JP6927753B2 - 排水部材及び自動車の排水構造 - Google Patents
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Description
流水がドアヒンジに流入することを防止する排水部材であって、
外枠と排水材とで少なくとも構成され、
前記排水材の上端縁が、前記外枠の上端縁より低く形成され、
前記外枠に前記排水材を重ね合わせ、前記排水材の上端縁に、窓枠のドアヒンジ側から後方側に前記流水を誘導する誘導部が形成され、
前記外枠の後方側端部に壁面が形成され、当該壁面の下端には、前記誘導部から窓枠側に向かって下る排水路が設けられ、
前記排水路の下端には、前記窓枠の下端に設けられるベルトモールに係止する係止片が設けられたことを特徴とするものである。
流水がドアヒンジに流入することを防止する排水部材であって、
外枠と排水材とで少なくとも構成され、
前記排水材の上端縁が、前記外枠の上端縁より低く形成され、
前記外枠に前記排水材が一体に形成され、前記排水材の上端縁に、窓枠のドアヒンジ側から後方側に前記流水を誘導する誘導部が形成され、
前記外枠の後方側端部に壁面が形成され、当該壁面の下端には、前記誘導部から窓枠側に向かって下る排水路が設けられ、
前記排水路の下端には、前記窓枠の下端に設けられるベルトモールに係止する係止片が設けられたことを特徴とするものである。
前記窓枠に取り付けられるサイドバイザーから流下した流水を、前記誘導部から窓枠側に排水することを特徴とするものである。
また、流水が外枠を超えて流れることなく窓枠側に排水され、ドアヒンジ側に流れることを防止する。また、窓枠と別体に成形されるものであるため、ユーザーの好みに応じて着脱が可能であり、破損した場合や傷が付いた場合には、取り換えが容易である。
さらに、傾斜面を流下した流水を窓枠とベルトモールとの間に排水し、ドアヒンジ側に流れることを防止する。
さらにまた、流水が外枠と排水材との間に入り込むことがなく、排水が安定して行われることとなる。また、取り付け作業が容易であり、安価に製造することも可能である。
請求項4に記載された発明は、サイドバイザーから流下した流水がドアヒンジ側に流下することを防止する。
図1は、排水部材が取り付けられた状態を示す説明図である。図2は、排水部材を示す説明図である。図3は、外枠を示す説明図である。図4は、排水材を示す説明図である。図5は、排水部材が取り付けられた状態の各断面の位置を示す説明図である。図6は、図5の各断面を示す説明図である。図7は、流下経路を示す説明図である。
他にも、図3(c)に示すように、湾曲部13の内側下端には、傾斜角度A(40度以上)で段状の排水路14が内側に形成されている。
先ず始めに、図2(a)〜(d)に示すように、外枠11の内側に排水材20を重ね合わせて貼着し、排水部材10を形成する。
次に、図1,5に示すように、Aピラーガーニッシュ3の下端でベルトモール4の上方に排水部材10を取り付ける。
この時、図5に示すA−A線断面の位置では、排水材20の傾斜面22は、ガイド部21寄りの位置であることから、図6(a)に示すように、外枠11の上端縁12との高低差は小さいものの、B−B線断面の位置では、図6(b)に示すように、排水材20の傾斜面22が、外枠11の上端縁12より更に低くなっていることから上端縁12との高低差が大きくなっている。
先ず始めに、図7に示すように、自動車用サイドバイザー5の鍔体7上端を流下する流水が、流水排出部8から庇本体6の外側へ排出された後、庇本体6の下端縁を伝って下流側(Aピラーガーニッシュ3側)へと流下する。この時、一部の流水は、Aピラーガーニッシュ3を伝って鉛直方向に流れ落ちるものの、残りの流水は、Aピラーガーニッシュ3を伝って斜め方向に流下する。
そして、流水が傾斜面22の下端(後端)まで流下すると、湾曲部13によって流下方向を変えて、排水路14上を流下することとなる。この時、図6(c)に示すように、排水路14は、湾曲部13の下端に設けられていることから、流水は外枠11や湾曲部13より外側に流れ出ることはない。その後、図6(c)に示す矢印の方向に流されて、図示しない窓枠2とベルトモール4との間に流れ込むこととなる。
一方、Aピラーガーニッシュ3を伝って鉛直方向に流れる流水は、排水材20の傾斜面22上に流れ落ちた後、上記と同様に傾斜面22を下端まで流下し、湾曲部13によって流れる方向を変えて排水路14上を流下することとなる。その後、図示しない窓枠2とベルトモール4との間に流れ込むこととなる。
具体的には、流水はAピラーガーニッシュ3を伝って流下することから、ベルトモール4上で、Aピラーガーニッシュ3の設けられる位置と同じ位置に、排水部材25が取り付けられることとなる。
このうち、図11(a)(b)に示すように、外枠26は、上端縁27の左端(ドアヒンジ側)が緩やかに傾斜しており、中央付近から右端に亘って平坦に形成したものである。
一方、図12(a)(b)に示すように、排水材28も、上端縁の左端が外枠26と同様に緩やかに傾斜しており、更に中央付近から右端に亘って緩やかな傾斜面29を形成したものである。また、排水材28の傾斜面29は、外枠26の上端縁27に比べて高さが低いことから、左端から右端に亘って段状になっている。
そして、図9、図10(a)(b)に示すように、外枠26に排水材28を重ね合わせた排水部材25を、ベルトモール4上において、左端部は窓枠2に沿って、右端部はAピラーガーニッシュ3を覆うようにして取り付ける。これにより、Aピラーガーニッシュ3を伝って流下する流水が傾斜面29上に流れ落ちて流下し、図10(b)に示す排水部材25の右端からベルトモール4上に排出されることとなる。
この場合、図13(b)に示すように、Aピラーガーニッシュ30のE−E線断面の位置では、傾斜面32が上端縁31より低くなっており、F−F線断面の位置では、図13(c)に示すように、傾斜面32が上端縁31より更に低くなっている。そして、図13(d)に示すように、G−G線断面の位置では、湾曲部33で左端に壁面が形成されていることから、この湾曲部33の下端に形成される係止片35が、ベルトモール4に係止した状態となる。
この場合、排水部材40のH−H線断面の位置では、図14(b)に示すように、傾斜面42が上端縁41より低くなっており、I−I線断面の位置では、図14(c)に示すように、傾斜面42が上端縁41より更に低くなっている。そして、図14(d)に示すように、J−J線断面の位置では、湾曲部43で壁面が形成されていることから、この湾曲部43の下端に形成される係止片45が、ベルトモール4に係止した状態となる。
この場合、図15に示すように、排水部材50を自動車1のヒンジ部分のドア側に沿って取り付けた状態となる。
また、排水材20,28自体を、両面テープにより形成して、Aピラーガーニッシュ3やベルトモール4に貼着する構成としても良い。
Claims (4)
- 自動車のドアのドアヒンジ側に取り付けられ、
流水がドアヒンジに流入することを防止する排水部材であって、
外枠と排水材とで少なくとも構成され、
前記排水材の上端縁が、前記外枠の上端縁より低く形成され、
前記外枠に前記排水材を重ね合わせ、前記排水材の上端縁に、窓枠のドアヒンジ側から後方側に前記流水を誘導する誘導部が形成され、
前記外枠の後方側端部に壁面が形成され、当該壁面の下端には、前記誘導部から窓枠側に向かって下る排水路が設けられ、
前記排水路の下端には、前記窓枠の下端に設けられるベルトモールに係止する係止片が設けられたことを特徴とする排水部材。 - 自動車のドアのドアヒンジ側に取り付けられ、
流水がドアヒンジに流入することを防止する排水部材であって、
外枠と排水材とで少なくとも構成され、
前記排水材の上端縁が、前記外枠の上端縁より低く形成され、
前記外枠に前記排水材が一体に形成され、前記排水材の上端縁に、窓枠のドアヒンジ側から後方側に前記流水を誘導する誘導部が形成され、
前記外枠の後方側端部に壁面が形成され、当該壁面の下端には、前記誘導部から窓枠側に向かって下る排水路が設けられ、
前記排水路の下端には、前記窓枠の下端に設けられるベルトモールに係止する係止片が設けられたことを特徴とする排水部材。 - 前記ベルトモールに沿って取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の排水部材。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の排水部材を、前記ドアのドアヒンジ側に取り付け、
前記窓枠に取り付けられるサイドバイザーから流下した流水を、前記誘導部から窓枠側
に排水することを特徴とする自動車の排水構造。
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JP2017108355A JP6927753B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 排水部材及び自動車の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017108355A JP6927753B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 排水部材及び自動車の排水構造 |
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Family Applications (1)
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JP2017108355A Active JP6927753B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 排水部材及び自動車の排水構造 |
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