JP2000070570A - 刺繍ミシン用模様選択装置及び模様選択用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

刺繍ミシン用模様選択装置及び模様選択用プログラムを記録した記録媒体

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JP2000070570A
JP2000070570A JP10245484A JP24548498A JP2000070570A JP 2000070570 A JP2000070570 A JP 2000070570A JP 10245484 A JP10245484 A JP 10245484A JP 24548498 A JP24548498 A JP 24548498A JP 2000070570 A JP2000070570 A JP 2000070570A
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信太郎 ▲とみ▼田
Shintarou Tomita
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付随データを伴う模様名を選択操作し易く表
形式で表示すること、選択した模様名を表示を介して容
易に確認できること、また選択した模様名の付随データ
を表示を介して容易に確認できること。 【解決手段】 刺繍模様の模様名データとこれに対応さ
せた縫製データ及び縫目形成に関連する付随データとを
複数組記録したフロッピーディスクを装着して、模様選
択制御を実行することにより、模様名がカラーディスプ
レイ10に表形式で表示されるときに、「針数」や「色
数」などの付随データが、各模様名の行方向に接近させ
て表示され、各模様名の表示領域が行方向に大きい略矩
形状になり、付随データを伴う模様名を選択操作し易く
表形式で表示できることから、模様選択の操作性が向上
する。また、選択した模様名「BBB 」の表示領域が反転
により識別表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシン用模様
選択装置及び模様選択用プログラムを記録した記録媒体
に関し、特に模様名とこれに対応させた縫製データ及び
縫目形成に関連する付随データとを複数組記録した外部
記録媒体やデータ記憶メモリを用いた縫製処理に際し
て、模様名表示画面を介して模様名で選択する模様選択
制御を改善するようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用の電子制御式ミシンにおい
ては、刺繍枠を直交する2方向へ独立に移動駆動する刺
繍枠駆動機構を備え、ディスプレイを介して選択した所
望の刺繍模様の縫製データに基づいて、ミシンモータや
刺繍枠駆動機構を駆動することで、刺繍枠に取付けられ
た加工布に刺繍模様を複数色でカラフルに縫製できるよ
うになっている。そこで、本願出願人が提案した特開平
5−123471号公報や特許2561650号公報の
記載においては、制御装置に設けたROMや着脱可能な
ROMカードに、複数の刺繍模様の各々に関する模様デ
ータを格納しておき、模様選択に際して複数の刺繍模様
の具象を一覧表としてディスプレイに表示するようにし
ている。
【0003】即ち、模様データには、刺繍模様の具象を
表示するドットデータからなる具象表示データと、刺繍
縫製の為の縫製データなどが格納されており、模様選択
画面には、複数の具象が「動物」や「花」や「乗り物」
などの種類別に一覧表として表示される。そこで、操作
者はディスプレイの前面のタッチキーを操作して所望の
刺繍模様を選択でき、起動スイッチを操作することで、
その選択した刺繍模様が刺繍枠に取付けた加工布に縫製
されていくようになっいてる。
【0004】また、特開平5−76671号公報に記載
の「刺繍処理システム」においては、1台の刺繍処理コ
ントローラと、4台の刺繍機とを通信ラインで夫々接続
し、コントローラに設けたフロッピーディスクドライブ
に装着したフロッピーディスクから、各刺繍機で縫製す
る刺繍模様の画像データとファイル名とが、図20に示
すように、コントローラのディスプレイに分割表示され
る。そして、縫製開始キーの操作で縫製処理が実行され
る。
【0005】ところで、制御装置のROMやROMカー
ド、特開平5−76671号公報に記載のフロッピーデ
ィスクに、複数種類の具象のドットデータからなる具象
表示データを記憶する場合、これらROMやROMカー
ドやフロッピーディスクなどの記憶媒体の記憶容量が大
きくなり、ROMが大型化又は個数が増加してコスト高
になること、ROMカードやフロッピーディスクの記憶
媒体の記憶容量が規定されている場合には、収容する模
様数が少なくなり、模様単価が高くなること、などの問
題がある。
【0006】そこで、本願出願人は、特開平7−100
276号公報において、作成したオリジナルの縫製デー
タと、これに対応させたタイトルや作成者などの付随デ
ータを対応付けて複数組記憶するようにして、記憶デー
タ量の削減によりコストの低減化を図り、刺繍模様選択
時の模様選択画面には、予め記憶した刺繍模様の模様名
を一覧表で表示し、この一覧表から所望の刺繍模様を選
択するようにした縫製データ処理装置を提案した。
【0007】尚、参考までに、特開昭63−13958
7号公報に記載の「刺繍模様作成装置」には、最初に表
示されるメニュー画面1において、選択する字体の種類
「スタイル1〜スタイル10」がカタカナにより表形式
で表示される。また、特開平4−288190号公報に
記載の「刺繍ミシン」には、縫製データと種々のパラメ
ータのデータとを対応づけたファイル名を複数記憶して
おき、模様選択画面にこれら複数のファイル名が表形式
で表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、RO
Mカードやフロッピーディスクなどの記録媒体に、模様
名データとこれに対応する縫製データを格納するように
し、特開平7−100276号公報に記載のように、こ
れらROMカードやフロッピーディスクなどの記録媒体
に格納されている刺繍模様の模様名と、これに対応する
作成者などの付随データとを1行表示する場合には、こ
れら模様名と付随データとが横方向に長く表示されて、
各模様名の表示領域が細長くなることから、模様選択の
操作性が劣るという問題がある。
【0009】そこで、各模様の付随データを省いて、模
様名だけを小型の表示領域により表形式で表示させるこ
とで、より多くの模様名を見やすく表示でき、選択操作
の操作性を向上させることが考えられるが、付随データ
を画面で確認できないという問題がある。更に、このよ
うに、各模様名の表示領域を小型化して、より多くの模
様名を模様名表示画面に表形式で表示させた場合、特
に、ディスプレイの前面に設けたタッチキーにより模様
選択する場合には、所望の模様名を選択できたのか、或
いは隣接する模様名を間違って選択したのか、つまり選
択模様名を確認できないという問題がある。
【0010】本発明の目的は、付随データを伴う模様名
を選択操作し易く表形式で表示すること、選択した模様
名を表示を介して容易に確認できること、また選択した
模様名の付随データを表示を介して容易に確認できるこ
と、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の刺繍ミシン用
模様選択装置は、ディスプレイを含む表示手段を備え、
ディスプレイを介して刺繍模様を選択可能な刺繍ミシン
用模様選択装置において、刺繍模様の模様名データとこ
れに対応させた縫製データ及び縫目形成に関連する付随
データとを複数組記録した外部記録媒体から模様名デー
タとこれに対応する付随データを順々に読み込むデータ
読込み手段と、読み込んだ複数の模様名データと付随デ
ータとに基づいて、模様名を表示手段のディスプレイに
表形式で表示させるとともに、付随データを各模様名の
行方向に接近させて表示させる模様名表示制御手段とを
備えたものである。
【0012】外部記録媒体には、刺繍模様の模様名デー
タとこれに対応させた縫製データ及び縫目形成に関連す
る付随データとが複数組記録されているので、データ読
込み手段により、外部記録媒体から模様名データとこれ
に対応する付随データが順々に読み込まれると、模様名
表示制御手段は、その読み込んだ複数の模様名データと
付随データとに基づいて、模様名を表示手段のディスプ
レイに表形式で表示させるとともに、付随データを各模
様名の行方向に接近させて表示させる。
【0013】請求項2の刺繍ミシン用模様選択装置は、
請求項1の発明において、前記模様名表示制御手段によ
り表示された複数の模様名から刺繍模様を選択する為の
模様選択手段と、前記模様選択手段により選択された模
様名及びその表示領域の少なくとも一方を識別表示させ
る識別表示制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】この場合、模様選択手段により、模様名表
示制御手段を介して表示された複数の模様名から刺繍模
様が選択されたとき、識別表示制御手段は、模様選択手
段により選択された模様名及びその表示領域の少なくと
も一方を、反転表示させたり、特定の色で表示させた
り、点滅表示させるなどして識別表示させる。その他請
求項1と同様の作用を奏する。
【0015】請求項3の刺繍ミシン用模様選択装置は、
ディスプレイを含む表示手段を備え、ディスプレイを介
して刺繍模様を選択可能な刺繍ミシン用模様選択装置に
おいて、刺繍模様の模様名データとこれに対応させた縫
製データ及び縫目形成に関連する付随データとを複数組
記録した外部記録媒体から模様名データとこれらに対応
する付随データを順々に読み込むデータ読込み手段と、
読み込んだ複数の模様名データに基づいて、模様名を表
示手段のディスプレイに表形式で表示させる模様名表示
制御手段と、模様名表示制御手段により表示された複数
の模様名から刺繍模様を選択する為の模様選択手段と、
模様選択手段により選択された模様名に対応する付随デ
ータをディスプレイの模様名表示画面に表示させる付随
データ表示制御手段とを備えたものである。
【0016】外部記録媒体には、刺繍模様の模様名デー
タとこれに対応させた縫製データ及び縫目形成に関連す
る付随データとが複数組記録されているので、データ読
込み手段により、外部記録媒体から模様名データとこれ
らに対応する付随データを順々に読み込まれると、模様
名表示制御手段は、その読み込んだ複数の模様名データ
に基づいて、模様名を表示手段のディスプレイに表形式
で表示させる。このとき、模様選択手段により、模様名
表示制御手段により表示された複数の模様名から刺繍模
様が選択されたとき、付随データ表示制御手段は、模様
選択手段により選択された模様名に対応する付随データ
をディスプレイの模様名表示画面に表示させる。
【0017】請求項4の刺繍ミシン用模様選択装置は、
請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記付随デ
ータは、縫目形成における少なくとも針数、色数、縫製
時間のデータを含んでいることを特徴とするものであ
る。この場合、模様名選択時に、模様名と同時に、縫目
形成における少なくとも針数、色数、縫製時間を表示を
介して分かるので、縫い上がりの様子が容易に分かり、
縫製作業が円滑化する。その他請求項1〜3の何れか1
項と同様の作用を奏する。
【0018】請求項5の刺繍ミシン用模様選択装置は、
請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記外部記
録媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする
ものである。この場合、外部記録媒体はフロッピーディ
スクなので、パーソナルコンピュータなどからなる各種
の縫製データ作成編集装置で作成したデータを簡単に書
込みできるとともに、フロッピーディスクドライブに装
着するたけで、フロッピーディスクに書き込まれたデー
タを簡単に読み出すことができる。その他請求項1〜4
の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0019】請求項6の模様選択用プログラムを記録し
た記録媒体は、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺
繍ミシン用模様選択装置でディスプレイを介して刺繍模
様を選択する模様選択用プログラムを記録した記録媒体
であって、刺繍模様の模様名データとこれに対応させた
縫製データ及び縫目形成に関連する付随データとを複数
組記録したデータ記憶メモリと、データ記憶メモリから
模様名データとこれに対応する付随データを順々に読み
込むデータ読込みルーチンと、読み込んだ複数の模様名
データと付随データとに基づいて、模様名を表示手段の
ディスプレイに表形式で表示させるとともに、付随デー
タを各模様名の行方向に接近させて表示させる模様名表
示制御ルーチンとを含むものである。
【0020】即ち、模様選択用プログラムを記録した記
録媒体は、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍ミ
シン用模様選択装置でディスプレイを介して刺繍模様を
選択する模様選択用プログラムを記録した記録媒体であ
って、データ記憶メモリと、データ読込みルーチンと、
模様名表示制御ルーチンとを含むので、これらデータ記
憶メモリとデータ読込みルーチンと模様名表示制御ルー
チンとを含む模様選択用プログラムを記録した記録媒体
を、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍ミシン用
模様選択装置に装着することで、請求項1と同様に作用
する。
【0021】請求項7の模様選択用プログラムを記録し
た記録媒体は、請求項6の発明において、前記模様名表
示制御ルーチンにより表示された複数の模様名から刺繍
模様を選択する為の模様選択ルーチンと、模様選択ルー
チンにより選択された模様名及びその表示領域の少なく
とも一方を識別表示させる識別表示制御ルーチンとを含
むことを特徴とするものである。
【0022】この場合、模様選択用プログラムを記録し
た記録媒体は、模様選択ルーチンと、識別表示制御ルー
チンとを含むので、これら模様選択ルーチンと識別表示
制御ルーチンとを含む模様選択用プログラムを記録した
記録媒体を、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍
ミシン用模様選択装置に装着することで、請求項2と同
様に作用する。その他請求項6と同様の作用を奏する。
【0023】請求項8の模様選択用プログラムを記録し
た記録媒体は、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺
繍ミシン用模様選択装置でディスプレイを介して刺繍模
様を選択する模様選択用プログラムを記録した記録媒体
であって、刺繍模様の模様名データとこれに対応させた
縫製データ及び縫目形成に関連する付随データとを複数
組記録したデータ記憶メモリと、データ記憶メモリから
模様名データとこれらに対応する付随データを順々に読
み込むデータ読込みルーチンと、読み込んだ複数の模様
名データに基づいて、模様名を表示手段のディスプレイ
に表形式で表示させる模様名表示制御ルーチンと、模様
名表示制御ルーチンにより表示された複数の模様名から
刺繍模様を選択する為の模様選択ルーチンと、模様選択
ルーチンにより選択された模様名に対応する付随データ
をディスプレイの模様名表示画面に表示させる付随デー
タ表示制御ルーチンとを含むものである。
【0024】即ち、模様選択用プログラムを記録した記
録媒体は、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍ミ
シン用模様選択装置でディスプレイを介して刺繍模様を
選択する模様選択用プログラムを記録した記録媒体であ
って、データ記憶メモリと、データ読込みルーチンと、
模様名表示制御ルーチンと、模様選択ルーチンと、付随
データ表示制御ルーチンとを含むので、これらデータ記
憶メモリとデータ読込みルーチンと模様名表示制御ルー
チンと模様選択ルーチンと付随データ表示制御ルーチン
とを含む模様選択用プログラムを記録した記録媒体を、
ディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍ミシン用模様
選択装置に装着することで、請求項3と同様に作用す
る。
【0025】請求項9の模様選択用プログラムを記録し
た記録媒体は、請求項6〜8の何れか1項の発明におい
て、前記付随データは、縫目形成における少なくとも針
数、色数、縫製時間のデータを含んでいることを特徴と
するものである。この場合、付随データは、縫目形成に
おける少なくとも針数、色数、縫製時間のデータを含ん
でいるので、請求項4と同様に作用する。その他請求項
6〜8の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、刺繍枠駆動装
置(所謂、刺繍装置)を着脱可能に装着することで、実
用模様に加えて種々の刺繍模様の縫製が可能な電子制御
式ミシンに本発明を適用した場合の例である。電子制御
式ミシンMは、図1に示すように、ミシンベッド部1
と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚
柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延
びるアーム部3を有する。
【0027】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針6と協働す
る糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられている。
脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺繍模
様の模様データ(縫製データと模様表示データ)を記録
したROMカード40を、内部のカード用コネクタ13
(図2参照)に接続する為のカード用スロット2aが形
成されるとともに、フロッピーディスクドライブ29
(図2参照)にフロッピーディスクFDを装着する為の
ディスク用スロット2bが形成されている。
【0028】アーム部3には、下端に縫針6を装着した
針棒5を上下動させる針棒駆動機構、針棒5を布送り方
向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示
略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天
秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、送り歯
上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモ
ータ17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッ
ピングモータ18で駆動され、送り歯前後動機構は送り
歯前後駆動用ステッピングモータ19で駆動される(図
2参照)。アーム部3の頭部4には、縫製作業の起動と
停止を指令する起動・停止スイッチ12が設けられてい
る。
【0029】アーム部3の前面には大型でカラーの液晶
ディスプレイ(以下、単にカラーディスプレイと言う)
10が設けられ、このカラーディスプレイ10には、実
用模様や刺繍模様等の種々の縫目模様や各種の機能名、
更には模様名や種々のメッセージ等が表示される。この
カラーディスプレイ10の前面には、複数の刺繍模様や
模様名や機能を示す機能名の表示位置の各々に対応させ
て、透明電極からなるタッチキー11がマトリックス状
に設けられている。即ち、所望の刺繍模様の選択や機能
の指示を、これら刺繍模様や模様名や機能名に対応する
タッチキー11を押圧操作することで実現することがで
きる。
【0030】前記ベッド部1の左端側部分には、通称フ
リーアームと称されるフリーベッド部が形成され、この
フリーベッド部に刺繍枠駆動機構(刺繍装置)30が着
脱可能に装着される。刺繍枠駆動機構30は、その本体
ケース30aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠3
1と、刺繍枠31をY方向(前後方向)へ駆動するY方
向駆動機構を内蔵したY方向駆動部32と、このY方向
駆動部32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動
機構であって本体ケース30a内に収容されたX方向駆
動機構とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピ
ングモータ33で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステ
ッピングモータ34で駆動される(図2参照)。
【0031】刺繍枠駆動機構30がフリーベッド部に装
着されると、第1,第2ステッピングモータ33,34
が、コネクタ14を介してミシンMの制御装置Cに電気
的に接続され、制御装置Cにより第1,第2ステッピン
グモータ33,34が駆動制御され、加工布がセットさ
れた刺繍枠31をX方向とY方向とに独立に移動駆動し
つつ刺繍縫製できるようになっている。次に、電子制御
式ミシンMの制御系について説明する。
【0032】図2に示すように、制御装置Cは、入力イ
ンターフェース21と、CPU22とROM23及びR
AM24と電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュ
メモリ25とを含むコンピュータと、フロッピーディス
クドライブ(FDD)29を駆動するフロッピーディス
クコントローラ(FDC)28と、出力インターフェー
ス26と、これらを接続するデータバスなどのバス27
とを有する。入力インターフェース21には、起動・停
止スイッチ12と、タッチキー11と、ミシン主軸の複
数の回転位相を検出するタイミング信号発生器16など
が接続されている。
【0033】出力インターフェース26には、これらモ
ータ17〜19と、カラーディスプレイ(LCD)10
の為のディスプレイコントローラ(LCDC)20と、
刺繍枠駆動機構30の第1,第2ステッピングモータ3
3,34がコネクタ14を介して接続されている。ま
た、前記ROMカード40のROM41はコネクタ13
を介してバス27に接続されるとともに、FDC28も
バス27に接続されている。
【0034】前記ROM23には、実用模様を縫製する
縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラムに加え
て、選択した刺繍模様に対してカラーディスプレイ10
を介して拡大や縮小や回転等の編集処理を施す編集処理
と、選択された刺繍模様を刺繍縫製する刺繍縫製処理と
を含む模様選択編集縫製制御の制御プログラム、本願特
有の後述の模様選択制御の制御プログラム等が予め格納
されている。
【0035】更に、ROM23には、刺繍模様の模様名
やこれに付随する「針数」や「色数」等の付随データを
表示する為に、縦寸法が10pt(約3.6mm)であるアル
ファベット表示用フォントデータと、縦寸法が15pt
(約5.4mm)であるアルファベット表示用フォントデータ
と、縦寸法が27pt(約10mm) であるアルファベット
表示用フォントデータとが、アルファベット文字のコー
ドデータと対応付けて格納されている。
【0036】更に、ROM23の模様データメモリ23
aには、図3に示すように、数字やアルファベットの文
字模様の各々に関する表示データとその縫製データとか
らなる文字模様データ、複数の実用模様の各々に関する
表示データとその縫製データとからなる実用模様デー
タ、比較的使用頻度の高い多数の刺繍模様(第1刺繍模
様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様デ
ータが格納され、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍
模様の種類別にグループ分けし模様番号を付して格納さ
れている。
【0037】即ち、各刺繍模様の模様データは同様の構
成なので、第1刺繍模様の模様データについて説明する
と、図3に示すように、模様データには、刺繍模様と刺
繍模様に含まれる複数の色別模様部を表示する為の模様
表示データと、刺繍縫製の為の縫製データと、図7、図
11に示す模様選択に関連する画面表示の為の表示情報
を始め、図12に示すように、選択された刺繍模様や色
別刺繍領域以外の文字や数字や記号などを含む縫製中の
縫製時表示情報などの付随情報を表示する為の付随情報
表示データとが区別して格納されている。
【0038】第1刺繍模様の模様表示データとしては、
例えば図12に示す「象」の刺繍模様の場合、第1〜第
3色別模様部と、各色別模様部の外周部を囲む矩形枠と
を表示する為に、矩形枠のビットデータ(ドットデー
タ)と、第1〜第3色別模様部のビットデータとが格納
されている。また、縫製データとして、例えば3色用の
ときには、第1〜第3色別模様部の3色分の縫製データ
が格納されている。また、付随情報の表示データとして
は、種々の表示画面の際に表示する文字や機能名の為の
表示データが格納されている。ここで、各色別模様部毎
の縫製データには、糸替えの為の停止コードSCと縫製
時間のデータとが夫々格納され、最終の縫製データには
終了コードECが追加的に格納されている。
【0039】ところで、ROMカード40としては、模
様種類毎に複数枚分準備されており、これらROMカー
ド40のROM41にはROM23と同様に、比較的使
用頻度の低い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍
模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様データが格納さ
れ、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様の種類別
にグループ分けし模様番号を付して格納されている(図
3参照)。
【0040】前記RAM24の模様名メモリ24aに
は、フロッピーディスクFDから読み込まれた複数の模
様名のデータが格納される。縫製データメモリ24bに
は、選択された刺繍模様の縫製データが格納される。更
に、RAM24には、前述した各種の制御に必要なメモ
リ類(フラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジス
タやバッファ等)が設けられている。ここで、フロッピ
ーディスクFDには、図4に示すように、縫目模様の為
の縫製データ以外に、各種のデータが格納されている。
【0041】即ち、システム領域には、各種のデータを
記録する記録型式を規定する「2DD」や「2HD」な
どのデータ、ボリュームラベル「FLOWER」、収容模様数
「22」などの管理データに加えて、刺繍模様毎に、
「模様名」とこれに付随する「拡張子」に関する模様名
データと、これに対応させた記録日時、データ領域にお
ける縫製データ格納アドレス、ファイル長及び縫目形成
に関連する付随データとが格納されている。ここで、拡
張子は「.HUS」のように、模様名やその他のファイル名
に付随させて、模様名やファイル名の種類を表してい
る。
【0042】また、付随データには、縫目数に対応する
「針数」のデータ、使用する刺繍糸の「色数」のデー
タ、その「色数」に対応する「色名」のデータが格納さ
れている。一方、データ領域には、刺繍模様毎に、縫製
データ格納アドレスで指示される先頭アドレスから、刺
繍模様を形成する為の縫製データ、つまりステッチデー
タが格納されている。ここで、この縫製データが複数の
異なる糸色で縫製するような場合には、糸替えの為の停
止コードが適宜設けられている。
【0043】次に、制御装置Cで実行される模様選択制
御のルーチンについて、図7〜図10のフローチャート
に基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=1、
2、3・・・)は各ステップを示すものである。電源の
投入によりこの制御が開始されると、先ず、RAM24
の各メモリをクリアする等の初期化処理が実行され(S
1)、模様の種類(分類)を指定する為のメニュー画面
がカラーディスプレイ10に表示される(S2)。
【0044】例えば、図7に示すように、かな文字やア
ルファベットの文字模様を書体に応じて選択する文字指
定キー11a〜11d、実用模様を選択する実用指定キ
ー11e、具象模様を選択する具象指定キー11f〜1
1h、更には、装着されているROMカード27に記録
されている刺繍模様を選択するカード指定キー11i、
装着されているフロッピーディスクFDに記録されてい
る刺繍模様を選択するフロッピー指定キー11jを含む
メニュー画面が表示される。
【0045】そこで、フロッピーディスクFDに記録さ
れている刺繍模様を選択する為に、フロッピー指定キー
11jを操作したときには(S3:Yes 、S4:No、S
5:Yes )、フロッピーディスクFDから模様名のデー
タと、これに対応する付随データとが読み込まれ、模様
名メモリ24aに書込まれる(S10)。次に、模様名メ
モリ24aの複数の模様名について、アルファベットの
配列に基づく模様名の順に並べる模様名順ソート処理が
実行され、そのソート処理後の模様名がファイル名メモ
リ24aに更新して格納され(S11)、カラーディスプ
レイ10には、そのソート処理された模様名が一覧表に
より表示され(S12)、更に模様名毎に付随データが表
示される(S13)。
【0046】例えば、図8に示すように、カラーディス
プレイ10には、フロッピーディスクFDに記録されて
いる複数の模様名のうちの先頭部分の模様名「AAA 」、
「AAB 」、「BBB 」・・・が、例えば、15ptの表示
用フォントにより、横方向に2列に並べた表形式で表示
されるとともに、各模様名毎に、「針数」と「色数」と
が、夫々行方向に接近させて表示される。更に、「名前
順」や「針数順」などでソート処理するソート用機能
名、「戻る」や「確定」などの機能名が表示される。こ
のとき、右下がり斜線で示す模様名「.AAA」、「.CA
C」、「.DEA」・・の表示領域が、例えば「青」でカラ
ー表示されるとともに、左下がり斜線で示す模様名「.A
AB」、「.BBB」、「.EEB」・・の表示領域が、例えば
「緑」でカラー表示される。
【0047】次に、所望の模様名に対応する模様名キー
11を押圧操作したときには(S14:Yes )、その操作
された模様名キー11に対応する模様名が反転表示され
る(S18)。例えば、図9に示すように、模様名キー1
1kにより模様名「BBB 」を選択したときには、「針
数」や「色数」の表示を含む模様名「BBB 」の表示領域
において、模様名を白抜きにする反転表示により識別表
示される。ここで、この反転表示以外に、別の表示色と
して、例えば「赤」などの刺激的な色により識別表示さ
せたり、点滅表示させるようにしてもよい。
【0048】ところで、「名前順ソート」や「針数順ソ
ート」などのソートキー11mが操作されたときには
(S14:No、S15:Yes )、操作されたソートキー11
mに対応するソート処理が実行され(S19)、そのソー
ト処理後の模様名が表形式でカラーディスプレイ10に
表示される(S20)。
【0049】一方、「戻る」キー11nが操作されたと
きには(S14〜S15:No、S16:Yes )、S2以降が実
行される。ところで、「確定」キー11oが操作された
ときには(S14〜S16:No、S17:Yes )、識別表示さ
れている模様名の模様選択が確定され、その確定した刺
繍模様の縫製データがフロッピーディスクFDから読み
込まれ、縫製データメモリ24bに格納され(S21)、
その縫製データに基づいて演算で求めた縫目模様がカラ
ーディスプレイ10に表示される(S22)。ここで、
「前ページ」キーや「次ページ」キーなどのその他の機
能キーが操作されたときには(S14〜S17:No)、その
操作された機能キーに対応する処理が実行される(S2
8)。
【0050】次に、起動・停止スイッチ12の操作によ
り縫製処理が開始されたときには(S23:Yes )、縫製
処理を開始するように指令される(S24)。その結果、
縫製制御により、縫製データメモリ24bから1針分ず
つのステッチデータを読み込むことで縫製処理が実行さ
れる(S24、S25・S27:No)。そして、縫製途中にお
いて、糸切れが発生したり、起動・停止スイッチ12の
操作で縫製を停止するとき、又は糸替えの為の停止コー
ドSC等により一時的に縫製が停止されたときには(S
25:Yes )、次の糸色による縫製に関する情報がカラー
ディスプレイ10に表示される(S26)。この情報とし
ては、例えば、メッセージ「2色目を縫製します」と
か、「3色目を縫製します」が表示される。
【0051】そして、全ての刺繍領域の縫製処理が完了
して、縫製終了したときには(S25:No、S27:Yes
)、S2以降が繰り返して実行される。ところで、S1
3における模様名毎の付随データ表示において、例え
ば、図10に示すように、カラーバー表示領域10aを
設け、「色数」に対応する全ての色を、このカラーバー
表示領域10aに表示するようにしもよい。
【0052】一方、メニュー画面表示中に、所望の模様
分類「動物や乗り物」の具象指定キー11fを操作して
選択したときには(S3・S4:Yes )、図11に示す
ように、多数の「動物」や「乗り物」に関する模様群が
マトリックス状に一覧表として表示されるので(S
6)、例えば、模様キー11pを操作して刺繍模様「パ
ンダ」を選択したときには(S7)、図12に示すよう
に、刺繍模様「パンダ」と、その「パンダ」に含まれる
3つの色別模様部などを有する模様確認画面がカラーデ
ィスプレイ10に表示される(S8)。但し、この模様
確認画面の表示中に、「戻る」キーが操作されたときに
は、S6に戻る。
【0053】そして、S23〜S27が実行されて、前述し
たように、刺繍模様「パンダ」が3色の刺繍糸により縫
製処理される。この場合、S26においては、糸色毎の刺
繍縫製が終了して一時的に停止する毎に(S25:Yes
)、第2色別模様部や第3色別模様部が順次先頭位置
に移動して表示される。ところで、図13に示すよう
に、前記模様選択制御を部分的に変更し、S13を省略す
るとともに、S30を追加して、選択した模様名の付随デ
ータを表示するようにしてもよい。
【0054】即ち、S11において、模様名順でソート処
理された後、模様名だけが表形式で表示される(S1
2)。そして、模様名キーの操作により選択された模様
名の表示領域が識別表示されたときに(S14:Yes 、S
18)、その選択された模様名の付随データだけが表示さ
れる(S30)。例えば、図14に示すように、模様名
「AAA 」、「AAB 」、「BBB 」・・・が表形式で表示さ
れ、模様名「BBB 」が選択されたときには、その模様名
「BBB 」の「針数:3200」と「色数:14」とが別の模
様情報表示領域10bに表示される。この場合には、極
力数多くの模様名を模様名表示画面に表形式で表示でき
る上、選択された模様名に対応する付随データを模様名
表示画面に同時に表示させることができる。
【0055】ここで、カラーディスプレイ10やLCD
C20などで表示手段が構成され、模様選択制御の特に
S10や制御装置Cなどでデータ読込み手段やデータ読込
みルーチンが構成され、図5の模様選択制御における特
にS12、S13や制御装置Cなどで模様名表示制御手段
(請求項1)や模様名表示制御ルーチン(請求項6)が
構成され、図13の模様選択制御における特にS12や制
御装置Cなどで模様名表示制御手段(請求項3)や模様
名表示制御ルーチン(請求項8)が構成され、模様選択
制御の特にS14や制御装置Cなどで模様選択手段や模様
選択ルーチンが構成され、図13に示す模様選択制御の
特にS30や制御装置Cなどで付随データ表示制御手段や
付随データ表示制御ルーチンが構成されている。
【0056】このように、刺繍模様の模様名データとこ
れに対応させた縫製データ及び縫目形成に関連する付随
データとを複数組記録したフロッピーディスクFDをF
DD29に装着して、模様選択制御を実行することによ
り、模様名がカラーディスプレイ10に表形式で表示さ
れるときに、「針数」や「色数」などの付随データが、
各模様名の行方向に接近させて表示され、各模様名の表
示領域が行方向に大きい略矩形状になり、付随データを
伴う模様名を選択操作し易く表形式で表示できることか
ら、模様選択の操作性が向上する。
【0057】また、模様名表示画面に表形式で表示され
た複数の付随データ付き模様名から、模様名キーを操作
して選択されたとき、その選択された模様名の表示領域
が、白抜きされたり、別の表示色などにより識別表示さ
れるので、この識別表示を介して選択模様を容易に確認
することができる。一方、模様名だけが表形式で表示さ
れた模様名表示画面において、模様名キーを操作して選
択されたとき、その選択された模様名に対応する付随デ
ータがその模様名表示画面の専用表示領域に表示される
ので、極力数多くの模様名を模様名表示画面に表形式で
表示できる上、選択された模様名に対応する付随データ
を模様名表示画面に同時に表示させることができる。
【0058】ここで、前記フロッピーディスクFDに、
ROM23に設けた模様選択制御の制御プログラムを追
加的に記録し、この模様選択制御プログラムを記録した
フロッピーディスクFDを刺繍ミシン用模様選択装置に
装着して用いることができ、この場合、このフロッピー
ディスクFDが本発明の模様選択用プログラムを記録し
た記録媒体に相当する。また、記録媒体は、RAMカー
ド、CD−ROM、ROMカードやレーザディスク等で
あってもよい。
【0059】尚、模様名表示画面において選択された模
様名自体を識別表示させてもよく、また、カラーディス
プレイ10に代えて、白黒のディスプレイを設け、選択
された模様名又はその表示領域を識別表示させるように
してもよい。また、付随データに、縫製時間などの縫目
形成に関連する種々のデータを追加して格納し、模様名
と同時に、「針数」や「色数」だけでなく、「色名」や
「縫製時間」など、複数の付随データを表示させるよう
にしてもよい。
【0060】また、本発明は前記実施形態に限定して解
釈されるべきではなく、本発明の技術的思想を逸脱しな
い範囲において、前記実施形態の各部の制御に、既存の
技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加える
こともあり得る。更に、刺繍ミシンとは別体に設けられ
た各種の刺繍ミシン用模様選択装置に本発明を適用し得
ることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ディスプレイ
を含む表示手段を備え、ディスプレイを介して刺繍模様
を選択可能な刺繍ミシン用模様選択装置において、デー
タ読込み手段と、模様名表示制御手段とを設けたので、
模様名がディスプレイに表形式で表示されるときに、付
随データが各模様名の行方向に接近させて表示され、各
模様名の表示領域が行方向に大きい略矩形状になり、付
随データを伴う模様名を選択操作し易く表形式で表示で
きることから、模様選択の操作性が向上する。
【0062】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、模様選択手段と、識別表示制御手段
とを設けたので、選択された模様名及びその表示領域の
少なくとも一方の識別表示を介して、選択模様を容易に
確認することができる。
【0063】請求項3の発明によれば、ディスプレイを
含む表示手段を備え、ディスプレイを介して刺繍模様を
選択可能な刺繍ミシン用模様選択装置において、データ
読込み手段と、模様名表示制御手段と、模様選択手段
と、付随データ表示制御手段とを設けたので、極力数多
くの模様名を模様名表示画面に表形式で表示できる上、
選択された模様名に対応する付随データを模様名表示画
面に同時に表示させることができる。
【0064】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記付随データ
は、縫目形成における少なくとも針数、色数、縫製時間
のデータを含んでいるので、模様名選択時に、模様名と
同時に、縫目形成における少なくとも針数、色数、縫製
時間が表示を介して分かるり、縫い上がりの様子が容易
に分かり、縫製作業の円滑化が図れる。
【0065】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記外部記録媒体
は、フロッピーディスクであるので、パーソナルコンピ
ュータなどからなる各種の縫製データ作成編集装置で作
成したデータを簡単に書込みできるとともに、フロッピ
ーディスクドライブに装着するたけで、フロッピーディ
スクに書き込まれたデータを簡単に読み出すことができ
る。
【0066】請求項6の発明によれば、模様選択用プロ
グラムを記録した記録媒体は、ディスプレイを含む表示
手段を備えた刺繍ミシン用模様選択装置でディスプレイ
を介して刺繍模様を選択する模様選択用プログラムを記
録した記録媒体であって、データ記憶メモリと、データ
読込みルーチンと、模様名表示制御ルーチンとを含むの
で、これらデータ記憶メモリとデータ読込みルーチンと
模様名表示制御ルーチンとを含む模様選択用プログラム
を記録した記録媒体を、ディスプレイを含む表示手段を
備えた刺繍ミシン用模様選択装置に装着することで、請
求項1と同様の効果を奏する。
【0067】請求項7の発明によれば、請求項6と同様
の効果を奏するが、模様選択用プログラムを記録した記
録媒体は、模様選択ルーチンと、識別表示制御ルーチン
とを含むので、これら模様選択ルーチンと識別表示制御
ルーチンとを含む模様選択用プログラムを記録した記録
媒体を、ディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍ミシ
ン用模様選択装置に装着することで、請求項2と同様の
効果を奏する。
【0068】請求項8の発明によれば、模様選択用プロ
グラムを記録した記録媒体は、ディスプレイを含む表示
手段を備えた刺繍ミシン用模様選択装置でディスプレイ
を介して刺繍模様を選択する模様選択用プログラムを記
録した記録媒体であって、データ記憶メモリと、データ
読込みルーチンと、模様名表示制御ルーチンと、模様選
択ルーチンと、付随データ表示制御ルーチンとを含むの
で、これらデータ記憶メモリとデータ読込みルーチンと
模様名表示制御ルーチンと模様選択ルーチンと付随デー
タ表示制御ルーチンとを含む模様選択用プログラムを記
録した記録媒体を、ディスプレイを含む表示手段を備え
た刺繍ミシン用模様選択装置に装着することで、請求項
3と同様の効果を奏する。
【0069】請求項9の発明によれば、請求項6〜8の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記付随データ
は、縫目形成における少なくとも針数、色数、縫製時間
のデータを含んでいるので、請求項4と同様の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式ミシンの斜
視図である。
【図2】電子制御式ミシンの制御系のブロック図であ
る。
【図3】模様データメモリのデータ構成を説明する図表
である。
【図4】フロッピーディスクに記録されたデータ構成を
説明する図表である。
【図5】模様選択制御のフローチャートの一部である。
【図6】模様選択制御のフローチャートの残部である。
【図7】メニュー選択画面の表示例を示す図である。
【図8】模様名表示画面の表示例を示す図である。
【図9】選択模様を確定したときの図8相当図である。
【図10】模様名の付随データを別形態で表示した表示
例を示す図である。
【図11】刺繍模様群の表示画面の表示例を示す図であ
る。
【図12】選択した刺繍模様とその色別模様部の表示例
を示す図である。
【図13】変更形態に係る模様選択制御のフローチャー
トの一部である。
【図14】選択した模様名の付随データを専用の表示領
域に表示した表示例を示す図である。
【符号の説明】
M 電子制御式ミシン 10 カラー液晶ディスプレイ 22 CPU 23 ROM 24 RAM C 制御装置 FD フロッピーディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイを含む表示手段を備え、デ
    ィスプレイを介して刺繍模様を選択可能な刺繍ミシン用
    模様選択装置において、 刺繍模様の模様名データとこれに対応させた縫製データ
    及び縫目形成に関連する付随データとを複数組記録した
    外部記録媒体から模様名データとこれに対応する付随デ
    ータを順々に読み込むデータ読込み手段と、 前記読み込んだ複数の模様名データと付随データとに基
    づいて、模様名を表示手段のディスプレイに表形式で表
    示させるとともに、付随データを各模様名の行方向に接
    近させて表示させる模様名表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍ミシン用模様選択装置。
  2. 【請求項2】 前記模様名表示制御手段により表示され
    た複数の模様名から刺繍模様を選択する為の模様選択手
    段と、前記模様選択手段により選択された模様名及びそ
    の表示領域の少なくとも一方を識別表示させる識別表示
    制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    刺繍ミシン用模様選択装置。
  3. 【請求項3】 ディスプレイを含む表示手段を備え、デ
    ィスプレイを介して刺繍模様を選択可能な刺繍ミシン用
    模様選択装置において、 刺繍模様の模様名データとこれに対応させた縫製データ
    及び縫目形成に関連する付随データとを複数組記録した
    外部記録媒体から模様名データとこれらに対応する付随
    データを順々に読み込むデータ読込み手段と、 前記読み込んだ複数の模様名データに基づいて、模様名
    を表示手段のディスプレイに表形式で表示させる模様名
    表示制御手段と、 前記模様名表示制御手段により表示された複数の模様名
    から刺繍模様を選択する為の模様選択手段と、 前記模様選択手段により選択された模様名に対応する付
    随データをディスプレイの模様名表示画面に表示させる
    付随データ表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍ミシン用模様選択装置。
  4. 【請求項4】 前記付随データは、縫目形成における少
    なくとも針数、色数、縫製時間のデータを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の刺繍
    ミシン用模様選択装置。
  5. 【請求項5】 前記外部記録媒体は、フロッピーディス
    クであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に
    記載の刺繍ミシン用模様選択装置。
  6. 【請求項6】 ディスプレイを含む表示手段を備えた刺
    繍ミシン用模様選択装置でディスプレイを介して刺繍模
    様を選択する模様選択用プログラムを記録した記録媒体
    であって、 刺繍模様の模様名データとこれに対応させた縫製データ
    及び縫目形成に関連する付随データとを複数組記録した
    データ記憶メモリと、 前記データ記憶メモリから模様名データとこれに対応す
    る付随データを順々に読み込むデータ読込みルーチン
    と、 前記読み込んだ複数の模様名データと付随データとに基
    づいて、模様名を表示手段のディスプレイに表形式で表
    示させるとともに、付随データを各模様名の行方向に接
    近させて表示させる模様名表示制御ルーチンと、 を含むことを特徴とする模様選択用プログラムを記録し
    た記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記模様名表示制御ルーチンにより表示
    された複数の模様名から刺繍模様を選択する為の模様選
    択ルーチンと、前記模様選択ルーチンにより選択された
    模様名及びその表示領域の少なくとも一方を識別表示さ
    せる識別表示制御ルーチンとを含むことを特徴とする請
    求項6に記載の模様選択用プログラムを記録した記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 ディスプレイを含む表示手段を備えた刺
    繍ミシン用模様選択装置でディスプレイを介して刺繍模
    様を選択する模様選択用プログラムを記録した記録媒体
    であって、 刺繍模様の模様名データとこれに対応させた縫製データ
    及び縫目形成に関連する付随データとを複数組記録した
    データ記憶メモリと、 前記データ記憶メモリから模様名データとこれらに対応
    する付随データを順々に読み込むデータ読込みルーチン
    と、 前記読み込んだ複数の模様名データに基づいて、模様名
    を表示手段のディスプレイに表形式で表示させる模様名
    表示制御ルーチンと、 前記模様名表示制御ルーチンにより表示された複数の模
    様名から刺繍模様を選択する為の模様選択ルーチンと、 前記模様選択ルーチンにより選択された模様名に対応す
    る付随データをディスプレイの模様名表示画面に表示さ
    せる付随データ表示制御ルーチンと、 を含むことを特徴とする模様選択用プログラムを記録し
    た記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記付随データは、縫目形成における少
    なくとも針数、色数、縫製時間のデータを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の模様
    選択用プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103046236A (zh) * 2011-10-14 2013-04-17 曾贤长 缝纫机图样控制方法与装置

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CN103046236A (zh) * 2011-10-14 2013-04-17 曾贤长 缝纫机图样控制方法与装置

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