JP4197515B2 - エレベータのかご固定装置 - Google Patents
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Description
この発明は、かご及びつり合おもりを昇降させる駆動装置がつり合おもりに搭載されている自走式エレベータに関し、特に作業者がかご上に搭乗して駆動装置の保守点検作業を行うエレベータにおいて、つり合おもりに対してかごを固定するエレベータのかご固定装置に関するものである。
技術背景
図16は例えば特開平9−124259号公報にて提案された従来の自走式エレベータの斜視図である。図17はこのエレベータ装置の模式図である。図16及び図17において、エレベータの昇降路内にかご2とつり合おもり3が配設されている。かご2とつり合おもり3は、それぞれ、断面T字型のかご側ガイドレール4、及びおもり側ガイドレール5に案内されて昇降路内を昇降する。
つり合おもり3には、ロープ6を巻掛けてロープ6を駆動する駆動装置7が搭載されている。つり合おもり3には、さらに駆動装置7の綱車の外周に突設されたつばの両側面をばね圧により挟み制動するブレーキ装置31が設けられている。
かご2側のロープ6を固定するかご側ロープ固定部材10と、つり合おもり3側のロープ6を固定するおもり側ロープ固定部材11とが、昇降路上部に設けられている。
つり合おもり3に搭載された駆動装置7の駆動インバータを含むエレベータ制御装置35が昇降路下部の所定の位置に設置されている。
つり合おもり3に搭載された駆動装置7駆動用の動力線、ブレーキ駆動線、速度・位置検出用の速度フィードバック用エンコーダ線等を含むエレベータケーブル32が、昇降路内に架設されている。
エレベータケーブル32は、建物側の中継点33、及びかご2の下の中継点34を経由して、制御装置35と駆動装置7との間に架設されている。
かご側ロープ固定部材10と返し車8との間のロープ6に、かご2が吊持されている。かご2は、かごの側面部に軸支された吊り車9にロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
つり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に、つり合おもり3が吊持されている。つり合おもり3は、駆動装置7の綱車にロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
つり合おもり3に設けられた駆動装置7が駆動すると綱車が回転し、かご2及びつり合おもり3が昇降路1内を昇降する。そして、かご2が下がるとつり合おもり3が上がり、かご2が上がるとつり合おもり3が下がる。
このような構成のエレベータ、すなわち、かご2を昇降させる駆動装置7がつり合おもり3に搭載された、いわゆる自走式エレベータにおいては、駆動装置7を保守点検作業する際、作業者はかご2上に搭乗し、駆動装置7を保守点検できる位置、つまり、かご2とつり合おもり3がすれ違う位置までかご2を移動し、かご2上から手をのばして駆動装置7を点検する。
このようにかご2上から駆動装置7の保守点検作業をする必要がある場合、作業中のかご2の意図しない動きを機械的に阻止する装置として、従来、ガイドレールなどの昇降路内静止部にかごを固定するかご固定装置が提案されている。
図18は例えば特開2000−203774号公報で提案された従来のかご固定装置の斜視図である。
図18において、長手方向に進退するロック棒41とこのロック棒41を所定の位置に固定するブラケット42と有する操作機構50が、かご2の上部に設けられている。ロック棒41は側面部に突設された操作レバー43を有している。操作レバー43をブラケット42の操作レバー挿入溝42bから外し、ロック棒41を固定機構44方向に移動させて、ロック棒41の長手方向先端部を、ガイドレールに設けられた固定機構44のロック棒挿入穴44aに挿入すると、かご2が機械的に固定される。その後、操作レバー43を操作レバー挿入溝42aに挿入して、固定機構44とロック棒41の係合が外れることを防止する。
このような構成の従来のエレベータのかご固定装置においては、かご2は、例えばガイドレール等の昇降路静止部に固定される。そのため、ロープ6が経年変化によって伸びると、かご固定位置に対する駆動装置7の位置が低くなり、保守点検作業において支障を来すので問題であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、かご固定装置を、かごとつり合おもりを連結して固定する構成とし、ロープの経年伸びによる影響を受けることなく、かご固定位置に対する駆動装置の位置を一定とすることができるエレベータのかご固定装置を得ることを目的とする。
技術背景
図16は例えば特開平9−124259号公報にて提案された従来の自走式エレベータの斜視図である。図17はこのエレベータ装置の模式図である。図16及び図17において、エレベータの昇降路内にかご2とつり合おもり3が配設されている。かご2とつり合おもり3は、それぞれ、断面T字型のかご側ガイドレール4、及びおもり側ガイドレール5に案内されて昇降路内を昇降する。
つり合おもり3には、ロープ6を巻掛けてロープ6を駆動する駆動装置7が搭載されている。つり合おもり3には、さらに駆動装置7の綱車の外周に突設されたつばの両側面をばね圧により挟み制動するブレーキ装置31が設けられている。
かご2側のロープ6を固定するかご側ロープ固定部材10と、つり合おもり3側のロープ6を固定するおもり側ロープ固定部材11とが、昇降路上部に設けられている。
つり合おもり3に搭載された駆動装置7の駆動インバータを含むエレベータ制御装置35が昇降路下部の所定の位置に設置されている。
つり合おもり3に搭載された駆動装置7駆動用の動力線、ブレーキ駆動線、速度・位置検出用の速度フィードバック用エンコーダ線等を含むエレベータケーブル32が、昇降路内に架設されている。
エレベータケーブル32は、建物側の中継点33、及びかご2の下の中継点34を経由して、制御装置35と駆動装置7との間に架設されている。
かご側ロープ固定部材10と返し車8との間のロープ6に、かご2が吊持されている。かご2は、かごの側面部に軸支された吊り車9にロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
つり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に、つり合おもり3が吊持されている。つり合おもり3は、駆動装置7の綱車にロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
つり合おもり3に設けられた駆動装置7が駆動すると綱車が回転し、かご2及びつり合おもり3が昇降路1内を昇降する。そして、かご2が下がるとつり合おもり3が上がり、かご2が上がるとつり合おもり3が下がる。
このような構成のエレベータ、すなわち、かご2を昇降させる駆動装置7がつり合おもり3に搭載された、いわゆる自走式エレベータにおいては、駆動装置7を保守点検作業する際、作業者はかご2上に搭乗し、駆動装置7を保守点検できる位置、つまり、かご2とつり合おもり3がすれ違う位置までかご2を移動し、かご2上から手をのばして駆動装置7を点検する。
このようにかご2上から駆動装置7の保守点検作業をする必要がある場合、作業中のかご2の意図しない動きを機械的に阻止する装置として、従来、ガイドレールなどの昇降路内静止部にかごを固定するかご固定装置が提案されている。
図18は例えば特開2000−203774号公報で提案された従来のかご固定装置の斜視図である。
図18において、長手方向に進退するロック棒41とこのロック棒41を所定の位置に固定するブラケット42と有する操作機構50が、かご2の上部に設けられている。ロック棒41は側面部に突設された操作レバー43を有している。操作レバー43をブラケット42の操作レバー挿入溝42bから外し、ロック棒41を固定機構44方向に移動させて、ロック棒41の長手方向先端部を、ガイドレールに設けられた固定機構44のロック棒挿入穴44aに挿入すると、かご2が機械的に固定される。その後、操作レバー43を操作レバー挿入溝42aに挿入して、固定機構44とロック棒41の係合が外れることを防止する。
このような構成の従来のエレベータのかご固定装置においては、かご2は、例えばガイドレール等の昇降路静止部に固定される。そのため、ロープ6が経年変化によって伸びると、かご固定位置に対する駆動装置7の位置が低くなり、保守点検作業において支障を来すので問題であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、かご固定装置を、かごとつり合おもりを連結して固定する構成とし、ロープの経年伸びによる影響を受けることなく、かご固定位置に対する駆動装置の位置を一定とすることができるエレベータのかご固定装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのかご固定装置は、エレベータの昇降路の上部に配設された返し車に巻掛けられて昇降路内に配設されたロープと、ロープの一端に吊持されたかごと、ロープの他端が固定された昇降路の上部のつり合おもり側ロープ固定部材と返し車との間のロープに吊持され、かごが下がると上がりかごが上がると下がるとともに、かごを昇降させる駆動装置が設けられたつり合いおもりとを有するエレベータに設けられ、かご及びつり合いおもりのいずれか一方に設けられ他方に向かって進退する進退部材と、他方に設けられ進退部材が前進したとき進退部材に係合し、かごとつり合いおもりとを昇降方向に相互に係止する係止機構とを備えている。そのため、作業者がかご上に搭乗して駆動装置を保守点検する際に、作業中のかごの意図しない動きを機械的に阻止し、安定した状態で容易に作業することができる。ロープの経年伸びによる影響を受けることなく、かご固定位置に対する駆動装置の位置を一定とすることができる。
図1はこの発明の実施例1のエレベータのかご固定装置を示すエレベータの斜視図である。
図2はかご上で作業する作業者を図1に加えて示す図である。
図3は実施例1のエレベータを模式的に示す模式図である。
図4はかごとつり合いおもりとが連結され作業者が保守点検作業をする様子を示す模式図である。
図5は実施例1の連結装置を説明する為の図である。
図6は図5の連結装置が連結した様子を示す図である。
図7は実施例2の連結装置を説明する為の図である。
図8は図7の連結装置が連結した様子を示す図である。
図9は実施例3の連結装置を説明する為の図である。
図10は実施例4の連結装置を説明する為の図である。
図11は実施例5のエレベータを模式的に示す模式図である。
図12はかごとつり合いおもりとが連結され作業者が保守点検作業をする様子を示す模式図である。
図13は実施例6のエレベータを模式的に示す模式図である。
図14はかごとつり合いおもりとが位置決めされ作業者が連結作業をする様子を示す模式図である。
図15は受光式検出スイッチの側面、上面、前面、後面の様子を示す図である。
図16は従来の自走式エレベータの斜視図である。
図17は従来のエレベータ装置の模式図である。
図18は従来のかご固定装置の斜視図である。
図2はかご上で作業する作業者を図1に加えて示す図である。
図3は実施例1のエレベータを模式的に示す模式図である。
図4はかごとつり合いおもりとが連結され作業者が保守点検作業をする様子を示す模式図である。
図5は実施例1の連結装置を説明する為の図である。
図6は図5の連結装置が連結した様子を示す図である。
図7は実施例2の連結装置を説明する為の図である。
図8は図7の連結装置が連結した様子を示す図である。
図9は実施例3の連結装置を説明する為の図である。
図10は実施例4の連結装置を説明する為の図である。
図11は実施例5のエレベータを模式的に示す模式図である。
図12はかごとつり合いおもりとが連結され作業者が保守点検作業をする様子を示す模式図である。
図13は実施例6のエレベータを模式的に示す模式図である。
図14はかごとつり合いおもりとが位置決めされ作業者が連結作業をする様子を示す模式図である。
図15は受光式検出スイッチの側面、上面、前面、後面の様子を示す図である。
図16は従来の自走式エレベータの斜視図である。
図17は従来のエレベータ装置の模式図である。
図18は従来のかご固定装置の斜視図である。
図1はこの発明の実施例1のエレベータのかご固定装置を示すエレベータの斜視図である。また、図2はがご上で作業する作業者を図1に加えて示す図である。図3は本実施例のエレベータを模式的に示す模式図である。図4はかごとつり合いおもりとが連結され作業者が保守点検作業をする様子を示す模式図である。
図において、エレベータの昇降路1内にかご2とつり合おもり3が配設されている。かご2とつり合おもり3は、それそれ、断面T字型のかご側ガイドレール4、及びおもり側ガイドレール5に案内されて昇降路1内を昇降する。つり合おもり3は、断面コ字型の4本の枠材が矩形に連結されてなるおもり枠3bと、このおもり枠3b内に収納され数を変えて重さを調節する複数のおもり3aを有している。つり合おもり3には、さらにかご2及びつり合おもり3を昇降させる駆動装置7が搭載されている。尚、つり合おもり3には、従来技術と同様にブレーキ装置が設けられているが、ここでは省略している。
昇降路1の上部に返し車8が設けられている。返し車8にロープ6が巻掛けられて昇降路1内に垂下している。ロープ6の一端は、いちど下方に垂下したのち上方に折り返し、昇降路1の上部に設けられたかご側ロープ固定部材10に固定されている。ロープ6の他端は、同じように下方に垂下したのち上方に折り返し、昇降路1の上部に設けられたつり合おもり側ロープ固定部材11に固定されている。
かご側ロープ固定部材10と返し車8との間のロープ6に、かご2が吊持されている。かご2は、かごの下部に設けられた吊り車9にロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。つり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に、つり合おもり3が吊持されている。つり合おもり3は、駆動装置7の綱車7aにロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
つり合おもり3に設けられた駆動装置7が駆動すると綱車7aが回転し、かご2及びつり合おもり3が昇降路1内を昇降する。そして、かご2が下がるとつり合おもり3が上がり、かご2が上がるとつり合おもり3が下がる。
本実施例は、ロープ6の移動長さに対するかご2の移動距離が2:1の比となる、いわゆる2:1ローピングのエレベータである。
かご2の上面に、かご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に連結する連結装置12が設けられている。
昇降路1の下部にエレベータを運転する制御装置35が設置されている。尚、制御装置35と駆動装置7との間には、従来技術と同様にエレベータケーブルが設けられているが、ここでは省略している。
図5は本実施例の連結装置を説明する為の図である。図6は連結装置が連結した様子を示す図である。連結装置12は、かご2に設けられつり合いおもり3に向かって進退する進退部材としてのロック棒13と、つり合いおもり3に設けられロック棒13が前進したとき、このロック棒13の前端部が挿入される係止穴3cを有している。係止穴3cは、おもり枠3bに形成されている。この係止穴3cは、かご2とつり合いおもり3とが連結された際、駆動装置7が点検しやすい高さにくる位置に形成されている。おもり枠3bは、ロック棒13に係合してかご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に係止する係止機構を構成している。
ロック棒13は、かご枠2aに設けられたガイド部材としてのブラケット14に摺動自在に支持されている。ブラケット14には、ブラケットの2側面に貫通穴14aが穿孔されている。ロック棒13は、この2つの貫通穴14aを貫通して配置され、つり合いおもり3に向かって進退自在に支持されている。ロック棒13の外周面に操作レバー13aが立設さえている。この操作レバー13aは、ブラケット14に形成されたコ字型のガイドスリット14bに係合し、ロック棒13の動きを規制する。操作レバー13aをガイドスリット14bの前進端の横溝に係合させるとロック棒13が連結位置に固定される。操作レバー13aをガイドスリット14bの後退端の横溝に係合させるとロック棒13が後退位置に固定される。
本実施例のようにエレベータの駆動装置7をつり合おもり3に搭載したいわゆる自走式エレベータにおいては、駆動装置7を保守点検する際、作業者は、図2及び図4に示されるように、かご2の上に搭乗して、かご2とつり合おもり3がすれ違う付近まで移動し、かご上から手をのばして駆動装置7を保守点検する。
かご2とつり合いおもり3とを連結する際、作業者は、かご2とつり合おもり3の位置決めをする。そして、かご2とつり合おもり3とのの位置決めが完了した位置で、操作レバー13aを後退位置の横溝から外して、ロック棒13を前進させ、ロック棒13を係止穴3cに挿入し、操作レバー13aを連結位置の横溝に固定する。この操作によって、かご2とつり合おもり3とは、相互に昇降方向への移動を規制される。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、エレベータの昇降路の上部に配設された返し車8に巻掛けられて昇降路1内に配設されたロープ6と、ロープ6の一端に吊持されたかご2と、ロープ6の他端が固定された昇降路1の上部のつり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に吊持され、かご2が下がると上がりかご2が上がると下がるとともに、かご2を昇降させる駆動装置7が設けられたつり合いおもり3とを有するエレベータに設けられたかご固定装置であって、かご2に設けられつり合いおもり3に向かって進退するロック棒13と、かご2に設けられロック棒13が前進したときロック棒13に係合し、かご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に係止するおもり枠3bとを備えているので、作業者がかご2上に搭乗して駆動装置7を保守点検する際に、作業中のかご2の意図しない動きを機械的に阻止することができ、安定した状態で容易に作業することができる。また、ロープ6の経年伸びによる影響を受けることなく、かご固定位置に対する駆動装置7の位置を常に一定とすることができる。
また、ロック棒13は、進退方向に延びる概略棒状をなしブラケット14によって進退方向に摺動可能に案内され、おもり枠3bは、ロック棒13の前端部が挿入される係止穴3cを有する。そのため、かごとつり合いおもりとを昇降方向に相互に係止する機構を容易に構成することができる。
尚、本実施例においては、ロック棒13がかご2に設けられ、係止穴3cがつり合いおもり3に設けられているが、逆に、かご2に係止穴3cが設けられ、つり合いおもり3にロック棒13が設けられてもよい。
図において、エレベータの昇降路1内にかご2とつり合おもり3が配設されている。かご2とつり合おもり3は、それそれ、断面T字型のかご側ガイドレール4、及びおもり側ガイドレール5に案内されて昇降路1内を昇降する。つり合おもり3は、断面コ字型の4本の枠材が矩形に連結されてなるおもり枠3bと、このおもり枠3b内に収納され数を変えて重さを調節する複数のおもり3aを有している。つり合おもり3には、さらにかご2及びつり合おもり3を昇降させる駆動装置7が搭載されている。尚、つり合おもり3には、従来技術と同様にブレーキ装置が設けられているが、ここでは省略している。
昇降路1の上部に返し車8が設けられている。返し車8にロープ6が巻掛けられて昇降路1内に垂下している。ロープ6の一端は、いちど下方に垂下したのち上方に折り返し、昇降路1の上部に設けられたかご側ロープ固定部材10に固定されている。ロープ6の他端は、同じように下方に垂下したのち上方に折り返し、昇降路1の上部に設けられたつり合おもり側ロープ固定部材11に固定されている。
かご側ロープ固定部材10と返し車8との間のロープ6に、かご2が吊持されている。かご2は、かごの下部に設けられた吊り車9にロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。つり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に、つり合おもり3が吊持されている。つり合おもり3は、駆動装置7の綱車7aにロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
つり合おもり3に設けられた駆動装置7が駆動すると綱車7aが回転し、かご2及びつり合おもり3が昇降路1内を昇降する。そして、かご2が下がるとつり合おもり3が上がり、かご2が上がるとつり合おもり3が下がる。
本実施例は、ロープ6の移動長さに対するかご2の移動距離が2:1の比となる、いわゆる2:1ローピングのエレベータである。
かご2の上面に、かご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に連結する連結装置12が設けられている。
昇降路1の下部にエレベータを運転する制御装置35が設置されている。尚、制御装置35と駆動装置7との間には、従来技術と同様にエレベータケーブルが設けられているが、ここでは省略している。
図5は本実施例の連結装置を説明する為の図である。図6は連結装置が連結した様子を示す図である。連結装置12は、かご2に設けられつり合いおもり3に向かって進退する進退部材としてのロック棒13と、つり合いおもり3に設けられロック棒13が前進したとき、このロック棒13の前端部が挿入される係止穴3cを有している。係止穴3cは、おもり枠3bに形成されている。この係止穴3cは、かご2とつり合いおもり3とが連結された際、駆動装置7が点検しやすい高さにくる位置に形成されている。おもり枠3bは、ロック棒13に係合してかご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に係止する係止機構を構成している。
ロック棒13は、かご枠2aに設けられたガイド部材としてのブラケット14に摺動自在に支持されている。ブラケット14には、ブラケットの2側面に貫通穴14aが穿孔されている。ロック棒13は、この2つの貫通穴14aを貫通して配置され、つり合いおもり3に向かって進退自在に支持されている。ロック棒13の外周面に操作レバー13aが立設さえている。この操作レバー13aは、ブラケット14に形成されたコ字型のガイドスリット14bに係合し、ロック棒13の動きを規制する。操作レバー13aをガイドスリット14bの前進端の横溝に係合させるとロック棒13が連結位置に固定される。操作レバー13aをガイドスリット14bの後退端の横溝に係合させるとロック棒13が後退位置に固定される。
本実施例のようにエレベータの駆動装置7をつり合おもり3に搭載したいわゆる自走式エレベータにおいては、駆動装置7を保守点検する際、作業者は、図2及び図4に示されるように、かご2の上に搭乗して、かご2とつり合おもり3がすれ違う付近まで移動し、かご上から手をのばして駆動装置7を保守点検する。
かご2とつり合いおもり3とを連結する際、作業者は、かご2とつり合おもり3の位置決めをする。そして、かご2とつり合おもり3とのの位置決めが完了した位置で、操作レバー13aを後退位置の横溝から外して、ロック棒13を前進させ、ロック棒13を係止穴3cに挿入し、操作レバー13aを連結位置の横溝に固定する。この操作によって、かご2とつり合おもり3とは、相互に昇降方向への移動を規制される。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、エレベータの昇降路の上部に配設された返し車8に巻掛けられて昇降路1内に配設されたロープ6と、ロープ6の一端に吊持されたかご2と、ロープ6の他端が固定された昇降路1の上部のつり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に吊持され、かご2が下がると上がりかご2が上がると下がるとともに、かご2を昇降させる駆動装置7が設けられたつり合いおもり3とを有するエレベータに設けられたかご固定装置であって、かご2に設けられつり合いおもり3に向かって進退するロック棒13と、かご2に設けられロック棒13が前進したときロック棒13に係合し、かご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に係止するおもり枠3bとを備えているので、作業者がかご2上に搭乗して駆動装置7を保守点検する際に、作業中のかご2の意図しない動きを機械的に阻止することができ、安定した状態で容易に作業することができる。また、ロープ6の経年伸びによる影響を受けることなく、かご固定位置に対する駆動装置7の位置を常に一定とすることができる。
また、ロック棒13は、進退方向に延びる概略棒状をなしブラケット14によって進退方向に摺動可能に案内され、おもり枠3bは、ロック棒13の前端部が挿入される係止穴3cを有する。そのため、かごとつり合いおもりとを昇降方向に相互に係止する機構を容易に構成することができる。
尚、本実施例においては、ロック棒13がかご2に設けられ、係止穴3cがつり合いおもり3に設けられているが、逆に、かご2に係止穴3cが設けられ、つり合いおもり3にロック棒13が設けられてもよい。
図7は実施例2の連結装置を説明する為の図である。図8は連結装置が連結した様子を示す図である。本実施の形態の連結装置は、おもり枠3bに取り付けられたロック棒16と、かご枠2aに設けられた係止部材17とを有している。ロック棒16は、短尺の基部16bとこの基部16bの中央に接続する長尺の本体部16aからなる概略T字型をなし、基部16bを押え金18によって回動自在に軸支されている。そして、ロック棒16は、基部16bを支点にして回動し、おもり枠3bと概略平行となる後退位置とおもり枠3bと概略直角となる連結位置との間を水平に移動する。
かご枠2aに設けられた係止部材17には、水平方向外方に向けて開口する係止溝17aが形成されている。かご2とつり合いおもり3とが位置決めされた位置で、ロック棒16が連結位置側に回動するとロック棒16の本体部16aが、係止部材17の係止溝17aに係合する。係止部材17は、ロック棒16に係合し、かご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に係止する係止機構を構成している。
おもり枠3bに取り付けられたロック棒16及び押え金18は、かご2とおもり3が連結された位置で、駆動装置7が点検しやすい高さにくるように設けられている。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、作業者がかご2上に搭乗して、駆動装置7を保守点検する際、ロック棒16により、かご2及びつり合おもり3を連結してかご2を固定し、保守点検作業中の意図しないかごの移動を機械的に阻止することができる。
かご枠2aに設けられた係止部材17には、水平方向外方に向けて開口する係止溝17aが形成されている。かご2とつり合いおもり3とが位置決めされた位置で、ロック棒16が連結位置側に回動するとロック棒16の本体部16aが、係止部材17の係止溝17aに係合する。係止部材17は、ロック棒16に係合し、かご2とつり合いおもり3とを昇降方向に相互に係止する係止機構を構成している。
おもり枠3bに取り付けられたロック棒16及び押え金18は、かご2とおもり3が連結された位置で、駆動装置7が点検しやすい高さにくるように設けられている。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、作業者がかご2上に搭乗して、駆動装置7を保守点検する際、ロック棒16により、かご2及びつり合おもり3を連結してかご2を固定し、保守点検作業中の意図しないかごの移動を機械的に阻止することができる。
図9は実施例3の連結装置を説明する為の図である。本実施例においては、かご枠2aに連結装置12のロック棒13が収納位置にあることを検出する収納確認スイッチ20が設けられている。この収納確認スイッチ20はエレベータの制御装置35に電気的に連結されている。制御装置35は、他の周辺機器からの信号に併せて収納確認スイッチ20の信号も取り込んで動作し、ロック棒13が収納位置にないときに、エレベータの駆動を阻止する安全回路を構成している。その他の構成は実施例1と同様である。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、ロック棒13を収納位置に完全におさめていない状態でエレベータを動かすことができない。そのため、連結装置12の解除忘れを防止し、機器などの破損を防止することができる。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、ロック棒13を収納位置に完全におさめていない状態でエレベータを動かすことができない。そのため、連結装置12の解除忘れを防止し、機器などの破損を防止することができる。
図10は実施例4の連結装置を説明する為の図である。本実施例においては、ブラケット14とロック棒13の後端との間に、ロック棒13を前進方向に付勢する弾性部材としての引っ張りばね21が伸設されている。また、ロック棒13の先端にローラー22が設けられている。
係止機構としてのおもり枠3bは、昇降方向に平行な平行面3dとこの平行面3dに形成された係止穴3cを有している。ロック棒13は、引っ張りばね21に付勢されてローラー22を平行面3dに当接させた状態でローラー22を滑らせ、係止穴3cと位置が合ったときに、前端部を係止穴3cに挿入させる。
また、ロック棒13が概略後退位置であることを検出する後退確認スイッチ20が設けられている。この後退確認スイッチ20はエレベータの制御装置35に電気的に連結されている。制御装置35は、他の周辺機器からの信号に併せて後退確認スイッチ20の信号も取り込んで動作し、ロック棒13が後退位置にないときに、かごの昇降速さを微速とする。そしてさらに、ロック棒13が係止穴3cに挿入された係止したときには、かごの昇降を停止する。つまり、制御装置35は、運転制限手段を構成している。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、例えば、つり合いおもり3が位置決め位置より少し上にある状態で、ロック棒13をおもり枠3bの平行面3dに当接させると、引っ張りばね21の力でロック棒13がつり合いおもり3側に付勢される。この状態で、つり合いおもり3とかご2の位置合わせを進めると、ローラー22が平行面3d上をすべり、ロック棒13と係止穴3cとの位置があったときにロック棒13が係止穴3cに自動的に入る。そのため、位置合わせ作業が容易となる。
係止機構としてのおもり枠3bは、昇降方向に平行な平行面3dとこの平行面3dに形成された係止穴3cを有している。ロック棒13は、引っ張りばね21に付勢されてローラー22を平行面3dに当接させた状態でローラー22を滑らせ、係止穴3cと位置が合ったときに、前端部を係止穴3cに挿入させる。
また、ロック棒13が概略後退位置であることを検出する後退確認スイッチ20が設けられている。この後退確認スイッチ20はエレベータの制御装置35に電気的に連結されている。制御装置35は、他の周辺機器からの信号に併せて後退確認スイッチ20の信号も取り込んで動作し、ロック棒13が後退位置にないときに、かごの昇降速さを微速とする。そしてさらに、ロック棒13が係止穴3cに挿入された係止したときには、かごの昇降を停止する。つまり、制御装置35は、運転制限手段を構成している。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、例えば、つり合いおもり3が位置決め位置より少し上にある状態で、ロック棒13をおもり枠3bの平行面3dに当接させると、引っ張りばね21の力でロック棒13がつり合いおもり3側に付勢される。この状態で、つり合いおもり3とかご2の位置合わせを進めると、ローラー22が平行面3d上をすべり、ロック棒13と係止穴3cとの位置があったときにロック棒13が係止穴3cに自動的に入る。そのため、位置合わせ作業が容易となる。
図11は実施例5のエレベータを模式的に示す模式図である。図12はかごとつり合いおもりとが連結され作業者が保守点検作業をする様子を示す模式図である。図において、昇降路の上部に2つの返し車8が設けられている。返し車8にロープ6が巻掛けられて昇降路1内に垂下している。ロープ6の一端は、下方に垂下したのち上方に折り返し、昇降路1の上部に設けられたつり合おもり側ロープ固定部材11固定されている。
つり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に、つり合おもり3が吊持されている。つり合おもり3には、さらにかご2及びつり合おもり3を昇降する駆動装置7が搭載されている。つり合おもり3は、駆動装置7の綱車7aにロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
ロープ6の他端は、同じように下方に垂下しかご2に連結されている。これにより、ロープ6にかご2が吊持されている。
つり合おもり3に設けられた駆動装置7が駆動すると綱車7aが回転し、かご2及びつり合おもり3が昇降路1内を昇降する。かご2が下がるとつり合おもり3が上がり、かご2が上がるとつり合おもり3が下がる。かご2の上面に、実施の形態1と同様な連結装置12が設けられている。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、ロープ6の移動長さに対するかご2の移動距離が1:1の比となる、いわゆる1:1ローピングの自走式エレベータにおいても、連結装置12を適用することができる。
つり合おもり側ロープ固定部材11と返し車8との間のロープ6に、つり合おもり3が吊持されている。つり合おもり3には、さらにかご2及びつり合おもり3を昇降する駆動装置7が搭載されている。つり合おもり3は、駆動装置7の綱車7aにロープ6を巻掛けてロープ6に吊持されている。
ロープ6の他端は、同じように下方に垂下しかご2に連結されている。これにより、ロープ6にかご2が吊持されている。
つり合おもり3に設けられた駆動装置7が駆動すると綱車7aが回転し、かご2及びつり合おもり3が昇降路1内を昇降する。かご2が下がるとつり合おもり3が上がり、かご2が上がるとつり合おもり3が下がる。かご2の上面に、実施の形態1と同様な連結装置12が設けられている。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、ロープ6の移動長さに対するかご2の移動距離が1:1の比となる、いわゆる1:1ローピングの自走式エレベータにおいても、連結装置12を適用することができる。
図13は実施例6のエレベータを模式的に示す模式図である。図14はかごとつり合いおもりとが位置決めされ作業者が連結作業をする様子を示す模式図である。図15は受光式検出スイッチの側面、上面、前面、後面の様子を示す図である。本実施例においては、発射したレーザー光線を受光することにより物体が近づいたことを検出する受光式検出スイッチ24が、かご2の上部に設けられている。一方、つり合いおもり3には反射板25が設けられている。受光式検出スイッチ24は、反射板25に向けて発射された検出光を受光して位置決めを検出する位置決検出手段を構成している。
図15に示されるように、受光式検出スイッチ24は、前面に発射部24aと受光部24bとを有している。そして、発射部24aから発射された検出光としてのレーザー光線を受光部24bで受光する。反射板25は、つり合いおもり3が位置決め位置に達したときに、レーザー光線を受光部24bにはね返す。
受光式検出スイッチ24の後部にブザー26が設けられている。ブザー26は、受光式検出スイッチ24が検出光を受光したときに出力する検出信号に基づいて動作し、電子音を発生させる。ブザー26は、作業者に位置決めが完了したことを報知する報知手段を構成している。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、受光式検出スイッチ24をONにしておくと、かご2とつり合いおもり3との位置が合ったときに、電子音がなり、位置決め作業を容易にする。
尚、本実施例においては、報知手段として、ブザー26を用いたが、例えばランプが点灯するようにしてもよい。
図15に示されるように、受光式検出スイッチ24は、前面に発射部24aと受光部24bとを有している。そして、発射部24aから発射された検出光としてのレーザー光線を受光部24bで受光する。反射板25は、つり合いおもり3が位置決め位置に達したときに、レーザー光線を受光部24bにはね返す。
受光式検出スイッチ24の後部にブザー26が設けられている。ブザー26は、受光式検出スイッチ24が検出光を受光したときに出力する検出信号に基づいて動作し、電子音を発生させる。ブザー26は、作業者に位置決めが完了したことを報知する報知手段を構成している。
このような構成のエレベータのかご固定装置においては、受光式検出スイッチ24をONにしておくと、かご2とつり合いおもり3との位置が合ったときに、電子音がなり、位置決め作業を容易にする。
尚、本実施例においては、報知手段として、ブザー26を用いたが、例えばランプが点灯するようにしてもよい。
この発明は、かご及びつり合おもりを昇降させる駆動装置がつり合おもりに搭載されている自走式エレベータであって、特に作業者がかご上に搭乗して駆動装置の保守点検作業を行うエレベータにおいて、つり合おもりに対してかごを固定するかご固定装置として有用なものである。
Claims (12)
- エレベータの昇降路の上部に配設された返し車に巻掛けられて昇降路内に配設されたロープと、
前記ロープの一端に吊持されたかごと、
前記ロープの他端が固定された昇降路の上部のつり合おもり側ロープ固定部材と前記返し車との間の前記ロープに吊持され、前記かごが下がると上がり該かごが上がると下がるとともに、該かごを昇降させる駆動装置が設けられたつり合いおもりと
を有するエレベータに設けられ、
前記かご及び前記つり合いおもりのいずれか一方に設けられ他方に向かって進退する進退部材と、
前記他方に設けられ前記進退部材が前進したとき該進退部材に係合し、前記かごと前記つり合いおもりとを昇降方向に相互に係止する係止機構と
を備えたことを特徴とするエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材は、進退方向に延びる概略棒状をなしガイド部材によって進退方向に摺動可能に案内され、
前記係止機構は、前記進退部材の前端部が挿入される係止穴を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材を前進方向に付勢する弾性部材をさらに備え、
前記進退部材は、前記前端部にローラーを有し、
前記係止機構は、昇降方向に平行な平行面と該平行面に形成された前記係止穴とを有し、
前記進退部材は、前記弾性部材に付勢されて前記ローラーを前記平行面に当接させた状態で該ローラーを滑らせ、前記係止穴と同じ位置に達したとき、前記前端部を前記係止穴に挿入させる
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材は、概略棒状をなし後端を軸支されて水平面内を回動可能に設けられ、
前記係止機構は、前記進退部材の本体部が係合する係止溝を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材の後退位置を検出する後退確認スイッチと、
前記後退確認スイッチの信号に基づいて動作し、前記進退部材が後退位置にないときに、エレベータの駆動を阻止する安全回路とをさらに備えた
ことを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材の後退位置を検出する後退確認スイッチと、
前記後退確認スイッチの信号に基づいて動作し、前記進退部材が後退位置にないときに、前記かごの昇降速さを微速とする運転制限手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記かごと前記つり合いおもりとの位置決めを検出する位置決検出手段と、該位置決検出手段の信号に基づいて動作し、作業者に位置決めがされたことを報知する報知手段とをさらに備えた
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記位置決検出手段は、前記かご及び前記つり合いおもりのいずれか一方に設けられた反射板と、他方に設けられ前記反射部に向けて発射された検出光を受光して前記位置決めを検出する受光式検出スイッチとを有する
ことを特徴とする請求項7に記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材は、前記かごに設けられている
ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記進退部材は、前記つり合いおもりに設けられている
ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記ロープの他端は、昇降路上部のかご側ロープ固定部材に固定され、
前記かごは、前記かご側ロープ固定部材と前記返し車との間に配設され、前記ロープを介して吊持された吊り車に連結されている
ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。 - 前記ロープの他端は、前記かごに連結されている
ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のエレベータのかご固定装置。
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