JP4144056B2 - 刺繍模様表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刺繍模様表示装置に関し、特に1つの刺繍模様の一部を構成する複数の縫製対象(色別模様部)に加えて、縫製対象の糸色情報や縫製情報を表示させるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭用の電子制御式刺繍ミシンは、上下駆動される縫針とこの縫針と協働する糸輪捕捉器とを含む縫製機構と、加工布が着脱自在に取付けられる刺繍枠を直交する2方向へ独立に移動駆動する駆動機構と、「乗り物」、「花」、「動物」などの複数種類の刺繍模様の模様データを格納した模様データメモリと、ディスプレイ及び操作パネル等を有し、オペレータが操作パネル等を操作し、所望の刺繍模様をディスプレイに表示させて選択してから刺繍縫製を実行する。その結果、刺繍模様の模様データに基づいて駆動機構が制御され、駆動機構と縫製機構との協働により、刺繍枠に装着された加工布に所望の刺繍模様が複数色の刺繍糸によりカラフルに形成される。
【0003】
ところで、複数の糸色によるカラフルな刺繍模様を選択したときには、この刺繍模様を構成する複数の色別模様部を縫い順にディスプレイに表示する一方、各色別模様部に糸色名を対応づけてディスプレイに表示するようにして、刺繍模様の色別模様部の構成や糸色数などが予め分かるようになっている。
例えば、特開平7−39663号公報には、刺繍ミシンのアーム部の前面に大型の液晶ディスプレイを設け、縫製対象の刺繍模様をディスプレイを介して選択したときには、そのディスプレイの任意表示領域を略マトリックス状に複数の模様表示区画に区分し、刺繍模様自体を表示する一方、各模様表示区画毎に、刺繍模様に含まれる複数の色別模様部の各々と、漢字やカタカナによる糸色名とを対応させた色別模様情報を表示させるようにした刺繍ミシンの模様選択装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、特開平7−39663号公報に記載の刺繍ミシンの模様選択装置においては、大型の液晶ディスプレイを設けたので、選択した縫製対象の刺繍模様について、その刺繍模様を構成する複数の色別模様部の全てを糸色名と共に一括表示させることが可能であるが、大型のディスプレイを設けることから、刺繍ミシンが大型化するとともに、コスト高になるという問題がある。
そこで、小型の液晶ディスプレイを設けることも考えられるが、各模様表示区画が小さくなることから、各色別模様部や糸色名が小さく表示されて見え難くなり、判読不可能になるという問題がある。
【0005】
特に、最近では、「赤」や「青」などの原色系の数種類の刺繍糸だけでなく、「赤紫」や「薄紫」などの補色系の多数種類の刺繍糸が販売され、しかも糸色表示に関しては小学生や中学生でも分かるように、カタカナ表示やひらかな表示が採用され、「アカムラサキ」又は「あかむらさき」などの長い糸色名については、対応する色別模様部の表示領域から食みださないように、半角文字で表示されたり、2行表示するなどしているので、模様表示区画の小型化により、糸色名が極端に小さくなるという問題がある。
本発明の目的は、縫製対象の刺繍模様を構成する色別模様部を表示するディスプレイが小型であっても、これから刺繍縫製する色別模様部の糸色名などの縫製関連情報を判読可能に大きく表示させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の刺繍模様表示装置は、複数の刺繍模様に関する模様データを記憶した模様データ記憶手段に基づいて、刺繍縫製に関連する情報を表示するディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍模様表示装置において、ディスプレイの画面の模様表示領域を少なくとも2つの表示区画に区分し、これら複数の表示区画に1つの刺繍模様を構成する現在の縫製対象及びこれに続く縫製対象の色別模様部を表示させるとともに、現在の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報とその縫製関連情報を現在の縫製対象の色別模様部の表示区画に対応付ける指示マークとを複数の表示区画と隣接する区画で、且つ前記表示区画の複数個分の幅と同じ表示幅で表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
縫製に供する刺繍模様が選択されたときには、表示制御手段は、ディスプレイの画面に模様表示領域を設け、その模様表示領域を少なくとも2つの表示区画に区分する一方、模様データ記憶手段からデータを受けて、選択された刺繍模様の現在の縫製対象及びこれに続く縫製対象の色別模様部を表示させるとともに、現在の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報と、その縫製関連情報を現在の縫製対象の色別模様部の表示区画に対応付ける指示マークとを、複数の表示区画と隣接する区画で、且つ前記表示区画の複数個分の幅と同じ表示幅で表示させる。
【0008】
【0009】
【0010】
請求項2の刺繍模様表示装置は、請求項1の発明において、前記縫製関連情報は、アルファベット文字やかな文字で表示される糸色情報であることを特徴とするものである。
この場合には、1文字の構成ドット数が少ないアルファベット文字やかな文字で糸色情報が表示されるので、糸色情報の表示領域が小型であって、文字の大きさが小さくなっても、糸色情報を判読可能に表示させることができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0011】
【0012】
【0013】
請求項3の刺繍模様表示装置は、請求項1又は2の発明において、前記刺繍模様を加工布に形成する縫製手段とこの縫製手段を駆動制御する縫製制御手段とを備えた縫製装置に一体的に装備され、前記ディスプレイがその縫製装置の前面に配置されたことを特徴とするものである。
この場合には、刺繍模様表示装置にディスプレイを別途設けることなく、縫製手段の前面に配置されたディスプレイを有効利用して、豊富な情報を表示させることができる。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0014】
請求項4の刺繍模様表示装置は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記ディスプレイは単色用且つ小型のディスプレイであることを特徴とするものである。
この場合には、ディスプレイが単色用且つ小型のものであることから、ディスプレイの小型化が図れ、しかも製作コストを安価にすることができる。その他請求項1〜5の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、刺繍装置を着脱可能に装着して種々の刺繍模様の縫製が可能な刺繍装置付き電子制御式刺繍ミシンに本発明の刺繍模様表示装置を適用した場合の例である。
電子制御式刺繍ミシンM(縫製装置に相当する)は、図1に示すように、ミシンベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3を有する。
【0016】
ベッド部1には、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針6と協働する糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられている。脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺繍模様の模様データ(縫製データと模様表示データ)を記録したROMカード27を、内部のカード用コネクタ18(図2参照)に接続する為のカード用スロット2aが形成されている。
【0017】
アーム部3には、下端に縫針6を装着した針棒5を上下動させる針棒駆動機構、針棒5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、送り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモータ14で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッピングモータ15で駆動され、送り歯前後動機構は送り歯駆動用ステッピングモータ16で駆動される(図2参照)。アーム部3の頭部4には、縫製作業の起動と停止を指令する起動・停止スイッチ12が設けられている。
【0018】
アーム部3の前面には、初期画面表示キー7、スクロール(進む)キー8、スクロール(戻る)キー9、更には小型で単色用の液晶ディスプレイ10が設けられ、この液晶ディスプレイ10には、実用模様や刺繍模様等の種々の縫目模様や各種の機能名、更には種々のメッセージ等が表示される。この液晶ディスプレイ10の前面には、複数の縫目模様や機能を示す機能名の表示位置の各々に対応させて、透明電極からなるタッチキー11がマトリックス状に設けられている。即ち、所望の実用模様や刺繍模様を選択するとき、また種々の機能を実行させる指示を、これら模様や機能名に対応するタッチキー11を押圧操作することで、実現できるようになっている。
【0019】
前記ベッド部1の左端側部分には、通称フリーアームと称されるフリーベッド部が形成され、このフリーベッド部に刺繍装置30が着脱可能に装着される。
刺繍装置30は、その本体ケース30aと、加工布Wを着脱自在に装着する刺繍枠34bと、刺繍枠34bをY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構を内蔵した収容ケース31と、収容ケース31とその内部のY方向駆動機構をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構であって本体ケース30a内に収容されたX方向駆動機構とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピングモータ32で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステッピングモータ33で駆動される(図2参照)。
【0020】
刺繍装置30がフリーベッド部に装着されると、第1,第2ステッピングモータ32,33が、コネクタ19を介して刺繍ミシンMの制御装置20に電気的に接続され、制御装置20により第1,第2ステッピングモータ32,33が駆動制御され、刺繍枠34bと加工布とをX方向とY方向とに独立に移動駆動しつつ刺繍縫製できる状態になる。ここで、刺繍装置30や針棒駆動機構や送り歯駆動機構などで縫製手段が構成されている。
【0021】
次に、刺繍ミシンMの制御系について説明する。
図2に示すように、制御装置(縫製制御手段に相当する)20は、入力インターフェース21と、CPU23とROM24とRAM25とを含むコンピュータと、出力インターフェース26と、これらを接続するバス22などで構成されている。
入力インターフェース21には、起動・停止スイッチ12、タッチキー11、初期画面表示キー7とスクロール(進む)キー8とスクロール(戻る)キー9、ミシン主軸の複数の回転位相を検出するタイミング信号発生器13が夫々接続されている。
【0022】
一方、出力インターフェース26には、ミシンモータ14、針棒揺動用ステッピングモータ15、送り歯駆動用ステッピングモータ16、液晶ディスプレイ(LCD)10の為のディスプレイコントローラ(LCDC)17、刺繍装置30の第1,第2ステッピングモータ32,33が夫々接続されたコネクタ19等が続されている。前記ROMカード27のROM28は、コネクタ18を介してバス22に接続されている。
【0023】
ROM24には、縫製対象の実用模様や刺繍模様を縫製する縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラムに加えて、選択した刺繍模様に含まれる複数の色別模様部をスクロール表示させる制御プログラムと、本願特有の後述の模様表示制御の制御プログラム等が予め格納されている。
また、ROM24には、複数の実用模様の各々に関する表示データとその縫製データに加えて、数字やアルファベットの文字模様の各々に関する表示データとその縫製データが格納されるとともに、図3に示すように、比較的使用頻度の高い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様データが格納され、多数の刺繍模様の模様データは、刺繍模様の種類別にグループ分けし模様番号を付して格納されている。
【0024】
ところで、ROMカード27としては、複数枚分準備されており、これらROMカード27のROM28には、比較的使用頻度の低い多数の刺繍模様(第1刺繍模様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・・・)の模様データ、種々の種類の文字、図形や形象、マーク、キャラクタ(例えば、テレビや映画等に登場する著名な人物、動物、ロボット等)等の刺繍模様の模様データが、刺繍模様の種類別にグループ分けし模様番号を付して、ROM24と同様に記録されている。
【0025】
即ち、各刺繍模様の模様データは同様の構成なので、第1刺繍模様の模様データについて説明すると、図3に示すように、模様データには、刺繍模様に含まれる複数の色別模様部を表示する為の模様表示データと、刺繍縫製の為の縫製データと、各色別模様部毎の糸色情報、縫製時間情報、色別模様部の総数に対する縫製順序情報などからなる縫製関連情報と、各表示画面の表示に際して付随的な情報を表示する為の付随情報表示データとが区別して格納されている。ここで、糸色情報としては、「アカムラサキ」などのように、カタカナ表示の為のデータが格納されている。
【0026】
第1刺繍模様として、例えば、「パンダ」の模様表示データは、3つの第1〜第3色別模様部(図8〜図10参照)のビットデータ(ドットデータ)と、各色別模様部を縫製する刺繍糸の糸色コードとが格納されている。
また、縫製データとしては、例えば「パンダ」のように3色用のときには、第1〜第3色別模様部の3色分の縫製データが格納されている。
前記RAM25には、前記種々の制御に必要なメモリ類(フラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッファ等)が設けられている。
【0027】
次に、制御装置20で実行される模様表示制御のルーチンについて、図4・図5のフローチャートを参照して説明する。尚、図中符号Si(i=10,11,12・・・)は各ステップを示すものである。
電源の投入によりこの制御が開始されると、先ずディスプレイ10には、模様の種類(分類)を選択する為の模様種類選択画面が初期画面として表示される(S10)。例えば、ディスプレイ10には図6に示すように、文字模様を選択する模様選択キー11a〜11c、実用模様を選択する模様選択キー11d、刺繍模様を選択する模様選択キー11e、更には装着されたROMカード27から模様を選択する模様選択キー11fを含む模様種類選択画面が表示される。
【0028】
そして、所望の模様群の種類を、その種類に対応するタッチキー11を押圧操作することで選択する模様種類選択処理が実行されると(S11)、その選択された模様群に含まれる多数の模様のうちから所定数ずつ表示させる模様選択画面が表示される(S12)。例えば、模様選択キー11eを操作してROM24に格納されている「刺繍模様群」を選択したときには、図7に示すように、40個もの動物や乗り物に関する刺繍模様を有する模様群のうちから、最初の刺繍模様「パンダ(1/40)」と次の刺繍模様「象(2/40)」とが表示される。
【0029】
ところで、刺繍模様群の総数に対する「パンダ」の表示順序を示す表示順番情報「1/40」は指示マーク で対応づけて表示されている。ここで、「次ページ」キーを操作することで、順次次の刺繍模様を表示させることができる。
次に、所望の刺繍模様に対応するタッチキー11を操作することで模様選択処理が実行されたときには(S13)、その選択された刺繍模様に含まれる複数の色別模様部のうちの、先頭の色別模様部と次の色別模様部とが模様表示領域10aの表示区画Z毎に表示される(S14)。
【0030】
例えば、動物「パンダ」を選択したときには、図8に示すように、ディスプレイ10の下側画面に模様表示領域10aが設けられるとともに、上側画面に糸色表示領域10bが設けられ、その模様表示領域10aは左側の第1表示区画Z1と第2表示区画Z2とに区分され、第1表示区画Z1には、刺繍模様「パンダ」Pに含まれる3つの色別模様部P1〜P3のうちの、先頭の色別模様部P1(ここでは、これが現在の縫製対象の色別模様部に相当する)が表示されるとともに、第2表示区画Z2には、次の縫製対象の色別模様部P2が表示される。
【0031】
但し、ディスプレイ10の右端部に表示される「確認」キーは刺繍縫製に用いる糸色を確認するキー、「時間」キーは縫製時間を表示させるキー、「大/小」キーは縫製サイズを切換えるキーである。
次に、先頭の色別模様部P1の糸色情報と指示マークMとが表示される(S15)。例えば、図8に示すように、色別模様部P1の糸色情報「ウスアカムラサキ」と、その糸色情報を第1表示区画Z1に対応付ける指示マークMとが糸色表示領域10bに、第1,第2表示区画Z1,Z2の2つの表示区画の左右幅と同幅に表示される。
【0032】
次に、「確認」や「時間」などの何れかの機能キーが操作されたときには(S16:Yes 、S17〜S18:No)、その操作された機能キーに対応する処理が実行される(S22)。
ところで、スクロールキー8,9の何れかが操作されたときには(S16・S17:Yes )、スクロール処理が実行される(S21)。即ち、このスクロール処理により、各色別模様部Pの糸色情報を縫製に先立って確認することができる。
【0033】
このスクロール処理について簡単に説明すると、スクロール(進む)キー8が操作されたときには、図9に示すように、今まで第2表示区画Z2に表示されていた刺繍模様「パンダ」Pの第2色別模様部(足部分)P2が、第1表示区画Z1に進めてスクロール表示されるとともに、今まで表示されていなかった第3色別模様部(輪郭部)P3が第2表示区画Z2に進めてスクロール表示される。更に、指示マークM内には、第1表示区画Z1に表示された第2色別模様部P2の糸色情報「コイアカムラサキ」が表示される。
【0034】
一方、スクロール(戻る)キー9が操作されたときには、図8に示すように、その逆に、第1表示区画Z1に表示されていた第2色別模様部P2が第2表示区画Z2に戻してスクロール表示されるとともに、今まで表示されていなかった第1色別模様部P1が第1表示区画Z1に戻してスクロール表示される。即ち、スクロールキーを操作するのに応じて、第1,第2表示区画Z1,Z2の表示内容が、後続側又は先頭側の縫製対象の色別模様部の方へ進めたり戻したりすることでスクロール表示されるとともに、糸色情報も第1表示区画Z1に表示される色別模様部Pnのものに切換えて表示される。
【0035】
【0036】
に、模様表示制御において、初期画面表示キー7が操作されたときには(S16:Yes 、S17:No、S18:Yes )、S10にリターンして、初期画面が表示される。
【0037】
一方、刺繍模様が選択されて、刺繍枠34に加工布がセットされた後、起動・停止スイッチ12が操作されたときには(S16:No、S19:Yes )、ミシンモータ14が駆動されるとともに刺繍装置30が駆動されて、先頭の色別模様部から順々に次の色別模様部を縫製する刺繍縫製が実行され、縫製時の画面表示処理(図5参照)が実行される(S20)。 この制御が開始されると、図8に示すように、前記S14〜S15と同様に、選択された刺繍模様の先頭の色別模様部P1が第1表示区画Z1に表示され且つ次の色別模様部P2が第2表示区画Z2に表示されるとともに、先頭の色別模様部P1の糸色情報が指示マークM内に表示される(S30)。
【0038】
次に、現在の色別模様部の縫製が終了して、ミシンモータ14が停止したときに(S31:Yes )、全ての色別模様部の縫製を終了していないとき、つまり刺繍模様の縫製が終了してないときには(S32:No)、縫製を終了した色別模様部の次の縫製対象となる色別模様部が現在の縫製対象の色別模様部に更新され、その現在の縫製対象の色別模様部が第1表示区画Z1に表示され且つ次の色別模様部が第2表示区画Z2にクロール表示されるとともに、現在の色別模様部Pnの糸色情報が指示マークM内に表示される(S33)。
【0039】
そして、糸替えを実行した後、起動・停止スイッチ12が操作されたときには(S34:Yes )、以下同様にして、S31〜S34が繰り返して実行される。例えば、先頭の色別模様部P1の縫製に際しては図8に示すように、色別模様部P1が第1表示区画Z1に表示され且つ次の色別模様部P2が第2表示区画Z2に表示されるとともに、色別模様部P1の糸色情報「ウスアカムラサキ」が指示マークM内に表示される。そして、色別模様部P1の縫製終了に際しては、図9に示すように、色別模様部P2が第1表示区画Z1に表示され且つ次の色別模様部P3が第2表示区画Z2にスクロール表示されるとともに、色別模様部P2の糸色情報「コイアカムラサキ」が指示マークM内に表示される。
【0040】
更に、色別模様部P2の縫製終了に際しては、図10に示すように、色別模様部P3が第1表示区画Z1にスクロール表示されるとともに、色別模様部P3の糸色情報「グンジョウイロ」が指示マークM内に表示される。
そし、最終の色別模様部の縫製を終了したときには(S32:Yes )、この制御を終了して、模様表示制御のS10にリターンする。
【0041】
ここで、模様表示制御や制御装置20等で表示制御手段が構成され、コンピュータを含む制御装置20等で縫製制御手段が構成されている。
次に、模様表示装置の作用、効果について説明する。
縫製対象の刺繍模様が選択され、その刺繍模様を先頭の色別模様部から順々に縫製するに際して、ディスプレイ10の画面に模様表示領域10aを設け、その模様表示領域10aを2つの第1,第2表示区画Z1,Z2に区分し、選択された刺繍模様のうちの現在の縫製対象の色別模様部を第1表示区画Z1に表示し且つこれに続く次の縫製対象の色別模様部を第2表示区画Z2に表示させる。
【0042】
更に、現在の縫製対象の色別模様部の糸色情報を、糸色表示領域10bに表示された指示マークMにより現在の縫製対象の色別模様部の表示区画に対応付けるように表示される。即ち、糸色情報表示においては、現在の縫製対象の色別模様部の第1表示区画Z1の大きさに制限されないので、ディスプレイ10が小型であって、しかも例えば、「ウスアカムラサキ」のように長いかな文字で糸色情報を表示する場合でも、糸色情報の情報量に応じて表示領域を拡大して判読可能に表示できる。更に、指示マークMにより、その糸色情報が現在の縫製対象の色別模様部のものであることを明確化させることができる。
【0043】
また、各色別模様部の糸色情報は、1文字の構成ドット数が少ない「カタカナ文字」なので、糸色情報の表示領域10bが小型であって、しかもカタカナ文字が小さくなっても、糸色情報を判読可能に表示させることができる。
また、前記ディスプレイ10が電子制御式刺繍ミシンMのアーム部3の前面にに配置されたので、そのディスプレイ10を有効利用して、豊富な情報を表示させることができる。また、そのディスプレイ10は単色用且つ小型であるので、ディスプレイ10の小型化が図れ、しかも製作コストを安価にすることができる。
【0044】
ところで、前記実施形態の変更形態として、糸色情報だけでなく、糸色情報、縫製時間情報、色別模様部の総数に対する縫製順序情報などからなる縫製関連情報を表示させるように、前記模様表示制御を部分的に変更してもよい。
即ち、図11に示すようにS15に代えてS38を設け、図13に示すように、ディスプレイ10の上側画面に設けた情報表示領域10cに指示マークMを表示する一方、その指示マークM内に、先頭(現在)の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報として、糸色「シロ」、縫製時間「3分」、縫製順序情報「1/3」を表示させるようにしてもよい。
【0045】
更に、S20に代えてS39を設け、縫製時の画面表示(図12参照)のS40〜S44により、糸色情報に代えて、順次更新される現在の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報を表示させるようにしてもよい。即ち、縫製開始直後で先頭の色別模様部P1が第1表示区画Z1に表示されるときには、その色別模様部P1の縫製関連情報が指示マークM内に表示され、次の色別模様部P2の縫製に際しては図14に示すように、現在の色別模様部P2が第1表示区画Z1に表示され且つその色別模様部P2の縫製関連情報が指示マークM内に表示され、更に次の色別模様部P3の縫製に際しては図15に示すように、現在の色別模様部P3が第1表示区画Z1に表示され且つその色別模様部P3の縫製関連情報が指示マークM内に表示される。
【0046】
この場合には、現在の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報表示においては、現在の縫製対象の色別模様部の第1表示区画Z1の大きさに制約されることがないので、ディスプレイ10が小型であっても、2つの第1,第2表示区画Z1,Z2に亙って表示領域を拡大して判読可能に表示できる。更に、指示マーク磯により、その縫製関連情報が現在の縫製対象の色別模様部のものであることを明確化させることができる。
【0047】
ここで、糸色情報をひらかなやアルファベット文字で表示させるようにしてもよい。また、前記ROMカード27の代わりに、磁気ディスクに複数の模様の模様データを格納し、その磁気ディスクを制御装置20のFDDに着脱自在に装着するように構成することもあるし、その他コンパクトディスクやCD−ROM、更には磁気光ディスクを適用することも可能である。前記実施形態に係る模様表示制御は一例を示すものにすぎず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施し得る。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、複数の刺繍模様に関する模様データを記憶した模様データ記憶手段に基づいて、刺繍縫製に関連する情報を表示するディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍模様表示装置において、表示制御手段を設け、現在の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報表示においては、現在の縫製対象の色別模様部の表示区画の大きさに制約されることがないので、ディスプレイが小型であっても、複数の表示区画に亙って表示領域を拡大して判読可能に表示できる。更に、指示マークにより、その縫製関連情報が現在の縫製対象の色別模様部のものであることを明確化させることができる。
【0049】
【0050】
請求項2の発明によれば、前記糸色情報は、アルファベット文字やかな文字であるので、糸色情報の表示領域が小型であって、しかも文字の大きさが小さくなっても、糸色情報を判読可能に表示させることができる。
【0051】
【0052】
請求項3の発明によれば、前記刺繍模様を加工布に形成する縫製手段とこの縫製手段を駆動制御する縫製制御手段とを備えた縫製装置に一体的に装備され、ディスプレイがその縫製装置の前面に配置されたので、刺繍模様表示装置にディスプレイを別途設けることなく、縫製手段の前面に配置されたディスプレイを有効利用して、豊富な情報を表示させることができる。
【0053】
請求項4の発明によれば、前記ディスプレイは単色用且つ小型のディスプレイであるので、ディスプレイの小型化が図れ、しかも製作コストを安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式刺繍ミシンの斜視図である。
【図2】前記刺繍ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】ROMやROMカードに記憶されている各種のデータ構造の説明図表である。
【図4】模様表示制御のルーチンのフローチャートである。
【図5】縫製時の画面表示制御のルーチンのフローチャートである。
【図6】初期画面の表示例を説明する説明図である。
【図7】刺繍模様群「動物」を選択した表示例を説明する説明図である。
【図8】刺繍模様の第1,第2色別模様部と糸色情報の表示例の説明図である。
【図9】刺繍模様の第2,第3色別模様部と糸色情報の表示例の説明図である。
【図10】刺繍模様の第3色別模様部と糸色情報の表示例の説明図である。
【図11】変更形態に係る図4相当図である。
【図12】変更形態に係る図5相当図である。
【図13】刺繍模様の第1,第2色別模様部と縫製関連情報の表示例の説明図である。
【図14】刺繍模様の第2,第3色別模様部と縫製関連情報の表示例の説明図である。
【図15】刺繍模様の第3色別模様部と縫製関連情報の表示例の説明図である。
【符号の説明】
M 電子制御式刺繍ミシン
6 縫針
10 液晶ディスプレイ
10a 模様表示領域
Z1 第1表示区画
Z2 第2表示区画
10b 糸色表示領域
10c 情報表示領域
20 制御装置
24 ROM
M 指示マーク

Claims (4)

  1. 複数の刺繍模様に関する模様データを記憶した模様データ記憶手段に基づいて、刺繍縫製に関連する情報を表示するディスプレイを含む表示手段を備えた刺繍模様表示装置において、
    ディスプレイの画面の模様表示領域を少なくとも2つの表示区画に区分し、
    これら複数の表示区画に1つの刺繍模様を構成する現在の縫製対象及びこれに続く縫製対象の色別模様部を表示させるとともに、
    現在の縫製対象の色別模様部の縫製関連情報とその縫製関連情報を現在の縫製対象の色別模様部の表示区画に対応付ける指示マークとを
    複数の表示区画と隣接する区画で、且つ前記表示区画の複数個分の幅と同じ表示幅で表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする刺繍模様表示装置。
  2. 前記縫製関連情報は、アルファベット文字やかな文字で表示される糸色情報であることを特徴とする請求項1に記載の刺繍模様表示装置。
  3. 前記刺繍模様を加工布に形成する縫製手段とこの縫製手段を駆動制御する縫製制御手段とを備えた縫製装置に一体的に装備され、前記ディスプレイがその縫製装置の前面に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍模様表示装置。
  4. 前記ディスプレイは単色用且つ小型のディスプレイであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の刺繍模様表示装置。
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