JP7297518B2 - レインガター及びレインガターの取付構造 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、誘導部は、前記本体と別体であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、誘導部は、車体側へ進むにつれて、下り傾斜して形成されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、自動車のサイドドアパネル上でドアミラーの下側に取り付けられる本体と、本体に設けられ、車体外面と本体との間への水の流入を許容する受け入れ部と、本体の車体側の面において、後方から前方下り傾斜して形成され、受け入れ部から流入した水を前方へ誘導可能な樋部と、本体の前部において、車体側へ延出して設けられ、樋部を流下する水をサイドドアパネルの内方へ誘導可能な誘導部と、誘導部の先端に設けられ、本体及び誘導部と併せて後方に向けて開口し、前記サイドドアパネルが挿入可能な開口部を形成する折り曲げ部と、を含んでなるレインガターの取付構造であって、本体が、自動車のサイドドアパネル上でドアミラーの下側において、サイドドアパネルが開口部に挿入されるように貼着手段を介して取り付けられて、ドアミラーから垂れ落ち、車体外面と本体との間へ流入した水が、樋部によって誘導部へ誘導された後、折り曲げ部によってサイドドアパネルの内側面へ誘導可能となっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、自動車の車体外面形状に合わせて、本体及び/又は誘導部を選択できる。
請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、流下する水を下方に向けてより効率的に排水できる。
図1に示すように、自動車用外装品であるレインガター10は、両面テープ等の貼着手段によって自動車20の前側サイドドアパネル21におけるドアミラー22の下側に取り付けられている。
レインガター10は、図1及び図2(A)-(C)に示すように、自動車20の前後方向に延びる本体3と、本体3の上端縁に沿って形成される受け入れ部4と、本体3の前部の一部を前方へ延出して形成される誘導部5とを備える。一方、本体3の車体側(内側)には、後方から前方へ下り傾斜して形成される樋部6が設けられている。樋部6の車体側の面6aは、レインガター10を前側サイドドアパネル21へ取り付ける際に貼着面として利用される。また、本体3の前端部には、誘導部5の上端との間に切欠部31が形成されている。
レインガター10は、前側サイドドアパネル21に取り付けられた状態において、本体3と前側サイドドアパネル21との間には、貼着手段の厚みの分だけ間隙が生じるため、受け入れ部4は、上方からの本体3の内側へ雨水の流入を許容可能となる。
図4(B)に示すように、本体3aの前部に設けられた誘導部5aは、本体3aの前部の一部を前方かつ内側方向へ延出して、本体3aと併せて、平面視L字形状に形成される。また、誘導部5aの前方端部の下端車体側には、前側サイドドアパネル21に接しない位置で下方へ向けて突出する角部7が設けられている。加えて、本体3aに設けられた受け入れ部4の後方には切欠部41が形成され、ドアミラー22から垂れ落ちた雨水をより多く受け入れ可能としている。なお、前側サイドドアパネル21への取り付けは、前述の実施例と同様に行う。
ドアミラー22から垂れ落ちた雨水は、図4(C)に矢印で示すように、レインガター11の受け入れ部4及び/又は切欠部41から、本体3aの内側へ流入し、樋部6及び/又は貼着手段に受け止められ、そのまま、樋部6及び/又は貼着手段を通って、本体3aの前方へ誘導される。本体3aの前方へ誘導された雨水は、誘導部5aにより、前側サイドドアパネル21のより内方へ誘導され、更に下方へ誘導された後、角部7を通過して下方へ排水される。従って、前側サイドドアパネル21に接しない位置で下方へ向けて突出する角部7が設けられたことにより、雨水を、前側サイドドアパネル21の外面によりかかりにくい位置で下方へ排水できる。
図5(A)は、角部7を備えないレインガター11’の排水作用を示す説明図、図5(B)は、角部7を備えたレインガター11の排水作用を示す説明図である。なお、図5(A)-(B)は共に、前側サイドドアパネル21に取り付けた状態のレインガター11,11’を前方から見たものである。
図5(A)に示すように、角部7を備えないレインガター11’では、誘導部5a’まで誘導された雨水は、誘導部5a’によって、前側サイドドアパネル21の内方へ誘導されるが、誘導部5a’の下端において、水の表面張力等に起因して、自動車20の外側方向へ戻ってしまうことがある。従って、一旦、内方へ誘導された雨水が、前側サイドドアパネル21の外面を伝ってしまうため、前側サイドドアパネル21の外面に水垢等の汚れが生じ、美観を損ねる原因となり得る。
一方、レインガター11のように角部7を備えることで、内方へ誘導された雨水は、前側サイドドアパネル21の外面へ戻ることなく、下方へ垂れ落ちるため、前側サイドドアパネル21の外面に水垢等の汚れが生じにくくなり、美観を維持することができる。
図6(B)に示すように、レインガター12の本体3b前方に設けられた誘導部5bには、折り曲げ部80が設けられ、本体3bと併せて、後方へ向けて開口する平面視コ字形状に形成される。なお、前側サイドドアパネル21への取り付けは、前述の実施例と同様に行うが、本体3bと折り曲げ部80とにより形成される平面視コ字形状の開口部に前側サイドドアパネル21を挿入して取り付けられる。
ドアミラー22から垂れ落ちた雨水は、図6(C)に矢印で示すように、レインガター12の受け入れ部4及び/又は切欠部41から、本体3bの内側へ流入し、樋部6及び/又は貼着手段に受け止められ、そのまま、樋部6及び/又は貼着手段を通って、本体3bの前方へ誘導される。本体3bの前方へ誘導された雨水は、誘導部5bにより、前側サイドドアパネル21のより内方へ誘導された後、折り曲げ部80によって、前側サイドドアパネル21の内側面へ誘導され、当該内側面を伝って下方へ排水される。従って、雨水を、前側サイドドアパネル21の外面によりかかりにくい位置で下方へ排水できる。
例えば、図7(A)-(C)に、本発明の実施の形態の変形例3を示す。但し、図2,3,4と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略し、図7(B)は、変形例3の排水作用を示す説明図を兼ねる。
図7(A)に示すように、本体とは別体の誘導部5cは、車体側の面の下部に設けられた樋部61と、誘導部5cの前部に設けられ、車体側へ進むにつれて下方へ向かう螺旋形状に形成された折り曲げ部81とを備えた、後方へ向けて開口した平面視コ字形状に形成される。
図7(B)に示すように、レインガター13は、本体3cと誘導部5cとからなり、誘導部5cは、本体3cの前方に設けられた切欠部32に位置し、誘導部5cの上部後端と樋部6の前端とが当接する位置に配置される。
ドアミラー22から垂れ落ちた雨水は、図7(B)に矢印で示すように、レインガター13の受け入れ部4及び/又は切欠部41から、本体3cの内側へ流入し、樋部6及び/又は貼着手段に受け止められ、そのまま、樋部6及び/又は貼着手段を通って、本体3cの前方へ誘導される。本体3cの前方へ誘導された雨水は、誘導部5cの樋部61を通過して前側サイドドアパネル21のより内方へ誘導された後、折り曲げ部81によって、前側サイドドアパネル21の内側面へ誘導され、当該内側面を伝って下方へ排水される。従って、雨水を、前側サイドドアパネル21の外面によりかかりにくい位置で下方へ排水できる。また、折り曲げ部81を、自動車20側へ進むにつれて下り傾斜して形成したことで、より効率的な排水が可能となっている。
図8(A)に示すように、本体とは別体の誘導部5dは、側面視倒L字形状となるように形成された樋部62と、前部に設けられ、車体側へ進むにつれて下方へ向かう折り曲げ部82とを備えた、平面視L字形状に形成される。
図8(B)に示すように、レインガター14は、本体3cと誘導部5dとからなり、誘導部5dは、本体3cの前方に設けられた切欠部32に位置し、誘導部5dの後部上端と、本体3cに設けられた樋部6の前部下端とが当接するように配置される。
ドアミラー22から垂れ落ちた雨水は、図8(B)に矢印で示すように、レインガター14の受け入れ部4及び/又は切欠部41から、本体3cの内側へ流入し、樋部6及び/又は貼着手段に受け止められ、そのまま、樋部6及び/又は貼着手段を通って、本体3cの前方へ誘導される。本体3cの前方へ誘導された雨水は、誘導部5dの樋部62を通過し、折り曲げ部82によって、前側サイドドアパネル21のより内方へ誘導され、更に下方へ向けて誘導された後、下方へ排水される。従って、雨水を、前側サイドドアパネル21の外面によりかかりにくい位置で下方へ排水できる。また、折り曲げ部82を車体側へ進むにつれて下り傾斜して形成したことで、より効率的な排水が可能となっている。
Claims (4)
- 自動車のサイドドアパネル上でドアミラーの下側に取り付けられる本体と、
前記本体に設けられ、取付状態で前記車体外面と前記本体との間への水の流入を許容する受け入れ部と、
前記本体の車体側において、取付状態における後方から前方へ下り傾斜して形成され、前記受け入れ部から流入した水を前方へ誘導可能な樋部と、
前記本体の前部において、車体側へ延出して設けられ、前記樋部を流下する水を前記サイドドアパネルの内方へ誘導可能な誘導部と、
前記誘導部の先端に設けられ、前記本体及び前記誘導部と併せて後方に向けて開口し、前記サイドドアパネルが挿入可能な開口部を形成する折り曲げ部と、
を含んでなるレインガター。 - 前記誘導部は、前記本体と別体であることを特徴とする請求項1に記載のレインガター。
- 前記誘導部は、車体側へ進むにつれて、下り傾斜して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレインガター。
- 自動車のサイドドアパネル上でドアミラーの下側に取り付けられる本体と、前記本体に設けられ、前記車体外面と前記本体との間への水の流入を許容する受け入れ部と、前記本体の車体側において、後方から前方へ下り傾斜して形成され、前記受け入れ部から流入した水を前方へ誘導可能な樋部と、前記本体の前部において、車体側へ延出して設けられ、前記樋部を流下する水を前記サイドドアパネルの内方へ誘導可能な誘導部と、前記誘導部の先端に設けられ、前記本体及び前記誘導部と併せて後方に向けて開口し、前記サイドドアパネルが挿入可能な開口部を形成する折り曲げ部と、を含んでなるレインガターの取付構造であって、
前記本体が、前記自動車の前記サイドドアパネル上で前記ドアミラーの下側において、前記サイドドアパネルが前記開口部に挿入されるように貼着手段を介して取り付けられて、ドアミラーから垂れ落ち、前記車体外面と前記本体との間へ流入した水が、前記樋部によって前記誘導部へ誘導された後、前記折り曲げ部によって前記サイドドアパネルの内側面へ誘導可能となっていることを特徴とするレインガターの取付構造。
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