JP5808362B2 - 車両用サイドドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアサッシュの真下に離間して位置するドアチェッカーをサイドドアに設けた車両用サイドドア構造に関する。
一般の自動車は、サイドドアの半開時と全開時に開きが止まるようにするためのドアチェッカーを有する。ドアチェッカーはサイドドアのドアパネルに設けられ、その一端が車体に接合される。サイドドアには、ドアサッシュが設けられている。サイドドアの内部において、ドアサッシュの下端部がドアパネルに接合される。雨水がドアサッシュを伝わり、サイドドアの内部に浸入した場合には、浸入した水がドアパネルを伝わりドアチェッカーに触れるため好ましくない。そこで、ドアパネルを伝わる水を回避する技術として、例えば特許文献1が知られている。また、ドアサッシュから伝わる水を回避する技術として、例えば特許文献2が知られている。
特許文献1で知られている技術は、ドアサッシュの下方で、ドアパネルにビード形状の案内部を斜めに形成し、ドアパネルを伝わって落ちてくる水の流れる方向を、案内部によって変える技術である。
また、特許文献2で知られている技術は、ドアチェッカーを取り付けるスペースを設け、このスペースに取り付けられたドアチェッカーの上方において、ドアサッシュの下端から斜め側方に延出した延出部を設け、ドアサッシュを伝わってくる水がドアチェッカーの側方を通過するようにする技術である。
しかし、特許文献1のようにドアパネルにビート形状の案内部を設けたのでは、構造が繁雑になる。また、特許文献2のように、ドアサッシュの下端に延出部を設けたのでは、ドアサッシュの構造が複雑になる。
特開平7−228147号公報 特開2009−107365公報
本発明は、ドアサッシュの真下に離間して位置するドアチェッカーをサイドドアに設けた車両用サイドドア構造において、簡易な構成で、ドアチェッカーを取り付けるスペースを確保すると共に、ドアチェッカーを雨水から回避させることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、ドアサッシュの真下に離間して位置するドアチェカーをサイドドアに設けた車両用サイドドア構造であって、前記ドアサッシュの下端部は前記サイドドアのドアパネルに接合され、このドアパネルには、前記サイドドアの内部に窪み且つ上下方向に細長い凹部が形成され、この凹部に、前記ドアチェッカーが設けられ、前記凹部の上端は、車幅方向外側の端が頂部となるように形成され、この頂部は、前記ドアサッシュの下端よりも車内側に位置していることを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、ドアパネルの縁部には、車体との間をシールするシール部材を取り付けるためのシール面が形成され、このシール面は、凹部の車幅方向外側の端に隣接し、この隣接した部位に縦壁が設けられ、この縦壁は、シール面に沿って凹部の下方へ延びると共に、凹部の縦壁を兼ねていることを特徴とする。
請求項3に記載のごとく、より好ましくは、縦壁は、上下方向の全域にわたって凹凸なく上下に連続した形状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載のごとく、より好ましくは、縦壁とシール面との間の隅は、丸みなく又は丸みの少ないシャープな輪郭に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載のごとく、より好ましくは、凹部の上端の縁は、頂部から車幅方向内側へ向かうに従い下方に傾斜しており、凹部の車内側の端は、ドアチェッカーの車内側の端よりも車内側に位置し、凹部の車内側の端は、凹部の上端の縁に交わっていることを特徴とする。
請求項6に記載のごとく、より好ましくは、凹部の上端の傾斜した縁の下端は、ドアパネル前面の車内側縁部に位置することを特徴とする。
請求項7に記載のごとく、より好ましくは、凹部の底面は、高さ中央部分の最も深い平面状の中央部と、この中央部から凹部の上端の縁へ向かって上がり斜面となる上方傾斜部と、中央部から凹部の下端の縁へ向かって上がり斜面となる下方傾斜部とからなり、中央部の上端と上方傾斜部との境、及び、中央部の下端と下方傾斜部との境には、稜線が形成され、ドアチェッカーは、中央部に取り付けられることを特徴とする。
請求項8に記載のごとく、より好ましくは、中央部の車幅方向の大きさは、上方傾斜部の車幅方向の大きさよりも大きいことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ドアパネルには、サイドドアの内部に窪み且つ上下方向に細長い凹部が設けられる。ドアパネルに凹部を設けたので、ドアパネルの剛性を向上させることができ、凹部にドアチェッカーを取り付けることができる。加えて、ドアパネルに凹部を設けるだけであるので、他の部品の配置に影響を与えることがなく、ドアチェッカーを車体に接合するスペースを確保することができる。
加えて、凹部の上端の車幅方向外側の端にある頂部は、ドアサッシュの下端より車内側に位置する。凹部に対応するドアパネルの内側は凸形状となり、ドアサッシュから垂れてくる水を凸形状部の車外側に導くことができ、ドアチェッカーを水から回避させることができる。結果、ドアパネルの内側に、水案内部を別途設ける必要がないので、サイドドアを簡易な構成にでき、成形性も向上させることができる。
請求項2に係る発明では、シール面は、凹部の車幅方向外側の端に隣接し、この隣接した部位に縦壁を設けたので、凹部とシール面を区切ることができる。このため、シール面の面積を必要最小限に抑え、シール面の精度を向上させることができる。加えて、縦壁を凹部の下方へ延ばしたので、凹部の下方においても、シール面の精度を確保することができる。加えて、ドアパネルの内側において、縦壁によって車外側が水路になるので、安定して水を案内することができる。加えて、縦壁よりも内側に配置される部品に水がかかる虞を低減することができる。
請求項3に係る発明では、縦壁は、上下方向の全域にわたって凹凸なく上下に連続した形状に形成されるので、ドアサッシュから伝わってくる水を縦壁に沿って滑らかに下方に導くことができる。
請求項4に係る発明では、縦壁とシール面との間の隅は、丸みなく又は丸みの少ないシャープな輪郭に形成されているので、シール面の裏面から切り立つようにして縦壁を形成でき、水が縦壁を乗り越え難くすることができる。結果、縦壁から離れた場所に配置されるドアチェッカーに水がかかることを回避できる。加えて、縦壁とシール面との間の隅をシャープな輪郭に形成することで、より一層、シール面と縦壁を区切ることができ、シール面の精度を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、凹部の上端の縁は、頂部から車幅方向内側に向かうに従い下方に傾斜しているので、仮に揺れなどによって頂部よりも車内側に水が垂れてきても、水を凹部の上端の傾斜している縁に沿って流し、ドアチェッカー側に流れないようにできる。
請求項6に係る発明では、凹部の上端の傾斜した縁の下端は、ドアパネル前面の車内側縁部に位置するので、ドアパネルの形状を滑らかに形成でき、ドアパネルを成形するための材料を少なくし、軽量化及び材料コストの低減を図ることができる。加えて、滑らかにドアパネルを滑らかに成形することで、成形性を向上させることができる。
請求項7に係る発明では、中央部は、凹部のなかで最も深い位置にあるので、水が通る面から距離を大きく離すことができ、中央部に配置されるドアチェッカーに水をかかり難くすることができる。加えて、中央部と上方傾斜部との境、中央部と下方傾斜部との境には、稜線が形成される形状としたので、凹部の剛性を向上させることができる。加えて、中央部を平面にしたので、ドアチェッカーの取り付け精度を向上させることができる。
請求項8に係る発明では、中央部の車幅方向の大きさは、上方傾斜部の車幅方向の大きさよりも大きいので、ドアサッシュから下方に垂れてくる水の流路と、ドアチェッカーとの距離を大きく離すことができ、より一層ドアチェッカーに水をかかり難くできる。加えて、中央部の幅を大きくしたので、ドアチェッカーのサイズやレイアウトの自由度を高めることができる。
本発明に係るサイドドアの側面図である。 図1の2矢視図である。 図1の3−3線断面図である。 図3に示されたサイドドアの要部斜視図である。 図3に示されたサイドドアの要部拡大図である。 図4に示されたサイドドア上部の斜視図である。 図4に示されたサイドドア下部の斜視図である。 図6に示されたスチフナ周辺の斜視図である。 本発明に係るサイドドアの作用図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1に示されるように、車両用のサイドドア10は、例えば、車両の運転席側の側部に設けられるヒンジ式のドアである。サイドドア10は、ドアパネル20と、このドアパネル20の上部に設けられるドアサッシュ11と、このドアサッシュ11に保持されるドアガラス12とからなる。
自動車等の車両は、サイドドア10の半開時と全開時に開きが止まるようにするためのドアチェッカー13を有する。ドアチェッカー13は、ドアサッシュ11の真下に離間した位置で、ドアパネル20に設けられる。ドアチェッカー13の一端は、車体に結合される。
次にサイドドア10を車内側からの斜視図に基づいて説明する。図2に示されるように、ドアパネル20は、金属製のドアインナパネル21と、このドアインナパネル21の車外側に設けられる金属製のドアアウタパネル22とからなる。
ドアインナパネル21は、車内側を形成するドアパネル側面部23と、ドアチェッカー13が取り付けられる縁部24とを有する。縁部24には、サイドドア10の内部に窪む凹部30と、シール部材25を取り付けるためのシール面26とが形成されている。シール部材25は、車体とサイドドア10との間をシールする部材である。
縁部24の前側は、ドアパネル前面27を形成する。このドアパネル前面27は、ドアパネル側面部23に対して、いわゆる山折りにされ、ドアパネル前面27の車内側縁部28は、シャープな輪郭に形成されている。
ドアチェッカー13は、凹部30に取り付けられるケース14と、このケース14に進退自在に設けられるチェックプレート15とからなる。このチェックプレート15の先端部は車体に回動自在に接合される。サイドドア10を開くと、チェックプレート15はケース14から突出する態様となり、サイドドア10を閉じると、チェックプレート15はケース15に没する態様となる。
凹部30の底面は、高さ中央部分の最も深い位置に形成される中央部31と、この中央部31から凹部30の上端の縁32へ向かって上がり斜面となる上方傾斜部33と、中央部31から凹部30の下端の縁34へ向かって上がり斜面となる下方傾斜部35とからなる。また、中央部31は、平面状に形成される。このため、ドアチェッカー13を容易に中央部31に取り付けることができる。
次にドアパネル20の内側を断面図に基づいて説明する。図3に示されるように、凹部30は、ドアパネル20の内側において、図表側に突出する形態となる。凹部30は、ドアサッシュ11の下方に位置し、上下方向に細長く形成される。
上方傾斜部33は、上端の縁32から下方に向かうに従い、徐々に幅が広がるように形成される。中央部31は、中央部31の上端と上方傾斜部33の境36から下方に向かうに従い、徐々に幅が広がり、高さ方向中心付近から車幅方向の幅が略一定に形成される。下方傾斜部35は、中央部31の下端と下方傾斜部35の境37から下方に向けて、略一定の幅に形成される。
下方傾斜部35の下端の縁34から縁部24の下端まで、下部面41が形成される。凹部30及び下部面41は、シール面26の車内側に位置すると共に、シール面26より図表側に突出するように形成される。なお、凹部30の突出量に比較して、下部面41の突出量は小さい。また、ドアパネル20の表側だけをシール面26とするのではなく、便宜上、ドアパネル20の裏側もシール面26とする。
凹部30の車内側の端38は、ケース13の車内側の端39よりも車内側に位置する。中央部31の車幅方向の幅は、上方傾斜部33の車幅方向の幅よりも大きい。また、中央部31は、平面状に形成される。このため、中央部31は比較的面積が広く、ドアチェッカー13の配置レイアウトを向上させることができると共に、中央部31に容易に取り付けることができる。
次にドアパネル20の内側を斜視図に基づいて説明する。図4に示されるように、シール面26は、凹部30の車幅方向外側の端に隣接し、この隣接した部位に縦壁42が形成される。この縦壁42は、上方傾斜部33、中央部31及び下方傾斜部35の車幅方向外側の端を滑らかに繋ぐように設けられ、シール面26に沿って凹部30の下方へ延びる縦壁帯部43を有する。
この縦壁帯部43により、下部面41は、シール面26よりも内部側へ一段高い位置となる。縦壁42は、縦壁帯部43も含め、上下方向の全域にわたって凹凸なく上下に連続した形状を呈する。
また、中央部31の上端と上方傾斜部33の境36及び、中央部31の下端と下方傾斜部35の境37は、稜線となるように形成される。凹部30の底面は稜線を有するように形成され、さらに凹部30は縦壁42を有するので、凹部30の剛性を向上させることができ、ドアチェカー13の取り付け剛性も向上させることができる。
次にサイドドアの要部について説明する。図3、図5及び図6に示されるように、ドアサッシュ11の下端部は、ドアパネル20の内側に接合されている。上方傾斜部33の上端の縁32は、車幅方向外側の端が頂部44となるように形成される。この頂部44は、ドアサッシュ11の車内側端の延長線16よりも車内側に位置する。また、頂部44は、ドアサッシュ11の下端17よりも車内側に位置する。
このため、ドアサッシュ11からシール面26に沿って垂れてくる雨水は、頂部44よりも車幅方向外側に落ちる。そして、縦壁42に沿って下方に流れ落ちる。結果、水が上方傾斜部33から中央部31に乗り上げてくることはない。
また、上方傾斜部33の上端の縁32は、頂部44から車幅方向内側へ向かうに従い下方に傾斜し、凹部30の車内側の端38に交わっている。ドアパネル20の外部から見ると、傾斜した縁32の下端45は、図2に示したドアパネル前面27の車内側縁部28に位置する。このため、ドアインナパネル21の形状を滑らかに形成でき、ドアインナパネル21を成形するための材料を極力少なくすることができる。
ドアサッシュ11の下端部は、ドアパネル20の内側に接合され、その一部がスチフナ51に覆われている。スチフナ51は、ドアパネル20の上部にもうけられている。ドアパネル20の上部に、スチフナ51を介してドアサッシュ11の下部片18が支持される。ドアガラス12は、下部片18にウェザーストリップ52を介して支持される。
スチフナ51の下部は、断面が傘状に広がり、外側の外板部53と、内側の内板部54とを有する。外板部53の下端は、ドアアウタパネル22の近傍に位置する。内板部54の下端は、ドアインナパネル21の近傍に位置する。内板部54の下端は、凹部30の頂部44よりも車幅方向内側に位置する。
仮に、スチフナ51の内板部54を雨水が垂れてきた場合、水は、シール面26を伝わって凹部30の上端の縁32に到達する。凹部30の上端の縁32が車幅方向内側へ向かうに従い下方に傾斜するので、水は、上端の縁32に沿って、凹部30の車内側の端38に導かれ、凹部30の車内側の端38に沿って下方へ流れ落ちる。このため、水が、ドアチェカー13に触れることを防止できる。
図7に示されるように、縦壁42とシール面26との間の隅46は、丸みなく又は丸みの少ないシャープな輪郭に形成されている。このため、隅46に沿って上から流れてくる水が、縦壁42を乗り越えて凹部30に到達することを防止できる。また、同様に、縦壁帯部43においても、水が縦壁帯部43を乗り越えて下部面41に到達することを防止できる。
縦壁42は、凹部30から縦壁帯部43まで、全域にわたって滑らかに形成されると共に、ドアインナパネル21の下部まで連続して形成されている。このため、ドアサッシュ11からドアパネル20の下部まで、水をシール面26上で流すことができる。このように、簡単な構造であるので、ドアパネル20の加工費用を低減させることができる。
図8に示されるように、スチフナ51の前端部は、ドアサッシュ11に接合されている。スチフナ51の上部は、上に向かって開く形状である。このため、雨水がドアサッシュ11やドアサッシュ11の下部片18を伝わりスチフナ51に流れ、スチフナ51の外板部53や内板部54の下端から、水が垂れることがある。
スチフナ51の外板部53の下端は、凹部30の車幅方向外側端よりも、外側に位置するので、水が凹部30に垂れることはない。また、スチフナ51の内板部54の下端は、ドアインナパネル21の近傍に位置するので、内板部54の下端から垂れた水は、凹部30の上端の縁34から、凹部30の車内側の端38へと導かれる。
以上に述べたサイドドア10の作用を次に述べる。図9に示されるように、ドアサッシュ11から矢印aのように垂れてくる水は、頂部44より図右側に流れ、壁部42に沿って矢印bのように下方へ流れ落ちる。
スチフナ51の内板部54から矢印cのように垂れてくる水は、凹部30の上端の縁32により矢印dのように流れ、さらに、凹部30の車内側の端38に沿って矢印eのように下方へ流れ落ちる。
壁部42及び車内側の端38は、ドアチェッカー13から離れた位置に形成されているので、水がドアチェッカー13に触れることを防止できる。
以上に述べたサイドドアをまとめて以下に記載する。
図2及び図5に示されるように、ドアパネル20には、サイドドア10の内部に窪み且つ上下方向に細長い凹部30が設けられる。ドアパネル20に凹部30を設けたので、ドアパネル20の剛性を向上させることができ、凹部30にドアチェッカー13を取り付けることができる。加えて、ドアパネル20に凹部30を設けるだけであるので、他の部品の配置に影響を与えることがなく、ドアチェッカー13を車体に接合するスペースを確保することができる。
加えて、凹部30の上端の車幅方向外側の端にある頂部44は、ドアサッシュ11の下端17より車内側に位置する。凹部30に対応するドアパネル20の内側は凸形状となり、ドアサッシュ11から垂れてくる水を凸形状部の車外側に導くことができ、ドアチェッカー13を水から回避させることができる。結果、ドアパネル20の内側に、水案内部を別途設ける必要がないので、サイドドア10を簡易な構成にでき、成形性も向上させることができる。
図3に示されるように、シール面26は、凹部30の車幅方向外側の端に隣接し、この隣接した部位に縦壁42を設けたので、凹部30とシール面26を区切ることができる。このため、シール面26の面積を必要最小限に抑え、シール面26の精度を向上させることができる。加えて、縦壁42を凹部30の下方へ延ばしたので、凹部30の下方においても、シール面26の精度を確保することができる。加えて、ドアパネル20の内側において、縦壁42によって車外側が水路になるので、安定して水を案内することができる。加えて、縦壁42よりも内側に配置される部品に水がかかる虞を低減することができる。
図3及び図7に示されるように、縦壁42は、上下方向の全域にわたって凹凸なく上下に連続した形状に形成されるので、ドアサッシュ11から伝わってくる水を縦壁42に沿って滑らかに下方に導くことができる。
図7に示されるように、縦壁42とシール面26との間の隅46は、丸みなく又は丸みの少ないシャープな輪郭に形成されているので、シール面26から切り立つようにして縦壁42を形成でき、水が縦壁42を乗り越え難くすることができる。結果、縦壁42から離れた場所に配置されるドアチェッカー43に水がかかることを回避できる。加えて、縦壁42とシール面26との間の隅46をシャープな輪郭に形成することで、より一層、シール面26と縦壁42を区切ることができ、シール面26の精度を向上させることができる。
図3及び図5に示されるように、凹部30の上端の縁32は、頂部44から車幅方向内側に向かうに従い下方に傾斜しているので、仮に揺れなどによって頂部44よりも車内側に水が垂れてきても、水を凹部30の上端の傾斜している縁32に沿って流し、ドアチェッカー13側に流れないようにできる。
図2及び図3に示されるように、凹部30の上端の傾斜した縁32の下端は、ドアパネル前面27の車内側縁部28に位置するので、ドアパネル20の形状を滑らかに形成でき、ドアパネル20を成形するための材料を少なくし、軽量化及び材料コストの低減を図ることができる。加えて、滑らかにドアパネル20を滑らかに成形することで、成形性を向上させることができる。
図3及び図4に示されるように、中央部31は、凹部30のなかで最も深い位置にあるので、水が通る面26から距離を大きく離すことができ、中央部31に配置されるドアチェッカー13に水をかかり難くすることができる。加えて、中央部31と上方傾斜部33との境36、中央部31と下方傾斜部35との境37には、稜線が形成される形状としたので、凹部30の剛性を向上させることができる。加えて、中央部31を平面にしたので、ドアチェッカー13の取り付け精度を向上させることができる。
図3に示されるように、中央部31の車幅方向の大きさは、上方傾斜部33の車幅方向の大きさよりも大きいので、ドアサッシュ11から下方に垂れてくる水の流路と、ドアチェッカー13との距離を大きく離すことができ、より一層ドアチェッカー13に水をかかり難くできる。加えて、中央部の幅を大きくしたので、ドアチェッカー13のサイズやレイアウトの自由度を高めることができる。
尚、実施例では、サイドドア10を車両の運転席側のドアとしたが、これに限定されず、車両の助手席側のドア等、ドアサッシュの真下に離間して位置するドアチェッカーが設けられたドアであれば、他の位置のサイドドアであっても差し支えない。また、実施例においては、凹部30の上端の縁32を直線状に形成したが、これに限定されず、頂部44から車幅方向内側へ向かうに従い下方に傾斜していれば、上端の縁32が湾曲して形成されていても差し支えない。また、実施例においては、上方傾斜部33及び下方傾斜部35を平面状に形成したが、これに限定されず、中央部31の上端の境36及び下端の境37が稜線となるように形成すれば、上方傾斜部33及び下方傾斜部35を曲面状に形成しても差し支えない。
本発明の車両用サイドドア構造は、ドアサッシュの真下に離間してドアチェッカーを設けたサイドドアを有する車両に好適である。
10…サイドドア、11…ドアサッシュ、13…ドアチェッカー、17…ドアサッシュの下端、20…ドアパネル、24…ドアパネルの縁部、25…シール部材、26…シール面、30…凹部、31…中央部、32…凹部の上端の縁、33…上方傾斜部、34…凹部の下端の縁、35…下方傾斜部、36…中央部の上端の境、37…中央部の下端の境、38…凹部の車内側の端、39…ドアチェッカーの車内側の端、42…縦壁、44…頂部、45…傾斜した縁の下端、46…縦壁とシール面との間の隅。

Claims (8)

  1. ドアサッシュの真下に離間して位置するドアチェカーをサイドドアに設けた車両用サイドドア構造であって、
    前記ドアサッシュの下端部は前記サイドドアのドアパネルに接合され、
    このドアパネルには、前記サイドドアの内部に窪み且つ上下方向に細長い凹部が形成され、
    この凹部に、前記ドアチェッカーが設けられ、
    前記凹部の上端は、車幅方向外側の端が頂部となるように形成され、
    この頂部は、前記ドアサッシュの下端よりも車内側に位置していることを特徴とする車両用サイドドア構造。
  2. 前記ドアパネルの縁部には、車体との間をシールするシール部材を取り付けるためのシール面が形成され、
    このシール面は、前記凹部の車幅方向外側の端に隣接し、
    この隣接した部位に縦壁が設けられ、
    この縦壁は、前記シール面に沿って前記凹部の下方へ延びると共に、前記凹部の前記縦壁を兼ねていることを特徴とする請求項1記載の車両用サイドドア構造。
  3. 前記縦壁は、上下方向の全域にわたって凹凸なく上下に連続した形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用サイドドア構造。
  4. 前記縦壁と前記シール面との間の隅は、丸みなく又は丸みの少ないシャープな輪郭に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用サイドドア構造。
  5. 前記凹部の上端の縁は、前記頂部から車幅方向内側へ向かうに従い下方に傾斜しており、
    前記凹部の車内側の端は、前記ドアチェッカーの車内側の端よりも車内側に位置し、
    前記凹部の車内側の端は、前記凹部の上端の縁に交わっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車両用サイドドア構造。
  6. 前記凹部の上端の傾斜した縁の下端は、前記ドアパネル前面の車内側縁部に位置することを特徴とする請求項5記載の車両用サイドドア構造。
  7. 前記凹部の底面は、高さ中央部分の最も深い平面状の中央部と、
    この中央部から前記凹部の上端の縁へ向かって上がり斜面となる上方傾斜部と、
    前記中央部から前記凹部の下端の縁へ向かって上がり斜面となる下方傾斜部とからなり、
    前記中央部の上端と前記上方傾斜部との境、及び、前記中央部の下端と前記下方傾斜部との境には、稜線が形成され、
    前記ドアチェッカーは、前記中央部に取り付けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の車両用サイドドア構造。
  8. 前記中央部の車幅方向の大きさは、前記上方傾斜部の車幅方向の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項7記載の車両用サイドドア構造。
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