JP5318484B2 - 車両のシートリクライニング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、座面となるシートクッションに対して背もたれとなるシートバックを角度調製可能に固定するための車両のシートリクライニング装置に関し、その外径寸法を小さくしたものである。
車両のシートリクライニング装置は、シートクッションのクッション側アームに取り付けられる機枠と、シートバックのバック側アームに取り付けられる蓋体とが相対的に回動可能に構成され、前記機枠に取り付けられたロックツースの外歯ギヤを前記蓋体の内周面に形成した内歯ギヤに噛合させることによって、機枠と蓋体との相対回転を規制し、前記シートバックを所定の角度位置に保持するように構成されている。
近年、シートバックの厚さ寸法が小さくなっており、クッション側アームとバック側アームとの間に設ける車両のシートリクライニング装置の外径寸法が大きいと、シートをフルフラット状態にした際に、車両のシートリクライニング装置がシートの上面から突出することになる。このようなことから、車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくしたいという要求がある。
一般的に、車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくするために全ての部品の外径寸法を小さくすると、前記内歯ギヤの内径寸法も小さくなり、歯も小さくなるため、強度が低下する。そこで、強度を低下させないように歯を小さくすることなく歯数を減らして外径寸法を小さくすると、内歯ギヤに対して外歯ギヤを歯1つ分だけ移動させたときのシートクッションに対するシートバックの回動ピッチ角度が大きくなってしまう。強度を低下させることなくかつ内歯ギヤの歯1つ分当たりのシートバックの回動角度を大きくすることなく外径寸法を小さくすることが求められている。
従来の車両のシートリクライニング装置として、例えば特許文献1に記載の発明が知られている。この発明は、特許文献1の図1に示すようにシートクッションに結合される機枠5とシートバックに結合される蓋体7とを規制部材8を介して相対回転可能に保持したものであり、規制部材8の端部と機枠5の端部とが溶接ビード19を介して溶接結合されている。図3のように機枠5の端面を覆うための規制部材8の半径方向内側への折り返しを不要にすることにより、折り返しの反対側に必要であった押さえ部分を少なくすることができ、これにより蓋体7の外周面よりも外周側の部分の径寸法をS1からS2に小さくすることが可能となり、車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくしたものである。
特開2008−18108号公報
ところが、蓋体7の外径寸法に加えて機枠5の外周部の厚さと規制部材8の厚さとを加算したものが車両のシートリクライニング装置の外径寸法であり、外径寸法を十分に小さくしたとはいえない。
そこで本発明は、蓋体7の外径寸法を変更することなく、全体の外径寸法を小さくした車両のシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションと該シートクッションに対して回動可能に固定されるシートバックとのいずれか一方に結合されたベース部材と、他方に結合されると共に前記ベース部材に対して周方向に相対回転自在でかつ前記ベース部材側に円形凹部が形成され該円形凹部の内周面に内歯ギヤが形成された回動部材と、該回動部材の外周面を覆うと共に一方の端部に前記ベース部材に対して前記回動部材を軸方向に相対的に位置決めする軸方向規制部が形成された筒形状のホルダと、前記ベース部材と前記回動部材の間に設けられ、前記内歯ギヤに噛合可能な外歯ギヤを有し、前記ベース部材に一体成形された一対のガイド凸部に沿って該外歯ギヤが前記内歯ギヤに係脱する方向へ移動可能なロックツースと、該ロックツースを押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合あるいは噛合解除させるカムと、を備えた車両のシートリクライニング装置であることを前提としている。
その上で、前記回動部材の前記円形凹部であって軸方向における前記内歯ギヤの前記ベース部材側に軸受内周面を形成する一方、該軸受内周面と摺動する円形の支持外周面を、前記ベース部材の外周部を反回動部材側に半抜きした円形凹部の裏側部分に形成することにより、前記ベース部材に対して前記回動部材を半径方向に相対的に位置決めし、さらに前記ベース部材の外径寸法を前記回動部材の外径寸法と略同一に設定し、前記回動部材の外周面と前記ベース部材の外周面とを前記ホルダの筒状部分で覆うと共に、前記ホルダの他方の端部を前記ベース部材の外周面に結合したことを特徴とする。
この発明によれば、回動部材の円形凹部に軸受内周面を形成し、該軸受内周面と摺動する円形の支持外周面をベース部材に形成したので、ベース部材に対して回動部材を回動可能に支持する軸受面を回動部材の外周面にする必要がない。そのため、回動部材の外周面を支持するための支持部をベース部材の外周部に設ける必要もなく、従って車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくできる。
また、回動部材の半径方向外側に存在するのはホルダのみとなり、該ホルダの外径寸法が車両のシートリクライニング装置の外径寸法となるため、車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくできる。
請求項1に係る車両のシートリクライニング装置によれば、回動部材の円形凹部に軸受内周面を形成し、該軸受内周面と摺動する円形の支持外周面をベース部材に形成したので、ベース部材に対して回動部材を回動可能に支持する軸受面を回動部材の外周面にする必要がない。そのため、回動部材の外周面を支持するための支持部をベース部材の外周部に設ける必要もなく、従って車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくできる。そして、回動部材の内歯ギヤの内径寸法は従来と同じなので、歯の大きさに変更はなく、内歯ギヤに対して外歯ギヤを歯1つ分だけ移動させたときのシートクッションに対するシートバックの回動ピッチ角度や歯の強度は従来と同じである。
また、回動部材の半径方向外側に存在するのはホルダのみとなり、該ホルダの外径寸法が車両のシートリクライニング装置の外径寸法となるため、車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくできる。
以下、本発明による車両のシートリクライニング装置の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1を図1〜図4に基づいて説明する。
図4に示すように、座る部分であるシートクッション2が設けられ、該シートクッション2の後部にシートバック3が車両の前後方向へ回動可能に取り付けられている。シートクッション2にはクッション側アーム4を介して機枠(ベース部材)5が結合される一方、シートバック3にはバック側アーム6を介して図示しない蓋体(回動部材)7(図4では図示せず)が結合されている。そして、シートクッション2に対してシートバック3を車両の前方である左側へ向かって倒す方向へ付勢する図示しないスプリングが設けられている。
前記機枠5および前記蓋体7は、図1に示す車両のシートリクライニング装置1を構成している。車両のシートリクライニング装置1について、以下に説明する。図1のように、機枠5の図中の右側がプレスにより半抜きされて円形凹部が形成され、蓋体7には円盤の外周部を鍛造によりフランジ状に折り曲げて円形凹部が形成されると共に該円形凹部の内周面には内歯ギヤ7aが形成されている。そして、機枠5に、蓋体7が同軸状かつ相対回転自在に嵌め込まれている。機枠5に対して蓋体7を相対回転自在に支持するため、図1に示すように、蓋体7の円形凹部であって軸方向における内歯ギヤ7aの機枠5側に軸受内周面7bが形成される一方、該軸受内周面7bと摺動する円形の支持外周面5aが半抜きした機枠5の円形凹部の裏側に形成されている。一方、軸方向の位置決めのため、前記蓋体7の外周面を覆う筒形状のホルダ8が設けられ、該ホルダ8の一方の端部には蓋体7を軸方向に規制する軸方向規制部8aが形成され、他方の端部8bが機枠5に結合されている。ホルダ8の他方の端部8bと機枠5との結合は、機枠5の外径寸法が蓋体7の外径寸法と略同一に設定され、機枠5および蓋体7の外周面5d,7dがホルダ8で覆われ、該ホルダ8の他方の端部8bが機枠5の外周面5dに、本実施の形態ではレーザ溶接により結合されている。このレーザ溶接は、ホルダ8の外側から半径方向中心側へ向かってレーザを照射し、該レーザの照射を円周方向に沿って行なったものである。
この発明では図1に示すようにレーザ溶接が行われる機枠5の外周面5dの位置に対し、機枠5と蓋体7とが摺動する軸受内周面7b・支持外周面5aの位置である摺動部Sの位置が外周面5dの内側には存在しないので、ホルダ8の他方の端部8bを機枠5の外周面5dに溶接しても、溶接部である外周面5dの位置と摺動部Sの位置とが半径方向に離れているので、摺動部Sの位置が溶接熱による歪を生じる虞が少なく、溶接による結合が可能となる。これに対し、従来のように摺動部Sが機枠5の外周面5dの内側に形成された円形凹部の内周面の位置に存在すると、摺動部Sの近傍が溶接熱による歪を生じて機枠5に対する蓋体7の摺動性が低下するので、ホルダ8を機枠5に溶接結合することができなかった。
軸方向における機枠5と蓋体7との間には、一対のロックツース10が移動自在に設けられている。ロックツース10は円弧軌道に沿って揺動自在であり、ロックツース10をガイドするための円弧軌道の内周側には、中心側ガイド面11aを有する略円柱形状の軸部11が機枠5と一体成形される一方、ロックツース10には、その一部を略円形に切り欠いて軸受面10cが形成されている。一方、ロックツース10を円弧軌道に沿ってガイドするための円弧軌道の両端近傍の外周側には、第1,第2ガイド凸部12A,12Bが機枠5と一体成形され、該第1,第2ガイド凸部12A,12Bに第1,第2外周側ガイド面12a,12bが形成されている。そして、ロックツース10には、第1,第2外周側ガイド面12a,12bと摺動する第1,第2摺動外周面10a,10bが形成されている。ロックツース10は円弧軌道に沿って揺動するので、第1,第2外周側ガイド面12a,12bと第1,第2摺動外周面10a,10bとは、軸部11の中心に対して同軸の円弧形状に形成されている。そして、円弧軌道に沿って揺動するロックツース10の前記内歯ギヤ7aと対向する面には、前記内歯ギヤ7aに噛合可能な外歯ギヤ10dが形成されている。
このように外歯ギヤ10dを備えたロックツース10を前記内歯ギヤ7aへ向かって押圧するために、回転式のカム9が設けられている。カム9の中心孔9eを中心としてカム9を反時計方向に回動させることにより、一対のロックツース10をカム9を中心とする半径方向外側へ押圧して外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させたり、逆に時計方向へ回動させることにより噛合を解除させたりすることができる。外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させることにより、機枠5に対する蓋体7の回動が規制され、シートクッション2に対してシートバック3が所定の角度位置で保持される。
カム9には、ロックツース10を軸部11を中心として図2中の時計方向へ揺動させて外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させるためのロックカム面9aと、ロックツース10を軸部11を中心として反時計方向へ揺動させて外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aから引き離すためのロック解除カム面9bとが形成されている。
一対のロックツース10のうち、外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aへ押圧されて噛合するロックツース10と噛合しないロックツース10とが生じないようにするため、カム9が軸に対する半径方向であって図2中の左右方向へ移動しないように規制され、半径方向であってロックカム面9aおよびロック解除カム面9bが形成されて外径寸法が大きい部分である押圧部9fどうしを結ぶ上下方向へ移動し得るように構成されている。即ち、カム9の図1の左右にはカム9の中心孔9eを中心として円弧状の摺動外周面9cが形成される一方、夫々の第1ガイド凸部12Aには摺接面12dが形成され、該摺接面12dに前記摺動外周面9cが常に摺接している。一方、カム9を上下方向に支持する部材は設けられておらず、カム9は上下方向へ移動可能な状態で直接にロックツース10に当接している。
そして、ロックツース10の外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させるように常時付勢するために、カム9を反時計方向へ回転付勢するロックスプリング19が設けられている。該ロックスプリング19は、機枠5と一体に形成された半円柱形状の凸部5eを囲繞するように設けられると共にその基端部が該凸部5eに掛けられ、先端部がカム9の外周面に形成された係止部9dに係止されている。
このように構成された車両のシートリクライニング装置1は、シートクッション2の幅方向両側にそれぞれ配置されており、左右の車両のシートリクライニング装置1の前記カム9の軸孔9eに図4の操作軸15が個別にセレーションを介して挿通され、該操作軸15どうしが図示しない連結軸を介して連結されている。そして、図4に示すように、いずれか一方の操作軸15の他端には操作レバー20が取り付けられ、該操作レバー20に操作ノブ21が設けられている。
(作用)
次に、車両のシートリクライニング装置1の作用を説明する。
車両のシートリクライニング装置1がシートに組み付けられた状態において、通常時は図2に示すように、ロックスプリング19の付勢力によりカム9が反時計方向に回動した状態を占めており、ロックカム面9aによってロックツース10が押圧され、ロックツース10が軸部11および第1,第2ガイド凸部12A,12Bにガイドされ、軸部11を中心として時計方向に揺動して外歯ギヤ10dが蓋体7の内歯ギヤ7aに噛合した状態になっている。即ち、シートバック3の回動が規制された状態になっている。
次に、操作ノブ21を操作し、ロックスプリング19の付勢力に抗して操作軸15を図4中の時計方向に回動させると、カム9のロックカム面9aとロックツース10との係合が解かれると共に、ロック解除カム面9bがロックツース10を反対方向へ押圧することになる。このため、ロックツース10は、軸部11を中心として反時計方向へ揺動し、外歯ギヤ10dと内歯ギヤ7aとの噛合が解かれてロック解除状態となり、蓋体7の取り付けられたバック側アーム6及びシートバック3が図示しないスプリングの付勢力により前倒し方向へ回動する。
図示しないスプリングの付勢力に抗してシートバック3を後倒し方向へ向かって回動させ、希望するシートバック3の角度位置で操作ノブ21から手を放すと、ロックスプリング19の付勢力によりカム9が反時計方向へ回動し、ロックカム面9aが軸部11を中心としてロックツース10を時計方向へ押圧する。このため、ロックツース10の外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aと噛合してロック状態に戻る。
この発明によれば、蓋体7の円形凹部に軸受内周面7bを形成し、該軸受内周面7bと摺動する円形の支持外周面5aを機枠5に形成したので、機枠5に対して蓋体7を回動可能に支持する軸受面を蓋体7の外周面にする必要がない。そのため、蓋体7の外周面を支持するための支持部を機枠5の外周部に設ける必要もなく、従って車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくできる。そして、蓋体7の内歯ギヤ7aの内径寸法は従来と同じなので、歯の大きさに変更はなく、内歯ギヤ7aに対して外歯ギヤ10dを歯1つ分だけ移動させたときのシートクッションに対するシートバックの回動ピッチ角度や歯の強度は従来と同じである。
この発明によれば、蓋体7の半径方向外側に存在するのはホルダ8のみとなり、該ホルダ8の外径寸法が車両のシートリクライニング装置の外径寸法となるため、車両のシートリクライニング装置の外径寸法を小さくできる。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。
なお、この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。また、図6の分解斜視図では、実施の形態1に対して変更を加えた部品のみを示す。
図5に示すように、機枠5の円形凹部を構成する半抜き部の外周側に、更にリング状の広がり規制部5bが機枠5と一体成形されている。この広がり規制部5bは、蓋体7における前記軸受内周面7bが形成された筒状端部7cの半径方向外側を覆うように形成されている。そして、蓋体7の外周面を覆うホルダ8の他方の端部8bと広がり規制部5bの軸方向の端面との結合はアーク溶接結合によって行われ、溶接部22が形成されている。
特許文献1の図1において、例えば規制部材8の他方の端部を機枠5の筒部5dの端面に溶接結合すると、溶接部と摺動部である筒部5dの内周面との距離が近いので、摺動部の近傍が溶接熱による歪を生じて摺動性に影響を与えるが、この発明では、摺動部Sが蓋体7の外周面よりも半径方向内側に位置して広がり規制部5bから離れているので溶接熱による歪が少ない。即ち、この発明では広がり規制部5bの内周面が蓋体7を回動可能に支持する支持面となっていないため、広がり規制部5bの端面にホルダ8の他方の端部8bを溶接により結合しても摺動面Sが熱による影響を受けることがなく、蓋体7の摺動性が安定する。
この発明によれば、シートバックに大きな外力が作用することにより機枠5に対して蓋体7を回動させる力が作用すると、蓋体7における内歯ギヤ7aおよび軸受内周面7bが形成された筒状端部7cを半径方向外側へ押し広げる力が作用して広がろうとするが、機枠5に形成されたリング状の広がり規制部5bがこれを規制する。このため、蓋体7の広がりが、広がり規制部5bおよびホルダ8によって強固に規制される。従って、内歯ギヤ7aと外歯ギヤ10dとの噛み合いが保持されることになり、ロック強度が向上する。また、広がり規制部5bの内周面が蓋体7を回動可能に支持する支持面となっていないため、広がり規制部5bの端面にホルダ8の端部を溶接結合しても、支持外周面5aが熱の影響を受けることがなく、蓋体7の摺動性が安定する。
なお、実施の形態1,2ではホルダ8の他方の端部8bと機枠5との結合が溶接によって行われているが、他の結合構造を用いることもできる。
車両のシートリクライニング装置に係り、図2のB−B断面図(実施の形態1)。 車両のシートリクライニング装置に係り、図1のA−A断面図(実施の形態1)。 車両のシートリクライニング装置の分解斜視図(実施の形態1)。 車両のシートの外観図(実施の形態1)。 車両のシートリクライニング装置の断面図(実施の形態2)。 車両のシートリクライニング装置の分解斜視図(実施の形態2)。
符号の説明
1…シートリクライニング装置
2…シートクッション
3…シートバック
5…機枠(ベース部材)
5a…支持外周面
5b…広がり規制部
5d…外周面
7…蓋体(回動部材)
7a…内歯ギヤ
7b…軸受内周面
7c…筒状端部
7d…外周面
8…ホルダ
8a…軸方向規制部
8b…他方の端部
9…カム
10…ロックツース
10d…外歯ギヤ

Claims (1)

  1. シートクッションと該シートクッションに対して回動可能に固定されるシートバックとのいずれか一方に結合されたベース部材と、
    他方に結合されると共に前記ベース部材に対して周方向に相対回転自在でかつ前記ベース部材側に円形凹部が形成され該円形凹部の内周面に内歯ギヤが形成された回動部材と、
    該回動部材の外周面を覆うと共に一方の端部に前記ベース部材に対して前記回動部材を軸方向に相対的に位置決めする軸方向規制部が形成された筒形状のホルダと、
    前記ベース部材と前記回動部材の間に設けられ、前記内歯ギヤに噛合可能な外歯ギヤを有し、前記ベース部材に一体成形された一対のガイド凸部に沿って該外歯ギヤが前記内歯ギヤに係脱する方向へ移動可能なロックツースと、
    該ロックツースを押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合あるいは噛合解除させるカムと、
    を備えた車両のシートリクライニング装置において、
    前記回動部材の前記円形凹部であって軸方向における前記内歯ギヤの前記ベース部材側に軸受内周面を形成する一方、
    該軸受内周面と摺動する円形の支持外周面を、前記ベース部材の外周部を反回動部材側に半抜きした円形凹部の裏側部分に形成することにより、前記ベース部材に対して前記回動部材を半径方向に相対的に位置決めし、
    さらに前記ベース部材の外径寸法を前記回動部材の外径寸法と略同一に設定し、
    前記回動部材の外周面と前記ベース部材の外周面とを前記ホルダの筒状部分で覆うと共に、
    前記ホルダの他方の端部を前記ベース部材の外周面に結合したことを特徴とする車両のシートリクライニング装置。
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