JP2000135393A - ミシンのデータ処理装置 - Google Patents

ミシンのデータ処理装置

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JP2000135393A
JP2000135393A JP10312178A JP31217898A JP2000135393A JP 2000135393 A JP2000135393 A JP 2000135393A JP 10312178 A JP10312178 A JP 10312178A JP 31217898 A JP31217898 A JP 31217898A JP 2000135393 A JP2000135393 A JP 2000135393A
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JP
Japan
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pattern
data
embroidery
display data
display
Prior art date
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JP10312178A
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English (en)
Inventor
信太郎 ▲とみ▼田
Shintarou Tomita
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍模様の模様形状を表示する為の模様表示
データ作成を重複させることなく能率的に行え、しかも
そのデータ作成処理の簡単化を図ること、刺繍模様の模
様形状表示を簡単化すること。 【解決手段】 複数の模様名が一覧表的に表示された選
択画面を介して模様選択する際に、模様形状作成キーが
操作されたときに個別作成制御が実行され、識別表示に
より指定された刺繍模様の作成済みフラグFがリセット
されているとき(S40:Yes )、縫製データに基づいて
模様表示データが作成されて(S41)、フロッピーFD
の所定の領域に模様名と対応づけて記憶され(S42)、
作成済みフラグFがセットされ(S43)、その作成され
た模様表示データの模様形状が模様名の代わりに表示さ
れる(S44)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンのデータ処
理装置に関し、特に外部記憶媒体に記憶された模様名毎
の縫製データからディスプレイに表示可能な模様表示デ
ータを作成して記憶保持するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用の電子制御ミシンにおいて
は、刺繍枠を直交する2方向へ独立に移動駆動する刺繍
枠駆動機構を備え、ジグザグ縫いや直線縫いなどの実用
模様縫いだけでなく、ディスプレイに表示された複数の
刺繍模様の具象のうちから選択した刺繍模様の縫製デー
タに基づいて、ミシンモータや刺繍枠駆動機構を駆動す
ることで、刺繍枠に取付けられた加工布に刺繍模様を複
数色でカラフルに縫製できるようになっている。
【0003】そこで、本願出願人が提案した特開平5−
123471号公報や特許2561650号公報の記載
においては、制御装置に設けたROMや着脱可能なRO
Mカードに、複数の刺繍模様の各々に関する模様データ
(模様表示データと縫製データとを含む)を格納してお
き、これら模様表示データに基づいて表示された複数の
刺繍模様の模様形状のうちから模様選択することで、そ
の選択した刺繍模様が縫製されるようになっている。
【0004】ところで、各種の刺繍模様を作成して販売
する業者は、パーソナルコンピュータ等からなる刺繍模
様作成装置や刺繍模様編集装置で新作の刺繍模様の縫製
データを作成する一方、その作成した多数の縫製データ
を模様名と対応付けて、これら装置内に組込まれたフロ
ッピーディスクドライブ装置(FDD装置)やコンパク
トディスクドライブ装置(CDD装置)により、フロッ
ピーディスク(FD)やコンパクトディスク(CD)に
書き込んで、これら記録媒体を販売するようにしてい
る。即ち、刺繍業界においては、一般に、模様表示用の
データに関する情報フォーマットが存在する訳ではな
く、模様表示データを扱うようにはなっていないのが現
状である。
【0005】それ故、最近では、FDD装置やCDD装
置を家庭用の電子制御ミシンに搭載するようにし、購入
したFDやCDをこれらFDD装置やCDD装置に装着
する一方、これらFDやCD等の記憶媒体に記憶されて
いる模様名を読み込んでディスプレイに一覧表的に表示
し、ユーザーの好みの刺繍模様を模様名で選択して縫製
処理することができ、刺繍模様縫製を容易に且つ格安に
行えるようになってきている。
【0006】ところが、例えば、「花」に関する複数の
刺繍模様が記憶媒体に記憶されている場合、模様名の文
字数に制限されることから、模様名としては、各「花」
の刺繍模様毎に有する特徴を十分に表現することができ
ず、「チューリップA」、「チューリップB」のように
簡単な名前が付けられている。即ち、簡単で良く似た複
数の模様名から、ユーザーが要望する「チューリップ」
の模様名を間違い易いことから、ディスプレイに表示さ
れた複数の模様名のうち指定された模様名の模様表示デ
ータをその縫製データから作成し、その模様名の模様形
状を表示するようにした模様表示機能を備えた電子制御
ミシンが実用化されてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、模様
表示機能を備えた電子制御ミシンにおいては、刺繍模様
の縫製に際して、指定した模様名の模様表示データを作
成してディスプレイに予め表示させることができるが、
その作成した模様表示データはそのときだけ一時的に表
示されるだけであり、再現性が無く、指定する毎にその
都度作成するので、模様表示データ作成の指定操作が面
倒なこと、模様表示データ作成処理に時間を必要とする
こと、その為に縫製作業の作業能率や操作性が低下する
こと、などの問題がある。
【0008】本発明の目的は、刺繍模様の模様形状を表
示する為の模様表示データ作成を重複させることなく能
率的に行え、しかもそのデータ作成処理の簡単化を図る
こと、刺繍模様の模様形状表示を簡単化すること、等で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のミシンのデー
タ処理装置は、ディスプレイを含む表示手段を有し、複
数の刺繍模様の模様名と縫製データを記憶した外部記憶
媒体から縫製データを読み出し可能なミシンのデータ処
理装置において、外部記憶媒体から刺繍模様の縫製デー
タを読み出して模様形状をディスプレイに表示する為の
模様表示データを作成する表示データ作成手段と、表示
データ作成手段が作成した刺繍模様の模様表示データを
模様名と対応づけて記憶保持する不揮発性の表示データ
記憶手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】表示データ作成手段により、外部記憶媒体
から刺繍模様の縫製データが読み出され、刺繍模様の模
様形状をディスプレイに表示する為の模様表示データが
作成される。そして、不揮発性の表示データ記憶手段に
より、表示データ作成手段が作成した刺繍模様の模様表
示データが模様名と対応づけて記憶保持される。即ち、
外部記憶媒体から読み出した縫製データに基づいて模様
表示データを一度作成すれば、その模様表示データは不
揮発性の表示データ記憶手段で記憶保持されているの
で、次回以降においては、その記憶されている模様表示
データを有効に利用して表示させることができる。
【0011】ここで、前記複数の刺繍模様の模様名をデ
ィスプレイに表示させて模様選択する際に、表示データ
記憶手段に模様表示データが存在する刺繍模様について
は模様名の代わりに模様形状を表示させる模様形状表示
制御手段を備えた場合(請求項1に従属の請求項2)に
は、模様表示データが既に作成された刺繍模様について
は、模様名ではなくその模様形状が表示されるので、そ
の表示された模様形状により刺繍模様を容易に確認する
ことができ、模様選択の操作性が向上する。
【0012】請求項3のミシンのデータ処理装置は、デ
ィスプレイを含む表示手段を有し、複数の刺繍模様の模
様名と縫製データを記憶した外部記憶媒体から縫製デー
タを読み出し可能なミシンのデータ処理装置において、
外部記憶媒体から刺繍模様の縫製データを読み出して模
様形状をディスプレイに表示する為の模様表示データを
作成する表示データ作成手段と、表示データ作成手段が
作成した模様表示データを受けて外部記憶媒体に模様名
と対応づけて記憶させる書込み手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0013】表示データ作成手段により、外部記憶媒体
から刺繍模様の縫製データが読み出され、刺繍模様の模
様形状をディスプレイに表示する為の模様表示データが
作成される。そして、書込み手段により、表示データ作
成手段が作成した刺繍模様の模様表示データに模様名と
対応づけて外部記憶媒体に記憶される。即ち、外部記憶
媒体から読み出した縫製データに基づいて模様表示デー
タを一度作成すれば、その模様表示データはその外部記
憶媒体に不揮発的に記憶保持されているので、次回以降
においては、その記憶されている模様表示データを有効
に利用して表示させることができる。
【0014】また、前記表示データ作成手段に対して、
模様表示データを作成すべき刺繍模様を指定する模様指
定手段を有する場合(請求項1〜3の何れかに従属の請
求項4)には、この模様指定手段により、模様形状で表
示させたい刺繍模様だけを、休憩等の任意の時期に個別
に指定することが可能となり、縫製作業に影響を及ぼす
ようなことなく模様表示データ作成が可能となり、しか
も模様表示データ作成処理の能率化が図れる。
【0015】また、前記表示データ作成手段に対して、
模様表示データを作成すべき複数の刺繍模様をまとめて
指定する模様一括指定手段を有する場合(請求項1〜3
の何れかに従属の請求項5)には、この模様一括指定手
段により、模様形状で表示させたい複数の刺繍模様を、
休憩等の任意の時期に一括して指定することが可能とな
り、縫製作業に影響を及ぼすことなく模様表示データ作
成が可能となり、しかも模様表示データ作成処理の能率
化が図れる。
【0016】また、前記表示データ作成手段により刺繍
模様の模様表示データが作成される毎に、その刺繍模様
の模様表示データ作成済みを指示する指示データを作成
して模様名と対応づけて記憶する指示データ作成手段を
有する場合(請求項1〜5の何れかに従属の請求項6)
には、指示データ作成手段により、模様表示データが作
成された刺繍模様については、模様表示データ作成済み
を指示する指示データが模様名と対応づけて記憶される
ので、この指示データにより、作成済の刺繍模様に対す
る再処理の実行を確実に防止することができる。
【0017】また、前記表示データ作成手段により刺繍
模様の模様表示データが作成される毎に、その刺繍模様
の模様表示データ作成済みを指示する指示データを作成
して外部記憶媒体に模様名と対応づけて記憶させる指示
データ作成手段を有する場合(請求項1〜5の何れかに
従属の請求項7)には、指示データ作成手段により、模
様表示データが作成された刺繍模様については、模様表
示データ作成済みを指示する指示データが模様名と対応
づけて外部記憶媒体に記憶されるので、この指示データ
により、作成済の刺繍模様に対する再処理の実行を確実
に防止することができる。
【0018】また、前記指示データが作成された刺繍模
様については、模様表示データの作成を禁止する禁止手
段を設けた場合(請求項6又は7に従属の請求項8)に
は、指示データが付加された刺繍名の刺繍模様について
は、この禁止手段により、模様表示データの再度に亙る
作成処理を禁止でき、作成済の刺繍模様に対する再処理
の実行を確実に防止することができる。
【0019】また、前記外部記憶媒体には複数の刺繍模
様の縫製データに対応づけて模様名が記憶されるととも
に、表示データ作成手段で作成される模様表示データは
模様名と対応づけて記憶される場合(請求項1〜8の何
れかに従属の請求項9)には、外部記憶媒体に記憶され
た縫製データを模様名で選択することができるととも
に、模様表示データも模様名で選択することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、刺繍枠駆動装
置(所謂、刺繍装置)を着脱可能に装着することで、実
用模様に加えて種々の刺繍模様の縫製が可能な電子制御
ミシンに本発明を適用した場合の例である。電子制御ミ
シンMは、図1に示すように、ミシンベッド部1と、ベ
ッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2
の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるア
ーム部3を有する。
【0021】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針6と協働す
る糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられている。
脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺繍模
様の模様データ(縫製データと模様表示データ)を記録
したROMカード40を、内部のカード用コネクタ13
(図2参照)に接続する為のカード用スロット2aが形
成されるとともに、ディスクドライブ装置29(図2参
照)にフロッピーディスク(以下、単にフロッピーと言
う)FDを装着する為のディスク用スロットも形成され
ている。
【0022】アーム部3には、下端に縫針6を装着した
針棒5を上下動させる針棒駆動機構、針棒5を布送り方
向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示
略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天
秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、送り歯
上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモ
ータ17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッ
ピングモータ18で駆動され、送り歯前後動機構は送り
歯前後駆動用ステッピングモータ19で駆動される(図
2参照)。アーム部3の頭部4には、縫製作業の起動と
停止を指令する起動停止スイッチ12が設けられてい
る。
【0023】アーム部3の前面には大型でカラーの液晶
ディスプレイ(以下、単にカラーディスプレイと言う)
10が設けられ、このカラーディスプレイ10には、実
用模様や刺繍模様等の種々の縫目模様や各種の機能名、
更には模様名や種々のメッセージ等が表示される。この
カラーディスプレイ10の前面には、複数の刺繍模様や
模様名や機能を示す機能名の表示位置の各々に対応させ
て、透明電極からなるタッチキー11がマトリックス状
に設けられている。即ち、所望の刺繍模様の選択や機能
の指示を、これら刺繍模様や模様名や機能名に対応する
タッチキー11を押圧操作することで実現することがで
きる。
【0024】前記ベッド部1の左端側部分には、通称フ
リーアームと称されるフリーベッド部が形成され、この
フリーベッド部に刺繍枠駆動機構(刺繍装置)30が着
脱可能に装着される。刺繍枠駆動機構30は、その本体
ケース30aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠3
1と、刺繍枠31をY方向(前後方向)へ駆動するY方
向駆動機構を内蔵したY方向駆動部32と、このY方向
駆動部32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動
機構であって本体ケース30a内に収容されたX方向駆
動機構とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピ
ングモータ33で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステ
ッピングモータ34で駆動される(図2参照)。
【0025】刺繍枠駆動機構30がフリーベッド部に装
着されると、第1,第2ステッピングモータ33,34
が、コネクタ14を介してミシンMの制御装置Cに電気
的に接続され、制御装置Cにより第1,第2ステッピン
グモータ33,34が駆動制御され、加工布がセットさ
れた刺繍枠31をX方向とY方向とに独立に移動駆動し
つつ刺繍縫製できるようになっている。次に、電子制御
ミシンMの制御系について説明する。
【0026】図2に示すように、制御装置Cは、入力イ
ンターフェース21と、CPU22とROM23及びR
AM24と電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュ
メモリ25とを含むコンピュータと、ディスクドライブ
装置(FDD)29を駆動するフロッピーディスクコン
トローラ(FDC)28と、出力インターフェース26
と、これらを接続するデータバスなどのバス27とを有
する。入力インターフェース21には、起動停止スイッ
チ12と、タッチキー11と、ミシン主軸の複数の回転
位相を検出するタイミング信号発生器16などが接続さ
れている。
【0027】出力インターフェース26には、これらモ
ータ17〜19と、カラーディスプレイ(LCD)10
の為のディスプレイコントローラ(LCDC)20と、
刺繍枠駆動機構30の第1,第2ステッピングモータ3
3,34がコネクタ14を介して接続されている。ま
た、前記ROMカード40のROM41はコネクタ13
を介してバス27に接続されるとともに、FDC28も
バス27に接続されている。
【0028】前記ROM23には、実用模様を縫製する
縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラムに加え
て、選択した刺繍模様に対してカラーディスプレイ10
を介して拡大や縮小や回転等の編集処理を施す編集処理
と、選択された刺繍模様を刺繍縫製する刺繍縫製処理と
を含む模様選択編集縫製制御の制御プログラム、本願特
有の後述の模様選択制御の制御プログラム等が予め格納
されている。
【0029】更に、ROM23には、刺繍模様の模様名
やこれに付随する「針数」や「色数」等の付随データを
表示する為に、縦寸法が10pt(約3.6mm)であるアル
ファベット表示用フォントデータと、縦寸法が15pt
(約5.4mm)であるアルファベット表示用フォントデータ
と、縦寸法が27pt(約10mm) であるアルファベット
表示用フォントデータとが、アルファベット文字のコー
ドデータと対応付けて格納されている。
【0030】更に、ROM23の模様データメモリ23
aには、図3に示すように、数字やアルファベットの文
字模様の各々に関する表示データとその縫製データとか
らなる文字模様データ、複数の実用模様の各々に関する
表示データとその縫製データとからなる実用模様デー
タ、比較的使用頻度の高い多数の刺繍模様(第1刺繍模
様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様デ
ータが格納され、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍
模様の種類別にグループ分けし模様番号を付して格納さ
れている。
【0031】即ち、各刺繍模様の模様データは同様の構
成なので、第1刺繍模様の模様データについて説明する
と、図3に示すように、模様データには、刺繍模様の模
様形状と刺繍模様に含まれる複数の色別模様部とを表示
する為の模様表示データと、刺繍縫製の為の縫製データ
と、図9、図16に示す模様選択に関連する画面表示の
為の表示情報を始め、図17に示すように、選択された
刺繍模様や色別刺繍領域以外の文字や数字や記号などを
含む縫製中の縫製時表示情報などの付随情報を表示する
為の付随情報表示データとが区別して格納されている。
【0032】第1刺繍模様の模様表示データとしては、
例えば図17に示す「象」の刺繍模様の場合、「象」の
模様形状のドットデータ、第1〜第3色別模様部のドッ
トデータとが格納されている。また、縫製データとし
て、例えば3色用のときには、第1〜第3色別模様部の
3色分の縫製データが夫々格納されている。また、付随
情報の表示データとしては、種々の表示画面の際に表示
する文字や機能名の為の表示データが格納されている。
ここで、各色別模様部毎の縫製データには、糸替えの為
の停止コードSCと縫製時間のデータとが夫々格納さ
れ、最終の縫製データには終了コードECが追加的に格
納されている。
【0033】ところで、ROMカード40としては、模
様種類毎に複数枚分準備されており、これらROMカー
ド40のROM41にはROM23と同様に、比較的使
用頻度の低い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍
模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様データが格納さ
れ、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様の種類別
にグループ分けし模様番号を付して格納されている(図
3参照)。
【0034】前記RAM24の模様名メモリ24aに
は、フロッピーFDから読み込まれた複数の模様名のデ
ータが格納される。縫製データメモリ24bには、選択
された刺繍模様の縫製データが格納される。更に、RA
M24には、前述した各種の制御に必要なメモリ類(フ
ラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッ
ファ等)が設けられている。ここで、フロッピーFDに
は、図4に示すように、縫目模様の為の縫製データ以外
に、各種のデータが格納されている。
【0035】即ち、システム領域には、各種のデータを
記録する記録型式を規定する「2DD」や「2HD」な
どのデータ、ボリュームラベル「FLOWER」、収容模様数
「22」などの管理データに加えて、各刺繍模様毎に、
「模様名」とこれに付随する「拡張子」に関する模様名
データと、これに対応させた記録日時、模様表示データ
の作成済みか否かを指示する作成済みフラグFのフラグ
データ「0」と、データ領域における縫製データ格納ア
ドレス、ファイル長及び縫目形成に関連する付随データ
とが格納されている。ここで、拡張子は「.HUS」のよう
に、模様名やその他のファイル名に付随させて、模様名
やファイル名の種類を表している。
【0036】また、付随データには、縫目数に対応する
「針数」のデータ、使用する刺繍糸の「色数」のデー
タ、その「色数」に対応する「色名」のデータが格納さ
れている。一方、データ領域には、刺繍模様毎に、縫製
データ格納アドレスで指示される先頭アドレスから、刺
繍模様を形成する為の縫製データ、つまりステッチデー
タが格納されている。ここで、この縫製データが複数の
異なる糸色で縫製するような場合には、糸替えの為の停
止コードが適宜設けられている。但し、このデータ領域
には、図14に示すように、刺繍模様の縫製データに基
づいて作成された模様表示データを記憶する為の領域が
別途設けられている。
【0037】次に、制御装置Cで実行される模様選択制
御のルーチンについて、図5〜図8のフローチャートに
基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=1、2、
3・・・)は各ステップを示すものである。電源の投入
によりこの制御が開始されると、先ず、RAM24の各
メモリをクリアする等の初期化処理が実行され(S
1)、模様の種類(分類)を指定する為のメニュー画面
がカラーディスプレイ10に表示される(S2)。
【0038】例えば、図9に示すように、文字模様や刺
繍模様、ROMカード40やフロッピーFDを択一的に
指定する為のメニュー画面がカラーディスプレイ10に
表示される。このとき、タッチキー11として、かな文
字やアルファベットの文字模様を書体に応じて選択する
文字指定キー11a〜11d、実用模様を選択する実用
指定キー11e、具象模様を選択する具象指定キー11
f〜11h、更には、装着されているROMカード40
に記録されている刺繍模様を選択するカード指定キー1
1i、装着されているフロッピーFDに記録されている
刺繍模様を選択するフロッピー指定キー11j、等が設
けられている。
【0039】そこで、フロッピーFDに記録されている
刺繍模様を選択する為に、フロッピー指定キー11jを
操作したときには(S3:Yes 、S4:No、S5:Yes
)、フロッピーFDから模様名のデータと、これに対
応する付随データとが読み込まれ、模様名メモリ24a
に書込まれる(S10)。次に、模様名メモリ24aの複
数の模様名について、アルファベットの配列に基づく模
様名の順に並べる模様名順ソート処理が実行され、その
ソート処理後の模様名がファイル名メモリ24aに更新
して格納され(S11)、カラーディスプレイ10には、
そのソート処理された模様名又は既に作成された模様形
状とが一覧表により表示され(S12)、更に模様名毎に
付随データが表示される(S13)。
【0040】例えば、図10に示すように、後述するよ
うに模様表示データが作成されていないので、カラーデ
ィスプレイ10には、フロッピーFDに記録されている
複数の模様名のうちの先頭部分の模様名「AAA 」、「AA
B 」、「BBB 」・・・が、例えば、15ptの表示用フ
ォントにより、横方向に2列に並べた表形式で表示され
るとともに、各模様名毎に、「針数」と「色数」とが、
夫々行方向に接近させて表示される。
【0041】更に、「名前順」や「針数順」などでソー
ト処理するソート用機能名、「戻る」や「確定」などの
機能名が表示される。このとき、右下がり斜線で示す模
様名「.AAA」、「.CAC」、「.DEA」・・の表示領域が、
例えば「青」でカラー表示されるとともに、左下がり斜
線で示す模様名「.AAB」、「.BBB」、「.EEB」・・の表
示領域が、例えば「緑」でカラー表示される。次に、所
望の模様名に対応する模様名キー11を押圧操作したと
きには(S14:Yes )、その操作された模様名キー11
に対応する模様名が識別表示される(S20)。
【0042】例えば、図11に示すように、模様名キー
11kにより模様名「BBB 」を選択したときには、「針
数」や「色数」の表示を含む模様名「BBB 」の表示領域
において、模様名を白抜きにする反転表示により識別表
示される。ここで、この反転表示以外に、別の表示色と
して、例えば「赤」などの刺激的な色により識別表示さ
せたり、点滅表示させるようにしてもよい。ところで、
「名前順ソート」や「針数順ソート」などのソートキー
11mが操作されたときには(S14:No、S15:Yes
)、操作されたソートキー11mに対応するソート処
理が実行され(S21)、そのソート処理後の模様名が表
形式でカラーディスプレイ10に表示される(S22)。
【0043】一方、戻るキー11nが操作されたときに
は(S14〜S15:No、S16:Yes )、S2以降が実行さ
れる。ところで、模様表示データを作成する為に、模様
形状作成キー11pが操作されたときには(S14〜S1
7:No、S18:Yes )、識別表示中の刺繍模様の模様表
示データを個別に作成する個別作成処理(図7参照)が
実行される(S26)。この処理制御が開始されると、先
ず、識別表示により指定されている刺繍模様の作成済み
フラグFのフラグデータが「0」であって、模様表示デ
ータが未だ作成されていないときには(S40:Yes )、
その刺繍模様の縫製データに基づいて、色別模様部の表
示データ等を含む模様表示データが作成される(S4
1)。
【0044】即ち、図3に示した刺繍模様に関する表示
データと同様に、模様形状のドットデータと、各色別模
様部毎のドットデータと、その他の付随情報の表示デー
タを含む模様表示データが作成される。そして、その作
成された模様表示データが模様名と対応づけてフロッピ
ーFDに記憶され(S42)、模様表示データを作成した
刺繍模様の作成済みフラグFに、作成済みを指示するフ
ラグデータ「1」がセットされ(S43)、模様名に変え
てこの模様表示データによる模様形状が表示され(S4
4)、この制御を終了して、模様選択制御のS14にリタ
ーンする。
【0045】例えば、反転により識別表示されている模
様名「BBB 」、つまり「ヘリコプター」の模様表示デー
タが作成されたときには、図12に示すように、模様名
が「ヘリコプター」である第1刺繍模様の作成済みフラ
グFがセットされ、更に、その作成された模様表示デー
タがフロッピーFDのデータ領域に記憶される。そし
て、最終的に、図13に示すように、カラーディスプレ
イ10には、模様名「BBB 」の代わりに、模様形状「ヘ
リコプター」が表示される。一方、作成済みフラグFが
「1」で、模様表示データが既に作成済みのときには
(S40:No)、メッセージ「作成済み」が確認の為の表
示され(S45)、模様表示データ作成を禁止する禁止指
令が出力される(S46)。
【0046】ところで、一括作成キー11qが操作され
たときには(S14〜S18:No、S19:Yes )、複数の刺
繍模様について一括して模様表示データを作成する一括
作成処理(図8参照)が実行される(S27)。この制御
が開始されて、模様名キー11kが操作されたときには
(S50:Yes )、その模様名キー11kに対応する模様
名が模様表示データ作成対象模様に指定される(S5
2)。そして、一括作成キー11qが再度操作されたと
きには(S50:No、S51:Yes )、模様表示データを作
成するように指定された刺繍模様の全ての作成済みフラ
グFがリセットされているときには(S53:Yes )、こ
れら指定された全ての刺繍模様の各々について、S41と
同様に、色別模様部の表示データ等を含む模様表示デー
タが作成される(S54)。
【0047】次に、その作成された模様表示データが刺
繍模様毎に区別して模様名と対応づけてフロッピーFD
に記憶され(S55)、模様表示データを作成した刺繍模
様の作成済みフラグFが夫々セットされ(S56)、模様
名に変えて模様形状が表示され(S57)、この制御を終
了して、模様選択制御のS14にリターンする。一方、模
様形状で表示された刺繍模様も含めて模様名キー11k
で指定されたことから、指定された刺繍模様の一部の作
成済みフラグFがセットされているときには(S53:N
o)、作成済みフラグFがセットされていて、模様表示
データが作成済みの刺繍模様に関するメッセージ「作成
済み」が確認の為の表示され、作成済みの刺繍模様に関
する模様表示データ作成を禁止する禁止指令が出力され
る(S58)。
【0048】次に、模様表示データが未だ作成されてい
ない刺繍模様について、S54と同様に、模様表示データ
が作成され(S59)、S55〜S57が実行された後、この
制御を終了してリターンする。ところで、「前ページ」
キーや「次ページ」キーなどのその他の機能キーが操作
されたときには(S14〜S19:No)、その操作された機
能キーに対応する処理が実行される(S28)。このよう
に、模様名と模様形状とを混合した模様一覧表示画面に
おいて、確定キー11oが操作されたときには(S14〜
S16:No、S17:Yes )、識別表示されている模様名又
は模様形状の模様選択が確定され、その確定した刺繍模
様の縫製データがフロッピーFDから読み込まれて縫製
データメモリ24bに格納される(S23)。
【0049】次に、模様名が表示されていて、模様表示
データが作成されていない刺繍模様については、その縫
製データに基づいて模様表示データが演算で求められ
(S24、刺繍模様の模様形状と、その刺繍模様に含まれ
る色別模様部などを有する模様確認画面がカラーディス
プレイ10に表示される(S25)。例えば、刺繍模様
「ヘリコプター」を選択したときには、その刺繍模様の
模様表示データが読み出されて、図14に示すように、
「ヘリコプター」の模様形状と、4色からなる色別模様
部と、色名などを有する模様確認画面が表示される。
【0050】次に、起動停止スイッチ12の操作により
縫製処理が開始されたときには(S29:Yes )、縫製処
理を開始するように指令される(S30)。その結果、縫
製制御により、縫製データメモリ24bから1針分ずつ
のステッチデータを読み込むことで縫製処理が実行され
る(S30、S31・S33:No)。そして、縫製途中におい
て、糸切れが発生したり、起動停止スイッチ12の操作
で縫製を停止するとき、又は糸替えの為の停止コードS
C等により一時的に縫製が停止されたときには(S31:
Yes )、次の糸色による縫製に関する情報がカラーディ
スプレイ10に表示される(S32)。
【0051】この情報としては、例えば、メッセージ
「2色目を縫製します」とか、「3色目を縫製します」
が表示される。そして、全ての刺繍領域の縫製処理が完
了して、縫製終了したときには(S31:No、S33:Yes
)、S2以降が繰り返して実行される。ところで、S1
3における模様名毎の付随データ表示において、例え
ば、図15に示すように、カラーバー表示領域10aを
設け、「色数」に対応する全ての色を、このカラーバー
表示領域10aに表示するようにしてもよい。
【0052】一方、メニュー画面表示中に、所望の模様
分類「動物や乗り物」の具象指定キー11fを操作して
選択したときには(S3・S4:Yes )、図16に示す
ように、多数の「動物」や「乗り物」に関する模様群が
マトリックス状に一覧表として表示されるので(S
6)、例えば、模様キー11rを操作して刺繍模様
「像」を選択したときには(S7)、図17に示すよう
に、刺繍模様「像」の模様形状と、その「像」に含まれ
る3つの色別模様部などを有する模様確認画面がカラー
ディスプレイ10に表示される(S8)。但し、この模
様確認画面の表示中に、編集画面表示を介して種々の編
集処理が施され、「戻る」キーが操作されたときにはS
6に戻る。
【0053】そして、S29〜S33が実行されて、前述し
たように、刺繍模様「像」が3色の刺繍糸により縫製処
理される。この場合、S32においては、糸色毎の刺繍縫
製が終了して一時的に停止する毎に(S31:Yes )、第
2色別模様部や第3色別模様部が順次先頭位置に移動し
て表示される。
【0054】ここで、カラーディスプレイ10を含みL
CDC20や表示制御などが表示手段に相当する。ま
た、個別作成制御の特にS41と一括作成制御の特にS54
及び59等が表示データ作成手段に相当し、フロッピーF
Dが表示データ記憶手段に相当する。個別作成制御の特
にS44と一括作成制御の特にS57等が模様形状表示制
御手段に相当し、個別作成制御の特にS42と一括作成制
御の特にS55等で書込み手段に相当する。また、模様選
択制御の特に20による刺繍模様の識別表示が模様指定手
段に相当し、一括作成制御の特にS50〜S52が模様一括
指定手段に相当する。
【0055】更に、フロッピーFDに各刺繍模様毎に記
憶されるセット状態の作成済みフラグFが指示データに
相当し、個別作成制御の特にS43と一括作成制御の特に
S56が指示データ作成手段に相当し、個別作成制御の特
にS46と一括作成制御の特にS58が禁止手段に相当す
る。
【0056】このように、複数の刺繍模様の模様名と縫
製データとを対応付けて記憶したフロッピーFDから模
様名を読み出してカラーディスプレイ10に一覧表とし
て表示する模様選択画面において、模様名キー11kで
指定した刺繍模様について、個別作成制御により、その
縫製データに基づいて、模様形状を表示する為の模様表
示データが作成されてフロッピーFDの所定の格納領域
に記憶されるので、模様形状で表示させたい刺繍模様だ
けを、休憩等の任意の時期に個別に指定することが可能
となり、縫製作業に影響を及ぼすようなことなく模様表
示データ作成が可能となる。
【0057】また、模様表示データを一度作成さえすれ
ば、その模様表示データは不揮発性のフロッピーFDに
記憶保持されていることから、次回以降においては、そ
の記憶されている模様表示データを有効に利用して、模
様形状を容易に且つ迅速に表示させることができ、更に
模様選択の操作性が向上する。また、模様表示データが
作成されている刺繍模様については、模様名の代わりに
模様形状が表示されるので、その表示された模様形状に
より刺繍模様を確認することができ、模様選択の操作性
が向上する。
【0058】また、一括作成制御により、模様表示デー
タを作成すべき複数の刺繍模様をまとめて指定するよう
にしたので、休憩時などで縫製作業に影響を及ぼすこと
なく模様表示データ作成が可能となり、しかもこのデー
タ作成処理の能率化を図ることができる。また、刺繍模
様の模様表示データが作成される毎に、セット状態の作
成済みフラグFが模様名と対応づけてフロッピーFDに
記憶されるので、この指示データにより、模様表示デー
タがすでに作成された刺繍模様については、模様表示デ
ータの再度に亙る作成処理を確実に禁止でき且つ防止す
ることができる。
【0059】尚、刺繍模様毎に作成した模様表示データ
をRAMに記憶させておく一方、縫製作業の終了に際し
て電源を遮断する前に、これらRAMに記憶させた模様
表示データを、フラッシュメモリ25やフロッピーFD
等の不揮発性メモリに一括して記憶させるようにしても
よい。また、作成した模様表示データに基づいて表示す
る模様形状については、赤系の色で表示することで、目
立つように表示するようにしてもよい。また、フロッピ
ーFDに記憶された複数の刺繍模様のうち、「動物」、
「花」、「乗り物」等の模様のジャンルを指定し、その
指定されたジャンルに含まれる複数の刺繍模様の全てに
ついて一括して模様表示データを作成するようにしても
よい。
【0060】また、外部記憶媒体として、書き換え可能
なEEPROMやCD−ROM、或いはDVD(デジタ
ル・ビデオ・ディスク)等の種々の媒体であってもよ
い。また、本発明は前記実施形態に限定して解釈される
べきではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に
おいて、前記実施形態の各部の制御に、既存の技術や当
業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあ
り得る。更に、本縫いミシン等の種々の電子制御ミシン
の状態指示装置に本発明を適用し得ることは勿論であ
る。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ディスプレイ
を含む表示手段を有し、複数の刺繍模様の模様名と縫製
データを記憶した外部記憶媒体から縫製データを読み出
し可能なミシンのデータ処理装置において、表示データ
作成手段と、表示データ記憶手段とを設けたので、外部
記憶媒体から読み出した縫製データから模様表示データ
を一度作成さえすれば、その模様表示データは表示デー
タ記憶手段に記憶保持されているので、次回以降におい
ては、その記憶されている模様表示データを有効に利用
して、模様形状を容易に且つ迅速に表示させることがで
き、更に模様選択の操作性が向上する。
【0062】ここで、前記複数の刺繍模様の模様名をデ
ィスプレイに表示させて模様選択する際に、前記表示デ
ータ記憶手段に模様表示データが存在する刺繍模様につ
いては模様名の代わりに模様形状を表示させる模様形状
表示制御手段を備えた場合には、模様表示データが既に
作成された刺繍模様については、模様名ではなくその模
様形状が表示されるので、その表示された模様形状によ
り刺繍模様を容易に確認することができ、模様選択の操
作性が向上する(請求項2)。
【0063】請求項3の発明によれば、ディスプレイを
含む表示手段を有し、複数の刺繍模様の模様名と縫製デ
ータを記憶した外部記憶媒体から縫製データを読み出し
可能なミシンのデータ処理装置において、表示データ作
成手段と、書込み手段とを設けたので、外部記憶媒体か
ら読み出した縫製データから模様表示データを一度作成
さえすれば、その模様表示データは外部記憶媒体に記憶
保持されているので、次回以降においては、その記憶さ
れている模様表示データを有効に利用して、模様形状を
容易に且つ迅速に表示させることができ、更に模様選択
の操作性が向上する。
【0064】ここで、前記表示データ作成手段に対し
て、模様表示データを作成すべき刺繍模様を指定する模
様指定手段を有する場合には、模様形状で表示させたい
刺繍模様だけを、休憩等の任意の時期に個別に指定する
ことが可能となり、縫製作業に影響を及ぼすようなこと
なく模様表示データ作成が可能となり、しかもこのデー
タ作成処理の能率化を図ることができる(請求項4)。
【0065】また、前記表示データ作成手段に対して、
模様表示データを作成すべき複数の刺繍模様をまとめて
指定する模様一括指定手段を有する場合には、模様形状
で表示させたい複数の刺繍模様を、休憩等の任意の時期
に一括して指定することが可能となり、縫製作業に影響
を及ぼすことなく模様表示データ作成が可能となり、し
かもこのデータ作成処理の能率化を図ることができる
(請求項5)。
【0066】また、前記表示データ作成手段により刺繍
模様の模様表示データが作成される毎に、その刺繍模様
の模様表示データ作成済みを指示する指示データを作成
して模様名と対応づけて記憶する指示データ作成手段を
有する場合には、模様表示データが作成された刺繍模様
については、指示データが模様名と対応づけて記憶され
るので、この指示データにより、作成済の刺繍模様に対
する再処理の実行を確実に防止することができる(請求
項6)。
【0067】また、前記表示データ作成手段により刺繍
模様の模様表示データが作成される毎に、その刺繍模様
の模様表示データ作成済みを指示する指示データを作成
して前記外部記憶媒体に模様名と対応づけて記憶させる
指示データ作成手段を有する場合には、模様表示データ
が作成された刺繍模様については、指示データが模様名
と対応づけて外部記憶媒体に記憶されるので、請求項6
と同様の効果を奏することができる(請求項7)。
【0068】また、前記指示データが作成された刺繍模
様については、模様表示データの作成を禁止する禁止手
段を設けた場合には、指示データが付加された刺繍名の
刺繍模様については、この禁止手段により、模様表示デ
ータの再度に亙る作成処理を禁止でき、作成済の刺繍模
様に対する再処理の実行を確実に防止することができる
(請求項8)。
【0069】また、前記外部記憶媒体には複数の刺繍模
様の縫製データに対応づけて模様名が記憶されるととも
に、表示データ作成手段で作成される模様表示データは
模様名と対応づけて記憶される場合には、外部記憶媒体
に記憶された縫製データを模様名で選択することができ
るとともに、模様表示データも模様名で選択することが
できる(請求項9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御ミシンの斜視
図である。
【図2】電子制御ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】模様データメモリのデータ構成を説明する図表
である。
【図4】フロッピーディスクに記録されたデータ構成を
説明する図表である。
【図5】模様選択制御のフローチャートの一部である。
【図6】模様選択制御のフローチャートの残部である。
【図7】個別作成制御のフローチャートである。
【図8】一括作成制御のフローチャートである。
【図9】メニュー選択画面の表示例を示す図である。
【図10】模様名表示画面の表示例を示す図である。
【図11】選択模様を確定したときの図8相当図であ
る。
【図12】セットされた作成済みフラグを有する図4相
当図である。
【図13】模様形状でされた図11相当図である。
【図14】作成された模様形状の表示例を示す図であ
る。
【図15】模様名の付随データを別形態で表示した表示
例を示す図である。
【図16】刺繍模様群の表示画面の表示例を示す図であ
る。
【図17】選択した刺繍模様とその色別模様部の表示例
を示す図である。
【符号の説明】
M 電子制御ミシン 10 カラー液晶ディスプレイ 22 CPU 23 ROM 24 RAM 29 ディスクドライブ装置 C 制御装置 FD フロッピーディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイを含む表示手段を有し、複
    数の刺繍模様の縫製データを記憶した外部記憶媒体から
    縫製データを読み出し可能なミシンのデータ処理装置に
    おいて、 前記外部記憶媒体から刺繍模様の縫製データを読み出し
    て模様形状をディスプレイに表示する為の模様表示デー
    タを作成する表示データ作成手段と、 前記表示データ作成手段が作成した刺繍模様の模様表示
    データを記憶保持する不揮発性の表示データ記憶手段
    と、 を備えたことを特徴とするミシンのデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の刺繍模様の模様名をディスプ
    レイに表示させて模様選択する際に、前記表示データ記
    憶手段に模様表示データが存在する刺繍模様については
    模様名の代わりに模様形状を表示させる模様形状表示制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のミシ
    ンのデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 ディスプレイを含む表示手段を有し、複
    数の刺繍模様の縫製データを記憶した外部記憶媒体から
    縫製データを読み出し可能なミシンのデータ処理装置に
    おいて、 前記外部記憶媒体から刺繍模様の縫製データを読み出し
    て模様形状をディスプレイに表示する為の模様表示デー
    タを作成する表示データ作成手段と、 前記表示データ作成手段が作成した模様表示データを受
    けて前記外部記憶媒体に記憶させる書込み手段と、 を備えたことを特徴とするミシンのデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示データ作成手段に対して、模様
    表示データを作成すべき刺繍模様を指定する模様指定手
    段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載のミシンのデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示データ作成手段に対して、模様
    表示データを作成すべき複数の刺繍模様をまとめて指定
    する模様一括指定手段を有することを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載のミシンのデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示データ作成手段により刺繍模様
    の模様表示データが作成される毎に、その刺繍模様の模
    様表示データ作成済みを指示する指示データを作成して
    記憶する指示データ作成手段を有することを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載のミシンのデータ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記表示データ作成手段により刺繍模様
    の模様表示データが作成される毎に、その刺繍模様の模
    様表示データ作成済みを指示する指示データを作成して
    前記外部記憶媒体に記憶させる指示データ作成手段を有
    することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のミ
    シンのデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記指示データが作成された刺繍模様に
    ついては、模様表示データの作成を禁止する禁止手段を
    設けたことを特徴とする請求項6又は7に記載のミシン
    のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記外部記憶媒体には複数の刺繍模様の
    縫製データに対応づけて模様名が記憶されるとともに、
    前記表示データ作成手段で作成される模様表示データは
    模様名と対応づけて記憶されることを特徴とする請求項
    1〜8の何れかに記載のミシンのデータ処理装置。
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