JP5116634B2 - 開閉体の排水構造 - Google Patents

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この発明は、例えば車両用のテールゲートなどの開閉体の排水構造に関する。
従来から、後部ドアの側部フレームの上側鋼板と下側鋼板とのヘミング接合部を上方に折り曲げて、上側鋼板の傾斜部とヘミング接合部との間にチャンネルを形成し、後部ドアの開放時に後部フレームに溜まった水をチャンネルを通じて前部フレームまで送って排出する技術が開示されている(特許文献1参照)。
実開昭61−138621号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、後部ドアの後部フレームに溜まった水が、後部ドアを開いた場合に側部フレーム側に流れてしまうと、後部ドアの側部フレームにおいて受け止められないような場合には、側部フレームの下部から前部フレームにスムーズに送り出すことができないことがある。
これに対して、このような側部フレームからの水をウェザーストリップなどを設けることで案内することもできるが、部品点数が増加しコストアップにつながるという問題もある。
そこで、この発明は、車体開口部を開閉する開閉体の開操作によって、部品点数を増加させることなく、開閉体の周囲に溜まった水をスムーズに排水できる開閉体の排水構造を提供するものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、上端が車体(例えば、実施形態における車体1)に開閉可能に支持され、外面を構成するアウタパネル(例えば、実施形態におけるアウタパネル18)と該アウタパネルにダム部材(例えば、実施形態におけるダム部材17)を介して取り付けられるウインドウパネル(例えば、実施形態におけるリヤガラス7)とを備えた開閉体(例えば、実施形態におけるテールゲート3)の排水構造であって、前記開閉体の外面に上下方向に延びる第1排水溝(例えば、実施形態における第1排水溝20)と幅方向に延びる第2排水溝(例えば、実施形態における第2排水溝30)とを備え、前記第1排水溝と前記第2排水溝との接続部に、前記第1排水溝又は前記第2排水溝の流路断面積を拡大した拡大部(例えば、実施形態における拡大部25)を設け、前記第1排水溝または第2排水溝の一方は、前記アウタパネルを前記ダム部材に接合することにより形成され、前記拡大部は前記ダム部材の端部と前記第1排水溝または前記第2排水溝の他方との間に設けられた離間部(例えば、実施形態における離間部26)により形成されることを特徴とする。
このように構成することで、開閉体の開操作時に第2排水溝から第1排水溝に向かって流れ込む水を拡大部によって一時的に滞留させ、第1排水溝に流れ込む水の量を調整できる。ここで、一方の排水溝を形成するダム部材の端部と他方の排水溝との間に離間部を設け、この離間部を水を受け入れる拡大部の起点として当該拡大部を形成できる。
請求項に記載した発明は、前記アウタパネルは上下方向において第1角度(例えば、実施形態における第1角度θ1)で屈曲する屈曲部(例えば、実施形態における屈曲部K1)を備え、前記第1排水溝の底部(例えば、実施形態における底部20a)は前記屈曲部及び前記第2排水溝よりも上端側で前記開閉体の外面に対して前記第1角度よりも大きい第2角度(例えば、実施形態における第2角度θ2)で屈曲することを特徴とする。
このように構成することで、第1排水溝の底部が屈曲部よりも上側で屈曲するので、屈曲部と第1排水溝の底部との間の落ち込み量を必然的に大きくできる。
また、開閉体の開操作時において第1排水溝の底部の屈曲している部分よりも後側の傾斜角度を小さくできる。
請求項に記載した発明は、前記第2排水溝の近傍に装飾部材(例えば、実施形態におけるリヤスポイラ9)が取り付けられ、前記装飾部材は前記上下方向に延びる側壁(例えば、実施形態における側壁33)を備え、前記側壁は前記第1排水溝よりも幅方向の外側に配置されることを特徴とする。
このように構成することで、装飾部品の側壁により第2排水溝から流れ込んだ水が拡大部に入った後に、ゲート本体の車幅方向端部から溢れるのを防止できる。
請求項に記載した発明は、前記装飾部材は前記側壁から幅方向に突出するリブ(例えば、実施形態におけるリブ34)を備え、前記リブは前記拡大部の内部に設けられることを特徴とする。
このように構成することで、リブの上面と側壁とにより囲まれた空間に第2排水溝から流れ込む水を一時的に滞留させることができる。
請求項に記載した発明は、前記リブの幅方向の端部は、前記拡大部と重なる位置に設けられることを特徴とする。
このように構成することで、リブ上面に滞留した水をリブの端部から拡大部に直接排出できる。
請求項1に記載した発明によれば、開閉体の開操作時に第2排水溝から第1排水溝に向かって流れ込む水を拡大部によって一時的に滞留できるため、大量の水が第1排水溝に流れ込んで第1排水溝から溢れ出るのを防止できる効果がある。
また、一方の排水溝を形成するダム部材の端部と他方の排水溝との間に離間部を設け、この離間部を水を受け入れる拡大部の起点として当該拡大部を形成できるため、開閉体のアウタパネル、インナパネルの形状を変更することなく拡大部を設けることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、第1排水溝の底部が屈曲部よりも上側で屈曲するので、屈曲部と第1排水溝の底部との間の落ち込み量を必然的に大きくでき、容易に拡大部を形成することができる効果がある。
また、開閉体の開操作時において第1排水溝の底部の屈曲している部分よりも後側の傾斜角度を小さくできるので、第2排水溝よりも上端側で第1排水溝の底部を屈曲させることで、第2排水溝から流れ込む水をより効果的に拡大部に滞留させることができ、第1排水溝に一度に多量の水が流れ込むのを防止できる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、装飾部品の側壁により第2排水溝から流れ込んだ水が拡大部に入った後に、ゲート本体の車幅方向端部から溢れるのを防止できる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、リブの上面と側壁とにより囲まれた空間に第2排水溝から流れ込む水を一時的に滞留させることができるため、大量の水が一度に第1排水溝に流れ込むのを防止できる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、リブを上面に滞留した水をリブの端部から拡大部に直接排出できるため、リブの上面の水を排出しても第2排水溝から水が溢れることを抑制できる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明において、特別に断らない限り、「上」「下」と「前」「後」については車体に対しての上下と前後を意味するものとする。
図1は、この発明の実施形態のテールゲートを備えた車両を示している。車両の車体1の後部に開口部2が設けられ、開口部2にテールゲート3が開閉可能に設けられている。テールゲート3は、ゲート本体10の上部フレーム12Aが車体1の後部の開口部2の上縁に図示しないヒンジにより上下方向に開閉可能に支持され、閉状態において車体のルーフ4から後方側に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜部5と、この傾斜部5の後端から屈曲して下方に急激に斜めに下がる垂立部6を有している。テールゲート3の傾斜部5にはリヤガラス7が接着固定され、垂立部6の上半部にはエキストラウインドウガラス8が接着固定され、リヤガラス7とエキストラウインドウガラス8とに跨ってリヤスポイラ9が取り付けられている。尚、リヤガラス7、エキストラウインドウガラス8は樹脂製のものやガラス製のものが使用できる。
図2はテールゲート3の分解斜視図である。テールゲート3はゲート本体10とリヤガラス7とエキストラウインドウガラス8とリヤスポイラ9とで構成されている。ゲート本体10は、傾斜部5と垂立部6とが屈曲しているテールゲート3に対応してくの字状に折れ曲がる屈曲部K1を備えている。
ゲート本体10は鋼板材からなる部材であってテールゲート3の傾斜部5に対応する位置にリヤガラス7の取付開口部11を囲む枠状部12を備えている。ゲート本体10のテールゲート3の垂立部6に対応する位置の下部にはライセンスプレート(図示せず)や操作ハンドル13が取り付けられるパネル部14が設けられ、その上部はリヤガラス7の取付開口部11に隣接してエキストラウインドウガラス8の取付開口部15が設けられている。
枠状部12の各側部フレーム12S,12Sの外面には上下方向に延びる第1排水溝20が形成され、枠状部12の下部フレーム12U外面には幅方向に延びる第2排水溝30が形成されている。
具体的には、図3に示すように、枠状部12にはリヤガラス7の取付開口部11の周縁に接着剤16が塗布されている。この接着剤16は枠状部12の下部フレーム12Uでは上縁部に沿って配置され、枠状部12の側部フレーム12Sでは外側寄りに塗布位置が設定されている。
枠状部12の下部フレーム12Uでは接着剤16の塗布位置の下側に隣接してダム部材17が車幅方向に接着されている。このダム部材17は接着剤16を堰き止めつつリヤガラス7を支持するものであり、ダム部材17は接着剤16のコーナー部分の手前、枠状部12の側部フレーム12Sの幅方向中央部付近で終端している。
また、枠状部12の側部フレーム12Sには接着剤16の内側に隣接してダム部材17が固定されている。
ここで、第1排水溝20は枠状部12の各側部フレーム12S,12Sのみならず、これら側部フレーム12S,12Sの下方に連なるエキストラウインドウガラス8の取付開口部15の側縁を構成する側部フレーム28にも連続している(図6の上側の符号「20」参照)。
図4は図3のA−A線に沿う断面図である。同図に示すように、車体1の後部に形成された開口部2の側部にはリヤフェンダ21が設けられ、テールゲート3を閉塞した状態で、テールゲート3のリヤガラス7の上面がリヤフェンダ21に面一となっている。
ここで、ゲート本体10の枠状部12の側部フレーム12Sはアウタパネル18とインナパネル19とのフランジ部fをヘミング加工により接合して閉断面構造に形成され、アウタパネル18の上面に内側のダム部材17と外側の接着剤16を介してリヤガラス7が接着固定されている。リヤガラス7の側縁部はテールゲート3閉時に車幅方向でリヤフェンダ21に近接配置され、リヤフェンダ21との間でパーティング部Pを形成している。アウタパネル18とインナパネル19とのフランジ部fを接合したヘミング部hの端末はリヤガラス7の端末の手前まで延出しており、このヘミング部hとリヤガラス7の延出部との間であって接着剤16の外側部に第1排水溝20が形成されている。
図5は図3のB−B線に沿う断面図である。同図に示すように、枠状部12の下部フレーム12Uにはアウタパネル18に平坦部22が形成され、この平坦部22には外側にダム部材17が、ダム部材17の内側に接着剤16が各々配置され、ダム部材17から僅かに側縁を下側に突出するようにしてリヤガラス7が接着固定されている。ここで、この枠状部12の下部フレーム12Uもアウタパネル18とインナパネル19とがフランジ部fで接合されて閉断面構造に形成されている。平坦部22の下側には、平坦部22から斜めに延びる傾斜部23を経て、平坦部22よりも高く形成された取付面24が設けられている。この取付面24にリヤスポイラ9が配置されている。つまり、リヤスポイラ9はダム部材17が隠れる位置までリヤガラス7に重なるようにゲート本体10に取り付けられている。ダム部材17とアウタパネル18の傾斜部23とで囲まれた部分が第2排水溝30を構成している。
図6は図3の拡大図である。第1排水溝20と第2排水溝30との接続部には第1排水溝20の流路断面積を拡大した拡大部25(図3にハッチングで示す略三角形状部及び離間部26の部分)が設けられている。この拡大部25は、枠状部12の下部フレーム12Uに設けたダム部材17の端部から第1排水溝20までの間に位置する離間部26を水を受け入れる拡大部25の起点として含み、後述する屈曲部K2から後方であってリヤスポイラ9の幅方向の両端部の下方に形成された高さの低い部分である。
ここで、第1排水溝20はゲート本体10の屈曲部、つまりテールゲート3の屈曲部K1の角度を第1角度θ1とした場合に、第1角度θ1より大きい第2角度θ2の屈曲部K2を屈曲部K1よりも前側(テールゲート3の上端側)に備えている。
ここで、テールゲート3の垂立部6にはエキストラウインドウガラス8がダム部材17、接着剤16を介して接着固定されるが、このエキストラウインドウガラス8の上縁とダム部材17とアウタパネル18とで形成された部位はテールゲート3閉時において水が溜まる第3排水溝40として構成されている。このダム部材17も第2排水溝30のダム部材17と同様に端部が途中で終端している。この第3排水溝40のダム部材17の両端部付近から拡大部25の前側に向かって誘導部27が凹設されている。ここで、誘導部27は第1排水溝20の内部(一部)に設けられている。
図7に示すように、テールゲート3には傾斜部5にリヤガラス7が、垂立部6にエキストラウインドウガラス8が各々接着固定されている。リヤガラス7の下縁裏側にダム部材17により第2排水溝30が形成され、テールゲート3の屈曲部K1に上縁を臨ませるエキストラウインドウガラス8の上縁裏側に第3排水溝40が形成され、屈曲部K1の両端部には拡大部25が形成されている。
つまり、屈曲部K1の稜線R1はゲート本体10の両側部の手前側で終端しており、この端部とゲート本体10の側縁に設けた屈曲部K2とを結ぶ稜線R2よりもゲート本体10の車幅方向外側の部分が、第1排水溝20の流路断面積を拡大した拡大部25として形成される。
したがって、テールゲート3の屈曲部K1及び第2排水溝30よりも上側(前側)において第1排水溝20の底部20a(図4参照)が第2角度θ2で折れ曲がる屈曲部K2が形成されることとなり、テールゲート3を開いた状態で、第1排水溝20の底部20aを、屈曲部K2よりも後で屈曲部K1までの間の部分の地面に対する傾斜角度が、屈曲部K2よりも前側の部分や屈曲部K1よりも後側の部分に比較して小さくできる。
そして、図8に示すように、これらリヤガラス7の下縁とエキストラウインドウガラス8の上縁とに跨り拡大部25を覆うようにしてリヤスポイラ9が取り付けられている。
ここで、リヤスポイラ9は上壁31と後壁32と上下方向に延びる側壁33とを備えていて、側壁33は第1排水溝20よりも車幅方向の外側で拡大部25の外側に配置されている。
図9、図10に示すようにリヤスポイラ9には側壁33の下部に車幅方向内側に向かってリブ34が突出形成されている。このリブ34は前側が拡大部25の内部(側面視では上側)に張り出し、且つ上面から見て車幅方向の端部が拡大部25に重なる位置に至るもので、リブ34の後側にはゲート本体10への取付部35が形成されている。尚、36はゲート本体10の取付孔を示す。
上記実施形態によれば、先ずテールゲート3が閉じている状態で、雨天時にテールゲート3を開き、第1排水溝20の屈曲部K2よりも後で屈曲部K1までの間の部分が水平となった時点で、第2排水溝30に溜まっていた水が各側部フレーム12S側に向かって流れ始め、側部フレーム12S側に向かって下がっている拡大部25に流れ込む(図6矢印(1))。ここで、第2排水溝30に溜まっていた水の一部は、ダム部材17と第1排水溝20との間に形成された拡大部25の導入部として構成される離間部26から広がるようにして拡大部25に流れ込む。
拡大部25に流れ込んだ水の一部はリヤスポイラ9の側壁33によって勢いを止められ、リブ34と側壁33との間の空間に一時的に貯留され、その後、リブ34の上面に落ちてリブ34の端部から拡大部25に排出され、ここで滞留される。したがって、第2排水溝30から流れ込む水の勢いは拡大部25において十分に抑えられる。
この状態で、更にテールゲート3を開くと拡大部25内の水が前側に移動して第1排水溝20へ流れ(図6の矢印(2))第1排水溝20に沿って上部フレーム12A側に流れて、テールゲート3の前側から車外に排水される。
ここで、拡大部25内の水が第1排水溝20に流れ始める際に、エキストラウインドウガラス8の上縁とダム部材17とアウタパネル18とで形成された第3排水溝40の水が誘導部27から前側に向かって拡大部25に流れ込むため(図6の矢印(3))、この水も第1排水溝20から排水される。
したがって、テールゲート3の開操作時に第2排水溝30から第1排水溝20に向かって流れ込む水を拡大部25によって一時的に滞留できるため、大量の水が第1排水溝20に流れ込んで第1排水溝20から溢れ出るのを防止できる。
また、第2排水溝30を形成するダム部材17の端部と第1排水溝20との間に離間部26を導入部として拡大部25を形成したため、テールゲート3のアウタパネル18、インナパネル19の形状を変更することなく簡単に拡大部25を設けることができる。
更に、第1排水溝20の底部20aがテールゲート3の屈曲部K1よりも上側(前側)の屈曲部K2で屈曲するので、屈曲部K1と第1排水溝20の底部20aとの間の落ち込み量を必然的に大きくでき、容易に拡大部25を形成することができる。
また、テールゲート3を開いた状態で屈曲部K2よりも後で屈曲部K1までの間の部分の地面に対する傾斜角度が、屈曲部K2よりも前側の部分や屈曲部K1よりも後側の部分に比較して小さくできるため、第1排水溝20の上端側に一度に多量の水が流れることを防止して、第2排水溝30から流れ込む水をより効果的に拡大部25に滞留させることができる。
そして、リヤスポイラ9を有効利用して、リヤスポイラ9の側壁33により第2排水溝30から流れ込んだ水が拡大部25に入った後に、ゲート本体10の車幅方向端部から溢れるのを防止できる。
リブ34の上面と側壁33とにより囲まれた空間に第2排水溝30から流れ込む水を一時的に滞留させることができるため、大量の水が一度に第1排水溝20に流れ込むのを防止できる。
ここで、リブ34を上面に滞留した水はリブ34の端部から拡大部25に直接排出できるため、リブ34の上面の水を排出しても第2排水溝30から水が溢れることを抑制できる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、テールゲート以外に、トランクリッド、ボンネット等の排水構造に適用できる。また、装飾部材としてはリヤスポイラに限らずモールディングであってもよい。
この発明の実施形態の車体後部の部分斜視図である。 前記実施形態のテールゲートの分解斜視図である。 前記実施形態のテールゲートの部分平面図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 図3の部分拡大図である。 リヤスポイラを取り外した状態のテールゲート開時における屈曲部の斜視図である。 テールゲート開時における屈曲部の斜視図である。 リヤスポイラの左側を前側から見た斜視図である。 リヤスポイラの取付部の拡大図である。
符号の説明
1 車体
3 テールゲート(開閉体)
7 リヤガラス(ウインドウパネル)
9 リヤスポイラ(装飾部材)
17 ダム部材
18 アウタパネル
20 第1排水溝
20a 底壁
25 拡大部
30 第2排水溝
33 側壁
34 リブ
θ1 第1角度
θ2 第2角度
K1 屈曲部

Claims (5)

  1. 上端が車体に開閉可能に支持され、外面を構成するアウタパネルと該アウタパネルにダム部材を介して取り付けられるウインドウパネルとを備えた開閉体の排水構造であって、前記開閉体の外面に上下方向に延びる第1排水溝と幅方向に延びる第2排水溝とを備え、前記第1排水溝と前記第2排水溝との接続部に、前記第1排水溝又は前記第2排水溝の流路断面積を拡大した拡大部を設け、前記第1排水溝または第2排水溝の一方は、前記アウタパネルを前記ダム部材に接合することにより形成され、前記拡大部は前記ダム部材の端部と前記第1排水溝または前記第2排水溝の他方との間に設けられた離間部により形成されることを特徴とする開閉体の排水構造。
  2. 前記アウタパネルは上下方向において第1角度で屈曲する屈曲部を備え、前記第1排水溝の底部は前記屈曲部及び前記第2排水溝よりも上端側で前記開閉体の外面に対して前記第1角度よりも大きい第2角度で屈曲することを特徴とする請求項1記載の開閉体の排水構造。
  3. 前記第2排水溝の近傍に装飾部材が取り付けられ、前記装飾部材は前記上下方向に延びる側壁を備え、前記側壁は前記第1排水溝よりも幅方向の外側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の開閉体の排水構造。
  4. 前記装飾部材は前記側壁から幅方向に突出するリブを備え、前記リブは前記拡大部の内部に設けられることを特徴とする請求項記載の開閉体の排水構造。
  5. 前記リブの幅方向の端部は、前記拡大部と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項4記載の開閉体の排水構造。
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