JP2001038076A - ミシン及び縫製データ作成装置 - Google Patents

ミシン及び縫製データ作成装置

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JP2001038076A
JP2001038076A JP21516399A JP21516399A JP2001038076A JP 2001038076 A JP2001038076 A JP 2001038076A JP 21516399 A JP21516399 A JP 21516399A JP 21516399 A JP21516399 A JP 21516399A JP 2001038076 A JP2001038076 A JP 2001038076A
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Akira Hayakawa
明 早川
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工布に対応して縫い目が形成可能な領域
(縫製領域)を、その領域上の点を指示するカーソルと
共に表示できるミシンまたは縫製データ作成装置におい
て、カーソルが上記領域からはみ出すといった問題を生
じることなく、そのカーソルの視認性を確保する。 【解決手段】 カーソルKは、一端Kaを最初は左下に
向けているものとする(A)。カーソルKを(B)の位
置まで移動させても、カーソルKは領域表示部50a
(縫製領域を表示する表示部)からはみ出さない。とこ
ろが、カーソルKの上方向への移動量がこの2倍以上に
なると、カーソルKの他端Kbが領域表示部50aの上
方へはみ出す。そこで、この場合、一端Kaが左上を向
くようにカーソルKの方向を変更して、キー操作に応じ
た座標を表示する(C)。このため、カーソルKのはみ
出した部分が、表示不能となったり他のボタンと重なっ
たりしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製データに基づ
いて加工布上の異なる位置に順次縫い目を形成するミシ
ン、及びその縫製データを作成するための縫製データ作
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンでは、針棒及び縫い針等の
縫製手段を上下動させることによって加工布に縫い目を
形成しているが、近年、刺繍枠等に固定された加工布を
水平方向に移動させる移動手段を備えたミシンも開発さ
れている。この種のミシンでは、縫製データに基づいて
加工布を縫製手段に対して種々の方向に相対的に移動さ
せることにより、縫製手段が加工布に形成する縫い目の
位置を種々の方向に順次移動させることができる。する
と、上記縫製データに対応した配列の縫い目を、加工布
に自動的に形成することが可能となる。また、この種の
ミシンでは、上記縫製データをミシン上で作成可能とす
ることも考えられている。
【0003】例えば、図10は、ミシンの脚柱部表面に
設けられ、上記縫製データの作成を可能に構成されたタ
ッチパネル70の構成を表す正面図である。このタッチ
パネル70は、カラーの液晶ディスプレイの前面に透明
電極からなるタッチキーをマトリックス状に設けたもの
で、次のような表示がなされる。先ず、タッチパネル7
0の上部には、加工布に対応し、かつ、前述の移動手段
の動作によって縫製手段による縫い目が形成可能な領域
(以下、縫製領域ともいう)を表示する領域表示部70
aが表示され、その領域表示部70aには、縫製領域上
の点を指示するための鉛筆状のカーソルKが表示されて
いる。領域表示部70aの下には、カーソルKを移動さ
せるためのカーソルキー70bや、針落ち点を確定する
ためのSETキー70c等を始めとする各種ボタンが表
示され、このボタンを手で触れることによってそのボタ
ンに対応した指示を入力できるように構成されている。
【0004】このタッチパネル70では、領域表示部7
0a上の所望の位置にカーソルKを移動させてSETキ
ー70cを押下する操作を繰り返すことにより、縫製デ
ータを構成する針落ち点の座標を順次入力することがで
きる。そして、このようにして縫製データを作成した後
は、縫製手段及び移動手段をその縫製データに基づいて
駆動することにより、作成した縫製データに対応する縫
い目を加工布に形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、ミシ
ンのコンパクト化が要請されており、この種のタッチパ
ネルも小型化することが要請されている。一方、カーソ
ルKは、図10(A)に示すようにカーソルKの全体が
領域表示部70a内に表示されるときは問題ないが、領
域表示部70aの端縁(図10の例では右端または下
端)近傍を指示するときには、図10(B)に示すよう
にカーソルKの一部が領域表示部70aの外にはみ出し
てしまう。このため、タッチパネル70をそのまま小型
化すると、このようにカーソルKの一部がはみ出したと
きにそのはみ出した部分が表示できなくなったり、はみ
出した部分がカーソルキー70b等のボタンと重なった
りする場合が生じる。前者の場合、カーソルKの視認性
が低下し、後者の場合、タッチパネル70の操作性が低
下する。
【0006】また、カーソルKとして異なる形状のもの
を採用し、例えば、小さい丸印のカーソルによって領域
表示部70a上の点を指示することも考えられるが、こ
の場合、鉛筆状のカーソルKに比べて極めて視認性が低
下してしまう。すなわち、カーソルKは一端Kaによっ
て上記点を指示する長尺状に構成されているので優れた
視認性を有するのであって、これを丸印のカーソル等に
変えればカーソルの視認性が著しく低下するのは免れな
いのである。かといって、前述のように、カーソルを長
尺状に構成すれば上記一端Ka以外の部分がはみ出すと
いった課題が生じる。
【0007】そこで、本発明は、加工布に対応して縫い
目が形成可能な領域(縫製領域)を、その領域上の点を
指示するカーソルと共に表示できるミシンまたは縫製デ
ータ作成装置において、カーソルが上記領域からはみ出
すといった問題を生じることなく、そのカーソルの視認
性を確保することを目的としてなされた。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、加工布
に縫い目を形成する縫製手段と、縫製データに基づいて
上記加工布を上記縫製手段に対して相対的に移動させる
ことにより、上記縫製手段が上記加工布に形成する縫い
目の位置を順次移動させる移動手段と、上記加工布に対
応し、縫い目が形成可能な領域を、その領域上の点を指
示する移動可能なカーソルと共に表示する表示手段と、
そのカーソルを移動させるカーソル移動手段と、を備え
たミシンであって、上記カーソルが、一端によって上記
点を指示する長尺状に構成されると共に、上記カーソル
が指示すべき点の位置に基づき、その点を上記カーソル
の上記一端で指示したときに上記カーソルの上記一端以
外の少なくとも一部が上記領域外にはみ出すか否かを判
断する判断手段と、該判断手段が上記はみ出すと判断し
たとき、上記カーソルの方向を変更することによって、
上記点を指示したときにも上記カーソルの全体が上記領
域内に収まるようにする方向変更手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0009】このように構成された本発明では、移動手
段は、縫製データに基づいて加工布を縫製手段に対して
相対的に移動させ、これによって、縫製手段が加工布に
形成する縫い目の位置が、上記縫製データに応じて順次
移動する。一方、表示手段は、上記加工布に対応し、縫
い目が形成可能な領域(縫製領域)を、その領域上の点
を指示するカーソルと共に表示する。
【0010】本発明では、このカーソルを、一端によっ
て上記点を指示する長尺状に構成している。このため、
カーソルの視認性は良好に確保することができる。しか
も、本発明では、カーソルが指示すべき点の位置に基づ
き、判断手段が、その点をカーソルの上記一端で指示し
たときにカーソルの上記一端以外の少なくとも一部が上
記領域外にはみ出すか否かを判断し、はみ出すと判断し
たとき、方向変更手段がカーソルの方向を変更する。そ
して、この方向の変更によって、上記点を指示したとき
にもカーソルの全体が上記領域内に収まるようにしてい
る。このため、カーソルが上記領域からはみ出すといっ
た問題も生じない。
【0011】従って、本発明では、カーソルが上記領域
からはみ出すといった問題を生じることなく、そのカー
ソルの視認性を確保することができる。このため、表示
手段の小型化に良好に対応することができ、延いては、
ミシンのコンパクト化にも良好に対応することができ
る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記表示手段がタッチパネルによって構成さ
れ、上記領域の周囲の少なくとも一部に、手で触れるこ
とによって指示を入力できるボタンを表示することを特
徴とする。
【0013】本発明では、上記表示手段がタッチパネル
によって構成されており、上記領域の周囲の少なくとも
一部にボタンが表示される。このため、そのボタンに手
で触れることによって指示を入力することができる。ま
た、本発明では、前述のようにカーソルが上記領域から
はみ出すことがないので、そのカーソルが上記ボタンに
重なることもない。このため、上記ボタンは、上記領域
上のどの点をカーソルが指示したときにも良好に操作す
ることができる。
【0014】従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、表示手段に表示されたボタンの操作性
を良好に確保することができ、延いては、ミシンの操作
性を一層良好に確保することができるといった効果が生
じる。更に、指示を入力するための手段(以下、入力手
段という)としてスイッチ,ボタン,ダイヤル等を表示
手段とは別体に設ける場合に比べて、本発明では、上記
タッチパネルが表示手段としても入力手段としても機能
するので、ミシンのコンパクト化に一層良好に対応する
こともできる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記カーソルが、縫製データの作成
時に縫い目の形状を入力するために表示されるものであ
り、筆記具の形状をしていることを特徴とする。
【0016】本発明では、上記カーソルが縫製データの
作成時に縫い目の形状を入力するために表示されるもの
であり、筆記具の形状をしているので、そのカーソルの
機能と形状とが良好に対応している。このため、使用者
は、そのカーソルの形状を見ただけでそのカーソルの機
能を判断することができる。
【0017】従って、本発明では、請求項1または2記
載の発明の効果に加えて、表示手段の操作性を一層向上
させることができ、延いては、ミシンの操作性を一層向
上させることができるといった効果が生じる。
【0018】請求項4記載の発明は、加工布に対応し、
縫い目が形成可能な領域を、その領域上の点を指示する
移動可能なカーソルと共に表示する表示手段と、そのカ
ーソルを移動させるカーソル移動手段と、上記カーソル
によって指示された上記領域上の点に対応して、加工布
に縫い目を形成するための縫製データを作成する縫製デ
ータ作成手段と、を備えた縫製データ作成装置であっ
て、上記カーソルが、一端によって上記点を指示する長
尺状に構成されると共に、上記カーソルが指示すべき点
の位置に基づき、その点を上記カーソルの上記一端で指
示したときに上記カーソルの上記一端以外の少なくとも
一部が上記領域外にはみ出すか否かを判断する判断手段
と、該判断手段が上記はみ出すと判断したとき、上記カ
ーソルの方向を変更することによって、上記点を指示し
たときにも上記カーソルの全体が上記領域内に収まるよ
うにする方向変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】このように構成された本発明では、表示手
段は、加工布に対応し、縫い目が形成可能な領域(縫製
領域)を、その領域上の点を指示するカーソルと共に表
示し、縫製データ作成手段は、そのカーソルによって指
示された上記領域上の点に対応して、加工布に縫い目を
形成するための縫製データを作成する。
【0020】本発明では、このカーソルを、一端によっ
て上記点を指示する長尺状に構成している。このため、
カーソルの視認性は良好に確保することができる。しか
も、本発明では、カーソルが指示すべき点の位置に基づ
き、判断手段が、その点をカーソルの上記一端で指示し
たときにカーソルの上記一端以外の少なくとも一部が上
記領域外にはみ出すか否かを判断し、はみ出すと判断し
たとき、方向変更手段がカーソルの方向を変更する。そ
して、この方向の変更によって、上記点を指示したとき
にもカーソルの全体が上記領域内に収まるようにしてい
る。このため、カーソルが上記領域からはみ出すといっ
た問題も生じない。
【0021】従って、本発明では、カーソルが上記領域
からはみ出すといった問題を生じることなく、そのカー
ソルの視認性を確保することができる。このため、表示
手段の小型化に良好に対応することができる。また、本
発明の縫製データ作成装置をミシンに組み込んだ場合
は、そのミシンのコンパクト化にも良好に対応すること
ができる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の構
成に加え、上記表示手段がタッチパネルによって構成さ
れ、上記領域の周囲の少なくとも一部に、手で触れるこ
とによって指示を入力できるボタンを表示することを特
徴とする。
【0023】本発明では、上記表示手段がタッチパネル
によって構成されており、上記領域の周囲の少なくとも
一部にボタンが表示される。このため、そのボタンに手
で触れることによって指示を入力することができる。ま
た、本発明では、前述のようにカーソルが上記領域から
はみ出すことがないので、そのカーソルが上記ボタンに
重なることもない。このため、上記ボタンは、上記領域
上のどの点をカーソルが指示したときにも良好に操作す
ることができる。
【0024】従って、本発明では、請求項4記載の発明
の効果に加えて、表示手段に表示されたボタンの操作性
を良好に確保することができ、その縫製データ作成装置
の操作性を一層良好に確保することができるといった効
果が生じる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。なお、以下に示す実施の形態
は、刺繍枠駆動装置(いわゆる、刺繍装置)を着脱可能
に装着することで、実用模様に加えて種々の刺繍模様の
縫製が可能な電子制御式の刺繍ミシンMに本発明を適用
した場合の例である。
【0026】刺繍ミシンMは、図1に示すように、ベッ
ド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2
と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左
方へ延びるアーム部3を有する。
【0027】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫い針6と協働
する糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられてい
る。脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺
繍模様の模様データ(縫製データと模様表示データ)を
記録したROMカード40を、内部のカード用コネクタ
13(図2参照)に接続するためのカード用スロット2
aが形成されると共に、ディスクドライブ装置29(図
2参照)にフロッピーディスク(以下、単にフロッピー
という)FDを装着するためのディスク用スロットも形
成されている。
【0028】すなわち、ディスクドライブ装置29は、
縫製時に布から発生する綿埃、或いは糸屑等の塵を回避
するように脚柱部2に設けられ、フロッピーFDを着脱
自在に装着するための挿入口29aはミシン本体の右側
面向きに配置されている。ここで、フロッピーFDの装
着状態やアクセス状態を指示するインジケータランプ
(図示略)が挿入口29aに設けられいるが、使用者は
縫製作業中に、このインジケータランプを見ることがで
きないようになっている。
【0029】アーム部3には、下端に縫い針6を装着し
た針棒5を上下動させる針棒駆動機構(図示略)、針棒
5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機
構(図示略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動
させる天秤駆動機構(図示略)等が設けられている。な
お、送り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構と
はミシンモータ17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺
動用ステッピングモータ18で駆動され、送り歯前後動
機構は送り歯駆動用ステッピングモータ19で駆動され
る(図2参照)。アーム部3の頭部4には、縫製作業の
起動と停止を指令する起動停止スイッチ12が設けられ
ている。
【0030】この起動停止スイッチ12の半透明なカバ
ー部材(操作部材)の内部には、「赤」の発光ダイオー
ドと「緑」の発光ダイオードとを組み合わせたカラーL
ED(表示ランプに相当する)12aが組込まれてい
る。そして、押え足が上昇した状態で縫製不可能なとき
には「赤」の発光ダイオードが点灯駆動されて「赤」で
表示され、糸巻き状態のときには「赤」と「緑」の両発
光ダイオードが点灯駆動されて「橙」で表示され、また
縫製可能なときには「緑」の発光ダイオードが点灯駆動
されて「緑」で表示される。
【0031】脚柱部2の前面にはカラーの液晶ディスプ
レイ(以下、単にカラーディスプレイという)10が設
けられ、このカラーディスプレイ10には、実用模様や
刺繍模様等の種々の縫目模様や各種の機能名、更には模
様名や種々のメッセージ等が表示される。このカラーデ
ィスプレイ10の前面には、複数の刺繍模様や模様名や
機能を示す機能名の表示位置の各々に対応させて、透明
電極からなるタッチキー11がマトリックス状に設けら
れている。すなわち、カラーディスプレイ10及びタッ
チキー11はいわゆるタッチパネルを構成しており、所
望の刺繍模様の選択や機能の指示を、これら刺繍模様や
模様名や機能名に対応するタッチキー11を押圧操作す
ることで実現することができる。
【0032】前述のベッド部1の左端側部分には、通称
フリーアームと称されるフリーベッド部が形成され、こ
のフリーベッド部に刺繍枠駆動機構(刺繍装置)30が
着脱可能に装着される。
【0033】刺繍枠駆動機構30は、その本体ケース3
0aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠31と、刺
繍枠31をY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機
構を内蔵したY方向駆動部32と、本体ケース30a内
に収容されてこのY方向駆動部32をX方向(左右方
向)へ駆動するX方向駆動機構(図示略)とを備えてお
り、X方向駆動機構は第1ステッピングモータ33で駆
動され、Y方向駆動機構は第2ステッピングモータ34
で駆動される(図2参照)。
【0034】刺繍枠駆動機構30がフリーベッド部に装
着されると、第1,第2ステッピングモータ33,34
が、コネクタ14を介して刺繍ミシンMの制御装置Cに
電気的に接続され、制御装置Cにより第1,第2ステッ
ピングモータ33,34が駆動制御され、加工布がセッ
トされた刺繍枠31をX方向とY方向とに独立に移動駆
動しつつ刺繍縫製できるようになっている。
【0035】次に、刺繍ミシンMの制御系について説明
する。
【0036】図2に示すように、制御装置Cは、入力イ
ンターフェース21と、CPU22とROM23及びR
AM24と電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュ
メモリ25とを含むコンピュータと、ディスクドライブ
装置(FDD)29を駆動するフロッピーディスクコン
トローラ(FDC)28と、出力インターフェース26
と、これらを接続するデータバスなどのバス27とを有
する。入力インターフェース21には、起動停止スイッ
チ12と、タッチキー11と、ミシン主軸の複数の回転
位相を検出するタイミング信号発生器16と、ディスク
ドライブ装置29に設けられフロッピーFDの装着を検
出する装着検出センサ29bなどが接続されている。
【0037】出力インターフェース26には、起動停止
スイッチ12に設けられたカラーLED12aと、刺繍
ミシンMが備えた前述の各種モータ17〜19と、カラ
ーディスプレイ(LCD)10のためのディスプレイコ
ントローラ(LCDC)20と、刺繍枠駆動機構30の
第1,第2ステッピングモータ33,34がコネクタ1
4を介して接続されている。また、前述のROMカード
40のROM41はカード用コネクタ13を介してバス
27に接続されると共に、FDC28もバス27に接続
されている。
【0038】前述のROM23には、実用模様を縫製す
る縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラムに加え
て、選択した刺繍模様に対してカラーディスプレイ10
を介して拡大や縮小や回転等の編集処理を施す編集処理
と、選択された刺繍模様を刺繍縫製する刺繍縫製処理と
を含む模様選択編集縫製制御の制御プログラム、模様選
択制御の制御プログラム、更には、後述のマニュアル刺
繍モードにおける処理のための制御プログラム等が予め
格納されている。
【0039】更に、ROM23には、刺繍模様の模様名
やこれに付随する「針数」や「色数」等の付随データを
表示するために、縦寸法が10pt(約3.6mm)であるア
ルファベット表示用フォントデータと、縦寸法が15p
t(約5.4mm)であるアルファベット表示用フォントデー
タと、縦寸法が27pt(約10mm) であるアルファベッ
ト表示用フォントデータとが、アルファベット文字のコ
ードデータと対応付けて格納されている。
【0040】更に、ROM23の模様データメモリ23
aには、図3に示すように、数字やアルファベットの文
字模様の各々に関する表示データとその縫製データとか
らなる文字模様データ、複数の実用模様の各々に関する
表示データとその縫製データとからなる実用模様デー
タ、比較的使用頻度の高い多数の刺繍模様(第1刺繍模
様、第2刺繍模様、第3刺繍模様、…)の模様データが
格納され、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様の
種類別にグループ分けし模様番号を付して格納されてい
る。
【0041】すなわち、各刺繍模様の模様データは同様
の構成なので、第1刺繍模様の模様データについて説明
すると、図3に示すように、模様データには、刺繍模様
と刺繍模様に含まれる複数の色別模様部を表示するため
の模様表示データと、刺繍縫製のための縫製データと、
模様選択に関連する画面表示のための表示情報を始め、
選択された刺繍模様や色別刺繍領域以外の文字や数字や
記号などを含む縫製中の縫製時表示情報などの付随情報
を表示するための付随情報表示データとが区別して格納
されている。
【0042】第1刺繍模様の模様表示データとしては、
模様形状のドットデータ、第1〜第3色別模様部のドッ
トデータとが格納されている。また、縫製データとし
て、例えば3色用のときには、第1〜第3色別模様部の
3色分の縫製データがそれぞれ格納されている。また、
付随情報の表示データとしては、種々の表示画面の際に
表示する文字や機能名のための表示データが格納されて
いる。ここで、各色別模様部毎の縫製データには、糸替
えのための停止コードSCと縫製時間のデータとがそれ
ぞれ格納され、最終の縫製データには終了コードECが
追加的に格納されている(図3参照)。
【0043】ところで、ROMカード40としては、模
様種類毎に複数枚分準備されており、これらROMカー
ド40のROM41にはROM23と同様に、比較的使
用頻度の低い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍
模様、第3刺繍模様、…)の模様データが格納され、多
数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様の種類別にグル
ープ分けし模様番号を付して格納されている(図3参
照)。
【0044】前述のRAM24の模様名メモリ24aに
は、フロッピーFDから読み込まれた複数の模様名のデ
ータが格納される。縫製データメモリ24bには、選択
された刺繍模様の縫製データが格納される。更に、RA
M24には、前述した各種の制御に必要なメモリ類(フ
ラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッ
ファ等)が設けられている。
【0045】ここで、フロッピーFDには、図4に示す
ように、縫目模様のための縫製データ以外に、各種のデ
ータが格納されている。
【0046】すなわち、システム領域には、各種のデー
タを記録する記録型式を規定する「2DD」や「2H
D」などのデータ、ボリュームラベル「FLOWER」、収容
模様数「22」などの管理データに加えて、刺繍模様毎
に、「模様名」とこれに付随する「拡張子」に関する模
様名データと、これに対応させた記録日時、データ領域
における縫製データ格納アドレス、ファイル長及び縫目
形成に関連する付随データとが格納されている。ここ
で、拡張子は「.HUS」のように、模様名やその他のファ
イル名に付随させて、模様名やファイル名の種類を表し
ている。また、付随データには、縫目数に対応する「針
数」のデータ、使用する刺繍糸の「色数」のデータ、そ
の「色数」に対応する「色名」のデータが格納されてい
る。
【0047】一方、データ領域には、刺繍模様毎に、縫
製データ格納アドレスで指示される先頭アドレスから、
刺繍模様を形成するための縫製データ、つまりステッチ
データが格納されている。ここで、この縫製データが複
数の異なる糸色で縫製するような場合には、糸替えのた
めの停止コードが適宜設けられている。
【0048】これらの刺繍模様の中から、タッチキー1
1の操作によって所望のものを選択すれば、その刺繍模
様に対応する縫製データに基づき前述の各モータ17〜
19及び33,34が駆動されて上記選択した刺繍模様
を縫製することができる。この処理は、一般的な刺繍ミ
シンと略同様の処理であるのでここでは詳述しない。本
実施の形態の刺繍ミシンMでは、タッチキー11に所定
の操作を施すことにより、針落ち点を1針毎に指定して
新たな縫製データを作成するマニュアル刺繍モードへ移
行することができる。次に、このマニュアル刺繍モード
における制御装置Cの処理について説明する。
【0049】先ず、マニュアル刺繍モードへ移行する
と、制御装置Cは、図5(A)に示す縫製データ作成画
面をカラーディスプレイ10に表示する。図5(A)に
示すように、この縫製データ作成画面では、加工布に対
応し、かつ、前述の刺繍枠駆動機構30の動作によって
縫い針6による縫い目が形成可能な領域(縫製領域)を
表示する領域表示部50aが表示され、その領域表示部
50aには、縫製領域上の点を一端Kaで指示する鉛筆
状のカーソルKが表示される。領域表示部50aの向か
って右隣には、カーソルKを移動させるためのカーソル
キー50bが表示され、領域表示部50a及びカーソル
キー50bの下には、針落ち点を確定するためのSET
キー50c、縫製データの作成終了を指示するENDキ
ー50d等の各種ボタンが表示される。前述のように、
カラーディスプレイ10の前面にはタッチキー11が設
けられ、上記各ボタンを手で触れることによってそのボ
タンに対応した指示を入力できるように構成されてい
る。
【0050】このように、縫製データ作成画面が表示さ
れた場合、領域表示部50a上の所望の位置にカーソル
Kを移動させてSETキー50cを押下する操作を繰り
返すことにより、縫製データを構成する針落ち点の座標
を順次入力することができる。例えば、カーソルキー5
0bを操作してカーソルKを図5(B)に示す位置まで
移動させ、SETキー50cを押下すれば、図5(B)
においてカーソルKの一端Kaが指示する点に始点(1
針目の針落ち点)が確定される。続いて、図5(C)に
示す位置までカーソルKを移動させ、SETキー50c
を押下すれば、図5(C)においてカーソルKの一端K
aが指示する点に2針目の針落ち点が確定される。ま
た、このとき領域表示部50aには、縫い目を表す線分
Lが表示される。
【0051】この操作を繰り返すことにより、図6に示
すように、使用者が独自に考えた縫い目を形成するため
の縫製データを作成することができる。縫製データの作
成後は、ENDキー50dを押下することによりその縫
製データに対応する縫い目を実際に縫製可能な状態とな
り、起動停止スイッチ12(図1参照)を押下すると各
モータ17〜19及び33,34を駆動して加工布に上
記縫い目を形成することができる。また、このマニュア
ル刺繍モードでは、鉛筆状のカーソルKの向きが、必要
に応じて4方向に変更される。次に、このマニュアル刺
繍モードにおける制御装置Cの処理について、図7のフ
ローチャートを用いて詳細に説明する。但し、図中符号
Si(i=1、3、5、…)は各ステップを示すもので
ある。
【0052】マニュアル刺繍モードへ移行すると、制御
装置Cは、先ず、前述の縫製データ作成画面を表示し
(S1)、続くS3では、カーソルキー50bが押下さ
れたか否かを判断する。押下されていない場合は(S
3:NO)、SETキー50cが押下されたか(S
5)、ENDキー50dが押下されたか(S7)、を順
次判断し、いずれかで肯定判断がなされるまでS3〜S
7の処理を繰り返し実行する。
【0053】通常は、先ず、カーソルキー50bが押下
されるので、S3にて肯定判断してS11へ移行する。
S11では、カーソルキー50bの操作状態に基づき、
カーソルKの移動先の座標を算出し、続くS13にて、
その座標までカーソルKを移動させたとき、カーソルK
が領域表示部50aからはみ出すか否かを判断する。は
み出さない場合は(S13:NO)、S15へ移行す
る。S15では、カーソルKの方向はそのままでカーソ
ルKを移動させて、上記キー操作に応じた座標をカーソ
ルKの一端Kaで表示する。一方、はみ出す場合は(S
13:YES)、カーソルKが領域表示部50aからは
み出さないようにその方向を変更した上で、カーソルK
を移動させて上記座標を表示する(S17)。S15ま
たはS17の処理が終了すると、制御装置CはS3〜S
7のループ処理を再び実行する。
【0054】ここで、S11〜S17の処理について、
例を挙げて説明する。例えば、カーソルKは、図8
(A)に示すように、一端Kaを最初は左下に向けてい
るものとする。この場合、カーソルKを図8(A)の位
置から図8(B)の位置まで移動させても、カーソルK
は領域表示部50aからはみ出さない。そこで、この場
合は(S13:NO)、カーソルKの方向はそのままで
カーソルKを対応する位置まで移動させる(S15)。
【0055】ところが、カーソルKの上方向への移動量
がこの2倍以上になると、カーソルKの他端Kbが領域
表示部50aの上方へはみ出す。カラーディスプレイ1
0は小型で細長く、領域表示部50aより上方には表示
領域を殆ど有していない。このため、この場合カーソル
Kの全体を表示するのが困難となり、そのカーソルKの
視認性が低下する可能性がある。そこで、この場合(S
13:YES)、図8(C)に示すように一端Kaが左
上を向くようにカーソルKの方向を変更して、キー操作
に応じた座標を表示するのである(S17)。
【0056】また、図9(A)に示すように、カーソル
Kの他端Kbが領域表示部50aの右方へはみ出すと、
そのカーソルKの他端Kbがカーソルキー50bと重な
って、カーソルキー50bの操作性が低下する可能性が
ある。そこで、この場合(S13:YES)、図9
(B)に示すように一端Kaが右下を向くようにカーソ
ルKの方向を変更して、キー操作に応じた座標を表示す
る(S17)。また、一端Kaが右下を向くようにカー
ソルKの方向を変更した後、カーソルKを領域表示部5
0aの上端近傍まで移動させると、他端Kbが領域表示
部50aの上方へはみ出す。そこで、この場合(S1
3:YES)、図9(C)に示すように、一端Kaが右
上を向くようにカーソルKの方向を変更する。
【0057】このように、カーソルKの方向を4方向に
切り換えることにより、カーソルKの全体が領域表示部
50a内に表示されるようにすることができる。なお、
図8(B)に示す状態のように、カーソルKがどの方向
に配設されても領域表示部50aからはみ出さない場
合、常に一端Kaを左下に向けるように制御してもよ
い。このような制御は、カーソルKの移動先の座標(S
11参照)とカーソルKの方向とを対応付けたマップを
用意しておき、そのマップを参照してカーソルKの方向
を変更することによって実行することができる。
【0058】このようにして、S11〜S17の処理に
よってカーソルKを移動させると、一端Kaが所望の位
置まで移動したとき、使用者はSETキー50cを押下
する。すると、処理はS5からS21へ移行し、カーソ
ルKが一端Kaによって指示する座標を針落ち点として
RAM24に記憶し、再びS3〜S7のループ処理へ移
行する。
【0059】以上の処理を繰り返すことにより、所望の
針落ち点がRAM24に順次記憶され、領域表示部50
aには、例えば図6に示したような縫製データ(模様)
が表示される。そして、縫製データの作成が終了する
と、使用者はENDキー50dを押下する。すると、処
理はS7からS23へ移行し、縫製実行ルーチンを起動
して処理を終了する。このとき起動される縫製実行ルー
チンでは、起動停止スイッチ12の操作状態に基づき、
各モータ17〜19及び33,34を駆動して上記作成
された縫製データに対応した縫い目を加工布に形成する
周知の処理がなされる。
【0060】なお、S3〜S7のループ処理の間には、
DELキー50eが押下されたときにデータを縫い目単
位(線分単位)で消去したり、本数キー50fが押下さ
れたときに1本縫いと3本縫いとを切り換えたり、ED
ITキー50gが押下されたときにその他の各種編集処
理を実行したりする処理が実行されるが、これらは周知
であるのでここでは詳述しない。
【0061】以上説明したように、本実施の形態の刺繍
ミシンMでは、縫製データの作成時に縫い目の形状を入
力するために表示されるカーソルKが、鉛筆、すなわち
筆記具の形状をしているので、そのカーソルKの機能と
形状とが良好に対応している。このため、使用者は、そ
のカーソルKの形状を見ただけでそのカーソルの機能を
判断することができる。また、このようにカーソルKは
長尺状であり、しかも、前述のように、方向の変更によ
って領域表示部50aからはみ出さないようにしている
ので、カーソルKは優れた視認性を有する。このため、
本実施の形態の刺繍ミシンMは、縫製データの作成にお
いて優れた操作性を有する。
【0062】更に、刺繍ミシンMでは、上記方向の変更
によってカーソルKがカーソルキー50b等のボタンに
重なることも防止しているので、操作性を一層向上させ
ることができる。このように、刺繍ミシンMでは、カー
ソルKが領域表示部50aからはみ出すといった問題を
生じることなく、そのカーソルKの視認性を確保するこ
とができる。このため、カラーディスプレイ10の小型
化に良好に対応することができ、延いては、刺繍ミシン
M自体のコンパクト化にも良好に対応することができ
る。
【0063】なお、上記実施の形態において、ミシンモ
ータ17から縫い針6に至る機構が縫製手段に、第1ス
テッピングモータ33及び第2ステッピングモータ34
から刺繍枠31に至る機構、並びに針棒揺動用ステッピ
ングモータ18が移動手段に、カラーディスプレイ10
が表示手段に、カーソルキー50bがカーソル移動手段
に、制御装置Cが判断手段及び方向変更手段に、それぞ
れ相当する。また、制御装置Cの処理の内、S13が判
断手段に、S17が方向変更手段に、それぞれ相当する
処理である。
【0064】更に、本発明は上記実施の形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の形態で実施することができる。例えば、カーソル
は、万年筆,クレパス等の形状であってもよい。特に、
表示手段がモノクロの表示手段である場合、クレパス形
状のカーソル表面に糸の色を文字で表記してもよい。
【0065】また、上記実施の形態では、刺繍枠駆動機
構30が装着された刺繍ミシンMに本発明を適用した場
合を説明したが、本発明は、刺繍枠駆動機構30を装着
していない状態の刺繍ミシンM等、通常のミシンにも適
用することができる。すなわち、針棒揺動用ステッピン
グモータ18と送り歯駆動用ステッピングモータ19と
を駆動することにより、加工布と縫い針6とを相対移動
させて、模様の縫製を行う場合にも本発明を適用するこ
とができる。この場合、ミシンモータ17及び送り歯駆
動用ステッピングモータ19から図示しない送り歯上下
動機構及び送り歯前後動機構に至る構成、並びに、針棒
揺動用ステッピングモータ18が移動手段に相当する。
【0066】また、請求項1または2記載の発明では、
カーソルは縫製データの作成時に使用されるものに限定
されない。例えば、縫い針を上げたままで縫製データに
応じて刺繍枠を移動させ、その縫製データが実際に縫製
されたときのレイアウトを推定させるいわゆるトレース
処理を実行可能な刺繍ミシンが知られている。そこで、
このトレース中に縫製データのどの部分を縫製している
かを示すカーソルに対しても、本発明を適用することが
できる。この場合、カーソルは縫い針形状等の長尺状に
構成することができる。
【0067】更に、上記実施の形態では、刺繍ミシンM
に縫製データ作成装置が組み込まれている場合を説明し
たが、請求項4または5記載の発明は、ミシンと別体に
構成された縫製データ作成装置に対しても適用すること
ができる。また更に、上記実施の形態では、カラーディ
スプレイ10を各種指示の入力が可能ないわゆるタッチ
パネルとして構成しているが、本発明は、単に表示を行
うだけの表示手段に対しても適用することができる。但
し、表示手段をタッチパネルによって構成した場合、表
示されたキー(ボタン)に手で触れることによって指示
を入力することが可能となって、ミシンの操作性が一層
向上すると共に、指示を入力するための手段を別体に設
ける場合に比べて、ミシンのコンパクト化に一層良好に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る刺繍ミシンの外観
を表す斜視図である。
【図2】 その刺繍ミシンの制御系の構成を表すブロッ
ク図である。
【図3】 その制御系の模様データメモリのデータ構成
を説明する図表である。
【図4】 フロッピーディスクに格納されたデータ構成
を説明する図表である。
【図5】 縫製データ作成時初期の縫製データ作成画面
を表す正面図である。
【図6】 縫製データ作成時終期の縫製データ作成画面
を表す正面図である。
【図7】 上記制御系における処理を表すフローチャー
トである。
【図8】 上記画面でカーソル方向を上下に変更する動
作を表す説明図である。
【図9】 上記画面でカーソル方向を左右に変更する動
作を表す説明図である。
【図10】 従来のミシンのタッチパネルの構成及び課
題を表す正面図である。
【符号の説明】 5…針棒 6…縫い針 10…カラーディスプレイ
11…タッチキー 17…ミシンモータ 18…針棒揺動用ステッピング
モータ 31…刺繍枠 33…第1ステッピングモータ 34…第2ステッ
ピングモータ 50a…領域表示部 50b…カーソルキー
50c…SETキー 50d…ENDキー C…制御装置 M…刺繍
ミシン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布に縫い目を形成する縫製手段と、 縫製データに基づいて上記加工布を上記縫製手段に対し
    て相対的に移動させることにより、上記縫製手段が上記
    加工布に形成する縫い目の位置を順次移動させる移動手
    段と、 上記加工布に対応し、縫い目が形成可能な領域を、その
    領域上の点を指示する移動可能なカーソルと共に表示す
    る表示手段と、 上記カーソルを移動させるカーソル移動手段と、 を備えたミシンであって、 上記カーソルが、一端によって上記点を指示する長尺状
    に構成されると共に、 上記カーソルが指示すべき点の位置に基づき、その点を
    上記カーソルの上記一端で指示したときに上記カーソル
    の上記一端以外の少なくとも一部が上記領域外にはみ出
    すか否かを判断する判断手段と、 該判断手段が上記はみ出すと判断したとき、上記カーソ
    ルの方向を変更することによって、上記点を指示したと
    きにも上記カーソルの全体が上記領域内に収まるように
    する方向変更手段と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 上記表示手段がタッチパネルによって構
    成され、上記領域の周囲の少なくとも一部に、手で触れ
    ることによって指示を入力できるボタンを表示すること
    を特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 【請求項3】 上記カーソルが、縫製データの作成時に
    縫い目の形状を入力するために表示されるものであり、
    筆記具の形状をしていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のミシン。
  4. 【請求項4】 加工布に対応し、縫い目が形成可能な領
    域を、その領域上の点を指示する移動可能なカーソルと
    共に表示する表示手段と、 上記カーソルを移動させるカーソル移動手段と、 上記カーソルによって指示された上記領域上の点に対応
    して、加工布に縫い目を形成するための縫製データを作
    成する縫製データ作成手段と、 を備えた縫製データ作成装置であって、 上記カーソルが、一端によって上記点を指示する長尺状
    に構成されると共に、 上記カーソルが指示すべき点の位置に基づき、その点を
    上記カーソルの上記一端で指示したときに上記カーソル
    の上記一端以外の少なくとも一部が上記領域外にはみ出
    すか否かを判断する判断手段と、 該判断手段が上記はみ出すと判断したとき、上記カーソ
    ルの方向を変更することによって、上記点を指示したと
    きにも上記カーソルの全体が上記領域内に収まるように
    する方向変更手段と、 を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
  5. 【請求項5】 上記表示手段がタッチパネルによって構
    成され、上記領域の周囲の少なくとも一部に、手で触れ
    ることによって指示を入力できるボタンを表示すること
    を特徴とする請求項4記載の縫製データ作成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043231A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Brother Ind Ltd ミシンの模様データ作成装置
JP2007061530A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Brother Ind Ltd 模様縫製可能なミシン

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US7278362B2 (en) 2004-08-06 2007-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Pattern data producing device for sewing machine and pattern data producing control program
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