導入すること、および、トリアリラミン(Triarylamine)部位にフルオレン(Fluorene)、ジベンゾフラン(Dibenzofuran)またはジベンゾチオフェン(Dibenzothiophene)を導入することにより、電子親和性が向上すると共に、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上する。本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、正孔輸送材料の安定性が向上すると共に、有機電界発光素子の低駆動電圧化と長寿命化を実現することができる。
前記有機電界発光素子用正孔輸送材料において、前記Idcは、下記一般式(2)乃至(7)の何れか一から選択されてもよい。
(2) (3) (4)
(5) (6) (7)
(2) (3) (4)
(5) (6) (7)
本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、有機電界発光素子において高効率、長寿命の正孔輸送層を形成することができる。
前記有機電界発光素子用正孔輸送材料において、前記環Aは、窒素原子を1以上含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、N-(Azaaryl)indolocarbazoleに窒素原子を1以上含むことにより、電子親和性が向上すると共に、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上して、有機電界発光素子を長寿命化することができる。
また、本発明の一実施形態によると、下記一般式(8)で表される有機電界発光素子用正孔輸送材料で形成した正孔輸送層を備える有機電界発光素子が提供される。
・・・(8)
式(8)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
式(8)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子は、N-(Azaaryl)indolocarbazole部位に複素環置換基を導入すること、および、トリアリラミン(Triarylamine)部位にフルオレン(Fluorene)、ジベンゾフラン(Dibenzofuran)またはジベンゾチオフェン(Dibenzothiophene)を導入した有機電界発光素子用正孔輸送材料を用いて正孔輸送を形成することにより、電子親和性が向上すると共に、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上する。本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子は、正孔輸送層の安定性が向上すると共に、低駆動電圧化と長寿命化を実現することができる。
前記有機電界発光素子において、前記Idcは、下記一般式(9)乃至(14)の何れか一から選択されてもよい。
(9) (10) (11)
(12) (13) (14)
(9) (10) (11)
(12) (13) (14)
本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子は、高効率、長寿命の正孔輸送層により形成することができる。
前記有機電界発光素子において、前記環Aは、窒素原子を1以上含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子は、N-(Azaaryl)indolocarbazoleに窒素原子を1以上含む有機電界発光素子用正孔輸送材料で正孔輸送層を形成することにより、電子親和性が向上すると共に、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上して、有機電界発光素子を長寿命化することができる。
本発明によると、高効率、長寿命の有機電界発光素子用正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子を提供することができる。
上述の問題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者は、N-(Azaaryl)indolocarbazole部位に複素環置換基を導入し、トリアリラミン部位にフルオレン、ジベンゾフランまたはジベンゾチオフェンを導入した有機電界発光素子用正孔輸送材料を用いることにより、高効率、長寿命の有機電界発光素子を実現可能であることを見出し、本発明を完成させた。
以下、図面を参照して本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子について説明する。但し、本発明の有機電界発光素子用正孔輸送材料及びそれを用いた有機電界発光素子は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料の一般式を下記式(3)で示されるAzaaryl置換基で置換されたインドロカルバゾール部位を有し、アリールアミン部位に複素環基を有するAmine誘導体である。
・・・(15)
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料において、式(15)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、Xはメチン基または窒素原子であり、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、Aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。
インドロカルバゾールには、6種類の異性体が知られており、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、Idcは、下記一般式(16)乃至(21)の何れか一から選択することができる。
(16) (17) (18)
(19) (20) (21)
(16) (17) (18)
(19) (20) (21)
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料において、N-(Azaaryl)indolocarbazoleの環Aは窒素原子を1以上含む。一実施形態において、環Aに含まれる窒素原子は3以下の整数であることが好ましい。また、環Aにおいて、窒素原子どうし直接結合しないように配置することが好ましい。本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、このような構造を有することにより、電子親和性が向上して、キャリア輸送性が向上すると共に、発光に使用されずに正孔輸送層に侵入した電子に対する耐性が向上して、有機電界発光素子を長寿命化することができる。
また、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、アリールアミン部位に複素環基を有する。本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、複素環基として、カルバゾールを含み、式(15)中、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子である。すなわち、一実施形態において、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、フルオレン、ジベンゾフランまたはジベンゾチオフェンを含む。このような構造を有することにより、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、電子親和性が向上すると共に、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上する。
上述したように、式(15)において、R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。R1乃至R5は、アリールアミン化合物の置換可能な任意の位置に、それぞれa乃至e個が導入可能であることを示す。
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、一例として、以下の構造式により示された物質である。
(22) (23)
(24) (25)
(26) (27)
(28)
(22) (23)
(24) (25)
(26) (27)
(28)
また、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、一例として、以下の構造式により示された物質である。
(29) (30)
(31) (32)
(33) (34)
(29) (30)
(31) (32)
(33) (34)
また、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、一例として、以下の構造式により示された物質である。
(35) (36)
(37) (38)
(39)
(35) (36)
(37) (38)
(39)
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、上述した化学構造を有することにより、有機電界発光素子において高効率、長寿命の正孔輸送層を形成することができる。本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、N-(Azaaryl)indolocarbazoleを有すること及び、トリアリールアミン部位にフルオレン、ジベンゾフランまたはジベンゾチオフェンを導入することにより、キャリア輸送性が向上し、有機電界発光素子の低電圧駆動を実現することができるとともに、発光層で用いられず正孔輸送層に侵入した電子に対する耐性が向上し、長寿命化を実現することができる。また、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、これらの構造を有することにより、キャリアに対する安定性が向上し、有機電界発光素子の長寿命化を実現することができる。
(有機電界発光素子)
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料を用いた有機電界発光素子について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子100を示す模式図である。有機電界発光素子100は、例えば、基板102、陽極104、正孔注入層106、正孔輸送層108、発光層110、電子輸送層112、電子注入層114及び陰極116を備える。
本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料を用いた有機電界発光素子について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る有機電界発光素子100を示す模式図である。有機電界発光素子100は、例えば、基板102、陽極104、正孔注入層106、正孔輸送層108、発光層110、電子輸送層112、電子注入層114及び陰極116を備える。
基板102は、例えば、透明ガラス基板や、シリコン等から成る半導体基板樹脂等のフレキシブルな基板であってもよい。また有機薄膜の成膜方法は、一般に用いられている真空蒸着法に限らず、各種塗布成膜法等、既存の方法を用いることができる。陽極104は、基板102上に配置され、酸化インジウムスズ(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等を用いて形成することができる。正孔注入層106は、陽極104上に配置され、例えば、4,4',4"-Tris (N-1-naphtyl-N-phenylamino) triphenylamine (1-TNATA)、4,4’ -Bis (N,N -di(3-tolyl)amino)-3,3-dimethylbiphenyl (HMTPD) 等を含む。正孔輸送層108は、正孔注入層106上に配置され、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料を用いて形成される。発光層110は、正孔輸送層108上に配置され、例えば、9,10-Di-(2-naphthyl)anthracene(ADN)を含むホスト材料にTetra-t-butylperylene (TBP)をドープして形成することができる。電子輸送層112は、発光層110上に配置され、例えば、Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminium(Alq3)を含む材料により形成される。電子注入層114は、電子輸送層112上に配置され、例えば、フッ化リチウム(LiF)を含む材料により形成される。陰極116は、電子注入層114上に配置され、Al等の金属や酸化インジウムスズ(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等の透明材料により形成される。上記薄膜は、真空蒸着、スパッタ、各種塗布など材料に応じた適切な成膜方法を選択することにより、形成することができる。
本実施形態に係る有機電界発光素子100においては、上述した本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料を用いることにより、高効率、長寿命の正孔輸送層が形成される。なお、本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、TFTを用いたアクティブマトリクスの有機EL発光装置にも適用することができる。
(製造方法)
上述した本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、例えば、以下のように合成することができる。
上述した本発明に係る有機電界発光素子用正孔輸送材料は、例えば、以下のように合成することができる。
(インドロカルバゾールボロン酸ピナコールエステル(化合物B)の合成)
インドロカルバゾール(化合物A)(5.82 g、17.5 mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(200mL)に投入し、氷冷、窒素ガス下、N−ブロホスクシンイミド(3.43 g、19.2 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(30mL)を15分かけて滴下した。反応液を撹拌しながら室温まで昇温させ、5時間撹拌した。反応液を水に投入し、クロロホルム−ヘキサンで3回抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過の後、ろ液を濃縮し、濃縮残渣を得た。
インドロカルバゾール(化合物A)(5.82 g、17.5 mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(200mL)に投入し、氷冷、窒素ガス下、N−ブロホスクシンイミド(3.43 g、19.2 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(30mL)を15分かけて滴下した。反応液を撹拌しながら室温まで昇温させ、5時間撹拌した。反応液を水に投入し、クロロホルム−ヘキサンで3回抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過の後、ろ液を濃縮し、濃縮残渣を得た。
濃縮残渣を、テトラヒドロフラン(300mL)に投入し、反応雰囲気窒素ガス置換した後、撹拌しながらトリエチルアミン(5.84 g、57.8 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(428 mg、3.50 mmol)を加え、さらに氷冷下、二炭酸ジ−t−ブチル(8.40 g、38.5 mmol)のテトラヒドロフラン溶液(50 mL)を10分かけて滴下した。反応液を撹拌しながら室温まで昇温させ、50℃で6時間撹拌した。反応液を水に投入し、クロロホルムで3回抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。セライト−シリカゲルでろ過の後、ろ液を濃縮して濃縮物を得た。濃縮物をトルエンに溶解させた後、減圧濃縮する工程を3回繰り返した後、窒素ガス雰囲気下、テトラヒドロフラン(100mL)に溶解させ、ドライアイス−アセトン浴で冷却した。反応液に、撹拌しながらn−ブチルリチウム(1.6M in hexanes、12.0 mL、19.2 mmol)を10分かけて滴下し、1時間同じ温度で撹拌した。反応液に、4,4,5,5−テトラメチル−2−イソプロポキシ−1,3,2−ジオキサボロラン(4.88 g、26.2 mmol)を注入し、反応液を撹拌しながら室温まで昇温させ、さらに2時間室温で撹拌した。反応液に、水を注入し、クロロホルムで3回抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過の後、ろ液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/トルエン=10/1→2/1)で精製し、インドロカルバゾールボロン酸ピナコールエステル(化合物B)(3.42 g、6.12 mmol、overall 35%)を得た。
(カップリング体(化合物D)の合成)
インドロカルバゾールボロン酸ピナコールエステル(化合物B)(4.41 g、7.90 mmol)、ブロモアリールアミン(化合物C)(4.40 g、8.68 mmol)を、トルエン(200mL)、ジオキサン(200mL)、2M−炭酸ナトリウム水溶液(100mL)の混合物に投入し、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(456 mg、0.395 mmol)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら8時間還流加熱した。反応混合物に水を加えた後、クロロホルムで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られた有機層を、ろ過、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/トルエン=5/1→1/1)で精製し、カップリング体(化合物D)(4.20 g、4.90 mmol、収率62%)を得た。
インドロカルバゾールボロン酸ピナコールエステル(化合物B)(4.41 g、7.90 mmol)、ブロモアリールアミン(化合物C)(4.40 g、8.68 mmol)を、トルエン(200mL)、ジオキサン(200mL)、2M−炭酸ナトリウム水溶液(100mL)の混合物に投入し、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(456 mg、0.395 mmol)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら8時間還流加熱した。反応混合物に水を加えた後、クロロホルムで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られた有機層を、ろ過、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/トルエン=5/1→1/1)で精製し、カップリング体(化合物D)(4.20 g、4.90 mmol、収率62%)を得た。
(化合物Eの合成)
カップリング体(化合物D)(2.58 g、4.62 mmol)を、塩化メチレン 100mLに投入し、窒素ガス雰囲気下、氷冷撹拌しながら、トリフルオロ酢酸 50 mL)を15分かけて滴下した。反応液を、1時間撹拌したのち、減圧下、溶媒とともにトリフルオロ酢酸を留去した。残渣にトルエン 100mLを加えて、濃縮する工程を3回繰り返して得られた残渣をテトラヒドロフラン (200 mL)に溶解させた。別の反応容器に、水素ナトリウム(60% in oil、277 mg、6.93 mmol)のテトラヒドロフラン懸濁液(100 mL)を用意し、氷冷下撹拌しながら2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(1.23 g、4.62 mmol)を加え、引き続き、先に得られた残渣のテトラヒドロフラン溶液を15分かけて滴下した。反応液を撹拌しながら室温まで昇温させ、50℃で6時間撹拌した。反応今後物に、5mLのイソプロピルアルコールを加えた後、水を投入し、クロロホルムで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られた有機層を、ろ過、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/トルエン=5/1→1/1)で精製し、化合物E(2.65 g、2.68 mmol、収率58%)を得た。
カップリング体(化合物D)(2.58 g、4.62 mmol)を、塩化メチレン 100mLに投入し、窒素ガス雰囲気下、氷冷撹拌しながら、トリフルオロ酢酸 50 mL)を15分かけて滴下した。反応液を、1時間撹拌したのち、減圧下、溶媒とともにトリフルオロ酢酸を留去した。残渣にトルエン 100mLを加えて、濃縮する工程を3回繰り返して得られた残渣をテトラヒドロフラン (200 mL)に溶解させた。別の反応容器に、水素ナトリウム(60% in oil、277 mg、6.93 mmol)のテトラヒドロフラン懸濁液(100 mL)を用意し、氷冷下撹拌しながら2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(1.23 g、4.62 mmol)を加え、引き続き、先に得られた残渣のテトラヒドロフラン溶液を15分かけて滴下した。反応液を撹拌しながら室温まで昇温させ、50℃で6時間撹拌した。反応今後物に、5mLのイソプロピルアルコールを加えた後、水を投入し、クロロホルムで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られた有機層を、ろ過、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/トルエン=5/1→1/1)で精製し、化合物E(2.65 g、2.68 mmol、収率58%)を得た。
合成した化合物の同定は、マススペクトルの測定により行った。
上述したような製造方法を用いて、実施例1の化合物を得た。また、比較例として、比較例1〜3を準備した。
実施例1
比較例1 比較例2
比較例3
実施例1
比較例1 比較例2
比較例3
実施例1及び比較例1〜3を正孔輸送材料として用いて、上述した有機電界発光素子を形成した。本実施例においては、基板102には透明ガラス基板を用い、150nmの膜厚のITOで陽極104を形成し、60nmの膜厚のHMTPDで正孔注入層106を形成し、30nmの膜厚の正孔輸送層108を形成し、ADNにTBPを3%ドープした25nmの膜厚の発光層110を形成し、25nmの膜厚のAlq3で電子輸送層112を形成し、1nmの膜厚のLiFで電子注入層114を形成し、100nmの膜厚のAlで陰極116を形成した。
作成した有機電界発光素子について、電圧、電流効率及び半減寿命を評価した。なお、電流効率は10mA/cm2における値を示し、半減寿命は初期輝度1,000cd/m2からの輝度半減時間を示す。評価結果を表1に示す。
表1から明らかなように、実施例1の化合物は、比較例1〜3の化合物に比して、低電圧で有機電界発光素子を駆動させた。また、電流効率においては、実施例1の化合物は、比較例1〜3よりも高い電流効率を実現した。半減寿命についても、実施例1の化合物は、比較例1〜3に比して有意に長い寿命を示した。比較例1と比較例2について検討すると、比較例1はトリアリールアミン部位にジベンゾフランなどの複素環基を導入することにより、電子親和性が向上し、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上したものと推察されるが、実施例1においては、N-(Azaaryl)indolocarbazole部位に、Triazineなどの複素環置換基を導入しことにより、さらに電子親和性が向上するとともに、発光に使用されずに正孔輸送層に到達した電子に対する耐性が向上して、有機電界発光素子を長寿命化することができるものと推察される。
100 有機EL素子、102 基板、104 陽極、106 正孔注入層、108 正孔輸送層、110 発光層、112 電子輸送層、114 電子注入層、116 陰極
Claims (6)
- 下記一般式(1)で表されることを特徴とする有機電界発光素子用正孔輸送材料。
[式(1)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、
Xはメチン基または窒素原子であり、
Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、
Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、
R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、
aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。] - 前記Idcは、下記一般式(2)乃至(7)の何れか一から選択されることを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光素子用正孔輸送材料。
(2) (3) (4)
(5) (6) (7)
- 前記環Aは、窒素原子を1以上含むことを特徴とする請求項1または2に記載の有機電界発光素子用正孔輸送材料。
- 下記一般式(8)で表される有機電界発光素子用正孔輸送材料で形成した正孔輸送層を備えることを特徴とする有機電界発光素子。
[式(8)中、Idcはインドロカルバゾールの2価基であり、
Xはメチン基または窒素原子であり、
Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子であり、
Ar1は炭素数6以上20以下のアリール基であり、
R1〜R5はそれぞれ独立に、置換または無置換の炭素数6以上20以下の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数6以上20以下のアリール基もしくはヘテロアリール基であり、
aは0以上9以下の整数であり、bは0以上4以下の整数であり、cは0以上10以下の整数であり、dは0以上5以下の整数であり、eは0以上10以下の整数である。] - 前記Idcは、下記一般式(9)乃至(14)の何れか一から選択されることを特徴とする請求項4に記載の有機電界発光素子。
(9) (10) (11)
(12) (13) (14)
- 前記環Aは、窒素原子を1以上含むことを特徴とする請求項4または5に記載の有機電界発光素子。
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