JP2000102685A - 刺繍ミシンの制御装置及び模様データ修正プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

刺繍ミシンの制御装置及び模様データ修正プログラムを記録した記録媒体

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JP2000102685A
JP2000102685A JP27578998A JP27578998A JP2000102685A JP 2000102685 A JP2000102685 A JP 2000102685A JP 27578998 A JP27578998 A JP 27578998A JP 27578998 A JP27578998 A JP 27578998A JP 2000102685 A JP2000102685 A JP 2000102685A
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data
pattern
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sewing
embroidery
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JP27578998A
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English (en)
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信太郎 ▲とみ▼田
Shintarou Tomita
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 模様データ編集装置等の高価な電子機器を必
要とせず、ユーザーが指示した任意の縫製中断位置での
色替えを追加して、オリジナル的な刺繍模様を縫製でき
ること、この色替えを追加した縫製処理を繰り返し行え
るようにすること。 【解決手段】 刺繍縫製の実行中に、起動・停止スイッ
チと返し縫いスイッチが操作されて、縫製の中断が指示
されたときに、データ付加処理制御が実行され、選択模
様関連データメモリに格納されている選択模様の模様デ
ータにおいて、先ず、縫製位置ポインタで指示される縫
製データの縫製中断位置に色替停止コードが挿入され
(S30)、糸色コードとして、糸色コードに代わる識別
コード〔99〕が追加され(S31)、色数が1つ増加さ
れ(S32)、色別模様の表示データを作成して追加され
る(S33)。そして、記憶キーの操作により(S34:Ye
s )、色替停止コードを付加した模様データが不揮発性
メモリであるフラッシュメモリに格納される(S35)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシンの制御
装置及び模様データ修正プログラムを記録した記録媒体
に関し、特に刺繍縫製に供する刺繍糸の色替えを所定の
縫製位置以外の任意の位置でも行えるようにし、趣向を
凝らしたオリジナル的な刺繍模様を縫製できるようにし
た技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用の電子制御式刺繍ミシンに
おいては、刺繍枠を直交する2方向へ独立に移動駆動す
る刺繍枠駆動機構を備え、直線縫いやジグザグ縫いなど
の実用模様だけでなく、ディスプレイを介して選択した
刺繍模様をその縫製データに基づいて、ミシンモータや
刺繍枠駆動機構を駆動することで、複数の糸色でカラフ
ルに縫製できるようになっている。例えば、本願出願人
が提案した特開平5−123471号公報や特許256
1650号公報に記載の「刺繍ミシン」においては、制
御装置に設けたROMや着脱可能なROMカードに、複
数の刺繍模様の各々に関する模様データを格納してお
き、模様選択に際して複数の刺繍模様の具象がディスプ
レイに一覧表示され、そのうちから選択された刺繍模様
が複数色でカラフルに縫製される。
【0003】即ち、各刺繍模様の模様データとして、縫
製データと具象模様等の模様表示データとが含まれてお
り、縫製データには、複数の針落ち位置を指示する針位
置データが格納されるとともに、刺繍糸を取り替えて糸
色を変更する為に縫製動作を停止させる色替停止コード
が色別模様部の末尾を示す随所に格納されている。ここ
で、この色替停止コードは、刺繍模様の縫製データを作
成するメーカーにより刺繍模様に応じた配色に基づいて
所定の色替え位置に格納されたものである。一方、模様
表示データには、刺繍模様の具象表示データや色別模様
部毎の色別模様表示データが格納されている。
【0004】それ故、縫製開始に際して、選択した刺繍
模様の具象や糸色数に応じた複数の色別模様が表示さ
れ、縫製途中において、色替停止コードにより縫製動作
が停止する毎に糸色の異なる刺繍糸に取り替えること
で、カラフルな刺繍模様を縫製することができる。但
し、ユーザーは、色替停止コードの格納位置を変更した
り、縫製データそのものを変更するなどの変更処理を一
切することができないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、刺繍
ミシンで縫製可能な模様データは、ミシンの制御装置内
のROMに格納されてあったり、着脱可能なROMカー
ドで供給されるので、ユーザーは、これらROMやRO
Mカードから読み出した所望の刺繍模様の縫製データに
基づいて刺繍縫製するときに、縫製動作が停止する所定
の色替え位置においてだけ、糸色の異なる刺繍糸に交換
するようになっていることから、例えば、動物「像」の
「左右両耳」を「グレー」で一気に縫製するのに対し
て、右耳を「黄」で縫製したい場合、また「像」の
「鼻」を複数の糸色でカラフルに縫製した場合でも、任
意の縫製位置での糸色変更ができないという問題があ
る。
【0006】そこで、「像」の「左耳」を「グレー」で
縫製した後、縫製位置が「右耳」に移動する途中で、停
止スイッチを操作して縫製を停止させ、「黄」の刺繍糸
に取り替えて、その縫製中断位置から「右耳」を「黄」
で縫製することも可能ではあるが、色替えの操作が煩雑
となり、縫製作業の作業能率が低下すること、しかもこ
のように糸色を追加的に変更して縫製する縫製作業の再
現性に欠けること、などの問題がある。また、パーソナ
ルコンピュータなどからなる模様データ編集装置を設
け、この編集装置で縫製データを編集して色替停止コー
ドなどを付加することができるが、高価な模様データ編
集装置が別途必要となる。
【0007】本発明の目的は、模様データ編集装置等の
高価な電子機器を必要とせず、ユーザーが指示した任意
の縫製中断位置での色替えを簡単に追加でき、オリジナ
ル的な刺繍模様を縫製できること、この色替えを追加す
る縫製処理を繰り返し行えるようにすること、等であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の刺繍ミシンの
制御装置は、ディスプレイを含む表示手段と、各々が複
数の色別模様部からなる複数の刺繍模様の模様データを
記憶した模様データ記憶手段を用いてその模様データに
基づいて刺繍縫製を行うように縫製手段を制御する制御
手段とを備えた刺繍ミシンの制御装置において、刺繍縫
製の実行中に制御手段に対して縫製の中断を指示する指
示手段と、指示手段により中断が指示された縫製中断位
置であって模様データ中における縫製中断位置を検知
し、その縫製中断位置に色別模様部の模様データの末尾
を示す色替停止データを付加するデータ付加手段とを備
えたものである。
【0009】刺繍縫製の実行中に、停止スイッチ等の指
示手段により、制御手段に対して縫製の中断が指示され
る。このとき、データ付加手段は、指示手段により中断
が指示されたときの模様データ中における縫製中断位置
を検知するとともに、その縫製中断位置に、色別模様部
の模様データの末尾を示す色替停止データを付加する。
それ故、この色替停止データが付加された模様データに
基づいて刺繍縫製することにより、色替停止データが付
加された縫製位置での糸替えが可能になり、オリジナル
的な刺繍模様を縫製することができる。
【0010】請求項2の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1の発明において、前記データ付加手段は、色替停止
データで分割した1対の色別模様部分割部のうちの未縫
製の色別模様部分割部に設ける糸色データに代わる識別
データを付加することを特徴とするものである。この場
合、色替停止データで分割された既縫製の色別模様部分
割部と未縫製の色別模様部分割部のうち、未縫製の色別
模様部分割部については、糸色データを設ける代わりに
識別データを設けることにより、この識別データに基づ
いて、ユーザーが任意に追加したことを示すメッセージ
等を表示することができる。その他請求項1と同様の作
用を奏する。
【0011】請求項3の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項2の発明において、前記模様データ記憶手段に模様デ
ータが記憶された刺繍模様のうちから刺繍模様を選択す
る為の模様選択手段と、この模様選択手段で選択された
刺繍模様に関する模様データを模様データ記憶手段から
読み出すデータ読出し手段と、データ読出し手段で読み
出された模様データを記憶する揮発性メモリとを備えた
ことを特徴とするものである。
【0012】この場合、模様選択手段により、模様デー
タ記憶手段に模様データが記憶された刺繍模様のうちか
ら刺繍模様が選択されるので、データ読出し手段は、模
様選択手段で選択された刺繍模様に関する模様データを
模様データ記憶手段から読み出す。そして、そのデータ
読出し手段で読み出された模様データは揮発性メモリに
記憶される。即ち、電源が投入されている限り、揮発性
メモリにおいては書込まれた模様データが記憶されてい
るので、この選択した刺繍模様の模様データに基づい
て、同様の刺繍模様を繰り返して縫製することができ
る。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0013】請求項4の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項3の発明において、前記データ付加手段は、色替停止
データと識別データとを揮発性メモリに格納した模様デ
ータに付加することを特徴とするものである。この場
合、縫製中断位置に設ける色替停止データと、糸色デー
タに代わる識別データとがRAM等の揮発性メモリに格
納した模様データに付加されるので、電源が遮断されな
い限り、この揮発性メモリに記憶された模様データに基
づいて、色替えを追加した刺繍模様の縫製処理を繰り返
して実行することができる。その他請求項3と同様の作
用を奏する。
【0014】請求項5の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項4の発明において、前記色替停止データと識別データ
とが付加された模様データを格納しておく為の不揮発性
メモリを有することを特徴とするものである。この場
合、これら色替停止データと識別データとが付加された
模様データを不揮発性メモリに格納することで、電源が
遮断されてもこの模様データを不揮発性メモリに記憶保
持でき、この色替えを追加した刺繍模様の縫製処理を繰
り返して実行することができる。その他請求項4と同様
の作用を奏する。
【0015】請求項6の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1〜5の何れか1項の発明において、前記データ付加
手段は、色替停止データで分割した1対の色別模様部分
割部の模様部表示データを夫々新規に作成して模様デー
タに付加することを特徴とするものである。この場合、
データ付加手段により、色替停止データで分割した1対
の色別模様部分割部の模様部表示データが夫々新規に作
成され、これら作成された模様部表示データが模様デー
タに付加されるので、縫製処理に際して、この分割され
た色別模様部分の分割部に関する分割模様部をディスプ
レイに表示させることができる。その他請求項1〜5の
何れか1項と同様の作用を奏する。
【0016】請求項7の模様データ修正プログラムを記
録した記録媒体は、ディスプレイを含む表示手段と、各
々が複数の色別模様部からなる複数の刺繍模様の模様デ
ータを記憶した模様データ記憶手段を用いてその模様デ
ータに基づいて刺繍縫製を行うように縫製手段を制御す
る制御手段とを備えた刺繍ミシンの制御装置で模様デー
タを修正する模様データ修正プログラムを記録した記録
媒体であって、刺繍縫製の実行中に指示手段からの指令
に基づいて制御手段に対して縫製を中断させる中断指示
ルーチンと、中断指示ルーチンにより中断が指示された
縫製中断位置であって模様データ中における縫製中断位
置を検知し、その縫製中断位置に色別模様部の模様デー
タの末尾を示す色替停止データを付加するデータ付加ル
ーチンとを含むものである。
【0017】即ち、模様データ修正プログラムを記録し
た記録媒体は、ディスプレイを含む表示手段と、各々が
複数の色別模様部からなる複数の刺繍模様の模様データ
を記憶した模様データ記憶手段を用いてその模様データ
に基づいて刺繍縫製を行うように縫製手段を制御する制
御手段とを備えた刺繍ミシンの制御装置で模様データを
修正する模様データ修正プログラムを記録した記録媒体
であって、中断指示ルーチンと、データ付加ルーチンと
を含むので、これら中断指示ルーチンとデータ付加ルー
チンとを含む模様データ修正プログラムを記録した記録
媒体を、表示手段や縫製手段を制御する制御手段を備え
た刺繍ミシンの制御装置に装着することで、請求項1と
同様に作用する。
【0018】請求項8の模様データ修正プログラムを記
録した記録媒体は、請求項7の発明において、前記デー
タ付加ルーチンは、色替停止データで分割した1対の色
別模様部分割部のうちの未縫製の色別模様部分割部に設
ける糸色データに代わる識別データを付加することを特
徴とするものである。この場合、データ付加ルーチン
は、色替停止データで分割した1対の色別模様部分割部
のうちの未縫製の色別模様部分割部に設ける糸色データ
に代わる識別データを付加するので、このデータ付加ル
ーチンを含む模様データ修正プログラムを記録した記録
媒体を、表示手段や縫製手段を制御する制御手段を備え
た刺繍ミシンの制御装置に装着することで、請求項2と
同様に作用する。その他請求項7と同様の作用を奏す
る。
【0019】請求項9の模様データ修正プログラムを記
録した記録媒体は、請求項8の発明において、前記デー
タ付加ルーチンは、色替停止データと識別データとを揮
発性メモリに格納した模様データに付加することを特徴
とするものである。この場合、データ付加ルーチンは、
色替停止データと識別データとを揮発性メモリに格納し
た模様データに付加するので、このデータ付加ルーチン
を含む模様データ修正プログラムを記録した記録媒体
を、表示手段や縫製手段を制御する制御手段を備えた刺
繍ミシンの制御装置に装着することで、請求項4と同様
に作用する。その他請求項8と同様の作用を奏する。
【0020】請求項10の模様データ修正プログラムを
記録した記録媒体は、請求項7〜9の何れか1項の発明
において、前記データ付加ルーチンは、色替停止データ
で分割した1対の色別模様部分割部の模様部表示データ
を夫々新規に作成して模様データに付加することを特徴
とするものである。この場合、データ付加ルーチンは、
色替停止データで分割した1対の色別模様部分割部の模
様部表示データを夫々新規に作成して前記模様データに
付加するので、このデータ付加ルーチンを含む模様デー
タ修正プログラムを記録した記録媒体を、表示手段や縫
製手段を制御する制御手段を備えた刺繍ミシンの制御装
置に装着することで、請求項6と同様に作用する。その
他請求項7〜9の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、刺繍枠駆動装
置(所謂、刺繍装置)を着脱可能に装着することで、実
用模様に加えて種々の刺繍模様の縫製が可能な電子制御
式刺繍ミシンに本発明を適用した場合の例である。電子
制御式刺繍ミシンMは、図1に示すように、ミシンベッ
ド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2
と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左
方へ延びるアーム部3を有する。
【0022】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針6と協働す
る糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられている。
脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺繍模
様の模様データ(縫製データと模様表示データ)を記録
したROMカード40を、内部のカード用コネクタ13
(図2参照)に接続する為のカード用スロット2aが形
成されるとともに、フロッピーディスクドライブ29
(図2参照)にフロッピーディスクFDを装着する為の
ディスク用スロット2bが形成されている。
【0023】アーム部3には、下端に縫針6を装着した
針棒5を上下動させる針棒駆動機構、針棒5を布送り方
向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示
略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天
秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、送り歯
上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモ
ータ17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッ
ピングモータ18で駆動され、送り歯前後動機構は送り
歯前後駆動用ステッピングモータ19で駆動される(図
2参照)。アーム部3の頭部(顎部)4には、縫製作業
の起動と停止を指令する起動・停止スイッチ7、返し縫
いスイッチ8、縫針6の停止位置を上側又は下側に切換
える針位置切換えスイッチ9が設けられている。
【0024】アーム部3の前面には大型の液晶ディスプ
レイ10が設けられ、このディスプレイ10には、実用
模様や刺繍模様等の種々の縫目模様や各種の機能名、更
には模様名や種々のメッセージ等が表示される。このデ
ィスプレイ10の略全面に、複数の刺繍模様や機能名の
表示位置の各々に対応させて、透明電極からなるタッチ
キー11がマトリックス状に設けられている。即ち、所
望の刺繍模様の選択や機能の指示を、これら刺繍模様や
模様名や機能名に対応するタッチキー11を押圧操作す
ることで実現することができる。
【0025】前記ベッド部1の左端側部分には、通称フ
リーアームと称されるフリーベッド部が形成され、この
フリーベッド部に刺繍枠駆動機構(刺繍装置)30が着
脱可能に装着される。刺繍枠駆動機構30は、その本体
ケース30aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠3
1と、刺繍枠31をY方向(前後方向)へ駆動するY方
向駆動機構を内蔵したY方向駆動部32と、このY方向
駆動部32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動
機構であって本体ケース30a内に収容されたX方向駆
動機構とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピ
ングモータ33で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステ
ッピングモータ34で駆動される(図2参照)。
【0026】刺繍枠駆動機構30がフリーベッド部に装
着されると、第1,第2ステッピングモータ33,34
が、コネクタ14を介してミシンMの制御装置Cに電気
的に接続され、制御装置Cにより第1,第2ステッピン
グモータ33,34が駆動制御され、加工布がセットさ
れた刺繍枠31をX方向とY方向とに独立に移動駆動し
つつ刺繍縫製できるようになっている。次に、電子制御
式刺繍ミシンMの制御系について説明する。
【0027】図2に示すように、制御装置Cは、入力イ
ンターフェース21と、CPU22とROM23及びR
AM24と電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュ
メモリ25とを含むコンピュータと、フロッピーディス
クドライブ(FDD)29を駆動するフロッピーディス
クコントローラ(FDC)28と、出力インターフェー
ス26と、これらを接続するデータバスなどのバス27
とを有する。入力インターフェース21には、起動・停
止スイッチ7や返し縫いスイッチ8や針位置切換えスイ
ッチ9等のスイッチ類と、タッチキー11と、ミシン主
軸の複数の回転位相を検出するタイミング信号発生器1
6などが接続されている。
【0028】出力インターフェース26には、これらモ
ータ17〜19と、ディスプレイ(LCD)10の為の
ディスプレイコントローラ(LCDC)20と、刺繍枠
駆動機構30の第1,第2ステッピングモータ33,3
4がコネクタ14を介して接続されている。また、前記
ROMカード40のROM41はコネクタ13を介して
バス27に接続されるとともに、FDC28もバス27
に接続されている。
【0029】前記ROM23の模様データメモリ23a
には、図3に示すように、複数の文字模様や刺繍模様の
為の模様データが記憶されている。即ち、アドレス「A0
00」から各管理項目(属性、色数、糸色、表示データ、
縫製データ)の為のヘッダー、アドレス「B000」から各
刺繍模様毎の属性データ、アドレス「C000」から各刺繍
模様毎の色数データ、アドレス「D000」から各刺繍模様
毎の色別模様部の糸色コード、アドレス「E000」から各
刺繍模様毎の具象表示データ及び色別模様部の表示デー
タ、アドレス「F000」から各刺繍模様毎の縫製データが
格納されている。ここで、模様データには、これら属性
データ、色数データ、糸色データ、表示データ、縫製デ
ータ等が含まれている。
【0030】また、アドレス「F000」以降に格納されて
いる、例えば第2模様「ゾウ」に関する縫製データは3
つの色別模様部からなるので、図4に示すように、第1
色別模様部の複数の針位置データ(X,Y)、色替停止
コード(色替停止データに相当する)、第2色別模様部
の複数の針位置データ(X,Y)、色替停止コード、第
3色別模様部の複数の針位置データ(X,Y)、終了コ
ード、が順次格納されている。ここで、色替停止コード
は、色替えの為にミシンモータ17の駆動を停止させる
データである。その他の刺繍模様についても同様に、色
替停止コードにより複数の色別模様部に区切られた縫製
データが格納されている。
【0031】また、ROM23には、実用模様を縫製す
る縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラムに加え
て、選択した刺繍模様に対してディスプレイ10を介し
て拡大や縮小や回転等の編集処理を施す編集処理と、選
択された刺繍模様を刺繍縫製する刺繍縫製処理とを含む
模様選択編集縫製制御の制御プログラム、本願特有の後
述の模様選択制御の制御プログラム等が予め格納されて
いる。
【0032】ところで、ROMカード40やフロッピー
ディスクFDとしては、模様種類毎に複数枚分準備され
ており、これらROMカード40のROM41やフロッ
ピーディスクFDには、ROM23の模様データメモリ
23aと同様に、比較的使用頻度の低い多数の刺繍模様
(第1刺繍模様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・・
・)の模様データが格納され、多数の刺繍模様の模様デ
ータは、刺繍模様の種類別にグループ分けし模様番号を
付して記録されている(図3参照)。
【0033】前記RAM24の模様名メモリ24aに
は、選択された刺繍模様の模様名のデータが格納され
る。選択模様関連データメモリ24bには、選択された
刺繍模様に関する模様データが格納される。更に、RA
M24には、前述した各種の制御に必要なメモリ類(フ
ラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッ
ファ等)が設けられている。ここで、前記フラッシュメ
モリ25には、選択模様関連データメモリ24bから転
送された模様データが格納される。
【0034】次に、制御装置Cで実行される模様選択制
御のルーチンについて、図5、図6のフローチャートに
基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=1、2、
3・・・)は各ステップを示すものである。電源の投入
によりこの制御が開始されると、先ず、RAM24の各
メモリをクリアする等の初期化処理が実行され(S
1)、模様の種類(分類)を指定する為のメニュー画面
がディスプレイ10に表示される(S2)。
【0035】例えば、図7に示すように、かな文字やア
ルファベットの文字模様を書体に応じて選択する文字指
定キー11a〜11d、ユーザーが色替え位置を追加し
た刺繍模様を呼び出す為の呼出しキー11e、具象模様
を選択する具象指定キー11f〜11h、更には、装着
されているROMカード41に記録されている刺繍模様
を選択するカード指定キー11i、装着されているフロ
ッピーディスクFDに記録されている刺繍模様を選択す
るフロッピー指定キー11jを含むメニュー画面が表示
される。
【0036】そこで、メニュー画面表示中に、所望の模
様分類「動物や乗り物」の具象指定キー11fを操作し
て選択したときには(S3・S4:Yes )、各刺繍模様
毎の具象表示データが読み込まれ(S5)、図8に示す
ように、多数の「動物」や「乗り物」に関する刺繍模様
の具象がマトリックス状に一覧表として表示される(S
6)。次に、例えば図8に示すように、模様キー11p
を操作して刺繍模様「パンダ」を選択したときには(S
7)、その模様名が模様名メモリ24aに格納され、図
9に示すように、刺繍模様「ゾウ」の具象Gと、その
「ゾウ」に含まれる3つの色別模様部pa,pb,pc
などを有する模様確認画面がディスプレイ10に表示さ
れる(S8)。
【0037】ここで、前記S8で刺繍模様の確認が実行
されたときには、図10に示すように、選択された第2
刺繍模様に関する模様データ(属性データ、色数デー
タ、糸色データ、表示データ、縫製データ)が読み出さ
れて、選択模様関連データメモリ24bに格納される。
但し、この模様確認画面の表示中に、「戻る」キーが操
作されたときには、S6に戻る。そして、起動・停止ス
イッチ7の操作により縫製処理が開始されたときには
(S14:Yes )、縫製処理を開始するように指令される
(S15)。その結果、縫製制御により、選択模様関連デ
ータメモリ24bから1針分ずつのステッチデータを読
み込むことで縫製処理が開始される。
【0038】このとき、図4に示すように、針落ち位置
データを指示する縫製位置ポインタPTは、1針分ずつ
のステッチデータを読み込む毎に、次のアドレスを順々
に指示するようになっている。そして、色替停止コード
による縫製中断が発生しないとき(S16:No)、起動・
停止スイッチ7による縫製中断が発生しないとき(S1
7:No)、更に、終了コードによる縫製終了でもないと
きには(S21:No)、S15〜S17・S21が繰り返されて
縫製処理が実行される。刺繍縫製の実行中に、色替停止
コードにより縫製が中断したときには(S16:Yes )、
次の糸色による縫製に関する情報がディスプレイ10に
表示される(S20)。
【0039】即ち、このS20においては、例えば、メッ
セージ「2色目を縫製します」とか、「3色目を縫製し
ます」が表示されるとともに、色別模様部の刺繍縫製が
終了して縫製が中断する毎に、第2色別模様部pbや第
3色別模様部pcが順次先頭位置に移動して表示され
る。ところで、縫製途中における色替えを追加したい縫
製位置で、起動・停止スイッチ7の操作により縫製中断
が指示され(S17:Yes )、更に返し縫いスイッチ8が
操作されたときには(S18:Yes )、色替停止コードな
どを付加するデータ付加処理(図6参照)が実行される
(S19)。
【0040】この制御が開始されると、先ず、選択模様
関連データメモリ24bに格納されている模様データに
おいて、縫製データにおける縫製位置ポインタPTで指
示される縫製中断位置に「色替停止コード」が挿入され
(S30)、糸色コードに代わる識別コード
〔99〕が追
加され(S31)、色数が1つ増加され(S32)、色別模
様の表示データを作成して追加される(S33)。例え
ば、図4に示すように、起動・停止スイッチ7の操作に
より縫製中断が指示されたとき、縫製位置ポインタPT
1が第2色別模様部の途中の縫製中断位置を指示してい
るものとする。
【0041】この場合には、図10に示すように、選択
模様関連データメモリ24bに格納されている第2模様
である「ゾウ」の模様データにおいて、図11に示すよ
うに、先ず、縫製位置ポインタPT1で指示される縫製
中断位置に、色別模様部の模様データの末尾を示す「色
替停止コード」が付加される。次に、従来の第2色別模
様部について、この新規に付加された「色替停止コー
ド」により、既縫製の色別模様部分割部と未縫製の色別
模様部分割部とに分割された1対の色別模様部分割部の
うち、未縫製の色別模様部分割部に設ける糸色データと
して、識別コード
〔99〕が追加される。
【0042】この識別コード
〔99〕は特殊なコードデ
ータであって、色別模様部の表示の際に、メッセージ
「ユーザー指定」を表示するようになっている。そし
て、未縫製の色別模様部分割部を異なる糸色で縫製する
ことから、色数データが「4」に変更され、更に、付加
された「色替停止コード」により、図9に示す第2色別
模様部「帽子」pbが、頂部の「ボンボリ部」pba
と、「帽子部」pbbに分割されたので、従来の第2色
別模様部「帽子」pbの色別模様表示データに基づい
て、既縫製の色別模様部分割部である「ボンボリ部」p
baの模様部表示データが作成されるとともに、未縫製
の色別模様部分割部である「帽子部」pbbの模様部表
示データが作成される。
【0043】そして、「ボンボリ部」pbaの模様部表
示データが第2色別模様表示データとして更新して格納
されるとともに、「帽子部」pbbの模様部表示データ
が新規の第3色別模様表示データとして更新して格納さ
れ、更に、後続する従来の第3色別模様表示データが新
規の第4色別模様表示データとして格納される。次に、
この「色替停止コード」が付加された模様データを記憶
させておく為に、記憶キー11qが操作されたときには
(S34:Yes )、「色替停止コード」が付加されて色替
えが追加された選択模様関連データメモリ24bの模様
データがフラッシュメモリ25に転送して格納され(S
35)、この制御を終了して、模様選択制御のS15にリタ
ーンし、残りの縫製データに基づいて最終の色別模様部
まで縫製処理される。
【0044】一方、縫製途中に起動・停止スイッチ7を
操作して縫製を中断されたが(S17:Yes )、直ぐに起
動スイッチ7が操作されたときには(S22:Yes )、単
に縫製処理を中断しただけなので、同様にS15以降が実
行される。ここで、カード指定キー11iが操作された
ときには(S3:Yes 、S4:No、S9:Yes )、カー
ド用スロット2aに装着されたROMカード40に記録
されている複数の刺繍模様の具象表示データが読み込ま
れ(S5)、刺繍模様の具象がマトリックス状に一覧表
として表示される(S6)。また、フロッピー指定キー
11jが操作されたときには(S3:Yes 、S4・S
9:No、S10:Yes )、フロッピーディスクFDに記録
されている複数の刺繍模様の具象表示データが読み込ま
れ(S5)、刺繍模様の具象がマトリックス状に一覧表
として表示される(S6)。
【0045】そして、図7のメニュー画面が表示されて
いるときに、呼出しキー11eが操作されたときには
(S3:Yes 、S4・S9・S10:No、S11:Yes )、
フラッシュメモリ25に格納されている模様データが読
み出されて、ディスプレイ10に表示される(S12)。
例えば、図12に示すように、第1色別模様部paに加
えて、分割された新規の第2色別模様部pbaや第3色
別模様部pbb、第4色別模様部pcが順々に並んでデ
ィスプレイ10に表示される。このとき、第3色別模様
部pbbの糸色として、識別コード
〔99〕に基づいて
「ユーザー指定」が表示される。
【0046】ここで、ディスプレイ10やLCDC20
などで表示手段が構成され、制御装置Cが制御手段に相
当し、起動・停止スイッチ7や返し縫いスイッチ8など
が指示手段に相当し、これら起動・停止スイッチ7や返
し縫いスイッチ8から出力されるスイッチ信号でミシン
モータ17の駆動を停止させる停止制御などが中断指示
ルーチンに相当し、図6のデータ付加処理制御がデータ
付加手段やデータ付加ルーチンに相当する。また、模様
選択制御の特にS7が模様選択手段に相当し、模様選択
制御の特にS8がデータ読出し手段に相当する。
【0047】ところで、前記ROM23に格納された模
様選択制御の制御プログラムには、データ付加処理制御
などの模様データを修正する模様データ修正プログラム
が格納されており、この模様データ修正プログラムを含
む模様選択制御プログラムをROMカード40やフロッ
ピーディスクFDに追加的に記録し、この模様選択制御
プログラムを記録したROMカード40やフロッピーデ
ィスクFDを、表示手段や制御手段を備えた各種の刺繍
ミシンの制御装置に装着して実行することができ、この
場合、これらROMカード40やフロッピーディスクF
Dが模様データ修正プログラムを記録した記録媒体に相
当する。また、記録媒体としては、RAMカード、CD
−ROM、レーザディスク等であってもよい。
【0048】このように、刺繍縫製の実行中に、起動・
停止スイッチ7と返し縫いスイッチ8の操作により縫製
の中断が指示されたときには、選択模様関連データメモ
リ24bに格納されている選択模様の模様データにおい
て、縫製位置ポインタPTで指示される縫製データの縫
製中断位置に色替停止コードが挿入されるので、模様デ
ータ編集装置等の高価な電子機器を必要とせず、ユーザ
ーが指示した任意の縫製中断位置での色替えを容易に且
つ迅速に追加することができ、趣向を凝らしたオリジナ
ル的な刺繍模様を縫製できる。
【0049】また、色替停止コードを付加するのと同時
に、色替停止コードで分割した1対の色別模様部分割部
のうちの未縫製の色別模様部分割部に設ける糸色データ
に代わる識別コード
〔99〕を付加するので、この未縫
製の色別模様部分割部がユーザーにより任意に追加され
たものであることを示す為に、その未縫製の色別模様部
分割部の表示の際に、メッセージ「ユーザー指定」等を
表示することができる。
【0050】また、記憶キー11qの操作により、選択
模様関連データメモリ24bの模様データが不揮発性メ
モリであるフラッシュメモリ25に転送して格納される
ので、電源が遮断されるようなことがあっても、不揮発
性メモリの模様データを記憶保持しておくことができ、
呼出しキー11eの操作により、この色替えを追加した
刺繍模様の縫製処理を繰り返して実行することができ
る。
【0051】また、図12に示すように、従来の第2色
別模様部「帽子」pbの色別模様表示データが、色替停
止コードにより既縫製の色別模様部分割部である「ボン
ボリ部」pbaと未縫製の色別模様部分割部である「帽
子部」pbbとに分割されたときには、これら両色別模
様部分割部pba,pbbの模様部表示データが作成さ
れるので、縫製処理に際して、この分割された色別模様
部分の分割部に関する分割模様部をディスプレイ10に
表示させることができる。
【0052】尚、前記模様データメモリ23aを、電気
的に書換えが可能な不揮発性メモリであるフラッシュメ
モリに設け、記憶キー11qを操作しなくても、色替停
止コードを付加して変更した模様データを模様データメ
モリ23aの模様データに対して書換えするようにして
もよい。また、色替停止コードにより分割された既縫製
の色別模様部分割部と未縫製の色別模様部分割部との表
示データとして、分割前と同様の表示データを適用する
ようにしてもよい。更に、停止スイッチ7を操作して縫
製中断位置を指示して、データ付加処理を開始する為
に、返し縫いスイッチ8に代えて、図12に示すよう
に、ディスプレイ10に設けられた色替指定キーを操作
するようにしてもよい。
【0053】また、本発明は前記実施形態に限定して解
釈されるべきではなく、本発明の技術的思想を逸脱しな
い範囲において、前記実施形態の各部の制御に、既存の
技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加える
こともあり得る。更に、刺繍刺繍ミシンとは別体に設け
られた各種の刺繍ミシンの制御装置に本発明を適用し得
ることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、表示手段と模
様データ記憶手段と縫製手段を制御する制御手段とを備
えた刺繍ミシンの制御装置において、指示手段と、デー
タ付加手段とを設けたので、模様データ編集装置等の高
価な電子機器を必要とせず、ユーザーが指示した任意の
縫製中断位置での色替えを容易に且つ迅速に追加するこ
とができ、趣向を凝らしたオリジナル的な刺繍模様を縫
製できる。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記データ付加手段は、色替停止デ
ータで分割した1対の色別模様部分割部のうちの未縫製
の色別模様部分割部に設ける糸色データに代わる識別デ
ータを付加するので、この未縫製の色別模様部分割部が
ユーザーにより任意に追加されたものであることを示す
為に、メッセージ等を表示することができる。
【0056】請求項3の発明によれば、請求項2と同様
の効果を奏するが、前記模様データ記憶手段に模様デー
タが記憶された刺繍模様のうちから刺繍模様を選択する
為の模様選択手段と、この模様選択手段で選択された刺
繍模様に関する模様データを模様データ記憶手段から読
み出すデータ読出し手段と、データ読出し手段で読み出
された模様データを記憶する揮発性メモリとを設けたの
で、電源が投入されている限り、揮発性メモリに記憶さ
れている模様データに基づいて、同様の刺繍模様を繰り
返して縫製することができる。
【0057】請求項4の発明によれば、請求項3と同様
の効果を奏するが、前記データ付加手段は、色替停止デ
ータと識別データとを揮発性メモリに格納した模様デー
タに付加するので、この揮発性メモリに記憶された模様
データに基づいて、色替えを追加した刺繍模様の縫製処
理を繰り返して実行することができる。
【0058】請求項5の発明によれば、請求項4と同様
の効果を奏するが、前記色替停止データと識別データと
が付加された模様データを格納しておく為の不揮発性メ
モリを有するので、色替停止データと識別データとが付
加された模様データを不揮発性メモリに格納すること
で、電源が遮断されるようなことがあっても、不揮発性
メモリの模様データを記憶保持でき、この色替えを追加
した刺繍模様の縫製処理を繰り返して実行することがで
きる。
【0059】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記データ付加手
段は、色替停止データで分割した1対の色別模様部分割
部の模様部表示データを夫々新規に作成して模様データ
に付加するので、縫製処理に際して、この分割された色
別模様部分の分割部に関する分割模様部を読み出してデ
ィスプレイに表示させることができる。
【0060】請求項7の発明によれば、模様データ修正
プログラムを記録した記録媒体は、ディスプレイを含む
表示手段と、各々が複数の色別模様部からなる複数の刺
繍模様の模様データを記憶した模様データ記憶手段を用
いてその模様データに基づいて刺繍縫製を行うように縫
製手段を制御する制御手段とを備えた刺繍ミシンの制御
装置で模様データを修正する模様データ修正プログラム
を記録した記録媒体であって、中断指示ルーチンと、デ
ータ付加ルーチンとを含むので、これら中断指示ルーチ
ンとデータ付加ルーチンとを含む模様データ修正プログ
ラムを記録した記録媒体を、表示手段や縫製手段を制御
する制御手段を備えた刺繍ミシンの制御装置に装着して
実行することで、請求項1と同様の効果を奏する。
【0061】請求項8の発明によれば、請求項7と同様
の効果を奏するが、前記データ付加ルーチンは、色替停
止データで分割した1対の色別模様部分割部のうちの未
縫製の色別模様部分割部に設ける糸色データに代わる識
別データを付加するので、このデータ付加ルーチンを含
む模様データ修正プログラムを記録した記録媒体を、表
示手段や縫製手段を制御する制御手段を備えた刺繍ミシ
ンの制御装置に装着して実行することで、請求項2と同
様の効果を奏する。
【0062】請求項9の発明によれば、請求項8と同様
の効果を奏するが、前記データ付加ルーチンは、色替停
止データと識別データとを揮発性メモリに格納した模様
データに付加するので、このデータ付加ルーチンを含む
模様データ修正プログラムを記録した記録媒体を、表示
手段や縫製手段を制御する制御手段を備えた刺繍ミシン
の制御装置に装着して実行することで、請求項4と同様
の効果を奏する。
【0063】請求項10の発明によれば、請求項7〜9
の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記データ付加
ルーチンは、色替停止データで分割した1対の色別模様
部分割部の模様部表示データを夫々新規に作成して模様
データに付加するので、このデータ付加ルーチンを含む
模様データ修正プログラムを記録した記録媒体を、表示
手段や縫製手段を制御する制御手段を備えた刺繍ミシン
の制御装置に装着して実行することで、請求項6と同様
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式刺繍ミシン
の斜視図である。
【図2】電子制御式刺繍ミシンの制御系のブロック図で
ある。
【図3】模様データメモリのデータ構成を説明する図表
である。
【図4】模様データメモリに格納された縫製データを説
明する図表である。
【図5】模様選択制御のフローチャートである。
【図6】データ付加処理制御のフローチャートである。
【図7】メニュー選択画面の表示例を示す図である。
【図8】刺繍模様群の表示画面の表示例を示す図であ
る。
【図9】選択した模様の具象とその色別模様部の表示例
を示す図である。
【図10】選択模様関連データメモリのデータ構成を説
明する図表である。
【図11】色替停止コード等を付加した変更後の図10
相当図である。
【図12】色替えを追加したときの図9相当図である。
【符号の説明】
M 電子制御式刺繍ミシン 7 起動・停止スイッチ 8 返し縫いスイッチ 10 液晶ディスプレイ 22 CPU 23 ROM 24 RAM 23a 模様データメモリ 40 ROMカード C 制御装置 FD フロッピーディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 CB04 CE09 GE12 GF08 GF09 GG04 GG05 JA07 LA14 LA27 LA29 LA55 LA57 LA66 LA67 LA68 LA84 MA12 NA13 NA26 NA28 NA51 NA53 NA61 NA64 NB18 NB19 NC06 PA03 PA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイを含む表示手段と、各々が
    複数の色別模様部からなる複数の刺繍模様の模様データ
    を記憶した模様データ記憶手段を用いてその模様データ
    に基づいて刺繍縫製を行うように縫製手段を制御する制
    御手段とを備えた刺繍ミシンの制御装置において、 刺繍縫製の実行中に制御手段に対して縫製の中断を指示
    する指示手段と、 前記指示手段により中断が指示された縫製中断位置であ
    って模様データ中における縫製中断位置を検知し、その
    縫製中断位置に色別模様部の模様データの末尾を示す色
    替停止データを付加するデータ付加手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記データ付加手段は、色替停止データ
    で分割した1対の色別模様部分割部のうちの未縫製の色
    別模様部分割部に設ける糸色データに代わる識別データ
    を付加することを特徴とする請求項1に記載の刺繍ミシ
    ンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記模様データ記憶手段に模様データが
    記憶された刺繍模様のうちから刺繍模様を選択する為の
    模様選択手段と、この模様選択手段で選択された刺繍模
    様に関する模様データを模様データ記憶手段から読み出
    すデータ読出し手段と、前記データ読出し手段で読み出
    された模様データを記憶する揮発性メモリとを備えたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の刺繍ミシンの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ付加手段は、前記色替停止デ
    ータと識別データとを揮発性メモリに格納した模様デー
    タに付加することを特徴とする請求項3に記載の刺繍ミ
    シンの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記色替停止データと識別データとが付
    加された模様データを格納しておく為の不揮発性メモリ
    を有することを特徴とする請求項4に記載の刺繍ミシン
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記データ付加手段は、色替停止データ
    で分割した1対の色別模様部分割部の模様部表示データ
    を夫々新規に作成して前記模様データに付加することを
    特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の刺繍ミシ
    ンの制御装置。
  7. 【請求項7】 ディスプレイを含む表示手段と、各々が
    複数の色別模様部からなる複数の刺繍模様の模様データ
    を記憶した模様データ記憶手段を用いてその模様データ
    に基づいて刺繍縫製を行うように縫製手段を制御する制
    御手段とを備えた刺繍ミシンの制御装置で模様データを
    修正する模様データ修正プログラムを記録した記録媒体
    であって、 刺繍縫製の実行中に指示手段からの指令に基づいて制御
    手段に対して縫製を中断させる中断指示ルーチンと、 前記中断指示ルーチンにより中断が指示された縫製中断
    位置であって模様データ中における縫製中断位置を検知
    し、その縫製中断位置に色別模様部の模様データの末尾
    を示す色替停止データを付加するデータ付加ルーチン
    と、 を含むことを特徴とする模様データ修正プログラムを記
    録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記データ付加ルーチンは、色替停止デ
    ータで分割した1対の色別模様部分割部のうちの未縫製
    の色別模様部分割部に設ける糸色データに代わる識別デ
    ータを付加することを特徴とする請求項7に記載の模様
    データ修正プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記データ付加ルーチンは、前記色替停
    止データと識別データとを揮発性メモリに格納した模様
    データに付加することを特徴とする請求項8に記載の模
    様データ修正プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記データ付加ルーチンは、色替停止
    データで分割した1対の色別模様部分割部の模様部表示
    データを夫々新規に作成して前記模様データに付加する
    ことを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の模
    様データ修正プログラムを記録した記録媒体。
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