JP4240174B2 - 刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置に関し、特に、刺繍模様を選択する際、ディスプレイの同一画面に、複数の刺繍模様を表示した状態で縫製に供する刺繍模様を選択可能な模様選択領域と、選択された刺繍模様を表示した状態で編集可能な模様表示領域の少なくとも一部を表示させるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、刺繍縫製可能なミシンには、針棒や天秤や回転釜等を駆動して縫目を形成可能な縫製機構と、刺繍枠を直交する2方向へ独立に移動駆動する刺繍枠駆動機構が設けられ、制御装置により、刺繍模様の縫製データ(複数のステッチデータ等からなる)に基づいて、縫製機構と刺繍枠駆動機構が駆動制御されて、刺繍枠に取付けた加工布に刺繍模様が縫製される。
【0003】
この刺繍縫製可能なミシンでは、基本的に、制御装置のROMや、この制御装置に着脱可能なROMカード等に、複数の刺繍模様の模様データ(縫製データを含む)が予め格納されており、これら複数の刺繍模様のなかから縫製に供する刺繍模様(模様データ)を選択し、更に、選択した刺繍模様(模様データ)を編集(配置変更、拡大/縮小、反転、等々)可能に構成してある。
【0004】
さて、従来より、刺繍縫製可能なミシンにおいて、ディスプレイと、このディスプレイの表面部に設けられディスプレイへの表示で機能を示すようにした複数のタッチキーとを備えたものでは、一般的に、縫製に供する刺繍模様を選択する際にはディスプレイに模様選択画面を表示させ、選択された刺繍模様を表示する際にはディスプレイに模様編集画面を表示させるようにしてある。
【0005】
そして、模様選択画面では、ディスプレイの大部分を占める模様選択領域に複数の刺繍模様(文字模様や図柄模様)を表示させ、そのうちの所望の刺繍模様をタッチすることで、その刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として選択でき、特に、文字模様を選択する場合には、模様選択画面の模様選択領域以外の領域に、選択した文字模様を表示させ確認できるようになっている。
【0006】
そして、刺繍模様の選択が終了すると、模様選択画面から模様編集画面に切換わり、その模様選択画面において、模様表示領域(刺繍枠に対応する刺繍縫製可能な領域)に選択した刺繍模様を表示させ、8方キー等の模様編集キーをタッチ操作することにより、表示した刺繍模様を編集できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の刺繍縫製可能なミシンでは、特に、文字模様を選択する際、模様選択画面の模様選択領域以外の領域に、選択した文字模様を表示させるが、この表示では、選択した文字内容だけを確認できるだけで、模様表示領域に対する、選択した文字模様のサイズや向き、特に複数の文字模様を選択する場合にはこれらの配列方向等を実際に見て把握できない。
【0008】
従って、模様編集画面になって、選択された文字模様が模様表示領域に表示されて始めて、模様表示領域に対する、文字模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向等を実際に見て把握することになるが、この把握を文字模様選択の際にできないため、模様選択を終了し模様編集画面に文字模様を表示させた段階で、文字模様の変更等を行いたいという場合が生じ易い。そしてこの場合、模様編集画面から再度模様選択画面に切換えて、文字模様を選択し直す等の必要があるため非常に面倒である。
【0009】
また、最近では、文字模様のサイズや複数の文字模様の配列方向を予め設定した状態で、文字模様を選択可能にしたものがあるが、模様表示領域に対する文字模様のサイズや複数の文字模様の配列方向を実際に見て把握できないため、上記同様の課題が生じ、サイズや配列方向の設定が有効に機能しているといえない。
【0010】
本発明の目的は、刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置において、刺繍模様を選択する際、ディスプレイの同一画面に、模様選択領域と模様表示領域の少なくとも一部を同時に表示することにより、模様表示領域に対する刺繍模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を実際に見て把握可能にすること、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置は、ディスプレイを含む表示手段と、このディスプレイの表面部に設けられディスプレイへの表示で機能を示すようにした複数のタッチキーとを備え、縫製に供する刺繍模様を選択して編集する刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置において、前記刺繍模様を選択する際、ディスプレイの同一画面上に同時に、複数の刺繍模様を表示した状態で縫製に供する刺繍模様を選択可能な模様選択領域と、選択された刺繍模様を表示した状態で編集可能な模様表示領域の少なくとも一部を表示するように表示手段を制御する表示制御手段を設け、前記表示制御手段は、前記模様選択領域と模様表示領域とを重ねてディスプレイに表示するとともに、模様表示領域のうち模様選択領域と重ならない模様表示残存領域に選択された刺繍模様の少なくとも一部を表示可能に構成され、選択された模様が文字模様である場合には、その文字模様全体を模様表示残存領域に表示可能に構成したことを特徴とするものである。
【0012】
この模様選択編集装置では、縫製に供する刺繍模様を選択する際、表示制御手段によりディスプレイを含む表示手段が制御され、ディスプレイの同一画面に、複数の刺繍模様を表示した状態で縫製に供する刺繍模様を選択可能な模様選択領域と、選択された刺繍模様を表示した状態で編集可能な模様表示領域の少なくとも一部が同時に表示される。前記複数の刺繍模様のうちの所望の刺繍模様をタッチすることで、その刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として選択できる。
【0013】
ここで、文字表示領域は、刺繍枠に対応する刺繍縫製可能な領域である。従って、縫製に供する刺繍模様を選択する際、ディスプレイの前記模様表示領域の少なくとも一部に、選択した刺繍模様の少なくとも一部を表示させることができるため、模様表示領域に対する、選択した刺繍模様(図柄模様や文字模様)のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を実際に見て把握することができる。
【0014】
つまり、刺繍模様を選択する際、模様表示領域に対する選択した刺繍模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を把握できるため、選択した刺繍模様を、この刺繍模様選択段階で容易に変更することが可能である。それ故、複数の文字模様のサイズや配列方向を予め設定した状態で文字模様を選択可能なものでは、そのサイズや配列方向の設定を有効に機能させることができる。
さらに、刺繍模様を選択する際、模様表示残存領域に選択された刺繍模様の少なくとも一部を表示させることができるため、模様表示領域に対する選択した刺繍模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を実際に確実に見て把握することができる。また、選択された模様が文字模様である場合には、その文字模様全体を模様表示残存領域に表示させることができるため、選択した文字模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向ばかりでなく、その文字内容を確実に把握することができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
請求項2の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置は、請求項1の発明において、前記表示制御手段は、模様選択の完了後に模様選択領域の表示を解除するとともに、選択された刺繍模様を模様表示領域の中央部分にセンタリングして表示することを特徴とするものである。つまり、模様選択の終了後に、ディスプレイに模様選択領域の全体が表示され、刺繍模様を編集する際の初期位置である模様表示領域の中央部分に確実に配置することができる。
【0019】
請求項3の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置は、請求項1又は2の発明において、前記ディスプレイの一部に前記模様表示領域と模様選択領域とを表示し、ディスプレイの残りの部分に種々の情報を表示可能に構成したことを特徴とするものである。従って、前記模様表示領域と模様選択領域とを表示した状態で、前記種々の情報を表示することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、刺繍枠駆動装置(刺繍装置)を着脱可能に装着することで、種々の刺繍模様を縫製可能な電子制御ミシンに本発明を適用した場合の例である。図1に示すように、電子制御ミシンMは、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3とを有する。
【0021】
ベッド部1には、図示していないが、送り歯、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構、送り歯を前後動させる送り歯前後動機構、下糸ボビンを収容し上下動する縫針6と協働して縫目を形成可能な糸輪捕捉器(水平釜等)等が設けられ、このベッド部1の通称フリーアームと称されるフリーベッド部に、刺繍枠駆動装置30が着脱可能に装着される。
【0022】
脚柱部2には、多数の刺繍模様の模様データを記録したROMカード40を、内部のカード用コネクタ13(図2参照)に接続する為のカード用スロット2aが形成され、そのカード用スロット2a下側内部に、フロッピーディスクドライブ(FDD)29(図2参照)が設けられ、そのFDD29にフロッピーディスク(FD)45を装着する為のディスク用スロット2bが形成されている。
【0023】
アーム部3には、下端に縫針6を装着した針棒5を上下動させる針棒駆動機構(図示略)、針棒5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)等が設けられ、アーム部3の頭部4の前部に、縫製作業の起動と停止を指令する起動・停止スイッチ12が設けられている。尚、送り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモータ17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッピングモータ18で駆動され、送り歯前後動機構は送り歯前後駆動用ステッピングモータ19で駆動される(図2参照)。
【0024】
そして、脚柱部2の前面に、縦長のカラー液晶ディスプレイ10(以下、ディスプレイという)が設けられ、このディスプレイ10に、後述する、図4、図9の模様種類選択画面50、図5、図6の文字模様選択画面60、図10の図柄模様選択画面80、図7、図8、図11の模様編集画面70、図12、図13の縫製画面等が表示されるようになっている。
【0025】
このディスプレイ10の前面には、ディスプレイ10への表示で機能を示すようにした複数の透明電極からなるタッチキー11(図2参照)がマトリックス状に設けられている。即ち、ディスプレイ10に表示された情報のうち、刺繍模様の選択や編集等の機能等の指示を、その刺繍模様や機能名に対応するタッチキー11を押すことで実現することができる。
【0026】
前記刺繍枠駆動装置30は、本体ケース30aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠31と、刺繍枠31をY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構を内蔵した可動体32と、本体ケース30a内に収容され可動体32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピングモータ33で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステッピングモータ34で駆動される(図2参照)。
【0027】
刺繍枠駆動装置30がベッド部1のフリーベッド部に装着されると、第1,第2ステッピングモータ33,34が、コネクタ14(図2参照)を介してミシンMの制御装置Cに電気的に接続され、この制御装置Cにより第1,第2ステッピングモータ33,34が駆動制御され、加工布がセットされた刺繍枠31をX方向とY方向とに独立に移動駆動して刺繍縫製可能になっている。
【0028】
次に、電子制御ミシンMの制御系について説明する。図2に示すように、制御装置Cは、入力インターフェース21と、CPU22とROM23とRAM24とフラッシュメモリ(電気的に書換え可能な不揮発性メモリ)25とを含むコンピュータと、出力インターフェース26と、FDD29を駆動するフロッピーディスクコントローラ28(FDC28)とを有し、これらはデータバスなどのバス27で接続されている。
【0029】
入力インターフェース21に、起動・停止スイッチ12と、複数のタッチキー11と、ミシン主軸の回転位相を検出するタイミング信号発生器16等が接続され、出力インターフェース26に、モータ17〜19と、ディスプレイ(LCD)10の為のディスプレイコントローラ(LCDC)20等が接続されている。また、刺繍枠駆動装置30の第1,第2ステッピングモータ33,34がコネクタ14を介して出力インターフェース26に接続され、ROMカード40のROM41がコネクタ13を介してバス27に接続される。
【0030】
前記ROM23には、実用模様を縫製する為の縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラムに加えて、縫製に供する刺繍模様を選択するとともにその刺繍模様を編集可能な本願特有の模様選択編集制御の制御プログラムと、選択編集された刺繍模様を刺繍縫製する縫製制御の制御プログラム等が格納されている。
【0031】
更に、図3に示すように、ROM23の模様データメモリ23aには、数字やアルファベット等の複数の文字模様(第1文字模様、第2文字模様、第3文字模様・・・)の模様データが、字体種類別にグループ分けして格納され、また、動物や花や枠等の複数の図柄模様(第1図柄模様、第2図柄模様、第3図柄模様・・・)の模様データが、図柄種類別にグループ分けして格納されている。
【0032】
各文字模様の模様データと各図柄模様の模様データは、夫々、ビットデータからなる模様表示データと、複数のステッチデータ(針落ちデータ)からなる縫製データと、付随データ(糸色コード、縫製時間等)とからなる。
【0033】
各図柄模様の模様データにおいては、模様表示データが、その刺繍模様を構成する複数の模様部(第1模様部、第2模様部、第3模様部・・・)のビットデータからなり、縫製データが複数の模様部の縫製データからなり、付随データが複数の模様部の付随データ(糸色コード、縫製時間等)からなる。そして、各模様部の縫製データの最後には、その模様部の縫製終了時に糸替えの為に縫製を停止させる為の停止コードSCが追加的に格納されている。
【0034】
この電子制御ミシンMには、複数枚のROMカード40が準備されており、各ROMカード40のROM41に、複数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・)の模様データが、前記ROM23と略同様の構造で以て格納されている。また、FD45にも、複数の刺繍模様の模様データを格納しておいて選択編集可能にできる。尚、RAM24には、前述した各種の制御に必要なメモリ類(フラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッファ等)が設けられている。
【0035】
さて、この電子制御ミシンMにおいては、特に、図4〜図14に示すように、ディスプレイ(画面)10を縦方向に長い(縦横の比率が約3:2)長方形状に構成し、選択された(縫製に供する)刺繍模様を表示した状態で編集可能な模様表示領域51が、ディスプレイ10の約3/5の大きさで縦方向に長い長方形状に構成され、ディスプレイ10の左上に設定されている。
【0036】
図5、図6に示すように、文字模様を選択する際に、ディスプレイ10の同一画面(文字模様選択画面60)に、模様表示領域51と、縫製に供する文字模様を選択可能な文字模様選択領域61とを重ねて同時に表示し、文字模様選択領域61全体と、模様表示領域51のうち文字模様選択領域61と重ならない(模様表示領域51の一部)模様表示残存領域62とを表示するように構成してある。
【0037】
ここで、ディスプレイ10の左上に模様表示領域51が表示され、ディスプレイ10の略中央部分にほぼ正方形状の文字模様選択領域61が表示されるため、模様表示残存領域62は、文字模様選択領域61の左側と上側に表示される。
【0038】
そして、図6に示すように、選択された文字模様が縦向き配列の文字(個々の文字は横向き)である場合には、その文字模様全体を左側の模様表示残存領域62に表示可能に構成し、図示していないが、選択された文字模様が横向き配列の文字(個々の文字は縦向き)である場合には、その文字模様全体を上側の模様表示残存領域62に表示可能に構成してある。
【0039】
更に、ディスプレイ10の一部に模様表示領域51と文字模様選択領域61とを表示し、ディスプレイ10の残りの部分、特に、これら領域51、61の下側に、サイズキー(L/M/S)64、文字配列キー65、「SET」キー66、「CANCEL」キー67、更にその下側に、「MemoryRecall」キー57等の種々の情報を示すキーを表示可能に構成してある。
【0040】
一方、図10に示すように、図柄模様を選択する際には、ディスプレイ10の同一画面(図柄模様選択画面80)に、模様表示領域51と、縫製に供する図柄模様を選択可能な図柄模様選択領域81とを重ねて同時に表示し、図柄模様選択領域81全体と、模様表示領域51のうち図柄模様選択領域81と重ならない(模様表示領域51の一部)模様表示残存領域82とを表示するように構成してあり、この模様表示残存領域82は、図柄模様選択領域81の上側に表示される。
【0041】
そして、ディスプレイ10の一部に模様表示領域51と図柄模様選択領域81とを表示し、ディスプレイ10の残りの部分、特に、これら領域51,81の下側に、「CANCEL」キー83や「SET」キー84、更にその下側に、「MemoryRecall」キー57等の種々のキーを表示可能に構成してある。
【0042】
また、文字模様の選択完了後には、図6の文字模様選択画面60から図7の模様編集画面70に切換わり、そのとき、文字模様選択領域61の表示を解除するとともに、選択された文字模様を模様表示領域51の中央部分にセンタリングして表示するように構成してある。尚、図柄模様を選択する際においても、図10の図柄模様選択画面80の模様表示残存領域82に図柄模様を確認可能に表示させるように構成してもよい。
【0043】
図7、図8、図11に示すように、縫製に供する(選択された)文字模様又は図柄模様を編集する際には、表示した文字模様又は図柄模様を画面(模様編集画面70)の模様表示領域51内で異なる8方向へ移動させる指令を入力する為の8方キー71を、模様表示領域51の右側に設定され縦方向に長いほぼ長方形状の8方キー表示領域72に、複数のタッチキー11に対応させて表示し、文字模様又は図柄模様を模様表示領域51の中央部分にセンタリングする指令を入力する為のセンタリングキー73が、8方キー71の中心部分に複数のタッチキー11に対応させて立体表示するように構成してある。
【0044】
そして、模様編集画面70のうち、文字模様を編集する図7の画面では、模様表示領域51及び8方キー表示領域72の下側の纏まった表示領域に、「SIZE」キー74、「SPACING」キー75、「ADDPATTERN」キー76等の種々の模様編集キー等を横方向に並べて表示し、また、図柄模様を編集する図11の画面では、「SIZE」キー74、ミラー変換キー79、「ADDPATTERN」キーを表示し、これら両画面において更に下側に、「MemoryRecall」キー57等のキーを表示可能に構成してある。
【0045】
8方キー71の表示については、8方キー表示領域72を縦方向に5分割した5つの分割領域の各々に、8方キー71の1又は2つの方向指示キー71aを表示するように構成してあり、特に、相反する横方向への移動を指令入力する為の方向指示キー71aは繋がった表示になっており、その方向指示キー71aの中央部にセンタリングキー73が立体表示されている。
【0046】
次に、制御装置Cで実行される模様選択編集制御のルーチンについて、図15〜図18のフローチャートに基づいて説明する。尚、通常書体の文字模様「brother」と図柄模様「サンタクロース」を選択編集する場合を例にして説明する。但し、図中符号Si(i=1、2、3・・・)は各ステップを示す。
【0047】
図15に示すように、電源の投入によりこの制御が開始され、先ず、RAM24の各メモリをクリアする等の初期化処理が実行され(S1)、次に、刺繍枠駆動装置30が装着されていると、模様の種類を選択する為の図4の模様種類選択画面50がディスプレイ10に表示される(S2)。
【0048】
この模様種類選択画面50には、模様表示領域51と、模様表示領域51の右側に3つの文字種類選択キー52と2つの図柄種類選択キー53と特殊文字種類選択キー54とROMカード選択キー55とFD選択キー56とが、縦一列状に表示され、模様表示領域51と種類選択キー52〜56の下側に、「MemoryRecall」キー57等の種々のキーが表示される。
【0049】
次に、文字模様選択キー52(一番上の「ABC」キー)が押され種類が選択され(S3;Yes)、その種類として通常書体の文字模様種類が選択されているときには(S4;Yes)、図5の文字模様選択画面60がディスプレイ10に表示される(S5)。尚、文字模様種類が選択されると、先ず、複数の小文字のローマ字がマトリックス状に並べて表示されているが、これらの文字を含むテーブルから延びる表示切換えキー部61a以外の、表示切換えキー部61bを押すとことで、その他の複数の文字(例えば、大文字のローマ字等)をマトリックス状に並べて選択可能に表示させることができる。
【0050】
次に、文字模様選択領域61の右側上部に表示された「RETURN」キー63が押されると(S6;Yes)、S2へリターンして前画面の模様種類選択画面50が表示されるが、「RETURN」キー63が押されず(S6;No )、文字模様キー「b」、「r」、「o」、「t」、「h」、「e」、「r」が押されて選択されると(S7;Yes)、各文字模様選択毎にその文字が横向きになって左側の模様表示残存領域62に表示され(S8)、最終的に、図6に示すように、選択文字「brother」が縦向き配列で左側の模様表示残存領域62に表示される。
【0051】
ここで、サイズキー64で模様サイズをL(Large)に設定し、文字配列キー65で文字配列を縦配列に設定した状態で文字を選択することで、大文字で縦配列の「brother」が、左側の模様表示残存領域62に表示される。その後、「SET」キー66が押されると(S9;Yes)、選択された文字模様「brother」が、縫製に供する文字模様として決定され、図16のS10へ移行する。尚、「CANCEL」キー67を押すと、選択された文字模様「brother」をキャンセルすることができる。
【0052】
次に、「SET」キー66が押されると、図16に示すように、ディスプレイ10に図7の模様編集画面70が表示される(S10)。その後、「ADDPATTERN」キー76が押されないとき(S11;No )、8方キー71が押されると(S12;Yes)、配置変更処理(S13)が実行され、押された方向指示キー71aの方へ、表示した文字模様「brother」が画面の模様表示領域51内で一体的に移動される。センタリングキー73が押されると(S14;Yes)、センタリング処理(S15)が実行され、文字模様「brother」が模様表示領域51の中央部分に一体的にセンタリングされる。
【0053】
次に、「SPACING」キー75が押されると(S16;Yes)、図8に示すように、「SPACING」キー75の代わりに「RETURN」キー75Aが表示されるとともに、「SPACING」キー75と模様表示領域51との間に、文字間設定キー75a,75bと「RESET」キー75cが同カラー色でカラー表示される。
【0054】
そして、文字間隔処理(S18)では、文字間設定キー75aを押すことで、図7の「brother」の文字間隔を、図8の文字間隔に設定することができ、また、文字間設定キー75bを押すことで文字間隔を縮小することができ、「RESET」キー75cを押すことで、初期の文字間隔に設定することができ、「RETURN」キー75Aを押すことで、この文字間隔処理を終了することができる。
【0055】
次に、「SPACING」キー75が押されないとき(S16;No )、その他のキーが押されると(S19;Yes)、その他のキーに対応した処理(S20)が実行され、その後及び、その他のキーが押されないときに(S19;No )S11へリターンする。そして、「ADDPATTERN」キー76が押されると(S11;Yes)、文字模様「brother」の模様編集が完了され、S2へリターンし、図9に示すように、模様表示領域51に選択した文字模様「brother」を表示させた状態で、ディスプレイ10に、模様種類選択画面50が表示される。
【0056】
次に、図15に示すように、猫や花等を表示した図柄種類選択キー53が押され種類が選択され(S3;Yes)、その種類として図柄模様種類が選択されているとき(S21;Yes)、図17のS24へ移行する。一方、図柄模様種類が選択されないとき(21;Yes)、図17のS24以降が実行される。一方、その他の種類のキーが選択されているとき(ROMカード選択又はFD選択のとき)、その他のキーに対応した処理(S23)が実行されリターンする。
【0057】
さて、図柄種類が選択されると、図17に示すように、図柄模様選択画面80がディスプレイ10に表示される(S24)。ここで、図柄模様種類が選択されると、先ず、図10の「Page1」の複数の図柄模様が表示されているが、「Page1」以外の「Page2」〜「Page5」に対応するキーを押すことで、その他の複数の図柄模様を選択可能に表示させることができる。
【0058】
次に、「CANCEL」キー83が押されると(S25;Yes)、S2へリターンして前画面の図9の模様種類選択画面50が表示されるが、「CANCEL」キー83が押されないとき(S25;No )、表示された複数の図柄模様のうち「サンタクロース」87が押されて選択されると(S26;Yes)、図11の模様編集画面70がディスプレイ10に表示される(S27)。
【0059】
この模様編集画面70では、図柄模様選択領域81の表示が解除されるとともに、選択された図柄模様「サンタクロース」88が模様表示領域51の中央部分にセンタリングされ、文字模様「brother」の上側に重なって、カラー表示される。また、図7、図8の模様編集画面と同様に、8方キー71とセンタリングキー73が表示される。
【0060】
次に、「ADDPATTERN」キー76が押されないとき(S28;No )、8方キー71が押されると(S29;Yes)、配置変更処理(S30)が実行され、押された方向指示キー71aの方へ、表示した図柄模様「サンタクロース」だけが画面の模様表示領域51内で移動される。センタリングキー73が押されると(S31;Yes)、センタリング処理(S32)が実行され、図柄模様「サンタクロース」だけが模様表示領域51の中央部分にセンタリングされる。次に、縫製表示キー78が押されると(S33;Yes)、図柄模様「サンタクロース」の模様編集が完了され、ディスプレイ10に図12の縫製画面90が表示される(S27)。
【0061】
ここで、図柄模様「サンタクロース」88は、例えば、帽子の一部と着物部分からなる第1模様部88aと、プレゼント部分の第2模様部88bと、帽子の一部と髭と胴巻き部分からなる第3模様部88cと、着物の線柄部分の第4模様部88dと、靴及び輪郭からなる第4模様部88eと、風呂敷部分からなる第5模様部88fとからなり、各模様部88a〜88fに、ビットデータ、縫製データ、付随データが設けられている。
【0062】
そして、この縫製画面90では、模様表示領域51の右側に、文字模様「brother」の各模様の付随データの糸色コードと縫製時間データから、その糸色の糸駒がカラー表示されるとともに、その右側に糸色名(LILAC)と縫製時間(1[min] )が表示され、その下側に、図柄模様「サンタクロース」88の第1〜第6模様部88a〜88fの各々の、模様部の付随データの糸色コードと縫製時間データから、その糸色の糸駒がカラー表示されるとともに、その右側に糸色名(第1模様部ではYELLOW)と縫製時間(第1模様部では5[min] )が表示される。尚、この並べられた順序が縫製順序を示している。
【0063】
また、この縫製画面90には、模様表示領域51の下側に「RE−EDIT」キー91、「COLOR♯」キー92、「MEMORY」キー93等の種々のキーが設けられ、その下側には、前記画面と同様に、「MemoryRecall」キー57等の種々のキーが表示される。
【0064】
次に、「RE−EDIT」キー91が押されると(S35;Yes)S27へリターンし、再度図柄模様「サンタクロース」88を編集可能となり、「RE−EDIT」キー91が押されないときには(S35;No )、図18のS38以降が実行される。一方、模様表示キー78が押されないとき(S33;No )、その他のキーが押されると(S36;Yes)、そのキーに対応した処理(S37)が実行され、その後及び、その他のキーが押されないときに(S36;No )S28へリターンする。
【0065】
次に、図18に示すように、「COLOR♯」キー92が押されると(S38;Yes)、糸色表示切換え処理(S39)が実行され、図13に示すように、文字模様「brother」と図柄模様「サンタクロース」88の各模様部88a〜88fの糸色名の代わりに糸 No.(第1模様部では♯100)が表示される。尚、糸 No.が表示された状態で、「COLOR♯」キー92が押されると、糸色表示切換え処理(S39)で、糸 No.の代わりに糸色名が表示される。
【0066】
次に、画面右上に表示されたカラー変更キー94が押されると(S40;Yes)、図14に示すように、ディスプレイ10の上部にカラーパレット96が表示される(S41)。このカラーパレット96には、複数色(例えば、54色)分の矩形カラー表示部が表示され、そのうち所望のカラー表示部97を押し糸指定が行われると(S42;Yes)、指定された色(カラー表示部97)が拡大表示される(S43)。
【0067】
ここで、カラー表示部97が拡大表示されても、別のカラー表示部を押すことで、別の色を指定することができ、そのカラー表示部が拡大表示される。次に、「OK」キー98が押されると(S44;Yes)、指定した色に決定され、文字模様「brother」又は複数の模様部88a〜88fの1つの糸色コードをその色の糸色コードに変更され(S45)S34へリターンする。
【0068】
尚、図12、図13の縫製画面90において、例えば、糸色等を表示した領域を押すことにより、その領域に押さえマーク95が表示され、その文字模様「brother」又は図柄模様「サンタクロース」の模様部が糸色変更の対称となる。尚、糸色変更が行われた時点で、糸色変更された文字模様「brother」又は図柄模様「サンタクロース」88の模様部のカラー表示に関する変更も行われる。
【0069】
その後、起動・停止スイッチ12をON操作すると、先ず、文字模様「brother」が、各文字模様の縫製データに基づいて針棒駆動機構等の縫製機構と刺繍枠駆動装置30が駆動制御されて刺繍縫製され、続いて、図柄模様「サンタクロース5」88の各第1〜第6模様部88a〜88f、各模様部様88a〜88fの縫製データに基づいて針棒駆動機構等の縫製機構と刺繍枠駆動装置30が駆動制御されて刺繍縫製される。
【0070】
そして、文字模様「brother」の縫製完了後、また、図柄模様「サンタクロース5」88の各第1〜第6模様部88a〜88fの縫製完了後は、縫製機構と刺繍枠駆動装置30が停止するため、その間に、表示された糸色の糸駒を付替えて、その後、起動・停止スイッチ12をON操作し、全ての縫製が終了すると、ディスプレイ10に表示された模様が加工布に縫製される。
【0071】
尚、図12、図13のこの縫製画面90において、「MEMORY」キーを押すことにより、現在表示されている選択編集した模様をフラッシュメモリ25に記録することができ、「MemoryRecall」キー57を押して所定のタッチ操作を行うことにより、フラッシュメモリ25に記録しておいた選択編集した模様を呼び出して使用することができる。
【0072】
尚、ディスプレイ10とディスプレイコントローラ20が表示手段に相当し、この表示手段と制御装置Cとが模様選択編集装置に相当する。また、制御装置Cで実行されるS5、S24に表示制御手段が含まれる。
【0073】
さて、この電子制御ミシンMによれば、縫製に供する文字模様を選択する際、図5、図6に示すように、ディスプレイ10の同一画面(文字模様選択画面60)に、模様表示領域51と、縫製に供する文字模様を選択可能な文字模様選択領域61とを重ねて同時に表示し、文字模様選択領域61全体と、模様表示領域51のうち文字模様選択領域61と重ならない(模様表示領域51の一部)模様表示残存領域62とを表示するように構成してある。
【0074】
従って、図6に示すように、選択された文字模様が縦向き配列の複数の文字(個々の文字は横向き)である場合には、その文字模様全体を左側の模様表示残存領域62に表示させることができるため、模様表示領域51に対する、選択した文字模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を実際に見て把握することができ、これにより、選択した文字模様を、この文字模様選択段階で容易に変更することが可能であり、それ故、複数の文字模様のサイズや配列方向を予め設定する機能を有効に発揮させることができる。
【0075】
しかも、その文字模様全体を模様表示残存領域62に表示可能に構成したので、刺繍模様の選択の際、選択した文字模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向ばかりでなく、その文字内容を確実に把握することがてきる。尚、選択された文字模様が横向き配列の文字(個々の文字は縦向き)である場合には、その文字模様全体を上側の模様表示残存領域62に表示させることができる。
【0076】
文字模様選択の完了後に、図6の模様選択画面60から図7の模様編集画面70に切換わり、そのとき、文字模様選択領域61の表示を解除するとともに、選択された文字模様を模様表示領域51の中央部分にセンタリングして表示するので、模様選択の終了後に、ディスプレイ10に模様選択領域51の全体が表示され、刺繍模様を編集する際の初期位置である模様表示領域51の中央部分に確実に配置することができる。
【0077】
ディスプレイ10の縦長に構成したことにより、ディスプレイ10の上部に模様表示領域51と文字模様選択領域61(図柄模様表示領域81)とを表示し、ディスプレイ10の残りの部分に、即ち、様表示領域51と文字模様選択領域61(図柄模様表示領域81)の下側の纏った表示領域に、種々の情報を表示することができ有効である。
【0078】
尚、本実施形態の場合には、文字模様を選択する為に、図9、図10に示すように、複数の文字模様を複数行複数列に並べた文字模様群の表示データは、個々の文字模様の縫製データから作成されるものとする。また、図示していないが、図柄模様を選択する為に、ROM23、41に、図14に示すように、複数の図柄模様を複数行複数列に夫々並べた1又は複数の図柄模様群の表示データが格納されている。
【0079】
尚、ROM23、41に、1又は複数の文字模様群の表示データを予め格納しておいてもよいし、また、1又は複数の図柄模様群の表示データを格納せずに、この図柄模様群の表示データが、個々の図柄模様の縫製データから作成されるように構成してもよい。
【0080】
【0081】
【0082】
尚、本発明は前記実施形態に限定して解釈されるべきではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、前記実施形態に、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。
【0083】
【発明の効果】
請求項1の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置によれば、縫製に供する刺繍模様を選択する際、ディスプレイの前記模様表示領域(刺繍枠に対応する刺繍縫製可能な領域)の少なくとも一部に、選択した刺繍模様の少なくとも一部を表示させることができるため、模様表示領域に対する、選択した刺繍模様(図柄模様や文字模様)のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を実際に見て把握することができ、これにより、選択した刺繍模様を、この刺繍模様選択段階で容易に変更することが可能であり、それ故、複数の文字模様のサイズや配列方向を予め設定した状態で文字模様を選択可能なものでは、そのサイズや配列方向の設定を有効に機能させることができる。
【0084】
【0085】
表示制御手段は、前記模様選択領域と模様表示領域とを重ねてディスプレイに表示するとともに、模様表示領域のうち模様選択領域と重ならない模様表示残存領域に選択された刺繍模様の少なくとも一部を表示可能であるので、刺繍模様を選択する際、模様表示残存領域に選択された刺繍模様の少なくとも一部を表示させることができるため、模様表示領域に対する選択した刺繍模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向を実際に確実に見て把握することができる。
【0086】
選択された模様が文字模様である場合には、その文字模様全体を模様表示残存領域に表示可能に構成したので、刺繍模様の選択の際、選択した文字模様のサイズや向きや複数の文字模様の配列方向ばかりでなく、その文字内容を確実に把握することができる。
【0087】
請求項2の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置によれば、表示制御手段は、模様選択の完了後に模様選択領域の表示を解除するとともに、選択された刺繍模様を模様表示領域の中央部分にセンタリングして表示するので、模様選択の終了後に、ディスプレイに模様選択領域の全体が表示され、刺繍模様を編集する際の初期位置である模様表示領域の中央部分に確実に配置することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0088】
請求項3の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置によれば、ディスプレイの一部に前記模様表示領域と模様選択領域とを表示し、ディスプレイの残りの部分に種々の情報を表示することができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御ミシンの斜視図である。
【図2】電子制御ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】ROM内の模様データの構造を示す図である。
【図4】ディスプレイに表示された模様種類選択画面である。
【図5】ディスプレイに表示された文字模様選択画面である。
【図6】ディスプレイに表示された文字模様選択画面(文字模様選択)である。
【図7】ディスプレイに表示された模様編集画面である。
【図8】ディスプレイに表示された模様編集画面(文字間隔処理)である。
【図9】ディスプレイに表示された模様種類選択画面である。
【図10】ディスプレイに表示された図柄模様選択画面である。
【図11】ディスプレイに表示された模様編集画面である。
【図12】ディスプレイに表示された縫製画面(糸色名表示)である。
【図13】ディスプレイに表示された縫製画面(糸 No.表示)である。
【図14】ディスプレイに表示されたカラーパレットを含む画面である。
【図15】模様選択編集制御のフローチャート〔1/4部〕である。
【図16】模様選択編集制御のフローチャート〔2/4部〕である。
【図17】模様選択編集制御のフローチャート〔3/4部〕である。
【図18】模様選択編集制御のフローチャート〔4/4部〕である。
【符号の説明】
M 電子制御ミシン
C 制御装置
10 液晶ディスプレイ
11 タッチキー
51 模様表示領域
61 文字模様選択領域
62,82 模様表示残存領域
71 8方キー
71a 方向指示キー
72 8方キー表示領域
73 センタリングキー
81 図柄模様選択領域
Claims (3)
- ディスプレイを含む表示手段と、このディスプレイの表面部に設けられディスプレイへの表示で機能を示すようにした複数のタッチキーとを備え、縫製に供する刺繍模様を選択して編集する刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置において、
前記刺繍模様を選択する際、ディスプレイの同一画面上に同時に、複数の刺繍模様を表示した状態で縫製に供する刺繍模様を選択可能な模様選択領域と、選択された刺繍模様を表示した状態で編集可能な模様表示領域の少なくとも一部を表示するように表示手段を制御する表示制御手段を設け、
前記表示制御手段は、前記模様選択領域と模様表示領域とを重ねてディスプレイに表示するとともに、模様表示領域のうち模様選択領域と重ならない模様表示残存領域に選択された刺繍模様の少なくとも一部を表示可能に構成され、選択された模様が文字模様である場合には、その文字模様全体を模様表示残存領域に表示可能に構成したことを特徴とする刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置。 - 前記表示制御手段は、模様選択の完了後に模様選択領域の表示を解除するとともに、選択された刺繍模様を模様表示領域の中央部分にセンタリングして表示することを特徴とする請求項1に記載の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置。
- 前記ディスプレイの一部に前記模様表示領域と模様選択領域とを表示し、ディスプレイの残りの部分に種々の情報を表示可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍縫製可能なミシンの模様選択編集装置。
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