JP2000102684A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2000102684A
JP2000102684A JP10275908A JP27590898A JP2000102684A JP 2000102684 A JP2000102684 A JP 2000102684A JP 10275908 A JP10275908 A JP 10275908A JP 27590898 A JP27590898 A JP 27590898A JP 2000102684 A JP2000102684 A JP 2000102684A
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sewing
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信太郎 ▲とみ▼田
Shintarou Tomita
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの使い方や縫い方に関する取扱い説明
書を極力省略できること、取扱い説明情報の変更に伴う
別冊的な取扱い説明書も極力省略できること、取扱い説
明情報の為の説明表示情報を外部供給に迅速に出力でき
ること。 【解決手段】 フラッシュメモリに、取扱い説明情報用
ヘッダーを有する管理データ、制御プログラム、模様デ
ータ、属性データ及び取扱い説明情報の為の説明表示デ
ータを格納し、タッチパネルの取説出力キーを操作する
ことで、フラッシュメモリの取扱い説明情報用ヘッダー
が検索され(S40)、そのヘッダーに基づいて説明表示
データを読み込んで(S41)、圧縮されている説明表示
データがそのデータ圧縮状態を解かれて、テキストデー
タとビットマップデータとを含む表示可能なリッチテキ
スト形式の標準データに変換処理され(S42)、フロッ
ピーディスクに書き込まれる(S43)。そして、そのフ
ロッピーディスクの説明表示データ(取扱い説明情報)
をパーソナルコンピュータで見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに関し、特
にミシンの制御装置に設けた不揮発性メモリに格納した
取扱い説明情報の為の説明表示情報をパーソナルコンピ
ュータなどの外部機器に、接続線又はフロッピーディス
クなどの記録媒体を介して出力するようにした技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用の電子制御式ミシンにおい
ては、刺繍枠を直交する2方向へ独立に移動駆動する刺
繍枠駆動機構を備え、ディスプレイを介して選択した所
望の刺繍模様の縫製データに基づいて、ミシンモータや
刺繍枠駆動機構を駆動することで、刺繍枠に取付けられ
た加工布に刺繍模様を複数色でカラフルに縫製できるよ
うになっている。ところで、この種のミシンには、ディ
スプレイの前面に、複数の透明なタッチキーを有するタ
ッチパネルが設けられ、模様選択に際して、ディスプレ
イに複数の実用模様や具象模様、機能名が表示されるの
で、これら表示された複数の模様のうちから所望の模様
に対応するタッチキーを操作することで模様選択でき、
また機能名に対応するタッチキーを操作して機能を実行
するようなミシンも実用化されている。
【0003】また、この種のミシンには、通常、本から
なる取扱い説明書が添付されているので、ミシンを新規
に購入した操作者はミシン操作に不慣れなことから、
「下糸巻き」や「上糸通し」などのミシンの使い方、実
用縫いや模様縫いの縫い方が分からないときに、この取
扱い説明書を参照するようにしている。特に、前述した
タッチパネルのタッチキーを操作して、模様選択操作や
種々の機能の実行指令をするようなときには、操作キー
が複雑なことから、取扱い説明書のうちの該当項目のペ
ージを開いて、その説明を読みながら実際のタッチキー
を操作するようにしている。
【0004】一方、最近では、取扱い説明書に記載され
ているミシンの使い方や縫い方に関する取扱い説明情報
の為の説明表示情報を、制御装置に設けたフラッシュメ
モリなどの書換え可能な不揮発性メモリに記憶してお
き、使い方キーや縫い方キーを操作することにより、必
要な説明情報がディスプレイに表示されるので、取扱い
説明書を取り出して説明を読むよりも、使い方や縫い方
が迅速に且つ容易に分かるようになっている。但し、タ
ッチキーを操作して使い方や縫い方に関する機能を実行
する場合に、その取扱い説明情報がディスプレイに表示
されているときにはタッチキーを操作できないことか
ら、この場合には、取扱い説明情報の表示を中止し、取
扱い説明書を参照しながら所定のタッチキーを順次操作
するようにしている。
【0005】更に、ミシンの使い方や縫い方に関する機
能を追加したり、変更するような場合には、その機能の
追加や変更に伴ってバージョンアップされた制御プログ
ラムや取扱い説明情報の為の説明表示情報が、例えばフ
ロッピーディスクやメモリカードなどの記録媒体で供給
されるので、このバージョンアップ用記録媒体によりバ
ージョンアップ処理可能になっている。この場合にも、
バージョンアップに際して、バージョンアップされた機
能を説明する為の別冊的な取扱い説明書が追加して配付
されるようになっている。
【0006】ここで、参考までに、特開昭63−160
693号公報に記載の「ミシン」においては、ミシンに
装着されるフロッピーディスクに複数の文字模様の縫製
データが記録されており、このミシンに設けた日本語ワ
ードプロセッサのROMに文字模様の表示データや印字
用データが格納されており、印字キーを操作すること
で、選択した文字模様の印字用データが印字装置に出力
されて印刷される。
【0007】また、特開平3−158184号公報に記
載の「ミシン」においては、制御部に設けた書換え可能
な不揮発性メモリに格納した各種の制御プログラムが、
ROMに格納した補助プログラムにより、フロッピーデ
ィスクなどにより新規に供給されたバージョンアップ制
御プログラムに書換え可能になっている。更に、特開平
7−328252号公報に記載の「刺繍縫い可能なミシ
ンにおける刺繍模様の印刷装置」においては、模様デー
タ記憶種に複数の刺繍模様の模様データ(縫製データと
印刷/表示データ)を記憶しており、印字キーを操作す
ることで、選択した模様の印刷/表示データが印刷手段
に出力されてプリントされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、タッ
チパネルが付設されたディスプレイを備え、使い方キー
や縫い方キーの操作により取扱い説明情報をディスプレ
イに表示可能なミシンにおいては、ミシンの使い方や縫
い方に関する機能をタッチキー操作により実行する場合
に、その取扱い説明情報がディスプレイに表示されてい
るときには、タッチキーを操作できないことから、取扱
い説明情報の為の説明表示データを不揮発性メモリに記
憶する以外に、取扱い説明書がどうしても別途必要にな
り、コスト高になること、資源を無駄に費やすること、
などの問題がある。
【0009】更に、特にタッチキー操作に関するバージ
ョンアップに際しては、制御プログラムや取扱い説明情
報をバージョンアップするだけでなく、バージョンアッ
プにより変更されたり追加された機能を説明する為の別
冊的な取扱い説明書を追加して配付することになり、同
様に、コスト高になること、資源を無駄に費やするこ
と、などの問題がある。本発明の目的は、ミシンの使い
方や縫い方に関する取扱い説明書を極力省略できるこ
と、取扱い説明情報の変更に伴う別冊的な取扱い説明書
も極力省略できること、取扱い説明情報の為の説明表示
情報を外部供給に迅速に出力できること、等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のミシンは、布
に縫製可能な縫製手段と、ディスプレイを含む表示手段
と、ディスプレイの前面に付設されたタッチパネルとを
備えたミシンにおいて、ミシンの取扱い説明情報をディ
スプレイに表示させる為の説明表示情報およびその他の
縫製関連情報を予め格納した情報記憶手段と、情報記憶
手段から読み出した少なくとも説明表示情報を受けて、
ミシンとは独立の外部機器に出力する為の出力手段と、
説明表示情報の少なくとも一部を変更する情報を受けて
情報記憶手段の説明表示情報を変更する変更手段とを備
えたものである。
【0011】情報記憶手段には、ミシンの取扱い説明情
報をディスプレイに表示させる為の説明表示情報および
その他の縫製関連情報が予め格納されているので、出力
手段は、情報記憶手段から読み出した少なくとも説明表
示情報を受けて、例えば接続ケーブル又はフロッピーデ
ィスクなどの記録媒体を介して、ミシンとは独立の外部
機器に出力する。一方、変更手段は、説明表示情報の少
なくとも一部を変更する情報を受けて、情報記憶手段の
説明表示情報を変更するので、出力手段はその変更され
た説明表示情報も外部機器に出力する。
【0012】請求項2のミシンは、請求項1の発明にお
いて、前記情報記憶手段に記憶された説明表示情報を、
その他の情報から識別する情報識別手段を有し、出力手
段は、その情報識別手段で識別された説明表示情報のみ
を出力可能に構成されたことを特徴とするものである。
この場合、出力手段は、情報識別手段を介して情報記憶
手段に記憶された説明表示情報を効率的に且つ迅速に識
別して読み出し、その説明表示情報のみを出力すること
ができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0013】請求項3のミシンは、請求項1又は2の発
明において、前記出力手段は、情報記憶手段から読み出
した情報を受けて、その情報をデータ変換するデータ変
換手段を有することを特徴とするものである。この場
合、情報記憶手段に格納されている説明表示情報は、通
常、極力少ない記憶容量で記憶できるように、文字コー
ドについては使用する文字種に応じた特殊な圧縮形式に
基づいて圧縮され、また「挿絵」などの図形のビットマ
ップデータについても同様に圧縮されたデータなので、
出力手段は、データ変換手段により、情報記憶手段から
読み出した情報にその特殊な圧縮形式とは逆の復元処理
などを施して表示可能なデータに変換する。その他請求
項1又は2と同様の作用を奏する。
【0014】請求項4のミシンは、請求項1又は2の発
明において、前記ミシンとは独立の外部機器は、パーソ
ナルコンピュータであることを特徴とするものである。
この場合、情報記憶手段の説明表示情報を、例えば接続
ケーブルを介して、又はフロッピーディスクなどの記録
媒体を介して、ミシンの側方に設けられたパーソナルコ
ンピュータのディスプレイに表示させることができ、こ
の表示された取扱い説明情報を読みながら、ディスプレ
イに付設されたタッチパネルのタッチキーを操作して、
ミシンの使い方や縫い方に関する機能を実行することが
できる。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0015】請求項5のミシンは、請求項1又は2の発
明において、前記出力手段は、フロッピーディスク、メ
モリカード、光ディスク、の何れかを含むことを特徴と
するものである。この場合、出力手段により出力された
取扱い説明情報の為の説明表示情報を、フロッピーディ
スク、メモリカード、光ディスクの何れかの記録媒体に
記録し、この記録媒体を外部機器に装着するだけで、説
明表示情報を外部機器の表示装置により見ることができ
る。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0016】請求項6のミシンは、請求項1〜5の何れ
か1項の発明において、前記データ変換手段は、データ
圧縮状態を解かれたビットマップデータ又はテキストデ
ータの少なくとも一方を含むデータにデータ変換するこ
とを特徴とするものである。この場合、データ変換手段
により、特殊な圧縮形式に基づいて圧縮データに変換さ
れた説明表示情報が、データ圧縮状態を解かれたビット
マップデータ又はテキストデータの少なくとも一方を含
むデータにデータ変換されるので、この変換後のデータ
を外部機器に出力することができる。その他請求項1〜
5の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0017】請求項7のミシンは、請求項1〜6の何れ
か1項の発明において、前記縫製関連情報は刺繍模様の
模様情報を含み、前記ミシンの取扱い説明情報は刺繍色
替え情報を含むことを特徴とするものである。この場
合、模様情報に含まれる縫製データに基づいて縫製手段
を駆動することで縫製処理できるとともに、取扱い説明
情報に含まれる刺繍色替え情報に基づいて縫製に供す
る、「シロ」や「アカ」等の糸色を表示させることがで
きる。また、刺繍色替え情報を変更して、刺繍糸の色数
を増加させることができる。その他請求項1〜6の何れ
か1項と同様の作用を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、刺繍枠駆動装
置(所謂、刺繍装置)を着脱可能に装着することで、実
用模様に加えて種々の刺繍模様の縫製が可能な電子制御
式ミシンに本発明を適用した場合の例である。電子制御
式ミシンMは、図1に示すように、ミシンベッド部1
と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚
柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延
びるアーム部3を有する。
【0019】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針6と協働す
る糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられている。
脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺繍模
様の模様データ(縫製データと模様表示データ)を記録
したROMカード40を、内部のカード用コネクタ13
(図2参照)に接続する為のカード用スロット2aが形
成されるとともに、フロッピーディスクドライブ29
(図2参照)にフロッピーディスク(外部記録媒体に相
当する)FDを装着する為のディスク用スロット2bが
形成されている。
【0020】アーム部3には、下端に縫針6を装着した
針棒5を上下動させる針棒駆動機構、針棒5を布送り方
向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示
略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天
秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、送り歯
上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモ
ータ17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッ
ピングモータ18で駆動され、送り歯前後動機構は送り
歯前後駆動用ステッピングモータ19で駆動される(図
2参照)。アーム部3の頭部4には、縫製作業の起動と
停止を指令する起動・停止スイッチ12が設けられてい
る。
【0021】アーム部3の前面には大型の液晶ディスプ
レイ10が設けられ、このディスプレイ10には、実用
模様や刺繍模様等の種々の縫目模様や各種の機能名、更
には模様名や種々のメッセージ等が表示される。このデ
ィスプレイ10の前面には、複数の刺繍模様や模様名、
更には機能を示す機能名の表示位置の各々に対応させ
て、透明電極からなるタッチキー11がマトリックス状
に設けられたタッチパネルが付設されている。即ち、所
望の模様の選択や機能の指示を、これら刺繍模様や模様
名や機能名に対応するタッチキー11を押圧操作するこ
とで実現することができる。
【0022】前記ベッド部1の左端側部分には、通称フ
リーアームと称されるフリーベッド部が形成され、この
フリーベッド部に刺繍枠駆動機構(刺繍装置)30が着
脱可能に装着される。刺繍枠駆動機構30は、その本体
ケース30aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠3
1と、刺繍枠31をY方向(前後方向)へ駆動するY方
向駆動機構を内蔵したY方向駆動部32と、このY方向
駆動部32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動
機構であって本体ケース30a内に収容されたX方向駆
動機構とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピ
ングモータ33で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステ
ッピングモータ34で駆動される(図2参照)。
【0023】刺繍枠駆動機構30がフリーベッド部に装
着されると、第1,第2ステッピングモータ33,34
が、コネクタ14を介してミシンMの制御装置Cに電気
的に接続され、制御装置Cにより第1,第2ステッピン
グモータ33,34が駆動制御され、加工布がセットさ
れた刺繍枠31をX方向とY方向とに独立に移動駆動し
つつ刺繍縫製できるようになっている。次に、電子制御
式ミシンMの制御系について説明する。
【0024】図2に示すように、制御装置Cは、入力イ
ンターフェース21と、CPU22とROM23及びR
AM24と電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュ
メモリ(情報記憶手段に相当する)25とを含むコンピ
ュータと、フロッピーディスクドライブ(FDD)29
を駆動するフロッピーディスクコントローラ(FDC)
28と、出力インターフェース26と、これらを接続す
るデータバスなどのバス27とを有する。入力インター
フェース21には、起動・停止スイッチ12と、タッチ
キー11と、ミシン主軸の複数の回転位相を検出するタ
イミング信号発生器16などが接続されている。
【0025】出力インターフェース26には、これらモ
ータ17〜19と、ディスプレイ(LCD)10の為の
ディスプレイコントローラ(LCDC)20と、刺繍枠
駆動機構30の第1,第2ステッピングモータ33,3
4がコネクタ14を介して接続されている。
【0026】また、前記ROMカード40のROM41
はコネクタ13を介してバス27に接続されるととも
に、FDC28もバス27に接続されている。前記RO
M23には、電源投入時にメインルーチンの制御プログ
ラムを読み込むブートストラップローダ、バージョンア
ッププログラムをフラッシュメモリ25に書込むバージ
ョンアップ処理プログラム等が予め格納されている。
【0027】更に、ROM23には、刺繍模様の模様名
やこれに付随する「針数」や「色数」等の付随データを
表示する為に、縦寸法が10pt(約3.6mm)であるアル
ファベット表示用フォントデータと、縦寸法が15pt
(約5.4mm)であるアルファベット表示用フォントデータ
と、縦寸法が27pt(約10mm) であるアルファベット
表示用フォントデータとが、アルファベット文字のコー
ドデータと対応付けて格納されている。
【0028】ところで、前記フラッシュメモリ25は約
8Mバイト(メガバイト)の記憶容量を有し、1Mバイ
ト単位で電気的に書換え可能になっている。このフラッ
シュメモリ25には基本的に、図3に示すように、その
先頭アドレス「A000」から管理データが格納され、アド
レス「B000」から、表示制御やミシン制御の為の種々の
制御プログラムが格納され、アドレス「C000」から模様
データが格納され、アドレス「D000」から模様データに
付随する色数等の種々の属性データが格納され、アドレ
ス「E000」から取扱い説明情報を表示させる為の説明表
示データが格納されている。
【0029】管理データには、制御プログラム、模様デ
ータ、属性データ、取扱い説明情報の各々について、そ
の先頭格納アドレスなどを含む専用のヘッダーが夫々格
納されている。ここで、模様データや属性データなど
が、その他の縫製関連情報に相当し、取扱い説明情報用
ヘッダーが情報識別手段に相当する。
【0030】ここで、取扱い説明情報には、「各部の名
称と働き」、「付属品の紹介」などを含むミシンの概要
説明、ミシンの使い方として、「下糸の巻き方」、「上
糸通し」、「糸調子の仕方」、「押え足交換」・・・な
どがあり、縫い方として、「地縫い」、「まつり縫い」
などを含む実用縫い方、「ワンポイントマークの縫い
方」、「アルファベットの縫い方」などを含む模様縫い
方、「刺繍模様の選び方」、「刺繍模様の縫い方」など
を含む刺繍の縫い方、選んでいる模様の用途説明や縫い
方に関する種々の「アドバイス」、その他、「お手入
れ」や「トラブルチェック」などの説明情報が含まれて
いる。前記「各部の名称と働き」は、例えば、図15、
図16に示すように、ミシン操作するまでに予め知って
おく必要のある基本的な名称とその働きの説明情報であ
る。
【0031】また、「糸調子」については、例えば、図
17、図18に示すように、上糸が強すぎたり弱すぎた
りしない正しい糸調子に調節する説明情報である。そし
て、説明表示データは、説明内容毎に区別して格納され
るとともに、極力少ない記憶容量で記憶できるように、
表示画面毎に、使用する「ひらかな」や「漢字」などの
文字については、これら文字の1バイト又は2バイトか
らなるコードデータを特殊な圧縮形式に基づいて圧縮デ
ータに変換されたものであり、また「挿絵」等の図形の
為のビットマップデータについても、特殊な圧縮形式に
基づいて圧縮されたものである。また、説明表示データ
には、刺繍糸の糸色(例えば、「シロ」、「赤」・・)
を表示する為の刺繍色替え情報を含んでいる。
【0032】また、アドレス「C000」からの模様データ
には、図4に示すように、数字やアルファベットの文字
模様の各々に関する表示データとその縫製データとから
なる文字模様データ、複数の実用模様の各々に関する表
示データとその縫製データとからなる実用模様データ、
比較的使用頻度の高い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、
第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様データ
が格納され、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様
の種類別にグループ分けし模様番号を付して格納されて
いる。
【0033】即ち、各刺繍模様の模様データは同様の構
成なので、第1刺繍模様の模様データについて説明する
と、図4に示すように、この模様データには、刺繍模様
と刺繍模様に含まれる複数の色別模様部を表示する為の
模様表示データと、刺繍縫製の為の縫製データと、図1
0、図12に示す模様選択に関連する画面表示の為の表
示情報を始め、図13に示すように、選択された刺繍模
様や色別刺繍領域以外の文字や数字や記号などを含む縫
製中の縫製時表示情報などの付随情報を表示する為の付
随情報表示データとが区別して格納されている。
【0034】第1刺繍模様の模様表示データとしては、
例えば図13に示す「ウマ」の刺繍模様の場合、第1〜
第3色別模様部と、各色別模様部の外周部を囲む矩形枠
とを表示する為に、矩形枠のビットデータ(ドットデー
タ)と、第1〜第3色別模様部のビットデータとが格納
されている。また、縫製データとして、例えば3色用の
ときには、第1〜第3色別模様部の3色分の縫製データ
が格納されている。また、付随情報の表示データとして
は、種々の表示画面の際に表示する文字や機能名の為の
表示データが格納されている。ここで、各色別模様部毎
の縫製データには、糸替えの為の停止コードSCと、縫
製時間のデータとが夫々格納され、最終の縫製データに
は終了コードECが追加的に格納されている。
【0035】ところで、ROMカード40としては、模
様種類毎に複数枚分準備されており、これらROMカー
ド40のROM41にはROM23と同様に、比較的使
用頻度の低い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍
模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様データが格納さ
れ、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様の種類別
にグループ分けし模様番号を付して格納されている(図
4参照)。前記RAM24には、前述した各種の制御に
必要なメモリ類(フラグやポインタやカウンタ等のメモ
リ、レジスタやバッファ等)が設けられている。ここ
で、フロッピーディスクFDには、図5に示すように、
縫目模様の為の縫製データ以外に、各種のデータが格納
されている。
【0036】即ち、システム領域には、各種のデータを
記録する記録型式を規定する「2DD」や「2HD」な
どのデータ、ボリュームラベル「FLOWER」、収容模様数
「22」などの管理データに加えて、刺繍模様毎に、
「模様名」とこれに付随する「拡張子」に関する模様名
データと、これに対応させた記録日時、データ領域にお
ける縫製データ格納アドレス、ファイル長及び縫目形成
に関連する付随データとが格納されている。ここで、拡
張子は「.HUS」のように、模様名やその他のファイ
ル名に付随させて、模様名やファイル名の種類を表して
いる。
【0037】また、付随データには、縫目数に対応する
「針数」のデータ、使用する刺繍糸の「色数」のデー
タ、その「色数」に対応する「色名」のデータが格納さ
れている。一方、データ領域には、刺繍模様毎に、縫製
データ格納アドレスで指示される先頭アドレスから、刺
繍模様を形成する為の縫製データ、つまりステッチデー
タが格納されている。ここで、この縫製データが複数の
異なる糸色で縫製するような場合には、糸替えの為の停
止コードが適宜設けられている。
【0038】ところで、前記フラッシュメモリ25に格
納された制御プログラムや説明表示データをバージョン
アップする為のバージョンアップ用フロッピーディスク
VFDには、図6に示すように、バージョンアップ用識別
コードと、バージョンアップ制御プログラムと、バージ
ョンアップ説明表示データとが記録されている。但し、
フラッシュメモリ25は1Mバイト単位で書換え可能な
ので、バージョンアップ制御プログラムは、1Mバイト
以内のバージョンアップした制御プログラムであり、ま
たバージョンアップ説明表示データは、バージョンアッ
プした取扱い説明情報を1Mバイト毎に分割した説明表
示データである。
【0039】ここで、フラッシュメモリ25に格納され
た制御プログラムや説明表示データを、バージョンアッ
プ用メモリカードVMC (図6参照)でバージョンアップ
することも可能であり、このバージョンアップ用メモリ
カードVMC に内蔵した不揮発性メモリには、バージョン
アップ用フロッピーディスクVFD と同様に、バージョン
アップ用識別コードと、バージョンアップ制御プログラ
ムと、バージョンアップ説明表示データとが記録されて
いる。
【0040】次に、制御装置Cで実行される模様選択制
御などを含むミシン制御のルーチンについて、図7〜図
9のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中符
号Si(i=1、2、3・・・)は各ステップを示すも
のである。電源の投入によりこの制御が開始されると、
先ず、RAM24の各メモリをクリアする等の初期化処
理が実行され(S1)、バージョンアップ処理(図8参
照)が実行される(S2)。このバージョンアップ処理
制御が開始されると、先ずコネクタ13にメモリカード
が装着されていないときに(S30:No)、しかもFDD
29にフロッピーディスクが装着されていないときには
(S34:No)、この制御を終了して、ブートストラップ
ローダによりメインルーチンのプログラムが読み込ま
れ、ミシン制御のS3にリターンする。
【0041】そして、ミシン制御において、模様の種類
(分類)を指定する為のメニュー画面がディスプレイ1
0に表示される(S2)。例えば、図10に示すよう
に、文字模様や刺繍模様、ROMカード40やフロッピ
ーディスクFDを択一的に指定する為のメニュー画面が
ディスプレイ10に表示される。このとき、タッチキー
11として、かな文字やアルファベットの文字模様を書
体に応じて選択する文字指定キー11a〜11d、具象
模様を選択する具象指定キー11e〜11g、更には、
装着されているROMカード40に記録されている刺繍
模様を選択するカード指定キー11h、装着されている
フロッピーディスクFDに記録されている刺繍模様を選
択するフロッピー指定キー11i、取扱い説明情報の為
の説明表示データを出力する取説出力キー11jが設け
られている。
【0042】そこで、フロッピーディスクFDに記録さ
れている刺繍模様を選択する為に、フロッピー指定キー
11iを操作したときには(S4:Yes 、S5:No、S
6:Yes )、フロッピーディスクFDから複数の模様名
のデータが読み込まれ、これら複数の模様名が、例え
ば、アルファベットの配列に基づく模様名順にソート処
理されて、ディスプレイ10の模様選択画面に一覧表に
より表示される(S9)。例えば、図11に示すよう
に、ディスプレイ10の模様名表示画面には、フロッピ
ーディスクFDに記録されている複数の刺繍模様の模様
名のうちの先頭部分の6個の模様名「AAA 」、「AAB
」、「BBB 」・・・が、「針数」や「色数」の付随デ
ータを伴って表形式で表示される。
【0043】次に、所望の模様名に対応する模様名キー
11を押圧操作して、縫製に供する模様名が選択される
(S10)。次に、その選択した刺繍模様の縫製データが
フロッピーディスクFDから読み込まれ(S11)、その
縫製データに基づいて演算で求めた縫目模様がディスプ
レイ10に表示される(S12)。そして、起動・停止ス
イッチ12の操作により縫製処理が開始されたときには
(S13:Yes )、縫製処理を開始するように指令される
(S14)。その結果、縫製制御により、縫製データから
1針分のステッチデータを読み込むことで縫製処理が実
行される(S14、S15・S16:No)。
【0044】そして、縫製途中において、糸切れが発生
したり、起動・停止スイッチ12の操作で縫製を停止す
るとき、又は糸替えの為の停止コードSC等により一時
的に縫製が停止されたときには(S15:Yes )、次の糸
色による縫製に関する情報がディスプレイ10に表示さ
れる(S17)。この情報としては、例えば、メッセージ
「2色目を縫製します」とか、「3色目を縫製します」
が表示される。そして、全ての刺繍領域の縫製処理が完
了して、縫製終了したときには(S16:Yes )、S3以
降が繰り返して実行される。
【0045】一方、メニュー画面表示中に、所望の模様
分類「動物や乗り物」の具象指定キー11eを操作して
選択したときには(S4・S5:Yes )、図12に示す
ように、多数の「動物」や「乗り物」に関する模様群が
マトリックス状に表形式で表示されるので(S18)、例
えば、模様キー11kを操作して刺繍模様「ウマ」を選
択したときには(S19)、図13に示すように、刺繍模
様「ウマ」と、その「ウマ」に含まれる3つの色別模様
部などを有する模様確認画面がディスプレイ10に表示
され(S20)、その刺繍模様の縫製データが読み込まれ
る(S21)。但し、この模様確認画面の表示中に、「戻
る」キーが操作されたときには、S18に戻る。
【0046】そして、S13〜S17が実行されて、前述し
たように、刺繍模様「ウマ」が3色の刺繍糸により縫製
処理される。この場合、S17においては、糸色毎の刺繍
縫製が終了して一時的に停止する毎に(S15:Yes )、
第2色別模様部や第3色別模様部が順次先頭位置に移動
して表示される。ところで、図10に示すように、ディ
スプレイ10の右隣に、「実用ぬい」、「文字模様ぬ
い」、「刺しゅう」、「刺しゅうの編集」、「ミシンの
使い方」、などの操作スイッチが設けられているので、
メニュー画面表示中に、「ミシンの使い方」のスイッチ
を操作したときには(S4:Yes 、S5〜7:No)、操
作されたキーに対応する処理として、図14に示すよう
に、ミシンの使い方に関する取扱い説明情報のメニュー
画面から選択した説明情報が表示される(S22)。
【0047】即ち、この取扱い説明のメニュー画面にお
いて、「下糸セット」や「針交換」・・・などのうちか
ら所望の使い方を知りたい項目の1つをタッチキー操作
により選択することで、その項目の使い方の取扱い説明
情報が順次ディスプレイ10に表示される。また、「実
用ぬい」や「文字模様ぬい」のスイッチを操作したとき
には、これら実用模様の縫い方や文字模様の縫い方の取
扱い説明情報が順次ディスプレイ10に表示される。と
ころで、メニュー画面表示中に、取説出力キー11jを
操作したときには(S4:Yes 、S5〜6:No、S7:
Yes )、説明表示データ出力処理(図9参照)が実行さ
れる(S8)。
【0048】この制御が開始されると、先ず、フラッシ
ュメモリ25において、取扱い説明情報用ヘッダーが検
索され(S40)、その取扱い説明情報用ヘッダーに基づ
いて、先頭格納アドレスE000から格納されている説明表
示データが読み出される(S41)。ここで、この説明表
示データは前述したように、各説明内容の表示画面毎
に、文字のコードデータは特殊な圧縮形式に基づいて圧
縮データに変換されており、また「挿絵」の為のビット
マップデータも特殊な圧縮形式に基づいて圧縮されたイ
メージデータに変換されているので、文字コードについ
ては通常のテキストデータに変換処理されるとともに、
イメージデータについても同様に通常のビットマップデ
ータに変換される(S42)。
【0049】つまり、説明表示データのデータ圧縮状態
が解かれて、テキストデータとビットマップデータとを
含む表示可能なリッチテキスト形式の標準データに変換
処理される。次に、リッチテキスト形式の標準データで
ある表示可能な説明表示データがFDD29に装着され
たフロッピーディスクに書き込まれ(S43)、この制御
を終了して、ミシン制御のS4にリターンする。そし
て、このフロッピーディスクを、ミシンMの近傍に設置
された図1に示すパーソナルコンピュータPCにセット
して、フロッピーディスクに記録された説明表示データ
を表示装置のディスプレイに表示することにより、ミシ
ンの取扱い説明情報をパーソナルコンピュータPCで見
ることができる。
【0050】これにより、種々の説明情報をミシンMと
は独立の別のディスプレイでみながら、ミシンMに設け
られたタッチキー11の操作が可能になり、ミシンMの
使い方や縫い方に関する機能をタッチキー11操作によ
り実行することができる。ところで、ミシン制御が開始
され、S2においてバージョンアップ処理が実行され、
メモリカードが装着されているときに(S30:Yes )、
そのメモリカードVMC にバージョンアップ用識別コード
が格納されているときには(S31:Yes )、そのメモリ
カードVMC から、バージョンアップ制御プログラムと、
そのバージョンアップに伴う説明表示データとが読み込
まれる(S32)。
【0051】そして、フラッシュメモリ25において、
バージョンアップ制御プログラムがアドレス「B000」か
ら書換え処理されるとともに、説明表示データがアドレ
ス「E000」から書換え処理され(S33)、この制御を終
了してミシン制御のS3にリターンする。一方、バージ
ョンアップ処理が実行され、フロッピーディスクが装着
されているときに(S30:No、S34:Yes )、そのフロ
ッピーディスクVFD にバージョンアップ用識別コードが
格納されているときには(S35:Yes )、そのフロッピ
ーディスクVFD から、バージョンアップ制御プログラム
と、そのバージョンアップに伴う説明表示データとが読
み込まれ(S36)、S33が実行された後、ブートストラ
ップローダによりメインルーチンのプログラムが読み込
まれ、ミシン制御にリターンする。
【0052】そして、必要に応じて、前述したように、
取説出力キー11jを操作することで説明表示データ出
力処理が実行され、バージョンアップされた取扱い説明
情報の説明表示データを、パーソナルコンピュータのデ
ィスプレイで見ることができる。ところで、刺繍糸の糸
色(「シロ」、「アカ」・・)を表示する為の刺繍色替
え情報がバージョンアップされた説明表示データに含ま
れていて、色替え可能な糸色が、例えば64色から25
6色に増加している場合には、所定の色名説明におい
て、増加した糸色(例えば、淡い藍色)に対応させて、
各糸メーカの「糸番号」が表示されるようになってい
る。
【0053】ここで、送り歯の駆動機構、糸輪捕捉器、
針棒駆動機構、天秤駆動機構等で縫製手段が構成され、
ディスプレイ10やLCDC20などで表示手段が構成
され、FDD29やミシン制御の特にS8や制御装置C
などで出力手段が構成され、ミシン制御のの特にS2や
制御装置Cなどでバージョンアップ手段が構成されてい
る。また、説明表示データ処理制御の特にS42などでデ
ータ変換手段が構成されている。
【0054】このように、フラッシュメモリ25に管理
データ、制御プログラム、模様データ、属性データ及び
取扱い説明情報の為の説明表示データを格納し、取説出
力キー11jを操作することで、フラッシュメモリ25
から読み出した説明表示データをフロッピーディスクに
書込みして、ミシンとは独立のパーソナルコンピュータ
PCのディスプレイに表示することで、タッチパネルの
タッチキー操作に関する取扱い説明情報をこのディスプ
レイで見ながら、ミシンの使い方や縫い方に関する機能
をタッチキー操作して実行でき、取扱い説明書の添付を
省略することができる。
【0055】また、バージョンアップ用のフロッピーデ
ィスクVFD やメモリカードVMC でバージョンアップされ
た説明表示データも同様に、フロッピーディスクに書込
みしてパーソナルコンピュータで見ることができるの
で、このバージョンアップに伴う別冊的な取扱い説明書
の添付も省略することができる。また、前記管理データ
に取扱い説明情報用ヘッダーを設け、その他の模様デー
タなどから識別可能にし、その取扱い説明情報用ヘッダ
ーで識別された説明表示データのみをフロッピーディス
クに出力可能にしたので、説明表示データ情報のその他
の情報に対する識別を効率的に且つ迅速に行なうことが
でき、説明表示地の出力も迅速化することができる。
【0056】更に、フラッシュメモリ25の説明表示デ
ータをフロッピーディスクに書込むのに際して、特殊な
圧縮形式に基づいて圧縮された説明表示データのデータ
圧縮状態が解かれて、テキストデータとビットマップデ
ータとを含む表示可能なリッチテキスト形式の標準デー
タに変換処理されるので、パーソナルコンピュータPC
にデータ変換処理する変換プログラムが無くても、取扱
い説明情報をパーソナルコンピュータPCに簡単に表示
することができる。
【0057】尚、ミシンMとパーソナルコンピュータP
Cとを接続ケーブルで電気的に接続し、取説出力キー1
1jを操作したときに、フラッシュメモリ25の説明表
示データをその接続ケーブルを介してパーソナルコンピ
ュータPCに送信して表示させるようにしてもよい。ま
た、パーソナルコンピュータPC以外の種々の電子機器
に、接続ケーブル又はフロッピーディスクや光ディスク
などの記録媒体を介してミシンとは独立の種々の外部機
器に表示するようにしてもよい。
【0058】ところで、フラッシュメモリ25の説明表
示データを、項目で選択して、或いは全ての項目を一気
に、プリンタに出力して印刷するようにしてもよい。ま
た、本発明は前記実施形態に限定して解釈されるべきで
はなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲におい
て、前記実施形態の各部の制御に、既存の技術や当業者
に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得
る。更に、刺繍ミシンや本縫いミシンなどの種々のミシ
ンに本発明を適用し得ることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、布に縫製可能
な縫製手段と、ディスプレイを含む表示手段と、ディス
プレイの前面に付設されたタッチパネルとを備えたミシ
ンにおいて、情報記憶手段と、出力手段と、変更手段と
を設けたので、情報記憶手段から読み出した、タッチパ
ネルのタッチキー操作に関する取扱い説明情報の為の説
明表示情報をミシンとは独立の外部機器に出力して表示
装置に表示することで、ミシン側でタッチキー操作が可
能になり、取扱い説明書の添付を省略することができ
る。また、変更された説明表示情報も外部機器に出力し
て表示できるので、この変更に伴う別冊的な取扱い説明
書の添付も省略することができる。
【0060】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記情報記憶手段に記憶された説明
表示情報を、その他の情報から識別する情報識別手段を
有し、出力手段は、その情報識別手段で識別された説明
表示情報のみを出力可能に構成されたので、説明表示情
報のその他の情報に対する識別を効率的に且つ迅速に行
なうことができ、説明表示情報の出力も迅速化すること
ができる。請求項3の発明によれば、請求項1又は2と
同様の効果を奏するが、前記出力手段は、情報記憶手段
から読み出した情報を受けて、その情報をデータ変換す
るデータ変換手段を有するので、データ変換後のデータ
を出力することができ、外部機器にデータ変換処理する
変換プログラムが無くても、取扱い説明情報を外部機器
に簡単に表示することができる。
【0061】請求項4の発明によれば、請求項1又は2
と同様の効果を奏するが、前記ミシンとは独立の外部機
器は、パーソナルコンピュータであるので、情報記憶手
段の説明表示情報を、例えば接続ケーブル又はフロッピ
ーディスクなどの記録媒体を介してパーソナルコンピュ
ータのディスプレイに表示させることができ、この表示
された取扱い説明情報を読みながら、ディスプレイに付
設されたタッチパネルのタッチキーを操作して、ミシン
の使い方や縫い方に関する機能を実行することができ
る。
【0062】請求項5の発明によれば、請求項1又は2
と同様の効果を奏するが、前記出力手段は、フロッピー
ディスク、メモリカード、光ディスク、の何れかを含む
ので、何れかの記録媒体を外部機器に装着するだけで、
説明表示情報を外部機器の表示装置により見ることがで
きる。請求項6の発明によれば、請求項1〜5の何れか
1項と同様の効果を奏するが、前記データ変換手段は、
データ圧縮状態を解かれたビットマップデータ又はテキ
ストデータの少なくとも一方を含むデータにデータ変換
するので、外部機器にデータ変換の為の変換プログラム
が無くても、取扱い説明の為の文章や挿絵などを外部機
器の表示装置に表示させることができる。
【0063】請求項7の発明によれば、請求項1〜6の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記縫製関連情報
は刺繍模様の模様情報を含み、前記ミシンの取扱い説明
情報は刺繍色替え情報を含むので、模様情報に含まれる
縫製データに基づいて縫製手段を駆動することで縫製処
理できるとともに、取扱い説明情報に含まれる刺繍色替
え情報に基づいて縫製に供する糸色を表示させることが
できる。また、刺繍色替え情報を変更して、刺繍糸の色
数を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式ミシンとそ
の側方に設けられたパーソナルコンピュータの斜視図で
ある。
【図2】電子制御式ミシンの制御系のブロック図であ
る。
【図3】フラッシュメモリのデータ構成を説明する図表
である。
【図4】フラッシュメモリに格納された模様データのデ
ータ構成を説明する図表である。
【図5】フロッピーディスクに記録されたデータ構成を
説明する図表である。
【図6】バージョンアップ用フロッピーディスクのデー
タ構成を説明する図表である。
【図7】ミシン制御のフローチャートである。
【図8】バージョンアップ処理制御のフローチャートで
ある。
【図9】説明表示データ出力処理制御のフローチャート
である。
【図10】メニュー選択画面の表示例を示す図である。
【図11】模様名表示画面の表示例を示す図である。
【図12】刺繍模様群の表示画面の表示例を示す図であ
る。
【図13】選択した刺繍模様とその色別模様部の表示例
を示す図である。
【図14】使い方説明画面の表示例を示す図である。
【図15】各部の名称と働きの説明情報の前半部の内容
である。
【図16】各部の名称と働きの説明情報の後半部の内容
である。
【図17】糸調子の説明情報の前半部の内容である。
【図18】糸調子の説明情報の後半部の内容である。
【符号の説明】
M 電子制御式ミシン 10 液晶ディスプレイ 22 CPU 23 ROM 24 RAM C 制御装置 FD フロッピーディスク VFD バージョンアップ用フロッピーディスク VMC バージョンアップ用メモリカード PC パーソナルコンピュータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布に縫製可能な縫製手段と、ディスプレ
    イを含む表示手段と、ディスプレイの前面に付設された
    タッチパネルとを備えたミシンにおいて、 ミシンの取扱い説明情報をディスプレイに表示させる為
    の説明表示情報およびその他の縫製関連情報を予め格納
    した情報記憶手段と、 前記情報記憶手段から読み出した少なくとも説明表示情
    報を受けて、ミシンとは独立の外部機器に出力する為の
    出力手段と、 前記説明表示情報の少なくとも一部を変更する情報を受
    けて情報記憶手段の説明表示情報を変更する変更手段
    と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記情報記憶手段に記憶された説明表示
    情報を、その他の情報から識別する情報識別手段を有
    し、前記出力手段は、その情報識別手段で識別された説
    明表示情報のみを出力可能に構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記情報記憶手段から
    読み出した情報を受けて、その情報をデータ変換するデ
    ータ変換手段を有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 前記ミシンとは独立の外部機器は、パー
    ソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、フロッピーディスク、
    メモリカード、光ディスク、の何れかを含むことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のミシン。
  6. 【請求項6】 前記データ変換手段は、データ圧縮状態
    を解かれたビットマップデータ又はテキストデータの少
    なくとも一方を含むデータにデータ変換することを特徴
    とする請求項1〜5の何れか1項に記載のミシン。
  7. 【請求項7】 前記縫製関連情報は刺繍模様の模様情報
    を含み、前記ミシンの取扱い説明情報は刺繍色替え情報
    を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記
    載のミシン。
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