JP2001029677A - 刺繍縫製可能な電子制御ミシン及び表示データ作成記憶制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

刺繍縫製可能な電子制御ミシン及び表示データ作成記憶制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2001029677A
JP2001029677A JP11201375A JP20137599A JP2001029677A JP 2001029677 A JP2001029677 A JP 2001029677A JP 11201375 A JP11201375 A JP 11201375A JP 20137599 A JP20137599 A JP 20137599A JP 2001029677 A JP2001029677 A JP 2001029677A
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pattern
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color
embroidery
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JP11201375A
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Shintaro Tomita
信太郎 冨田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/06Physical exchange of memory
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data
    • D05B19/085Physical layout of switches or displays; Switches co-operating with the display

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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施
して減色表示データを作成し、その減色表示データを不
揮発性記憶媒体に書換え可能に記憶させるようにしてた
刺繍縫製可能な電子制御ミシン及び表示データ作成記憶
制御プログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 複数種類の刺繍模様から所望の刺繍模様
を選択され(S3)、その刺繍模様の模様データが読込
まれると(S8)、その刺繍模様のカラー表示データに
減色処理を施して減色表示データが作成され(S1
7)、その減色表示データがフラッシュメモリ25に記
憶される(S18)。また、フラッシュメモリ25に記
憶された刺繍模様の縫製データと付随データから、その
カラー表示データが作成され(S31)、そのカラー表
示データに基づいて刺繍模様がディスプレイ10にカラ
ー表示される(S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、刺繍縫製可能な
電子制御ミシン及び表示データ作成記憶制御プログラム
を記録した記録媒体に関し、特に、刺繍模様のカラー表
示データに減色処理を施して減色表示データを作成し、
その減色表示データを不揮発性記憶媒体に書換え可能に
記憶させるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、刺繍縫製可能な電子制御ミシン
(以下、刺繍ミシンという)においては、その内部RO
Mや着脱可能なROMカードのROM等に、複数種類の
刺繍模様の模様データが記憶されており、これら刺繍模
様から所望の刺繍模様を選択し、その模様データに含ま
れる縫製データに基づいて、刺繍枠が前後/左右に駆動
制御されるとともに、上下動する縫針(針棒)と回動す
る回転釜等が駆動制御されて、刺繍枠に保持された加工
布に刺繍模様が縫製される。
【0003】また、刺繍ミシンには、一般にディスプレ
イが備えられ、選択された刺繍模様をその模様データに
含まれる表示データに基づいてディスプレイに表示さ
せ、作業者が選択した刺繍模様を確認できるようにし、
更に、編集キーを操作することにより、選択された1又
は複数の刺繍模様を刺繍枠に対応する縫製領域内におい
て編集(配置変更、拡大/縮小、回転、等々)できるよ
うにしてある。
【0004】一方、本出願人は、一旦選択/編集した刺
繍模様を、再度選択/編集し直すことなく容易に設定し
縫製できるように、その表示データと縫製データとをフ
ラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体に書換え可能に記
憶させるようにした刺繍ミシンを実用化している。この
刺繍ミシンでは、不揮発性記憶媒体に記憶されている表
示データに基づいて刺繍模様をディスプレイに表示させ
て確認し、その刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として
確定すると、不揮発性記憶媒体に記憶されている縫製デ
ータに基づいて刺繍模様の縫製が可能になる。
【0005】ところで、最近の刺繍ミシンには、刺繍模
様がカラー模様である場合、その刺繍模様をカラーディ
スプレイにカラー表示させて実際の色で確認できるよう
にしたものが存在する。この場合、刺繍ミシンの内部R
OMやROMカードのROM等に、複数の刺繍模様のカ
ラー表示データが記憶されることになるが、本出願人が
実用化している、一旦選択/編集した刺繍模様を再度選
択/編集し直すことなく容易に設定し縫製できるように
した刺繍ミシンでは、選択/編集された刺繍模様のカラ
ー表示データを不揮発性記憶媒体に記憶させることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 刺繍模様をディスプ
レイにカラー表示させる刺繍ミシンでは、刺繍模様のカ
ラー表示データのデータ量が非常に多くなる。例えば、
白黒表示する場合1ドットのデータ量が1ビットで済む
のに対して、256色で表示する場合1ドットのデータ
量が1バイト、更に、64万色で表示する場合1ドット
のデータ量が2バイト必要になる。実際、使用可能な糸
色は数千色にもなるため、1ドットを1バイト以上のデ
ータ量で表現することになる。
【0007】従って、一旦選択/編集した刺繍模様の模
様データを不揮発性記憶媒体に記憶させ、その刺繍模様
を再度選択/編集し直すことなく容易に設定し縫製でき
るようにした刺繍ミシンでは、データ量が非常に多いカ
ラー表示データを不揮発性記憶媒体に記憶させなければ
ならないため、不揮発性記憶媒体に選択/編集された刺
繍模様をある程度の模様数記憶させる為には、不揮発性
記憶媒体の記憶容量を大きくする必要があり、製作コス
トが高価になる。
【0008】尚、従来の刺繍ミシンにおいて、ディスプ
レイに刺繍模様を白黒表示させるものでは、その刺繍模
様の模様データを不揮発性記憶媒体に記憶させる場合で
も、表示データのデータ量が小さいため、不揮発性記憶
媒体の記憶容量をあまり大きくする必要がない。しか
し、選択/編集された刺繍模様をディスプレイにカラー
で表示させて実際の色で確認できないため、作業者が仕
上がった刺繍模様をイメージしにくいという問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、刺繍模様のカラー表示デ
ータに減色処理を施して減色表示データを作成し、その
減色表示データを不揮発性記憶媒体に書換え可能に記憶
させるようにして、不揮発性記憶媒体の記憶容量を小さ
くすることができる刺繍縫製可能な電子制御ミシン及び
表示データ作成記憶制御プログラムを記録した記録媒体
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1の刺繍縫製可
能な電子制御ミシンは、複数種類の刺繍模様をカラー表
示させる為のカラー表示データと縫製データとを含む模
様データを記憶させた模様データ記憶手段から模様デー
タを読込む模様データ読込手段と、この模様データ読込
手段で読込まれたカラー表示データに基づいて刺繍模様
をカラー表示可能なディスプレイを含む表示手段を備
え、縫製データに基づいて刺繍模様を縫製可能な電子制
御ミシンにおいて、前記複数種類の刺繍模様から所望の
刺繍模様を選択可能な模様選択手段と、前記模様選択手
段で選択され前記模様データ読込手段により読込まれた
刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施して減色表
示データを作成する減色表示データ作成手段と、前記減
色表示データ作成手段で作成された刺繍模様の減色表示
データを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書換え可能
な不揮発性記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、前記
不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示データに基
づいてその刺繍模様を減色表示させる表示制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0011】この刺繍縫製可能な電子制御ミシンでは、
基本的に、模様選択手段により複数種類の刺繍模様から
所望の刺繍模様が選択されると、データ読込み手段によ
りその刺繍模様のカラー表示データが模様データ記憶手
段から読込まれ、カラー表示データに基づいて刺繍模様
をカラー表示させ、縫製データに基づいて刺繍模様を縫
製することができる。
【0012】ところで、減色表示データ作成手段によ
り、模様選択手段で選択され模様データ読込手段により
読込まれた刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施
して減色表示データを作成することができ、記憶制御手
段により、減色表示データ作成手段で作成された刺繍模
様の減色表示データを、ミシンに内蔵の又は外部のデー
タ書換え可能な不揮発性記憶媒体に記憶させることがで
きる。
【0013】そして、表示制御手段により、不揮発性記
憶媒体に記憶されている減色表示データに基づいてその
刺繍模様を減色表示させて確認し、その刺繍模様を縫製
に供する刺繍模様として確定することができる。ここ
で、刺繍模様の減色表示データとともに縫製データ等も
不揮発性記憶媒体に記憶させることにより、選択/編集
した1又は複数の刺繍模様を縫製に供する刺繍模様とし
て、再度選択/編集し直すことなく容易に設定し縫製す
ることが可能になる。
【0014】このように、選択された刺繍模様のカラー
表示データに減色処理を施して減色表示データを作成
し、その減色表示データを不揮発性記憶媒体に書換え可
能に記憶させるので、不揮発性記憶媒体にカラー表示デ
ータを記憶させる場合と比べると多くの刺繍模様の模様
データを記憶させることが可能になる。つまり、不揮発
性記憶媒体の記憶容量を小さくすることができ製作コス
トを低減できる。
【0015】尚、減色表示された刺繍模様を縫製に供す
る刺繍模様として確定した場合、刺繍模様を実際の色で
カラー表示させることが望ましく、その為のカラー表示
データについては、例えば、縫製データ又は減色表示デ
ータと、刺繍模様の糸色情報を含む付随データ等から作
成可能に構成してもよい。
【0016】請求項2の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項1の発明において、前記模様選択手段で選択
された1又は複数の刺繍模様を編集可能な模様編集手段
を設け、前記減色表示データ作成手段は、模様編集手段
で編集された刺繍模様の減色表示データを作成可能に構
成したことを特徴とするものである。
【0017】この電子制御ミシンでは、模様編集手段に
より、模様選択手段で選択された1又は複数の刺繍模様
を編集することができ、減色表示データ作成手段によ
り、模様編集手段で編集された刺繍模様の減色表示デー
タを作成することができる。従って、選択/編集された
1又は複数の刺繍模様の減色表示データとともに縫製デ
ータ等も不揮発性記憶媒体に記憶させることにより、選
択/編集した1又は複数の刺繍模様を、再度選択/編集
し直すことなく容易に設定し縫製できる。
【0018】請求項3の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項1又は2の発明において、前記減色表示デー
タは白黒表示データであることを特徴とするものであ
る。つまり、白黒表示データのデータ量が、カラー表示
データのデータ量よりも遙かに小さいため、白黒表示デ
ータを記憶させる不揮発性記憶媒体の記憶容量を確実に
小さくでき製作コストを低減することができる。
【0019】請求項4の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記記憶制
御手段は、選択された刺繍模様の減色表示データととも
に縫製データと刺繍模様の糸色情報を含む付随データと
を不揮発性記憶媒体に記憶させ、刺繍模様の縫製データ
とその付随データとからそのカラー表示データを作成可
能なカラー表示データ作成手段を設け、前記表示制御手
段はそのカラー表示データ作成手段で作成されたカラー
表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示させること
を特徴とするものである。
【0020】この電子制御ミシンでは、不揮発性記憶媒
体に記憶されている減色表示データに基づいてその刺繍
模様を減色表示させ、その刺繍模様を縫製に供する刺繍
模様として確定した場合、不揮発性記憶媒体にカラー表
示データを記憶させその記憶容量を増大させずに、カラ
ー表示データ作成手段により、刺繍模様の縫製データと
その付随データとからそのカラー表示データを作成する
ことができ、表示制御手段により、カラー表示データ作
成手段で作成されたカラー表示データに基づいて刺繍模
様をカラー表示させることができる。
【0021】請求項5の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記記憶制
御手段は、選択された刺繍模様の減色表示データととも
に縫製データと刺繍模様の糸色情報を含む付随データと
を不揮発性記憶媒体に記憶させ、刺繍模様の減色表示デ
ータと付随データとからそのカラー表示データを作成可
能なカラー表示データ作成手段を設け、前記表示制御手
段はそのカラー表示データ作成手段で作成されたカラー
表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示させること
を特徴とするものである。
【0022】この電子制御ミシンでは、不揮発性記憶媒
体に記憶されている減色表示データに基づいてその刺繍
模様を減色表示させ、その刺繍模様を縫製に供する刺繍
模様として確定した場合、不揮発性記憶媒体にカラー表
示データを記憶させその記憶容量を増大させずに、カラ
ー表示データ作成手段により、刺繍模様の減色表示デー
タと付随データとからそのカラー表示データを作成する
ことができ、表示制御手段により、カラー表示データ作
成手段で作成されたカラー表示データに基づいて刺繍模
様をカラー表示させることができる。
【0023】請求項6の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、複数種類の刺繍模様に関する縫製データと刺繍模様
の糸色情報を含む付随データとからなる模様データを記
憶させた模様データ記憶手段から模様データを読込む模
様データ読込手段と、この模様データ読込手段で読込ま
れた縫製データと付随データとに基づいて刺繍模様のカ
ラー表示データを作成するカラー表示データ作成手段
と、このカラー表示データ作成手段で作成されたカラー
表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示可能なディ
スプレイを含む表示手段とを備え、縫製データに基づい
て刺繍模様を縫製可能な電子制御ミシンにおいて、前記
複数種類の刺繍模様から所望の刺繍模様を選択可能な模
様選択手段と、前記模様選択手段で選択された刺繍模様
に関し、前記模様データ読込手段により読込まれた縫製
データと付随データとに基づいて前記カラー表示データ
作成手段で作成されたカラー表示データに減色処理を施
して減色表示データを作成する減色表示データ作成手段
と、前記減色表示データ作成手段で作成された減色表示
データを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書換え可能
な不揮発性記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、前記
不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示データに基
づいてその刺繍模様を減色表示させる表示制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0024】この刺繍縫製可能な電子制御ミシンでは、
基本的に、模様選択手段により複数種類の刺繍模様から
所望の刺繍模様が選択されると、データ読込み手段によ
りその刺繍模様に関する縫製データと付随データが模様
データ記憶手段から読込まれ、その縫製データと付随デ
ータに基づいて、カラー表示データ作成手段により刺繍
模様のカラー表示データが作成され、そのカラー表示デ
ータに基づいて刺繍模様をカラー表示させ、縫製データ
に基づいて刺繍模様を縫製することができる。
【0025】また、減色表示データ作成手段により、カ
ラー表示データ作成手段で作成されたカラー表示データ
に減色処理を施して減色表示データを作成でき、記憶制
御手段により、減色表示データ作成手段で作成された刺
繍模様の減色表示データを、ミシンに内蔵の又は外部の
データ書換え可能な不揮発性記憶媒体に記憶させること
ができ、表示制御手段により、不揮発性記憶媒体に記憶
されている減色表示データに基づいてその刺繍模様を減
色表示させて確認し、その刺繍模様を縫製に供する刺繍
模様として確定することができる。ここで、刺繍模様の
減色表示データとともに縫製データ等も不揮発性記憶媒
体に記憶させることにより、選択/編集した1又は複数
の刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として、再度選択/
編集し直すことなく容易に設定し縫製することが可能に
なる。
【0026】このように、刺繍模様に関する縫製データ
と付随データを模様データ記憶手段から読込んで、その
縫製データと付随データに基づいて刺繍模様のカラー表
示データを作成し、また、このカラー表示データに減色
処理を施して減色表示データを作成し、その減色表示デ
ータを不揮発性記憶媒体に書換え可能に記憶させるの
で、模様データ記憶手段にカラー表示データを記憶させ
る場合と比べると多くの刺繍模様の模様データを記憶さ
せ、また、不揮発性記憶媒体にカラー表示データを記憶
させる場合と比べると多くの刺繍模様の模様データを記
憶させることが可能になり、模様データ記憶手段、不揮
発性記憶媒体の記憶容量を小さくすることもでき製作コ
ストを低減可能になる。
【0027】請求項7の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項7の発明において、前記模様選択手段で選択
された1又は複数の刺繍模様を編集可能な模様編集手段
を設け、前記減色表示データ作成手段は、模様編集手段
で編集された刺繍模様の減色表示データを作成可能に構
成したことを特徴とするものである。
【0028】つまり、模様編集手段により、模様選択手
段で選択された1又は複数の刺繍模様を編集することが
でき、減色表示データ作成手段により、模様編集手段で
編集された刺繍模様の減色表示データを作成することが
できる。従って、選択/編集された1又は複数の刺繍模
様の減色表示データとともに縫製データ等も不揮発性記
憶媒体に記憶させることにより、選択/編集した1又は
複数の刺繍模様を、再度選択/編集し直すことなく容易
に設定し縫製できる。
【0029】請求項8の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項6又は7の発明において、前記減色表示デー
タは白黒表示データであることを特徴とするものであ
る。つまり、白黒表示データのデータ量が、カラー表示
データのデータ量よりも遙かに小さいため、白黒表示デ
ータを記憶させる不揮発性記憶媒体の記憶容量を確実に
小さくでき製作コストを低減することができる。
【0030】請求項9の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
は、請求項6〜8の何れかの発明において、前記記憶制
御手段は選択された刺繍模様の減色表示データとともに
縫製データと付随データを不揮発性記憶媒体に記憶さ
せ、前記カラー表示データ作成手段は刺繍模様の縫製デ
ータとその付随データとからそのカラー表示データを作
成し、前記表示制御手段はそのカラー表示データ作成手
段で作成されたカラー表示データに基づいて刺繍模様を
カラー表示させることを特徴とするものである。
【0031】つまり、不揮発性記憶媒体に記憶されてい
る減色表示データに基づいてその刺繍模様を減色表示さ
せ、その刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として確定し
た場合、不揮発性記憶媒体にカラー表示データを記憶さ
せその記憶容量を増大させずに、カラー表示データ作成
手段により、刺繍模様の縫製データとその付随データと
からそのカラー表示データを作成することができ、表示
制御手段により、カラー表示データ作成手段で作成され
たカラー表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示さ
せることができる。
【0032】請求項10の表示データ作成記憶制御プロ
グラムを記録した記録媒体は、複数種類の刺繍模様をカ
ラー表示させる為のカラー表示データと縫製データとを
含む模様データを記憶させた模様データ記憶手段より模
様データを読込む模様データ読込ルーチンを記録した記
録媒体であって、模様データ読込ルーチンで読込まれた
カラー表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示可能
なディスプレイを含む表示手段を備え、縫製データに基
づいて刺繍模様を縫製可能な電子制御ミシンに着脱可能
に装着される記録媒体において、前記複数種類の刺繍模
様から所望の刺繍模様を選択可能な模様選択ルーチン
と、前記模様選択ルーチンで選択され前記模様データ読
込ルーチンにより読込まれた刺繍模様のカラー表示デー
タに減色処理を施して減色表示データを作成する減色表
示データ作成ルーチンと、前記減色表示データ作成ルー
チンで作成された刺繍模様の減色表示データを、ミシン
に内蔵の又は外部のデータ書換え可能な不揮発性記憶媒
体に記憶させる記憶制御ルーチンと、前記不揮発性記憶
媒体に記憶されている減色表示データに基づいてその刺
繍模様を減色表示させる表示制御ルーチンとを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0033】この記録媒体は電子制御ミシンに装着され
てその表示データ作成記憶制御プログラムを使用するこ
とが可能になり、減色表示データ作成ルーチンにより、
模様選択ルーチンで選択され模様データ読込ルーチンに
より読込まれた刺繍模様のカラー表示データに減色処理
を施して減色表示データを作成することができ、記憶制
御ルーチンにより、減色表示データ作成ルーチンで作成
された刺繍模様の減色表示データを、ミシンに内蔵の又
は外部のデータ書換え可能な不揮発性記憶媒体に記憶さ
せることができる。
【0034】そして、表示制御ルーチンにより、不揮発
性記憶媒体に記憶されている減色表示データに基づいて
その刺繍模様を減色表示させることができる。つまり、
選択された刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施
して減色表示データを作成し、その減色表示データを不
揮発性記憶媒体に書換え可能に記憶させるので、不揮発
性記憶媒体にカラー表示データを記憶させる場合と比べ
ると多くの刺繍模様の模様データを記憶させることが可
能になる。つまり、不揮発性記憶媒体の記憶容量を小さ
くすることができ製作コストを低減できる。その他の作
用については請求項1と略同様の作用を奏する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、刺繍機(刺
繍枠駆動装置)を着脱可能に装着することで、種々の刺
繍模様を縫製可能な電子制御ミシンに本発明を適用した
場合の例である。図1に示すように、電子制御ミシンM
は、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された
脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向する
ように左方へ延びるアーム部3とを有する。
【0036】ベッド部1には、図示していないが、送り
歯、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構、送り歯を
前後動させる送り歯前後動機構、下糸ボビンを収容し上
下動する縫針6と協働して縫目を形成可能な糸輪捕捉器
(水平釜等)等が設けられ、このベッド部1の通称フリ
ーアームと称されるフリーベッド部に、刺繍機30が着
脱可能に装着される。
【0037】脚柱部2には、ROMカード40を内部の
カード用コネクタ13(図2参照)に接続する為のカー
ド用スロット2aが形成され、そのカード用スロット2
a下側内部に、フロッピーディスクドライブ(FDD)
29が設けられ、そのFDD29にフロッピーディスク
(FD)45を装着する為のディスク用スロット2bが
形成されている。
【0038】脚柱部2の前面部には、カラー液晶ディス
プレイ10(以下、ディスプレイという)が設けられ、
このディスプレイ10の前面には、ディスプレイ10へ
の表示で機能を示すようにした複数の透明電極からなる
タッチキー11(図2参照)がマトリックス状に設けら
れている。即ち、ディスプレイ10に表示された情報の
うち、刺繍模様の選択や編集等の機能等の指示を、その
刺繍模様や機能名に対応するタッチキー11を押すこと
で実現することができる。
【0039】アーム部3には、下端に縫針6を装着した
針棒5を上下動させる針棒駆動機構(図示略)、針棒5
を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構
(図示略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動さ
せる天秤駆動機構(図示略)等が設けられ、アーム部3
の頭部4の前部に、縫製作業の起動と停止を指令する起
動・停止スイッチ12が設けられている。尚、送り歯上
下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構はミシンモータ
17で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッピン
グモータ18で駆動され、送り歯前後動機構は送り歯前
後駆動用ステッピングモータ19で駆動される(図2参
照)。
【0040】前記刺繍機30は、本体ケース30aと、
加工布を着脱自在に装着する刺繍枠31と、刺繍枠31
をY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構を内蔵
した可動体32と、本体ケース30a内に収容され可動
体32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構
とを備えており、X方向駆動機構は第1ステッピングモ
ータ33で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステッピン
グモータ34で駆動される(図2参照)。
【0041】刺繍機30がベッド部1のフリーベッド部
に装着されると、第1,第2ステッピングモータ33,
34が、コネクタ14(図2参照)を介してミシンMの
制御装置Cに電気的に接続され、この制御装置Cにより
第1,第2ステッピングモータ33,34が駆動制御さ
れ、加工布がセットされた刺繍枠31をX方向とY方向
とに独立に移動駆動して刺繍縫製可能になっている。
【0042】次に、電子制御ミシンMの制御系について
説明する。図2に示すように、制御装置Cは、入力イン
ターフェース21と、CPU22とROM23とRAM
24とフラッシュメモリ(電気的に書換え可能な不揮発
性記憶媒体)25とを含むコンピュータと、出力インタ
ーフェース26と、FDD29を駆動するフロッピーデ
ィスクコントローラ(FDC)28とを有し、これらは
データバスなどのバス27で接続されている。
【0043】入力インターフェース21に、起動・停止
スイッチ12と、複数のタッチキー11と、ミシン主軸
の回転位相を検出するタイミング信号発生器16等が接
続され、出力インターフェース26に、モータ17〜1
9と、ディスプレイ(LCD)10の為のディスプレイ
コントローラ(LCDC)20等が接続されている。ま
た、刺繍機30の第1,第2ステッピングモータ33,
34がコネクタ14を介して出力インターフェース26
に接続され、ROMカード40のROM41がコネクタ
13を介してバス27に接続される。
【0044】前記ROM23の模様データメモリ23a
には、図3に示すように、数字やアルファベット等の複
数種類の刺繍模様である文字模様(第1文字模様、第2
文字模様、第3文字模様・・・)の模様データが、字体
種類別にグループ分けして記憶され、また、動物や花や
枠等の複数種類の刺繍模様である図柄模様(第1図柄模
様、第2図柄模様、第3図柄模様・・・)の模様データ
が、図柄種類別にグループ分けして記憶されている。
【0045】各文字模様の模様データと各図柄模様の模
様データは、夫々、その模様をカラー表示させる為のカ
ラービットデータからなるカラー表示データと、複数の
ステッチデータ(針落ちデータ)からなる縫製データ
と、糸色情報(糸色コード)を含む付随データとからな
る。
【0046】動物や花等の各図柄模様の模様データにお
いては、模様表示データが、その刺繍模様を構成する複
数の模様部(第1模様部、第2模様部、第3模様部・・
・)のビットデータからなり、縫製データが複数の模様
部の縫製データからなり、付随データが複数の模様部の
付随データ(糸色コード)からなる。そして、各模様部
の縫製データの最後には、その模様部の縫製終了時に糸
替えの為に縫製を停止させる為の停止コードSCが追加
的に記憶されている。
【0047】また、この電子制御ミシンMには、複数枚
のROMカード40が準備されており、各ROMカード
40のROM41に、複数種類の刺繍模様(第1刺繍模
様、第2刺繍模様、第3刺繍模様・・・)の模様データ
が、前記ROM23と略同様の構造で以て記憶されてい
る。尚、ミシンに内蔵のROM23やROMカード40
のROM41が模様データ記憶手段に相当する。尚、F
D45にも、複数の刺繍模様の模様データを記憶してお
いて選択編集可能にできる。
【0048】さて、前記ROM23に、本願特有の、複
数種類の刺繍模様から所望の刺繍模様を選択可能な模様
選択ルーチン、模様選択制御で選択され刺繍模様の模様
データを読込む模様データ読込ルーチン、模様データ読
込制御により読込まれた刺繍模様のカラー表示データに
減色処理を施して白黒表示データを作成する減色表示デ
ータ作成ルーチン、減色表示データ作成制御で作成され
た刺繍模様の白黒表示データを、データ書換え可能なフ
ラッシュメモリ25に記憶させる記憶制御ルーチン、フ
ラッシュメモリ25に記憶されている白黒表示データに
基づいてその刺繍模様を白黒表示させる表示制御ルーチ
ン、更には、刺繍模様の縫製データと付随データとから
そのカラー表示データを作成可能なカラー表示データ作
成ルーチンを含む表示データ作成記憶制御プログラムが
記憶されている。
【0049】尚、ROM23には、前記制御プログラム
等の他に、実用模様を縫製する為の縫製制御や表示制御
の一般的な制御プログラム、縫製データに基づいてモー
タ17〜19を駆動制御し刺繍模様を縫製する縫製制御
の制御プログラム等も記憶されている。
【0050】次に、制御装置Cで実行される前記表示デ
ータ作成記憶制御を含む一連の制御について、図4〜図
6のフローチャートに基づいて説明する。尚、図9〜図
12に示すように、図柄(動物)模様「熊」と、図柄
(枠)模様「ハート」と、文字模様「HAND MADE 」を選
択/編集する場合を例にして説明する。但し、図中符号
Si(i=1、2、3・・・)は各ステップを示す。
【0051】図4に示すように、電源の投入によりこの
制御が開始され、先ず、RAM24の各メモリをクリア
する等の初期設定(S1)が実行された後、刺繍機30
が装着されていれば、図7に示すように、ディスプレイ
10に刺繍模様の種類を選択する為の模様種類選択画面
50が表示される(S2)。
【0052】この模様種類選択画面50では、その左部
に刺繍枠に対応する縫製領域51が設けられ、縫製領域
51の右側に、内部ROM23に記憶されている刺繍模
様(文字模様と図柄模様;動物模様、枠模様、花模様)
の種類を選択する為の複数の模様種類選択キー52a〜
52g、フラッシュメモリ25に記憶されている刺繍模
様を選択する為の「記憶の呼び出し」キー53、ROM
カード40に記憶されている刺繍模様を選択する為の
「カード」キー54、FD45に記憶されている刺繍模
様を選択する為の「フロッピーディスク」キー55が設
けられている。
【0053】次に、模様種類選択キー52a〜52g、
「記憶の呼び出し」キー53、「カード」キー54、
「フロッピーディスク」キー55の1つが押されて種類
が選択され(S3;Yes)、そのキーが「記憶の呼び出
し」キー53でないときには(S4;No )、ディスプレ
イ10に模様選択画面が表示される。
【0054】ここで、図柄模様「熊」を選択する場合、
模様種類選択キー52eが押されて、図8の模様選択画
面60が表示される。この模様選択画面60において、
「戻る」キー61がONされると(S6;Yes)S2へリ
ターンし、ディスプレイ10に図7の模様種類選択画面
50が表示されるが、「戻る」キー61がONされない
とき(S6;No )、熊模様選択キー62が押され模様が
選択されると(S7;Yes)、その刺繍模様の模様データ
がROM23から読込まれ(S8)、S9において、デ
ィスプレイ10に図9の模様編集画面70が表示され、
その模様編集画面70において、選択された刺繍模様
「熊」72がそのカラー表示データに基づいてカラー表
示される。
【0055】この模様編集画面70では、その左部に縫
製領域71が設けられ、その縫製領域71内に刺繍模様
「熊」72がカラー表示され、縫製領域71の右側に8
方キー73が設けられ、8方キー73の下側に、「消
去」キー74、「どの模様?」キー75、「記憶」キー
76、「グリッド」キー77、「戻る」キー78が設け
られている。
【0056】次に、図5に示すように、図9の模様編集
画面70において、「戻る」キー78がONされると
(S11;Yes)S5へリターンし、ディスプレイ10に
1つ前の図8の模様選択画面70が表示されるが、「戻
る」キー78がONされないとき(S11;No )、「グ
リッド」キー77がONされると(S12;Yes)、図1
0に示すように、縫製領域71に、等間隔の複数の縦線
と横線からなるグリッド線79が表示され(S13)、
模様配置の認識及び変更がし易くなる。
【0057】次に、模様編集キーが操作されると(S1
4;Yes)、模様編集処理(S15)が行われるが、この
模様編集処理においては、8方キー73をタッチ操作す
ることにより、図柄模様「熊」72の配置を変更するこ
とができる。尚、図示していないが、所定のキー操作に
より、刺繍模様を拡大/縮小、回転等の編集を行うこと
ができる。尚、複数の刺繍模様が表示(選択)されてい
る場合、「どの模様?」キー75をタッチ操作して1つ
の刺繍模様を指定すると、その刺繍模様を編集すること
ができ、また、「消去」キー74を押すことにより、指
定した刺繍模様を消去することもできる。
【0058】その後、「記憶」キー76がONされない
とき(S16;No )、起動・停止スイッチ12がONさ
れると(S19;Yes)、次にS7で選択された刺繍模様
の縫製処理(S20)が実行され、縫製が停止すると
(S21;Yes)S11へリターンする。ところで、図柄
模様「熊」と、図柄模様「ハート」と、文字模様「HAND
MADE 」を選択/編集するため、図9(又は図10)の
模様編集画面70において、「戻る」キー78をONし
て図8の模様選択画面60に戻し、更に、図8の模様選
択画面60において「戻る」キー61をONして図7の
模様種類選択画面50に戻し、前記と略同じ手順で、図
柄模様「ハート」と、文字模様「HAND MADE 」を選択/
編集する。
【0059】さて、図柄模様「熊」と、図柄模様「ハー
ト」と、文字模様「HAND MADE 」を選択/編集すると、
これらの模様を組み合わせた刺繍模様89が、図11の
模様編集画面70の縫製領域71に表示される。尚、こ
こで、「グリット」キー77をONすることで、図12
に示すように、刺繍模様89を表示した縫製領域71に
グリット線79を表示させることができ、模様「熊」、
「ハート」、「HAND MADE 」の相対的な配置関係が判り
やすく配置変更もし易くなる。
【0060】ここで、図5に示すように、図11(又は
図12)の模様編集画面70において記憶キー76がO
Nされると(S16;Yes)、カラー表示データ減色処理
(S17)が実行される。このカラー表示データ減色処
理では、ROM23から読込まれた、図柄模様「熊」
と、図柄模様「ハート」と、文字模様「HAND MADE 」の
カラー表示データに減色処理を施されて白黒表示データ
が作成される。
【0061】尚、この減色処理について具体的に述べる
と、例えば256色の色をカラーディスプレイ上に表現
可能とした場合、ディスプレイの1ドットについて1バ
イトのカラー表示データが必要に、また、64万色の色
を表現可能とした場合、ディスプレイの1ドットについ
て2バイトのカラー表示データが必要になる。
【0062】この減色処理においては、これらのカラー
表示データに基づいて、ディスプレイ上の各ドットに対
応する表示データを所定の手順に従い減色するのである
が、白黒表示データを作成する場合には、このディスプ
レイ上の1ドットをオンするか否か(即ち、データを
「1」とするか「0」とするか)の2値データ(即ち1
ドット)のデータとすることになる。また、この減色処
理において、1ドットについて2バイトのデータ(64
万色のカラー表示データ)で表現される色に関し、所定
の色変換処理を行うことにより1ドットについて1バイ
トのカラー表示データ(256色のカラー表示データ)
を作成するようにしてもよい。
【0063】その後、カラー表示データ減色処理で作成
された、図柄模様「熊」と、図柄模様「ハート」と、文
字模様「HAND MADE 」の白黒表示データと、縫製データ
と、付随データとがフラッシュメモリ25に記憶され
る。尚、図柄模様「熊」が色別の複数の模様部(第1模
様部、第2模様部・・・)からなる場合、図15に示す
ように、模様部毎に、カラー表示データ減色処理が行わ
れ、作成された白黒表示データと縫製データと付随デー
タがフラッシュメモリ25に記憶される。
【0064】次に、模様「熊」、「ハート」、「HAND M
ADE 」からなる刺繍模様89の白黒表示データと縫製デ
ータと付随データとがフラッシュ25に記憶されている
状態のとき、図4に示すように、図7の模様種類選択画
面50において、「記憶の呼び出し」キー53がONさ
れると(S4;Yes)、図6に示すように、ディスプレイ
10に図13の模様呼び出し確認画面80が表示される
(S25)。
【0065】この模様呼び出し確認画面80では、その
左部に縫製領域81が設けられ、その縫製領域81の右
側に複数のポケットキー82が設けられ、縫製領域81
の下側に「呼び出し」キー83と「消去」キー84、
「戻る」キー85が設けられている。複数のポケットキ
ー82の表示は、これらポケットキー82に対応付けて
複数の刺繍模様がフラッシュメモリ25に記憶されてい
ることを示し、各ポケットキー82におけるパーセント
表示は、フラッシュメモリ25の全記憶容量に対するデ
ータ記憶量を示している。
【0066】さて、前記模様「熊」、「ハート」、「HA
ND MADE 」からなる刺繍模様89の白黒表示データと縫
製データと付随データとが、ポケットキー82aに対応
付けてフラッシュメモリ25に記憶されているものとす
ると、次に、「戻る」キー85がONされないとき(S
26;No )、ポケットキー82aを押し、「呼び出し」
キー83を押すことにより、前記刺繍模様89の白黒表
示データが呼び出され(S27;Yes)、図14に示すよ
うに、その白黒表示データに基づいて、呼び出された刺
繍模様89が縫製領域81に白黒表示される(S2
8)。
【0067】刺繍模様89が縫製領域81に白黒表示さ
れると、「呼び出し」キー83が「確定」キー86に変
更され、次に、「消去」キー84がONされないとき
(S29;No )、「確定」キー86がONされると(S
30;Yes)、カラー表示データ作成処理(S31)が実
行される。このカラー表示データ作成処理では、刺繍模
様89の縫製データとその付随データとからそのカラー
表示データを作成する。具体的には、フラッシュメモリ
25に記憶された付随データには、模様の糸色コードが
含まれているので、その糸色コードの指示する色情報と
縫製データとに基づいてカラー表示データが作成され
る。その後、S9へリターンし、ディスプレイ10に図
9の模様編集画面70が表示され、S31のカラー表示
データ作成処理で作成されたカラー表示データに基づい
て、刺繍模様89がディスプレイ10にカラー表示され
る。
【0068】一方、ポケットキー82を押さず或いは
「呼び出し」キー83を押さずに、刺繍模様89の白黒
表示データが呼び出されないとき(S27;No )と、
「確定」キー86がONされないときには(S30;No
)S26へリターンする。また、「消去」キー84が
ONされると(S29;Yes)、ディスプレイ10に白黒
表示されている刺繍模様80の模様データがフラッシュ
メモリ25から消去され(S32)S26へリターンす
る。
【0069】尚、S8が模様データ読込手段、S2、S
3、S5、S7が模様選択手段、S17が減色表示デー
タ作成手段、S18が記憶制御手段、S14、S15が
模様編集手段、S31がカラー表示データ作成手段に相
当する。
【0070】この電子制御ミシンMによれば、選択され
た刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施して減色
表示データを作成し、その減色表示データをフラッシュ
メモリ25に書換え可能に記憶させるので、フラッシュ
メモリ25にデータ量の大きいカラー表示データを記憶
させる場合と比べると多くの刺繍模様の模様データを記
憶させることが可能になる。つまり、フラッシュメモリ
25の記憶容量を小さくすることができ製作コストを低
減できる。
【0071】そして、刺繍模様の減色表示データととも
に縫製データと付随データをフラッシュメモリ25に記
憶させることにより、選択/編集した1又は複数の刺繍
模様を縫製に供する刺繍模様として、再度選択/編集し
直すことなく容易に設定し縫製することが可能になる。
しかも、カラー表示データ減色処理で、白黒表示データ
を作成するので、白黒表示データのデータ量が、カラー
表示データのデータ量よりも遙かに小さいことから、白
黒表示データを記憶させるフラッシュメモリ25の記憶
容量を確実に小さくでき製作コストを低減することがで
きる。
【0072】更に、選択された刺繍模様の減色表示デー
タとともに縫製データと刺繍模様の糸色情報を含む付随
データとをフラッシュメモリ25に記憶させ、刺繍模様
の縫製データとその付随データとからそのカラー表示デ
ータを作成するので、フラッシュメモリ25に設定され
た刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として確定した場
合、フラッシュメモリ25にカラー表示データを記憶さ
せその記憶容量を増大させずに、刺繍模様の縫製データ
とその付随データとからそのカラー表示データを作成す
ることができる。
【0073】前記実施形態の変更形態について説明す
る。1〕S17のカラー表示データ減色処理では、カラ
ー表示データを、白黒表示データではなく、刺繍模様を
数色又は数10色で表示する減色表示データを作成する
ようにし、S28においては、その減色表示データに基
づいて刺繍模様を減色表示させるようにしてもよい。
【0074】2〕S31のカラー表示データ作成処理に
おいては、刺繍模様の減色表示データと糸色情報を含む
付随データとからそのカラー表示データを作成可能に構
成してもよい。3〕S18においては、刺繍模様の白黒
(減色)表示と縫製データと付随データを、フラッシュ
メモリ25ではなく、FD45等のミシン外部の不揮発
記憶媒体に記憶させるように構成してもよい。
【0075】4〕前記メイン実施形態における、模様選
択ルーチン、模様データ読込ルーチン、減色表示データ
作成ルーチン、記憶制御ルーチン、更には、カラー表示
データ作成ルーチンを含む表示データ作成記憶制御プロ
グラムを、記録媒体としてのROMカード7又はFD8
に記録させてもよい。これにより、この電子制御ミシン
Mに限らず、ディスプレイを備え、ROMカード又はF
Dが使用可能なミシンに、前記ROMカード7又はFD
8を装着し、その内部に記録された前記模様表示プログ
ラムを使用することができ、これを使用したミシンにお
いて、前記実施形態の電子制御ミシンMと同様の作用・
効果が得られる。
【0076】5〕前記実施形態では、ROM23等に複
数種類の刺繍模様をカラー表示させる為のカラー表示デ
ータと縫製データと付随データを含む模様データを記憶
させるようにしたが、ROM23等に、複数種類の刺繍
模様に関する縫製データと刺繍模様の糸色情報を含む付
随データとからなる模様データを記憶させ、選択された
刺繍模様の減色表示データと付随データとからそのカラ
ー表示データを作成し、そのカラー表示データに基づい
て刺繍模様をディスプレイ10にカラー表示させてもよ
い。
【0077】6〕更にこの場合、このカラー表示データ
に減色処理を施して減色表示データを作成し、その減色
表示データをフラッシュメモリ25等にデータ書換え可
能に記憶させるようにしてもよい。また、前記減色表示
データを白黒表示データとすることも可能であるし、更
に、フラッシュメモリ25等に記憶された縫製データ
(又は減色表示データ)と付随データとから再度カラー
表示データを作成するように構成してもよい。
【0078】つまり、ROM23等にカラー表示データ
を記憶させる場合と比べると多くの刺繍模様の模様デー
タを記憶させ、また、フラッシュメモリ25等にカラー
表示データを記憶させる場合と比べると多くの刺繍模様
の模様データを記憶させることが可能になり、模様デー
タ記憶手段としてのROM23等、不揮発性記憶媒体と
してのフラッシュメモリ25等の記憶容量を小さくする
こともでき製作コストを低減可能になる。
【0079】尚、本発明は前記実施形態に限定して解釈
されるべきではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲において、前記実施形態に、既存の技術や当業者に
自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得
る。
【0080】
【発明の効果】 請求項1の刺繍縫製可能な電子制御ミ
シンによれば、減色表示データ作成手段により、模様選
択手段で選択され模様データ読込手段により読込まれた
刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施して減色表
示データを作成することができ、記憶制御手段により、
減色表示データ作成手段で作成された刺繍模様の減色表
示データを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書換え可
能な不揮発性記憶媒体に記憶させることができ、表示制
御手段により、不揮発性記憶媒体に記憶されている減色
表示データに基づいてその刺繍模様を減色表示させて確
認し、その刺繍模様を縫製に供する刺繍模様として確定
することができる。
【0081】つまり、刺繍模様の減色表示データととも
に縫製データ等も不揮発性記憶媒体に記憶させることに
より、選択/編集した1又は複数の刺繍模様を縫製に供
する刺繍模様として、再度選択/編集し直すことなく容
易に設定し縫製することが可能になる。そして、選択さ
れた刺繍模様のカラー表示データに減色処理を施して減
色表示データを作成し、その減色表示データを不揮発性
記憶媒体に書換え可能に記憶させるので、不揮発性記憶
媒体にカラー表示データを記憶させる場合と比べると多
くの刺繍模様の模様データを記憶させることが可能にな
る。つまり、不揮発性記憶媒体の記憶容量を小さくする
ことができ製作コストを低減できる。
【0082】請求項2の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、模様編集手段により、模様選択手段で選択さ
れた1又は複数の刺繍模様を編集することができ、減色
表示データ作成手段により、模様編集手段で編集された
刺繍模様の減色表示データを作成することができる。従
って、選択/編集された1又は複数の刺繍模様の減色表
示データとともに縫製データ等も不揮発性記憶媒体に記
憶させることにより、選択/編集した1又は複数の刺繍
模様を、再度選択/編集し直すことなく容易に設定し縫
製できる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0083】請求項3の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、前記減色表示データは白黒表示データである
ので、白黒表示データのデータ量が、カラー表示データ
のデータ量よりも遙かに小さいため、白黒表示データを
記憶させる不揮発性記憶媒体の記憶容量を確実に小さく
でき製作コストを低減することができる。その他請求項
1又は2と同様の効果を奏する。
【0084】請求項4の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示
データに基づいてその刺繍模様を減色表示させ、その刺
繍模様を縫製に供する刺繍模様として確定した場合、不
揮発性記憶媒体にカラー表示データを記憶させその記憶
容量を増大させずに、カラー表示データ作成手段によ
り、刺繍模様の縫製データとその付随データとからその
カラー表示データを作成することができ、表示制御手段
により、カラー表示データ作成手段で作成されたカラー
表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示させること
ができる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を
奏する。
【0085】請求項5の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示
データに基づいてその刺繍模様を減色表示させ、その刺
繍模様を縫製に供する刺繍模様として確定した場合、不
揮発性記憶媒体にカラー表示データを記憶させその記憶
容量を増大させずに、カラー表示データ作成手段によ
り、刺繍模様の減色表示データと付随データとからその
カラー表示データを作成することができ、表示制御手段
により、カラー表示データ作成手段で作成されたカラー
表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示させること
ができる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を
奏する。
【0086】請求項6の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、減色表示データ作成手段により、カラー表示
データ作成手段で作成されたカラー表示データに減色処
理を施して減色表示データを作成でき、記憶制御手段に
より、減色表示データ作成手段で作成された刺繍模様の
減色表示データを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書
換え可能な不揮発性記憶媒体に記憶させることができ、
表示制御手段により、不揮発性記憶媒体に記憶されてい
る減色表示データに基づいてその刺繍模様を減色表示さ
せて確認し、その刺繍模様を縫製に供する刺繍模様とし
て確定することができる。ここで、刺繍模様の減色表示
データとともに縫製データ等も不揮発性記憶媒体に記憶
させることにより、選択/編集した1又は複数の刺繍模
様を縫製に供する刺繍模様として、再度選択/編集し直
すことなく容易に設定し縫製することが可能になる。
【0087】つまり、刺繍模様に関する縫製データと付
随データを模様データ記憶手段から読込んで、その縫製
データと付随データに基づいて刺繍模様のカラー表示デ
ータを作成し、また、このカラー表示データに減色処理
を施して減色表示データを作成し、その減色表示データ
を不揮発性記憶媒体に書換え可能に記憶させるので、模
様データ記憶手段にカラー表示データを記憶させる場合
と比べると多くの刺繍模様の模様データを記憶させ、ま
た、不揮発性記憶媒体にカラー表示データを記憶させる
場合と比べると多くの刺繍模様の模様データを記憶させ
ることが可能になり、模様データ記憶手段、不揮発性記
憶媒体の記憶容量を小さくすることもでき製作コストを
低減可能になる。
【0088】請求項7の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、模様編集手段により、模様選択手段で選択さ
れた1又は複数の刺繍模様を編集することができ、減色
表示データ作成手段により、模様編集手段で編集された
刺繍模様の減色表示データを作成することができる。従
って、選択/編集された1又は複数の刺繍模様の減色表
示データとともに縫製データ等も不揮発性記憶媒体に記
憶させることにより、選択/編集した1又は複数の刺繍
模様を、再度選択/編集し直すことなく容易に設定し縫
製できる。その他請求項6と同様の効果を奏する。
【0089】請求項8の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、前記減色表示データは白黒表示データである
ので、白黒表示データのデータ量が、カラー表示データ
のデータ量よりも遙かに小さいため、白黒表示データを
記憶させる不揮発性記憶媒体の記憶容量を確実に小さく
でき製作コストを低減することができる。その他請求項
6又は7と同様の効果を奏する。
【0090】請求項9の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
によれば、不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示
データに基づいてその刺繍模様を減色表示させ、その刺
繍模様を縫製に供する刺繍模様として確定した場合、不
揮発性記憶媒体にカラー表示データを記憶させその記憶
容量を増大させずに、カラー表示データ作成手段によ
り、刺繍模様の縫製データとその付随データとからその
カラー表示データを作成することができ、表示制御手段
により、カラー表示データ作成手段で作成されたカラー
表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示させること
ができる。その他請求項6〜8の何れかと同様の効果を
奏する。
【0091】請求項10の表示データ作成記憶制御プロ
グラムを記録した記録媒体によれば、減色表示データ作
成ルーチンにより、模様選択ルーチンで選択され模様デ
ータ読込ルーチンにより読込まれた刺繍模様のカラー表
示データに減色処理を施して減色表示データを作成する
ことができ、記憶制御ルーチンにより、減色表示データ
作成ルーチンで作成された刺繍模様の減色表示データ
を、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書換え可能な不揮
発性記憶媒体に記憶させることができ、表示制御ルーチ
ンにより、不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示
データに基づいてその刺繍模様を減色表示させることが
できる。
【0092】つまり、選択された刺繍模様のカラー表示
データに減色処理を施して減色表示データを作成し、そ
の減色表示データを不揮発性記憶媒体に書換え可能に記
憶させるので、不揮発性記憶媒体にカラー表示データを
記憶させる場合と比べると多くの刺繍模様の模様データ
を記憶させることが可能になる。つまり、不揮発性記憶
媒体の記憶容量を小さくすることができ製作コストを低
減できる。その他の作用については請求項1と略同様の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御ミシンの斜視
図である。
【図2】電子制御ミシンの制御系を示すブロック図であ
る。
【図3】ROM内のデータ構造を示す図である。
【図4】制御装置で実行される制御を示すフローチャー
ト(1/3部)である。
【図5】制御装置で実行される制御を示すフローチャー
ト(2/3部)である。
【図6】制御装置で実行される制御を示すフローチャー
ト(3/3部)である。
【図7】ディスプレイに表示された模様種類選択画面で
ある。
【図8】ディスプレイに表示された模様選択画面であ
る。
【図9】ディスプレイに表示された模様編集画面であ
る。
【図10】ディスプレイに表示された模様編集画面であ
る。
【図11】ディスプレイに表示された模様編集画面であ
る。
【図12】ディスプレイに表示された模様編集画面であ
る。
【図13】ディスプレイに表示された模様呼び出し確認
画面である。
【図14】ディスプレイに表示された模様呼び出し確認
画面である。
【図15】ROMとフラッシュメモリ内のデータ構造を
示す図である。
【符号の説明】
C 制御装置 M 電子制御ミシン 10 カラー液晶ディスプレイ(LCD) 20 ディスプレイコントローラ(LCD
C) 23 ROM 40 ROMカード 45 フロッピーディスク(FD)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の刺繍模様をカラー表示させる
    為のカラー表示データと縫製データとを含む模様データ
    を記憶させた模様データ記憶手段から模様データを読込
    む模様データ読込手段と、この模様データ読込手段で読
    込まれたカラー表示データに基づいて刺繍模様をカラー
    表示可能なディスプレイを含む表示手段を備え、縫製デ
    ータに基づいて刺繍模様を縫製可能な電子制御ミシンに
    おいて、 前記複数種類の刺繍模様から所望の刺繍模様を選択可能
    な模様選択手段と、 前記模様選択手段で選択され前記模様データ読込手段に
    より読込まれた刺繍模様のカラー表示データに減色処理
    を施して減色表示データを作成する減色表示データ作成
    手段と、 前記減色表示データ作成手段で作成された刺繍模様の減
    色表示データを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書換
    え可能な不揮発性記憶媒体に記憶させる記憶制御手段
    と、 前記不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示データ
    に基づいてその刺繍模様を減色表示させる表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫製可能な電子制御ミシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記模様選択手段で選択された1又は複
    数の刺繍模様を編集可能な模様編集手段を設け、前記減
    色表示データ作成手段は、模様編集手段で編集された刺
    繍模様の減色表示データを作成可能に構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の刺繍縫製可能な電子制御ミシ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記減色表示データは白黒表示データで
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍縫製
    可能な電子制御ミシン。
  4. 【請求項4】 前記記憶制御手段は、選択された刺繍模
    様の減色表示データとともに縫製データと刺繍模様の糸
    色情報を含む付随データとを不揮発性記憶媒体に記憶さ
    せ、刺繍模様の縫製データとその付随データとからその
    カラー表示データを作成可能なカラー表示データ作成手
    段を設け、前記表示制御手段はそのカラー表示データ作
    成手段で作成されたカラー表示データに基づいて刺繍模
    様をカラー表示させることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の刺繍縫製可能な電子制御ミシン。
  5. 【請求項5】 前記記憶制御手段は、選択された刺繍模
    様の減色表示データとともに縫製データと刺繍模様の糸
    色情報を含む付随データとを不揮発性記憶媒体に記憶さ
    せ、刺繍模様の減色表示データと付随データとからその
    カラー表示データを作成可能なカラー表示データ作成手
    段を設け、前記表示制御手段はそのカラー表示データ作
    成手段で作成されたカラー表示データに基づいて刺繍模
    様をカラー表示させることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の刺繍縫製可能な電子制御ミシン。
  6. 【請求項6】 複数種類の刺繍模様に関する縫製データ
    と刺繍模様の糸色情報を含む付随データとからなる模様
    データを記憶させた模様データ記憶手段から模様データ
    を読込む模様データ読込手段と、この模様データ読込手
    段で読込まれた縫製データと付随データとに基づいて刺
    繍模様のカラー表示データを作成するカラー表示データ
    作成手段と、このカラー表示データ作成手段で作成され
    たカラー表示データに基づいて刺繍模様をカラー表示可
    能なディスプレイを含む表示手段とを備え、縫製データ
    に基づいて刺繍模様を縫製可能な電子制御ミシンにおい
    て、 前記複数種類の刺繍模様から所望の刺繍模様を選択可能
    な模様選択手段と、 前記模様選択手段で選択された刺繍模様に関し、前記模
    様データ読込手段により読込まれた縫製データと付随デ
    ータとに基づいて前記カラー表示データ作成手段で作成
    されたカラー表示データに減色処理を施して減色表示デ
    ータを作成する減色表示データ作成手段と、 前記減色表示データ作成手段で作成された減色表示デー
    タを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ書換え可能な不
    揮発性記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、 前記不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示データ
    に基づいてその刺繍模様を減色表示させる表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫製可能な電子制御ミシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記模様選択手段で選択された1又は複
    数の刺繍模様を編集可能な模様編集手段を設け、前記減
    色表示データ作成手段は、模様編集手段で編集された刺
    繍模様の減色表示データを作成可能に構成したことを特
    徴とする請求項6に記載の刺繍縫製可能な電子制御ミシ
    ン。
  8. 【請求項8】 前記減色表示データは白黒表示データで
    あることを特徴とする請求項6又は7に記載の刺繍縫製
    可能な電子制御ミシン。
  9. 【請求項9】 前記記憶制御手段は選択された刺繍模様
    の減色表示データとともに縫製データと付随データを不
    揮発性記憶媒体に記憶させ、前記カラー表示データ作成
    手段は刺繍模様の縫製データとその付随データとからそ
    のカラー表示データを作成し、前記表示制御手段はその
    カラー表示データ作成手段で作成されたカラー表示デー
    タに基づいて刺繍模様をカラー表示させることを特徴と
    する請求項6〜8の何れかに記載の刺繍縫製可能な電子
    制御ミシン。
  10. 【請求項10】 複数種類の刺繍模様をカラー表示させ
    る為のカラー表示データと縫製データとを含む模様デー
    タを記憶させた模様データ記憶手段より模様データを読
    込む模様データ読込ルーチンを記録した記録媒体であっ
    て、模様データ読込ルーチンで読込まれたカラー表示デ
    ータに基づいて刺繍模様をカラー表示可能なディスプレ
    イを含む表示手段を備え、縫製データに基づいて刺繍模
    様を縫製可能な電子制御ミシンに着脱可能に装着される
    記録媒体において、 前記複数種類の刺繍模様から所望の刺繍模様を選択可能
    な模様選択ルーチンと、 前記模様選択ルーチンで選択され前記模様データ読込ル
    ーチンにより読込まれた刺繍模様のカラー表示データに
    減色処理を施して減色表示データを作成する減色表示デ
    ータ作成ルーチンと、 前記減色表示データ作成ルーチンで作成された刺繍模様
    の減色表示データを、ミシンに内蔵の又は外部のデータ
    書換え可能な不揮発性記憶媒体に記憶させる記憶制御ル
    ーチンと、 前記不揮発性記憶媒体に記憶されている減色表示データ
    に基づいてその刺繍模様を減色表示させる表示制御ルー
    チンと、 を備えたことを特徴とする表示データ作成記憶制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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