JP4657776B2 - エレベータのかご固定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータ、その中でも特に機械室レスエレベータの保守点検作業時にエレベータのかごを昇降路内に固定するかご固定装置に関するものである。
エレベータ昇降路上方に機械室が設置されていない機械室レスエレベータでは、通常、エレベータ巻上機やエレベータ制御盤等といった従来機械室に設置されていたエレベータ機器類を昇降路内に配置している。このため、エレベータ保守員は、昇降路内を昇降するかごの上面に乗って昇降路内に配置されたエレベータ機器類の保守点検を行う必要があり、かかる保守員の安全を確保するため、かごを昇降路内に固定するかご固定装置がかご及び昇降路の固定体に備えられている。
また、かかるかご固定装置の従来技術として、かごの上部に設けられた操作機構と、かご用ガイドレールに設けられた固定機構とを有し、操作機構に備えられたロック棒の長手方向端部を固定機構のロック棒挿入孔に挿入することにより、かごをかご用ガイドレールに確実に固定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−203774号公報
特許文献1記載のエレベータのかご固定装置では、かごを固定する際、かごに取り付けられたロック棒をその長手方向に移動させてかご用ガイドレールに固定された固定機構のロック棒挿入孔に挿入するため、ロック棒とロック棒挿入孔との高さを正確に合わせてかごを停止させなければならず、作業性が悪いという問題があった。また、上記構造では、固定作業を急ぐあまりかごの停止寸前にロック棒をロック棒挿入孔に挿入してしまい、かごがロック棒挿入後に惰性で動いてしまうこともある。かかる場合には、ロック棒とロック棒挿入孔との係合部に過大な荷重及び衝撃が作用してしまい、ロック棒を支持するかご枠に歪みが生じたり、固定機構を支持するかご用ガイドレールの支持精度が悪化したりする等して、補修や調整等の新たな作業が強いられることとなっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、保守点検時におけるかごの固定時に、支持部に過大な負荷を作用させることがなく、また、その固定作業を容易に行うことができるエレベータのかご固定装置を提供することである。
この発明に係るエレベータのかご固定装置は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかご及び昇降路の固定体の何れか一方に設けられた係合子と、かご及び固定体の何れか他方に設けられ、係合子に係合してかごを昇降路内に固定する固定具とを備え、固定具は、上下方向に位置調整自在に設けられ、かごの固定時に係合子に上方から係合する上側係止体と、上下方向に位置調整自在に設けられ、かごの固定時に係合子に下方から係合する下側係止体とを有するものである。
この発明は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかご及び昇降路の固定体の何れか一方に設けられた係合子と、かご及び固定体の何れか他方に設けられ、係合子に係合してかごを昇降路内に固定する固定具とを備え、固定具は、上下方向に位置調整自在に設けられ、かごの固定時に係合子に上方から係合する上側係止体と、上下方向に位置調整自在に設けられ、かごの固定時に係合子に下方から係合する下側係止体とを有する構成としたことで、保守点検時におけるかごの固定時に、支持部に過大な負荷を作用させることがなく、また、その固定作業を容易に行うことができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の平面図、図2はその側面図である。図1及び図2において、エレベータ昇降路1内には、互いに対向する一対のかご用ガイドレール2が備えられ、その一方はエレベータ乗場3から見て右側の昇降路壁1aの中央部に、他方は昇降路壁1aに対向する昇降路壁1bから所定の距離離れたその中央部にそれぞれ立設されている。そして、昇降路1内を昇降するエレベータのかご4は、両側上下部にそれぞれ設けられたガイドシュー4aがかご用ガイドレール2に係合することにより、その水平方向の移動が制限されて昇降方向が案内されている。このかご4は、略四角環状を呈するかご枠4bの下枠4cにかご床4dが支持されており、このかご床4d上にエレベータ利用者が乗車するかご室4eが形成されている。また、かご4の両側下部にかご吊車支持枠5を介してそれぞれ回動可能に斜設されたかご吊車6は、一方はかご用ガイドレール2より奥側に、他方はかご用ガイドレール2よりも乗場3側に設けられており、各外周面に形成された綱溝が鉛直投影面上略一直線状となるように、それぞれ配置されている。なお、7はかご4の直下部となる昇降路1底面に立設され、かご4が万一昇降路1底面に衝突した場合にその衝撃を緩和させるかご用緩衝器を示したものである。
かご4とは逆方向に昇降路1内を昇降する釣合い重り8は、鉛直投影面上、かご4と昇降路壁1bとの間に形成された間隙内に配置されている。この釣合い重り8の乗場3側及び昇降路1奥側には、釣合い重り8を間に挟んで互いに対向する一対の釣合い重り用ガイドレール9が立設されている。そして、上記釣合い重り8は、両側上下部にそれぞれ設けられたガイドシュー(図示せず)が釣合い重り用ガイドレール9に係合することにより、その水平方向の移動が制限されて昇降方向が案内されている。また、釣合い重り8の上部に回動自在に設けられた釣合い重り吊車8aは、回動軸が昇降路壁1bに対して直交するように配置されている。なお、10は釣合い重り8の直下部となる昇降路1底面に立設され、釣合い重り8が万一昇降路1底面に衝突した場合にその衝撃を緩和させる釣合い重り用緩衝器を示したものである。
上記かご4及び釣合い重り8が昇降する昇降路1の頂部には、所定の間隔を有して略平行に配置された支持梁11a及び11bが、両側の昇降路壁1a及び1b間に渡って設けられている。乗場3側の支持梁11aと奥側の支持梁11bとの間には、昇降路壁1a側にかご側綱止め梁12が設けられ、また、昇降路壁1b側に、各支持梁11a及び11bに設けられた吊金13a及び13bを介して巻上機台14が支持されている。この巻上機台14には、釣合い重り8の直上部に、モータ15a、減速機15b及び駆動綱車15cから構成される巻上機15が設置されており、駆動綱車15cの回動軸が、釣合い重り吊車8aと同様に昇降路壁1bに対して略直交するように配置されている。
また、巻上機台14には、巻上機15の昇降路1奥側に隣接して釣合い重り側綱止め部16が設けられている。この釣合い重り側綱止め部16に一端部が弾性的に支持された主索17は、一端部側から、釣合い重り吊車8a、駆動綱車15c、2つのかご吊車6に順次巻き掛けられて、その他端部がかご側綱止め梁12に設けられたかご側綱止め部18に弾性的に支持されている。即ち、かご4と釣合い重り8とは、主索17により2:1ローピング方式で懸吊されており、巻上機15の駆動綱車15cの回動に連動して主索17が移動することにより、昇降路1内を互いに逆方向に昇降するように構成されている。
なお、19は、昇降路1頂部の奥側の昇降路壁1cに設けられ、かご4の昇降やドアの開閉等、エレベータ装置全般の制御を司る制御盤を示したものである。
次に、エレベータ保守点検時にかご4を昇降路1内に固定するかご固定装置の構成について説明する。図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご固定装置の正面図、図4はその側面図、図6はその平面図であり、図5は図4におけるB−B矢視図、図7はかご固定装置の要部詳細図を示したものである。図1乃至図7において、エレベータ保守点検時等にかご4を昇降路1内の所定の位置に固定して停止させるかご固定装置は、昇降路1の固定体であるかご用ガイドレール2の上部に設けられた固定体側固定手段20(固定具)と昇降路1内を昇降するかご4の上部に設けられたかご側固定手段21とから構成されている。
上記固定体側固定手段20は、昇降路1頂部に配置されたかご用ガイドレール2の背面にレールクリップ22を介して固定された支持板23と、この支持板23の下部にその下端部が回動自在に固定されて上部がかご4側に傾倒するかご固定レバー24と、支持板23の上部に設けられ、かご固定レバー24の不使用時にかご固定レバー24の上部を係止してその回動を制止するレバーストッパ、及び、このレバーストッパによるかご固定レバー24の係止状態を検出する検出スイッチ25(第二検出スイッチ)が設けられたレバー支持部26とが備えられている。
上記かご固定レバー24は、レバー本体27の下端部が、支持板23の一側下部に設けられた支持体28に円柱状を呈する支持ピン29を介して回動自在に固定されており、この支持ピン29の回動軸が昇降路壁1aの壁面に沿って水平に配置されることにより、かご4側に傾倒するように構成されている。また、レバー本体27の上部には後述するネジ棒30の取付穴27aが形成されている。この取付穴27aは、その上部に所定の長さを有するネジ孔部27bが形成され、このネジ孔部27bの下方にネジ孔部27bに連続して遊び穴部27cが形成されている。なお、取付穴27aは、別部材に上記ネジ孔部27bと遊び穴部27cとを形成し、レバー本体27の所定位置にこの別部材を取り付けるようにして設けても良い。
また、上記ネジ孔部27bに下端部が螺嵌してレバー本体27の上方に立設されたネジ棒30は、下端部側から、ネジ棒30に螺嵌されてネジ棒30の軸方向に位置調整自在に設けられた多角形状を呈するストッパナット31と、ネジ棒30がその中空部を遊貫してストッパナット31の上面に載置された一対の球面座32とから構成される下側係止体、並びに、ネジ棒30に螺嵌されてネジ棒30の軸方向に位置調整自在に設けられ、その下面が球面形状を呈する固定ナット33からなる上側係止体が配置され、その上端部に、多角形状を呈するネジ頭34が設けられている。
なお、レバー本体27の側面には、レバー本体27の傾倒側、即ち、かご4側に検出子35aが突出するように配置された検出スイッチ35(第一検出スイッチ)が設けられている。
また、上記レバー支持部26には、略L字状を呈するブラケット36が、その一側面がかご4側に突出するように支持板23の一側上部に設けられている。そして、このブラケット36には、その一側面にかご固定レバー24の傾倒を係止するストッパボルト37が、また、他側面にストッパボルト37によるかご固定レバー24の係止状態を検出する検出スイッチ25が設けられている。ここで、ストッパボルト37は、ブラケット36の一側面に形成されたネジ穴にそのネジ部37aが螺嵌されてその長手方向に進退自在に設けられており、ネジ頭を回転させて長手方向一側に移動させることにより、その先端部37bがかご固定レバー24の傾倒経路内に進入してかご固定レバー24を係止するように構成されている。また、ストッパボルト37のネジ部37a及び先端部37bの間となる中間部には、テーパ状のカム37cが設けられている。
一方、ブラケット36の他側面に固定されてストッパボルト37の上方に設けられた上記検出スイッチ25は、下方に突出する検出子25aが、ストッパボルト37がその長手方向に進退する際にカム37cに係合するように配置されている。即ち、かご固定レバー24の係止状態が解除されるまでストッパボルト37を長手方向他側に移動させることにより、上記検出子25aがカム37cの傾斜面に案内されて上方に移動し、検出位置に到達する。かかる構成により、かご固定レバー24の係止状態を検出スイッチ25によって検出することが可能となる。
また、上記かご側固定手段21には、かご用ガイドレール2の頂部に設けられた固定体側固定手段20と対向するようにかご枠4bの縦枠4f上端部に設けられ、かご4の固定時にかご固定レバー24が係合する係合子38と、かご枠4bの縦枠4fに設けられ、かご4の固定時にレバー本体27に設けられた検出スイッチ35の検出子35aが係合する係合子39とが備えられている。ここで、上記係合子38は略直方体状を呈しており、その下面に、対向する固定体側固定手段20側に向かうに従って上方に傾斜する傾斜面38aが形成されている。また、係合子38は、固定体側固定手段20に対向するその一側面に、上下に渡って所定の幅を有する係合溝38bが形成されるとともに、この係合溝38bにより固定体側固定手段20側に開口する係合孔38cが、上面から下面に渡って所定深さ設けられている。なお、係合孔38cは、その上縁部が球面状を呈している。
次に、上記記載の構成を有するかご固定装置を使用してかご4を昇降路1内に固定する方法について説明する。巻上機15及び制御盤19が昇降路1の頂部に配置された機械室レスエレベータの保守点検時に、かご固定装置を使用してかご4を昇降路1内に固定する場合、エレベータ保守員は、先ず、かご用ガイドレール2の頂部に設けられた固定体側固定手段20とかご4の上部に設けられたかご側固定手段21とが略同高さとなるような所定の位置にかご4を停止させる。
そして、かご4の上面において固定体側固定手段20のストッパボルト37のネジ頭を回転させてその長手方向他側に移動させ、かご固定レバー24の係止状態を解除する。ここで、ストッパボルト37を長手方向他側に移動させることにより、検出スイッチ25によりかご固定レバー24の係止状態が解除されたことが検出されると、制御盤19は、検出スイッチ25から入力される信号に基づいて、保守作業中の保守員の感電事故を防止するためエレベータの移動を電気的に停止させる。次に、かご4上の保守員は、かご固定レバー24を手前側、即ち、かご4側に傾倒し、かご側固定手段21の係合子38に形成された係合孔38c内にネジ棒30を配置する。この時、球面座32が係合子38の下方、また、固定ナット33が係合子38の上方となるように配置する。
そして、作業員は、かご4上からネジ棒30のネジ頭34を持ってネジ棒30をレバー本体27から抜く方向に回転させることにより、一対の球面座32を係合子38に下方から係合させる。ここで、係合子38下面の傾斜面38aは、かご4を所定位置に停止させてかご固定レバー24を傾斜させた際に、ネジ棒30と略直交するように形成されている。即ち、球面座32を上方に移動させることにより、球面座32の上面全体が係合子38の下面に密着する。
次に、保守員は、かご4上から固定ナット33を一側に回転させて下方に移動させることにより、固定ナット33を係合子38に上方から係合させる。この時、球面形状を呈する固定ナット33の下部を同じく球面形状を呈する係合穴38cの上縁部に係合させる。そして、球面座32及び固定ナット33により係合子を上下方向から挟持するように固定ナット33を締め付け、固定体側固定手段20をかご側固定手段21に強固に固定する。なお、検出スイッチ35は、かご固定レバー24がかご4側に傾倒された際に検出子35aが係合子39に係合するように配置されており、ネジ棒30が係合子38の係合穴38c内に配置された際に検出子35aが検出位置に到達して、かご固定レバー24と係合子38との係合状態を検出することができるように構成されている。
この発明の実施の形態1によれば、固定ナット33及び球面座32が、ネジ棒30の軸に対して上下方向に位置調整自在に構成されているため、かご固定装置を使用してかご4をかご用ガイドレール2に固定する際、かご4を所定位置に完全に停止させた後に、固定ナット33及び球面座32をそれぞれ下方及び上方に移動させて係合子38の上方及び下方から係合させることができる。したがって、かご4の停止位置の許容誤差を大きくとることが可能となり、作業性に優れる。また、固定ナット33及び球面座32は、球面座機構により係合子38を上方及び下方から係止しているため、固定時にレバー本体27はかご枠4bやかご用ガイドレール2に対して過大な負荷を作用させることはなく、かご4が何らかの影響で予想外の動きをした場合でも、作用する荷重及び衝撃を確実に支持して、かご4の上面で作業を行っている保守員の安全を確実に確保することが可能となる。
また、球面座32を係合子38に下方から係合させる作業と、固定ナット33を係合子38に上方から係合させる作業とを係合子38の上方から行うことができるため、保守員は、かご4をかご用ガイドレール2に固定する際の全ての作業をかご4上面において実施することが可能となり、作業性に優れる。なお、実施の形態1のようにかご4の上面から固定作業を行う場合には、ストッパナット31をネジ棒30に一体化させたものでもこの発明と同様の効果を奏することは可能である。また、ネジ棒30をレバー本体27から抜く方向に回転させて球面座32を係合子38に下方から係合させる際にネジ棒30がレバー本体27から完全に抜けてしまうことを防止するため、例えば、遊び穴部27c内まで延長させたネジ棒30の先端部に抜け防止機構を備えても良い。
この発明の実施の形態1においては、昇降路壁1a側に立設された1つのかご用ガイドレール2の一側に固定体側固定手段20を設けた場合について説明したが、かご4の両側にかご側固定手段21をそれぞれ設けるとともに、対向するかご用ガイドレール2のそれぞれに固定体側固定手段20を設けるようにして、作用する負荷を各かご用ガイドレール2に分散させるような構成としても良い。また、かご用ガイドレール2を間に挟んでその両側に固定体側固定手段20を設置し、各かご用ガイドレール2に対して均等に負荷が作用するように配置しても良い。かかる場合には、かご用ガイドレール2の両側に配置されたかご固定レバー24を1つの支持ピン29で回動可能に支持することにより、双方を連動させて作業性を向上させることも可能である。
また、上記固定体側固定手段20と上記かご側固定手段21との位置を入れ替えても良い。即ち、かご4及び昇降路1の固定体の何れか一方に係合子38を設け、かご4及び昇降路1の固定体の何れか他方に、係合子38に係合してかご4を昇降路1内に固定する上記固定体側固定手段20のような構成を有する固定具を設けることにより、この発明と同様の効果を奏することが可能である。
また、かご固定装置を実施の形態1とは上下逆向きに構成することにより、下方からの作業によりかご4を昇降路1の固定体に固定することができるようになることは言うまでもない。
なお、この発明にかかるかご固定装置の適用は、巻上機15や制御盤19等のエレベータ機器類が昇降路1内に設けられた機械室レスエレベータ装置に限定されるものではないが、機械室レスエレベータ装置では、エレベータ機器類が昇降路1の頂部に設けられることが多いため、かご4の上部と昇降路1頂部の固定体とにかご固定装置を設けることにより、かご4の上面において昇降路1頂部とかご4上面とに設置された機器類の保守作業を行うことが可能となり、特に有効な手段となる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご固定装置の正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご固定装置の側面図である。 図4におけるB−B矢視図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご固定装置の平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご固定装置の要部詳細図である。
符号の説明
1 昇降路、 1a,1b,1c 昇降路壁、 2 かご用ガイドレール、 3 乗場、 4 かご、 4a ガイドシュー、 4b かご枠、 4c 下枠、 4d かご床、 4e かご室、 4f 縦枠、 5 かご吊車支持枠、 6 かご吊車、 7 かご用緩衝器、 8 釣合い重り、 8a 釣合い重り吊車、 9 釣合い重り用ガイドレール、 10 釣合い重り用緩衝器、 11a,11b 支持梁、 12 かご側綱止め梁、 13a,13b 吊金、 14 巻上機台、 15 巻上機、 15a モータ、 15b 減速機、 15c 駆動綱車、 16 釣合い重り側綱止め部、 17 主索、 18 かご側綱止め部、 19 制御盤、 20 固定体側固定手段、 21 かご側固定手段、 22 レールクリップ、 23 支持板、 24 かご固定レバー、 25,35 検出スイッチ、 25a,35a 検出子、 26 レバー支持部、 27 レバー本体、 27a 取付穴、 27b ネジ孔部、 27c 遊び穴部、 28 支持体、 29 支持ピン、 30 ネジ棒、 31 ストッパナット、 32 球面座、 33 固定ナット、 34 ネジ頭、 36 ブラケット、 37 ストッパボルト、 37a ネジ部、 37b 先端部、 37c カム、 38,39 係合子、 38a 傾斜面、 38b 係合溝、 38c 係合孔

Claims (11)

  1. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかご及び前記昇降路の固定体の何れか一方に設けられた係合子と、前記かご及び前記固定体の何れか他方に設けられ、前記係合子に係合して前記かごを前記昇降路内に固定する固定具とを備え、前記固定具は、上下方向に位置調整自在に設けられ、前記かごの固定時に前記係合子に上方から係合する上側係止体と、上下方向に位置調整自在に設けられ、前記かごの固定時に前記係合子に下方から係合する下側係止体とを有することを特徴とするエレベータのかご固定装置。
  2. 係合子又は固定具は、かごの両側にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご固定装置。
  3. 昇降路の固定体はかご用ガイドレールであり、係合子又は固定具は、前記かご用ガイドレールを間に挟んでその両側に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのかご固定装置。
  4. 上側係止体と下側係止体とは、共に係合子の上方及び下方の何れか一側から位置調整自在であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のエレベータのかご固定装置。
  5. 上側係止体と下側係止体とは、球面座機構により係合子を上下方向から係止することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のエレベータのかご固定装置。
  6. 係合子と固定具との係合状態を検出する第一検出スイッチが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のエレベータのかご固定装置。
  7. 係合子は、かご上部及び昇降路上部の固定体の何れか一方に、固定具は、前記かご上部及び昇降路上部の前記固定体の何れか他方にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のエレベータのかご固定装置。
  8. エレベータ巻上機及びエレベータ制御盤が昇降路内に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の機械室レスエレベータのかご固定装置。
  9. 固定具は、かご及び昇降路の固定体の何れか他方に回動自在に設けられたレバー本体と、このレバー本体に螺嵌されたネジ棒とを備え、上側係止体及び下側係止体の少なくとも一方は、前記ネジ棒に螺嵌されて前記ネジ棒の軸に対して位置調整自在に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載のエレベータのかご固定装置。
  10. 下側係止体は、ネジ棒に遊貫された一対の球面座と、この球面座の下方に配置され、前記ネジ棒に螺嵌されたストッパナットとを備えたことを特徴とする請求項9に記載のエレベータのかご固定装置。
  11. 固定具は、レバー本体の回動を係止するレバーストッパと、このレバーストッパによる前記レバー本体の係止状態を検出する第二検出スイッチとを備えたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のエレベータのかご固定装置。
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JP2000203774A (ja) * 1998-11-12 2000-07-25 Toshiba Corp エレベ―タ籠の停止ロック装置
JP2004059216A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Matsushita Electric Works Ltd エレベータの点検時のかご位置保持構造

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