JP2005221115A5 - - Google Patents

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流量制御弁
本発明は空気調和装置、冷凍装置等の冷凍サイクルに用いられる冷媒用の流量制御弁に関する。
気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される流量制御弁は、冷媒等の流体の流動量を制御して冷媒の膨張量を制御する機器であり、通常、弁室および弁座を備えた弁本体と、前記弁本体の上部に固着された有底円筒状のキャンとを備えており、該キャンの内側にはロータが内蔵され、前記キャンの外部には中央部に挿通孔を有するステータが外嵌されているものである。
図4は、公知の下記の特許文献1に示された膨張弁の縦断面図を示しており、先ず、この技術について説明する。
膨張弁1を構成する弁本体2は、弁室2cと、ガイドブッシュ固定部2dと、キャン固着部2eとを備え、弁室2cには冷媒等の流体が出入する流体流入管2a及び流体流出管2bが設けられるとともに、その内部には弁軸3の先端に形成された弁体3aであるニードル弁が接離する弁座2fが配設されている。
前記ガイドブッシュ固定部2dは、弁室の上方に位置し、弁本体2とガイドブッシュ4とを固定しており、また、該ガイドブッシュ4の内周には雌ねじ部4aが形成され、該雌ねじ部4aには弁軸ホルダ5の外周に形成された雄ねじ部5aと螺合され、これら雌ねじ部と雄ねじ部とによりねじ送り機構が構成されている。そして、この弁軸ホルダ5内には、下端部に弁体3aを形成している弁軸3が摺動可能に嵌挿されており、該弁軸3は弁軸ホルダ5内に縮装された圧縮コイルばね3bによって常時下方に付勢されている。
キャン固着部2eは弁本体2の上端に位置し、内周面をかしめ固定されるとともに下端面を溶接により接合されているリング状金属板で構成され、その外周部にてキャン6の鍔状部と溶接され弁本体2にキャン6を固定している。弁軸3とロータ7との結合は、弁軸3に弁軸ホルダ5と一体成形されるスリーブ5dを外嵌させるとともに、これを永久磁石付きのロータ7に内嵌させることによって行われている。弁軸3の上端にはプッシュナット3cが圧入固定され、その鍔部が弁軸3に若干の上下動を許容してロータ7に結合している。また、弁軸3およびロータ7の上方移動の最上限は、ロータ7の上部に設けられているばね7bとキャン6の内面との接触によって行われる。弁軸ホルダ5に固定される下ストッパ4bとスリーブ5dに形成される上ストッパ5bとによりストッパ機構が構成される。
キャン6の内部にはロータ7が内蔵され、キャン6の外部にはステータ8が外嵌されている。ステータ8の内部には上下にステータコイル8aおよびヨーク8bが格納されており、ステータコイル8aはリード線8cおよびステータ8の外周に設けられたコネクタ8dを通じて通電される。ステータコイル8aの通電によりヨーク8bが励磁されてロータ7を回転させ、ねじ送り機構により弁軸ホルダ5と弁軸3を摺動させることにより弁体3aを開閉作動させて冷媒流量の制御を行っている。ステータ8にはコネクタのカバー8eが接着されている。
ステータ8の下方に金属製のリング状の取付板9を固定し、この取付板9と一体に形成された回り止め片9aを、弁本体2から水平方向に突出する流体流入管2aに係合させるとともに、弁本体2とキャン6とのリング状溶接部の一辺に係合孔9bを係合させ、リング状溶接部の他辺には取付板9と一体に形成された押圧片9cを押圧させてステータ8を固定している。
特開2001−50415号公報
しかしながら、従来技術に係る前記膨張弁は、弁体を開閉するための大きな開閉力を要し、そのために、ステ−タ等からなる大型の弁体駆動部が必要になるという問題があり、また、冷媒の少流量領域での正確な流量制御と大流量領域での流量制御との両方を満足させることが困難であった。
したがって、本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、全体形状の小形化と、主弁の開閉度を正確にコントロールでき、少流量領域での正確な流量制御が容易で、併せて大流量の冷媒制御が可能な流量制御弁を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明の請求項1記載の流量制御弁は、主弁本体と、この主弁本体に一体的に設けられた副弁本体と、を備え、前記主弁本体は、主弁室と、この主弁室に連通した流体流入管と、前記主弁室内に形成された主弁座と、この主弁座の開口を介して前記主弁室に連通した流体流出管と、前記主弁室内に配置され、前記主弁座に接離して前記主弁座の開口を開閉するとともに前記流体流入管と前記流体流出管との間の差圧により閉方向に付勢される主弁体と、を有し、
前記副弁本体は、前記主弁室及び前記流体流出管に連通した副弁室と、前記副弁室内における前記流体流出管との連通部に設けられた副弁座と、この副弁座の開口を開閉する副弁体と、この副弁体を駆動する駆動部と、を有し、
前記流体流入管と前記流体流出管との間の差圧が所定値以上の場合には、前記主弁体が閉じるとともに前記主弁室内の冷媒が前記副弁室及び前記副弁座を介して前記流体流出管に供給され、前記差圧が所定値未満の場合には、前記主弁体が開いて前記主弁室内の冷媒が前記主弁座を介して前記流体流出管に供給されることを特徴とする。
請求項記載の流量制御弁は、請求項1記載の膨張弁において、前記駆動部が、ステッピングモータと、このステッピングモータのロータの回転を前記副弁体の前記副弁座に対する接離動作に変換するねじ送り機構と、を有するものであることを特徴とする。
請求項記載の流量制御弁は、請求項1又は請求項載の膨張弁において、前記主弁体が前記副弁本体側に向けて突出した被ガイド部を有し、前記副弁本体が前記被ガイド部を前記主弁体の開閉方向に摺動自在に案内するガイド部を有することを特徴とする。
本発明の流量制御弁は、上記構成により、流入側の一定程度の冷媒圧まで主弁体を閉のままとし、この間は電動部又は電磁部からなる小さな駆動部で副弁体の開閉制御をコントロールして、少流量領域での正確な流量制御を実現させ、併せて大流量の冷媒制御を可能としている。また、ガイド部と被ガイド部を設けたことで、簡単な構成で主弁体の横ぶれを防止することができる。また、流入側冷媒のショック高圧に対しても主弁体を逃がす(上動させる)ことで、流量の急変動に対応させることができる。
以下、図面により本発明に係る流量制御弁の実施形態について説明する。図1は本発明に係る実施例の流量制御弁の閉状態を示す縦断面図、図2は同流量制御弁の開閉の途中段階を示す縦断面図、図3は同流量制御弁の開状態を示す縦断面図である。
実施形態の流量制御弁10は膨張弁として使用されるもので、図1に示すように、主弁室61内の主弁座62に接離する主弁体63により冷媒の通過流量を制御する主弁本体60と、主弁本体60と一体の副弁本体20に固着され副弁体23を作動させるロータ30を内蔵するキャン40と、該キャン40に外嵌されロータ30を回転駆動するステータ50と主弁本体60のパイロット弁として副弁室21内の副弁座22に接離して主弁体63の開閉度を制御する副弁体23と、を備えている。前記主弁体63の開度の増減は、副弁体23による主弁体63の背圧の増減によって行われる。なお、ロータ30とステータ50によりステッピングモータを構成している。
キャン40は、ステンレス等の非磁性の金属から形成される有底円筒状をしており、副弁本体20の上部に固着されたステンレス製の鍔状板41に溶接等により固着され、内部は気密状態に保たれている。ステータ50は磁性材より構成されるヨーク51と、このヨーク51にボビン52を介して巻回される上下のステータコイル53とから構成され、キャン40に外嵌する嵌合穴50aが形成されている。なお、ステータ50は中心に下面開口の嵌合穴50aを有し、この嵌合穴にキャン40が嵌合し、キャン40に固定される。
また、上記ステータ50から、ステータコイル53に接続された複数のリード端子54が突出しており、このリード端子に複数のリード線55が接続されたコネクタ56が連結されている。そして、コネクタ56を覆うカバー57がステータ50に溶着され、カバー57内はシリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等の充填材58で充填されている。
副弁体23は黄銅製の弁軸24の下端に形成されている。副弁体23を副弁座22に接離させる駆動機構は、副弁本体20よりロータ30方向に延出して固定され、固定ねじ部25が形成される筒状のガイドブッシュ26と、該ガイドブッシュ26の固定ねじ部25に螺合する移動ねじ部31を有する弁軸ホルダ32とから構成されるねじ送り機構であり、前記ねじ送り機構をロータ30内の軸方向全長の略中央部に配置している。
固定ねじ部25はガイドブッシュ26の外周に雄ねじで構成され、移動ねじ部31は弁軸ホルダ32の内周に雌ねじで構成され、また、ガイドブッシュ26および弁軸ホルダ32は、ともに黄銅製の円筒状材から形成されている。
弁軸ホルダ32はガイドブッシュ26の外側に位置する下方開口の円筒状をしており、前記のように内面に移動ねじ部31が形成してあり、弁軸ホルダ32の中心に弁軸24の上部縮径部が嵌合してプッシュナット33により連結されている。副弁体23を下端に形成した弁軸24は、弁軸ホルダ32の中心に上下動可能に嵌挿されており、弁軸ホルダ32内に縮装された圧縮コイルばね34によって常時下方に付勢されている。ガイドブッシュ26の側面には副弁室21とキャン40内の均圧を図る均圧孔32aが形成してある。
弁軸24の上端に圧入固定されたプッシュナット33の外周に円筒状の圧縮コイルばねで構成される復帰ばね35を取付け、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31との螺合が外れたときに、復帰ばね35がキャン40の内面に当接して固定ねじ部25と移動ねじ部31との螺合を復帰させるように付勢する。復帰ばね35はプッシュナット33の外周に緩く嵌合して載置した状態で取付けてもよく、またプッシュナット33の外周に弾接するように取付けてもよい。
副弁本体20とキャン40との接合は、副弁本体20に溶接等により固着された鍔状板41の段差部にキャンの端部を突き合わせ溶接することにより行っている。副弁本体20の上部にはガイドブッシュ26が連結・固定されており、その下部には副弁室21が形成され、該副弁室21内に弁軸24の下部が配置される。また、前記副弁室21の底部は副弁座22を構成している。また、副弁本体20の下部外周部には雄ねじ部20aが形成されると共に、副弁本体20の下部は下方に延設されガイド部20bが形成される。また、該ガイド部20b外空間(後述の上部主弁室61a)と前記副弁室21とは連通流入孔21aにより連通されており、また、副弁座22の下部には下部副弁室21bが形成され、該下部副弁室21bは後述の連通流出孔60dに連通している。
上記弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リング36を介して結合されており、支持リング36はロータ30の成形時にインサートされた黄銅製の金属リングで構成されている。そして、支持リング36の内周孔部に弁軸ホルダ32の上部突部が嵌合され、上記突部の外周をかしめ固定してロータ30、支持リング36および弁軸ホルダ32を結合している。
上記ガイドブッシュ26には、ストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着されており、下ストッパ体27はリング状のプラスチックより構成され、その上方には板状の下ストッパ片27aが突設されている。また、弁軸ホルダ32にはストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されており、上ストッパ体37もリング状のプラスチックより構成され、下方に向けて板状の上ストッパ片37aが突設され、前記下ストッパ片27aと係合可能である。
下ストッパ体27はガイドブッシュ26の外周に形成された螺旋溝部分26aに射出成形により固着され、上ストッパ体37は弁軸ホルダ32の外周に形成された螺旋溝部分32bに射出成形により固着されている。
主弁本体60は概略円柱状に形成され、その上部には副弁本体20を装着するための取付凹部60gが形成され、該取付凹部60gの内周面の上部には雌ねじ部60cが形成される。また、上記取付凹部60gの下部に連続して形成される上部主弁室61aには、副弁本体20側のガイド部20bが配置されると共に、更にその下部には主弁室61が形成される。そして、この主弁室61の下部側方には流入孔60eが形成され、また、この下部には下部主弁室61b及び該下部主弁室61bに連通する流出孔60fが形成される。そして、流入孔60eには、流体流入管60aが装着され、流出孔60fには流体流出管60bが装着される。
更に、主弁本体60には主弁室61と並行して連通流出孔60dが形成される。該連通流出孔60dは、下部副弁室21bと流出孔60fとを連通させるものである。また、主弁体63における主弁室61内部分には、所定の隙間をもって均一径の径大部63bが配置される。
上記主弁室61内における主弁体63の上動により、流体流入管60aから流体流出管60bに流れる冷媒量を短時間の内に全開とすることができる。即ち、主弁体63は主弁座62に離接する主弁座当接部63aと、径大部63bと、被ガイド部63dとからなり、前記径大部63bの下部には段部63fが形成されると共に、径大部63bの外周は横断面同一径で形成され(したがって、上下の全断面における隙間は同一面積)、更に、被ガイド部63dには連通孔63eが穿設される。また、被ガイド部63dは、ガイド部20bの内面に上下に摺動可能に配置される。
更に、被ガイド部63d内にバネ室(符号なし)が形成され、該バネ室底部と副弁本体20の下面との間には主弁体63を閉方向に弾圧するコイルばね64が配置される。上記被ガイド部63dをガイド部20bにより案内させる構成は、必ずしも必要でないが、この構成により、主弁体63の振動(横移動)を防止することができる。
次に、前記の如く構成された流量制御弁10の動作について説明する。
図1に示すように、弁軸24が最下位置では、副弁体23は副弁座22に当接して「閉」状態となるように設定されており、この状態において、主弁体63も「閉」となって、冷媒は遮断(流動・膨張なしの状態)されている。即ち、この状態は、主弁体63に上(閉方向)から作用する中間圧は流入側冷媒圧に等しいので、流入側冷媒圧と流出側冷媒圧との差圧力及びコイルばね64のバネ圧により「閉」となる。
そして、上記副弁体23が「閉」状態において、ステータコイル53に所定の電流を印加して励磁すると、副弁本体20に固着されたガイドブッシュ26に対しロータ30および弁軸ホルダ32が回転され、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構により、弁軸ホルダ32が上方に移動して弁軸24の下端の副弁体23が副弁座22から離れて弁口が開かれ、冷媒は弁口を通過することができる。そして、ロータ30の回転量により冷媒の通過量を制御することができ、ロータの回転量はパルス数にて規制されるため正確な制御を行うことができる。
即ち、ロータの回転量の大小に伴なう上記副弁座当接部23aの開度に応じて冷媒の流量制御が行われる。換言すれば、副弁座当接部23aの開動作分(増加分)に応じて、副弁本体20を流れる量が比例的に増大し、その結果、連通流入孔21aを流れる量が増大し、上部主弁室61aの冷媒圧が下降する。しかしながら、上部主弁室61aの冷媒圧が下降するが、主弁体63は、冷媒圧が所定圧以下になるまで、流入側冷媒圧と流出側冷媒圧との差圧力及びコイルばね64の設定により、開方向に動作しない。
副弁座当接部23aの開動作分(増加分)が所定以上になり、副弁本体20を流れる量が増大し、その結果、連通流入孔21aを流れ出る量が増大して、上部主弁室61aの冷媒圧が所定以下に下降すると、主弁体63は、一挙に開方向に動作する。
また、この間、流体流入管60aから流入する冷媒圧が急激に高くなっても、その冷媒圧は段部63fに作用し、主弁体63を瞬間的にコイルばね64の弾発力及び上部主弁室61aの冷媒圧の力に抗して上動させることで、「開」とすることができ、流量制御弁10及び冷凍サイクルの損傷を避けることができる。
また、本実施例においては、ステータコイル53に他方向の通電を行い励磁すると、副弁本体20に固着されたガイドブッシュ26に対しロータ30および弁軸ホルダ32が反対方向に回転され、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構により、例えば弁軸ホルダ32が下方に移動して副弁体23が副弁座22に着座圧接して弁口は閉じられる。
弁口が閉じられた時点では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に当接しておらず、副弁体23が弁口を閉じたままロータ30および弁軸ホルダ32はさらに回転下降する。このときは弁軸24に対して弁軸ホルダ32が下降するため、圧縮コイルばね34が圧縮されることにより弁軸ホルダ32の下降力は吸収される。その後ロータ30がさらに回転して弁軸ホルダ32が下降すると、上ストッパ体37の上ストッパ片37aが下ストッパ体27の下ストッパ片27aに当接し、ステータコイル53に対する通電が続行されても弁軸ホルダ32の下降は強制的に停止される。
上ストッパ体37と下ストッパ体27とから構成されるストッパ機構は、ロータ30の軸方向の全長内に配置されているので、ストッパ機構が機能しているときでもロータ30や弁軸ホルダ32が大きく傾いたりすることが少なく作動が安定し、つぎにロータ30を逆転するときでも円滑に行うことができる。
上記副弁座当接部23aの閉動作により、上記主弁本体60の閉動作が行われる。即ち、副弁座当接部23aの閉動作分(減少分)に応じて、副弁本体20を流れる量が減少し、その結果、連通流入孔21aを流れる量が減少し、上部主弁室61aの冷媒圧が上昇し、主弁体63を下方、即ち、主弁体63を閉方向に動作させる。
なお、本実施形態では、本発明を膨張弁として使用する場合について説明したが、本発明は、冷凍サイクルにおいて設けられるエバポレータとエバポレータとの間の管路に用いてドライ運転用の流量制御弁としても使用できる。また、駆動部は、実施例の電動弁に代えて、電磁弁であってもよい。
本発明に係る実施例の流量制御弁(閉状態)を示す縦断面図。 同実施例の流量制御弁の開閉の途中段階を示す縦断面図。 同実施例の流量制御弁(開状態)を示す縦断面図。 従来技術に係る流量制御弁の縦断面図。
符号の説明
1・・膨張弁(公知例) 2・・弁本体
2a・・流体流入管
2b・・流体流出管 2c・・弁室 2d・・ガイドブッシュ固定部
2e・・キャン固着部 2f・・弁座 3・・弁軸 3a・・弁体
3b・・圧縮コイルばね 3c・・プッシュナット
4・・ガイドブッシュ 4a・・雌ねじ部 4b・・下ストッパ
5・・弁軸ホルダ 5a・・雄ねじ部 5b・・上ストッパ
5d・・スリーブ 6・・キャン 7・・ロータ 7b・・ばね
8・・ステータ 8a・・ステータコイル
8b・・ヨーク 8c・・リード線
8d・・コネクタ 8e・・カバー 9・・取付板 9a・・回り止め片
9b・・係合孔 9c・・押圧片
10・・流量制御弁(本発明)
20・・副弁本体 20a・・雄ねじ部 20b・・ガイド部 21・・副弁室
21a・・連通流入孔 21b・・下部副弁室 22・・副弁座
23・・副弁体 23a・・副弁座当接部
24・・弁軸 25・・固定ねじ部
26・・ガイドブッシュ 26a・・螺旋溝部分
27・・下ストッパ体(固定ストッパ) 27a・・下ストッパ片
30・・ロータ 31・・移動ねじ部 32・・弁軸ホルダ 32a・・均圧孔
32b・・螺旋溝部分 33・・プッシュナット
34・・圧縮コイルばね
35・・復帰ばね 36・・支持リング 37・・上ストッパ体(移動ストッパ)
37a・・上ストッパ片 40・・キャン
41・・鍔状板 50・・ステータ
50a・・嵌合穴 51・・ヨーク 52・・ボビン 53・・ステータコイル
54・・リード端子 55・・リード線 56・・コネクタ 57・・カバー
58・・充填材 60・・主弁本体 60a・・流体流入管
60b・・流体流出管 60c・・雌ねじ部 60d・・連通流出孔
60e・・流入孔 60f・・流出孔 60g・・取付凹部 61・・主弁室
61a・・上部主弁室 61b・・下部主弁室 62・・主弁座
63・・主弁体 63a・・主弁座当接部
63b・・径大部 63d・・被ガイド部
63e・・連通孔 63f・・段部 64・・コイルばね

Claims (3)

  1. 主弁本体と、この主弁本体に一体的に設けられた副弁本体と、を備え、
    前記主弁本体は、主弁室と、この主弁室に連通した流体流入管と、前記主弁室内に形成された主弁座と、この主弁座の開口を介して前記主弁室に連通した流体流出管と、前記主弁室内に配置され、前記主弁座に接離して前記主弁座の開口を開閉するとともに前記流体流入管と前記流体流出管との間の差圧により閉方向に付勢される主弁体と、を有し、
    前記副弁本体は、前記主弁室及び前記流体流出管に連通した副弁室と、前記副弁室内における前記流体流出管との連通部に設けられた副弁座と、この副弁座の開口を開閉する副弁体と、この副弁体を駆動する駆動部と、を有し、
    前記流体流入管と前記流体流出管との間の差圧が所定値以上の場合には、前記主弁体が閉じるとともに前記主弁室内の冷媒が前記副弁室及び前記副弁座を介して前記流体流出管に供給され、前記差圧が所定値未満の場合には、前記主弁体が開いて前記主弁室内の冷媒が前記主弁座を介して前記流体流出管に供給されることを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記駆動部は、ステッピングモータと、このステッピングモータのロータの回転を前記副弁体の前記副弁座に対する接離動作に変換するねじ送り機構と、を有するものであることを特徴とする請求項1記載の流量制御弁。
  3. 前記主弁体が前記副弁本体側に向けて突出した被ガイド部を有し、前記副弁本体が前記被ガイド部を前記主弁体の開閉方向に摺動自在に案内するガイド部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の流量制御弁。
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