JP4198549B2 - 駐車場の出場処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場出口から離れた場所に事前精算機を備えると共に、料金未精算の利用者から駐車料金を徴収する係員を駐車場出口の料金徴収所に配置する駐車場の出場処理装置に関する
【0002】
【従来の技術】
駐車場の出場管理形態として、駐車場からの出場をスムーズに行うために、駐車場出口に出場判定機を設置し、出場判定機で出場の可否判定処理を行い、出場条件を満たした利用者であれば出場ゲートを開放することで、料金精算せずに車両を出場させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、このように駐車場からの出場をスムーズに行うための出場判定機を利用する出場管理形態として、駐車場出口に出場判定機と係員を配置した料金徴収所を併設するものが従来からある。
【0004】
図6に、かかる出場管理形態の駐車場の概略構成を示す。
駐車場1の出口2から離れた場所に事前精算機3を設置する一方、駐車場1の出口2には、出場判定機4と、係員を配置した料金徴収所5と、出場ゲート6を設ける。
【0005】
駐車場を出場する際は、事前精算機3で精算済みの利用客の場合は、事前精算機3で精算完了情報が記録されて返却された例えば駐車券を出場判定機4に挿入し、駐車券の記録情報に基づいて出場判定機4が出場可否の判定処理を行い、出場ゲート6を開放する。一方、事前精算機3で精算処理していない利用客の場合は、料金徴収所5の係員に駐車券を手渡し、係員が料金徴収所5に設備した計算機7で駐車券の記録情報を読取り駐車料金を計算し、係員が徴収して出場ゲートを開放する。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−198829号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような事前精算機3で事前に精算して出場するシステムでは、精算してから出場するまで時間的なずれがある。このため、出場猶予時間を予め設定し、事前精算機3で精算済み情報に加えて精算時刻を駐車券に記録し、出場判定機では、精算済みか否かと共に精算時刻と現在時刻から出場猶予時間が超過しているか否かを判定して出場の可否を判定している。このため、精算済みでも出場猶予時間が超過した場合は追徴金が発生し、再度精算が必要となる。このような場合、従来では、利用者が出場判定機4に駐車券を挿入すると、未精算と判定されて駐車券が返却され、返却された駐車券を料金徴収所5の係員に手渡して計算機7で精算することになる。このため、利用者にとっては出場判定機4に駐車券を挿入した後、また、駐車券を係員に手渡さなければならず、二度手間になり煩わしいという問題がある。
【0008】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、時間超過により追徴金が発生するような場合でも、駐車券類の挿入動作だけで出場を可能とする駐車場の出場処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の発明では、駐車券類の挿入により駐車料金を精算し精算済みを示す情報を駐車券類に書込んで返却する事前精算機を駐車場出口から離れた場所に備えると共に、料金未精算の利用者から駐車料金を徴収する係員を前記駐車場出口の料金徴収所に配置した駐車場の出場処理装置であって、前記利用者が料金徴収所の外側から前記駐車券類を挿入する券挿入部、該券挿入部から挿入された前記駐車券類から記録情報を読込む券処理部、及び料金徴収所の外側の前記利用者に対して未精算金額を表示する表示部を、少なくとも設けた利用者用ユニットと、料金徴収所内の係員が料金徴収時に操作する操作部及び係員に対して未精算金額を表示する表示部を、少なくとも設けた係員用ユニットと、を備えると共に、前記券処理部で読込んだ前記記録情報に基づいて駐車料金が精算済みか未精算かを判定する判定部と、該判定部で未精算と判定したときに前記読込んだ記録情報に基づいて前記両表示部で表示する前記未精算金額を計算する料金計算部と、前記判定部で精算済みと判定したとき又は前記未精算金額を利用者から徴収して係員が前記操作部で精算完了操作したときに、出場ゲートを開制御するゲート制御部とを、それぞれ前記利用者用ユニットと係員用ユニットのどちらかに設け、前記利用者用ユニットと前記係員用ユニットを互いに情報伝送可能に接続する構成とした。
【0010】
かかる構成では、利用者が利用者用ユニットの券挿入部に駐車券類を挿入すると、券処理部が駐車券類に記録された記録情報を読込む。判定部は、券処理部が読込んだ記録情報に基づいて精算済みか未精算かを判定する。判定部で精算済みと判定したときはゲート制御部により出場ゲートを開制御して出場を許可する。判定部で未精算と判定したときは料金計算部が読込んだ記録情報に基づいて未精算金額を計算し、利用者用ユニットと係員用ユニットのそれぞれの表示部に未精算金額を表示し、一方の表示部で係員に知らせ、料金徴収所の外側に設けた表示部で利用者に知らせる。表示された未精算金額を利用者が係員に支払い精算が完了すると、係員が係員用ユニットの操作部で精算完了の操作を行う。これにより、ゲート制御部により出場ゲートを開制御して出場を許可する。そして、判定部、料金計算部及びゲート制御部を、互いに情報伝送可能に接続した利用者ユニットと係員用ユニットのどちらかに設け、係員用ユニットと利用者用ユニットで構成することにより、出場処理装置全体をコンパクトにできるようになる。
【0011】
前記判定部は、具体的には請求項2のように、前記駐車券類が前記事前精算機により精算済みか否かを判定し、精算済みと判定したときは現在時刻と前記事前精算機で記録された精算時刻から予め設定した出場猶予時間が超過しているか否かを判定し、超過していれば未精算と判定する構成とするとよい。
【0012】
かかる構成では、事前精算機で精算されていても、出場猶予時間を超過している利用者に対して未精算と判定する。
前記料金計算部は、具体的には請求項3のように、前記事前精算機で精算処理されていない駐車券類では、現在時刻と駐車券類に記録された入場時刻に基づいて算出した駐車時間に応じて駐車料金を計算し、前記出場猶予時間の超過している駐車券類では、前記精算時刻から現在時刻までの超過時間に応じた未精算分の駐車料金を計算する構成とするとよい。
【0013】
かかる構成では、事前精算機で精算処理されていない駐車券類の駐車料金及び出場猶予時間の超過している駐車券類の未精算分を自動的に計算できるようになる。
【0015】
請求項4のように、前記係員用ユニット側に前記料金計算部を設ける構成としてもよく、また、請求項5のように、前記利用者用ユニット側に前記料金計算部を設ける構成としてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に係る駐車場の出場処理装置の第1実施形態を適用した駐車場の概略図を示す。尚、図6に示す従来例と同一要素には同一符号を付してある。
【0017】
図1において、本実施形態の駐車場1は、出口2から離れた場所に事前精算機3を設置する一方、駐車場1の出口2には、係員を配置した料金徴収所5と、出場ゲート6と、出場ゲート6のゲートバーを挟んで駐車場1内外に埋設された一対のループコイル8a,8bからなる車両検知センサ8とが、従来と同様に設けられている。そして、料金徴収所5に、本実施形態の出場処理装置10が設備されている。
【0018】
前記出場処理装置10は、料金徴収所5の係員が操作する係員用ユニット11と、利用者が例えば駐車券や定期券等の駐車券類を挿入するための利用者用ユニット12と備えて構成される。
【0019】
係員用ユニット11及び利用者用ユニット12の構成を図2に示し説明する。
係員用ユニット11は、プリンタ21と、計時ユニット22と、表示部としてのディスプレイ23と、キーボード24と、RAM25と、ROM26と、制御部27と、I/Oユニット28と、データ通信部29とを含んで構成されている。
【0020】
前記プリンタ21は、キーボード24に設けられた領収書釦を係員が操作したときに領収書等を印字発行するものである。前記計時ユニット22は、現在時刻を計時するものである。前記ディスプレイ23は、計算された未精算金額を係員に表示するためのものである。前記キーボード24は、領収書釦、精算完了時に操作する現計釦及びテンキー等を備え、係員が操作するもので、操作部に相当する。前記RAM25は、例えば処理データ等を記憶するものであり、前記ROM26は、例えば制御部27の動作を制御するためのプログラムや駐車料金を算出するための計算式等を格納したものである。前記制御部27は、プリンタ21、ディスプレイ23、RAM25及びデータ通信部29の動作を統括的に制御するもので、例えばCPU等の演算装置から成る。そして、制御部27は、後述のフローチャートで説明するように利用者用ユニット12からの情報や計時ユニット22の時刻情報等に基づいて未精算の駐車料金を計算するもので、料金計算部としての機能を備える。前記I/Oユニット28は、ディスプレイ23及びキーボード24と制御部12との間の信号の入出力を制御するものである。前記データ通信部29は、利用者用ユニット12との間でデータ通信するためのものである。
【0021】
利用者用ユニット12は、計時ユニット31と、券処理部としての券処理ユニット32と、表示部としての時刻・料金表示部33と、音声案内ユニット34と、券搬送ユニット35と、RAM36と、ROM37と、制御部38と、I/Oユニット39と、データ通信部40とを含んで構成されている。
【0022】
前記計時ユニット31は、現在時刻を計時するものである。前記券処理ユニット32は、挿入された駐車券類の記録情報を読込むものである。前記時刻・料金表示部33は、計算された未精算金額や現在時刻を利用者に表示するものである。音声案内ユニット34は、利用者に各種の案内放送をするためのものである。前記券搬送ユニット35は、券挿入部35A(図3参照)から挿入された駐車券類を利用者用ユニット12内の券処理ユニット32まで搬送するためのものである。前記RAM36は、例えば処理データ等を記憶するものであり、前記ROM37は、例えば制御部38の動作を制御するためのプログラム等を格納したものである。前記制御部38は、券処理ユニット32、時刻・料金表示部33、音声案内ユニット34、券搬送ユニット35、RAM36、データ通信部40及び出場ゲート6の動作を統括的に制御するもので、例えばCPU等の演算装置から成る。そして、制御部38は、後述のフローチャートで説明するように駐車券類の記録情報に基づいて駐車料金が精算済みか未精算かを判定すると共に、精算済みの判定時又は係員用ユニット11において係員が現計釦を押下した時、即ち、精算完了操作したときに出場ゲート6を開制御するもので、判定部及びゲート制御部としての機能を備える。前記I/Oユニット39は、時刻・料金表示部33、音声案内ユニット34、券搬送ユニット35、車両検知センサ8及び出場ゲート6と制御部38の間の信号の入出力を制御するものである。前記データ通信部40は、係員用ユニット11との間でデータ通信するためのものである。
【0023】
この利用者用ユニット12の時刻・料金表示部33、音声案内ユニット34及び券搬送ユニット35の券挿入部35Aは、図3に示すように料金徴収所5の外側で、利用者が駐車券類を挿入し易く未精算金額等の表示が確認し易い位置に設ける。
【0024】
次に、本実施形態の出場処理装置の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)で、車両検知センサ8からの出力状態に基づいて車両が検知されたか否かを判定する。ループコイル8aが車両を検知すると判定がYESとなりステップ2に進む。
【0025】
ステップ2で、音声案内ユニット34により利用者に対して駐車券挿入の案内放送を行う。
ステップ3で、駐車券が挿入されたか否かを判定する。利用者が券挿入部35Aに駐車券を挿入し券搬送ユニット35のセンサが駐車券を検知すると、判定がYESとなり、ステップ4に進む。このとき、券搬送ユニット35を駆動して駐車券を券処理ユニット32まで搬送する。
【0026】
ステップ4で、券処理ユニット32が駐車券の記録情報を読取り、精算済みか未精算かを判定する。このとき、事前精算機3による精算情報が記録されていれば精算済みと判定してステップ5に進み、事前精算機3による精算情報が記録されていなければ未精算と判定して後述するステップ11に進む。
【0027】
ステップ5では、事前精算機3で精算処理したときに精算情報として記録される精算時刻と計時ユニット31の現在時刻とから、出場猶予時間内か否かを判定し、時間内であればステップ6に進み、時間を超過していれば未精算と判定してステップ11に進む。
【0028】
ステップ6で、駐車券の磁気記録及び表示情報を消去し、利用者用ユニット12内の回収部に回収する。尚、磁気記録及び表示情報を消去しなくともよい。
ステップ7で、音声案内ユニット34により利用者に対して出場案内の放送を行う
ステップ8で、出場ゲート6に対してゲート開指令を出力する。これにより、出場ゲート6の駆動部がゲートバーを開駆動してゲートバーが開となる。
【0029】
ステップ9で、車両検知センサ8のループコイル8bの出力状態に基づいて車両が通過したか否かを判定し、通過と判定するとステップ10に進む。
ステップ10で、ゲートバー閉指令を出力する。これにより、出場ゲート6の駆動部がゲートバーを閉駆動してゲートバーが閉となる。
【0030】
一方、ステップ4又はステップ5で、NOと判定された場合は、ステップ11で、利用者用ユニット12から係員用ユニット11にデータ通信部40、29を介して未精算金額計算用のデータが送信され、係員用ユニット11側で未精算の駐車料金の計算を行う。この場合、事前精算されていない駐車券(ステップ4でNOと判定された駐車券)では、駐車券に記録された入場時刻と計時ユニット22の現在時刻とから駐車時間を算出し、この駐車時間に応じて駐車料金を計算する。また、事前精算済みではあるが出場猶予時間を超過している駐車券(ステップ5でNOと判定された駐車券)では、駐車券に記録された精算時刻と計時ユニット22の現在時刻とから超過時間を算出し、この超過時間に応じた追徴金を計算するか、又は、駐車券に記録された入場時刻と計時ユニット22の現在時刻とから駐車時間を計算して駐車料金を計算し、入場時刻と精算時刻とから計算される徴収金額を前記駐車料金から減算することにより超過時間に応じた追徴金を計算する。
【0031】
ステップ12では、ステップ11で計算された未精算金額をディスプレイ23及び時刻・料金表示部33にそれぞれ表示し、係員と利用者の双方が確認できるようにする。また、音声案内ユニット34で利用者に対して精算案内の放送を行う。
【0032】
ステップ13で、現計釦が押下されたか否かを判定する。係員が利用者から未精算金額を徴収して係員が現計釦を押下すると判定がYESとなりステップ14に進む。駐車券は係員が利用者に返却してもよく回収してもよい。
【0033】
ステップ14で、領収書釦が押下されたか否かを判定する。押下された場合は、ステップ15で、プリンタ21で印字して領収書を発行する。
ステップ16で、音声案内ユニット34で利用者に対して精算完了の案内放送を行う。それ以後は、前述したステップ8〜10の動作になる。
【0034】
かかる第1実施形態の構成によれば、出場猶予時間を超過して未精算分を支払わなければならない場合に、出場判定機4に駐車券を挿入した後、また、駐車券を係員に手渡さなければならないという従来のような煩わしさを解消でき、この種の駐車場の出場処理が一層スムーズになる。また、ディスプレイ23と時刻・料金表示部33の両方で未精算金額を表示するので、係員と利用者の双方が未精算金額を確認できるので、料金支払いに伴うトラブルの発生を抑制できる。また、係員用ユニット11側に料金計算機能を設けたことにより、料金計算のために係員が操作する現状の計算機7(図6参照)に出場判定機の機能を追加するだけで容易に製造でき、現状からの変更が容易であるという利点がある。また、係員用ユニット11と利用者用ユニット12で構成することにより、各ユニット11,12をコンパクトな構成にでき、出場処理装置10全体をコンパクトにできる。
【0035】
次に、図5に本発明の出場処理装置の第2実施形態の構成を示し説明する。
本実施形態は、利用者用ユニット12の制御部38に料金計算機能を付加し、係員用ユニット11側をプリンタ21、ディスプレイ23及びキーボード24だけとし、利用者用ユニット12の制御部38にプリンタ21を接続し、I/Oユニット39を介してディスプレイ23及びキーボード24を利用者用ユニット12の制御部38に接続する構成とした。
【0036】
かかる第2実施形態は、第1実施形態とハード構成が異なるだけであり、出場処理動作は図4のフローチャートで示した第1実施形態の処理動作と同様であるので説明は省略する。
【0037】
かかる第2実施形態の構成によれば、料金計算機能を利用者用ユニット12に設けたことにより、係員用ユニット11の構成が一般的なキャッシュレジスタと同様な簡単なハード構成となり、係員用ユニット11を簡素な構成にできる利点がある。
【0038】
尚、第2実施形態とは逆に、利用者用ユニット12の制御部38やI/Oユニット39等を省略し、利用者用ユニット12の判定機能やゲート制御機能を係員用ユニット11側の制御部27に付加し、利用者用ユニット12を、例えば券処理ユニット32、音声案内ユニット34及び券搬送ユニット35で構成するようにしてもよい。
【0039】
また、駐車券類としては、駐車券の他に定期券やプリペードカード等も使用可能であることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の駐車場の出場処理装置によれば、従来の出場判定機の機能と係員が操作する計算機の機能を一体化したことにより、事前精算後に出場猶予時間を超過した場合でも、駐車券類の挿入動作だけで未精算分の料金精算が可能となり、駐車券類を係員に手渡す手間が省け、この種の駐車場における出場時の煩わしさを解消できる。従って、出場がより一層スムーズとなり、駐車場の使い勝手を向上できる。また、係員用と利用者用にそれぞれ表示部を設けたので、未精算分の料金等が双方で確認でき、出場時のトラブルの発生を防止できる。
【0041】
出場処理装置を係員用ユニットと利用者用ユニットで構成することで、各ユニットをコンパクトにでき、出場処理装置全体をコンパクトにできる。そして、料金計算機能を係員用ユニット側に設ければ、現状の係員操作用の計算機に出場判定機能を付加するだけでよく、現状からの変更が容易にできる。また、料金計算機能を利用者用ユニット側に設ければ、係員用ユニットの構成を一般的なキャッシュレジスタと同様な簡単なハード構成にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出場処理装置の第1実施形態を適用した駐車場の概略図
【図2】同上第1実施形態の出場処理装置の構成図
【図3】利用者用ユニットの券挿入部、時刻・料金表示部及び音声案内ユニットの取付け状態の説明図
【図4】出場処理動作を説明するフローチャート
【図5】本発明に係る出場処理装置の第2実施形態の構成図
【図6】従来の駐車場の概略図
【符号の説明】
1 駐車場
2 出口
3 事前精算機
5 料金徴収所
6 出場ゲート
10 出場処理装置
11 係員用ユニット
12 利用者用ユニット
23 ディスプレイ
34 時刻・料金表示部
Claims (5)
- 駐車券類の挿入により駐車料金を精算し精算済みを示す情報を駐車券類に書込んで返却する事前精算機を駐車場出口から離れた場所に備えると共に、料金未精算の利用者から駐車料金を徴収する係員を前記駐車場出口の料金徴収所に配置した駐車場の出場処理装置であって、
前記利用者が料金徴収所の外側から前記駐車券類を挿入する券挿入部、該券挿入部から挿入された前記駐車券類から記録情報を読込む券処理部、及び料金徴収所の外側の前記利用者に対して未精算金額を表示する表示部を、少なくとも設けた利用者用ユニットと、
料金徴収所内の係員が料金徴収時に操作する操作部及び係員に対して未精算金額を表示する表示部を、少なくとも設けた係員用ユニットと、
を備えると共に、
前記券処理部で読込んだ前記記録情報に基づいて駐車料金が精算済みか未精算かを判定する判定部と、該判定部で未精算と判定したときに前記読込んだ記録情報に基づいて前記両表示部で表示する前記未精算金額を計算する料金計算部と、前記判定部で精算済みと判定したとき又は前記未精算金額を利用者から徴収して係員が前記操作部で精算完了操作したときに、出場ゲートを開制御するゲート制御部とを、それぞれ前記利用者用ユニットと係員用ユニットのどちらかに設け、前記利用者用ユニットと前記係員用ユニットを互いに情報伝送可能に接続する構成としたことを特徴とする駐車場の出場処理装置。 - 前記判定部は、前記駐車券類が前記事前精算機により精算済みか否かを判定し、精算済みと判定したときは現在時刻と前記事前精算機で記録された精算時刻から予め設定した出場猶予時間が超過しているか否かを判定し、超過していれば未精算と判定する構成である請求項1に記載の駐車場の出場処理装置。
- 前記料金計算部は、前記事前精算機で精算処理されていない駐車券類では、現在時刻と駐車券類に記録された入場時刻に基づいて算出した駐車時間に応じて駐車料金を計算し、前記出場猶予時間の超過している駐車券類では、前記精算時刻から現在時刻までの超過時間に応じた未精算分の駐車料金を計算する構成である請求項2に記載の駐車場の出場処理装置。
- 前記係員用ユニット側に前記料金計算部を設ける構成とした請求項1〜3のいずれか1つに記載の駐車場の出場処理装置。
- 前記利用者用ユニット側に前記料金計算部を設ける構成とした請求項1〜3のいずれか1つに記載の駐車場の出場処理装置。
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