JP2009107365A - 自動車のドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスガイドの下方にドアチェッカーが設けられた自動車のドア構造において、ガラスガイドを伝って落ちた水滴がドアチェッカー内部に入るのを防ぐ。
【解決手段】ドアガラス7の前部をガイドするガラスガイド1の下方にドアチェッカー3を設けた自動車のドア構造である。このドア構造では、ガラスガイド1の下端が、ドアチェッカー3の真上近傍に位置しており、該ガラスガイド1を伝わって落ちる水を導き上記ドアチェッカー3にかからないようにする防水手段を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドアガラスの前部をガイドするガラスガイドの下方にドアチェッカーが設けられた自動車のドア構造に関するものである。
従来から、自動車のドアのインナパネルの前面部に設けられ、ドアを所定の開き位置に保持するドアチェッカーが知られている。このようなドアチェッカーとしては、例えば、ドアのインナパネルの内面の前面側に取り付けたケース内に押圧部材等を組み込み、この押圧部材により自動車のボディに回動自在に連結されたチェックプレートを押圧して、ドアを所定の開き位置に保持するものがある。
一方、自動車のドアの内部では、ドアガラスの昇降を案内するガラスガイドがドアガラス開口部よりも下方に延びており、ドアガラスの配置や傾斜角や形状等によっては、このガラスガイドの下端がドアチェッカーの真上近傍に位置することがある。ガラスガイドの下端がこのようにドアチェッカーの真上近傍にあると、ガラスガイドを伝ってケースやチェックプレートに落ちた雨水や洗車水等の水滴がケース内部に入ってドアチェッカーの機能を低下させるおそれがある。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1では、チェックプレートに排水孔とこの排水孔に水を誘導する誘導溝を形成することにより、チェックプレート上に溜まった水がケース内に流入するのを防ぐようにしたドアチェッカーが提案されている。
特開2007−56461号公報
しかしながら、特許文献1のドアチェッカーでは、チェックプレート上に溜まった水が完全に払拭されないおそれがあるとともに、ケースに直接水が落下した場合にはチェックプレートが貫通する貫通孔を通じてケース内に水が入るおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラスガイドの下方にドアチェッカーが設けられた自動車のドア構造において、ガラスガイドを伝って落ちた水滴がドアチェッカー内部に入るのを防ぐ技術を提供することにある。
第1の発明は、ドアガラスの前部をガイドするガラスガイドの下方にドアチェッカーを設けた自動車のドア構造であって、上記ガラスガイドの下端が、上記ドアチェッカーの真上近傍に位置しており、該ガラスガイドを伝わって落ちる水を導き上記ドアチェッカーにかからないようにする防水手段を備えていることを特徴とするものである。
このように、ガラスガイドを伝って落ちる水を導きドアチェッカーにかからないようにする防水手段が備えられているので、ガラスガイドを伝って落ちた水滴がドアチェッカー内部に入るのを抑制できる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ガラスガイド内には、弾性材料からなるガラスランチャンネルが設けられており、上記防水手段は、上記ガラスランチャンネルの下端から下方且つ車幅方向一方側に延びていて、下端が車幅方向に関して上記ドアチェッカーよりも車幅方向一方側に位置している延出部を有していることを特徴とするものである。
このように、成形の自由度に優れる弾性材料からなるガラスランチャンネルを防水手段として用いることにより、防水手段を容易に形成できるとともに、部品点数の増加を抑えることができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記延出部は、ドアのインナパネルの内面の側面側又は前面側に支持されていることを特徴とするものである。
このように、ガラスランチャンネルをドアのインナパネルの内面の側面側又は前面側で支持することにより、弾性材料からなるガラスランチャンネルの動きを規制して、ドアチェッカーに水がかかるのを確実に抑制することができる。
第4の発明は、上記第1の発明において、上記ガラスガイドの下端のうち車幅方向一方側のみが、平面視において上記ドアチェッカーと重なっており、上記ガラスガイドの下端は、車幅方向一方側から他方側に向かうに従って下方に直線状に延びており、上記防水手段は、上記ガラスガイドの下端部からなることを特徴とするものである。
このように、車幅方向一方側から他方側に向かうに従って下方に直線状に延びる、ガラスガイドの下端部を防水手段として用いることにより、ガラスガイドを伝って落ちる水を、平面視においてドアチェッカーと重なっていないガラスガイドの下端の車幅方向他方側から排水することができる。したがって、ガラスガイドの形状を大きく変更することなく、ドアチェッカーに水がかかるのを抑えることができる。
第5の発明は、上記第1の発明において、上記防水手段は、上記ガラスガイドの下端から下方に向かうに従って車幅方向一方側に延びていて、下端が車幅方向に関して上記ドアチェッカーよりも車幅方向一方側に位置している延出部を有していることを特徴とするものである。
このように、剛性の高いガラスガイドで防水手段を形成しているので、延出部をドアのインナパネルの内面等で支持することなく、ドアチェッカーに水がかかるのを確実に抑制することができる。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記ドアチェッカーは、ドアのインナパネルの内面の前面側に取り付けられたケースと、上記ドアが閉まっているときに該ケースよりも車両後方に突き出て、該ケースよりも車幅方向の幅が小さいチェックプレートとを有しており、上記ガラスガイドの下端が、平面視において上記ドアチェッカーのうち少なくとも上記ケースと重なっており、上記延出部は、上記ガラスガイドの下端から下方に向かうに従って車両後方にも延びていて、下端が車両前後方向に関して上記ケースよりも車両後方に位置していることを特徴とするものである。
このように、延出部の下端が車両前後方向に関して上記ケースよりも車両後方に位置していることから、延出部の下端がチェックプレートにはかかるが、車幅方向の幅がチェックプレートよりも大きいケースにはかからないので、延出部を車幅方向に大きく傾斜させることなく、ドアチェッカーに水がかかるのを抑制することができる。
第7の発明は、上記第1の発明において、上記ドアチェッカーは、ドアのインナパネルの内面の前面側に取り付けられたケースと、上記ドアが閉まっているときに該ケースよりも車両後方に突き出て、該ケースよりも車幅方向の幅が小さいチェックプレートとを有しており、上記ガラスガイドの下端が、車幅方向に関して上記チェックプレートよりも車幅方向一方側に位置し、且つ平面視において上記ドアチェッカーのうち上記ケースのみと重なっており、上記防水手段は、上記ガラスガイドの下端から下方に向かうに従って車両後方に延びていて、下端が車両前後方向に関して上記ケースよりも車両後方に位置している延出部を有していることを特徴とするものである。
このように、ガラスガイドの下端が、車幅方向に関して上記チェックプレートよりも車幅方向一方側に位置し、且つ平面視において上記ドアチェッカーのうち上記ケースのみと重なっているときには、延出部の下端を車両前後方向に関してケースよりも車両後方に位置させることにより、延出部の下端がドアチェッカーをかわすことができる。したがって、延出部を車幅方向に傾斜させることなく、ドアチェッカーに水がかかるのを抑制することができる。
第8の発明は、上記第1の発明において、上記ガラスガイドは、取付ブラケットを介してドアのインナパネルに取り付けられており、上記防水手段は、上記取付ブラケットに一体形成され、且つ上記ガラスガイドの下端と上記ドアチェッカーの上端との間で、底面が車幅方向一方側から他方側に向かうに従って下方に傾斜する樋部を有しており、上記樋部の底面の下端が、車幅方向に関して上記ドアチェッカーよりも車幅方向他方側に位置していることを特徴とするものである。
このように、ガラスガイドの取付ブラケットを利用して樋部を形成することにより、部品点数を増加させることなく、ドアチェッカーに水がかかるのを確実に抑制することができる。
なお、本発明において、「車幅方向」及び「車両前後方向」とは、それぞれドアが閉まっている状態のものを意味する。
本発明によれば、ガラスガイドを伝って落ちる水を導き上記ドアチェッカーにかからないようにする防水手段を備えることにより、ガラスガイドを伝って落ちた、雨水や洗車水等の水滴がドアチェッカー内部に入るのを抑制できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、「車幅方向」及び「車両前後方向」とは、それぞれドアを閉めた状態における車幅方向及び車両前後方向を意味する。
(実施形態1)
図1は、アウターパネル29(図2参照)を取り外した状態の車両のドア39の右側側面を車外から見た図を示し、このドア39にはドアガラス7の前部をガイドする横断面コ字型のステンレス製ガラスガイド1が設けられている。このガラスガイド1は、ドアガラス7の昇降を案内するものであり、ドアガラス開口部の上縁41aから延びていて、その下端1aがドアガラス開口部の下端41bよりも大きく下方に位置している。このガラスガイド1の下方にはドア39を所定の開き位置に保持するドアチェッカー3が設けられている。
ドアチェッカー3は、上下のドアヒンジ部27a,27bの間に対応する高さ位置に設けられており、直方体状のケース13と長方形板状のチェックプレート17とを有している。
上記ケース13は、ドア39のインナパネル9の内面の前面9a側における車幅方向の車内側寄りに取り付けられている。ケース13の車両後方側の面の略中央部には車両前後方向に貫通する貫通孔23(図2参照)が形成されるとともに、その内部にはドア39を所定の開き位置に保持するために上記チェックプレート17を押圧する押圧部材(図示せず)が組み込まれている。上記チェックプレート17は、ケース13の車幅方向幅よりも小さい車幅方向幅を有しており、ケース13の貫通孔23に挿通されている。チェックプレート17は、その前端部が自動車のボディ(図示せず)に回動自在に連結されており、その後端部にストッパゴム19を有している。そして、チェックプレート17は、ドア39が閉まっているときに、ケース13から車両後方に突き出るようになっている。
図2は、インナパネル9の内面の前面9a側を車両後方から見た図を示し、上記ガラスガイド1の下端1aは、ドアチェッカー3の真上近傍に位置している。このガラスガイド1内には、ガラスガイド1とドアガラス7との間をシールする、ゴム材料(弾性材料)からなるガラスランチャンネル5が設けられている。
ガラスランチャンネル5は、底壁部と一対の側壁部とを有する横断面略コ字状の本体部(図示せず)と、両側壁部の先端部からそれぞれ本体部内側に向かって延びる一対のリップ部5b,5bとを備えている。ガラスランチャンネル5は、車両前後方向後側が開口するように本体部がガラスガイド1に嵌合されるとともにガラスガイド1に沿うように下方に延びている。また、ガラスランチャンネル5は、一対のリップ部5b,5bをドアガラス7の両面に当接させて、ガラスガイド1とドアガラス7との間をシールしている。このためドアガラス7が昇降した際に、本体部とリップ部5b,5bで囲まれた空間内に雨水や洗車水等の水滴が流入すると、何も対策を講じていない場合、この水滴がガラスランチャンネル5を伝ってケース13やチェックプレート17の上に落ちることになる。そこで、本実施形態では、以下のような防水手段を設けている。
ガラスランチャンネル5の下端5a、より詳しくは、実質的にドアガラス7をガイドするガイド部分の下端5aは、ガラスガイド1の下端1aと略一致しており、該ガラスランチャンネル5の下端部には延出部(防水手段)15が一体に形成されている。
延出部15は、ガラスランチャンネル5の下端5aから下方且つ車幅方向外側に延びていて、その下端15aが車幅方向に関してドアチェッカー3よりも車幅方向外側(車外側)に位置しているとともに、締結ボルト35によってドア39のインナパネル9の内面の前面9a側に支持されている。換言すれば、この延出部15は、ガラスランチャンネル5のうちガラスガイド1の下端1aから下方に直線状に延びている部分を車幅方向外側に折り曲げるとともに、このガラスランチャンネル5を曲がった状態のままドア39のインナパネル9の内面の前面9a側で支持することにより形成されている。
以上の構成により、ガラスガイド1及びガラスランチャンネル5を伝わって落ちる水は、車幅方向外側に折り曲げられた延出部15に案内されて、ドアチェッカー3にかかることなく排水される。
−効果−
本実施形態によれば、ガラスガイド1を伝って落ちる水を導きドアチェッカー3にかからないようにする防水手段15が備えられているので、ガラスガイド1を伝って落ちた水滴がドアチェッカー3内部に入るのを抑制できる。
また、成形の自由度に優れるゴム材料からなるガラスランチャンネル5を防水手段15として用いることにより、防水手段15を容易に形成できるとともに、部品点数の増加を抑えることができる。
さらに、ガラスランチャンネル5をドア39のインナパネル9の内面の前面9a側で支持することにより、ゴム材料からなるガラスランチャンネル5の動きを規制して、ドアチェッカー3に水がかかるのを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では、延出部15はガラスランチャンネル5の下端5aから下方且つ車幅方向外側(車外側)に延びているが、これに限らず、ガラスランチャンネル5の下端5aから下方且つ車幅方向内側(車内側)に延びるように形成してもよい。
本実施形態では、延出部15はインナパネル9の内面の前面9a側に支持されているが、これに限らず、インナパネル9の内面の側面9b側に支持されるようにしてもよい。
本実施形態では、ガラスランチャンネル5の直線状に延びている部分を折り曲げることにより防水手段を形成しているが、これに限らず、先端部が元々曲がったガラスランチャンネル5を用いてもよい。そして、先端部が元々曲がったガラスランチャンネル5を用いる場合には、容易に変形しない程度の剛性を有する弾性材料を用いることになるので、延出部15の動きを規制する必要がないことから、延出部15をインナパネル9の内面で支持しなくてもよい。
(実施形態2)
本実施形態は、防水手段がガラスガイド1によって構成されている点が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
図3は、インナパネル9の内面の前面9a側を車両後方から見た図を示す。ガラスガイド1とドアチェッカー3との位置関係は、ガラスガイド1の下端1aのうち車幅方向内側(車内側)のみが、平面視においてドアチェッカー3と重なっている。換言すれば、ガラスガイド1の下端1aのうち車内側のみが、ドアチェッカー3と上下方向に対向している。また、ガラスガイド1の下端1aの車内側は、ガラスランチャンネル5の下端5aよりも僅かに下方に延びている。
ガラスガイド1の下端1aは、車幅方向内側から外側(車外側)に向かうに従って下方に直線状に延びている。そして防水手段は、このように先端が斜めに形成された、ガラスランチャンネル5が嵌合されていないガラスガイド1の下端部によって構成されている。
以上の構成により、ガラスガイド1及びガラスランチャンネル5を伝わって落ちる水は、斜めに形成されたガラスガイド1の先端を伝って、平面視においてドアチェッカー3と重なっていないガラスガイド1の下端の車幅方向外側に集まり、そこからドアチェッカー3にかかることなく排水される。
−効果−
本実施形態によれば、車幅方向内側から外側に向かうに従って下方に直線状に延びる、ガラスガイド1の下端部を防水手段として用いることにより、ガラスガイド1を伝って落ちる水を、平面視においてドアチェッカー3と重なっていないガラスガイド1の下端1aの車幅方向外側から排水することができる。したがって、ガラスガイド1の形状を大きく変更することなく、ドアチェッカー3に水がかかるのを抑えることができる。
(実施形態3)
本実施形態は、防水手段がガラスガイド1によって構成されている点が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
図4は、インナパネル9の内面の前面9a側を車両後方から見た図を示し、上記ガラスガイド1の下端1a、より詳しくは、実質的にドアガラス7をガイドするガイド部分の下端1aには延出部(防水手段)11が形成されている。なお、図4では、ガラスランチャンネル5は、図を見易くするために図示を省略している。
延出部11は、ガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車幅方向外側に延びていて、その下端11aが車幅方向に関してドアチェッカー3よりも車幅方向外側(車外側)に位置している。すなわち、延出部11はガラスガイド1の下端1aから下方に向かうほど車幅方向外側に傾斜している。この延出部11は略直線状のステンレス製ガラスガイド1を曲げ加工することにより、該ガラスガイド1と一体に形成されているので、ゴム材料からなる上記ガラスランチャンネル5の延出部15とは異なり、インナパネル9の内面に支持されていない。
以上の構成により、ガラスガイド1及びガラスランチャンネル5を伝わって落ちる水は、車幅方向外側に折り曲げられた延出部11に案内されて、ドアチェッカー3にかかることなく排水される。
−効果−
本実施形態によれば、剛性の高いガラスガイド1で防水手段11を形成しているので、延出部11をドア39のインナパネル9の内面等で支持することなく、ドアチェッカー3に水がかかるのを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では、延出部11はガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車幅方向外側に延びているが、これに限らず、ガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車幅方向内側(車内側)に延びるように形成してもよい。
(実施形態4)
本実施形態は、延出部21の傾斜する方向が実施形態3と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
図5に示すように、ガラスガイド1の下端1aは平面視においてドアチェッカー3のうちケース13と重なっている。換言すれば、ガラスガイド1の下端1aはケース13と上下方向に対向している。ガラスガイド1の下端1aに一体に形成された延出部21は、実施形態3と同様に、ガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車幅方向外側(車外側)に延びている一方、ガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車両後方にも延びていて、その下端21aが車両前後方向に関してケース13よりも車両後方に位置している。
以上の構成により、車幅方向の幅がチェックプレート17よりも大きいケース13を車両前後方向においてかわすことができる。これにより、車幅方向における延出部21の傾きを小さくしつつ、ガラスガイド1及びガラスランチャンネル5を伝わって落ちる水がドアチェッカー3にかかることなく排水される。
−効果−
本実施形態によれば、延出部21の下端21aが車両前後方向に関してケース13よりも車両後方に位置していることから、延出部21の下端21aがチェックプレート17にはかかるが、車幅方向の幅がチェックプレート17よりも大きいケース13にはかからないので、延出部21を車幅方向に大きく傾斜させることなく、ドアチェッカー3に水がかかるのを抑制することができる。
(実施形態5)
本実施形態は、防水手段33をガラスガイド1の取付ブラケット25に形成している点が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
図6は、取付ブラケット25を介して内側の側面9b側にガラスガイド1が取り付けられたインナパネル9を示し、本実施形態の防水手段33は、この取付ブラケット25を用いて形成されている。具体的には、図7に示すように、防水手段33は、インナパネル9の内側の側面9b側に固定された金属製の取付ブラケット25の下端部に一体形成された樋部33を有している。
樋部33は、取付ブラケット25の車両前方側の部分の下端25aから下方に延びる前側壁部53と、該前側壁部53の下端から略車両後方に延びる底壁部(底面)43と、前側壁部53と対向するように該底壁部43の後端から上方に延びる後側側壁部63を有していて、横断面略コ字型をなしている。この樋部33は、図8に示すように、その底面43がガラスガイド1の下端1aとドアチェッカー3のケース13の上端13aとの間に形成されている。樋部33の底面43は車幅方向内側(車内側)から外側(車外側)に向かうに従って下方に傾斜しており、車幅方向外側の下端43aが最も低くなっている。さらに、樋部33の底面43の下端43aは、車幅方向に関してドアチェッカー3よりも車幅方向外側に位置している。
以上の構成により、ガラスガイド1及びガラスランチャンネル5を伝わって落ちる水は樋部33の底面43の上に落ち、該樋部33の底面43を車内側から車外側に流れて下端43aからドアチェッカー3にかかることなく排水される。
−効果−
本実施形態によれば、ガラスガイド1の取付ブラケット25を利用して樋部33を形成することにより、部品点数を増加させることなく、ドアチェッカー3に水がかかるのを確実に抑制することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態4では、延出部21はガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車幅方向外側(車外側)及び車両後方にも延びているが、ガラスガイド1の下端1aが、車幅方向に関してチェックプレート17よりも車幅方向一方側に位置し、且つ平面視においてドアチェッカー3のうちケース13のみと車幅方向に重なっているときは、延出部21をガラスガイド1の下端1aから下方に向かうに従って車両後方に延びるように形成して、その下端21aが車両前後方向に関してケース13よりも車両後方に位置するようにしてもよい。
このように、ガラスガイド1の下端1aが、車幅方向に関してチェックプレート17よりも車幅方向一方側に位置し、且つ平面視においてドアチェッカー3のうちケース13のみと車幅方向に重なっているときには、延出部21の下端21aを車両前後方向に関してケース13よりも車両後方に位置させることにより、延出部21の下端21aがドアチェッカー3をかわすことができる。したがって、延出部21を車幅方向に傾斜させることなく、ドアチェッカー3に水がかかるのを抑制することができる。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、ドアガラスの前部をガイドするガラスガイドの下方にドアチェッカーを設けた自動車のドア構造等について有用である。
アウターパネルを取り外した状態の車両のドアの右側側面を車外から見た図である。 実施形態1に係る防水手段を車両斜め後方から見た斜視図である。 実施形態2に係る防水手段を車両斜め後方から見た斜視図である。 実施形態3に係る防水手段を車両斜め後方から見た斜視図である。 実施形態4に係る防水手段を車室外側から見た斜視図である。 取付ブラケットを介して内側の側面側にガラスガイドが取り付けられたインナパネルを車両斜め後方から見た斜視図である。 実施形態5に係る防水手段を車両斜め後方から見た斜視図である。 実施形態5に係る防水手段を車室外側から見た斜視図である。
符号の説明
1 ガラスガイド
1a 下端
3 ドアチェッカー
5 ガラスランチャンネル
5a 下端
7 ドアガラス
9 インナパネル
9a 内面の前面側
9b 内面の側面側
11 延出部(防水手段)
11a 下端
13 ケース
15 延出部(防水手段)
17 チェックプレート
21 延出部(防水手段)
21a 下端
25 取付ブラケット
33 樋部(防水手段)
39 ドア
43 底壁部(底面)
43a 下端

Claims (8)

  1. ドアガラスの前部をガイドするガラスガイドの下方にドアチェッカーを設けた自動車のドア構造であって、
    上記ガラスガイドの下端が、上記ドアチェッカーの真上近傍に位置しており、
    該ガラスガイドを伝わって落ちる水を導き上記ドアチェッカーにかからないようにする防水手段を備えていることを特徴とする自動車のドア構造。
  2. 請求項1記載の自動車のドア構造において、
    上記ガラスガイド内には、弾性材料からなるガラスランチャンネルが設けられており、
    上記防水手段は、上記ガラスランチャンネルの下端から下方且つ車幅方向一方側に延びていて、下端が車幅方向に関して上記ドアチェッカーよりも車幅方向一方側に位置している延出部を有していることを特徴とする自動車のドア構造。
  3. 請求項2記載の自動車のドア構造において、
    上記延出部は、ドアのインナパネルの内面の側面側又は前面側に支持されていることを特徴とする自動車のドア構造。
  4. 請求項1記載の自動車のドア構造において、
    上記ガラスガイドの下端のうち車幅方向一方側のみが、平面視において上記ドアチェッカーと重なっており、
    上記ガラスガイドの下端は、車幅方向一方側から他方側に向かうに従って下方に直線状に延びており、
    上記防水手段は、上記ガラスガイドの下端部からなることを特徴とする自動車のドア構造。
  5. 請求項1記載の自動車のドア構造において、
    上記防水手段は、上記ガラスガイドの下端から下方に向かうに従って車幅方向一方側に延びていて、下端が車幅方向に関して上記ドアチェッカーよりも車幅方向一方側に位置している延出部を有していることを特徴とする自動車のドア構造。
  6. 請求項5記載の自動車のドア構造において、
    上記ドアチェッカーは、ドアのインナパネルの内面の前面側に取り付けられたケースと、上記ドアが閉まっているときに該ケースよりも車両後方に突き出て、該ケースよりも車幅方向の幅が小さいチェックプレートとを有しており、
    上記ガラスガイドの下端が、平面視において上記ドアチェッカーのうち少なくとも上記ケースと重なっており、
    上記延出部は、上記ガラスガイドの下端から下方に向かうに従って車両後方にも延びていて、下端が車両前後方向に関して上記ケースよりも車両後方に位置していることを特徴とする自動車のドア構造。
  7. 請求項1記載の自動車のドア構造において、
    上記ドアチェッカーは、ドアのインナパネルの内面の前面側に取り付けられたケースと、上記ドアが閉まっているときに該ケースよりも車両後方に突き出て、該ケースよりも車幅方向の幅が小さいチェックプレートとを有しており、
    上記ガラスガイドの下端が、車幅方向に関して上記チェックプレートよりも車幅方向一方側に位置し、且つ平面視において上記ドアチェッカーのうち上記ケースのみと重なっており、
    上記防水手段は、上記ガラスガイドの下端から下方に向かうに従って車両後方に延びていて、下端が車両前後方向に関して上記ケースよりも車両後方に位置している延出部を有していることを特徴とする自動車のドア構造。
  8. 請求項1記載の自動車のドア構造において、
    上記ガラスガイドは、取付ブラケットを介してドアのインナパネルに取り付けられており、
    上記防水手段は、上記取付ブラケットに一体形成され、且つ上記ガラスガイドの下端と上記ドアチェッカーの上端との間で、底面が車幅方向一方側から他方側に向かうに従って下方に傾斜する樋部を有しており、
    上記樋部の底面の下端が、車幅方向に関して上記ドアチェッカーよりも車幅方向他方側に位置していることを特徴とする自動車のドア構造。
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