JP4201327B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳み可能な物品収納容器(折り畳みコンテナ)に関し、特にコンテナの段積み時における荷重の支持伝達構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
折り畳みコンテナの特徴は、保管時や運搬時等の未使用時に折り畳むことで嵩張らせないと共に、折り畳まれた各コンテナを複数個垂直に段積みすることで保管等が楽になる点にある。但し、段積み時、各段のコンテナには、その上段に積み上げられたコンテナの全荷重がかかることから、機能面での不都合を生じることなく確実に上段コンテナの荷重を支持伝達可能な構造をどのように設計するかは、折り畳みコンテナにおける重要テーマとなっている。
【0003】
特許文献1の蓋付き折り畳みコンテナでは、蓋の上面の四辺の端縁に沿って突条を突設すると共に、コンテナ本体底面には前記蓋の突条によって囲まれる部分より狭い範囲で接地部を突設している。そして、段積み時には、上段コンテナの底面接地部を下段コンテナの蓋上面の突条の内側に嵌め込むと共に、蓋上面の突条によって上段コンテナの荷重を支えている。
【0004】
特許文献2では、段積み時の荷重が災いして、折り畳み状態にあるコンテナの上枠を構成する側壁の下縁部と、当該コンテナの底板を構成する立ち上がり体の上縁部とが一致しなくなり、上枠の側壁が底板の立ち上がり体の外側に被さる事態(いわゆる底板に対する上枠の食い込み(又は食い違い))を未然防止せんとの問題意識の下に、上枠及び底板の構造を工夫している。具体的には、上枠の内壁下縁部に広巾部を形成すると共に、底板の内壁上縁部であって前記上枠広巾部と上下に対応する位置に広巾部を形成し、折り畳み時には、上枠及び底板の縁部同士、並びに、上枠広巾部及び底板広巾部が互いに当接するようにして、底板に対する上枠の食い込みを防止している。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−147534号公報 (図1及び図3)
【特許文献2】
特開平8−113236号公報 (要約、第0006〜0007段落、図1,図4,図5,図11及び図12)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のように蓋上面の突条で上段コンテナの荷重を支える構造を採用すると、少なくとも当該突条部分については高い剛性及び強度を確保できるような蓋形状の設計が必要になる。また、蓋上面の突条で荷重を受け止めたとしても、その荷重は結局のところ、蓋を取り付けている矩形枠状の口枠(上枠)に伝達する必要があり、蓋から口枠への荷重伝達が確実となるような蓋及び口枠の形状設計が必要になる。それ故、蓋を設計する際の制約が大きくなるばかりか蓋の構造が複雑化する虞れもある。
【0007】
特許文献2のように、コンテナを構成する上枠及び底板に対しそれぞれ対応する広巾部を付与することは、上枠及び底板双方の構造を複雑化する。また、特許文献2の対策は、上枠及び底板における四つの辺部の各々の中央部付近で荷重を伝達するとの前提に立つものである。
【0008】
本発明は、主として上枠のコーナー部で上段コンテナの荷重を受承することにより、コンテナ構成部材の構造の複雑化を極力回避しながら、機能面での不都合を生じることなく上段コンテナの荷重を確実に支持できる折り畳みコンテナを提供することを目的とする。また、上段コンテナの荷重を受承する上枠コーナー部の強度を向上させるための合理的対策を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、平面矩形状且つ枠状の上枠と、平面矩形状の底板と、底板の外縁部から上方に起立した底部側壁と、上枠のうち底部側壁の真上に配置された上部側壁と、上枠と底板との間にあって折り畳み可能に構成された複数の側板とを具備し、折り畳み時に底部側壁の上面と上部側壁の下面とが当接してできる内部空間に複数の側板を収納可能な折り畳みコンテナであって、底板の下面における各辺に段差部を形成して、その段差部より内側部分を下方に突出した下端突出部とし、段積み時に上段コンテナの下端突出部の側面に下段コンテナの上枠が係止して横ずれを防ぐ折り畳みコンテナにおいて、上枠の平面矩形状のうち縦横の何れか一方向で対向した1対の第1対向辺部に形成されて、段積み時に上段コンテナの荷重を支持する第1の支持突部と、上枠のうち第1対向辺部以外の1対の第2対向辺部に形成されて、段積み時に上段コンテナの荷重を支持する第2の支持突部とが、共に上部側壁を上方に延長した壁部を含んでなりかつ上枠の各コーナー部に設けられ、第1の支持突部は、各コーナー部に偏在して上段コンテナにおける下端突出部の下面に当接する一方、第2の支持突部が、上段コンテナにおける底板の段差部に当接するように第1と第2の支持突部に高低差が設けられ、下端突出部には、その側面から側方に突出して下段コンテナにおける第1の支持突部に下方から支持される膨出部が設けられ、上枠における1対の第1対向辺部には、第1の支持突部によりコーナー部から離れた位置に配置されて上段コンテナにおける下端突出部の側面に係止し、1対の第2対向辺部の対向方向で上段コンテナの横ずれを規制する横ズレ規制用突部が設けられ、横ズレ規制用突部の上面と上段コンテナにおける下端突出部の外側に位置した底板の下面との間に隙間が形成されるように横ズレ規制用突部と第1及び第2の支持突部との間の高低差を設定したことを特徴とする折り畳みコンテナである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載の折り畳みコンテナにおいて、前記上枠のうち前記1対の第2対向辺部の上端部に、1対の蓋が回動可能に連結される一方、前記1対の第1対向辺部の上端部に、閉塞した状態の前記蓋を下方から支持する蓋載置面が形成されると共に、前記各蓋の上面と前記上段コンテナの下面との間に隙間が形成されるように前記蓋の厚さと前記第1及び第2の支持突部との間の高低差が設定され、前記横ズレ規制用突部は、前記蓋載置面から突出しかつ前記各第2対向辺部のそれぞれに1対ずつ設けられ、前記各蓋には、閉塞時に前記横ズレ規制用突部が貫通する貫通孔が形成されたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の折り畳みコンテナにおいて、前記第2の支持突部の一部を、前記第2の支持突部全体より内側に突出させて前記下端突出部の側面に係止可能とし、前記1対の第1対向辺部の対向方向で前記上段コンテナの横ずれを規制する第2の横ズレ規制用突部を設けたこと特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の折り畳みコンテナにおいて、前記下端突出部の前記膨出部には、前記下端突出部のうち前記第2の横ズレ規制用突部が係止する側面から屈曲して、前記第2の横ズレ規制用突部から離れる側に傾斜した傾斜側面が形成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の折り畳みコンテナにおいて、前記上枠のコーナー部の一側面には、横方向に開口した凹部が形成されると共に、前記第2の支持突部の少なくとも一部は、前記凹部の直上に位置しかつ、前記凹部を区画する略水平な上側内壁面に対してほぼ直角に垂立する複数の垂立壁で構成されことを特徴とする。
【0014】
(請求項1〜5に共通の作用)
本発明によれば、コンテナの折り畳み時には、上枠の各コーナー部の下端が底板の各コーナー部の上端にそれぞれ接触することで、上枠が底板の上に安定支持されてコンテナの折り畳み状態が実現される。このような折り畳み状態にあるコンテナを複数個垂直方向に段積みした場合、上段コンテナの荷重は、その底板の各コーナー部を介して、下段コンテナの上枠の各コーナー部に設けられた第1及び第2の支持突部に支持伝達される。即ち、折り畳んだコンテナを複数個垂直方向に段積みしたときの上段からの荷重は、一貫して各段における上枠及び底板のコーナー部によって支持伝達される。特に矩形枠形状をした上枠にあっては、辺中央部よりもコーナー部の方が強度及び剛性が高いため、上枠のコーナー部及びそこに設けられた第1及び第2の支持突部に荷重を負荷させることで、耐荷重性が従来よりも向上する。
【0015】
(付記)本発明の更に好ましい態様や追加的構成要件を以下に列挙する。
前記請求項4又は5において、前記複数の垂立壁はそれぞれの両端部において相互連結されていること。前記請求項4又は5において、前記複数の垂立壁はそれぞれの中央部において相互連結されていること。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に従う折り畳みコンテナを図面を参照して説明する。
図1は、折り畳みコンテナを組み立てた状態での概略を示す。図1に示すように、コンテナは、平面矩形状且つ枠状の上枠1、その上枠1に対応する平面矩形状をなす底板3、上枠1と底板3との間で対向関係にある一対のあおり板(短側板)5、同じく対向関係にある一対の折り板(長側板)7、及び、上枠1に対し開閉可能に装着された一対の蓋9を備えている。これらコンテナ構成部材(1,3,5,7及び9)は合成樹脂等のプラスチックで作られている。
【0017】
各あおり板5は、取付軸5aによって上枠1に対し回動可能に取り付けられている。各折り板7は、上下二つの板片(長側上板71及び長側下板72)を連結部73にて内側に折れ曲がり得るように連結して構成されている。長側上板71は取付軸71aによって上枠1に対し回動可能に取り付けられ、長側下板72は取付軸72aによって底板3に対し回動可能に取り付けられている。それ故、長側上板71及び長側下板72が一つの垂立面状態となるように各折り板7を延ばした状態で各あおり板5を垂立させれば、図1のようにコンテナが組み立てられる。逆に、各あおり板5を上枠1の内側に傾倒させた後、各折り板7を連結部73にて内側に折り曲げれば、図2、図3及び図4に示すようにコンテナが折り畳まれる。なお、折り畳み時には、上枠1の下端が底板3の上端に接触する共に、その際に上枠1と底板3との間に確保される内部空間に、二枚のあおり板5及び折り曲げ状態の二つの折り板7が収納される。
【0018】
本発明の要部は上枠1及び底板3にあるので、これらの構成及び作用に力点をおいて以下説明する。尚、図3は、折り畳み状態にあるコンテナの一コーナー部を上枠側から見た斜視図であり、図4は、同じく折り畳み状態にあるコンテナの一コーナー部を底板側から見た斜視図である。
【0019】
図5(A)及び図6(A)は、上枠1を二つの中心分割線X及びYで4分割したときの4分の1隅を図示する。上枠1は、中心分割線X及びYの各々に対して対称形をなす。各図からわかるように、上枠1は平面矩形状の枠体であり、対向関係にある一対の短辺部11(本発明の「第1対向辺部」に相当する)及び一対の長辺部21(本発明の「第1対向辺部」に相当する)から構成される。短辺部11と長辺部21との連結部分には、都合4つのコーナー部が形成される。短辺部11は所定厚さの側壁12(本発明の「上部側壁」に相当する)及び上壁13を備え、その内部は中空となっている(図6(C),(D)参照)。同様に、長辺部21は所定厚さの側壁22及び上壁23を備え、その内部は中空となっている(図5(C),(D)参照)。コンテナの組み立て時、上枠の各短辺部11は各あおり板5の直上に位置し、各長辺部21は各折り板7の直上に位置する。尚、説明の便宜上、コンテナを三次元直交座標系にあてはめた場合における二つの水平方向をそれぞれ短辺方向及び長辺方向と呼ぶことにする(図1,図5及び図6参照)。
【0021】
なお、各蓋9には、蓋閉時に横ズレ規制用突部16を通すための貫通孔91が形成されており(図3参照)、蓋9と横ズレ規制用突部16とが相互干渉して蓋の開閉を阻害するようなことはない。
【0022】
上枠長辺部21の上壁23の上面24も、前記短辺部上面14と同じ高さに設定されて上枠1における一つの基準面(上基準面)をなしている。長辺部21の両端各部(上枠コーナー部の一部分)には、長辺部上面24よりも上方に突出する第2の支持突部25が設けられている。また、長辺部上面24には前記第2支持突部25と連続する隣接位置において、第2支持突部25と同じ高さを持つ第2の横ズレ規制部26が設けられている。この第2の横ズレ規制部26は、段積み時に上段のコンテナが短辺方向に横ズレするのを防止する目的で設けられ、上段コンテナの底板3の一部と当接可能である。
【0023】
更に、長辺部21の辺中央域には、複数の軸支部27が設けられている。これら軸支部27は、各蓋9の端縁に形成された軸着部92(図2(B)及び図3参照)と共に一種の蝶番を構成して、上枠1に対し蓋9を回動可能に軸支する部位である。尚、各軸支部27は第2支持突部25と同じ高さに設定されており、段積み時に上段コンテナを支える際の補助的な荷重支持部としても機能する。
【0024】
図5(B)に示すように、上枠の短辺部上面14を高さ基準(即ち上基準面)とした場合における第1支持突部15の突出高h1、第2支持突部25の突出高h2(これは第2の横ズレ規制部26及び軸支部27の突出高でもある)、並びに横ズレ規制用突部16の突出高h3は、h1<h3<h2の関係に設定されている。つまり、第2支持突部25は、(h2−h3)の高低差分だけ横ズレ規制用突部16よりも高くなっている。また、第1支持突部15の突出高h1及び第2支持突部25の突出高h2はいずれも、上枠1の短辺部上面14に蓋9を載置した場合における該蓋9の上面よりも高くなるように設定されている。
【0025】
他方、図1,2及び4に示すように、底板3は平面矩形状をなすと共に、矩形状の四辺に対応した4つの垂直側面を有し所定の高さを持つ。この底板3の4つの垂直側面の各々は、上枠の側壁(12,22)と同様に所定厚さの側壁31(本発明の「下部側壁」に相当する)で構成されており、隣り合う側壁31の連結部には、都合4つのコーナー部が形成される。そして、4つの側壁31で囲まれた内側領域には、側壁31の高さにほぼ対応した比較的浅い凹状空間が区画されている。コンテナの折り畳み時には、主として上枠1及び底板3の各コーナー部において、底板3の側壁31の上端縁に対し上枠1の側壁12,22の下端縁が接触することで、上枠1が底板3の上に安定支持されると共に、上枠1と底板3との間には前記あおり板5及び折り板7を収納する内部空間が確保される。
【0026】
底板3の底部(下部)の各辺は、高さが段違いとなるように形成されている。具体的には図2及び図4に示すように、底板3の底部(下部)には、底板における最底端面(即ち地面に直置きする場合の接地面)32aを提供する下端突出部32と、その下端突出部32の四方を取り囲むと共に下端突出部32よりも少し高く位置する段差部33とが設けられている。底板3の各側壁31の下端縁は、段差部33の周縁につながっている。また、底板の下端突出部32の4つの側面34は、段差部33から垂直に延びる面として形成されており、これらの面34の一部が、前記上枠の横ズレ規制用突部16と接触可能な規制面341および第2の横ズレ規制部26と接触可能な規制面342を提供する。
【0027】
更に、底板3の底部(下部)の各コーナーには膨出部35が設けられている。この膨出部35は、あたかも下端突出部32の一側面から段差部33の上方に張り出すように、あるいは段差部33から下端突出部32の側方に盛り上がるように形成されている。この膨出部35の最下端面35aと下端突出部32の最底端面32aとは面一であり、段差部33(即ち各側壁31の下端縁)を基準とした膨出部35の実質的な高さh4(図4参照)は、前記突出高h2及びh1(図5(B)参照)の差に相当する(h4=h2−h1)。図4に示すように、膨出部35と、それに隣接する段差部33の一部(33A)とによって、底板3の底部(下部)におけるコーナー部が構成されている。
【0028】
さて、図1の組み立て状態にあるコンテナにおいて、各あおり板5を上枠1の内側に傾倒させると共に各折り板7を連結部73にて内側に折り曲げることで、図2等に示すようにコンテナが折り畳まれる。このとき上枠1及び底板3の各コーナー部において、上枠の各コーナー部を構成する側壁12,22の下端縁が、それと対向する底板の側壁31の上端縁に対し当接する。また、上枠の長辺部21を構成する側壁22の下端縁の全体が、それと対向する底板の側壁31の上端縁に対し当接する。こうして底板3の側壁31上に上枠1が支持されると共に、その際に上枠1と底板3との間に確保される内部空間に二枚のあおり板5及び折り曲げ状態の二つの折り板7が収納される。
【0029】
このように折り畳まれたコンテナが複数個垂直方向に段積みされる場合には、下段コンテナの上枠1の各コーナー部に位置する第1及び第2の支持突部15,25上に、上段コンテナの底板3の各コーナー部が載せられる。具体的には、下段コンテナ上枠1の第1支持突部15の上には、上段コンテナ底板3の膨出部35が載せられると共に、下段コンテナ上枠1の第2支持突部25の上には、前記膨出部35と共に上段コンテナ底板3のコーナー部を構成する段差部の一部33A(図4参照)が載せられる。基本的に、下段コンテナ上枠1と上段コンテナ底板3との間のコーナー部同士の当接だけで、垂直方向への荷重の伝達及び支持が達成されるが、本実施形態のコンテナでは、段積み時、下段コンテナ上枠1の長辺部21上端の軸支部27上にも、それと対向する上段コンテナ底板3の段差部33(より具体的には側壁31の下端縁)が当接して、垂直方向への荷重の伝達及び支持を補助する。
【0030】
なお、複数コンテナの段積み時には、上段コンテナ底板3の下端突出部の側壁34が下段コンテナ上枠1の各横ズレ規制部16,26に近接配置される。具体的には、下段コンテナ上枠1の短辺部11に設けられた各横ズレ規制用突部16の内側面に対向するように上段コンテナ底板3の下端突出部側壁34における規制面341が近接配置され、下段コンテナ上枠1の長辺部21に設けられた各第2の横ズレ規制部26の内側面に対向するように上段コンテナ底板3の下端突出部側壁34における規制面342が近接配置される。その結果、横ズレ規制用突部16と規制面341との相互規制関係により、上下に隣り合うコンテナ間における長辺方向への横ズレが防止され、且つ、第2の横ズレ規制部26と規制面342との相互規制関係により、上下に隣り合うコンテナ間における短辺方向への横ズレが防止される。
【0031】
このように本実施形態では、折り畳まれた複数個のコンテナを垂直方向に段積みする場合に、上段コンテナの荷重を主として、その底板1の各コーナー部を介して下段コンテナの上枠1の各コーナー部に設けられた支持突部15,25に伝達するような構造を採用したので、段積み時における上段からの荷重は、一貫して各段における上枠1及び底板3のコーナー部によって支持伝達される。矩形枠形状をした上枠1にあっては、辺部中央よりもコーナー部の方が強度及び剛性が高いため、上枠1のコーナー部及びそこに設けられた支持突部15,25に荷重を負荷させることは、耐荷重性を高める意味で非常に有利である。
【0032】
加えて本実施形態では、上枠短辺部11に設けた横ズレ規制用突部16の突出高h3を上枠コーナー部の長辺部側に設置した第2支持突部25の突出高h2よりも低く設定することにより、段積み時に、上段コンテナ底板3の段差部33の下面と、下段コンテナ上枠1の横ズレ規制用突部16の上端との間に、前記二つの突出高差(h2−h3)に相当する隙間が確保され、横ズレ規制用突部16が上段コンテナの荷重を直接受け止めないようにした。その反射効として、段積み時に前記横ズレ規制用突部16を介して上枠の短辺部11が下に押されることがなくなり、底板3に対する上枠1の食い込みが未然に回避される。
【0033】
この点について、図7の仮想事例(比較例)と比較しながら簡単に説明する。もし仮に図7に示すように、コンテナの折り畳み時に、上枠短辺部11の横ズレ規制用突部16の直下における短辺部側壁12の下端縁が、底板3の側壁31の上端縁に当接する構造であり、なお且つ、段積み時に横ズレ規制用突部16が上段コンテナの荷重を受け止める構造であったと仮定する。図7のような構造の場合、段積み時に上からの荷重がかかったとき、その荷重が横ズレ規制用突部16を介して上枠短辺部11に直接伝達される。横ズレ規制用突部16が上枠のコーナー部から離れた位置に設けられていることもあって、上枠短辺部11の中央域は上からの荷重を受けてたわみやすい。このため、上からの荷重によって上枠短辺部の側壁12が下に押される傾向にあり、図7に仮想線で示すように上枠短辺部の側壁12が外ぶくれして底板3の側壁31の外側に覆い被さってしまうことがある。このことが、上枠1と底板3との間における側壁同士の食い込み(又は食い違い)を生む。これに対し、本実施形態では、上枠短辺部11の横ズレ規制用突部16が上段コンテナの荷重を直接受け止めることがないため、段積みに起因して上枠1と底板3との間で食い込みを生じることがない。
【0034】
また、本実施形態のコンテナによれば、段積み時の荷重は各段のコーナー部を介して確実に接地面に伝達され、各段のコンテナの上枠1(特に辺部)を変形させるように働くことがない。仮に段積み時の荷重に起因してコンテナの上枠1が変形すると、コンテナを折り畳み状態から組み立て状態に移行させる場合に、例えばあおり板5がスムーズに回動せずうまく垂立させることができない等の機能障害を生じる虞れがある。この点、本実施形態のコンテナでは、そもそも上枠1の変形が起きないので、かかる機能障害を心配する必要がない。
【0035】
次に、上枠1の各コーナー部に設けられた第2の支持突部25とその周辺構造について説明する。特に図3及び図4に示すように、上枠コーナー部の長辺部側の側壁22には、所定の横方向(短辺方向)に開口した二つの凹部28が形成され、両凹部28は直立した仕切壁29によって分離されている。これら凹部28は上枠1の軽量化を図るための肉抜きであるにとどまらず、一方の凹部28内には、あおり板5の取付軸5aを支えるためのスリーブ状の軸支部51が形成されており、軸支部51の収容空間としての役割をも担う。凹部28の各々を区画している五つの内壁面のうちの上側内壁面28aはほぼ水平に形成され、前記第2支持突部25の底壁部の底面ともなっている。即ち、第2支持突部25は、各凹部の上側内壁面28aを間に挟んで両凹部28の直上に位置する。
【0036】
図3,図4及び図5(D)からわかるように、第2支持突部25は、前記凹部の上側内壁面28aに対してほぼ直角に垂立する二つの垂立壁41,42を備えている。これら二つの垂立壁41,42はそれぞれが長辺方向に延びると共に、互いに所定間隔を隔てて平行に設けられている。両垂立壁41,42の両端部は上枠の肉部43,44で連結され、両垂立壁41,42の中央部は、前記仕切壁29の上方延長上に位置する中央連結部45で連結されている。
【0037】
即ち、第2支持突部25は、凹部28の上側内壁面28aを底面とする底壁部と、二つの垂立壁41,42と、両垂立壁を連結する両端の肉部43,44及び中央連結部45から構成されている。その結果、中央連結部45の両側には、二つの垂立壁41,42間に確保される空間領域としての凹状の肉抜き部46が形成される。そして、特に図4,図5(D)及び図6(B)に示すように、各肉抜き部46の底壁部(つまり第2支持突部25と凹部28との境界部としての凹部上側内壁面28aを底面とする底壁部)には、垂直方向に延びる連通孔47がそれぞれ貫通形成されている。各連通孔47は、それぞれ対応する肉抜き部46と凹部28とを連通させる。
【0038】
このように本実施形態では、凹部28の直上に位置する第2支持突部25が、凹部上側内壁面28aに対し直角な一対の垂立壁41,42で構成されることにより、第2支持突部25の重量増大を回避しながら第2支持突部25ひいては上枠コーナー部(具体的には各凹部28の上側壁部分)の強度アップが図られ、段積み時における荷重の支持伝達部位としての耐久性等が飛躍的に向上する。
【0039】
また、第2支持突部25を一対の垂立壁41,42による二重壁構造としたことで、コンテナの水洗時等に前記各肉抜き部46に水(あるいは埃やゴミ等)が進入することが考えられるが、各肉抜き部46の底壁部分に連通孔47を貫通形成したため、各肉抜き部46に水等が進入した場合でも、その進入した水等を連通孔47及び凹部28を介してコンテナの外に排出することができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の構成によれば、上枠のコーナー部に第1と第2の支持突部を設け、上枠及び底板のコーナー部を荷重の支持伝達のための主たる部位として機能させるという比較的簡素な構造を採用することで、段積み時における上段コンテナの荷重を確実に支持することが可能になると共に、機能障害に結びつくようなコンテナ構成部材の変形を防止することができる。また、上枠の辺部中央付近は荷重の支持伝達のための主たる部位ではなくなるため、従来例(及び前記比較例)にありがちな底板に対する上枠の食い込みが生じることはなく、食い込みを未然防止できる。
【0041】
また、段積み時、上段コンテナの荷重が下段コンテナの上枠各コーナー部の支持突部により受承される一方で、上段コンテナの底板と下段コンテナの上枠の横ズレ規制用突部(16)との間には、支持突部と横ズレ規制用突部との間の突出高差(h2−h3)に相当する隙間が確保され、横ズレ規制用突部が上段コンテナの荷重を直接受け止めることがない。このため、横ズレ規制用突部を介して上枠の辺部が下に押されることに起因するところの底板に対する上枠の食い込みを確実に回避できる。
【0042】
請求項2の構成によれば、上枠の蓋載置面に蓋を載置した状態(即ち蓋閉時)にある各コンテナを複数個垂直方向に段積みしても、上段コンテナの荷重は下段コンテナの支持突部によって受承され、蓋が荷重の支持伝達に関与することがない。このため、蓋の薄肉化、軽量化又は構造の簡素化を図ることができる。また、各蓋には、蓋閉時に横ズレ規制用突部を通すための貫通孔が形成されているので、蓋と横ズレ規制用突部とが相互干渉して蓋の開閉を阻害するようなことはない。
請求項3の構成によれば、第2の支持突部の一部を内側に突出させてなる第2の横ズレ規制用突部によって、段積み時に上段コンテナの横ずれを規制することができる。また、請求項4の構成によれば、下端突出部の膨出部は、下端突出部のうち第2の横ズレ規制用突部が係止する側面から屈曲して、第2の横ズレ規制用突部から離れる側に傾斜した傾斜側面を有した形状になっているので、段積み時に膨出部と第2の横ズレ規制用突部とが干渉し難くなる。
【0043】
請求項によれば、上枠に設けられた第2の支持突部の少なくとも一部が、上枠コーナー部の一側面において横方向に開口した凹部の直上に存在しているにもかかわらず、その支持突部を複数の垂立壁で構成することで、第2の支持突部の重量増大を回避しながら第2の支持突部ひいては上枠コーナー部の強度アップを図ることができる。従って、第2の支持突部及び上枠コーナー部は、荷重の支持伝達部位としての耐久性及び衝撃性が向上して破損し難くなる。
【0044】
請求項5によれば、連通孔を介して、支持突部を構成している複数の垂立壁間に確保される空間領域と、上枠コーナー部の一側面に開口形成された凹部とが垂直方向に連通されるため、前記空間領域に例えば水や埃等が進入した場合でも、その進入物を連通孔及び凹部を介してコンテナの外に排出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立て時における折り畳みコンテナの概略を示す斜視図。
【図2】折り畳まれたコンテナの(A)は短辺側の側面図、(B)は長辺側の側面図。
【図3】折り畳まれたコンテナのコーナー部上側を示す斜視図。
【図4】折り畳まれたコンテナのコーナー部下側を示す斜視図。
【図5】(A)は上枠の4分の1を示す平面図、(B)は同じ上枠の短辺側の側面図、(C)はA−A線拡大断面図、(D)はB−B線拡大断面図。
【図6】(A)は上枠の4分の1を示す平面図、(B)は同じ上枠の長辺側の側面図、(C)はC−C線拡大断面図、(D)はD−D線拡大断面図。
【図7】仮想事例(比較例)における図6(D)相当の断面図。
【符号の説明】
1…上枠、3…底板、5…あおり板(短側板)、7…折り板(長側板)、9…蓋、14…上枠短辺部上壁の上面(上基準面)、15…第1の支持突部、16…横ズレ規制用突部、24…上枠長辺部上壁の上面(上基準面)、25…第2の支持突部(凹部28の直上に位置する支持突部)、28…上枠のコーナー部一側面にて横方向に開口した凹部、28a…凹部の上側内壁面、41,42…第2の支持突部を構成する垂立壁、46…肉抜き部(複数の垂立壁間に確保される空間領域)、47…連通孔、h1…第1の支持突部15の突出高、h2…第2の支持突部25の突出高、h3…横ズレ規制用突部16の突出高。

Claims (5)

  1. 平面矩形状且つ枠状の上枠と、平面矩形状の底板と、前記底板の外縁部から上方に起立した底部側壁と、前記上枠のうち前記底部側壁の真上に配置された上部側壁と、上枠と底板との間にあって折り畳み可能に構成された複数の側板とを具備し、折り畳み時に前記底部側壁の上面と前記上部側壁の下面とが当接してできる内部空間に複数の側板を収納可能な折り畳みコンテナであって、
    前記底板の下面における各辺に段差部を形成して、その段差部より内側部分を下方に突出した下端突出部とし、段積み時に上段コンテナの前記下端突出部の側面に下段コンテナの前記上枠が係止して横ずれを防ぐ折り畳みコンテナにおいて、
    前記上枠の平面矩形状のうち縦横の何れか一方向で対向した1対の第1対向辺部に形成されて、段積み時に上段コンテナの荷重を支持する第1の支持突部と、前記上枠のうち前記第1対向辺部以外の1対の第2対向辺部に形成されて、段積み時に上段コンテナの荷重を支持する第2の支持突部とが、共に前記上部側壁を上方に延長した壁部を含んでなりかつ前記上枠の各コーナー部に設けられ、
    前記第1の支持突部は、前記各コーナー部に偏在して前記上段コンテナにおける前記下端突出部の下面に当接する一方、前記第2の支持突部が、前記上段コンテナにおける前記底板の前記段差部に当接するように前記第1と第2の支持突部に高低差が設けられ、
    前記下端突出部には、その側面から側方に突出して前記下段コンテナにおける前記第1の支持突部に下方から支持される膨出部が設けられ、
    前記上枠における前記1対の第1対向辺部には、前記第1の支持突部によりコーナー部から離れた位置に配置されて前記上段コンテナにおける前記下端突出部の側面に係止し、前記1対の第2対向辺部の対向方向で前記上段コンテナの横ずれを規制する横ズレ規制用突部が設けられ、
    前記横ズレ規制用突部の上面と前記上段コンテナにおける前記下端突出部の外側に位置した前記底板の下面との間に隙間が形成されるように前記横ズレ規制用突部と前記第1及び第2の支持突部との間の高低差を設定したことを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 前記上枠のうち前記1対の第2対向辺部の上端部に、1対の蓋が回動可能に連結される一方、前記1対の第1対向辺部の上端部に、閉塞した状態の前記蓋を下方から支持する蓋載置面が形成されると共に、前記各蓋の上面と前記上段コンテナの下面との間に隙間が形成されるように前記蓋の厚さと前記第1及び第2の支持突部との間の高低差が設定され、
    前記横ズレ規制用突部は、前記蓋載置面から突出しかつ前記各第2対向辺部のそれぞれに1対ずつ設けられ、
    前記各蓋には、閉塞時に前記横ズレ規制用突部が貫通する貫通孔が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナ。
  3. 前記第2の支持突部の一部を、前記第2の支持突部全体より内側に突出させて前記下端突出部の側面に係止可能とし、前記1対の第1対向辺部の対向方向で前記上段コンテナの横ずれを規制する第2の横ズレ規制用突部を設けたこと特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳みコンテナ。
  4. 前記下端突出部の前記膨出部には、前記下端突出部のうち前記第2の横ズレ規制用突部が係止する側面から屈曲して、前記第2の横ズレ規制用突部から離れる側に傾斜した傾斜側面が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の折り畳みコンテナ。
  5. 前記上枠のコーナー部の一側面には、横方向に開口した凹部が形成されると共に、前記第2の支持突部の少なくとも一部は、前記凹部の直上に位置しかつ、前記凹部を区画する略水平な上側内壁面に対してほぼ直角に垂立する複数の垂立壁で構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の折り畳みコンテナ。
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