JP4242596B2 - 寒冷地仕様の自動車用サイドバイザー、及びその取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の窓枠に取り付けるサイドバイザーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の窓枠に取り付けるサイドバイザー(以下、「バイザー」とする)として、幅広の庇本体と、その上縁部に沿って連設される鍔体とを射出成形により一体的に形成して構成され、その鍔体を自動車の窓枠の取付平面部に両面接着テープで装着して取り付けるバイザーが知られている。このバイザーによって、窓枠からドアガラスを伝って自動車側面に流し落としていた雨水や洗車水等(以下、「雨水等」とする)を、ドアガラスを迂回させ庇本体の外面を伝って庇本体の下端部から自動車側面に流し落とすことが可能になり、ドアガラスの上部を開放して自動車室内を換気しながら同時に室内への侵水を防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のバイザーでは、窓枠と鍔体の上辺との境界部に沿って集まった雨水等が境界部下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる場合があった。その場合、流れ落ちた雨水等の一部は、ドアと車体との蝶着部であるヒンジ部を濡らしてしまいヒンジ部の潤滑性を低下させたり錆付きを進行させるため、ドアの開閉機能を低下させる問題点を引き起こしていた。また寒冷地においては、ヒンジ部を濡らした雨水等が凍結し、ドアの開閉機能を停止させる問題点も引き起こしていた。
【0004】
こうした問題に鑑み、本発明の課題は、ドア前方のヒンジ部へ流れ落ちる雨水等を軽減することができる自動車用サイドバイザーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による自動車用サイドバイザーは、長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなる自動車用サイドバイザーであって、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備え、流出部を、流水を落とし込むように境界部に開口形成した取水部と、落とし込まれた流水を下方に案内するように鍔体の内側に空洞状に形成した流水案内部と、案内された流水を前記鍔体の内側から外側に流し出すように前記流水案内部の下端近傍と前記鍔体の外面とを連通する排水部とによって構成し、取水部を接着部材の上部に設け、流水案内部を前記接着部材に設けた切り欠き部によって形成して構成される。
【0006】
請求項2の発明による自動車用サイドバイザーは、長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなる自動車用サイドバイザーであって、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備え、流出部を、流水を落とし込むように境界部に開口形成した取水部と、落とし込まれた流水を下方に案内するように鍔体の内側に空洞状に形成した流水案内部と、案内された流水を前記鍔体の内側から外側に流し出すように前記流水案内部の下端近傍と前記鍔体の外面とを連通する排水部とによって構成し、接着部材の一部を取り除いて窓枠と鍔体との間に形成した間隙部を隙間無く埋める板状体を備え、取水部を前記板状体の上部に設け、流水案内部を前記板状体に設けた切り欠き部によって形成して構成される。
【0007】
請求項3の発明による自動車用サイドバイザーは、取水部を鍔体の上辺に設け、流水案内部を前記鍔体の内面に設けた溝部によって形成して構成される。
【0008】
請求項4の発明による自動車用サイドバイザーの取付方法は、長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなり、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備え、流出部を、鍔体の上辺から窓枠に当接するように前記鍔体に別体にまたは一体に突設した突起体によって構成してなる自動車用サイドバイザーを自動車の窓枠に取り付けるための自動車用サイドバイザーの取付方法であって、窓枠の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すように窓枠のドアウェザーストリップに設けられた止水部よりも、少なくとも一箇所の突起体を下方もしくは下流に配置して取り付けることを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明による自動車用サイドバイザーの取付方法は、長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなり、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備えてなる自動車用サイドバイザーを自動車の窓枠に取り付けるための自動車用サイドバイザーの取付方法であって、窓枠の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すように窓枠のドアウェザーストリップに設けられた止水部よりも、少なくとも一箇所の流出部を下方もしくは下流に配置して取り付けることを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明による自動車用サイドバイザーの取付方法は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自動車用サイドバイザーを自動車の窓枠に取り付けるための自動車用サイドバイザーの取付方法であって、窓枠の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すように窓枠のドアウェザーストリップに設けられた止水部よりも、少なくとも一箇所の取水部を下方もしくは下流に配置して取り付けることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に、本発明に係る自動車用サイドバイザー(以下、「バイザー」とする)の第1実施形態を示す。このバイザー1aは、自動車の窓枠10の上辺部に沿って長尺帯状に形成された庇本体3と、この庇本体3の上端縁に沿って連設された鍔体2とによって構成されている。自動車の窓枠10にバイザー1aを取り付けた状態において、バイザー1aの下先端はドアミラーベース13と窓枠10の取付平面部10aとの両方に接着部材としての両面接着テープ7を介して接着されている。鍔体2の他の装着部分は窓枠10に沿って取付平面部10aに両面接着テープ7を介して接着されている。またバイザー1aには、流出部20が、窓枠10の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すようにドアウェザーストリップ11に設けられた止水部12よりも下方に配置されている。
【0015】
流出部20は、境界部4に開口形成した取水部21と、鍔体2の内側に空洞状に形成した流水案内部22と、流水案内部22の下端と鍔体2の外面とを連通する排水部23とによって構成されている。取水部21は接着両面テープ7の上部に開口形成されている。流水案内部22は、両面接着テープ7に設けた取水部21から下側に切り欠き形成した切り欠き部25と、その切り欠き部25を挟み込む鍔体2の内面と窓枠10の取付平面部10aとによって空洞状に形成されている。排水部23は、鍔体2に厚み方向に穿設された貫通孔26によって構成され、切り欠き部25の下端を鍔体2の外面に連通する位置に設けられている。
【0016】
上記構成のバイザー1aにおいて、窓枠10と鍔体2の上辺との境界部4に沿って下る雨水は境界部4に開口形成した取水部21に落とし込まれ、落とし込まれた雨水は流水案内部22を通り下方へ案内され、案内された雨水は流水案内部22の下端と鍔体2の外面とを連通する排水部23を通り鍔体2の内側から外側に流し出される。つまり境界部4に沿って下る雨水は流出部20によって流れる方向を変え鍔体2の外側に流し出される。
【0017】
このバイザー1aによれば、流出部20を、境界部4に開口形成した取水部21と、鍔体2の内側に空洞状に形成した流水案内部22と、流水案内部22の下端と鍔体2の外面とを連通する排水部23とによって構成したので、境界部4を下る雨水を確実に取水部21に落とし込み流水案内部22を漏れなく通過させて排水部23から流し出すことができる。よって、境界部4下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる雨水を軽減することができ、ドアと車体との蝶着部であるヒンジ部へ流れ落ちる雨水等を無くすことが可能となる。さらにはヒンジ部が雨水で濡れる頻度を減らして、その潤滑性の低下や錆付きの進行を抑えることができ、ドアの開閉機能の低下を遅らせることができる。特に寒冷地において、ヒンジ部に掛かった雨水の凍結によるドアの開閉機能の停止を防ぐことが可能となる。また、流出部20をドアウェザーストリップ11に設けられた止水部12よりも下方に配置したので、境界部4下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる雨水をより軽減することができる。
【0018】
次に、図4は本発明に係る自動車用サイドバイザーの第2実施形態を示す。このバイザー1bにおいては、止水部12の下方の両面接着テープ7が一部取り除かれて窓枠10と鍔体2との間に略長方形状の間隙部27が形成されている。間隙部27には、その間隙部27と略同一形状に形成された板状体28が隙間無く埋まるように装着されている。板状体28は、鍔体2と同程度か或いはより軟質の合成樹脂、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン或いはゴム状弾性を具備した熱可塑性エラストマー等により形成されている。取水部21は板状体28の上部に設けられ、流水案内部22は、板状体28を略V字形状に切り欠いて設けられた切り欠き部25と、その切り欠き部25を挟み込む鍔体2の内面と窓枠10の取付平面部10aとによって空洞状に形成されている。排水部23は、鍔体2に厚み方向に穿設された貫通孔26によって構成され、切り欠き部25の下端を鍔体2の外面に連通する位置に設けられている。その他の構成は、バイザー1aと同様である。
【0019】
このバイザー1bによれば、第1実施形態のバイザー1aと同様の作用効果を得ることができる。さらに取水部21及び切り欠き部25を設けるための板状体28を備えたので、取水部21及び流水案内部22の強度を高め耐久性を向上させることができる。
【0020】
次に、図5は本発明に係る自動車用サイドバイザーの第3実施形態を示す。このバイザー1cにおいては、取水部21は鍔体2の上辺内側に開口形成されている。流水案内部22は、取水部21から下へ鍔体2の内面に凹設した溝部29と、両面接着テープ7の外面とによって空洞状に形成されている。ここで溝部29は例えば型成形によって鍔体2と一体に形成されている。排水部23は鍔体2の厚み方向に穿設された貫通孔26によって構成され、溝部29の下端を鍔体2の外面に連通する位置に設けられている。その他の構成は、バイザー1aと同様である。
【0021】
このバイザー1cによれば、第1実施形態のバイザー1aと同様の作用効果を得ることができる。さらに取水部21及び溝部29を鍔体2に一体に設けたので、構成部品を増やすことなく取付作業を容易に行うことができる。
【0022】
次に、図6は本発明に係る自動車用サイドバイザーの第4実施形態を示す。このバイザー1dにおいては、流出部20は、ドアミラーベース13の一部を覆って、鍔体2の上辺から窓枠10の取付平面部10aに当接するように、鍔体2に一体に突設した帯状の突起体30によって構成されている。自動車の窓枠10にバイザー1dを取り付けた状態において、鍔体2の下先端部はドアミラーベース13と窓枠10の取付平面部10aとの両方に両面接着テープ7を介して接着されている。突起体30と取付平面部10aとの当接部31は、同様の両面接着テープ7によって取付平面部10aと接着されている。鍔体2の他の装着部分は窓枠10に沿って取付平面部10aに両面接着テープ7を介して接着されている。また、突起体30は、窓枠10の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すようにドアウェザーストリップ11に設けられた止水部12よりも下方に配置されている。
【0023】
上記構成のバイザー1dにおいて、窓枠10と鍔体2の上辺との境界部4に沿って下る雨水は、鍔体2の上辺に突設された突起体30によって流れる方向を変え鍔体2の外側に流し出される。このバイザー1dによれば、境界部4下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる雨水を軽減することができヒンジ部へ流れ落ちる雨水等を無くすことが可能となる。さらにはヒンジ部が雨水で濡れる頻度を減らして、その潤滑性の低下や錆付きの進行を抑えることができ、ドアの開閉機能の低下を遅らせることができる。特に寒冷地において、ヒンジ部に掛かった雨水の凍結によるドアの開閉機能の停止を防ぐことが可能となる。さらに流出部20を鍔体2の上辺に突設した突起体30によって構成したので、流出部20の構成を簡素化できる。また、突起体30をドアウェザーストリップ11に設けられた止水部12よりも下方に配置したので、境界部4下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる雨水をより軽減することができる。
【0024】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下、列挙するように本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)流出部20を、1箇所だけでなく2箇所或いは3箇所等の複数箇所に設けること。こうすれば、境界部4の最下端から排出される雨水の量をさらに減少させることができる。
(2)切り欠き部25の形状を半円、長方形、正方形、スリバチ状に形成すること。図7は切り欠き部25の両側を曲線で形成したバイザー1eを例示し、図8は一方側を直線で、他方側を曲線で形成したバイザー1fを例示する。これらの切り欠き部25の形状に合わせて、その下端部に設ける貫通孔26の穿設位置を取水部21の直下だけでなく前方或いは後方にずらしても良い。
(3)貫通孔26を丸形、角形、楕円形、長形等の孔形状に穿設すること。
(4)貫通孔26をストレート形状だけでなく、テーパー形状に鍔体2の厚み方向に穿設すること。
(5)流出部20を鍔体2と別体に形成した突起体30によって構成すること。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1、2の発明によれば、窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を備えたので、本発明に係る自動車用サイドバイザーを窓枠に取り付けた際、境界部の前方最下端から排出される流水の排水量を減少させることができ、最下端の自動車のドアのヒンジ部に流れ込む流水を無くすことが可能となる。よって、ドアの開閉機能の低下を抑えることができ、寒冷地でのヒンジ部の凍結を防ぐことが可能となる。
【0026】
請求項1、2の発明によれば、流出部を、取水部と流水案内部と排水部とから構成したので、境界部の流水を確実に取水部に落とし込むことができ、流水を漏れなく下方に案内して排出部から鍔体の外側に流し出すことができる。
【0027】
請求項1の発明によれば、取水部及び流水案内部を、接着部材を切り欠くことによって構成したので、製造作業を容易にできる。
【0028】
請求項2の発明によれば、取水部及び切り欠き部を設けるための板状体を備えたので、取水部及び流水案内部の強度を高めてバイザーの耐久性を向上させることができる。
【0029】
請求項3の発明によれば、取水部及び溝部を鍔体に一体に設けたので、構成部品を増やすことなく取付作業を容易に行うことができる。
【0030】
請求項4の発明によれば、ドアウェザーストリップの止水部よりも、少なくとも一箇所の突起体を下方もしくは下流に配置して取り付けたので、境界部下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる流水の量をより軽減することができる。
【0031】
請求項5の発明によれば、ドアウェザーストリップの止水部よりも、少なくとも一箇所の流出部を下方もしくは下流に配置して取り付けたので、境界部下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる流水の量をより軽減することができる。
【0032】
請求項6の発明によれば、ドアウェザーストリップの止水部よりも、少なくとも一箇所の取水部を下方もしくは下流に配置して取り付けたので、境界部下端からドア前方の自動車側面に流れ落ちる流水の量をより軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用サイドバイザーの第1実施形態を示し、その取付状態を示す要部斜視図である。
【図2】図1の自動車用サイドバイザーの説明図である。
【図3】図2の自動車用サイドバイザーのA−A線端面図である。
【図4】本発明に係る自動車用サイドバイザーの第2実施形態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る自動車用サイドバイザーの第3実施形態を示し、その取付状態を示す要部斜視図である。
【図6】本発明に係る自動車用サイドバイザーの第4実施形態を示す説明図である。
【図7】図1の自動車用サイドバイザーの別の実施形態を示す説明図である。
【図8】図1の自動車用サイドバイザーの別の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f・・バイザー、2・・鍔体、3・・庇本体、3a・・上端縁、4・・境界部、7・・接着部材としての両面接着テープ、10・・窓枠、11・・ドアウェザーストリップ、12・・止水部、20・・流出部、21・・取水部、22・・流水案内部、23・・排水部、25・・切り欠き部、27・・間隙部、28・・板状体、29・・溝部、30・・突起体。
Claims (6)
- 長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなる自動車用サイドバイザーであって、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備え、流出部を、流水を落とし込むように境界部に開口形成した取水部と、落とし込まれた流水を下方に案内するように鍔体の内側に空洞状に形成した流水案内部と、案内された流水を前記鍔体の内側から外側に流し出すように前記流水案内部の下端近傍と前記鍔体の外面とを連通する排水部とによって構成し、
取水部を接着部材の上部に設け、流水案内部を前記接着部材に設けた切り欠き部によって形成してなる自動車用サイドバイザー。 - 長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなる自動車用サイドバイザーであって、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備え、流出部を、流水を落とし込むように境界部に開口形成した取水部と、落とし込まれた流水を下方に案内するように鍔体の内側に空洞状に形成した流水案内部と、案内された流水を前記鍔体の内側から外側に流し出すように前記流水案内部の下端近傍と前記鍔体の外面とを連通する排水部とによって構成し、
接着部材の一部を取り除いて窓枠と鍔体との間に形成した間隙部を隙間無く埋める板状体を備え、取水部を前記板状体の上部に設け、流水案内部を前記板状体に設けた切り欠き部によって形成してなる自動車用サイドバイザー。 - 取水部を鍔体の上辺に設け、流水案内部を前記鍔体の内面に設けた溝部によって形成してなる請求項1または2に記載の自動車用サイドバイザー。
- 長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなり、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備え、流出部を、鍔体の上辺から窓枠に当接するように前記鍔体に別体にまたは一体に突設した突起体によって構成してなる自動車用サイドバイザーを自動車の窓枠に取り付けるための自動車用サイドバイザーの取付方法であって、
窓枠の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すように窓枠のドアウェザーストリップに設けられた止水部よりも、少なくとも一箇所の突起体を下方もしくは下流に配置して取り付ける自動車用サイドバイザーの取付方法。 - 長尺帯状の庇本体の上端縁に沿って、自動車の窓枠に接着部材を介して装着される鍔体を連設してなり、前記窓枠と前記鍔体の上辺との境界部に沿って下る流水の流れを変えて鍔体の外側に流し出す流出部を少なくとも1箇所に備えてなる自動車用サイドバイザーを自動車の窓枠に取り付けるための自動車用サイドバイザーの取付方法であって、
窓枠の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すように窓枠のドアウェザーストリップに設けられた止水部よりも、少なくとも一箇所の流出部を下方もしくは下流に配置して取り付ける自動車用サイドバイザーの取付方法。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自動車用サイドバイザーを自動車の窓枠に取り付けるための自動車用サイドバイザーの取付方法であって、窓枠の外周に沿って下る流水を堰き止めて自動車側面に流し出すように窓枠のドアウェザーストリップに設けられた止水部よりも、少なくとも一箇所の取水部を下方もしくは下流に配置して取り付ける自動車用サイドバイザーの取付方法。
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