JPH0970114A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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- JPH0970114A JPH0970114A JP7223459A JP22345995A JPH0970114A JP H0970114 A JPH0970114 A JP H0970114A JP 7223459 A JP7223459 A JP 7223459A JP 22345995 A JP22345995 A JP 22345995A JP H0970114 A JPH0970114 A JP H0970114A
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- phase
- disconnector
- disconnectors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機器同士を接続する母線を短縮化して据付面
積の縮小化を図るガス絶縁開閉装置を提供する。 【解決手段】 母線断路器2,3の固定側接点より導出
される3つの単相接続口2c,3cが、母線断路器2,
3の容器の直角方向に対し互いに90度の角度をもって
形成されている。これら単相接続口2c,3cのそれぞ
れには気中主母線接続用の気中ブッシング5a,5b,
5c,6a,6b,6cが取付けられている。これらの
気中ブッシングのうち、同一の母線断路器に接続される
両端相のブッシング5a,5cおよび6a,6cは、前
記2台の母線断路器2,3を結ぶ線と直角方向で、且つ
その先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するようにして
配置されている。
積の縮小化を図るガス絶縁開閉装置を提供する。 【解決手段】 母線断路器2,3の固定側接点より導出
される3つの単相接続口2c,3cが、母線断路器2,
3の容器の直角方向に対し互いに90度の角度をもって
形成されている。これら単相接続口2c,3cのそれぞ
れには気中主母線接続用の気中ブッシング5a,5b,
5c,6a,6b,6cが取付けられている。これらの
気中ブッシングのうち、同一の母線断路器に接続される
両端相のブッシング5a,5cおよび6a,6cは、前
記2台の母線断路器2,3を結ぶ線と直角方向で、且つ
その先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するようにして
配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主母線部分を気中
絶縁で構成し、遮断器などの回線側機器をガス絶縁で構
成したガス絶縁開閉装置に関するものである。
絶縁で構成し、遮断器などの回線側機器をガス絶縁で構
成したガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、据付面積の縮少、安全性や保守点
検性の向上、さらには環境調和を達成することを目的と
して、開閉装置にはガス絶縁開閉装置が使用される場合
が多くなってきた。これらのガス絶縁開閉装置の中に
は、主母線のみを気中絶縁とし、他の機器をガス絶縁方
式としたものが知られている。
検性の向上、さらには環境調和を達成することを目的と
して、開閉装置にはガス絶縁開閉装置が使用される場合
が多くなってきた。これらのガス絶縁開閉装置の中に
は、主母線のみを気中絶縁とし、他の機器をガス絶縁方
式としたものが知られている。
【0003】このようなガス絶縁開閉装置に使用される
1例として、線路回線の単線結線図を図5に示す。すな
わち、回線側機器である遮断器1の両側には変流器13
a,13bが配置されている。一方の変流器13aには
母線断路器2,3が接続されている。これら母線断路器
2,3同士は三相母線14により接続されており、それ
ぞれに気中主母線接続用の気中ブッシング5,6が接続
されている。また、母線断路器3には点検用接地開閉器
7が接続されている。他方の変流器13bには点検用接
地開閉器8、線路側断路器4、線路側接地用開閉器9お
よび線路用ブッシング10が順次接続されている。さら
に線路用ブッシング10には避雷器11および計器用変
圧器12が接続されている。
1例として、線路回線の単線結線図を図5に示す。すな
わち、回線側機器である遮断器1の両側には変流器13
a,13bが配置されている。一方の変流器13aには
母線断路器2,3が接続されている。これら母線断路器
2,3同士は三相母線14により接続されており、それ
ぞれに気中主母線接続用の気中ブッシング5,6が接続
されている。また、母線断路器3には点検用接地開閉器
7が接続されている。他方の変流器13bには点検用接
地開閉器8、線路側断路器4、線路側接地用開閉器9お
よび線路用ブッシング10が順次接続されている。さら
に線路用ブッシング10には避雷器11および計器用変
圧器12が接続されている。
【0004】以上のような線路回線をガス絶縁開閉装置
によって構成する場合、回線側機器が全てガス絶縁とな
るため、安全性や保守点検性、環境調和には非常に適し
ていると言える。しかしその反面、据付面積はそれほど
縮少されないという問題があった。すなわち、主母線部
分が気中絶縁になっているので、気中主母線接続用の気
中ブッシング5,6同士の距離を大きくしなくてはなら
ず、ガス絶縁で構成される機器の部分に比べてかなり大
きな距離を必要とする。そこで従来より、この気中主母
線接続用の気中ブッシング同士をできる限り短い距離で
接続し、全体として、いかにコンパクトに構成するかと
いうことが問題となっている。
によって構成する場合、回線側機器が全てガス絶縁とな
るため、安全性や保守点検性、環境調和には非常に適し
ていると言える。しかしその反面、据付面積はそれほど
縮少されないという問題があった。すなわち、主母線部
分が気中絶縁になっているので、気中主母線接続用の気
中ブッシング5,6同士の距離を大きくしなくてはなら
ず、ガス絶縁で構成される機器の部分に比べてかなり大
きな距離を必要とする。そこで従来より、この気中主母
線接続用の気中ブッシング同士をできる限り短い距離で
接続し、全体として、いかにコンパクトに構成するかと
いうことが問題となっている。
【0005】例えば、単相形で構成されたガス絶縁開閉
装置は、図6および図7に示すような配置構成をとって
いる。なお、図6は気中主母線直角方向から見た側面
図、図7は主母線平行方向から見た側面図で、図6のA
−A矢視図である。
装置は、図6および図7に示すような配置構成をとって
いる。なお、図6は気中主母線直角方向から見た側面
図、図7は主母線平行方向から見た側面図で、図6のA
−A矢視図である。
【0006】図6に示すように、遮断器1は動作軸が水
平に配置され、その上部には2つの接続口が形成されて
いる。これら2つの接続口に変流器13a,13bが配
置されている。変流器13b側にはその上部にL形母線
17aが接続されて水平に引き出され、線路側断路器4
および接地開閉器8,9を収納した容器18に接続され
ている。この容器18は架台16により据付面に固定さ
れており、その上部には線路用気中ブッシング10が接
続されている。
平に配置され、その上部には2つの接続口が形成されて
いる。これら2つの接続口に変流器13a,13bが配
置されている。変流器13b側にはその上部にL形母線
17aが接続されて水平に引き出され、線路側断路器4
および接地開閉器8,9を収納した容器18に接続され
ている。この容器18は架台16により据付面に固定さ
れており、その上部には線路用気中ブッシング10が接
続されている。
【0007】一方、変流器13aの上部にはL形母線1
7bが接続されて線路側断路器4の反対側の同軸上に引
き出され、母線断路器2の可動側接点より導出される接
続口2aに接続されている。母線断路器2には前記接続
口2aと対向する位置にもう1つ、可動側接点より導出
される接続口2bが設けられており、この接続口2bに
接続母線19およびベロー継手20が接続されている。
またベロー継手20には、母線断路器3の可動側接点よ
り導出される接続口3aが接続されている。さらに母線
断路器3にはベロー継手20の反対側に遮断器1の点検
用の接地開閉器7が接続されている。なお、母線断路器
2,3は架台16により据付面に固定されており、母線
断路器2,3の上部には気中主母線接続用の気中ブッシ
ング5,6が取付けられている。
7bが接続されて線路側断路器4の反対側の同軸上に引
き出され、母線断路器2の可動側接点より導出される接
続口2aに接続されている。母線断路器2には前記接続
口2aと対向する位置にもう1つ、可動側接点より導出
される接続口2bが設けられており、この接続口2bに
接続母線19およびベロー継手20が接続されている。
またベロー継手20には、母線断路器3の可動側接点よ
り導出される接続口3aが接続されている。さらに母線
断路器3にはベロー継手20の反対側に遮断器1の点検
用の接地開閉器7が接続されている。なお、母線断路器
2,3は架台16により据付面に固定されており、母線
断路器2,3の上部には気中主母線接続用の気中ブッシ
ング5,6が取付けられている。
【0008】さらに図7に示すように、線路側断路器4
および接地開閉器8,9を収納した容器18(より具体
的には容器18a〜18c)の側面には分岐が設けら
れ、ここに避雷器11が接続されている。なお、各構成
機器はいずれも単相形であるため、実際には図7に示す
ように、遮断器1は1a〜1c、線路側断路器4は4a
〜4c、接地開閉器8,9は8a〜8c,9a〜9c、
気中ブッシング10は10a〜10c、避雷器11は1
1a〜11というように、それぞれ3台の機器から成
る。また単相形機器は、3相分の間をあけて(ほぼ気中
主母線相間距離分を離して)設置されている。
および接地開閉器8,9を収納した容器18(より具体
的には容器18a〜18c)の側面には分岐が設けら
れ、ここに避雷器11が接続されている。なお、各構成
機器はいずれも単相形であるため、実際には図7に示す
ように、遮断器1は1a〜1c、線路側断路器4は4a
〜4c、接地開閉器8,9は8a〜8c,9a〜9c、
気中ブッシング10は10a〜10c、避雷器11は1
1a〜11というように、それぞれ3台の機器から成
る。また単相形機器は、3相分の間をあけて(ほぼ気中
主母線相間距離分を離して)設置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような単相形の
ガス絶縁開閉装置には、下記の問題点a〜dがあった。
すなわち、 a.全ての機器が単相形で構成されるため、断路器等の
操作機構を各相ごとに必要とし、構成が複雑化する. b.気中母線接続用のブッシングを距離をおいて配置す
る必要があるため、断路器同士を接続する母線が長くな
る. c.各相形で相間をあけて配置するので、基礎範囲が大
きくなり、据付面積が大きくなる. d.各相に操作機構があるので各相ごとに配線しなけれ
ばならず、接続ケーブルの量が多くなる。
ガス絶縁開閉装置には、下記の問題点a〜dがあった。
すなわち、 a.全ての機器が単相形で構成されるため、断路器等の
操作機構を各相ごとに必要とし、構成が複雑化する. b.気中母線接続用のブッシングを距離をおいて配置す
る必要があるため、断路器同士を接続する母線が長くな
る. c.各相形で相間をあけて配置するので、基礎範囲が大
きくなり、据付面積が大きくなる. d.各相に操作機構があるので各相ごとに配線しなけれ
ばならず、接続ケーブルの量が多くなる。
【0010】このような単相形のガス絶縁開閉装置が持
つ問題点を解消するために、気中ブッシング以外を三相
一括形で構成したガス絶縁開閉装置が提案されている。
この三相一括形のガス絶縁開閉装置の配置構成例を図8
の側面図および図9の平面図を参照して具体的に示す。
つ問題点を解消するために、気中ブッシング以外を三相
一括形で構成したガス絶縁開閉装置が提案されている。
この三相一括形のガス絶縁開閉装置の配置構成例を図8
の側面図および図9の平面図を参照して具体的に示す。
【0011】図8に示すように、遮断器1はその動作軸
が垂直に配置されており、2つの接続口が水平に対向し
て形成されている。これら接続口には変流器13a,1
3bが配置されている。変流器13b側には線路側断路
器4および接地開閉器8,9を収納した容器25が接続
されている。この容器25には三相母線23を介して中
相の気中ブッシング10bが接続されている。
が垂直に配置されており、2つの接続口が水平に対向し
て形成されている。これら接続口には変流器13a,1
3bが配置されている。変流器13b側には線路側断路
器4および接地開閉器8,9を収納した容器25が接続
されている。この容器25には三相母線23を介して中
相の気中ブッシング10bが接続されている。
【0012】一方、変流器13a側には母線断路器2の
可動側接点より導出される接続口2aが接続されてい
る。母線断路器2において、この接続口2aと対向する
位置には、可動側接点より導出されるもう1つの接続口
2bが形成されており、該接続口2bにはベロー継手1
5および三相一括形のガス絶縁母線である三相母線14
が接続されている。さらに三相母線14には、母線断路
器3の可動側接点より導出される接続口3aが接続され
ている。つまり、母線断路器2,3の接続口2b,3a
同士を三相母線14によって接続することで2台の母線
断路器2,3が接続されている。また、母線断路器3に
おいて接続母線14の対向する位置には遮断器1の点検
用の接地開閉器7が取付けられている。
可動側接点より導出される接続口2aが接続されてい
る。母線断路器2において、この接続口2aと対向する
位置には、可動側接点より導出されるもう1つの接続口
2bが形成されており、該接続口2bにはベロー継手1
5および三相一括形のガス絶縁母線である三相母線14
が接続されている。さらに三相母線14には、母線断路
器3の可動側接点より導出される接続口3aが接続され
ている。つまり、母線断路器2,3の接続口2b,3a
同士を三相母線14によって接続することで2台の母線
断路器2,3が接続されている。また、母線断路器3に
おいて接続母線14の対向する位置には遮断器1の点検
用の接地開閉器7が取付けられている。
【0013】さらに2つの母線断路器2,3の上部に
は、上方に伸びる方向で三相母線14に対し直角であ
り、且つ据付面に水平方向で対向した位置に三相母線2
1が接続されている。この三相母線21の上部には中相
の気中ブッシング5b,6bが接続されている。
は、上方に伸びる方向で三相母線14に対し直角であ
り、且つ据付面に水平方向で対向した位置に三相母線2
1が接続されている。この三相母線21の上部には中相
の気中ブッシング5b,6bが接続されている。
【0014】ところで図9に示すように、容器25に接
続された三相母線23には2つの単相分岐口が形成され
ており、ここには単相母線24,24に分岐接続されて
いる。これら単相母線24は左右に伸びる方向(図9中
では上下方向)で三相母線23に対し直角であり、且つ
据付面に対し水平方向で対向して配置されており、それ
ぞれ両端相の気中ブッシング10a,10cが接続され
ている。また、母線断路器2,3に接続された三相母線
21には2つの単相分岐口が形成されており、ここに単
相母線22,22が接続されている。これら単相母線2
2は、左右に伸びる方向(図9中では上下方向)で三相
母線14に対し直角であり、且つ据付面に対し水平方向
で対向して配置されており(つまりは単相母線24と平
行であり)、その先端部には両端相である気中ブッシン
グ5a,5c,6a,6cが接続されている。
続された三相母線23には2つの単相分岐口が形成され
ており、ここには単相母線24,24に分岐接続されて
いる。これら単相母線24は左右に伸びる方向(図9中
では上下方向)で三相母線23に対し直角であり、且つ
据付面に対し水平方向で対向して配置されており、それ
ぞれ両端相の気中ブッシング10a,10cが接続され
ている。また、母線断路器2,3に接続された三相母線
21には2つの単相分岐口が形成されており、ここに単
相母線22,22が接続されている。これら単相母線2
2は、左右に伸びる方向(図9中では上下方向)で三相
母線14に対し直角であり、且つ据付面に対し水平方向
で対向して配置されており(つまりは単相母線24と平
行であり)、その先端部には両端相である気中ブッシン
グ5a,5c,6a,6cが接続されている。
【0015】以上のようなガス絶縁開閉装置は、三相一
括形を採用したため、上述した単相形によるガス絶縁開
閉装置が持つ欠点を改良することができ、次のような利
点を発揮できる。すなわち、 1,機器の操作機構を三相一括とすることができ、操作
機構の削減とそれに接続される配線用ケーブルの削減で
きる. 2,通電時における外部もれ磁束が少なくなり、周辺架
台や機器、接地線等の発熱等の影響を少なくできる。
括形を採用したため、上述した単相形によるガス絶縁開
閉装置が持つ欠点を改良することができ、次のような利
点を発揮できる。すなわち、 1,機器の操作機構を三相一括とすることができ、操作
機構の削減とそれに接続される配線用ケーブルの削減で
きる. 2,通電時における外部もれ磁束が少なくなり、周辺架
台や機器、接地線等の発熱等の影響を少なくできる。
【0016】しかしながら、上記のような三相一括形の
ガス絶縁開閉装置においても、以下の〜といった問
題点があり、これらの問題点から、ガス絶縁開閉装置の
据付面積が大きくなるという不具合を招いていた。
ガス絶縁開閉装置においても、以下の〜といった問
題点があり、これらの問題点から、ガス絶縁開閉装置の
据付面積が大きくなるという不具合を招いていた。
【0017】すなわち、気中ブッシング5a,5b,
5c,6a,6b,6cは、十分に気中絶縁距離をとる
必要があることから、互いに離して配置しなくてはなら
ない。そのため、母線断路器2,3を接続する三相母線
14を長くしなくてはならなかった。
5c,6a,6b,6cは、十分に気中絶縁距離をとる
必要があることから、互いに離して配置しなくてはなら
ない。そのため、母線断路器2,3を接続する三相母線
14を長くしなくてはならなかった。
【0018】また、気中ブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cは、相間距離も離して配置しなく
てはならない。そのため、両端相5a,5c,6a,6
cへは単相母線22で接続する必要があり、この単相母
線22を十分に長く設定しなくてはならなかった。
c,6a,6b,6cは、相間距離も離して配置しなく
てはならない。そのため、両端相5a,5c,6a,6
cへは単相母線22で接続する必要があり、この単相母
線22を十分に長く設定しなくてはならなかった。
【0019】さらには、中相5b,6bからかなり離
れた両端相5a,5c,6a,6cまで基礎を作る必要
があるため、基礎の範囲が大きくなった。
れた両端相5a,5c,6a,6cまで基礎を作る必要
があるため、基礎の範囲が大きくなった。
【0020】本発明は、以上の問題点を解消するために
提案されたものであり、その主たる目的は、機器同士を
接続する母線を短縮化して据付面積の縮小化を図るガス
絶縁開閉装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、据付面積の縮小化を図りつつ、気中ブッシン
グにおける気中絶縁距離および相間距離を十分に確保す
ることができるガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。
提案されたものであり、その主たる目的は、機器同士を
接続する母線を短縮化して据付面積の縮小化を図るガス
絶縁開閉装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、据付面積の縮小化を図りつつ、気中ブッシン
グにおける気中絶縁距離および相間距離を十分に確保す
ることができるガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、三相一括形で構成された2台の
母線断路器が設けられ、これら母線断路器に母線断路器
の可動側接点より導出される接続口が形成され、各母線
断路器の接続口同士が三相一括形のガス絶縁母線により
接続されることで2台の母線断路器が接続されると共
に、前記母線断路器の一方に回線側機器が接続されるガ
ス絶縁開閉装置において、前記母線断路器の固定側接点
より導出される3つの単相接続口が、前記母線断路器の
容器の直角方向に対し互いに90度の角度をもって形成
され、前記単相接続口のそれぞれに気中主母線接続用の
気中ブッシングが取付けられ、前記単相接続口への取付
けにより前記母線断路器に接続される3本の気中ブッシ
ングのうち、同一の母線断路器に接続される両端相のブ
ッシングは、前記2台の母線断路器を結ぶ線と直角方向
で、且つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するように
して配置されることを特徴とする。
に、請求項1の発明は、三相一括形で構成された2台の
母線断路器が設けられ、これら母線断路器に母線断路器
の可動側接点より導出される接続口が形成され、各母線
断路器の接続口同士が三相一括形のガス絶縁母線により
接続されることで2台の母線断路器が接続されると共
に、前記母線断路器の一方に回線側機器が接続されるガ
ス絶縁開閉装置において、前記母線断路器の固定側接点
より導出される3つの単相接続口が、前記母線断路器の
容器の直角方向に対し互いに90度の角度をもって形成
され、前記単相接続口のそれぞれに気中主母線接続用の
気中ブッシングが取付けられ、前記単相接続口への取付
けにより前記母線断路器に接続される3本の気中ブッシ
ングのうち、同一の母線断路器に接続される両端相のブ
ッシングは、前記2台の母線断路器を結ぶ線と直角方向
で、且つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するように
して配置されることを特徴とする。
【0022】このような構成を有する請求項1の発明に
おいて、同一の母線断路器に接続される両端相のブッシ
ングのうち、両端相のブッシングはその先端部が互いに
遠ざかる方向に傾いているため、中相のブッシングから
両端相のブッシングへの接続母線を短くしても、十分な
気中絶縁距離をとることができる。つまり結果として接
続母線の短縮化を図ることができ、これによりガス絶縁
開閉装置の据付面積を縮小化することができる。
おいて、同一の母線断路器に接続される両端相のブッシ
ングのうち、両端相のブッシングはその先端部が互いに
遠ざかる方向に傾いているため、中相のブッシングから
両端相のブッシングへの接続母線を短くしても、十分な
気中絶縁距離をとることができる。つまり結果として接
続母線の短縮化を図ることができ、これによりガス絶縁
開閉装置の据付面積を縮小化することができる。
【0023】請求項2の発明は、三相一括形で構成され
た2台の母線断路器が設けられ、これら母線断路器に母
線断路器の可動側接点より導出される接続口が形成さ
れ、各母線断路器の接続口同士が三相一括形のガス絶縁
母線により接続されることで2台の母線断路器が接続さ
れると共に、前記母線断路器の一方に回線側機器が接続
されるガス絶縁開閉装置において、前記母線断路器の容
器の同軸上に三相母線が設置され、前記母線断路器の固
定側接点より導出される3つの単相接続口が、前記三相
母線に水平方向に互いに90度の角度をもって形成さ
れ、前記単相接続口のそれぞれに気中主母線接続用の気
中ブッシングが取付けられ、前記単相接続口への取付け
により前記母線断路器に接続される3本の気中ブッシン
グのうち、同一の母線断路器に接続される両端相のブッ
シングは、前記2台の母線断路器を結ぶ線と直角方向
で、且つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するように
して配置されることを特徴とする。
た2台の母線断路器が設けられ、これら母線断路器に母
線断路器の可動側接点より導出される接続口が形成さ
れ、各母線断路器の接続口同士が三相一括形のガス絶縁
母線により接続されることで2台の母線断路器が接続さ
れると共に、前記母線断路器の一方に回線側機器が接続
されるガス絶縁開閉装置において、前記母線断路器の容
器の同軸上に三相母線が設置され、前記母線断路器の固
定側接点より導出される3つの単相接続口が、前記三相
母線に水平方向に互いに90度の角度をもって形成さ
れ、前記単相接続口のそれぞれに気中主母線接続用の気
中ブッシングが取付けられ、前記単相接続口への取付け
により前記母線断路器に接続される3本の気中ブッシン
グのうち、同一の母線断路器に接続される両端相のブッ
シングは、前記2台の母線断路器を結ぶ線と直角方向
で、且つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するように
して配置されることを特徴とする。
【0024】このような構成を有する請求項2の発明で
は、上記請求項1の発明と同様、同一の母線断路器に接
続される両端相のブッシングのうち、両端相のブッシン
グはその先端部が互いに遠ざかる方向に傾いているの
で、中相のブッシングから両端相のブッシングへの接続
母線を短くしても、十分な気中絶縁距離をとることがで
きる。これにより接続母線の短縮化を図り、ガス絶縁開
閉装置の据付面積を縮小化することができる。しかも、
請求項2の発明においては、三相母線に単相接続口を形
成しているため、母線断路器自体に単相接続口を形成す
る必要がない。したがって、母線断路器の容器の簡素化
と標準化を図ることが可能である。
は、上記請求項1の発明と同様、同一の母線断路器に接
続される両端相のブッシングのうち、両端相のブッシン
グはその先端部が互いに遠ざかる方向に傾いているの
で、中相のブッシングから両端相のブッシングへの接続
母線を短くしても、十分な気中絶縁距離をとることがで
きる。これにより接続母線の短縮化を図り、ガス絶縁開
閉装置の据付面積を縮小化することができる。しかも、
請求項2の発明においては、三相母線に単相接続口を形
成しているため、母線断路器自体に単相接続口を形成す
る必要がない。したがって、母線断路器の容器の簡素化
と標準化を図ることが可能である。
【0025】請求項3の発明は、前記2台の母線断路器
に接続される気中ブッシングのうち、少なくとも一方の
母線断路器に接続される3本の気中ブッシングが、前記
2台の母線断路器を結ぶ線と平行方向で、且つその先端
部が他方の母線断路器に接続される3本の気中ブッシン
グから遠ざかる方向に傾斜するようにして配置されるこ
とを構成上の特徴としている。
に接続される気中ブッシングのうち、少なくとも一方の
母線断路器に接続される3本の気中ブッシングが、前記
2台の母線断路器を結ぶ線と平行方向で、且つその先端
部が他方の母線断路器に接続される3本の気中ブッシン
グから遠ざかる方向に傾斜するようにして配置されるこ
とを構成上の特徴としている。
【0026】このような構成を有する請求項3の発明に
おいて、少なくとも一方の母線断路器に接続される3本
の気中ブッシングは、2台の母線断路器を結ぶ線と平行
方向で、且つその先端部が他方の母線断路器に接続され
る3本の気中ブッシングから遠ざかる方向に傾いている
ため、母線断路器同士を接続する三相母線を短くして
も、十分な気中絶縁距離をとることができる。つまりは
接続母線の短縮化を図ることができ、これによりガス絶
縁開閉装置の据付面積を縮小化することが可能である。
おいて、少なくとも一方の母線断路器に接続される3本
の気中ブッシングは、2台の母線断路器を結ぶ線と平行
方向で、且つその先端部が他方の母線断路器に接続され
る3本の気中ブッシングから遠ざかる方向に傾いている
ため、母線断路器同士を接続する三相母線を短くして
も、十分な気中絶縁距離をとることができる。つまりは
接続母線の短縮化を図ることができ、これによりガス絶
縁開閉装置の据付面積を縮小化することが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して具体的に説明する。
て図面を参照して具体的に説明する。
【0028】[第1の実施の形態]まず、図1および図
2を参照して第1の実施の形態について説明する。第1
の実施の形態は請求項1の発明を含むものであり、図1
は第1の実施の形態の側面図、図2は同平面図である。
2を参照して第1の実施の形態について説明する。第1
の実施の形態は請求項1の発明を含むものであり、図1
は第1の実施の形態の側面図、図2は同平面図である。
【0029】(構成)第1の実施の形態において、遮断
器1は動作軸が垂直に配置され、2つの接続口が水平に
対向して配置されている。遮断器1の接続口にはそれぞ
れ変流器13a,13bが配置されている。このうち変
流器13b側には、線路側断路器4および接地開閉器
8,9を収納した容器25が接続されている。容器25
には線路用気中ブッシング10a,10b,10cが取
りつけられた三相母線23が取付けられ、さらに避雷器
11および計器用変圧器12が設置されている。
器1は動作軸が垂直に配置され、2つの接続口が水平に
対向して配置されている。遮断器1の接続口にはそれぞ
れ変流器13a,13bが配置されている。このうち変
流器13b側には、線路側断路器4および接地開閉器
8,9を収納した容器25が接続されている。容器25
には線路用気中ブッシング10a,10b,10cが取
りつけられた三相母線23が取付けられ、さらに避雷器
11および計器用変圧器12が設置されている。
【0030】一方、変流器13a側には、主胴を垂直に
構成した母線断路器2の接続口2aが接続されている。
接続口2aは据付面に対し水平に構成されており、母線
断路器2の可動側接点より導出されている。また母線断
路器2には可動側接点より導出されるもう1つの接続口
2bが形成されている。接続口2bは、前記接続口2a
に対して同軸線上で対向した位置に配置されており、ベ
ロー継手15、三相母線14を介して母線断路器3の接
続口3aに接続されている。
構成した母線断路器2の接続口2aが接続されている。
接続口2aは据付面に対し水平に構成されており、母線
断路器2の可動側接点より導出されている。また母線断
路器2には可動側接点より導出されるもう1つの接続口
2bが形成されている。接続口2bは、前記接続口2a
に対して同軸線上で対向した位置に配置されており、ベ
ロー継手15、三相母線14を介して母線断路器3の接
続口3aに接続されている。
【0031】母線断路器3は母線断路器2と同様、主胴
を垂直に構成されている。また、接続口3aは母線断路
器3の可動側接点より導出されており、据付面に対し水
平方向で、且つ接続口2bと同軸線上で対向して配置さ
れている。さらに母線断路器3において接続口3aとの
対向する位置には、遮断器1の点検用の接地開閉器7が
取付けられている。
を垂直に構成されている。また、接続口3aは母線断路
器3の可動側接点より導出されており、据付面に対し水
平方向で、且つ接続口2bと同軸線上で対向して配置さ
れている。さらに母線断路器3において接続口3aとの
対向する位置には、遮断器1の点検用の接地開閉器7が
取付けられている。
【0032】これらの母線断路器2,3の可動接点の下
部には断路器の操作機構(図示せず)が配置され、この
操作機構により母線断路器2,3が操作されるように構
成されてある。また、母線断路器2,3の可動側接点の
上部には、固定側接点より導出される3つの単相接続口
2c,3cが設けられている。これら単相接続口2c,
3cは、据付面に対して水平方向で、且つ母線断路器
2,3の容器の直角方向に対し互いに90度の角度をも
って形成されている。これら単相接続口2c,3cには
気中主母線接続用の気中ブッシング5a,5b,5c,
6a,6b,6cが取付けられている。このとき、中相
の気中ブッシング5b,6bは据付面に対して垂直に取
付けられている。また、両端相の気中ブッシング5a,
5cおよび6a,6bは、2台の母線断路器を結ぶ線と
直角方向で、且つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜す
るようにして配置されている。
部には断路器の操作機構(図示せず)が配置され、この
操作機構により母線断路器2,3が操作されるように構
成されてある。また、母線断路器2,3の可動側接点の
上部には、固定側接点より導出される3つの単相接続口
2c,3cが設けられている。これら単相接続口2c,
3cは、据付面に対して水平方向で、且つ母線断路器
2,3の容器の直角方向に対し互いに90度の角度をも
って形成されている。これら単相接続口2c,3cには
気中主母線接続用の気中ブッシング5a,5b,5c,
6a,6b,6cが取付けられている。このとき、中相
の気中ブッシング5b,6bは据付面に対して垂直に取
付けられている。また、両端相の気中ブッシング5a,
5cおよび6a,6bは、2台の母線断路器を結ぶ線と
直角方向で、且つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜す
るようにして配置されている。
【0033】また、母線断路器2,3及び気中ブッシン
グ5a,5b,5c,6a,6b,6cを支えるために
母線断路器2,3の下部には架構26が設けられてお
り、この架構26により母線断路器2,3が据付面に固
定されている。なお、気中ブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cには気中絶縁で構成される2重の
主母線に接続されることにより、1回線が構成されるよ
うになっている。
グ5a,5b,5c,6a,6b,6cを支えるために
母線断路器2,3の下部には架構26が設けられてお
り、この架構26により母線断路器2,3が据付面に固
定されている。なお、気中ブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cには気中絶縁で構成される2重の
主母線に接続されることにより、1回線が構成されるよ
うになっている。
【0034】(作用効果)以上のような構成を有する第
1の実施の形態においては、主母線断路器2,3の容器
に対しそれぞれ、3本の気中ブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cを直接に、且つ90度の角度をも
って放射状に取付けている。このとき、第1の実施の形
態では、同一の母線断路器に接続される両端相のブッシ
ング5a,5cおよび6a,6cは、その先端部が互い
に遠ざかる方向に傾いているため、中相のブッシング5
b,6bから両端相のブッシング5a,5c,6a,6
cへの接続母線を短くしても、十分な気中絶縁距離をと
ることができる。したがって、ガス絶縁開閉装置の据付
面積を縮小化することができる。しかも、第1の実施の
形態では架構26により母線断路器2,3を支えるた
め、前述した従来例のように各相のブッシングを支える
架台や基礎は不要である。その結果、据付面積を一層縮
少化することができる。
1の実施の形態においては、主母線断路器2,3の容器
に対しそれぞれ、3本の気中ブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cを直接に、且つ90度の角度をも
って放射状に取付けている。このとき、第1の実施の形
態では、同一の母線断路器に接続される両端相のブッシ
ング5a,5cおよび6a,6cは、その先端部が互い
に遠ざかる方向に傾いているため、中相のブッシング5
b,6bから両端相のブッシング5a,5c,6a,6
cへの接続母線を短くしても、十分な気中絶縁距離をと
ることができる。したがって、ガス絶縁開閉装置の据付
面積を縮小化することができる。しかも、第1の実施の
形態では架構26により母線断路器2,3を支えるた
め、前述した従来例のように各相のブッシングを支える
架台や基礎は不要である。その結果、据付面積を一層縮
少化することができる。
【0035】また、第1の実施の形態では、母線断路器
2,3における接続口2b,3aを、据付面に対し水平
方向で、且つ同軸線上に対向して配置したため、配置構
成を簡略化することが可能である。これにより、据付面
積の縮少化に貢献することができる。さらに、第1の実
施の形態では、遮断器1を縦形とし、母線側と線路側へ
の接続口を対向して配置しているため、遮断器1はガス
絶縁開閉装置の標準形を使用できると共に、接続母線を
短くすることができる。
2,3における接続口2b,3aを、据付面に対し水平
方向で、且つ同軸線上に対向して配置したため、配置構
成を簡略化することが可能である。これにより、据付面
積の縮少化に貢献することができる。さらに、第1の実
施の形態では、遮断器1を縦形とし、母線側と線路側へ
の接続口を対向して配置しているため、遮断器1はガス
絶縁開閉装置の標準形を使用できると共に、接続母線を
短くすることができる。
【0036】[第2の実施の形態] (構成)次に、図3および図4を参照して第2の実施の
形態について説明する。第2の実施の形態は請求項2お
よび3の発明を含むものであり、図3は第2の実施の形
態の側面図、図4は同平面図である。
形態について説明する。第2の実施の形態は請求項2お
よび3の発明を含むものであり、図3は第2の実施の形
態の側面図、図4は同平面図である。
【0037】この第2の実施の形態では、遮断器や断路
器等の配置構成は上記第1の実施の形態と同様である
が、気中ブッシング5a,5b,5c,6a,6b,6
cの配置構成が異なっている。すなわち、上記第1の実
施の形態においては各相のブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cへの単相接続口は母線断路器2,
3の容器より直接水平方向に形成されているが、第2の
実施の形態における各相のブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cへの単相接続口は、母線断路器
2,3の固定側接点の上部に断路器2,3の容器と同軸
上に三相母線27に形成されている。
器等の配置構成は上記第1の実施の形態と同様である
が、気中ブッシング5a,5b,5c,6a,6b,6
cの配置構成が異なっている。すなわち、上記第1の実
施の形態においては各相のブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cへの単相接続口は母線断路器2,
3の容器より直接水平方向に形成されているが、第2の
実施の形態における各相のブッシング5a,5b,5
c,6a,6b,6cへの単相接続口は、母線断路器
2,3の固定側接点の上部に断路器2,3の容器と同軸
上に三相母線27に形成されている。
【0038】より具体的には、三相母線27の側面に、
水平方向に90度の角度をもって3つの単相接続口27
aが形成され、ここに3本の気中接続用ブッシング5
a,5b,5c,6a,6b,6cが取付けられてい
る。このとき、両端相のブッシング5a,5c,6a,
6cは上記第1の実施の形態と同様、2台の母線断路器
2,3を結ぶ線と直角方向で、且つその先端部が互いに
遠ざかる方向に傾斜して配置されている。
水平方向に90度の角度をもって3つの単相接続口27
aが形成され、ここに3本の気中接続用ブッシング5
a,5b,5c,6a,6b,6cが取付けられてい
る。このとき、両端相のブッシング5a,5c,6a,
6cは上記第1の実施の形態と同様、2台の母線断路器
2,3を結ぶ線と直角方向で、且つその先端部が互いに
遠ざかる方向に傾斜して配置されている。
【0039】さらに第2の実施の形態において、母線断
路器3に接続された気中ブッシング6a,6b,6c
は、2台の母線断路器2,3を結ぶ線と平行方向で、且
つその先端部が他方の母線断路器2に接続される3本の
気中ブッシング5a,5b,5cから遠ざかる方向に傾
斜するようにして配置されている。
路器3に接続された気中ブッシング6a,6b,6c
は、2台の母線断路器2,3を結ぶ線と平行方向で、且
つその先端部が他方の母線断路器2に接続される3本の
気中ブッシング5a,5b,5cから遠ざかる方向に傾
斜するようにして配置されている。
【0040】(作用効果)以上のような構成を有する第
2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態が持
つ作用効果に加えて、次のような作用効果を持つことが
できる。すなわち、三相母線27側に単相接続口27a
を形成したので母線断路器2,3に単相接続口を形成す
る必要がない。そのため、母線断路器2,3の容器の簡
素化と標準化を容易に図ることができる。
2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態が持
つ作用効果に加えて、次のような作用効果を持つことが
できる。すなわち、三相母線27側に単相接続口27a
を形成したので母線断路器2,3に単相接続口を形成す
る必要がない。そのため、母線断路器2,3の容器の簡
素化と標準化を容易に図ることができる。
【0041】さらに第2の実施の形態では、母線断路器
3に接続された気中絶縁ブッシング6a,6b,6c
が、母線断路器2に接続される3本の気中ブッシング5
a,5b,5cより遠ざかる方向に傾斜しているので、
母線断路器2,3を接続する三相母線14を短くして
も、十分な気中絶縁距離をとることができる。すなわち
三相母線14の短縮化を図ることができ、その結果、ガ
ス絶縁開閉装置の据付面積を縮小化することができる。
3に接続された気中絶縁ブッシング6a,6b,6c
が、母線断路器2に接続される3本の気中ブッシング5
a,5b,5cより遠ざかる方向に傾斜しているので、
母線断路器2,3を接続する三相母線14を短くして
も、十分な気中絶縁距離をとることができる。すなわち
三相母線14の短縮化を図ることができ、その結果、ガ
ス絶縁開閉装置の据付面積を縮小化することができる。
【0042】[他の実施の形態]さらに本発明において
は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、各構
成部材の配置や形状および寸法などは適宜変更可能であ
り、例えば、第1の実施の形態の変形例として、気中ブ
ッシング5aと6a、5bと6b、5cと6cが各々、
2台の母線断路器2,3を結ぶ線と平行方向で、互いに
その先端部が遠ざかる方向に傾斜するようにして配置さ
れたものも包含する。このような実施の形態によれば、
母線断路器間の三相母線14を長くせず、気中絶縁距離
を確保することができる。
は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、各構
成部材の配置や形状および寸法などは適宜変更可能であ
り、例えば、第1の実施の形態の変形例として、気中ブ
ッシング5aと6a、5bと6b、5cと6cが各々、
2台の母線断路器2,3を結ぶ線と平行方向で、互いに
その先端部が遠ざかる方向に傾斜するようにして配置さ
れたものも包含する。このような実施の形態によれば、
母線断路器間の三相母線14を長くせず、気中絶縁距離
を確保することができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のガス絶縁開
閉装置によれば、三相一括形で構成された2台の母線断
路器を設け、これら母線断路器の固定側接点より導出さ
れる3つの単相接続口を前記母線断路器の容器の直角方
向に対し互いに90度の角度をもって形成し、単相接続
口のそれぞれに気中主母線接続用の気中ブッシングを取
付ける際、同一の母線断路器に接続される両端相のブッ
シングを、2台の母線断路器を結ぶ線と直角方向で、且
つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するようにして配
置するという簡単に構成により、機器同士を接続する母
線を短縮化して、据付面積の縮小化を図るガス絶縁開閉
装置を提供することができた。
閉装置によれば、三相一括形で構成された2台の母線断
路器を設け、これら母線断路器の固定側接点より導出さ
れる3つの単相接続口を前記母線断路器の容器の直角方
向に対し互いに90度の角度をもって形成し、単相接続
口のそれぞれに気中主母線接続用の気中ブッシングを取
付ける際、同一の母線断路器に接続される両端相のブッ
シングを、2台の母線断路器を結ぶ線と直角方向で、且
つ先端部が互いに遠ざかる方向に傾斜するようにして配
置するという簡単に構成により、機器同士を接続する母
線を短縮化して、据付面積の縮小化を図るガス絶縁開閉
装置を提供することができた。
【図1】本発明の第1の実施の形態の側面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の側面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図5】代表的なガス絶縁開閉装置の1回線分の単線結
線図。
線図。
【図6】従来の単相形のガス絶縁開閉装置を主母線軸直
角方向から見た側面図。
角方向から見た側面図。
【図7】従来の単相形のガス絶縁開閉装置を主母線軸平
行方向から見た側面図で、図6のA−A矢視図。
行方向から見た側面図で、図6のA−A矢視図。
【図8】従来の三相一括形のガス絶縁開閉装置の側面
図。
図。
【図9】従来の三相一括形のガス絶縁開閉装置の平面
図。
図。
1…遮断器 2,3…母線断路器 2a,2b,3a…接続口 2c,3c,27a…単相接続口 4,4a,4b,4c…線路側断路器 5,5a,5b,5c,6,6a,6b,6c…気中主
母線接続用の気中ブッシング 8,8a,8b,8c…点検接地開閉器 9…線路側接地用開閉器 10,10a,10b,10c…線路用の気中ブッシン
グ 11,11a,11b,11c…避雷器 12…計器用変圧器 13a,13b…変流器 14,21,23…三相母線 15,20…ベロー継手 16…架台 17a,17b…L形母線 18,18a、18b、18c,25,27…容器 19…接続母線 22,24…単相母線 26…架構
母線接続用の気中ブッシング 8,8a,8b,8c…点検接地開閉器 9…線路側接地用開閉器 10,10a,10b,10c…線路用の気中ブッシン
グ 11,11a,11b,11c…避雷器 12…計器用変圧器 13a,13b…変流器 14,21,23…三相母線 15,20…ベロー継手 16…架台 17a,17b…L形母線 18,18a、18b、18c,25,27…容器 19…接続母線 22,24…単相母線 26…架構
Claims (3)
- 【請求項1】 三相一括形で構成された2台の母線断路
器が設けられ、これら母線断路器に母線断路器の可動側
接点より導出される接続口が形成され、各母線断路器の
接続口同士が三相一括形のガス絶縁母線により接続され
ることで2台の母線断路器が接続されると共に、前記母
線断路器の一方に回線側機器が接続されるガス絶縁開閉
装置において、 前記母線断路器の固定側接点より導出される3つの単相
接続口が、前記母線断路器の容器の直角方向に対し互い
に90度の角度をもって形成され、 前記単相接続口のそれぞれに気中主母線接続用の気中ブ
ッシングが取付けられ、 前記単相接続口への取付けにより前記母線断路器に接続
される3本の気中ブッシングのうち、同一の母線断路器
に接続される両端相のブッシングは、前記2台の母線断
路器を結ぶ線と直角方向で、且つその先端部が互いに遠
ざかる方向に傾斜するようにして配置されることを特徴
とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項2】 三相一括形で構成された2台の母線断路
器が設けられ、これら母線断路器に母線断路器の可動側
接点より導出される接続口が形成され、各母線断路器の
接続口同士が三相一括形のガス絶縁母線により接続され
ることで2台の母線断路器が接続されると共に、前記母
線断路器の一方に回線側機器が接続されるガス絶縁開閉
装置において、 前記母線断路器の容器の同軸上に三相母線が設置され、 前記母線断路器の固定側接点より導出される3つの単相
接続口が、前記三相母線に水平方向に互いに90度の角
度をもって形成され、 前記単相接続口のそれぞれに気中主母線接続用の気中ブ
ッシングが取付けられ、 前記単相接続口への取付けにより前記母線断路器に接続
される3本の気中ブッシングのうち、同一の母線断路器
に接続される両端相のブッシングは、前記2台の母線断
路器を結ぶ線と直角方向で、且つその先端部が互いに遠
ざかる方向に傾斜するようにして配置されることを特徴
とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項3】 前記2台の母線断路器に接続される気中
ブッシングのうち、少なくとも一方の母線断路器に接続
される3本の気中ブッシングは、前記2台の母線断路器
を結ぶ線と平行方向で、且つその先端部が他方の母線断
路器に接続される3本の気中ブッシングから遠ざかる方
向に傾斜するようにして配置されることを特徴とする請
求項1または2記載のガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223459A JPH0970114A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223459A JPH0970114A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0970114A true JPH0970114A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16798488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223459A Pending JPH0970114A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0970114A (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7223459A patent/JPH0970114A/ja active Pending
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