JP4229833B2 - スイッチギヤ - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、受配電設備等に適用されるスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)の主要部を構成する真空スイッチユニットおよびこれを用いたスイッチギヤに係わり、さらに詳しくは、構造的信頼性を向上させると共に、組立作業性の向上および小形化を可能とする真空スイッチユニットおよびこれを用いたスイッチギヤの構成に関する。
背景技術
一般に、スイッチギヤ(switchgear)は内部に遮断器、断路器、変成器等の回路機器や母線等が、受電方式や結線方式に基づいて機能ユニット毎に配列されており、真空スイッチユニットはその主要部を構成している。
第32図は、例えば特開平1−18528号公報等に開示されている従来の真空スイッチユニットの概略構成を示す図である。
図において、1は真空スイッチユニットの本体である円筒形の真空スイッチ(真空遮断器)、1aは真空スイッチ1の固定電極棒、1bは真空スイッチ1の可動電極棒である。
なお、真空スイッチ1には真空室内にガスが封入されたものもあるが、これも含めて真空スイッチと称することとする。
また、200は一端側が真空スイッチ1の固定電極棒1aに固着して配設された固定電極側接続接触端子、300はシャント300aを介して一端側が真空スイッチ1の可動電極棒1bに固着して配設された可動電極側接続接触端子であり、これら固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300は真空スイッチ1の中心軸(図中、符号Sで示す)に対して直交する方向に延在して互いに平行に形成されている。
なお、固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300の他端は、一方が電源回路導体に、他方が負荷回路導体に接続されるものである。
真空スイッチ1と固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300とにより真空スイッチユニット400が構成されている。
なお、業界用語であるが、真空スイッチ1そのものあるいは真空スイッチ1と固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300より構成された真空スイッチユニット400を「真空バルブ」と称することが多い。
また、140および150は固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300をそれぞれ絶縁支持する碍子、160は固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300の他端側を固定支持するモールドフレームであり、真空スイッチユニット400へかかる荷重を軽減するように構成されている。
第33図は、第32図に示した従来の真空スイッチユニットを用いたスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)の構成を示す一例である。
図に示すように、真空スイッチ1と固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300の構成(即ち、第32図に示した従来の真空スイッチユニット400)を1相対応の真空スイッチユニットとし、3相1組としたものを1組もしくは複数組を受配電設備で使用されるスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)内に配置されている。
第33図の例では、3相分の真空スイッチユニットを1組としたものを盤内で上下に配置している。
そして、例えば、主母線導体80を電源側の導体とした場合、上側の真空スイッチユニット400の可動電極側接続接触端子300に電源側導体60を介して主母線導体80が接続される。
また、下側の真空スイッチユニット400の固定電極側接続接触端子200に電源側導体60を介して主母線導体80が接続される。
上側の真空スイッチユニット400の固定電極側接続接触端子200には負荷側導体70を介して負荷側ケーブル190が接続される。
また、下側の真空スイッチユニット400の可動電極側接続接触端子300には負荷側導体70を介して負荷側ケーブル110が接続される。
負荷側ケーブル110および190は、負荷機器に接続されるが、他の閉鎖形配電盤に接続される場合もある。
なお、11は電流センサまたは電圧センサなどのセンサである。
また、500はスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)の筐体であり、前面に開閉用の扉500aが設けられている。
また、第34図は、第33図に示した従来の真空スイッチユニット400を用いたスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)の他の構成例を示す図である。
第34図に示すスイッチギヤ(閉鎖形配電盤)では、真空スイッチ1の固定電極棒1a(図示せず)に配設されている固定電極側接続接触端子200に電源側導体60を介して主母線導体80が接続されている。
また、負荷側導体70および長い導体180を介して、真空スイッチ1の可動電極棒1b(図示せず)に配設されている可動電極側接続接触端子300に負荷側ケーブル190が接続されている。
また、12は、例えば、計器用変成器、開閉制御機構などにより構成された補助機器であって、スイッチギヤ(閉鎖形配電盤)500の内部において真空スイッチ1の配置(即ち、真空スイッチユニット400の配置)に対応して、盤内の上部もしくは下部に配置されている。
そして、補助機器12は、真空スイッチユニット400の可動電極側接続接触端子300と長い導体180(負荷側ケーブル190の一部を兼用することもある)あるいはケーブル170を介して接続されている。
なお、130は負荷側ケーブル190などを支持するための支持部材である。
なお、第33図および第34図に示すスイッチギヤ(閉鎖形配電盤)においては、真空スイッチ1の可動電極棒1bを駆動するための開閉機構、あるいは主母線導体80から真空スイッチユニット400を開離するための機構などの図示は省略してある。
上述したように、第32図に示した従来の真空スイッチユニット400は、他の回路機器への電流経路を形成するために設けられた一対の固定電極側接続接触端子200および可動電極側接続接触端子300が、真空スイッチ1の中心軸(図中Sで示す)に対して直交する方向に延在して配置されている。
このため、他の回路機器との接続作業時に第32図中の矢印Aで示す方向の力が作用し、真空スイッチ1の中心軸方向に配置された固定電極棒1aおよび可動電極棒1bに対して、図中BおよびCで示す位置において曲げ荷重が生じて負担が大きくなり、機械的強度に対する信頼性が低下する。
即ち、固定電極棒1aあるいは可動電極棒1bに対して曲げ力が生じ、これら固定電極棒1aあるいは可動電極棒1bに接続される真空スイッチ1の端板部が変形し、損傷する恐れがある。
従って、固定電極側接続接触端子200および可動側の接続接触端子300を碍子140、150で支持したり、モールドフレーム160で固定してこの荷重を緩和する必要があり、部品点数の増大ならびに組立作業に手間がかかりコストが増大するという問題点があった。
また、第35図は、従来の真空スイッチユニットを閉鎖形配電盤の筐体500内に配置したときの様子を模式的に示す図である。
図に示すように、スイッチギヤ(閉鎖形配電盤)の筐体500内では、真空スイッチ1や固定電極側接続接触端子200あるいは可動電極側接続接触端子300には、空間絶縁距離Lおよび接地絶縁距離Lが必要となるため、筐体500のサイズを一定以上小さくすることができず、スイッチギヤ(閉鎖形配電盤)を小形化するのが困難であるという問題点があった。
また、第33図あるいは第34図に示したような構成を有した従来のスイッチギヤ(閉鎖形配電盤)においては、一般に、主母線導体80は真空スイッチユニット400の後部に配置され、また、電源側もしくは負荷側ケーブルや他の盤に繋がる導体は、さらに主母線導体80の後方に配置されている。
即ち、第33図あるいは第34図に示したような構成を持つ従来のスイッチギヤ(閉鎖形配電盤)においては、真空スイッチ1の後部(即ち、真空スイッチユニット400の後部)に配置された主母線導体80は、真空スイッチ1との間に長い電願側導体60を必要とする。また、負荷側/電源側ケーブル170、190、110あるいは他盤に繋がるケーブル等は主母線導体80の後部に配置されているため、長い導体を必要とする。
さらに、この長い導体170、190あるいは110等を支持するための支持部材130が必要になる。
このように長い導体を必要とする配置および構成により、盤サイズの縮小化を図る事が難しく、また、不必要な費用(材料、加工、組立等)が必要とされるなどの問題点があった。
さらに、真空スイッチ1の固定電極棒1aおよび可動電極棒1bは、一般に、縦方向から受ける外力に比較して、横方向から受ける外力に対して機械的な強度が低い。
しかるに、固定電極側接続接触端子200と可動電極側接続接触端子300は、それぞれ、真空スイッチ1の中心軸Sに対して直交する方向に配設されているので、固定電極棒1aおよび可動電極棒1bは横方向からの外力を受け易く、このため、真空スイッチ1の構造的信頼性を低下させるような問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、スイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)への取り付け作業時における真空スイッチの構造的信頼性を向上すると共に、スイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)の小形化を可能とする真空スイッチを提供することを目的とする。
また、サイズの縮小化と軽量化を図る事が可能となるのに加え、材料量、部品点数、組立等の諸費用も低減する事が可能なスイッチギヤを提供することを目的とする。
発明の開示
この発明に係る真空スイッチユニットは、略円筒状の真空スイッチ、真空スイッチの固定電極棒に一端が固着され、他端側にスイッチギヤ内に配設されている第一の回路導体に接触接続するための接触接続部を有する固定電極側接続接触端子、および真空スイッチの可動電極棒に一端が固着され、他端側にスイッチギヤ内に配設されている第二の回路導体に接触接続するための接触接続部を有する可動電極側接続接触端子で構成された真空スイッチユニットにおいて、
固定電極側接続接触端子および可動電極側接続接触端子は、その他端側の中心軸が真空スイッチの中心軸とほぼ平行となるように形成されているものである。
このような構成によれば、他の回路機器との接続作業時に作用する力は、真空スイッチの中心軸と平行にかかる。
そのため、固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力を大幅に緩和でき、機械的強度に対する信頼性を向上できる真空管スイッチユニットを実現できる。
また、硝子やモールドフレームなどで固定側接触接続端子および可動電極側接続接触端子を支持する必要がなくなり、部品点数が削減でき、コストの低減も図れる。
また、この発明に係る真空スイッチユニットは、固定電極側接続接触端子あるいは可動電極側接続接触端子の接触接続部を有する他端側のいずれか一方は、真空スイッチの中心軸上に形成されているものである。
このような構成によれば、真空スイッチの中心軸上に形成されている方の固定電極棒あるいは可動電極棒にかかる曲げ応力はほとんど皆無にできるので、さらに信頼性が向上する。
また、この発明に係る真空スイッチユニットは、固定電極側接続接触端子の接触接続部を有する他端側は真空スイッチの中心軸上に形成され、可動電極側接続接触端子の接触接続部を有する他端側は固定電極側接続接触端子の方に向かって真空スイッチの中心軸とほぼ平行となるように形成されているものである。
このような構成によれば、さらに真空スイッチの中心軸方向の寸法を小さくすることができ、信頼性が高く、かつ、コンパクトな真空管スイッチユニットを実現できる。
また、この発明に係る真空スイッチユニットによれば、真空スイッチ、固定電極側接続接触端子および可動電極側接続接触端子は、有機絶縁物で一体注型されているものである。
このような構成によれば、絶縁性が良くなり漏洩距離を縮小できるので、真空管スイッチユニット自身の小型化およびスイッチギヤの小型化が図れる。
また、この発明に係る真空スイッチユニットによれば、三相分を一括して有機絶縁物で一体注型されているものである。
このような構成によれば、絶縁性が良くなり漏洩距離を縮小できるので、三相一括型の真空管スイッチユニットの小型化およびスイッチギヤの小型化が図れると共に、さらに、真空スイッチユニットが用いられるスイッチギヤの組立作業性を向上できる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、電源側あるいは負荷側のいずれか一方にそれぞれ接続される第一の回路導体および第二の回路導体と、略円筒状の真空スイッチ、該真空スイッチの固定電極棒に一端が固着され、他端側に第一の回路導体に接触接続するための接触接続部を有して真空スイッチの中心軸に平行に形成された固定電極側接続接触端子、および真空スイッチの可動電極棒に一端が固着され、他端側に第二の回路導体に接触接続するための接触接続部を有して真空スイッチの中心軸に平行に形成された可動電極側接続接触端子で構成された真空スイッチユニットを備え、該真空スイッチユニットを所定の位置に移動したとき、固定電極側接続接触端子の接触接続部が第一の回路導体に、可動電極側接続接触端子の接触接続部が第二の回路導体にそれぞれ接触接続するように構成されているものである。
このような構成によれば、信頼性向上およびコスト低減の図られた真空管スイッチユニットを用いるので、スイッチギヤの信頼性向上とコスト低減を図ることができるスイッチギヤを得ることができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、真空スイッチユニットは、略円筒状の真空スイッチと、真空スイッチの固定電極棒に一端が固着され、他端側に第一の回路導体に接触接続するための接触接続部を有して、真空スイッチの中心軸上に形成された固定電極側接続接触端子と、真空スイッチの可動電極棒に一端が固着され、他端側に第二の回路導体に接触接続するための接触接続部を有すると共に、該他端側は固定電極側接続接触端子の方に向かって真空スイッチの中心軸とほぼ平行となるように形成された可動電極側接続接触端子とで構成されたものである。
このような構成によれば、固定電極側接続接触端子は真空スイッチの中心軸上に形成されているので、組立作業時に固定電極棒にかかる曲げ応力はほとんど皆無となり、さらに真空スイッチユニットの信頼性が向上すると共に、真空スイッチユニットの中心軸方向の寸法が小さくなるので、スイッチギヤのさらなる信頼性向上と小型化が図れる。
またこの発明に係るスイッチギヤによれば、第一の回路導体は水平方向に配設され、真空スイッチユニットは、その真空スイッチの中心軸が第一の回路導体と直交して上下方向となるように配置されると共に、第二の回路導体は、その端部が底面側に向かうように形成されているものである。
このような構成によれば、真空スイッチユニットは上下方向に配置されるので、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、奥行きサイズの小さい小型化されたスイッギヤを得ることができる。また、第二の回路導体に接続されるケーブルをスイッチギヤの底面側より容易に引き込むことができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、第一の回路導体は鉛直方向に配設され、真空スイッチユニットは、その真空スイッチの中心軸が第一の回路導体と直交して水平方向となるように配置されると共に、第二の回路導体の端部は底面側に向かって形成されているものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、真空スイッチユニットは水平方向に配置されるので、高さサイズの小さい小型化されたスイッギヤを得ることができる。また、第二の回路導体に接続されるケーブルをスイッチギヤの底面側より容易に引き込むことができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、第一の回路導体は水平方向に配設され、真空スイッチユニットは、その真空スイッチの中心軸が上記第一の回路導体と平行するよう配置されると共に、第二の回路導体の端部は底面側に向かって形成されているものである。
このような構成によれば、第一の回路導体も水平方向に配設されているので、高さサイズをさらに小さくすることができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、第一の回路導体は水平方向に配設され、真空スイッチユニットは、その真空スイッチの中心軸が第一の回路導体と直交して上下方向となるように配置されると共に、第二の回路導体の端部は第一の回路導体と所定の空間距離を有して交差するよう上面側に向かって形成されているものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、真空スイッチユニットは上下方向に配置されるので、奥行きサイズの小さい小型化されたスイッギヤを得ることができる。また、第二の回路導体に接続されるケーブルをスイッチギヤの上面側より容易に引き込むことができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、第一の回路導体は鉛直方向に配設され、真空スイッチユニットは、その真空スイッチの中心軸が第一の回路導体と直交して水平方向となるように配置されると共に、第二の回路導体の端部は、第一の回路導体と所定の空間距離を有して交差するよう裏面側に向かって形成されているものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、真空スイッチユニットは水平方向に配置されるので、高さサイズの小さい小型化されたスイッギヤを得ることができる。また、第二の回路導体に接続されるケーブルをスイッチギヤの裏面側より容易に引き込むことができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、真空スイッチユニットは、固定電極側接続接触端子と第一の回路導体あるいは可動電極側接続接触端子と第二の回路導体の少なくとも一方を上記真空スイッチに近接した位置でU字状に形成したものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、さらに真空管スイッチユニットと第一の回路導体あるいは第二の回路導体との間の距離を小さくすることができるので、スイッチギヤをさらに小型化することができる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、固定電極側接続接触端子または可動電極側接続接触端子の周囲にセンサあるいは補助機器を配置したものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、固定電極側接続接触端子あるいは可動電極側接続接触端子の周囲の空間部を有効に活用して、センサあるいは補助機器を配置するので、さらにスイッチギヤの小型化が図れる。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、真空スイッチユニットを複数個備え、複数個の真空スイッチユニットを一直線上に並べて装着したものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、さらに複数個の真空スイッチユニットの装着スペースの縮小化が図れ、スイッチギヤのさらなる小型化を可能とする。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、真空スイッチユニットを3個備え、3個の真空スイッチユニットの真空スイッチの中心軸が三角形の頂点にそれぞれ位置するように並べて装着したものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、三相分に対応する3個の真空スイッチユニットの装着スペースのさらなる縮小化が図れ、スイッチギヤのさらなる小型化を可能とする。
また、この発明に係るスイッチギヤによれば、真空スイッチユニットの構成部品および真空スイッチユニットの近傍に配置される各種の構成部品のうち、隣接して配置される部品または相互に接続される構成部品を有機絶縁物により一体注型化し、1つあるいは複数個にコンポーネント化したものである。
このような構成によれば、信頼性向上とコスト低減が図られると共に、各種の構成部品をコンポーネント化するので、構成部品の管理が容易であると共に、スイッチギヤ内部の組立作業も容易になる。また、有機絶縁物で一体注型化されているので、絶縁性も向上し、スイッチギヤの小型化が図れる。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当のものを表す。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による真空スイッチユニットの構成を示す図、第2図はこの発明の実施の形態1による真空スイッチユニットの第1図とは異なる構成を示す図、第3図はこの発明の実施の形態1による真空スイッチユニットの第1図および第2図とはさらに異なる構成を示す図である。
また、第4図は第3図に示した真空スイッチユニットの構成を示す側面図(即ち、第3図に示した真空スイッチユニットを中心軸上の後方部(第3図の右側)から見たときの図)、第5図は第3図および第4図に示された真空スイッチユニットの変形例の構成を示す図である。
第1図において、1は固定電極棒1aおよび可動電極棒1bが中心軸上に相対向して配置された真空スイッチ、21、31は一端側が真空スイッチ1の固定電極棒1aおよび可動電極棒1b側にそれぞれ接続して固着されたL字状板材でなる一対の固定電極側接続接触端子および可動電極側接続接触端子である。
図に示すように、固定電極側接続接触端子21の他端側の接続接触部21aおよび可動電極側接続接触端子31の他端側の接続接触部31aは、円筒形の真空スイッチ1の中心軸(符号Sで表示)と平行で、且つお互いが接近するように配置されている。
即ち、一端が固定電極棒1aに接続された固定電極側接続接触端子21の他端側の接続接触部21aは、円筒形の真空スイッチ1の中心軸Sと平行で、可動電極棒1b側に向かうようにL字状に形成されており、また、一端が可動電極棒1bに接続された可動電極側接続接触端子31の他端側の接続接触部31aは、円筒形の真空スイッチ1の中心軸Sと平行で、固定電極棒1a側に向かうようにL字状に形成されている。
ただし、続接触部21aと接続接触部31aとの間の空間距離は、できるだけ大きいことが望ましく、真空スイッチ1の中心軸に対して互いに回転対称の位置に配置されている。
なお、41は真空スイッチ1、固定電極側接続接触端子21および可動電極側接続接触端子31で構成された真空スイッチユニットである。
第1図に示した構成の真空スイッチユニット41によれば、固定電極側接続接触端子21および可動電極側接続接触端子31の他端側に形成される接続接触部21a、31aを真空スイッチ1の中心軸Sと平行に配置しているので、他の回路機器との接続作業時に作用する力は、真空スイッチ1の中心軸Sと平行にかかる。
そのため、固定電極棒1aの固定電極側接続接触端子21との接続部および可動電極棒1bの可動電極側接続接触端子31との接続部にかかる曲げ応方を大幅に緩和することができ、機械的強度に対する信頼性の向上を大幅に図れる。
さらに、従来の真空スイッチユニットのように固定電極側接続接触端子および可動電極側接続接触端子を碍子やモールドフレームで支持する必要がなくなるため、部品点数の削減ができ、コストの低減を図ることが可能になる。
なお、第1図の構成では、固定電極側接続接触端子21および可動電極側接続接触端子31の他端側に形成される接続接触部21a、31aを真空スイッチ1の中心軸と平行で、且つお互いが接近するように配置しているが、第2図に示すように両接続接触部21a、31aを真空スイッチ1の中心軸Sと平行で、且つ、お互いが離反するように配置して真空スイッチユニット42を構成するようにしても良く、上記と同様の効果を得ることができる。
また、第3図および第4図に示すように、固定電極棒1aに接続される固定電極側接続接触端子22の他端側の接続接触部22aを、第2図の場合と同様に、中心軸Sに平行で離反する方向(即ち、可動電極棒1bより遠ざかる方向)に、可動電極棒1bに接続される可動側接続接触子31の他端側の接続接触部31aを中心軸Sに平行で固定電極棒1aに接近する方向にそれぞれ配置して真空スイッチユニット43を構成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
さらに、第5図に示すように、固定側接続接触部22と可動側接続接触部31を真空スイッチ1の中心軸を中心に所定の角度だけ傾けて配置して、真空スイッチユニット44を構成しても良く、上記と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
以上のように、本実施の形態によれば、スイッチギヤ(閉鎖形配電盤)の主要部を構成し、固定電極側および可動電極側の各端部に他の回路機器への電流経路を形成する一対の接続接触端子を有する真空スイッチユニットにおいて、両接続接触端子をその接続接触部が真空バルブの中心軸にほぼ平行となるように配設したので、機械的強度に対する信頼性の向上が図ることが可能であると共に、コストの低減も図ることのできる真空スイッチユニットを提供することができる。
実施の形態2.
第6図はこの発明の実施の形態2による真空スイッチユニットの構成を示す図である。
図において、1は固定電極棒1a(図示されず)および可動電極棒1bが中心軸S上に相対向して配置された真空スイッチである。
また、23は、真空スイッチ1の固定電極棒1aに一端側が接続して固着された円筒形の固定電極側接続接触端子で、他端側の接続接触部23aは真空スイッチ1の中心軸S上に配置されている。
33は、一端側が可動電極棒1bに接続して固着された板状部33aと、この板状部33aに接続固着され、真空スイッチ1の中心軸Sと平行に配置された円筒形の接続接触部33bとで形成された可動電極側接続接触端子である。
これら真空スイッチ1、固定電極側接続接触端子23および可動電極側接続接触端子33とで真空スイッチユニット45が構成されている。
このように実施の形態2によれば、可動電極棒1b側に接続して固着された可動電極側接続接触端子33の接続接触部33bを、真空スイッチ1の中心軸Sと平行に配置することは勿論のこと、固定電極棒1aに接続して固着された固定電極側接続接触端子23の接続接触部23aを、真空スイッチ1の中心軸S上に配置しているので、固定電極棒1aと固定電極側接続接触端子23の接続部にかかる曲げ応力をほぼ皆無とすることができ、機械的強度に対する信頼性の向上をさらに図ることができる。
実施の形態3.
第7図は、この発明の実施の形態3による真空スイッチユニットの構成を示す断面図である。
また、第8図は、この発明の実施の形態3における真空スイッチユニットの第7図とは異なる構成を示す断面図である。
第7図において、51は、例えば樹脂等の有機絶縁物でなる注型部材であって、第1図(実施の形態1)に示した構成の真空スイッチユニット41を覆うように一体注型され、固定電極側接続接触端子21の他端側に形成される接続接触部21aおよび可動電極側接続接触端子31の他端側に形成される接続接触部31aが表面に露出するように形成されている。
このように実施の形態3によれば、樹脂等の有機絶縁物でなる注型部材51で、真空スイッチユニット41を覆うように一体注型しているので、第35図に示した空間絶縁距離Lの寸法を大幅に減少することができ、ひいては閉鎖形配電盤の小形化が可能になり、また、真空スイッチユニット41の表面に注型部材51が密着することにより、漏洩距離を縮小することができ、真空スイッチユニット41自身の小形化も可能になる。
なお、上記構成では、実施の形態1における真空スイッチユニット41を注型部材51で覆うように一体注型した場合について説明したが、第8図に示すように、第6図(実施の形態2)による真空スイッチユニット45を、樹脂等の有機絶縁物でなる注型部材52で覆うように一体注型しても、上記と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、実施の形態1あるいは実施の形態2による真空スイッチユニットに対して、両接続接触端子共々有機絶縁物で一体注型したので、空間絶縁距離を大幅に減少させて、収納されるスイッチギヤ(閉鎖形配電盤)の小形化が可能な真空スイッチユニットを提供することができる。
実施の形態4.
第9図は、この発明の実施の形態4による三相一括形の真空スイッチユニットの構成を一部を断面にして示した斜視図である。
また、第10図はこの発明の実施の形態4における三相一括形真空スイッチユニットの第9図とは異なる構成を、一部を断面にして示した斜視図である。
第9図において、53は、例えば樹脂等の有機絶縁物でなる注型部材で、並置された3個の真空スイッチユニット41(即ち、第1図に示された真空スイッチ)を覆うように一体注型して三相一括化し、さらに、固定電極側接続接触端子21の接続接触部21aおよび可動電極側接続接触端子31の接続接触部31aが表面に露出するように形成されている。
このように、実施の形態4によれば、樹脂等の有機絶縁物でなる注型部材53で、3個の真空スイッチユニット41を覆うように一体注型することにより三相一体化しているので、上記実施の形態3における場合と同様に、真空スイッチユニット41およびこれが収納されるスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)の小形化は勿論のこと、組立作業性の向上を図ることが可能になる。
なお、上記構成では、実施の形態1の第1図による真空スイッチユニット41を、3個並置して注型部材53で覆うように一体注型することにより、三相一括化した場合について説明したが、第10図に示すように、実施の形態2による真空スイッチユニット45を、3個並置して樹脂等の有機絶縁物でなる注型部材54で覆うように一体注型して三相一体化しても上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施の形態における真空スイッチユニットの固定側あるいは可動側の接続接触端子の各接続接触部は、真空スイッチ1の中心軸上あるいは中心軸と平行に配置された場合について説明したが、中心軸とわずかに角度を有して配置されていても、発生する曲げ応力が機械的強度に影響を及ぼさない範囲であれば、適用可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における真空スイッチユニットが収納されているスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)内の雰囲気については述べなかったが、気中雰囲気であっても良いし、有機絶縁物がその性能を損なわないのであればガス雰囲気中で適用しても良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、三相分の真空スイッチユニットを一括して樹脂等の有機絶縁物で一体注型したので、組立作業性の向上を図ることが可能な三相一括形の真空スイッチユニットを提供することができる。
実施の形態5.
第11図は、実施の形態5によるスイッチギヤ(例えば、閉鎖形配電盤)における主要部(即ち、真空スイッチユニットの装着部分)を示す概略図である。
第11図において、1は円筒形の真空スイッチである。この真空スイッチ1の中心軸S上の一端には、内部の固定接点(即ち、固定電極)に固着された固定電極棒1aが設けてあり、他端には可動接点(即ち、可動電極)に固着された可動電極棒1bが設けてある。
24は一端が固定電極棒1aに固着された固定電極側接続接触端子、34は一端が可撓性銅撚線のシャント34aを介して可動電極棒1bに固着された可動電極側接続接触端子である。
この円筒形の真空スイッチ1は、固定電極棒1aと可動電極棒1bが上下方向(即ち、スイッチギヤの設置面に対して鉛直方向)に向けられ、かつ、図示していない開離機構によって上記上下方向の所定位置に移動できるように装着されている。
なお、可動電極棒1bは、開閉機構(図示せず)により上下方向に駆動されて、円筒形の真空スイッチ1の内部接点(電極)が開閉される。
また、可動電極側接続接触端子34はシャント34aを介して可動電極棒1bに固着されているので、可動電極棒1bは接点(電極)の開閉時に可動電極側接続接触端子34に関係なく上下方向に作動できる。
固定電極側接続接触端子24は、銅板のような導電材料で形成されており、他端が固定電極棒1aと可動電極棒1bを通る真空スイッチ1の中心軸Sの方向に延在し、第一の回路導体61(例えば、電源側導体)と摺動接触するように配設されている。
可動電極側接続接触端子34も銅板のような導電材料で形成されており、その他端は円筒形の真空スイッチ1に近接した位置で、中心軸Sとほぼ平行になるように上方に向かって折り曲げてある。
そして、その先端は、第二の回路導体71(例えば、負荷側導体)と摺動接触するように配設されている。
この場合、可動電極側接続接触端子34の先端には、弾性を有する接触部材34bを設ける場合がある。
ここで、真空スイッチ1、固定電極側接続接触端子24および可動電極側接続接触端子34により、真空スイッチユニット46が構成されている。
なお、第11図(a)は、真空スイッチユニット46が第一の回路導体(例えば、電源側導体)61および第二の回路導体71(例えば、負荷側導体)より開離した状態を示しており、第11図(b)は、図示しない開離機構によって真空スイッチユニット46が所定の位置まで移動し、真空スイッチユニット46の各接続接触端子24および34が第一の回路導体61および第二の回路導体71とそれぞれ摺動接触した状態を示している。
また、固定電極側接続接触端子24と可動電極側接続接触端子34は、一方が電源回路に、他方が負荷回路に接続されるものである。
つまり、電源側と負荷側が逆になる場合がある。
また、可動電極側接続接触端子34は、第11図に示したように、円筒形の真空スイッチ1に近接した位置で、中心軸Sとほぼ平行になるように丸み部Rを有して上方に向かって折り曲げられているが、丸み部Rを有さず、単にL字状に折り曲げてもよいことは言うまでもない。
なお、この丸み部Rを有することにより可動電極側接続接触端子34の可動電極棒1bへの取り付け部の応力緩和が可能である。
また、第12図は、第11図に示したスイッチギヤの真空スイッチユニット部分において、可動電極側接続接触端子34の折り曲げ部近傍に変流器13を設けた場合を示している。
変流器13は、可動電極側接続接触端子34の折り曲げ部の空間部を有効に利用して配置されており、スイッチギヤの小型化に寄与できる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、中心軸が上下方向になるように配置された真空スイッチの固定電極棒に固着された固定電極側接続接触端子と第一の回路導体との摺動接触、および、可動電極棒に固着された可動電極側接続接触端子と第二の回路導体の摺動接触を、真空スイッチの中心軸の延長方向に摺動するように構成したので、真空スイッチの固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力を大幅に緩和する事ができる。
従って、用いられる真空スイッチユニットの機械的強度に対する信頼性を高める事が可能となり、真空スイッチユニットの上下昇降を行う場合の構造的信頼性を向上できるスイッチギヤを実現できる。
実施の形態6.
第13図は、実施の形態6によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
図において、1は円筒形の真空スイッチ、1aは固定電極棒、1bは可動電極棒、24は固定電極側接続接触端子、34は可動電極側接続接触端子、34aはシャント、34bは接触部材である。
前述の実施の形態5によるスイッチギヤと異なる点は、第11図に示されている電源側導体61の配設を省略し、固定電極側接続接触端子24が直接主母線導体80に摺動接触するように構成した点である。
第13図において、80は断面が略U字形状の主母線導体であり、真空スイッチユニット46が図示しない開離機構によって所定の位置に移動したとき、真空スイッチユニット46の固定電極側接続接触端子24が主母線導体80の略U字形状の溝部で摺動接触するように構成されている。
即ち、固定電極棒1aと可動電極棒1bを通る中心軸Sの方向に延在した固定電極側接続接触端子24に対して主母線導体80が他の機構(例えば、第12図の電源側導体61)を介在させることなく真空スイッチユニット46に近接して配設され、固定電極側接続接触端子24が水平方向(即ち、スイッチギヤの設置面と平行な方向)に配設された主母線導体80に対して上下方向に摺動接触するようになされたものである。
この構成によれば、前述の実施の形態5によるスイッチギヤの効果に加え、極めて短距離で電流経路が形成できるスイッチギヤが得られる。
実施の形態7.
第14図は、実施の形態7によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
第14図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤでは、可動電極側接続接触端子34は円筒形の真空スイッチ1に近接した位置で、中心軸Sとほぼ平行になるように上方に向かってL字状に折り曲げられ、その先端は、第二の回路導体(例えば、負荷側導体)71の接合部71aと摺動接触するように配設されている。
第二の回路導体71は摺動接触する部分(即ち、接合部71a)から円筒形の真空スイッチ1の中心軸Sにほぼ平行して下側に折り曲げてある。
即ち、可動電極側接続接触端子34と第二の回路導体71は真空スイッチ1に近接した位置でU字状(逆U字状)に形成されている。
この構成により、円筒形の真空スイッチ1から極めて短距離で電源側もしくは負荷側の他の導体(例えば、負荷側ケーブル110など)と接続接触した構成のスイッチギヤが得られる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、真空スイッチの中心軸が上下方向になるように真空スイッチユニットを配置し、真空スイッチの固定電極棒に固着された固定電極側接続接触端子を水平方向に配設された電源側回路導体(例えば、主母線導体)に接触接続させると共に、一端が真空スイッチの可動電極棒に固着された可動電極側接続接触端子を真空スイッチの中心軸と平行となるように真空スイッチの近傍でL字形状に折り曲げ、その端部をU字形状した負荷側回路導体の接合部に接触接続させ、この負荷側回路導体を真空スイッチの中心軸と平行な方向(即ち、上下方向)に配設したので、真空スイッチの固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力が大幅に緩和できると共に、スイッチギヤの奥行きサイズを小さくすることが可能となり、構造的信頼正が高く、かつ、小型化されたスイッチギヤを実現できるという効果がある。
更に、この構成によれば、負荷側回路導体は下側に向かって配設されているので、負荷側ケーブルをスイッチギヤの下面より容易に引き込むことができる。
なお、上述の第14図に示した例では、可動電極側接続接触端子34と第二の回路導体(例えば、負荷側導体)71が真空スイッチ1に近接した位置でU字状(逆U字状)に形成されているが、固定電極側接続接触端子24と第一の回路導体(例えば(電源側導体)61が真空スイッチ1に近接した位置でU字状(逆U字状)に形成された構成であってもよく、同様の効果を得ることができる。
実施の形態8.
第15図は、実施の形態8によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
前述の実施の形態6(第13図)または実施の形態7(第14図)と異なる点は、第二の回路導体(負荷側導体)71の周囲に、センサ11あるいは補助機器12を配置した点である。
図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤは、円筒形の真空スイッチ1に固着された可動電極側接続接触端子33と、これに接触接続された第二の回路導体71を有するものにおいて、第二の回路導体71の周囲に電流センサあるいは電圧センサなどのセンサ11、あるいは、零相変流器などの補助機器12を配置したものである。
なお、これらは主母線導体80または固定電極側接続接触端子24の周囲に配置してもよい。
また、計器用変圧器・計器用変流器などの補助機器(図示せず)も、同様な構成とすることができる。
また、第15図に示したスイッチギヤでは、真空スイッチユニットとして実施の形態2(第6図)で示したもの(即ち、真空スイッチユニット45)を用いているが、これに限るものではなく、実施の形態6(第13図)あるいは実施の形態7(第14図)で示したような構成の真空スイッチユニット46を用いてもよいことは言うまでもない。
本実施の形態によれば、前述の実施の形態7によるスイッチギヤの効果に加え、第二の回路導体(負荷側導体)の周囲にセンサや補助機器を配置するので、さらにスイッチギヤの小型化が可能となる。
実施の形態9.
第16図は、実施の形態9によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
本実施の形態によるスイッチギヤは、第16図に示すように複数の真空スイッチユニットを一直線上に配置したものである。
第16図では、真空スイッチユニットとして実施の形態6(第13図)あるいは実施の形態7(第14図)で示した構成の真空スイッチユニット46を用いた場合が示されている。
図に示すように、三相に対応する3個の真空スイッチユニット46のそれぞれは、図示しない開離機構により所定の位置に装着されたとき、上側に設けた固定電極側接続接触端子24が主母線導体80に摺動接触し、下側に設けた可動電極側接続接触端子34が第二の回路導体71と摺動接触するように配設されている。
そして、3個の真空スイッチユニット46は、第16図に示すように水平方向で一直線上に近接して並べて装着されている。
この構成により、前述の実施の形態8の効果に加え、3個(即ち、三相分)の真空スイッチユニットの装着スペースの縮小化が図れると共に、各種のセンサ類や補助機器などの配置が容易になる。
更に、この構成によれば、第二の回路導体(負荷側回路導体)は下側に向かって配設されているので、負荷側ケーブルをスイッチギヤの下面より容易に引き込むことができる。
なお、用いられる真空スイッチユニットは、実施の形態6(第13図)あるいは実施の形態7(第14図)で示した構成の真空スイッチユニット46に限られるものではなく、例えば、実施の形態2(第6図)で示した真空スイッチユニット45を用いてもよいことは言うまでもない。
実施の形態10.
第17図は、実施の形態10によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
本実施の形態によるスイッチギヤは、第17図に示すように複数(3個)の真空スイッチユニットの各真空スイッチの中心軸が上から見て三角形の頂点に位置するように並べて装着したものである。
第17図では、真空スイッチユニットとして実施の形態6(第13図)あるいは実施の形態7(第14図)で示した真空スイッチユニット46を用いた場合が示されている。
図に示すように、各真空スイッチユニット46の上側に設けた固定電極側接続接触端子24は主母線導体80に摺動接触し、下側に設けた可動電極側接続接触端子34は第二の回路導体71と摺動接触するように配設されている。
これら各真空スイッチユニット46の構成は第14図に示した構成と同様のものである。
そして、第17図に示すように、三相に対応させて3個の真空スイッチユニット46が設けられ、それぞれの中心軸が三角形の頂点に位置するように並べて装着されている。
この構成により、前述の実施の形態7によるスイッチギヤの効果に加え、三相分の真空スイッチユニットの装着スペースの縮小化がさらに図れると共に、各種のセンサ類や補助機器などの配置も容易になる。
また、実施の形態9の場合と同様に第二の回路導体(負荷側回路導体)は下側に向かって配設されているので、負荷側ケーブルをスイッチギヤの下面より容易に引き込むことができる。
なお、用いられる真空スイッチユニットは、実施の形態6(図13)あるいは実施の形態7(第14図)で示した構成の真空スイッチユニット46に限られるものではなく、例えば、実施の形態2(第6図)で示した真空スイッチユニット45を用いてもよいことは言うまでもない。
実施の形態11.
第18図は、実施の形態11によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
本実施の形態によるスイッチギヤは、第18図に示すように上下方向に配置された円筒形の真空スイッチの近傍に配置される各種の構成部品を組み合わせてコンポーネント化したものである。
即ち、第18図において、19aは真空スイッチ1と固定電極側接続接触端子(23あるいは24)および可動電極側接続接触端子(33あるいは34)の部分を有機絶縁物(図示せず)により一体注型化したものである。
19bは主母線導体80と固定電極側接続接触端子(23あるいは24)の摺動接触部分を有機絶縁物により一体注型化したものである。
19cは第14図に示された第二の回路導体71のU字状部分(逆U字状部分)を一体注型化したものである。
19d,19eは第二の回路導体71とセンサ11あるいは補助機器12を一体注型化したものである。
19fは第二の回路導体71の残りの部分と他の導体110の一部分を一体注型化したものである。
このように、本実施の形態によれば、前述の実施の形態7による真空スイッチユニットの効果に加え、各種の構成部品を組み合わせてコンポーネント化することにより、さらに、構成部品の管理が容易であり、スイッチギヤ内部の組立て作業も容易になるという効果がある。
さらに、隣接する真空スイッチユニットとの絶縁性も向上する。
ところで,上記説明では電流を遮断する能力を有する真空スイッチ1と、固定電極側接続接触端子(23あるいは24)、可動電極側接続接触端子(33あるいは34)、主母線導体80、第二の回路導体71などの構成に関するものについて述べたが、その他の断路や接地といった機能を持つ真空スイッチユニットについても同様に利用できることは言うまでもない。
また、有機絶縁物による一体注型化に関し、特に気中に配置されるものとして構成されているが、有機絶縁物がガス中においてその絶縁性能を損なうおそれがない場合には、ガス中においても本発明を適用する事が出来る。
実施の形態12.
第19図は、実施の形態12によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
図において、1は円筒形の真空スイッチである。この真空スイッチ1の中心軸Sの一端には、内部の固定接点(即ち、固定電極)に接続された固定電極棒1aが設けてあり、他端には可動接点(即ち、可動電極)に接続された可動電極棒1bが設けてある。
24は一端が固定電極棒1aに固着された固定電極側接続接触端子、34は一端が可撓性銅撚線のシャント34aを介して可動電極棒1bに固着された可動電極側接続接触端子である。
また、61は第一の回路導体(例えば、電源側導体)、71は第二の回路導体(例えば、負荷側導体)である。
本実施の形態においては、円筒形の真空スイッチ1は、固定電極棒1aと可動電極棒1bが水平方向、例えば、スイッチギヤを正面から見て前後方向に向けられ、かつ、図示していない開離機構により水平方向の所定位置に移動できるように装着されている。
なお、可動電極棒1bは、開閉機構(図示せず)により水平方向(即ち、スイッチギヤの設置面に平行な面内で、かつ、スイッチギヤを正面から見て前後方向)に駆動されて、円筒形の真空スイッチ1の内部の接点(電極)が開閉される。
なお、可動電極側接続接触端子34はシャント34aを介して可動電極棒1bに固着されているので、可動電極棒1bは接点(電極)の開閉時に可動電極側接続接触端子34に関係なく水平方向に作動できる。
固定電極側接続接触端子24は、銅板のような導電材料で形成され、他端が固定電極棒1aと可動電極棒1bを通る真空スイッチ1の中心軸Sの方向に延在し、第一の回路導体61(例えば、電源側導体)と摺動接触するように配設されている。
可動電極側接続接触端子34も銅板のような導電材料で形成され、その他端は円筒形バルブ1に近接した位置で、中心軸線Sとほぼ平行になるように横方向に向かって折り曲げてある。
そして、可動電極側接続接触端子34の先端(即ち、可動電極棒1bに固着される端部と反対側の端部)は、第二の回路導体71(例えば、負荷側導体)と摺動接触するように配設されている。
この場合、可動電極側接続接触端子34の先端には、弾性を有する接触部材34bを設ける場合がある。
ここで、真空スイッチ1、固定電極側接続接触端子24および可動電極側接続接触端子34により真空スイッチユニット46が構成されている。
なお、第19図(a)は、真空スイッチユニット46が第一の回路導体(例えば、電源側導体)61および第二の回路導体71(例えば、負荷側導体)より開離した状態を示しており、第19図(b)は、真空スイッチユニット46が図示しない開離機構により所定の位置まで移動し、第一の回路導体61および第二の回路導体71と摺動接触した状態を示している。
また、固定電極側接続接触端子24と可動電極側接続接触端子34は、一方が電源回路に接続され、他方が負荷回路に接続されるものである。つまり、電源側と負荷側が逆になる場合がある。
以上説明したように、本実施の形態によれば、真空スイッチの中心軸が水平方向になるように真空スイッチユニットを配置し、真空スイッチの固定電極棒に固着された固定電極側接続接触端子を上下方向に配設された電源側回路導体(例えば、主母線導体)に接触接続させると共に、一端が真空スイッチの可動電極棒に固着された可動電極側接続接触端子を真空スイッチの中心軸と平行となるように真空スイッチの近傍でL字形状に折り曲げ、その端部をU字形状した負荷側回路導体の接合部に接触接続させ、この負荷側回路導体を真空スイッチの中心軸と平行な方向(即ち、水平方向)に配設したので、真空スイッチの固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力が大幅に緩和できると共に、スイッチギヤの高さ方向(即ち、上下方向)のサイズを小さくすることが可能となり、構造的信頼正が高く、かつ、小型化されたスイッチギヤを実現できるという効果がある。
実施の形態13.
第20図は、実施の形態13によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
図において、1は円筒形の真空スイッチ、1aは固定電極棒、1bは可動電極棒、24は固定電極側接続接触端子、34は可動電極側接続接触端子、34aはシャント、34bは接触部材である。
前述の実施の形態12によるスイッチギヤと異なる点は、第19図に示されている第一の回路導体(電源側導体)61の配設を省略し、固定電極側接続接触端子24が直接主母線導体80に摺動接触するようにした点である。
第20図において、80は断面が略U字形状の上下方向に配設された主母線導体であり、真空スイッチユニット46が図示しない開離機構によって所定の位置に移動したとき、真空スイッチユニット46の固定電極側接続接触端子24が主母線導体80の略U字形状の溝部で摺動接触するように構成されている。
即ち、固定電極棒1aと可動電極棒1bを通る中心軸Sの方向に延在した固定電極側接続接触端子24に対して、主母線導体80が他の機構(例えば、第19図の電源側導体61)を介在させることなく真空スイッチユニット46に近接して配設され、固定電極側接続接触端子24が上下方向に配設された主母線導体80に対して水平下方向に摺動接触するようになされたものである。
この構成によれば、前述の実施の形態12によるスイッチギヤの効果に加え、極めて短距離で電流経路が形成できるスイッチギヤが得られる。
実施の形態14.
第21図は、実施の形態14によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニットの装着部分)の構成を示す概略図である。
第21図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤは、一端が可動電極棒1bに固着された可動電極側接続接触端子32は、円筒形の真空スイッチ1に近接した位置で、真空スイッチ1の中心軸Sとほぼ平行になるように水平方向にL字状に折り曲げられている。
そして、その他端は第二の回路導体71の接合部71aと摺動接触するように配設されている。
さらに、第二の回路導体71は摺動接触する部分(即ち、接合部71a)から真空スイッチ1の中心軸Sにほぼ平行して可動電極側接続接触端子32の折り曲げと反対の方向(即ち、可動電極棒1bの方向)に折り曲げてある。
即ち、可動電極側接続接触端子32と第二の回路導体71は真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成されている。
また、一端が固定電極棒1aに固着された固定電極側接続接触端子22の他端は、第一の回路導体61の端部に形成された接合部61aと摺動接触するように配設されている。
第一の回路導体61は摺動接触する部分(即ち、接合部61a)から真空スイッチ1の中心軸Sにほぼ平行して固定電極側接続接触端子22の方向と反対の方向(即ち、可動電極棒1bの方向)に折り曲げてある。
即ち、固定電極側接続接触端子22と第一の回路導体61は真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成されている。
なお、第一の回路導体61の他端には、さらに別の水平方向に配設された回路導体(例えば、主母線導体80)に摺動接触するように接合部61b形成されている。
この構成により、前述の実施の形態12によるスイッチギヤの効果に加え、さらに、真空スイッチ1から短距離で電源側もしくは負荷側の他の導体(例えば、主母線導体80など)と接続接触した構成のスイッチギヤが得られるという効果がある。
また、第二の回路導体71の接合部71aの反対側の端部は、下側に向かって折り曲げられているので、スイッチギヤの下面より負荷側ケーブルを容易に引き込むことができる。
なお、上述の第21図に示した例では、固定電極側接続接触端子22と第一の回路導体61および可動電極側接続接触端子32と第二の回路導体71のいずれもが真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成されているが、固定電極側接続接触端子22と第一の回路導体61あるいは可動電極側接続接触端子32と第二の回路導体71のいずれか一方のみが真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成された構成であっても、同様の効果を得ることができる。
また、第二の回路導体71は真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成されている例を示しているが、U字状ではなく直線状に形成して配設してもよい。
この場合(即ち、第二の回路導体71が直線状の場合)、スイッチギヤの背面から第二の回路導体に対して負荷側ケーブルを容易に引き込むことができる。
実施の形態15.
第22図は、実施の形態15によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
本実施の形態によるスイッチギヤは、前述の実施の形態14によるスイッチギヤにおいて、さらに、第一の回路導体61あるいはは第二の回路導体71の周囲にセンサ11あるいは補助機器12を配置したことを特徴とする。
即ち、図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤにおいては、固定電極側接続接触端子22と第一の回路導体61は真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成されており、さらに、この第一の回路導体61に電流センサあるいは電圧センサなどのセンサ11が配置されている。
また、可動電極側接続接触端子32と第二の回路導体71は真空スイッチ1に近接した位置でU字状に形成されており、さらに、この第二の回路導体71に、例えば零相変流器などの補助機器12が配置されている。
この構成により、前述の実施の形態12によるスイッチギヤの効果に加え、真空スイッチ1から極めて短距離で電源側もしくは負荷側の他の導体と接続接触した構成のスイッチギヤであっても、比較的簡単にセンサ11あるいは補助機器12の配置が可能である。
実施の形態16.
第23図は、実施の形態16によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤは、前述の実施の形態15(第22図)で示されたような真空スイッチユニットを、複数個(例えば、三相に対応させて3個)水平方向に一直線上に配置したものである。
即ち、第23図に示したように、各真空スイッチユニットにおいて、固定電極側接続接触端子22に接合(接触接続)された第一の回路導体61に、センサ11を配置し、可動電極側接続接触端子32に接合された第二の回路導体71に、補助機器(例えば、零相変流器)12が配置されものを、3個(三相分)用いて、水平方向に一直線上に並べて装着されている。
この構成により、前述の実施の形態12によるスイッチギヤの効果に加え、真空スイッチユニットの装着スペースの縮小化が図れると共に、各種のセンサ類や補助機器などの配置が容易になる。
また、また、第二の回路導体71の接合部71aと反対側の端部は、下側に向かって折り曲げられているので、スイッチギヤの下面より負荷側ケーブルを容易に引き込むことができる。
実施の形態17.
第24図は、実施の形態17によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
図に示すように、本実施しの形態によるスイッチギヤは、前述の実施の形態15(第22図)で示されたような真空スイッチユニットの各真空スイッチ1の中心軸Sが三角形の頂点に位置するように水平方向に並べて装着したものである。
即ち、第24図に示したように、各真空スイッチユニットにおいて、固定電極側接続接触端子22に接合された第一の回路導体61にセンサ11を配置し、可動電極側接続接触端子32に接合された第二の回路導体71に零相変流器などの補助機器12が配置されたものを、3個(三相分)用いて、それぞれが三角形の頂点に位置するように並べて装着されている。
この構成により、前述の12によるスイッチギヤの効果に加え、3個(三相分)の真空スイッチユニットの装着スペースの縮小化がさらに図れると共に、各種のセンサ類や補助機器などの配置が容易になる場合がある。
また、第二の回路導体71の接合部71aと反対側の端部は、下側に向かって折り曲げられているので、スイッチギヤの下面より負荷側ケーブルを容易に引き込むことができる。
実施の形態18.
第25図は、実施の形態18によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
本実施の形態によるスイッチギヤは、第25図に示すように水平方向に配置された円筒形の真空スイッチの近傍に配置される各種の構成部品を組み合わせてコンポーネント化したものである。
即ち、第25図において、19a、は円筒形バルブ1と固定電極側接続接触端子22および可動電極側接続接触端子32の部分を有機絶縁物(図示せず)により一体注型化したものである。
19bは、主母線導体80と固定電極側接続接触端子22の摺動接触部分を有機絶縁物により一体注型化したものである。
19cは、第21図に示した第二の回路導体71の逆U字状部分を一体注型化したものである。
19dおよび19eは、第二の回路導体71とセンサ11あるいは零相変流器などの補助機器12を一体注型化したものである。
19fは、第二の回路導体71の残り部分と他の導体110の一部分を一体注型化したものである。
このように、本実施の形態によるスイッチギヤによれば、前述の実施の形態12によるスイッチギヤの効果に加え、各種の構成部品を組合わせてコンポーネント化するので、構成部品の管理が容易であり、スイッチギヤ内部の組立て作業も容易になる。さらに、隣接する真空管スイッチユニットとの絶縁性も向上する。
ところで、上記説明では電流を遮断する能力を有する真空スイッチ1と、固定電極側接続接触端子22、可動電極側接続接触端子32、主母線導体80、第二の回路導体71などの構成に関するものについて述べたが、その他の断路や接地といった機能を持つ円筒形バルブについても同様に利用できることは言うまでもない。
また、有機絶縁物による一体注型化に関し、特に気中に配置されるものとして構成されているが、有機絶縁物がガス中においてその絶縁性能を損なうおそれがない場合には、ガス中においても本発明を適用する事が出来る。
実施の形態19.
第26図および第27図は、実施の形態19によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
これらの図において、1は円筒形の真空スイッチである。
この真空スイッチ1の一端の中心部(図においては上端の中央部)には、内部の固定接点(固定電極)に接続された固定電極棒1a(図示せず)が設けてあり、他端には、可動接点(可動電極)に接続された可動電極棒1bが設けてある。
23は一端が固定電極棒1a(図示されず)に固着された固定電極側接続接触端子、33は一端が可撓性銅撚線のシャント(図示せず)を介して可動電極棒1bに固着された可動電極側接続接触端子である。
真空スイッチ1、固定電極側接続接触端子23および可動電極側接続接触端子33によって真空スイッチユニットが構成されている。
そして、この真空スイッチユニットは、固定電極棒1a(図示されず)と可動電極棒1bが上下方向に向けられ、かつ、開離機構(図示せず)により上下方向の所定位置に移動できるように装着されている。
なお、可動電極棒1bは、開閉機構(図示せず)により上下方向に駆動されて、真空スイッチ1の内部の接点(電極)が開閉される。
また、可動電極側接続接触端子33はシャントを介して可動電極棒1bに固着されているので、可動電極棒1bは接点(電極)の開閉時に可動電極側接続接触端子33に関係なく上下方向に作動できる。
なお1cは絶縁部材で、円筒形の真空スイッチ1と開離機構(図示せず)の間に介在するものである。
固定電極側接続接触端子23は、銅板または銅棒のような導電材料で形成され、他端が固定電極棒1a(図示されず)と可動電極棒1bを通る真空スイッチ1の中心軸Sの方向に延在し、主母線導体80と摺動接触するように配設されている。
また、可動電極側接続接触端子33は銅板のような導電材料で形成され、その他端には、円筒形の真空スイッチ1に近接した位置で、中心軸Sとほぼ平行になるように上方に向かって延在した回路導体72a(第6図における接続接触部33bに相当)が設けてある。
さらに、この回路導体72aには回路導体72bが摺動接触により接続され、回路導体72bは上方に向かって延在し、主母線導体80の側面と近接状態で交差するように配設されている。
そして、複数の主母線導体80が有るときには、主母線導体80の間を通るように配設されている。
主母線導体80の側面と近接状態で交差した回路導体72bには、さらに回路導体72cが接続されている。
なお、第26図は真空スイッチユニットが主母線導体80および回路導体72bと開離した状態を示している。
また、第27図(a)は真空スイッチユニットが図示しない開離機構により所定の位置に移動し、主母線導体80および回路導体72bに装着された状態を示している。
即ち、第27図(a)は真空スイッチ1の固定電極側接続接触端子23の端部が主母線導体80に摺動接触し、可動電極側接続接触端子33の端部が回路導体72aを介して回路導体72bに摺動接触した状態を示している。
なお、第27図(b)は第27図(a)の側面図である。
また、固定電極側接続接触端子23と可動電極側接続接触端子33は、一方が電源回路に、他方が負荷回路に接続されるものである。
つまり、電源側と負荷側が逆になる場合がある。
なお、用いられる真空スイッチユニットは、実施の形態2(図6)で示したような構成の真空スイッチユニット45(即ち、真空スイッチユニット45)に限られるものではなく、実施の形態6(図13)あるいは実施の形態7(図14)で示したような構成の真空スイッチユニット(即ち、真空スイッチユニット46)を用いてもよいことは言うまでもない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、真空スイッチの中心軸が上下方向になるように真空スイッチユニットを配置し、真空スイッチの固定電極棒に固着された固定電極側接続接触端子を水平方向に配設された電源側回路導体(例えば、主母線導体)に接触接続させると共に、一端が真空スイッチの可動電極棒に固着された可動電極側接続接触端子を真空スイッチの中心軸と平行となるように真空スイッチの近傍でL字形状に形成し、その端部を電源側回路導体と交差し上下方向で上側に向かって配設された負荷側回路導体の接合部に接触接続させるので、真空スイッチの固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力が大幅に緩和できると共に、スイッチギヤの奥行きサイズを小さくすることが可能となり、構造的信頼正が高く、かつ、小型化されたスイッチギヤを実現できるという効果がある。
更に、この構成によれば、負荷側回路導体は上側に向かって配設されているので、負荷側ケーブルをスイッチギヤの上面より容易に引き込むことができる。
実施の形態20.
第28図は、実施の形態20によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
前述の実施の形態19によるスイッチギヤ(第26図)と異なる点は、回路導体72bの周囲に、センサ11あるいは零相変流器などの補助機器12を配置した点である。
即ち、図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤは、円筒形の真空スイッチ1の可動電極棒1bに固着された可動電極側接続接触端子33と、これに接合された回路導体72a(第6図における接続接触部33bに相当)および回路導体72bを有するものにおいて、回路導体72bの周囲にセンサ11あるいは零相変流器などの補助機器12を配置したものである。
なお、これらセンサ11あるいは補助機器12は主母線導体80または固定電極側接続接触端子23の周囲に配置してもよい。
なお、本実施の形態においても、用いられる真空スイッチユニットは、実施の形態2(第6図)で示したような構成の真空スイッチユニット45(即ち、真空スイッチユニット45)に限られるものではなく、実施の形態6(第13図)あるいは実施の形態7(第14図)で示したような構成の真空スイッチユニット(即ち、真空スイッチユニット46)を用いてもよいことは言うまでもない。
本実施の形態によれば、前述の実施の形態19によるスイッチギヤの効果に加え、各種センサや補助機器をスペース効率良く配置でき、スイッチギヤのさらなる縮小が可能となる。
実施の形態21.
第29図は、実施の形態21によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤは、複数の(例えば、三相分に対応する3個の)真空スイッチユニットを上下方向にして一直線上に配置したものである。
即ち、各空スイッチユニットを構成する真空スイッチ1の図示されない固定電極棒1aは上側に、可動電極棒1bは下側になるように真空スイッチ1が配置されている。
そして、図示されない固定電極棒1a側に設けた固定電極側接続接触端子23は、上側に延在して形成され、その端部は主母線導体80に摺動接触し、下側に設けた可動電極側接続接触端子33の端部に形成された回路導体72a(第6図における接続接触部33bに相当)および回路導体72bと摺動接触するように配設されている。
これらの構成は第28図に示した構成と同様のものである。そして、3個の真空スイッチユニットは第29図に示すように上下方向にして一直線上に並べて装着されている。
この構成により、前述の実施の形態19によるスイッチギヤの効果に加え、真空スイッチユニットの装着スペースの縮小化が図れると共に、各種のセンサ類や補助機器などの配置が容易になる。
実施の形態22.
第30図は、実施の形態22によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
図に示すように、本実施の形態によるスイッチギヤは、円筒形の真空スイッチの近傍に配置される各種の構成部品を組み合わせてコンポーネント化したものである。
即ち、第30図において、19aは三相分の円筒形の真空スイッチ1と固定電極側接続接触端子22および可動電極側接続接触端子32の部分を有機絶縁物20aにより一体注型化したものである。
また、19bは三相分の主母線導体80と固定電極側接続接触端子22の摺動接触部分を有機絶縁物20bにより一体注型化したものである。
また、19cは第28図に示された回路導体72bとセンサ11および零相変流器などの補助機器12の部分を一体注型化したものである。
このように、本実施の形態によるスイッチギヤによれば、前述の実施の形態19によるスイッチギヤの効果に加え、配置される各種部材を有機絶縁物により一体注型化し、1つあるいは複数個にコンポーネント化する事によって、必要とされる空間絶縁距離寸法を大幅に減少することができる。
その結果、閉鎖形配電盤におけるサイズを縮小化することが可能となり、原材料の削減などから製造コストの低減を図ることができる。
また、構成部品の管理が容易であり、スイッチギヤ内部の組立て作業も容易になる。
ところで,上記説明では電流を遮断する能力を有する円筒形の真空スイッチ1と、固定電極側接続接触端子22、可動電極側接続接触端子32、主母線導体80、回路導体7a,7bなどの構成に関するものについて述べたが、その他の断路や接地といった機能を持つ円筒形バルブについても同様に利用できることは言うまでもない。
また、有機絶縁物による一体注型化に関し、特に気中に配置されるものとして構成されているが、有機絶縁物がガス中においてその絶縁性能を損なうおそれがない場合には、ガス中においてもこの発明を適用する事が出来る。
実施の形態23.
第31図は、実施の形態23によるスイッチギヤの主要部(真空スイッチユニット装着部分)の構成を示す概略図である。
前述の実施の形態19〜実施の形態22によるスイッチギヤでは、真空スイッチユニットの中心軸がスイッチギヤ内で水平方向に配設された主母線導体80に対して直交する方向(即ち、上下方向)になるように、真空スイッチユニットを配置している。
これに対して、本実施の形態によるスイッチギヤは、真空スイッチユニットの中心軸がスイッチギヤ内で鉛直方向(即ち、上下方向)に配設された主母線導体80に対して直交する方向(即ち、水平方向)になるように、真空スイッチユニットを配置したことを特徴とする。
第31図において、1は水平方向に配置された円筒形の真空スイッチである。
この真空スイッチ1の一端の中心部には、内部の固定接点(固定電極)に接続された固定電極棒1a(図示せず)が設けてあり、他端には、可動接点(可動電極)に接続された可動電極棒1bが設けてある。
23は一端が固定電極棒1a(図示されず)に固着された固定電極側接続接触端子、33は一端が可撓性銅撚線のシャント(図示せず)を介して可動電極棒1bに固着された可動電極側接続接触端子である。
真空スイッチ1、固定電極側接続接触端子23および可動電極側接続接触端子33によって真空スイッチユニットが構成されている。
そして、この真空スイッチユニットは、固定電極棒1a(図示されず)と可動電極棒1bが水平方向に向けられ、かつ、開離機構(図示せず)により水平方向の所定位置に移動できるように装着されている。
なお、可動電極棒1bは、開閉機構(図示せず)により水平方向に駆動されて、真空スイッチ1の内部の接点(電極)が開閉される。
また、可動電極側接続接触端子33はシャントを介して可動電極棒1bに固着されているので、可動電極棒1bは接点(電極)の開閉時に可動電極側接続接触端子33に関係なく水平方向に作動できる。
なお1cは絶縁部材で、円筒形の真空スイッチ1と開離機構(図示せず)の間に介在するものである。
固定電極側接続接触端子23は、銅板または銅棒のような導電材料で形成され、他端が固定電極棒1a(図示されず)と可動電極棒1bを通る真空スイッチ1の中心軸Sの方向に延在し、鉛直方向(即ち、上下方向)に配設された主母線導体80と摺動接触するように配設されている。
また、可動電極側接続接触端子33は銅板のような導電材料で形成され、その他端には、円筒形の真空スイッチ1に近接した位置で、中心軸Sとほぼ平行になるようにスイッチギヤの後面側に向かう回路導体72aが設けてある。
さらに、この回路導体72aには回路導体72bが摺動接触により接続され、回路導体72bはスイッチギヤの後面側に向かって延在し、主母線導体80の側面と近接状態で交差するように配設されている。
そして、複数の主母線導体80が有るときには、主母線導体80の間を通るように配設されている。
主母線導体80の側面と近接状態で交差した回路導体72bには、さらに回路導体72cが接続されている。
なお、第31図(a)は真空スイッチユニットが図示しない開離機構により所定の位置に移動し、主母線導体80および回路導体72bに装着された状態を示している。
即ち、第31図(a)は真空スイッチ1の固定電極側接続接触端子23の端部が主母線導体80に摺動接触し、可動電極側接続接触端子33の端部が回路導体72aを介して回路導体72bに摺動接触した状態を示している。
また、第31図(b)は第31図(a)の側面図である。
本実施の形態によれば、真空スイッチの中心軸が水平方向になるように真空スイッチユニットを配置し、真空スイッチの固定電極棒に固着された固定電極側接続接触端子を上下方向に配設された電源側回路導体(例えば、主母線導体)に接触接続させると共に、一端が真空スイッチの可動電極棒に固着された可動電極側接続接触端子を真空スイッチの中心軸と平行となるように真空スイッチの近傍でL字形状に形成し、その端部を電源側回路導体と交差し水平方向でスイッチギヤの後面側に向かって配設された負荷側回路導体の接合部に接触接続させるので、真空スイッチの固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力が大幅に緩和できると共に、スイッチギヤの高さ方向のサイズを小さくすることが可能となり、構造的信頼正が高く、かつ、小型化されたスイッチギヤを実現できるという効果がある。
更に、この構成によれば、負荷側回路導体はスイッチギヤの後面側に向かって配設されているので、負荷側ケーブルをスイッチギヤの裏面より水平方向に容易に引き込むことができる。
産業上の利用の可能性
以上のように、この発明に係る真空スイッチユニットは、組立作業時に固定電極棒および可動電極棒にかかる曲げ応力を大幅に緩和できるので、機械的強度に対する信頼性の高い真空スイッチユニットの実現に適する。
また、真空スイッチユニットの固定電極側接続接触端子および可動電極側接続接触端子を硝子やモールドフレームなどの支持部材で支持する必要がなくなるので、部品点数が削減されると共に、組立作業性も改善され、かつ、信頼度の高いスイッチギヤの実現に適する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施の形態1による真空スイッチユニットの構成を示す図である。
第2図は、この発明の実施の形態1における真空スイッチユニットの第1図とは異なる構成例を示す図である。
第3図は、この発明の実施の形態1による真空スイッチユニットの第1図とはさらに異なる構成例を示す図である。
第4図は、第3図に示す真空スイッチユニットの構成を示す側面図である。
第5図は、第3図に示す真空スイッチユニットの変形例の構成を示す側面図である。
第6図は、この発明の実施の形態2による真空スイッチユニットの構成を示す正面図である。
第7図は、この発明の実施の形態3による真空スイッチユニットの構成を示す断面図である。
第8図は、この発明の実施の形態3による真空スイッチユニットの第7図とは異なる構成を示す断面図である。
第9図は、この発明の実施の形態4による三相一括形の真空スイッチユニットの構成を、一部を断面にして示す斜視図である。
第10図は、この発明の実施の形態4による三相一括形の真空スイッチユニットの第9図とは異なる構成を、一部を断面にして示す斜視図である。
第11図は、この発明の実施の形態5によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第12図は、この発明の実施の形態5によるスイッチギヤの変形例を示す図である。
第13図は、この発明の実施の形態6によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第14図は、この発明の実施の形態7によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第15図は、この発明の実施の形態8によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第16図は、この発明の実施の形態9によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第17図は、この発明の実施の形態10によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第18図は、この発明の実施の形態11によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第19図は、この発明の実施の形態12によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第20図は、この発明の実施の形態13によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第21図は、この発明の実施の形態14によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第22図は、この発明の実施の形態15によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第23図は、この発明の実施の形態16によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第24図は、この発明の実施の形態17によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第25図は、この発明の実施の形態18によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第26図は、この発明の実施の形態19によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第27図は、この発明の実施の形態19によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第28図は、この発明の実施の形態20によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第29図は、この発明の実施の形態21によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第30図は、この発明の実施の形態22によるスイッチギヤの要部の構成を示す斜視図である。
第31図は、この発明の実施の形態23によるスイッチギヤの要部の構成を示す図である。
第32図は、従来の真空スイッチユニットの構成を示す図である。
第33図は、従来のスイッチギヤの内部構成を示す図である。
第34図は、従来の他のスイッチギヤの内部構成を示す図である。
第35図は、従来の真空スイッチユニットをスイッチギヤ内に配置したときの空間絶縁距離および接地絶縁距離の関係を示す図である。

Claims (5)

  1. 電源側あるいは負荷側のいずれか一方にそれぞれ接続される第一の回路導体および第二の回路導体と、
    略円筒状の真空スイッチ、上記真空スイッチの固定電極棒に一端が固着され、他端側に上記第一の回路導体に接触接続するための接触接続部を有する固定電極側接続接触端子、および上記真空スイッチの可動電極棒に一端が固着され、他端側に上記第二の回路導体に接触接続するための接触接続部を有する可動電極側接続接触端子で構成されていて、上記可動電極棒と上記可動電極側接続接触端子の一端とは可撓性銅撚線のシャントを介して接続され、さらに、上記固定電極側接続接触端子の接触接続部を有する他端側は上記真空スイッチの中心軸上に形成され、上記可動電極側接続接触端子の接触接続部を有する他端側は上記固定電極側接続接触端子の方に向かって上記真空スイッチの中心軸とほぼ平行となるように形成されている真空スイッチユニットを備え、
    上記真空スイッチユニットを所定の位置に移動したとき、上記固定電極側接続接触端子の接触接続部が上記第一の回路導体に、上記可動電極側接続接触端子の接触接続部が上記第二の回路導体にそれぞれ接触接続するように構成されているスイッチギヤであって、
    上記第一の回路導体は水平方向に配設され、上記真空スイッチユニットは、その真空スィッチの中心軸が上記第一の回路導体と直交して上下方向となるように配置されると共に、上記第二の回路導体は、その端部が底面側に向かうように形成されており、
    更に、上記真空スイッチユニットは、上記固定電極側接続接触端子と上記第一の回路導体あるいは上記可動電極側接続接触端子と上記第二の回路導体の少なくとも一方を上記真空スイッチに近接した位置でU字状に形成したことを特徴とするスイッチギヤ。
  2. 上記固定電極側接続接触端子または上記可動電極側接続接触端子の周囲に、センサあるいは補助機器を配置したことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  3. 上記真空スイッチユニットを複数個備え、上記複数個の真空スイッチユニットを一直線上に並べて装着したことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  4. 上記真空スイッチユニットを3個備え、上記3個の真空スイッチユニットの真空スイッチの中心軸が三角形の頂点にそれぞれ位置するように並べて装着したことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  5. 上記真空スイッチユニットの構成部品および上記真空スイッチユニットの近傍に配置される各種の構成部品のうち、隣接して配置される部品または相互に接続される構成部品を有機絶縁物により一体注型化し、1つあるいは複数個にコンポーネント化したことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
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