JP4220497B2 - 車両用シート連結機構およびこの機構を備えたシート - Google Patents

車両用シート連結機構およびこの機構を備えたシート Download PDF

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Description

本発明は、連結機構およびこの機構を具備するシートに関する。
さらに詳しく言うと、本発明は、シートの一部として存在する二つの構成要素を連結するための車両用シート連結機構に関し、この連結機構は、
・平行面内で延在しかつ二つのシート要素に対してそれぞれ取り付けられる第１の剛体チークプレートおよび第２の剛体チークプレートであって、第１および第２のチークプレートのそれぞれは、この第１および第２のチークプレートの他方に向かって配置された内面およびこの内面と対向するよう配置された外面を具備してなる第１の剛体チークプレートおよび第２の剛体チークプレートと、
・第２のチークプレートに溶接されかつ第２のチークプレートに対して第１のチークプレートを捕らえる剛体環状ガセットと、
・第１のチークプレートおよび第２のチークプレートを連結すると共に、上記チークプレート間の相対角度調整を可能にするよう構成された調整機構と、を具備してなる。
特許文献１には、上で詳述されたタイプの連結機構を備えたシートが開示されている。ここで、ガセットはぴったりと合うように作られた金属製シートによって第２のチークプレートに溶接されているが、この金属製シートは上記機構のアセンブリを、複雑で、高コストで、信頼性の低いものにしている。
DE-A-101 05 282
本発明の主要な目的は、こうした欠点を改善することである。
本発明によれば、結果として、当該種類の機構は、ガセットが、第２のチークプレートの外面を覆うことなく、この第２のチークプレートの内面上に重ね合わせられると共に第２のチークプレートの上記内面に対して溶接されることによって特徴付けられる。
上記構成によって、ガセットは第２のチークプレートに対して、簡単に、確実に、そして低コストにて取り付けられる。
本発明による機構のさまざまな実施形態に関して、必要ならば、以下の構成を一つ以上採用することもできる。
・ガセットは２ｍｍ以上の厚みの金属片である。
・ガセットおよび第２のチークプレートは、第１のチークプレートを回転に関して案内するよう構成されている。
・ガセットはフランジを具備してなり、このフランジはチークプレートに対して平行な平面内で延在する。
・第１のチークプレートは概ねディスク形状である。
・第２のチークプレートはディスク形状部分を具備してなる。
・第２のチークプレートはさらにフランジを具備してなり、このフランジはディスク形状部分に対して平行な平面内で延在する。
・調整機構は、制御部材の作動に応じて、第１および第２のチークプレートを回転に関して選択的に固定または解放するよう構成されている。
・調整機構は、第１および第２のチークプレートを一つに接続する少なくとも一つのギアを具備してなり、このギアは入力部材によって制御されると共に、入力部材が動作させられたとき、第１および第２のチークプレート間の回動を能動的に引き起こすよう構成されている。
・連結機構はギア歯のセットを具備してなり、このギア歯は半径方向内側に向けられかつ第１のチークプレートの対応する面と向き合って配置されている。
・第１のチークプレートは上記対応する面上にギア歯のセットを具備してなり、このギア歯は半径方向外側に向けられ、かつガセットのギア歯のセットと相互作用する。
・第１および第２のチークプレートを一つに接続するギアはプラネタリーギアからなる。
・ガセットは少なくとも一つの当接部を具備し、この当接部は第１のチークプレートと相互作用して第１のチークプレートおよび第２のチークプレートの相対角運動を制限する。
・連結機構は、第２のチークプレートの本体およびフランジの一つを覆う硬質プラスチック製の部品をさらに具備してなる。
さらに、本発明はまたその対象として車両シートを含む。このシートは、上記開示による少なくとも一つの機構によって互いに回動可能に取り付けられた座部および背部を具備してなる。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面に関係して非限定的実例として挙げた、いくつかのその実施形態に関する以下の説明の中で明らかになるであろう。
各図において同じ参照数字は同一または類似の要素を指し示す。
図１は車両用のシート１０、たとえばフロントシートを示し、これは、たとえば滑り部によって車両の床に取り付けられた座部１２を具備する。シートはまた背部１４を具備し、これは、たとえばロータリーハンドル１８によって制御される少なくとも一つの連結機構１６によって、水平な横方向軸線Ｘの周りに回動可能に座部１２に取り付けられている。
特に図２、図３ａ、図３ｂを参照すると、そこには非常に詳しく連結部が示されており、連結機構１６が第１および第２の支持部材を具備してなることが分かる。この部材はたとえば、スチールシートからなる２枚のチークプレート２０,２２の形状を有していてもよく、車両の横方向軸線Ｘに対して直交するよう一方が他方に接して配置される。しかも上記支持部材は、背部１４のブレースおよび座部１２のブレースに対して、それぞれ接合されてもよい。
さらに詳しく言うと、スチールシートからなる第１のチークプレート２０(以降、可動チークプレートと言う)は回動軸線Ｘに対して直交する概ね円形を有していてもよい。スチールシートからなる第２のチークプレート２２(以降、固定チークプレートと言う)は、軸線Ｘに対して直交するよう配置された、少なくとも一つの円形部を具備していてもよく、しかも連結部の内部を向くよう配置された内面および連結部の外部を向くよう配置された外面を備えた環状縁部４２を有する。第１および第２のチークプレート２０,２２は、軸線Ｘを中心に一方が他方に対して回動するよう設けられている。
連結機構１６はまた、固定チークプレート２０と可動チークプレート２２とを一つに接続する調整機構を具備する。
図２ないし図６に示す本発明の第１の変形例において、この調整機構はフォロアをベースにしたラッチング装置であり、これはたとえば以下のものを具備する。
・ギア歯２６のセット。これはたとえば内部にあり、可動チークプレート２０に対して固定的に取り付けられ、横方向軸線Ｘに中心が合わせられ、そしてこの例では可動チークプレート２０とともに単一部品として構成されている。
・それぞれが半径方向外側に向けられたギア歯２９のセットを支持する一つ以上のフォロア２８。各フォロア２８は、掛止ポジションと非掛止ポジションとの間で、固定フォロアプレート２２に対して動けるよう取り付けられている。ここで、掛止ポジションでは、上記フォロア２８のギア歯２９のセットが可動チークプレート２０のギア歯２６のセットと噛み合う。非掛止ポジションでは、フォロア２８のギア歯２９のセットは可動チークプレート２０のギア歯２６のセットと噛み合わない。ここで検討している例では、各フォロア２８は、固定チークプレート２２と共に単一部品として構成されたガイド３０内で半径方向にスライドするよう設けられている。
・カム制御装置。このものは、一方でハンドル１８に取り付けられた制御シャフト３４に堅固に固定されたカム３２と、適当な場合にはカム３２に対して堅固に固定された制御プレート４０とを具備してなる。カム３２は、一つ以上のスプリング３６を介して、休止ポジションに向かって弾力的に作動させられる。この休止ポジションでは、上記カム３２はフォロアまたはフォロア群２８を、その掛止ポジションへと半径方向外側に押しやる。しかも、制御プレート４０は各フォロア２８と向き合う内部切欠きを具備し、この切欠き内において、対応するフォロア２８に付属のピン３８が、ハンドル１８が作動させられた際に、対応するフォロア２８をその非掛止ポジションへ動かすことによってピン３８に作用するよう形成された切欠きの外縁と係合する。
図２ａのIIb-IIb軸線に沿った縦断面を示す図２ｂにおいては、可動チークプレート２０および固定チークプレート２２が互いに隣接状態に置かれていることが認識できる。
本連結機構はさらに、固定チークプレート２２の上に取り付けられたガセット５０を具備し、かつそれは固定チークプレート２２に当接状態で可動チークプレート２０を捕らえる。ガセット５０はたとえばスチールシートのような素材からなり、その厚みは２ｍｍと４ｍｍの間の値をとるが、それより厚いこともある。
ガセット５０は閉じた円形の剛体リングの形状を有し、固定チークプレート２２に恒久的に取り付けられる。ガセット５０は、横方向軸線Ｘに対して直交する縦方向Ｚに固定チークプレート２２に対して平行に配置される。ガセット５０は環状縁部４２の横方向内面上に、その外面を覆うことなく重ね合わせられている。
このために、ガセット５０は、横方向軸線Ｘに沿って互いにオフセットする二つの部分からなるリング形状を有する。ガセット５０は、第１の(いわゆるロア)部分５４と、第２の(いわゆるアッパー)部分５３とを具備してなり、これは固定チークプレート２２の環状縁部４２の内面上に重ね合わせることを意図したものである。
ガセット５０は環状形であり、固定チークプレート２２の環状縁部と協働して、Ｕ形断面を備えた円形ハウジング５２を形成する。この円形ハウジング５２は、内側に向けられ、しかもその全周にわたって可動チークプレート２０を取り囲む。空隙６０がガセット５０と可動チークプレート２０との間に形成され、これによって可動チークプレート２０は回転に関して、フォロア２８のギア歯２９のセットによってのみ、その厚みｅ１の一部分上で案内される。
Ｕ形ハウジング５２の各ブランチが、ガセット５０の第１のロア部５４および固定チークプレート２２の第１の部分によってそれぞれ形成される。Ｕ形ハウジングのベース５８は、ガセット５０の第２のアッパー部５３および固定チークプレート２２の環状縁部４２を組み立てることによって形成されている。環状縁部４２は、固定チークプレート２２の第１の部分に対して、軸線Ｘに沿って横方向内側にオフセットしている。環状縁部４２はガセット５０のアッパー部５３に対して溶接され、そして連結部に対して軸線Ｘに沿って横方向に作用する力の一部を受ける。これはその強度を増大させる。
ガセット５０は固定チークプレート２２に対して、たとえばレーザー溶接を用いた環状溶接、裏面溶接あるいは他の手法によって取り付けられる。溶接は、環状縁部４２の全周に対して行われてもよい。それはまた、限定された区域にわたって円弧を形成する三つの溶接ビードからなっていてもよく、実質的に三つのビードは同一である。あるいは溶接部は直径に沿って対向する二つのビードによって形成されてもよく、そして溶接は熱変形を回避するために同時になされてもよい。
その上、ガセット５０を第２のチークプレート上に溶接する作業は、２枚のチークプレート２０,２２の周りでの、ぴったりと合うように作られたリングをかしめる作業よりも複雑ではない。最終的に連結部全体は一層頑丈になる。
図３、図４ａおよび図４ｂに示された他の実施形態によれば、(図２ａおよび図２ｂに示される型の)連結部は固定チークプレート２２を具備し、このプレート２２は座部のブレースに取り付けられるフランジ４４を具備する。
フランジ４４によって、垂直軸線Ｚと実質的に平行な方向に第２のチークプレートが長手方向に延長されている。このフランジ４４は、固定チークプレート２２のディスク形状部分と共に単一部品をなしている。しかもフランジ４４の長さは、それをシート１０の座部１２のブレースに対して取り付けることができるよう決定される。
第１実施形態で説明したように、ガセット５０は固定チークプレート２２の環状縁部４２上に取り付けられ、そして上記のとおり環状縁部４２に対して溶接される。
上記フランジは二つの開口部４６,４８を具備し、この開口部を経て、座部１２のブレースへの取付け手段、たとえばネジが挿入される。ゆえに、チークプレート２２のフランジ４４はそれを座部１２へ取り付けるのに好適なものであり、しかも より簡単な組立あるいは分解作業を実現するのに使用できる。特に上記連結部はシート１０の背部１４に設けることができ、その場合、シートおよび連結部アセンブリは続いて座部１２まで運ばれ、そしてネジ締めによって座部のブレースに対してフランジ４４を用いて取り付けられる。ゆえに、シート１０の二つの部分は互いに別個に製造可能であり、しかも後の作業の間に取り付けることができる。
連結部１６が座部に取り付けられるとき、連結部がシート被覆と一体化されるよう固定チークプレート２２をシート被覆で覆うことが可能であり、これはユーザーにさらに美的外観を提供する。
変形例によれば、固定チークプレート２２は硬質プラスチックからなる１片のトリム６２によって覆われてもよく、これによって金属片が車両の乗員およびドライバーの目に触れることがなくなる。
最後に、ガセット５０およびチークプレート２２のフランジ４４のために、固定チークプレート２２とシートの背部１４のブレースとの間の距離は、従来の連結部のそれよりも小さなものである。これは、特に横方向軸線Ｘに沿って力が掛かっている間中、連結部の強度を増大させる。
図５ａおよび図５ｂに示す第３実施形態において、ガセットは、円形剛体リングを備えた単一片からなるフランジ６４を具備する。ゆえに連結部は、ガセットのフランジ６４を用いて座部に対して取り付けられる。これは、より簡単でかつ低コストな取付けの実現を可能とする。
ガセット５０のリングは固定チークプレート２２に対して第１実施形態で説明したように溶接されるので、連結部の強度は、たとえば側方から衝撃が加わった場合に横方向Ｘの力に関して改善される。
図６ａおよび図６ｂに示す第４実施形態によれば、ガセット５０および固定チークプレート２２はそれぞれフランジ４４,６４を具備し、このフランジは互いに向き合うよう配置されかつ互いに重ね合わせられており、これは座部のブレースに対して取り付けられる。ガセット５０のフランジ６４は先に説明したものと同一である。それは、シート１０の座部１２の方向に、縦軸線Ｚに対して実質的に平行に延在する。この結果、連結部を座部１２に取り付けることが可能である。第２のチークプレート７０はまた上述したようにフランジ４４を具備し、このフランジは垂直軸線Ｚに対して平行に延在する。二つのフランジ４４,６４は互いに隣接して配置可能であり、かつ互いに溶接可能である。これによって連結部が強化され、しかも特に横方向軸線Ｘに沿って作用する力に対する連結部の耐久性を一層向上させる。
図７ａ、図７ｂおよび図７ｃに示す本発明の他の変形例によれば、ガセット５０は、可動チークプレート２０に形成された突出部８８と相互作用する三つの当接部８６を具備し、固定チークプレート２２に対する可動チークプレート２０の相対角運動を制限するようになっている。三つの当接部８６は互いに１２０°の角度を置いて配され、これによって実質的に同じ長さの三つの空隙９０が形成される。この空隙内で、可動チークプレート２０の突出当接部が動く。
図７ｂ(これは図７ａのVIIb-VIIbに沿った断面図である)において、ガセットの上部５３は縦軸線Ｚに対して平行にかつ内側に延在し、当接部８６を形成する。この当接部は可動チークプレート２０に隣接配置されている。図７ｃ(これは図７ａのVIIc-VIIcに沿った断面図である)では、二つの当接部間の回動によって動かされる第１のチークプレートの突出部８８を見ることができる。この突出部は、第２のチークプレートの環状縁部４２およびガセット５０の上部５３に隣接配置される。
本発明はまた、図８ａおよび図８ｂに示すように、他の形式の連結部に適用することもできる。このものは、たとえば特許FR-A-2 578 601に開示されるような、単一トラックヘリカル型の連結部である。
この連結機構は以下のものを具備してなる。
・金属製の可動チークプレート９２。これは円形を有すると共に横方向軸線Ｘに対して垂直な平面内で延在する。
・固定される金属製チークプレート９４。これも円形を有すると共に可動チークプレート９２に対して平行に延在し、さらに図示の例では座部ブレースに対して堅固に取り付けられる。可動チークプレートは軸線Ｘを中心に章動運動を伴って回動するよう取り付けられる。
・単一トラックヘリカルギア９６。これは、ケーシング内部で、第１のチークプレート９２と第２のチークプレート９４との間に介在させられる。
・軸線Ｘに対して平行な金属製の制御シャフト。このシャフトは制御ハンドルに対して堅固に取り付けられる。
・スプリング９９。これは、２枚のディスク１０１,１０３の開口部内に同時に係合させられた二つのブランチを有する。
・２枚の重ね合わせられた偏心ディスク１０１,１０３。これは、軸線Ｚに対して平行に延在し、かつ制御シャフトに対して共に回転するよう取り付けられる。
２枚のチークプレート９２,９４は剛体環状ガセット１００によって保持されており、このガセット１００は固定チークプレート９４の環状縁部４２の一つの内側半径方向面と重なり合っており、しかも固定チークプレート９４と組み合わされた状態では、内側に向かって開口するＵ形断面を有する。この断面は、固定チークプレート９４に対して回動できる可動チークプレート９２を収容するためのハウジングを画定する。
ヘリカルギアは、その構成要素として、以下のものを具備する。
・ギア歯１０２の第１のセット。これは固定チークプレート９４の内面に形成されており、かつ半径方向内側を向けて配置されている。このギア歯１０２の第１のセットは軸線Ｘに中心が合わせられている。
・ギア歯１０４の第２のセット。これは、軸線Ｘに対して平行であるがそれに対してオフセットされた軸線Ｘ'に中心が合わせられている。ギア歯１０４のこのセットは、半径方向外側を向けて配置されており、しかもギア歯１０２の第１のセットの内径よりも小さな外径を有する。そして、ここで考えている特定の場合には、ギア歯１０４の上記第２のセットは金属片１０５の上に形成され、この金属片１０５は固定チークプレート９４の内面に堅固に取り付けられている。
制御ハンドルに接続されたシャフト９８を回転させると偏心ディスクが回転し、この偏心ディスクそれ自身は固定チークプレート９４に対する章動運動を伴う可動チークプレート９２の回転を引き起こす。
図８ａおよび図８ｂに示しように、ガセット１００は、その下部５３に配置されかつ内側に向けられたギア歯１０６のセットを具備する。このギア歯１０６のセットは、可動チークプレート９２の外周に配置されかつ外側に向けられたギア歯１０８のセットと相互作用する。可動チークプレート９２はまた金属片１０５のギア歯のセットによって駆動されるので、ガセットのギア歯のセットは金属片１０５のギア歯のセットと相互作用するよう構成される。
ギア歯のセットは、その二つのセットが係合するとき、力の補償を可能にし、したがって強度を増大させるために使用される。
本発明はまた、可動チークプレートを固定チークプレートに接続するヘリカルプラネタリーギア機構を具備してなる、特許EP 0 159 926に開示される他のタイプの連結部にも適用可能である。
この機構は、カムの円柱形受け面上に配設された内部ベアリングを具備してなるプラネットピニオンを備え、かつギア歯の二つのセットは、それぞれ固定チークプレートのギア歯のセットおよび可動チークプレートのギア歯のセットと相互作用する。
ギア歯のセットは異なる直径を有し、かつその一つは、カムの回転軸線に対して平行でかつそれからオフセットした軸線に中心が合わせられている。このタイプの連結部に採用されるガセットは、先に言及した変形例に関して説明したものに類似する。そして、さまざまな実施形態はまた、このタイプの連結部に適合される。
本発明による連結機構を取り付けることが可能な車両用シートの図である。 図２ｂのIIa-IIa線に沿って一部を破断した状態を示す側断面図である。 図２ａのIIb-IIb線に沿った断面図である。 連結機構の第２実施形態の斜視図である。 本発明の第２実施形態の図２ａに類似の図である。 第２実施形態の図２ｂに類似の図である。 本発明の第３実施形態による図２ａに類似の図である。 第３実施形態による図２ｂに類似の図である。 本発明の第４実施形態による図２ａに類似の図である。 第４実施形態による図２ｂに類似の図である。 本発明の第１実施形態の変形例による連結部を一部破断状態で示す正面図である。 図７ａのVIIb-VIIb線に沿った図である。 図７ａのVIIc-VIIc線に沿った図である。 第１実施形態の変形例の正面図であり、ここでは第１のチークプレートは取り外されている。 図８ａのVIIIb-VIIIb線に沿った縦断面図である。 VIIIc方向の正面図である。
符号の説明
１０ 車両用シート
１２ 座部
１４ 背部
１６ 連結機構
１８ ロータリーハンドル
２０ 第１のチークプレート(可動チークプレート)
２２ 第２のチークプレート(固定チークプレート)
２６,２９ ギア歯
２８ フォロア
３０ ガイド
３４ 制御シャフト
３６ スプリング
３８ ピン
４０ 制御プレート
４２ 環状縁部
４４ フランジ
４６,４８ 開口部
５０ ガセット
５２ 円形ハウジング
５３ 第２の部分
５４ 第１の部分
５８ ベース
６０ 空隙
６２ トリム
６４ フランジ
７０ 第２のチークプレート
８６ 当接部
８８ 突出部
９０ 空隙
９２ 可動チークプレート
９４ 固定チークプレート
９６ 単一トラックヘリカルギア
９９ スプリング
１００ 環状ガセット
１０１,１０３ 偏心ディスク
１０２,１０４,１０６,１０８ ギア歯
１０５ 金属片

Claims (14)

  1. シートの一部として存在する二つの構成要素を連結するための車両用シート連結機構であって、
    平行面内で延在しかつ前記二つのシート要素に対してそれぞれ取り付けられる第１の剛体チークプレート(２０)および第２の剛体チークプレート(２２)であって、第１および第２のチークプレートのそれぞれは、この第１および第２のチークプレートの他方に向かって配置された内面および前記内面と対向するよう配置された外面を具備してなる第１の剛体チークプレートおよび第２の剛体チークプレートと、
    前記第２のチークプレート(２２)に溶接されかつ前記第２のチークプレート(２２)に対して前記第１のチークプレート(２０)を捕らえる剛体環状ガセット(５０)と、
    前記第１のチークプレート(２０)および前記第２のチークプレート(２２)を連結すると共に、前記チークプレート間の相対角度調整を可能にするよう構成された調整機構と、を具備してなり、
    前記ガセット(５０)は、前記第２のチークプレート(２２)の外面を覆うことなく、前記第２のチークプレート(２２)の内面上に重ね合わせられると共に前記第２のチークプレートの前記内面に対して溶接されており、かつ
    前記ガセット(５０)および前記第２のチークプレート(２２)は、前記第１のチークプレートを回転に関して案内するよう構成されていることを特徴とするシート連結機構。
  2. 前記ガセット(５０)は２ｍｍ以上の厚みの金属片であることを特徴とする請求項１に記載のシート連結機構。
  3. 前記ガセット(５０)はフランジ(６４)を具備してなり、このフランジ(６４)は前記チークプレート(２０,２２)に対して平行な平面内で延在することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の連結機構。
  4. 前記第１のチークプレート(２０)は概ねディスク形状であることを特徴とする請求項１ないし請求項３のいずれか１項に記載の連結機構。
  5. 前記第２のチークプレート(２２)はディスク形状部分を具備してなることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれか１項に記載の連結機構。
  6. 前記第２のチークプレート(２２)はさらにフランジ(４４)を具備してなり、このフランジ(４４)は前記ディスク形状部分に対して平行な平面内で延在することを特徴とする請求項５に記載の機構。
  7. 前記調整機構は、制御部材の作動に応じて、前記第１および第２のチークプレート(２０,２２)を回転に関して選択的に固定または解放するよう構成されていることを特徴とする請求項１ないし請求項６のいずれか１項に記載の連結機構。
  8. 前記調整機構は、前記第１および第２のチークプレート(２０,２２)を一つに接続する少なくとも一つのギアを具備してなり、前記ギアは入力部材によって制御されると共に、前記入力部材が動作させられたとき前記第１および第２のチークプレート(２０,２２)間の回動を能動的に引き起こすよう構成されていることを特徴とする請求項１ないし請求項６のいずれか１項に記載の連結機構。
  9. 前記ガセット(５０)はギア歯(１０６)のセットを具備してなり、このギア歯(１０６)は半径方向内側に向けられかつ前記第１のチークプレート(２０)の対応する面と向き合って配置されていることを特徴とする請求項８に記載の連結機構。
  10. 前記第１のチークプレート(２０)は前記対応する面上にギア歯(１０８)のセットを具備してなり、このギア歯(１０８)は半径方向外側に向けられかつ前記ガセットの前記ギア歯のセットと相互作用することを特徴とする請求項８に記載の連結機構。
  11. 前記第１および第２のチークプレート(２０,２２)を一つに接続する前記ギアは、プラネタリーギアからなることを特徴とする請求項８に記載の機構。
  12. 前記ガセット(５０)は少なくとも一つの当接部(８６)を具備し、この当接部(８６)は前記第１のチークプレート(２０)と相互作用して、前記第１のチークプレート(２０)および前記第２のチークプレート(２２)の相対角運動を制限することを特徴とする請求項１ないし請求項７のいずれか１項に記載の連結機構。
  13. 前記第２のチークプレート(２２)の本体および前記フランジ(６４)の一つを覆う硬質プラスチック製の部品をさらに具備してなることを特徴とする請求項１ないし請求項１２のいずれか１項に記載の連結機構。
  14. 請求項１ないし請求項１３のいずれか１項に記載の少なくとも一つの機構によって互いに回動可能に取り付けられた座部および背部を具備してなる車両用シート。
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