JP2010187906A - 車両用シートの連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートに大荷重がかかってしまうような場合であっても、構成部材を変形させようとするモーメントの発生を無くして、構成部材を変形し難いようにし、もって連結装置としての強度の向上を図る。
【解決手段】外周リング70は、組付け状態時において外歯部材40側に位置する周縁を接合側周縁72として設定して外歯部材40に対して溶接するようになっている。接合側周縁72には、ダボ47の突出形状に対応した形状をなしてダボ47に対して接合される凸状接合部73が設けられている。この凸状接合部73は、ダボ47の突出形状裏側に対して溶接されているので、外周リング70にかかる負荷を凸状接合部73からダボ47に対して直接伝達することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置に関する。
従来、車両用シートにあっては、連結装置としてのリクライニング装置を介して、シートバックをシートクッションに連結させており、着座者は、このリクライニング装置を操作することによってシートバックの背凭れ角度を調整操作することができる。ここで、下記特許文献1には、リクライニング装置の具体的な構成が開示されている。この開示されるリクライニング装置は、シートバックを構成するシートバックフレームに一体的に結合される外歯部材と、シートクッションを構成するシートクッションフレームに一体的に結合される内歯部材とが、互いに噛合した状態で組み付けられて構成されている。
図6は、従来から広く用いられているリクライニング装置125であり、回転軸線に沿った断面を示すリクライニング装置125の断面図である。このリクライニング装置125を構成する外歯部材140と内歯部材130とのそれぞれは、シートクッションフレーム116とシートバックフレーム117とのそれぞれに対しての結合を強固なものとするために、互いに嵌め合う嵌合構造が採用されている。具体的には、図6に示すように、シートクッションフレーム116とシートバックフレーム117とには複数の嵌合孔としてのダボ孔118,119が設けられており、外歯部材140および内歯部材130には、これらダボ孔118,119に対して嵌合する嵌合突出部としてのダボ147,137が複数形成されている。このように外歯部材140および内歯部材130に形成されたダボ147,137が、シートクッションフレーム116とシートバックフレーム117に設けられたダボ孔118,119に嵌め合わせられ、この嵌め合せ個所を溶接して結合させている。このようにして、外歯部材140に対してはシートクッションフレーム116を、内歯部材130に対してはシートバックフレーム117を、強固に結合させたものとなっている。
また、このリクライニング装置125にあっては、上記した外歯部材140および内歯部材130の外周に、互いに噛合した外歯部材140と内歯部材130との組付けを保持する外周リング170が配設されている。この外周リング170は、図6に示すように、外歯部材140と内歯部材130との組付け状態時に、最も外周外側に位置することとなる外歯部材140に溶接されている。つまり、外歯部材140に対して相対回転する内歯部材130は、外歯部材140に一体的に結合された外周リング170に対しても相対回転する。なお、符号150は、外歯部材140と内歯部材130とを相対回転させる際に機能するカム機構であり、操作駆動軸180の駆動を受けて回転する。
特開2006−204896号公報
ところで、上記したリクライニング装置125にあっては、シートクッションフレーム116とシートバックフレーム117とを連結するものであるので、車両用シートに大荷重がかかった場合には、これらフレーム116,117と結合する外歯部材140と内歯部材130に対しても、互いの噛合が外れる軸方向(図6符号F1,F2参照)に大荷重がかかってしまうことがある。このような場合には、外歯部材140と内歯部材130との組付け状態を保持する外周リング170によって、外歯部材140と内歯部材130との互いの噛合が外れる軸方向への相対移動を、規制するようになっている。ここで、外周リング170の配置位置とダボ147の配置位置とは、半径方向で異なる位置(図6符号S参照)となっているので、このような大荷重がかかってしまうような場合には、外歯部材140における符号Tの個所において、この個所を変形させようとするモーメントが発生してしまう問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置において、車両用シートに大荷重がかかってしまうような場合であっても、構成部材を変形させようとするモーメントの発生を無くして、構成部材を変形し難いようにし、もって連結装置としての強度の向上を図ることにある。
上記課題を解決するため本発明に係る車両用シートの連結装置は次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係る車両用シートの連結装置は、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置であって、一方の対象部材に一体的に連結される第一回転部材と、前記第一回転部材の外径の長さ以上の長さの外径を有して該第一回転部材と相対回転し且つ他方の対象部材と一体的に連結される第二回転部材と、これら第一回転部材および第二回転部材を含めた各部の組付け状態を保持する外周リングとを備え、前記第二回転部材には、他方の対象部材と一体的に連結するにあたって、該他方の対象部材に設けられた嵌合用凹部に嵌め合わせられ溶接される嵌合用凸部が設けられており、前記外周リングは、組付け状態時において前記第二回転部材側に位置する周縁を接合側周縁として設定して前記第二回転部材に対して接合するようになっており、前記接合側周縁には、前記嵌合用凸部の突出形状に対応した形状をなして該嵌合用凸部に対して接合される凸状接合部が設けられていることを特徴とする。
この車両用シートの連結装置によれば、外周リングは、組付け状態時において第二回転部材側に位置する周縁を接合側周縁として設定して第二回転部材に対して接合するようになっており、接合側周縁には、嵌合用凸部の突出形状に対応した形状をなして嵌合用凸部に対して接合される凸状接合部が設けられているので、二つの対象部材から受ける力によって組付け状態を保持する外周リングに負荷がかかった場合には、この負荷を外周リングの凸状接合部から接合される第二回転部材の嵌合用凸部に直接伝達することができる。さらに、この伝達した負荷は、第二回転部材の嵌合用凸部から嵌合用凸部に嵌め合わされる嵌合用凹部へと、他方の対象部材に伝達することができる。この際、外周リングの凸状接合部は、嵌合用凸部に対して接合された状態となっているので、他方の対象部材に負荷を伝達するにあたって、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くすことができる。
これによって、車両用シートに大荷重がかかってしまうような場合であっても、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くして、第二回転部材を変形し難いようにし、もって連結装置としての強度の向上を図ることができる。
第2の発明に係る車両用シートの連結装置は、前記第1の発明に係る車両用シートの連結装置において、前記凸状接合部は、前記嵌合用凸部の突出形状裏側に対して溶接され接合していることを特徴とする。
この車両用シートの連結装置によれば、凸状接合部は、嵌合用凸部の突出形状裏側に対して溶接され接合しているので、外周リングにかかる負荷を凸状接合部から嵌合用凸部に対して直接伝達することができる。これによって、第二回転部材にかかる負荷を同一個所に集中させることができて、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くすことができる。したがって、車両用シートに大荷重がかかってしまうような場合であっても、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くして、第二回転部材を変形し難いようにし、もって連結装置としての強度の向上を図ることができる。
また、この車両用シートの連結装置によれば、外周リングは、接合側周縁に形成された凸状接合部にて、第二回転部材に溶接固定されるようになるので、従前のように二つの回転部材の外周を覆うように外周リングを配設することがなくなる。これによって、このように外周を覆うように配設されていた外周リング分の嵩張りを減らすことができて、連結装置全体としてコンパクトなものとすることができる。
第3の発明に係る車両用シートの連結装置は、前記第1の発明に係る車両用シートの連結装置において、前記嵌合用凸部は、前記第二回転部材の外周に面して形成されており、前記凸状接合部は、前記嵌合用凸部の一部を構成するように該嵌合用凸部の外周面に対して接合していることを特徴とする。
この車両用シートの連結装置によれば、凸状接合部は嵌合用凸部の一部を構成するように嵌合用凸部の外周面に対して接合しているので、外周リングにかかる負荷を、凸状接合部を含めた嵌合用凸部に対して直接伝達することができる。これによって、第二回転部材にかかる負荷を同一個所に集中させることができて、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くすことができる。したがって、車両用シートに大荷重がかかってしまうような場合であっても、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くして、第二回転部材を変形し難いようにし、もって連結装置としての強度の向上を図ることができる。
また、この車両用シートの連結装置によれば、嵌合用凸部は第二回転部材の外周に面して形成されており、凸状接合部は嵌合用凸部の一部を構成するように嵌合用凸部の外周面に対して接合しているので、他方の対象部材に対して嵌め合わされる嵌合用凸部を、連結装置の最外周に位置させるようにすることができる。つまり、従前まで形成されていた嵌合用凸部の外周に配設されていた第二回転部材の外周縁を削減することができつつ、外周リングの配設領域も削減することができる。
これによって、連結装置全体の外径を小さくすることができ、連結装置全体としてコンパクトなものとすることができる。
第1の発明に係る車両用シートの連結装置によれば、車両用シートに大荷重がかかってしまうような場合であっても、第二回転部材を変形させようとするモーメントの発生を無くして、第二回転部材を変形し難いようにし、もって連結装置としての強度の向上を図ることができる。
第2の発明に係る車両用シートの連結装置によれば、二つの回転部材の外周を覆うように配設されていた外周リングの配設領域を減らすことができて、連結装置全体としてコンパクトなものとすることができる。
第3の発明に係る車両用シートの連結装置によれば、連結装置全体の外径を小さくすることができ、連結装置全体としてコンパクトなものとすることができる。
車両用シートの概略構成について示す斜視図である。 第1の実施の形態となるリクライニング装置の構成各部を示す分解斜視図である。 図2に示すリクライニング装置をシートクッションフレームおよびシートバックフレームに設置した場合の回転軸線方向に沿った断面を示す断面図である。 第2の実施の形態となるリクライニング装置の構成各部を示す分解斜視図である。 図4に示すリクライニング装置をシートクッションフレームおよびシートバックフレームに設置した場合の回転軸線方向に沿った断面を示す断面図である。 従来から広く用いられているリクライニング装置であり、回転軸線に沿った断面を示すリクライニング装置の断面図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明を実施するための第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、例えば自動車等の車両に設置される車両用シート10の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション11と、着座者の背凭れとなるシートバック12とを備える。この車両用シート10には、シートクッション11とシートバック12とが連結される個所となるシートバック12の下部両サイドに、連結ロッド13によって連結された一対のリクライニング装置25,25が設置されている。なお、各リクライニング装置25は、互いに左右で対称の構成となっている。このため、以下においては、図1の紙面向かって右側に示されているリクライニング装置25についてのみを説明し、図1の紙面向かって左側に示されているリクライニング装置25についての説明を省略する。
このリクライニング装置25は、本発明に係る車両用シートの連結装置に相当するものであり、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結するものである。また、後において図示(図3参照)して説明するが、本発明に係る一方の対象部材がシートバック12のシートバックフレーム17であり、本発明に係る他方の対象部材がシートクッション11のシートクッションフレーム16である。つまり、リクライニング装置25は、これらフレーム16,17間に設置され、双方のフレーム16,17を相対回転可能に連結する。
このリクライニング装置25は、着座者の操作入力によって電動でシートバック12の背凭れ角度を調整する、いわゆるパワー型無段階リクライニング装置、もしくは、着座者のレバー操作によって手動で調整する手動式無段階リクライニング装置である。また、操作入力は、シートクッション11の側部に適宜設けられた操作入力部(不図示)から行うようになっている。なお、リクライニング装置25は、常態時においては、シートバック12の背凭れ角度を維持した回転留め状態に保持されている。
このリクライニング装置25の具体的な構成について、図2および図3を参照しながら説明する。図2は、リクライニング装置25の構成各部を示す分解斜視図である。図3は、図2に示すリクライニング装置25をシートクッションフレーム16およびシートバックフレーム17に設置した場合の回転軸線方向に沿った断面を示す断面図であり、図2においての上下方向に沿った断面を示している。
すなわち、リクライニング装置25は、図2および図3に示すように、概略、円盤形状の第一回転部材としての内歯部材30と、円盤形状の第二回転部材としての外歯部材40と、この内歯部材30に対して外歯部材40を押圧するカム機構50と、これら内歯部材30、外歯部材40、カム機構50を組み付けて組付け状態を保持する外周リング70とを備える。なお、このリクライニング装置25には、カム機構50を操作するための操作駆動軸80が挿入固定される。操作駆動軸80は、上記した連結ロッド13に一体的に連結されており、図示しない電動モータの回転駆動に連動するようになっている。また、この電動モータは、上記した不図示の操作入力部に対して着座者が操作入力することにより制御駆動するようになっている。
内歯部材30は、シートバックフレーム17に一体的に連結されるものであって、鋼板を打抜き加工することにより形成される。具体的には、内歯部材30は、図2および図3に示すように、円盤形状の外周縁部が板厚方向(軸方向)へ向かって半分打ち抜くように加工する半抜き加工によって、円筒状に突出した形状で形成されている。この円筒状に突出した部位の内周面には内方に向かって形成される内周歯32が設けられており、この突出した円筒部が内歯車31として形成されている。内周歯32は、歯数34個が等間隔で設けられることによって形成される。この内歯部材30の中心部には、上記した内歯車31の突出方向と同方向に突出する円筒形状の筒部33が形成されている。
この筒部33の軸心は、内歯部材30(内歯車31)の中心点30rと同心となっており、その筒内には円形状の内側軸孔34が貫通して形成されている。この内歯部材30は、図3に示すように、その外盤面がシートバック12の骨格を成すシートバックフレーム17の板面と接合されることによって、シートバックフレーム17と一体的に連結されている。
この内歯部材30の円盤部には、その外盤面から突出する複数のダボ37が形成されている。これらダボ37は、円盤部のより外周縁に近い位置で円周方向に等間隔に並んで複数(この例では4つ)配設されている。また、これらダボ37は、この円盤部の円周方向に沿って延びるような略矩形の形状を有して形成される。なお、図3に示すように、シートバックフレーム17には、これらダボ37を嵌め合せる複数のダボ孔19が貫通形成されている。
外歯部材40は、シートクッションフレーム16に一体的に連結されるものであって、鋼板を打抜き加工することにより形成される。また、外歯部材40は、上記した内歯部材30の外径の長さ以上の長さの外径を有して形成される。具体的には、外歯部材40は、内歯部材30よりもひとまわり大きな外径をもった円盤形状にて形成され、その円盤形状の中心部が板厚方向(軸方向)への上記した半抜き加工によって、円筒状に突出した形状で形成されている。この円筒状に突出した部位の外周面には上記した内周歯32と噛み合うように外方に向かって形成される外周歯42が設けられており、この突出した円筒部が外歯車41として形成されている。外周歯42は、上記した内周歯32の歯数34個よりも1個少ない歯数である歯数33個が等間隔で設けられることによって形成される。
ところで、外歯車41の外径は、内歯車31の内径よりも小さく形成されており、内周歯32に対して外周歯42が相対回転しながら噛み合うようになっている。外歯部材40の中心部には、上記した内歯部材30の中心部に形成された内側軸孔34の外径よりも大きな内径を有した外側軸孔43が形成されている。この外側軸孔43の軸心は、外歯部材40(外歯車41)の中心点40rと同心となっている。
この外歯部材40の円盤部には、その外盤面から突出する複数の嵌合用凸部としてのダボ47が形成されている。これらダボ47は、円盤部のより外周縁49に近い位置で円周方向に等間隔に並んで複数(この例では4つ)配設されている。つまり、ダボ47は、後に説明する外周リング70の接合側周縁72に沿った円周方向と一致する円周方向に等間隔に並んで配設されている。これらダボ47は、この円盤部の円周方向に沿って延びるような略矩形の形状を有して形成される。なお、図3に示すように、シートクッションフレーム16には、これらダボ47を嵌め合せる複数の嵌合用凹部としてのダボ孔18が貫通形成されている。
この外歯部材40に形成されるダボ47は、上記した打抜き加工にて形成されるものであるため、外盤面側においては突出した形状が形成されるが、内盤面側においては、この突出分だけ窪んだ形状が形成されることとなる。つまり、後に詳述するが、ダボ47の突出形状裏側48には、この外歯部材40の内盤面のうち窪んだ形状を有することとなるが、ダボ47の突出形状裏側48には、外周リング70の凸状接合部73が嵌め込まれるものとなっている。
カム機構50は、概略、上記した操作駆動軸80の駆動を受けて回転するカム本体51と、このカム本体51の回転力を受けて偏心状態で回転移動する押圧摺動部材55,56と、この押圧摺動部材55,56を固定偏心位置に位置させようと付勢するばね部材57とを備える。
カム本体51は、上記した内歯部材30に対する外歯部材40の荷重方向を変更するように2つの押圧摺動部材55,56の相対位置を変更するものである。カム本体51は、操作駆動軸80からの駆動力を受けて連動するように操作駆動軸80を挿し込む挿入孔52と、この操作駆動軸80の駆動力を受けて回転移動した際に押圧摺動部材55,56を回転移動させる2つのカム面53a,53bとを備える。このカム面53a,53bは、次に説明する押圧摺動部材55,56を回転移動させるようにカム本体51の回転にしたがって押圧摺動部材55,56のカム面当接用突出部55a,56aに当接する。
押圧摺動部材55,56は、外歯部材40の外側軸孔43内に配設されるものであり、上記した内歯部材30に対して外歯部材40を押圧するためのものである。この押圧摺動部材55,56は、おおまかには略環状に形成されたものを略2分割にするようにしたような形状に形成されており、このようにして互いに対称に湾曲した円弧形状の駒部材として形成されている。これら押圧摺動部材55,56のそれぞれは、一方(図示下方)が、他方(図示上方)に比して先細りするような形状を有して形成される。この一方(図示下方)の先細り形状とされた個所が外側軸孔43と筒部33との間に楔のように入り込むと、これら外側軸孔43と筒部33との相対的な回転を規制するようになる。逆に、外側軸孔43と筒部33との間に楔のように入り込んでいた先細り形状とされた個所の入り込みが解除されると、外側軸孔43と筒部33との相対的な回転が可能な状態となる。つまり、外歯部材40に対して内歯部材30が相対的に回転可能な状態となる。この押圧摺動部材55,56にあっては、上記した一方(図示下方)の先細り形状とされた個所とは反対側の他方(図示上方)側において、上記したカム本体51のカム面53a,53bが当接するカム面当接用突出部55a,56aが設けられている。このカム面当接用突出部55a,56aのそれぞれは、操作駆動軸80が延びる軸方向上であってカム本体51側に突出して形成される。なお、このカム面当接用突出部55a,56aは、カム面53a,53bが当接する個所となるとともに、次に説明するばね部材57の係止用折曲部57a,57bが係止する個所を兼ねる。
ばね部材57は、弾性力を有した金属で形成されるものであり、上記した押圧摺動部材55,56の他方(図示上方)同士の間隔を拡げるように付勢するものである。ばね部材57は、一部(図示上方)欠落した開きリング形状に形成されるものである。ばね部材57は、上記した押圧摺動部材55,56の他方(図示上方)側に設けられるカム面当接用突出部55a,56aに係止するように、この欠落した一部(図示上方)において係止用折曲部57a,57bが形成されている。このように、ばね部材57は、係止用折曲部57a,57bをカム面当接用突出部55a,56aに係止させて押圧摺動部材55,56の他方(図示上方)同士の間隔を拡げるように付勢し、もって、押圧摺動部材55,56の一方(図示下方)の先細り形状とされた個所を外側軸孔43と筒部33との間に楔のように入り込むようにして、外側軸孔43と筒部33との相対的な回転を規制するようになっている。この際、各押圧摺動部材55,56は、ばね部材57の付勢力によって径方向外方側に拡がるので、内歯部材30に対して外歯部材40を図示上方に押圧することとなり、内周歯32に対して外周歯42を隙間(バックラッシ)が生じないように押し付ける状態となる。また、常態時においては、この押し付ける力により、内歯部材30に対して外歯部材40は、周回運動が押し留められた状態(回転留め状態)となる。
外周リング70は、上記したように、内歯部材30、外歯部材40、カム機構50の組付け状態を保持するものであって、内歯部材30および外歯部材40の外周形状に対応した略リング状に形成される。この外周リング70は、薄い鉄鋼板を打抜き加工および上記した半抜き加工することによって形成されるものである。この外周リング70は、図2に示すように、略リング状の一側周縁は内フランジ71を形成しており、この一側周縁とは逆側の他側周縁は接合側周縁72を形成している。内フランジ71は、内フランジ状に形成されるものであり、各部の組付け状態を保持するにあたり内歯部材30側から支持している。接合側周縁72は、内外への折曲形状を有さず、単に開口した形状で形成される。この接合側周縁72には、上記したダボ47の突出形状に対応した形状をなしてダボ47に対して溶接される凸状接合部73が設けられている。
すなわち、凸状接合部73は、上記したダボ47の突出形状に対応した形状をなしてダボ47に対して接合されるものである。具体的には、凸状接合部73は、接合側周縁72から周方向に沿って突出するように形成されるが、ダボ47を外歯部材40に形成するにあたって形成された内盤面側の窪んだ個所と合致するように、ダボ47の配設間隔および配設形状を鑑みて形成されている。これにより、外周リング70の凸状接合部73は、ダボ47の突出形状裏側48に、的確に収容されるかのように嵌め込むことができるようになっており、この突出形状裏側48に凸状接合部73を嵌め込めた状態で、凸状接合部73は突出形状裏側48に対して肉盛り溶接(符号91)される。
なお、図3に示すように、この外周リング70の凸状接合部73が、ダボ47の突出形状裏側48に対して溶接された場合には、この凸状接合部73の端縁(接合側周縁72)は、突出形状裏側48に当接した状態となっている。
このように構成された各部30,40,50は、次のようにして組み付けられ、外周リング70にて組付け状態が保持され、リクライニング装置25を構成する。
すなわち、外周リング70の内フランジ71側に内歯部材30を配置する。この後、この内歯部材30と噛合するように外歯部材40を組み付ける。この際、外歯部材40のダボ47の突出形状裏側48に、上記した外周リング70の凸状接合部73を嵌め込め、この嵌め込めた凸状接合部73をダボ47の突出形状裏側48に対して、適宜の肉盛り溶接(図3の符号91)によって溶接されている。このようにして、外周リング70は、外歯部材40と結合することとなり、内歯部材30と外歯部材40との組付け状態を外歯部材40と一体化して支持している。
その後に、上記した押圧摺動部材55,56を、外歯部材40の外側軸孔43と内歯部材30の筒部33との間に配設して、カム本体51を押圧摺動部材55,56間に挿し込み、ばね部材57を押圧摺動部材55,56(カム面当接用突出部55a,56aに係止)に対して取り付ける。その後、操作駆動軸80は、カム本体51の挿入孔52に挿入固定する。
このリクライニング装置25をシートクッションフレーム16に溶接するにあたっては、ダボ47をシートクッションフレーム16に設けられたダボ孔18に嵌め合せ、この嵌め合せた状態のダボ47をシートクッションフレーム16に適宜の肉盛り溶接(図3の符号92)によって溶接する。このようにして、この組み付けられたリクライニング装置25の外歯部材40は、シートクッションフレーム16に一体的に連結されることとなる。
また、このリクライニング装置25をシートバックフレーム17に溶接するにあたっては、ダボ37をシートバックフレーム17に設けられたダボ孔19に嵌め合せ、この嵌め合せた状態のダボ37をシートバックフレーム17に適宜の肉盛り溶接(図3の符号93)によって溶接する。このようにして、この組み付けられたリクライニング装置25の内歯部材30は、シートバックフレーム17に一体的に連結されることとなる。
このようにして設置されるリクライニング装置25によれば、内歯部材30と外歯部材40とが互いに偏心する位置に配置されることによって、外歯部材40の外周歯42は、内歯部材30の内周歯32に対して、互いの噛合い位置を周回移動させるよう移動するようになっている。これによって外歯部材40は内歯部材30に対して相対的に公転運動するかのように相対的に周回運動するようになる。なお、外歯部材40は、内周歯32に対する外周歯42の歯数差によって、内歯部材30に対して姿勢向きが漸次変動することとなる。具体的には、外歯部材40が内歯部材30に対して時計回り方向に周回運動すると、外歯部材40は内歯部材30に対して反時計回り方向に姿勢向きを漸次変動する。このように、外周歯42が内周歯32に対して互いの噛合い位置を周回移動することにより、外歯部材40が内歯部材30に対して相対的に周回運動し、これにより、これらの部材40,30に一体的に連結されたシートクッションフレーム16とシートバックフレーム17とは相対回転し、もってシートバック12の背凭れ角度を調整操作することができることとなる。
以上説明したリクライニング装置25によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、このリクライニング装置25によれば、外周リング70は、組付け状態時において外歯部材40側に位置する周縁を接合側周縁72として設定して外歯部材40に対して溶接するようになっており、接合側周縁72にはダボ47の突出形状に対応した形状をなしてダボ47に対して接合される凸状接合部73が設けられているので、シートクッションフレーム16およびシートバックフレーム17から受ける力によって組付け状態を保持する外周リング70に負荷がかかった場合には、この負荷を外周リング70の凸状接合部73から、この凸状接合部73に接合される外歯部材40のダボ47に、直接伝達することができる。
より具体的に言えば、凸状接合部73は、ダボ47の突出形状裏側に対して溶接されているので、外周リング70にかかる負荷を凸状接合部73からダボ47に対して直接伝達することができる。これによって、外歯部材40にかかる負荷を同一個所に集中させることができて、この外歯部材40を変形させようとするモーメントの発生を無くすことができる。したがって、車両用シート10に大荷重がかかって、フレーム16,17と結合する外歯部材40と内歯部材30に対しても互いの噛合が外れる軸方向(符号F1,F2参照)に大荷重がかかってしまう場合であっても、外歯部材40を変形させようとするモーメントの発生を無くして、外歯部材40を変形し難いようにし、もってリクライニング装置25としての強度を向上させる。
また、このリクライニング装置25によれば、外周リング70は、接合側周縁72に形成された凸状接合部73にて、外歯部材40に溶接固定されるようになるので、従前のように外歯部材140および内歯部材130の外周を覆うように外周リング70を配設することがなくなる。これによって、このように外周を覆うように配設されていた外周リング70分の嵩張りを減らすことができて、リクライニング装置25全体としてコンパクトなものとすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、上記した第1の実施の形態とは異なる、本発明を実施するための第2の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。この第2の実施の形態において説明する車両用シートの連結装置としてのリクライニング装置25Aは、上記した第1の実施の形態におけるリクライニング装置25と、外歯部材40および外周リング70の構成について相違する。つまり、外歯部材40および外周リング70以外の構成については、第1の実施の形態におけるリクライニング装置25と同様に構成されるので、上記した第1の実施の形態と全く同一に構成される個所については同一の符号を付して説明を省略し、以下においては、外歯部材40Aおよび外周リング70Aの構成について説明する。
図4は、第2の実施の形態となるリクライニング装置25Aの構成各部を示す分解斜視図である。図5は、図4に示すリクライニング装置25Aをシートクッションフレーム16およびシートバックフレーム17に設置した場合の回転軸線方向に沿った断面を示す断面図である。
図4および図5に示すように、リクライニング装置25Aを構成する外歯部材40Aは、ダボ47の外周に配設されていた外周縁49を有していない点で、上記した第1の実施の形態のリクライニング装置25を構成する外歯部材40と相違する。すなわち、この第2の実施の形態におけるリクライニング装置25Aを構成する外歯部材40Aは、嵌合用凸部としてのダボ47Aが外周に面するように形成されている。言い換えれば、外歯部材40Aは、上記した第1の実施の形態におけるダボ47の外周に配設されていた外周縁49は削除されるかのように形成されている。なお、この外歯部材40Aにあっては、上記した外周縁49が削除されてダボ47Aが外周に面するように形成されて点について上記第1の実施の形態における外歯部材40と相違するのみであり、その他の構成に関しては同様に構成されるので、同一に構成される個所については同一の符号を付して説明を省略する。
次に、リクライニング装置25Aを構成する外周リング70Aについて説明する。図4および図5に示すように、リクライニング装置25Aを構成する外周リング70Aは、凸状接合部73Aが上記したダボ47Aの突出形状に対応した形状をなしてダボ47Aに対して接合されるものである点については、上記した第1の実施の形態のリクライニング装置25を構成する外周リング70と一致する。しかしながら、この凸状接合部73Aは、ダボ47Aの一部を構成するように、ダボ47Aの外周面48Aに対して隣接配置され、この外周面48Aにレーザー溶接される。このため、凸状接合部73Aは、接合側周縁72Aから周方向に沿って突出するように形成されるが、ダボ47Aの外周形状と合致するように、ダボ47の配設間隔および配設形状を鑑みて形成されている。
なお、図5に示すように、この外周リング70Aの凸状接合部73Aが、ダボ47Aの外周面48Aに対して溶接された場合には、この凸状接合部73Aの端縁(接合側周縁72A)は、ダボ47Aの突出形状先端部49Aと面一の状態となるように位置し、このように溶接された外周リング70Aの凸状接合部73Aは、ダボ47Aの一部として機能する。つまり、ダボ47Aと凸状接合部73Aとによりダボ47Bを構成することとなる。
つまり、このリクライニング装置25Aをシートクッションフレーム16に溶接するにあたっては、ダボ47B(ダボ47A,凸状接合部73A)をシートクッションフレーム16に設けられたダボ孔18Aに嵌め合せ、この嵌め合せた状態のダボ47B(ダボ47A,凸状接合部73A)をシートクッションフレーム16に適宜の肉盛り溶接(図5の符号92A)によって溶接する。このようにして、この組み付けられたリクライニング装置25の外歯部材40は、シートクッションフレーム16に一体的に連結されることとなる。
以上説明したリクライニング装置25Aによれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、このリクライニング装置25Aによれば、外周リング70Aは、組付け状態時において外歯部材40A側に位置する周縁を接合側周縁72Aとして設定して外歯部材40Aに対して溶接するようになっており、接合側周縁72Aにはダボ47Aの突出形状に対応した形状をなしてダボ47Aに対して接合される凸状接合部73Aが設けられているので、シートクッションフレーム16およびシートバックフレーム17から受ける力によって組付け状態を保持する外周リング70Aに負荷がかかった場合には、この負荷を外周リング70Aの凸状接合部73Aから、この凸状接合部73Aに接合される外歯部材40Aのダボ47Aに、直接伝達することができる。
より具体的に言えば、凸状接合部73Aは、ダボ47Aの一部を構成するようにダボ47Aの外周面48Aに対して溶接されているので、外周リング70Aにかかる負荷を、凸状接合部73Aを含めたダボ47Aに対して直接伝達することができる。これによって、外歯部材40Aにかかる負荷を同一個所に集中させることができて、この外歯部材40Aを変形させようとするモーメントの発生を無くすことができる。したがって、車両用シート10に大荷重がかかって、フレーム16,17と結合する外歯部材40Aと内歯部材30に対しても互いの噛合が外れる軸方向(符号F1,F2参照)に大荷重がかかってしまう場合であっても、外歯部材40Aを変形させようとするモーメントの発生を無くして、外歯部材40Aを変形し難いようにし、もってリクライニング装置25Aとしての強度を向上させる。
また、この車両用シートのリクライニング装置25Aによれば、ダボ47Aは外歯部材40Aの外周に面して形成されており、凸状接合部はダボ47Aの一部を構成するようにダボ47Aの外周面48Aに対して溶接されているので、シートクッションフレーム16に対して嵌め合わされるダボ47Aを、リクライニング装置25Aの最外周に位置させるようにすることができる。つまり、従前まで形成されていたダボ47Aの外周に配設されていた外歯部材40Aの外周縁(第1の実施形態においては符号49)を削減することができつつ、外周リング70Aの配設領域も削減することができる。
これによって、リクライニング装置25A全体の外径を小さくすることができ、リクライニング装置25A全体としてコンパクトなものとすることができる。
なお、本発明に係る車両用シートの連結装置にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、上記した実施の形態におけるリクライニング装置25にあっては、外周リング70の凸状接合部73を外歯部材40のダボ47に対して接合させるにあたっては、肉盛り溶接にて接合するものであった。しかしながら、本発明に係る接合には、この例に限定されることなく、レーザー溶接やアーク溶接等の適宜の溶接が用いられるものであってよい。
また、上記した実施の形態におけるリクライニング装置25Aにあっては、外周リング70Aの凸状接合部73Aを外歯部材40Aのダボ47Aに対して接合させるにあたっては、レーザー溶接にて接合するものであった。しかしながら、本発明に係る接合には、この例に限定されることなく、肉盛り溶接、アーク溶接、あるいは溶接ではなく圧入等の適宜の接合方法が用いられるものであってよい。
また、上記した実施の形態におけるリクライニング装置25,25Aにあっては、複数の嵌合用凸部としてのダボ47は、円周方向に沿って延びるような略矩形の形状を有して4つ形成されるものであった。しかしながら、本発明に係る嵌合用凸部は、これに限定されるものではなく、適宜の形状および数を選択することができる。
また、上記した実施の形態におけるリクライニング装置25,25Aにあっては、一方の対象部材がシートバック12のシートバックフレーム17と設定し、他方の対象部材がシートクッション11のシートクッションフレーム16と設定し、内歯部材(第一回転部材)30がシートバックフレーム17に対して一体的に連結され、外歯部材(第二回転部材)40,40Aがシートクッションフレーム16に対して一体的に連結されるものであった。しかしながら、本発明に係る第一回転部材および第二回転部材は、これに限定されるものではなく、例えば、内歯部材(第一回転部材)がシートクッションフレームに対して一体的に連結され、外歯部材(第二回転部材)がシートバックフレームに対して一体的に連結されるものであってもよい。
また、上記した実施の形態においては、車両用シートの連結装置の例として、着座者の操作入力により電動でシートバック12の背凭れ角度を調整する、いわゆるパワー型のリクライニング装置25,25Aを取り上げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係る車両用シートの連結装置は、これに限定されることなく、例えば着座者の操作によりロック解除状態にし、着座者の着座姿勢でシートバックの背凭れ角度を調整する、いわゆるマニュアル型のリクライニング装置に適用することも可能である。
また、上記した実施の形態においては、車両用シートの連結装置の例として、シートクッション11とシートバック12とを連結するリクライニング装置25,25Aを取り上げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係る車両用シートの連結装置は、これに限定されることなく、例えば着座者の下腿部を下方側から持ち上げて支持するいわゆるオットマン装置等、車両用シートにおいて二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結するものであれば全てを含むものである。
10 車両用シート
11 シートクッション
12 シートバック
13 連結ロッド
16 シートクッションフレーム
17 シートバックフレーム
18,18A ダボ孔
19 ダボ孔
25,25A リクライニング装置(車両用シートの連結装置)
30 内歯部材
30r 中心点
31 内歯車
32 内周歯
33 筒部
34 内側軸孔
37 ダボ
40,40A 外歯部材
40r 中心点
41 外歯車
42 外周歯
43 外側軸孔
47,47A ダボ
48 突出形状裏側
48A 外周面
49 外周縁
49A 突出形状先端部
50 カム機構
51 カム本体
52 挿入孔
53a,53b カム面
55,56 押圧摺動部材
55a,56a カム面当接用突出部
57 ばね部材
57a,57b 係止用折曲部
70,70A 外周リング
71 内フランジ
72,72A 接合側周縁
73,73A 凸状接合部
80 操作駆動軸

Claims (3)

  1. 二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置であって、
    一方の対象部材に一体的に連結される第一回転部材と、前記第一回転部材の外径の長さ以上の長さの外径を有して該第一回転部材と相対回転し且つ他方の対象部材と一体的に連結される第二回転部材と、これら第一回転部材および第二回転部材を含めた各部の組付け状態を保持する外周リングとを備え、
    前記第二回転部材には、他方の対象部材と一体的に連結するにあたって、該他方の対象部材に設けられた嵌合用凹部に嵌め合わせられ溶接される嵌合用凸部が設けられており、
    前記外周リングは、組付け状態時において前記第二回転部材側に位置する周縁を接合側周縁として設定して前記第二回転部材に対して接合するようになっており、
    前記接合側周縁には、前記嵌合用凸部の突出形状に対応した形状をなして該嵌合用凸部に対して接合される凸状接合部が設けられていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの連結装置において、
    前記凸状接合部は、前記嵌合用凸部の突出形状裏側に対して溶接され接合していることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  3. 請求項1に記載の車両用シートの連結装置において、
    前記嵌合用凸部は、前記第二回転部材の外周に面して形成されており、
    前記凸状接合部は、前記嵌合用凸部の一部を構成するように該嵌合用凸部の外周面に対して接合していることを特徴とする車両用シートの連結装置。
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