JP2004217152A - バックドアの雨だれ防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックドア全開時に大量の雨水がバックドアから流れ落ちても、雨水の車室への侵入を確実に防止することができるバックドアの雨だれ防止構造を提供すること。
【解決手段】車両の後部開口を上下方向に回動開閉可能に設けられた跳ね上げ式バックドア1の上縁31と左右の側縁21との間のコーナー部に、バックドア1開放時、上記側縁側から落下する雨水等の水を受ける平板部42と、その側縁から起立してバックドアの側縁21と若干の間隙をおいて対向する側壁部43を備え、バックドアの側縁21側から落下する水をバックドアの上縁31側へ案内する雨だれ防止部材4を付設したバックドアの雨だれ防止構造において、上記雨だれ防止部材4に、側壁部43の外面上縁に沿って、上記側壁部43を乗り越えてオーバーフローする水を車幅方向外側へ流下せしめる水切り部44を形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】車両の後部開口を上下方向に回動開閉可能に設けられた跳ね上げ式バックドア1の上縁31と左右の側縁21との間のコーナー部に、バックドア1開放時、上記側縁側から落下する雨水等の水を受ける平板部42と、その側縁から起立してバックドアの側縁21と若干の間隙をおいて対向する側壁部43を備え、バックドアの側縁21側から落下する水をバックドアの上縁31側へ案内する雨だれ防止部材4を付設したバックドアの雨だれ防止構造において、上記雨だれ防止部材4に、側壁部43の外面上縁に沿って、上記側壁部43を乗り越えてオーバーフローする水を車幅方向外側へ流下せしめる水切り部44を形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の跳ね上げ式バックドアの雨だれ防止構造、特に、バックドア開放時にバックドアの上縁と左右の側縁とのコーナー部から落下する雨水等の水の車室への侵入を防ぐバックドアの雨だれ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワゴン車等のバックドアとして、一般的に、上端縁が車体のバックドア開口の上縁部にヒンジ結合され、該ヒンジ結合部を中心に上下方向に回動して上記バックドア開口を開閉する跳ね上げ式のものが用いられている。図7に示すように、バックドア1には、その上半部に車幅方向全幅にわたってバックドアガラス2を設けるとともに、その上方位置でバックドア1の上縁部に、バックドアガラス2の上縁20に沿って車幅方向全幅にわたってエアスポイラ3を付設しているものがある。
【0003】
バックドア1は、全開時に水平よりもやや起立した角度まで開かれ、バックドア1の側縁部とバックドア開口の開口側縁の上部との間に架設した伸縮自在なダンパステー6により全開位置に保持される。ところで、降雨時にバックドア1を全開にするとバックドアガラス2で受けられた雨水は図の白矢印で示すように、その大部分が前方へ流下してエアスポイラ3で受け止められる。バックドアガラス2は一般に車幅方向に湾曲しているので、エアスポイラ3で受け止められた雨水はバックドアガラス2の上縁20に沿って左右に流れ、バックドアガラス2の上縁20と側縁21との間の隅角部から落下することとなる。落下した雨水の一部は上記隅角部の直下に位置するダンパステー6に当たってその落下方向が変わり、バックドア開口から室内へ入り込むおそれがある。
【0004】
そこで従来、上記隅角部から落下する雨水を受けて、その落下位置を規制する雨だれ防止部材を付設することが行われている(例えば特許文献1参照。)。図5、図6に示すように、雨だれ防止部材4Aは、バックドア1のドアフレーム11の内面にに固定され、バックドア1全開時に上記隅角部から落下する雨水を受ける平板部42と、該平板部42の側縁から起立してバックドアガラス2の側縁21と若干の間隙をおいて対向する側壁部43とで流水路40を形成しており、該流水路40をバックドア1の上縁側へ延設している。これによれば、バックドア1全開時に、図5、図6の白矢印で示すように、バックドアガラス2の側縁21から落下する雨水を雨だれ防止部材4Aの流水路40で受け止め、流水路40に沿って雨水をバックドア1の上縁側へ案内するとともに、雨水を流水路40の端末からダンパステー6を避けた位置でバックドア開口の開口側縁へ落下せしめるようになし、雨水が車室へ入り込むことを防止している。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−52529号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の雨だれ防止構造では、一度に大量の雨水が上記流水路40に流れ込んで流水路40がオーバーフローすると、図6の黒矢印で示すように、溢れた雨水は側壁部43の外面および平板部42の下面を伝って車内側へまわり込みながら落下するので車室へ入り込むという問題があった。そこで本発明は、バックドア全開時に大量の雨水で流水路がオーバーフローしても、雨水の車室への侵入を確実に防止することができるバックドアの雨だれ防止構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両の後部開口を上下方向に回動開閉可能に設けられた跳ね上げ式バックドアの上縁と左右の側縁との間のコーナー部に、上記バックドア開放時、上記側縁側から落下する雨水等の水を受ける平板部と、該平板部の側縁から起立してバックドアの上記側縁と若干の間隙をおいて対向する側壁部を備え、バックドアの上記側縁側から落下する水をバックドアの上記上縁側へ案内する雨だれ防止部材を付設したバックドアの雨だれ防止構造において、上記雨だれ防止部材には、上記側壁部の外面上縁に沿って、雨だれ防止部材からオーバーフローする水を車幅方向外側へ流下せしめる水切り部を突設する(請求項1)。雨だれ防止部材がオーバーフローしても、溢れた水を側壁部の外面上縁に設けた水切り部により確実に車外側へ流下して排水することができる。
【0008】
上記水切り部を、上記側壁部の外面上縁から車幅方向外側へ向けて斜め下方へ延びる傾斜面と、該傾斜面の下縁から鋭角に屈折して上記側壁部の外面に至る底面とで上記側壁部の外面上縁から突出する断面ほぼ山形に形成する(請求項2)。水切り部はその傾斜面によりオバーフローした水を車外側へ流下せしめ、かつ傾斜面と底面との間の角度を鋭角に形成したので水切れ性がよい。
【0009】
上記バックドアはその上縁部に沿って車幅方向全幅にわたって延びるエアスポイラと、該エアスポイラの下縁に隣接して車幅方向全幅にわたるバックドアガラスとを備え、上記雨だれ防止部材は上記バックドアガラスの上縁と左右の側縁との間の隅角部付近から落下する水を受けるようになす(請求項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の雨だれ防止構造を適用するバックドア1は従来構造と同じで、図1および図5に示すように、バックドア1のドア窓開口10を覆うバックドアガラス2(以下、ドアガラス2という)はバックドア1の車幅方向全幅にわたって取付けてあり、ドアガラス2の側縁部によりドア窓開口10を囲むドアフレーム11の側枠部11aの車外面を覆い隠すようにしてある。ドアガラス2はその内面外周が接着材22によりドアフレーム11の外板110に接着され、該接着部と平行にドアガラス2の内面と外板110との間に設けたゴム製のダム部材23により上記接着部の内側がシールされている(図1(B))。バックドア1にはドアフレーム11の上枠部11bに、ドアガラス2の上縁20に沿って車幅方向全幅にわたるエアスポイラ3が取付けてある。バックドア1はその上端が車体のバックドア開口の開口上縁に上下方向回動可能にヒンジ結合してあり、該ヒンジ結合部を中心に上方へ跳ね上げ回動して上記バックドア開口の開く。バックドア1は、全開時に水平よりもやや起立した角度まで開き、バックドア1の側縁と車体のバックドア開口の開口側縁の上部との間に架設した伸縮自在なダンパステー6により全開位置に保持される。
【0011】
そして、バックドア1には、従来の雨だれ防止構造と同様に、全開時にドアガラス2の上縁20と側縁21との間の隅角部から落下する雨水を受けてその落下位置を規制する雨だれ防止部材4が取付けてある。以下、バックドア1を全開にした状態での本発明の雨だれ防止構造を説明する。図1ないし図3に示すように、雨だれ防止部材4は合成樹脂からなる板状の成形部品で、バックドア1へ取付けるための取付け部41と、上記雨水を受ける平板部42、および平板部42の側縁に沿う側壁部43とを一体に成形してある。
【0012】
取付け部41は平板状をなし、取付け部41には後述のクリップ5を挿通する貫通穴45と、上方へ突出する位置決め突起46が形成してある。雨だれ防止部材4は、取付け部41の突起46をドアフレーム11の内板111の位置決め穴に嵌入して位置決めを行いうとともに、取付け部41の板面を両面テープ47により上記内板111に貼着し、更に取付け部41の貫通穴45およびこれと同軸に合わせた上記内板111の貫通穴にクリップ5を嵌合せしめて取付けてある(図3)。
【0013】
図1(B)に示すように、上記平板部42は、取付け部41から車外側へ向けかつドアフレーム11の外板110および内板111の側縁結合部を回避するように下方へ傾斜状に延びる段差部を介してドア全開時に取付け部41よりも低い位置に設けてあり、ドアガラス2の上記隅角部付近の側縁21の直下に位置して側縁21から落下する雨水を受けるようにしてある。尚、平板部42は、ドアガラス2の側縁21とエアスポイラ3の上縁31とからなるバックドア1のコーナー部に沿って延びる湾曲帯状に形成してある。また平板部42はドアガラス2の側縁21側の端部からエアスポイラ3の上縁31側の端部に向かって、エアスポイラ3の上縁31側の端部が低位となる緩やかな傾斜姿勢をなす。
【0014】
上記側壁部43は、ドアガラス2の側縁21よりも若干車外側へ張り出す平板部42の車外側の側縁から上方へ起立し、ドアガラス2の側縁21よりも車外側の位置で側縁21と間隙をおいて対向するように形成してある。側壁部43の高さ寸法は、その上縁がドアガラス2の表面を車外側へ延長した延長線よりも若干高くなるようにしてある。また、側壁部43はエアスポイラ3の上縁31側では、上縁がエアスポイラ3の上縁31と当接せしめてある(図3)。雨だれ防止部材4は、平板部42と側壁部43および上記段差部とで上記雨水を受けてこれをエアスポイラ3の上縁31側へ流す凹溝状の流水路40を形成している。
【0015】
側壁部43にはその車外側の外面上縁に沿って外側へ突出する水切り部44が一体に形成してある。水切り部44は、側壁部43の外面上縁から下方かつ車外側へ斜め方向に延びる傾斜面441と、該傾斜面441の下縁から鋭角に屈折して側壁部43の外面へ延びる底面442とを備え、側壁部43の外面上縁より車外側へ向けて、上記屈折部からなる頂点が鋭角な断面ほぼ山形状に突設してある。また水切り部44は、上記頂点が底面442よりも低い位置となるようにしてある。水切り部42の側壁部43の外面からの突出寸法は約1mmとしてある。
【0016】
図1(A)および図4に示すように、ドアガラス2の上記隅角部付近を除く側縁21の一般部には、これに沿ってガラスモール24が付設してある。そして、雨だれ防止部材4とガラスモール24とは相対する端末どうしが連結してある。
雨だれ防止部材4は上記端末側の側壁部43の一部が若干切欠いてある。ガラスモール24はゴムの長尺体で、ドアガラス2の内面側縁に接着した本体部から車外側かつ上方へ突出する断面ほぼU字形のリップ部241を備え、リップ部241により溝240を形成している。そして、雨だれ防止部材4の上記側壁部43を切欠いた平板部42上にガラスモール24のリップ部241端末を重ねて雨だれ防止部材4の流水路40とガラスモール24の溝240とをつないでいる。
【0017】
本実施形態によれば、降雨時にバックドア1を全開にすると、ドアガラス2で受けられた雨水は、図1の白矢印で示すように、その大部分が前方へ流れてエアスポイラ3で受け止められ、更に車幅方向に湾曲しているドアガラス2の上縁20に沿ってドアガラス2の上縁20と側縁21との間の隅角部へ向かって流れることとなる。そして雨水は、上記隅角部の側縁21側から該側縁21と雨だれ防止部材4の側壁部43との間の上記間隙内を通って雨だれ防止部材4の流水路40へ落下する。尚、流水路40にはドアガラス2の側縁21一般部側からガラスモール24の溝240を伝って少量の雨水が流れ込む。
【0018】
雨だれ防止部材4は、流水路40で受けた雨水を流水路40に沿ってエアスポイラ3の上縁31側の流水路40端末へ案内し、雨水を上記端末から車体のバックドア開口の開口側縁の上部へ向かって流下せしめる。流水路40の上記端末から流下する雨水は、ダンパステー6(図6)からはずれた位置のバックドア開口の開口側縁の上部に落下し、開口側縁に沿って車体下方へ排水されるので、車室内にはいらない。
【0019】
一度に大量の雨水が雨だれ防止部材4の流水路40に流れ込むと、流水路40がオーバーフローし、雨水が側壁部43を乗り越えて車外側へ溢れ出す。この場合、側壁部43の外面上縁には水切り部44が設けてあるので、溢れた雨水は、水切り部44の傾斜面441を伝って車外側の斜め下方へ流下し、更に傾斜面441の下縁から上記流下方向に沿って落下する(図1(B)の黒矢印)。落下した雨水は上記ダンパステーを避けてその外側位置を落下するので、車室内に入り込むことがない。
【0020】
また、水切り部44は、側壁部43の外面上縁に設けてあり、上記溢れ出した雨水の流速の遅いうちに流下方向を制御するとともに、傾斜面441の下縁と底面442との間の角度を鋭角に形成して傾斜面441下縁での水切り性能を良くしたので、雨水を確実に車外側へ落下せしめることができ、従来の雨だれ防止構造のように雨だれ防止部材4の平板部42の下面側へまわり込むことはない。更に、水切り部44は側壁部43の外面からの突出量が1mm程度の小型のもので充分に溢れた雨水を車外側へ落下せしめることができるので、目立たずにすみ外観が良好である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、バックドア全開時に大量の雨水がバックドアから流れ落ち、これを受ける雨だれ防止部材の流水路がオーバーフローしても、流水路を構成する車外側の側壁部の上縁に水切り部材を設けたので、水切り部材により溢れた雨水を確実に車外側へ流下せしめることができ、車室内への侵入を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雨だれ防止構造を示すもので、図1(A)は本発明の雨だれ防止部材を付設したバックドアの上縁と側縁との間のコーナー部付近の平面図、図1(B)は図1(A)のIB−IB線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明の雨だれ防止部材を示す斜視図である。
【図3】図1(A)のIII −III 線に沿う位置での断面図である。
【図4】図1(A)のIV−IV線に沿う位置での断面図である。
【図5】雨だれ防止構造を施したバックドアの全開状態での雨水の流下経路を示すドア側面図である。
【図6】従来の雨だれ防止構造を示す図1(B)に対応する断面図である。
【図7】雨だれ防止をしない場合のバックドアの全開状態での雨水の流下経路を示すドア側面図である。
【符号の説明】
1 跳ね上げ式のバックドア
2 バックドアガラス
3 エアスポイラ
20 バックドアガラスの上縁
21 バックドアガラスの側縁(バックドアの側縁)
31 エアスポイラの上縁(バックドアの上縁)
4 雨だれ防止部材
42 平坦部
43 側壁部
44 水切り部
441 傾斜面
442 底面
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の跳ね上げ式バックドアの雨だれ防止構造、特に、バックドア開放時にバックドアの上縁と左右の側縁とのコーナー部から落下する雨水等の水の車室への侵入を防ぐバックドアの雨だれ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワゴン車等のバックドアとして、一般的に、上端縁が車体のバックドア開口の上縁部にヒンジ結合され、該ヒンジ結合部を中心に上下方向に回動して上記バックドア開口を開閉する跳ね上げ式のものが用いられている。図7に示すように、バックドア1には、その上半部に車幅方向全幅にわたってバックドアガラス2を設けるとともに、その上方位置でバックドア1の上縁部に、バックドアガラス2の上縁20に沿って車幅方向全幅にわたってエアスポイラ3を付設しているものがある。
【0003】
バックドア1は、全開時に水平よりもやや起立した角度まで開かれ、バックドア1の側縁部とバックドア開口の開口側縁の上部との間に架設した伸縮自在なダンパステー6により全開位置に保持される。ところで、降雨時にバックドア1を全開にするとバックドアガラス2で受けられた雨水は図の白矢印で示すように、その大部分が前方へ流下してエアスポイラ3で受け止められる。バックドアガラス2は一般に車幅方向に湾曲しているので、エアスポイラ3で受け止められた雨水はバックドアガラス2の上縁20に沿って左右に流れ、バックドアガラス2の上縁20と側縁21との間の隅角部から落下することとなる。落下した雨水の一部は上記隅角部の直下に位置するダンパステー6に当たってその落下方向が変わり、バックドア開口から室内へ入り込むおそれがある。
【0004】
そこで従来、上記隅角部から落下する雨水を受けて、その落下位置を規制する雨だれ防止部材を付設することが行われている(例えば特許文献1参照。)。図5、図6に示すように、雨だれ防止部材4Aは、バックドア1のドアフレーム11の内面にに固定され、バックドア1全開時に上記隅角部から落下する雨水を受ける平板部42と、該平板部42の側縁から起立してバックドアガラス2の側縁21と若干の間隙をおいて対向する側壁部43とで流水路40を形成しており、該流水路40をバックドア1の上縁側へ延設している。これによれば、バックドア1全開時に、図5、図6の白矢印で示すように、バックドアガラス2の側縁21から落下する雨水を雨だれ防止部材4Aの流水路40で受け止め、流水路40に沿って雨水をバックドア1の上縁側へ案内するとともに、雨水を流水路40の端末からダンパステー6を避けた位置でバックドア開口の開口側縁へ落下せしめるようになし、雨水が車室へ入り込むことを防止している。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−52529号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の雨だれ防止構造では、一度に大量の雨水が上記流水路40に流れ込んで流水路40がオーバーフローすると、図6の黒矢印で示すように、溢れた雨水は側壁部43の外面および平板部42の下面を伝って車内側へまわり込みながら落下するので車室へ入り込むという問題があった。そこで本発明は、バックドア全開時に大量の雨水で流水路がオーバーフローしても、雨水の車室への侵入を確実に防止することができるバックドアの雨だれ防止構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両の後部開口を上下方向に回動開閉可能に設けられた跳ね上げ式バックドアの上縁と左右の側縁との間のコーナー部に、上記バックドア開放時、上記側縁側から落下する雨水等の水を受ける平板部と、該平板部の側縁から起立してバックドアの上記側縁と若干の間隙をおいて対向する側壁部を備え、バックドアの上記側縁側から落下する水をバックドアの上記上縁側へ案内する雨だれ防止部材を付設したバックドアの雨だれ防止構造において、上記雨だれ防止部材には、上記側壁部の外面上縁に沿って、雨だれ防止部材からオーバーフローする水を車幅方向外側へ流下せしめる水切り部を突設する(請求項1)。雨だれ防止部材がオーバーフローしても、溢れた水を側壁部の外面上縁に設けた水切り部により確実に車外側へ流下して排水することができる。
【0008】
上記水切り部を、上記側壁部の外面上縁から車幅方向外側へ向けて斜め下方へ延びる傾斜面と、該傾斜面の下縁から鋭角に屈折して上記側壁部の外面に至る底面とで上記側壁部の外面上縁から突出する断面ほぼ山形に形成する(請求項2)。水切り部はその傾斜面によりオバーフローした水を車外側へ流下せしめ、かつ傾斜面と底面との間の角度を鋭角に形成したので水切れ性がよい。
【0009】
上記バックドアはその上縁部に沿って車幅方向全幅にわたって延びるエアスポイラと、該エアスポイラの下縁に隣接して車幅方向全幅にわたるバックドアガラスとを備え、上記雨だれ防止部材は上記バックドアガラスの上縁と左右の側縁との間の隅角部付近から落下する水を受けるようになす(請求項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の雨だれ防止構造を適用するバックドア1は従来構造と同じで、図1および図5に示すように、バックドア1のドア窓開口10を覆うバックドアガラス2(以下、ドアガラス2という)はバックドア1の車幅方向全幅にわたって取付けてあり、ドアガラス2の側縁部によりドア窓開口10を囲むドアフレーム11の側枠部11aの車外面を覆い隠すようにしてある。ドアガラス2はその内面外周が接着材22によりドアフレーム11の外板110に接着され、該接着部と平行にドアガラス2の内面と外板110との間に設けたゴム製のダム部材23により上記接着部の内側がシールされている(図1(B))。バックドア1にはドアフレーム11の上枠部11bに、ドアガラス2の上縁20に沿って車幅方向全幅にわたるエアスポイラ3が取付けてある。バックドア1はその上端が車体のバックドア開口の開口上縁に上下方向回動可能にヒンジ結合してあり、該ヒンジ結合部を中心に上方へ跳ね上げ回動して上記バックドア開口の開く。バックドア1は、全開時に水平よりもやや起立した角度まで開き、バックドア1の側縁と車体のバックドア開口の開口側縁の上部との間に架設した伸縮自在なダンパステー6により全開位置に保持される。
【0011】
そして、バックドア1には、従来の雨だれ防止構造と同様に、全開時にドアガラス2の上縁20と側縁21との間の隅角部から落下する雨水を受けてその落下位置を規制する雨だれ防止部材4が取付けてある。以下、バックドア1を全開にした状態での本発明の雨だれ防止構造を説明する。図1ないし図3に示すように、雨だれ防止部材4は合成樹脂からなる板状の成形部品で、バックドア1へ取付けるための取付け部41と、上記雨水を受ける平板部42、および平板部42の側縁に沿う側壁部43とを一体に成形してある。
【0012】
取付け部41は平板状をなし、取付け部41には後述のクリップ5を挿通する貫通穴45と、上方へ突出する位置決め突起46が形成してある。雨だれ防止部材4は、取付け部41の突起46をドアフレーム11の内板111の位置決め穴に嵌入して位置決めを行いうとともに、取付け部41の板面を両面テープ47により上記内板111に貼着し、更に取付け部41の貫通穴45およびこれと同軸に合わせた上記内板111の貫通穴にクリップ5を嵌合せしめて取付けてある(図3)。
【0013】
図1(B)に示すように、上記平板部42は、取付け部41から車外側へ向けかつドアフレーム11の外板110および内板111の側縁結合部を回避するように下方へ傾斜状に延びる段差部を介してドア全開時に取付け部41よりも低い位置に設けてあり、ドアガラス2の上記隅角部付近の側縁21の直下に位置して側縁21から落下する雨水を受けるようにしてある。尚、平板部42は、ドアガラス2の側縁21とエアスポイラ3の上縁31とからなるバックドア1のコーナー部に沿って延びる湾曲帯状に形成してある。また平板部42はドアガラス2の側縁21側の端部からエアスポイラ3の上縁31側の端部に向かって、エアスポイラ3の上縁31側の端部が低位となる緩やかな傾斜姿勢をなす。
【0014】
上記側壁部43は、ドアガラス2の側縁21よりも若干車外側へ張り出す平板部42の車外側の側縁から上方へ起立し、ドアガラス2の側縁21よりも車外側の位置で側縁21と間隙をおいて対向するように形成してある。側壁部43の高さ寸法は、その上縁がドアガラス2の表面を車外側へ延長した延長線よりも若干高くなるようにしてある。また、側壁部43はエアスポイラ3の上縁31側では、上縁がエアスポイラ3の上縁31と当接せしめてある(図3)。雨だれ防止部材4は、平板部42と側壁部43および上記段差部とで上記雨水を受けてこれをエアスポイラ3の上縁31側へ流す凹溝状の流水路40を形成している。
【0015】
側壁部43にはその車外側の外面上縁に沿って外側へ突出する水切り部44が一体に形成してある。水切り部44は、側壁部43の外面上縁から下方かつ車外側へ斜め方向に延びる傾斜面441と、該傾斜面441の下縁から鋭角に屈折して側壁部43の外面へ延びる底面442とを備え、側壁部43の外面上縁より車外側へ向けて、上記屈折部からなる頂点が鋭角な断面ほぼ山形状に突設してある。また水切り部44は、上記頂点が底面442よりも低い位置となるようにしてある。水切り部42の側壁部43の外面からの突出寸法は約1mmとしてある。
【0016】
図1(A)および図4に示すように、ドアガラス2の上記隅角部付近を除く側縁21の一般部には、これに沿ってガラスモール24が付設してある。そして、雨だれ防止部材4とガラスモール24とは相対する端末どうしが連結してある。
雨だれ防止部材4は上記端末側の側壁部43の一部が若干切欠いてある。ガラスモール24はゴムの長尺体で、ドアガラス2の内面側縁に接着した本体部から車外側かつ上方へ突出する断面ほぼU字形のリップ部241を備え、リップ部241により溝240を形成している。そして、雨だれ防止部材4の上記側壁部43を切欠いた平板部42上にガラスモール24のリップ部241端末を重ねて雨だれ防止部材4の流水路40とガラスモール24の溝240とをつないでいる。
【0017】
本実施形態によれば、降雨時にバックドア1を全開にすると、ドアガラス2で受けられた雨水は、図1の白矢印で示すように、その大部分が前方へ流れてエアスポイラ3で受け止められ、更に車幅方向に湾曲しているドアガラス2の上縁20に沿ってドアガラス2の上縁20と側縁21との間の隅角部へ向かって流れることとなる。そして雨水は、上記隅角部の側縁21側から該側縁21と雨だれ防止部材4の側壁部43との間の上記間隙内を通って雨だれ防止部材4の流水路40へ落下する。尚、流水路40にはドアガラス2の側縁21一般部側からガラスモール24の溝240を伝って少量の雨水が流れ込む。
【0018】
雨だれ防止部材4は、流水路40で受けた雨水を流水路40に沿ってエアスポイラ3の上縁31側の流水路40端末へ案内し、雨水を上記端末から車体のバックドア開口の開口側縁の上部へ向かって流下せしめる。流水路40の上記端末から流下する雨水は、ダンパステー6(図6)からはずれた位置のバックドア開口の開口側縁の上部に落下し、開口側縁に沿って車体下方へ排水されるので、車室内にはいらない。
【0019】
一度に大量の雨水が雨だれ防止部材4の流水路40に流れ込むと、流水路40がオーバーフローし、雨水が側壁部43を乗り越えて車外側へ溢れ出す。この場合、側壁部43の外面上縁には水切り部44が設けてあるので、溢れた雨水は、水切り部44の傾斜面441を伝って車外側の斜め下方へ流下し、更に傾斜面441の下縁から上記流下方向に沿って落下する(図1(B)の黒矢印)。落下した雨水は上記ダンパステーを避けてその外側位置を落下するので、車室内に入り込むことがない。
【0020】
また、水切り部44は、側壁部43の外面上縁に設けてあり、上記溢れ出した雨水の流速の遅いうちに流下方向を制御するとともに、傾斜面441の下縁と底面442との間の角度を鋭角に形成して傾斜面441下縁での水切り性能を良くしたので、雨水を確実に車外側へ落下せしめることができ、従来の雨だれ防止構造のように雨だれ防止部材4の平板部42の下面側へまわり込むことはない。更に、水切り部44は側壁部43の外面からの突出量が1mm程度の小型のもので充分に溢れた雨水を車外側へ落下せしめることができるので、目立たずにすみ外観が良好である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、バックドア全開時に大量の雨水がバックドアから流れ落ち、これを受ける雨だれ防止部材の流水路がオーバーフローしても、流水路を構成する車外側の側壁部の上縁に水切り部材を設けたので、水切り部材により溢れた雨水を確実に車外側へ流下せしめることができ、車室内への侵入を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雨だれ防止構造を示すもので、図1(A)は本発明の雨だれ防止部材を付設したバックドアの上縁と側縁との間のコーナー部付近の平面図、図1(B)は図1(A)のIB−IB線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明の雨だれ防止部材を示す斜視図である。
【図3】図1(A)のIII −III 線に沿う位置での断面図である。
【図4】図1(A)のIV−IV線に沿う位置での断面図である。
【図5】雨だれ防止構造を施したバックドアの全開状態での雨水の流下経路を示すドア側面図である。
【図6】従来の雨だれ防止構造を示す図1(B)に対応する断面図である。
【図7】雨だれ防止をしない場合のバックドアの全開状態での雨水の流下経路を示すドア側面図である。
【符号の説明】
1 跳ね上げ式のバックドア
2 バックドアガラス
3 エアスポイラ
20 バックドアガラスの上縁
21 バックドアガラスの側縁(バックドアの側縁)
31 エアスポイラの上縁(バックドアの上縁)
4 雨だれ防止部材
42 平坦部
43 側壁部
44 水切り部
441 傾斜面
442 底面
Claims (3)
- 車両の後部開口を上下方向に回動開閉可能に設けられた跳ね上げ式バックドアの上縁と左右の側縁との間のコーナー部に、上記バックドア開放時、上記側縁側から落下する雨水等の水を受ける平板部と、該平板部の側縁から起立してバックドアの上記側縁と若干の間隙をおいて対向する側壁部を備え、バックドアの上記側縁側から落下する水をバックドアの上記上縁側へ案内する雨だれ防止部材を付設したバックドアの雨だれ防止構造において、
上記雨だれ防止部材には、上記側壁部の外面上縁に沿って、雨だれ防止部材からオーバーフローする水を車幅方向外側へ流下せしめる水切り部を突設したことを特徴とするバックドアの雨だれ防止構造。 - 請求項1に記載のバックドアの雨だれ防止構造において、
上記水切り部を、上記側壁部の外面上縁から車幅方向外側へ向けて斜め下方へ延びる傾斜面と、該傾斜面の下縁から鋭角に屈折して上記側壁部の外面に至る底面とで上記外面上縁から突出する断面ほぼ山形に形成したバックドアの雨だれ防止構造。 - 請求項1または請求項2に記載のバックドアの雨だれ防止構造において、上記バックドアはその上縁部に沿って車幅方向全幅にわたって延びるエアスポイラと、該エアスポイラの下縁に隣接して車幅方向全幅にわたるバックドアガラスとを備え、上記雨だれ防止部材は上記バックドアガラスの上縁と左右の側縁との間の隅角部付近から落下する水を受けるようになしたバックドアの雨だれ防止構造。
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