JP4230806B2 - 電動弁 - Google Patents

電動弁 Download PDF

Info

Publication number
JP4230806B2
JP4230806B2 JP2003109226A JP2003109226A JP4230806B2 JP 4230806 B2 JP4230806 B2 JP 4230806B2 JP 2003109226 A JP2003109226 A JP 2003109226A JP 2003109226 A JP2003109226 A JP 2003109226A JP 4230806 B2 JP4230806 B2 JP 4230806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
main valve
sub
valve
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003109226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004316718A (ja
JP2004316718A5 (ja
Inventor
英一 笹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2003109226A priority Critical patent/JP4230806B2/ja
Publication of JP2004316718A publication Critical patent/JP2004316718A/ja
Publication of JP2004316718A5 publication Critical patent/JP2004316718A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4230806B2 publication Critical patent/JP4230806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される電動弁に係り、特に小型化が可能で、小さい駆動力で正確に開閉可能なパイロット弁付きの電動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される電動弁は、冷媒等の流体の流量を制御する機器であり、通常、弁室および弁座を備えた弁本体と、鍔状部を介して前記弁本体の上部に固着された有底円筒状のキャンとを備えており、該キャンの内側にはロータが内蔵され、前記キャンの外部には中央部に挿通孔を有するステータが外嵌されているものである。
【0003】
図9は前記した公知の特許文献1に示された電動弁の縦断面図を示しており、電動弁1の弁本体2は、弁室2cと、ガイドブッシュ固定部2dと、キャン固着部2eとを備え、弁室2cには冷媒等の流体が出入する流体流入管2a、流体流出管2bが設けられるとともに、その内部には弁軸3の先端に形成された弁体3aであるニードル弁が接離する弁座2fが配設されている。
【0004】
前記ガイドブッシュ固定部2dは、弁室の上方に位置し、弁本体2とガイドブッシュ4とを固定する。該ガイドブッシュ4の内周には雌ねじ部4aが形成され、該雌ねじ部4aには弁軸ホルダ5の外周に形成された雄ねじ部5aが螺合され、雌ねじ部と雄ねじ部とによりねじ送り機構が構成されている。そして、この弁軸ホルダ5内には、下端部に弁体3aを形成している弁軸3が摺動可能に嵌挿されており、該弁軸3は弁軸ホルダ5内に縮装された圧縮コイルばね3bによって常時下方に付勢されている。
【0005】
キャン固着部2eは弁本体2の上端に位置し、内周面をかしめ固定されるとともに下端面を溶接により接合されているリング状金属板で構成され、その外周部にてキャン6の鍔状部と溶接され弁本体2にキャン6を固定している。弁軸3とロータ7との結合は、弁軸3に弁軸ホルダ5と一体成形されるスリーブ5dを外嵌させるとともに、これを永久磁石付きのロータ7に内嵌させることによって行われている。弁軸3の上端にはプッシュナット3cが圧入固定され、その鍔部が弁軸3に若干の上下動を許容してロータ7に結合している。また、弁軸3およびロータ7の上方移動の最上限は、ロータ7の上部に設けられているばね7bとキャン6の内面との接触によって行われる。弁軸ホルダ5に固定される下ストッパ4bとスリーブ5dに形成される上ストッパ5bとによりストッパ機構が構成される。
【0006】
キャン6の内部にはロータ7が内蔵され、キャン6の外部にはステータ8が外嵌されている。ステータ8の内部には上下にステータコイル8aおよびヨーク8bが格納されており、ステータコイル8aはリード線8cおよびステータ8の外周に設けられたコネクタ8dを通じて通電される。ステータコイル8aの通電によりヨーク8bが励磁されてロータ7を回転させ、ねじ送り機構により弁軸ホルダ5と弁軸3を摺動させることにより弁体3aを開閉作動させて冷媒流量の制御を行っている。ステータ8にはコネクタのカバー8eが接着されている。
【0007】
ステータ8の下方に金属製のリング状の取付板9を固定し、この取付板9と一体に形成された回り止め片9aを、弁本体2から水平方向に突出する流体流入管2aに係合させるとともに、弁本体2とキャン6とのリング状溶接部の一辺に係合孔9bを係合させ、リング状溶接部の他辺には取付板9と一体に形成された押圧片9cを押圧させてステータ8を固定している。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−50415号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術に係る前記電動弁は、弁体を開閉するための大きな開閉力を要し、そのために、ステ−タ等からなる弁体駆動部が大形になり易いという問題があった。
【0010】
したがって、本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、全体形状の小形化と、主弁の開閉度を正確にコントロールできる電動弁を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、本発明に係る電動弁は、下記の構成を具備する。即ち、
請求項1記載の電動弁は、主弁本体と副弁本体とを一体に構成し、上記主弁本体は主弁室内の主弁座に接離して冷媒の流量を制御する主弁体を具備し、上記副弁本体は副弁室内の副弁座に接離して冷媒の流量を正比例に制御する副弁体を具備し、上記主弁体の開度の増減は、副弁体による主弁体の背圧の増減によって行われ、該副弁体の流路断面積の変化に、主弁体の流路断面積の変化を正比例させるように構成されている
かかる特徴により、副弁体を主弁体のパイロット弁とすることで、小流量の副弁体の開閉により、大流量の主弁体を開閉する電動弁とすることができる。
そして、上記副弁本体は、上記副弁体を作動させるステッピングモータを備えており、上記副弁体と、上記主弁体とを同軸的に上下に位置させ、上記主弁体の上部に被ガイド部を形成し、上記副弁本体の下部にガイド部を形成し、上記被ガイド部の上下動を上記ガイド部により案内する、ことを特徴とする。
かかる特徴により、副弁体の流量制御により、主弁体の流量を容易に制御することができ、簡単な構成で主弁体の流量を制御することができると共に、ステッピングモータの回転に対して主弁体の流量を容易に制御することができ、簡単な構成で主弁体の横ぶれを防止することができる。
【0015】
請求項記載の電動弁は、請求項記載の電動弁において、上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部にテーパ部を形成し、該テーパ部と上記主弁室内壁との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする。
請求項記載の電動弁は、請求項記載の電動弁において、上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部に対応する上記主弁室内壁部分にテーパ部を形成し、該テーパ部と上記主弁体の径大部外周面との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする。
請求項記載の電動弁は、請求項記載の電動弁において、上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部に略一定幅のスリットテーパ部を形成し、該スリットテーパ部と上記主弁室内壁との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする。
請求項記載の電動弁は、請求項記載の電動弁において、上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部に一定深さの定深さスリット部を形成し、該定深さスリット部と上記主弁室内壁との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする。
かかる請求項2から5のいずれかの特徴により、副弁体の流量制御が確実になり、その結果、主弁体における流量制御が正確となる。
請求項記載の電動弁は、請求項1から5のいずれかの電動弁において、上記主弁体の流量を上記副弁体の流量に相似的に変化させることを特徴とする。
かかる特徴により、上記主弁体と上記副弁体との開閉度を相似形とすることが可能となる。
【0016】
【実施形態1】
実施形態1に係る電動弁10は、主弁室61内の弁座62に接離する主弁体63により冷媒の通過流量を制御する主弁本体60と、主弁本体60に設けられた副弁本体20に固着され副弁体23を作動させるロータ30を内蔵するキャン40と、該キャン40に外嵌されロータ30を回転駆動するステータ50と主弁本体60のパイロット弁として副弁室21内の副弁座22に接離して主弁体63の開閉度を制御する副弁体23と、を備えている。前記主弁体63の開度の増減は、副弁体23による主弁体63の背圧の増減によって行われる。なお、ロータ30とステータ50によりステッピングモータを構成している。
【0017】
キャン40は、ステンレス等の非磁性の金属から形成される有底円筒状をしており、副弁本体20の上部に固着されたステンレス製の鍔状板41に溶接等により固着され、内部は気密状態に保たれている。ステータ50は磁性材より構成されるヨーク51と、このヨーク51にボビン52を介して巻回される上下のステータコイル53とから構成され、キャン40に外嵌する嵌合穴50aが形成されている。なお、ステータ50は中心に下面開口の嵌合穴50aを有し、この嵌合穴にキャン40が嵌合し、キャン40に固定される。
【0018】
副弁体23は黄銅製の弁軸24の下端に形成されている。副弁体23を副弁座22に接離させる駆動機構は、副弁本体20よりロータ30方向に延出して固定され、固定ねじ部25が形成される筒状のガイドブッシュ26と、該ガイドブッシュ26の固定ねじ部25に螺合する移動ねじ部31を有する弁軸ホルダ32とから構成されるねじ送り機構であり、前記ねじ送り機構をロータ30内の軸方向全長の略中央部に配置している。
【0019】
固定ねじ部25はガイドブッシュ26の外周に雄ねじで構成され、移動ねじ部31は弁軸ホルダ32の内周に雌ねじで構成されている。なお、ガイドブッシュ26および弁軸ホルダ32は、ともに黄銅製の円筒状材から形成されている。
【0020】
弁軸ホルダ32はガイドブッシュ26の外側に位置する下方開口の円筒状をしており、前記のように内面に移動ねじ部31が形成してあり、弁軸ホルダ32の中心に弁軸24の上部縮径部が嵌合してプッシュナット33により連結されている。副弁体23を下端に形成した弁軸24は黄銅より構成され、弁軸ホルダ32の中心に上下動可能に嵌挿されており、弁軸ホルダ32内に縮装された圧縮コイルばね34によって常時下方に付勢されている。ガイドブッシュ26の側面には副弁室21とキャン40内の均圧を図る均圧孔32aが形成してある。
【0021】
弁軸24の上端に圧入固定されたプッシュナット33の外周に円筒状の圧縮コイルばねで構成される復帰ばね35を取付け、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31との螺合が外れたときに、復帰ばね35がキャン40の内面に当接して固定ねじ部25と移動ねじ部31との螺合を復帰させるように付勢する。復帰ばね35はプッシュナット33の外周に緩く嵌合して載置した状態で取付けてもよく、またプッシュナット33の外周に弾接するように取付けてもよい。
【0022】
副弁本体20は黄銅等の金属から構成され、キャン40との接合は、副弁本体20に溶接等により固着された鍔状板41の段差部にキャンの端部を突き合わせ溶接することにより行っている。なお、突き合わせ溶接に限らず、キャン40の端部を外周に平坦に折り曲げて鍔状部として形成し、この鍔状部と鍔状板41とをいわゆる拝み溶接により固定するようにしてもよい。
副弁本体20の上部にはガイドブッシュ26が連結・固定されており、その下部には副弁室21が形成され、該副弁室21内に、弁軸24の下部が配置される。また、前記副弁室21の底部は副弁座22を構成している。また、副弁本体20の下部外周部には雄ねじ部20aが形成されると共に、副弁本体20の下部は下方に延設されガイド部20bが形成される。また、該ガイド部20b内空間と前記副弁室21とは連通流入孔21aにより連通しており、副弁座22の下部には下部副弁室21bが形成され、該下部副弁室21bは後述の連通流出孔60dに連通している。
【0023】
弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リング36を介して結合されており、支持リング36は実施形態1ではロータ30の成形時にインサートされた黄銅製の金属リングで構成されている。支持リング36の内周孔部に弁軸ホルダ32の上部突部が嵌合し、上記突部の外周をかしめ固定してロータ30、支持リング36および弁軸ホルダ32を結合している。副弁本体20、弁軸24、ガイドブッシュ26、弁軸ホルダ32、支持リング36は、前記したように全て黄銅より構成し、リサイクルを考慮した構成としている。
さらに、それぞれの部品は圧入・かしめで結合されているので、たとえば、弁軸ホルダ32と支持リング36のかしめを除去することでロータを再利用することができる。なお、黄銅以外の金属、例えば、ステンレスを用いることができるのは勿論である。
【0024】
ガイドブッシュ26にはストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着されており、下ストッパ体27はリング状のプラスチックより構成され、その上方には板状の下ストッパ片27aが突設されている。また、弁軸ホルダ32にはストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されており、上ストッパ体37もリング状のプラスチックより構成され、下方に向けて板状の上ストッパ片37aが突設され、前記下ストッパ片27aと係合可能である。
【0025】
下ストッパ体27はガイドブッシュ26の外周に形成された螺旋溝部分26aに射出成形により固着され、上ストッパ体37は弁軸ホルダ32の外周に形成された螺旋溝部分32bに射出成形により固着されている。なお、下ストッパ体27、上ストッパ体37の固着は射出成形に限らず、接着や圧入等により固着してもよいのは勿論である。
【0026】
主弁本体60は、概略円柱状に形成され、その上部には副弁本体20を装着するための取付凹部60gが形成され、該取付凹部60gの外周の上部には雌ねじ部60cが形成される。また、上記取付凹部60gの下部には、副弁本体20側のガイド部20bが嵌合されると共に、更にその下部には主弁室61が形成される。そして、この主弁室61の下部側方には流入孔60eが形成され、また、この下部には下部主弁室61b及び該下部主弁室61bに連通する流出孔60fが形成される。そして、流入孔60eには、流体流入管60aが装着され、流出孔60fには流体流出管60bが装着される。
更に、主弁本体60には主弁室61と並行して連通流出孔60dが形成される。該連通流出孔60dは、副弁座22と流出孔60fとを連通するものである。上記主弁本体60の主弁室61内部分には、径大部63bが配置される。
【0027】
上記主弁室61内における主弁体63の上下動により、流体流入管60aから流体流出管60bに流れる冷媒量を無段階に調節することができる。即ち、主弁体63は弁座62に離接する主弁座当接部63aと、径大部63bと、被ガイド部63dとからなる。前記径大部63bの下部には段部63fが形成されると共に、外周にはテーパ部63cが形成され、また、被ガイド部63dには連通孔63eが穿設される。なお、被ガイド部63dは、ガイド部20bの内面に上下に摺動可能に配置される。また、被ガイド部63d内で径大部63bの上面と副弁本体20の下面との間には主弁体63を閉方向に弾圧するコイルばね64が配置される。上記被ガイド部63dをガイド部20bにより案内させる構成は、主弁体63の振動(横移動)を防止することができる。
【0028】
また、主弁体63のテーパ部63cと主弁本体60の主弁室61内壁との隙間で形成される流路断面積A'は、副弁体23の上下動に伴って形成される流路断面積aの変化に比例するように主弁体63は上下動する(A'=k'a(k':定数))。上記流路断面積A'は、テーパ部63cのテーパ角度が一定なので主弁体63のリフト量Lに略比例するとみなすことが出来る。したがって、
式 L=ka(k:定数)、または、A'=k"L(k":定数)となる。
そして、副弁体23の副弁座当接部23aの形状と主弁体63の主弁座当接部63aの形状とは互いに略相似形に形成されると共に、弁軸24の上下動と主弁体63の上下動とは、相似的な位置となるように設計されることが望ましい。そして、その相似的な位置となるようにするためには、コイルばね64のばね定数(弾発力)とテーパ部63cの角度を考慮すればよい。
【0029】
上記ステータ50から、ステータコイル53に接続された複数のリード端子54が突出しており、このリード端子に複数のリード線55が接続されたコネクタ56が連結されている。そして、コネクタ56を覆うカバー57がステータ50に溶着され、カバー57内はシリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等の充填材58で充填されている。
【0030】
前記の如く構成された電動弁10の動作について説明する。
(開→閉)
ステッピングモータを構成するステータコイル53に一方向の通電を行い励磁すると、副弁本体20に固着されたガイドブッシュ26に対しロータ30および弁軸ホルダ32が回転され、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構により、例えば弁軸ホルダ32が下方に移動して副弁体23が副弁座22に着座圧接して弁口は閉じられる。
【0031】
弁口が閉じられた時点では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に当接しておらず、副弁体23が弁口を閉じたままロータ30および弁軸ホルダ32はさらに回転下降する。このときは弁軸24に対して弁軸ホルダ32が下降するため、圧縮コイルばね34が圧縮されることにより弁軸ホルダ32の下降力は吸収される。その後ロータ30がさらに回転して弁軸ホルダ32が下降されると、上ストッパ体37の上ストッパ片37aが下ストッパ体27の下ストッパ片27aに当接し、ステータコイル53に対する通電が続行されても弁軸ホルダ32の下降は強制的に停止される。
【0032】
上ストッパ体37と下ストッパ体27とから構成されるストッパ機構は、ロータ30の軸方向の全長内に配置されているので、ストッパ機構が機能しているときでもロータ30や弁軸ホルダ32が大きく傾いたりすることが少なく作動が安定し、つぎにロータ30を逆転するときでも円滑に行うことができる。
上記副弁座当接部23aの閉動作により、上記主弁本体60の閉動作が行われる。即ち、副弁座当接部23aの閉動作分(減少分)に応じて、副弁本体20を流れる量が減少し、その結果、連通流入孔21aを流れる量が減少し、上部主弁室61aの冷媒圧が上昇し、主弁体63を下方、即ち、主弁体63を閉方向に動作させる。
【0033】
(閉→開)
ステータコイル53に他方向の通電を行い励磁すると、副弁本体20に固着されたガイドブッシュ26に対しロータ30および弁軸ホルダ32が前記と逆方向に回転され、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構により、今度は弁軸ホルダ32が上方に移動して弁軸24の下端の副弁体23が副弁座22から離れて弁口が開かれ、冷媒は弁口を通過することができる。そして、ロータ30の回転量により冷媒の通過量を制御することができ、ロータの回転量はパルス数にて規制されるため正確な制御を行うことができる。
【0034】
このようにロータ30が回転し、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構によりロータ30、弁軸ホルダ32および弁軸24が軸方向に摺動するが、ねじ送り機構がロータ30内の特に中央部に位置し、ロータ30の支持および駆動がロータ30の全長内で行われているため、回転時にロータ30が振れることが少なく安定して回転させることができる。
【0035】
そして、上記副弁座当接部23aの開動作により、上記主弁本体60の開動作が行われる。即ち、副弁座当接部23aの開動作分(増加分)に応じて、副弁本体20を流れる量が比例的に増大し、その結果、連通流入孔21aを流れる量が増大し、上部主弁室61aの冷媒圧が下降し、主弁体63を上方、即ち、主弁体63を開方向に動作させる。また、上記実施形態1の電動弁10において、流体流入管60aから流入する冷媒圧が急激に高くなっても、その冷媒圧は段部63f及びテーパ部63cに作用し、主弁体63を瞬間的にコイルばね64の弾発力及び上部主弁室61aの冷媒圧の力に抗して上動させることで、「開」とすることができ、電動弁10及び冷凍サイクルの損傷を避けることができる。
【0036】
【実施形態2】
次に、本発明の実施形態2について図4を用いて説明する。図4はその電動弁(閉状態)を示す縦断面図である。実施形態2の特徴は、上部主弁室61aの側壁面で、主弁体63の均一外径で円柱状に形成された径大部63bの外周部が対応する部分に、上部ほど径大となるテーパ部61cが形成されるようにしたもので、実施形態1のテーパ部63cが形成される場合と同様の効果が期待できる。
【0037】
即ち、上記径大部63bの周部と主弁本体60の主弁室61内壁を構成するテーパ部61cとの隙間で形成される流路断面積A'は、副弁体23の上下動に伴って形成される流路断面積aの変化に比例するように主弁体63は上下動する(A'=k'a(k':定数))。上記流路断面積A'は、テーパ部61cのテーパ角度が一定なので、主弁体63のリフト量Lに略比例するとみなすことが出来、実施形態1と同様に、式 L=ka(k:定数)、または、A'=k"L(k":定数)となる。
【0038】
なお、実施形態2における上記以外の部分の構成は、実施形態1の場合と同一であることから、実施形態1を示す図1乃至図3に付した符号と同一符号を図4に付すことによってその説明を省略する。
【0039】
【実施形態3】
次に、本発明の実施形態3について図5及び図6を用いて説明する。図5は本発明に係る実施形態3の電動弁(閉状態)を示す縦断面図、図6は同実施形態3の要部(主弁体63)を示す縦断面図(A)、及び、正面図(B)である。
実施形態3の特徴は、実施形態1のテーパ部63cの形状に代えて、径大部63b外周の数箇所、例えば、2箇所に一定幅で下部位置ほど深くなるスリットテーパ部63gを形成したもので、実施形態1の場合のテーパ部63cを設けた場合と同様の効果が期待できる。
【0040】
即ち、主弁体63の径大部63b外周部(スリットテーパ部63gを含む)と主弁本体60の主弁室61内壁との隙間で形成される流路断面積A'は、副弁体23の上下動に伴って形成される流路断面積aの変化に比例するように主弁体63は上下動する(A'=k'a(k':定数)。上記流路断面積A'は、スリットテーパ部63gのテーパ角度が一定なので、主弁体63のリフト量Lに略比例するとみなすことが出来、実施形態1と同様に、式 L=ka(k:定数)、または、A'=k"L(k":定数)となる。
【0041】
また、この実施形態3は、主弁体63の径大部63bの外周部(スリットテーパ部63g以外の部分)が主弁室61内壁に摺接して支持・案内されるから、主弁体63の上下動時の安定性が高い(左右の振れが少ない)という副次的効果がある。
なお、実施形態3における上記以外の構成は実施形態1の場合と同一であることから、実施形態1を示す図1乃至図3に付した符号と同一符号を図6,7に付すことによってその説明を省略する。
【0042】
【実施形態4】
次に、本発明の実施形態4について図7及び図8を用いて説明する。図7は本発明に係る実施形態4の電動弁(閉状態)を示す縦断面図、図8は同実施形態4の要部を示す縦断面図(A)、及び、正面図(B)である。
実施形態4の特徴は、実施形態1のテーパ部63cの形状に代えて、径大部63bの数箇所、例えば、2箇所に一定深さで下部位ほど幅広となる一定深さの定深さスリット部63hを形成したもので、実施形態3の場合のスリットテーパ部63gを設けた場合と同様の効果が期待できる。
【0043】
即ち、主弁体63の径大部63b外周部(定深さスリット部63hを含む)と主弁本体60の主弁室61内壁との隙間で形成される流路断面積A'は、副弁体23の上下動に伴って形成される流路断面積aの変化に比例するように主弁体63は上下動する(A'=k'a(k':定数)。上記流路断面積A'は、定深さスリット部63hの幅広となる角度が一定なので、主弁体63のリフト量Lに略比例するとみなすことが出来、実施形態1と同様に、式 L=ka(k:定数)、または、A'=k"L(k":定数)となる。
【0044】
また、この実施形態4は、実施形態3と同様に、主弁体63の径大部63bの外周部が主弁室61内壁に支持・案内されるから、主弁体63の上下動時の安定性が高い(左右の振れが少ない)という副次的効果がある。
なお、実施形態4における上記以外の構成は実施形態1の場合と同一であることから、実施形態1を示す図1乃至図3に付した符号と同一符号を図7,8に付すことによってその説明を省略する。
【0045】
なお、この発明は、冷凍サイクルにおいて設けられるエバポレータとエバポレータとの間の管路に用いてドライ運転用の流量制御弁としても使用できる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明の電動弁は、主弁体の流量をパイロット弁の流量に正比例させることで、正確な制御が可能になる。また、小さな駆動部(ステッピングモータ)で、大流量の流量制御弁の正確な開閉に用いることができる。また、冷媒圧のショック高圧に対しても主弁体を逃がす(上動させる)ことで、流量の急変動に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態1の電動弁(閉状態)を示す縦断面図。
【図2】同実施形態1の電動弁の開閉の途中段階を示す縦断面図。
【図3】同実施形態1の電動弁(開状態)を示す縦断面図。
【図4】本発明に係る実施形態2の電動弁(閉状態)を示す縦断面図。
【図5】本発明に係る実施形態3の電動弁(閉状態)を示す縦断面図。
【図6】同実施形態3の要部を示す縦断面図(A)、及び、正面図(B)。
【図7】本発明に係る実施形態4の電動弁(閉状態)を示す縦断面図。
【図8】同実施形態4の要部を示す縦断面図(A)、及び、正面図(B)。
【図9】従来技術に係る電動弁の縦断面図。
【符号の説明】
1・・電動弁(公知例) 2・・弁本体 2a・・流体流入管
2b・・流体流出管 2c・・弁室 2d・・ガイドブッシュ固定部
2e・・キャン固着部 2f・・弁座 3・・弁軸 3a・・弁体
3b・・圧縮コイルばね 3c・・プッシュナット
4・・ガイドブッシュ 4a・・雌ねじ部 4b・・下ストッパ
5・・弁軸ホルダ 5a・・雄ねじ部 5b・・上ストッパ
5d・・スリーブ 6・・キャン 7・・ロータ 7b・・ばね
8・・ステータ 8a・・ステータコイル 8b・・ヨーク
8c・・リード線 8d・・コネクタ 8e・・カバー
9・・取付板 9a・・回り止め片 9b・・係合孔 9c・・押圧片
10・・電動弁(本発明)
20・・副弁本体 20a・・雄ねじ部 20b・・ガイド部
21・・副弁室 21a・・連通流入孔 21b・・下部副弁室
22・・副弁座 23・・副弁体 23a・・副弁座当接部
24・・弁軸 25・・固定ねじ部 26・・ガイドブッシュ
26a・・螺旋溝部分 27・・下ストッパ体(固定ストッパ)
27a・・下ストッパ片 30・・ロータ 31・・移動ねじ部
32・・弁軸ホルダ 32a・・均圧孔
32b・・螺旋溝部分 33・・プッシュナット 34・・圧縮コイルばね
35・・復帰ばね 36・・支持リング 37・・上ストッパ体(移動ストッパ)
37a・・上ストッパ片 40・・キャン 41・・鍔状板
50・・ステータ 50a・・嵌合穴 51・・ヨーク 52・・ボビン
53・・ステータコイル 54・・リード端子 55・・リード線
56・・コネクタ 57・・カバー 58・・充填材
60・・主弁本体 60a・・流体流入管 60b・・流体流出管
60c・・雌ねじ部 60d・・連通流出孔
60e・・流入孔 60f・・流出孔 60g・・取付凹部
61・・主弁室 61a・・上部主弁室 61b・・下部主弁室
61c・・テーパ部(実施形態2)
62・・弁座 63・・主弁体 63a・・主弁座当接部
63b・・径大部
63c・・テーパ部(実施形態1) 63d・・被ガイド部 63e・・連通孔
63f・・段部 63g・・スリットテーパ部(実施形態3)
63h・・定深さスリット部(実施形態4) 64・・コイルばね

Claims (6)

  1. 主弁本体と副弁本体とを一体に構成し、上記主弁本体は主弁室内の主弁座に接離して冷媒の流量を制御する主弁体を具備し、上記副弁本体は副弁室内の副弁座に接離して冷媒の流量を正比例に制御する副弁体を具備し、上記主弁体の開度の増減は、副弁体による主弁体の背圧の増減によって行われ、該副弁体の流路断面積の変化に、主弁体の流路断面積の変化を正比例させる電動弁であって、
    上記副弁本体は、上記副弁体を作動させるステッピングモータを備えており、
    上記副弁体と、上記主弁体とを同軸的に上下に位置させ、
    上記主弁体の上部に被ガイド部を形成し、上記副弁本体の下部にガイド部を形成し、上記被ガイド部の上下動を上記ガイド部により案内する、
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部にテーパ部を形成し、該テーパ部と上記主弁室内壁との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする請求項記載の電動弁。
  3. 上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部に対応する上記主弁室内壁部分にテーパ部を形成し、該テーパ部と上記主弁体の径大部外周面との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする請求項記載の電動弁。
  4. 上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部に略一定幅のスリットテーパ部を形成し、該スリットテーパ部と上記主弁室内壁との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする請求項記載の電動弁。
  5. 上記主弁体に径大部を形成すると共に、該径大部に一定深さの定深さスリット部を形成し、該定深さスリット部と上記主弁室内壁との隙間を上記主弁室から上記副弁室への流路として形成し、記主弁体の上動により記流路の面積が増大するように構成されることを特徴とする請求項記載の電動弁。
  6. 上記主弁体の流量を上記副弁体の流量に相似的に変化させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電動弁。
JP2003109226A 2003-04-14 2003-04-14 電動弁 Expired - Lifetime JP4230806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003109226A JP4230806B2 (ja) 2003-04-14 2003-04-14 電動弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003109226A JP4230806B2 (ja) 2003-04-14 2003-04-14 電動弁

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004316718A JP2004316718A (ja) 2004-11-11
JP2004316718A5 JP2004316718A5 (ja) 2006-05-25
JP4230806B2 true JP4230806B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=33470459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003109226A Expired - Lifetime JP4230806B2 (ja) 2003-04-14 2003-04-14 電動弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4230806B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5156339B2 (ja) * 2007-11-06 2013-03-06 株式会社不二工機 弁装置の製造方法及び弁組立体
JP6031931B2 (ja) * 2012-10-03 2016-11-24 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
JP5944884B2 (ja) * 2013-12-27 2016-07-05 株式会社鷺宮製作所 開閉弁
JP6240243B2 (ja) * 2016-03-07 2017-11-29 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び電動弁の製造方法
WO2019001249A1 (zh) * 2017-06-30 2019-01-03 浙江三花汽车零部件有限公司 一种电动阀
CN110296246B (zh) * 2018-03-23 2020-08-21 浙江三花智能控制股份有限公司 电子膨胀阀
JP6691250B2 (ja) * 2019-03-19 2020-04-28 株式会社不二工機 電動弁
JP7242511B2 (ja) * 2019-11-18 2023-03-20 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び冷凍サイクルシステム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639369A (en) * 1979-09-08 1981-04-15 Shin Meiwa Ind Co Ltd Expansion valve device
JPS5666567A (en) * 1979-11-01 1981-06-05 Hitachi Constr Mach Co Ltd Flow rate control valve
SE439342C (sv) * 1981-09-28 1996-10-31 Bo Reiner Andersson Ventilanordning för styrning av en linjär eller roterande hydraulmotor
JPS5881285A (ja) * 1981-11-11 1983-05-16 F M Valve Seisakusho:Kk 漏水監視装置
JPS58157070U (ja) * 1982-04-15 1983-10-20 株式会社アオイ 弁装置
DE3305093A1 (de) * 1983-02-14 1984-08-16 Herion-Werke Kg, 7012 Fellbach Mengenventil
JPS60196475A (ja) * 1984-03-16 1985-10-04 Komatsu Ltd ポペツト式流量制御弁
JPH0332945Y2 (ja) * 1985-05-13 1991-07-12
JP2561819B2 (ja) * 1986-06-12 1996-12-11 株式会社小松製作所 流量制御弁
JPS6383475A (ja) * 1986-09-24 1988-04-14 Hitachi Constr Mach Co Ltd 流量制御弁
JPH09196194A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Fuji Koki:Kk 電動流量制御弁
JP3652519B2 (ja) * 1998-09-01 2005-05-25 極東開発工業株式会社 荷役車両の荷受台昇降装置
JP2000088128A (ja) * 1998-09-18 2000-03-31 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置用開閉弁
JP4224187B2 (ja) * 1999-06-02 2009-02-12 株式会社不二工機 電動弁
JP3457595B2 (ja) * 1999-08-02 2003-10-20 新キャタピラー三菱株式会社 弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004316718A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101165314B1 (ko) 전동밸브
EP1632703A1 (en) Motor-operated valve
JP2898906B2 (ja) 電動流量制御弁
JP4224187B2 (ja) 電動弁
EP1806550A2 (en) Motor operated valve
EP3062004A1 (en) Motor-driven valve
CN107542966B (zh) 电动阀
JP4230806B2 (ja) 電動弁
JP7113505B2 (ja) 電動弁
JP4762018B2 (ja) 電動弁
JP6709926B1 (ja) 電動弁
JP2001153256A (ja) 可変容量型圧縮機用制御弁
JP4416528B2 (ja) 流量制御弁
JP2008169910A (ja) 電動弁
JP2005221115A5 (ja)
JPH08170753A (ja) 電動流量制御弁
JPH06174129A (ja) 電動流量制御弁
JP2006057506A (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2006292148A (ja) 電動弁
JPH08159320A (ja) 電動流量制御弁
JPH1047517A (ja) 電動弁
CN111566398B (zh) 电动阀
JPH1030744A (ja) 電動流量制御弁
JPH08159321A (ja) 電動流量制御弁
JP4113386B2 (ja) 電動弁

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4230806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term