JP2016098106A - エレベータのかご固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、簡易な構造で、昇降路内の任意の位置にかごを固定できる安価なエレベータのかご固定装置を得る。
【解決手段】エレベータのかご固定装置は、かごの水平方向の一側に上下方向に配設された第1かご用ガイドレールに、上下方向に離間してレールクリップにより固定され、第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出する2本の第1係合板と、かごの上部に、軸方向を鉛直方向とする回動軸周りに回動可能に取り付けられ、2本の第1係合板の間に挿入される係合位置と鉛直上方から見てかごの領域内に位置する退避位置とをとる係合棒と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】エレベータのかご固定装置は、かごの水平方向の一側に上下方向に配設された第1かご用ガイドレールに、上下方向に離間してレールクリップにより固定され、第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出する2本の第1係合板と、かごの上部に、軸方向を鉛直方向とする回動軸周りに回動可能に取り付けられ、2本の第1係合板の間に挿入される係合位置と鉛直上方から見てかごの領域内に位置する退避位置とをとる係合棒と、を備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、作業員がかごの上に乗って作業をする際に、かごが昇降しないようにかごの位置を固定するエレベータのかご固定装置に関するものである。
エレベータの保守点検作業においては、作業員がかごの上に乗って作業する場合がある。そして、その作業の安全を確保するために、巻上機に組み込まれた制動装置に加えて、かごを昇降路内に固定するかご固定装置を使用していた。
従来のエレベータのかご固定装置は、ガイドレールにボルトとナットにより固定された支持板と、支持板に上下方向位置調節可能に連結され、上下方向に沿って複数の係合穴が形成された係合板と、かごに取り付けられ、係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とを摺動可能な摺動体を有する固定装置と、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベータのかご固定装置では、係合板がガイドレールに固定された支持板に上下方向の位置を調節可能に連結され、係合穴が係合板に上下方向に沿って複数形成されているので、支持板と係合板との組立体の上下方向長さが長くなる。そこで、ガイドレールに取り付けられている機器や部材との干渉を避けて支持板と係合板との組立体をガイドレールに取り付ける必要があり、かごの固定位置が制約されるという課題があった。
また、ガイドレールに取り付けられる支持板および係合板の構造、およびかごに取り付けられる固定装置の構造が複雑であり、低コスト化が図れないという課題もあった。
また、ガイドレールに取り付けられる支持板および係合板の構造、およびかごに取り付けられる固定装置の構造が複雑であり、低コスト化が図れないという課題もあった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡易な構造で、昇降路内の任意の位置にかごを固定できる安価なエレベータのかご固定装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのかご固定装置は、かごの水平方向の一側に上下方向に配設された第1かご用ガイドレールに、上下方向に離間してレールクリップにより固定され、上記第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出する2本の第1係合板と、上記かごの上部に、軸方向を鉛直方向とする回動軸周りに回動可能に取り付けられ、2本の上記第1係合板の間に挿入される係合位置と鉛直上方から見て上記かごの領域内に位置する退避位置とをとる係合棒と、を備える。
この発明によれば、かご固定装置は、第1かご用ガイドレールに取り付けられる2本の係合板と、かごの上部に回動軸周りに回動可能に取り付けられる係合棒と、から構成されるので、簡易な構造となり、かご固定装置の低コスト化が図られる。
また、2枚の係合板を、上下方向に離間して、かつ第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出するように、レールクリップで第1かご用ガイドレールに固定している。そこで、第1かご用ガイドレールや昇降路に取り付けられている機器などの制約を受けることなく係合板を第1かご用ガイドレールに取り付けることができ、かごを昇降路内の任意の位置に固定することができる。
また、2枚の係合板を、上下方向に離間して、かつ第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出するように、レールクリップで第1かご用ガイドレールに固定している。そこで、第1かご用ガイドレールや昇降路に取り付けられている機器などの制約を受けることなく係合板を第1かご用ガイドレールに取り付けることができ、かごを昇降路内の任意の位置に固定することができる。
以下、本発明のエレベータのかご固定装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごを鉛直上方から見た図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごを水平方向から見た図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を構成する係合板の取付状態の一例を説明する斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を構成する係合板の取付状態の他の例を説明する斜視図である。なお、図4および図5中、符号17は溶接部である。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごを鉛直上方から見た図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごを水平方向から見た図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を構成する係合板の取付状態の一例を説明する斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご固定装置を構成する係合板の取付状態の他の例を説明する斜視図である。なお、図4および図5中、符号17は溶接部である。
図1において、巻上機3が、機械台4に取り付けられて昇降路1の上部に形成された機械室2内に設置されている。かご7およびつり合いおもり9が、巻上機3の駆動綱車3aとそらせ車5とに掛け渡されて昇降路1内に垂下された主ロープ6に吊り下げられている。第1および第2かご用ガイドレール10、11が、かご7の水平方向、例えば間口方向の両側にかご7を挟んで昇降路1内に上下方向(鉛直方向)に配設されている。そして、かご7が、ガイドシュー8を第1および第2かご用ガイドレール10,11に嵌合させて、第1および第2かご用ガイドレール10,11に案内されて、昇降路1内に昇降可能に配設されている。また、一対のつり合いおもり用ガイドレール12が、かご7の昇降領域を避けて、昇降路1内に上下方向に配設されている。そして、つり合いおもり9が、ガイドシュー(図示せず)を一対のつり合いおもり用ガイドレール12に嵌合させて、つり合いおもり用ガイドレール12に案内されて、昇降路1内に昇降可能に配設されている。なお、かご7の間口方向とは、かごの戸の開閉方向である。
図4に示されるように、ベースブラケット13が、アンカーボルト14により昇降路1の壁面に固定されて、上下方向に互いに離間して複数設置されている。また、レールブラケット15が、ベースブラケット13に溶接により固定されている。そして、第1および第2かご用ガイドレール10,11が、レールクリップ16によりレールブラケット15のそれぞれに固定されて、昇降路1内に上下方向に配設されている。なお、つり合いおもり用ガイドレール12も、同様に、ベースブラケット13に溶接されたレールブラケット15に固定されて、昇降路1内に上下方向に配設されている。
このように構成されたエレベータは、巻上機3がエレベータ制御盤(図示せず)により駆動制御され、かご7およびつり合いおもり9が第1および第2かご用ガイドレール10,11およびつり合いおもり用ガイドレール12に案内されて昇降路1内を昇降する。
つぎに、かご固定装置の構成について図2から図5を参照しつつ説明する。
係合板21,22は、それぞれ、鋼材を用いて、第1および第2かご用ガイドレール10,11の幅より長い矩形平板に作製され、図2および図3に示されるように、第1および第2かご用ガイドレール10、11のそれぞれに、長さ方向を水平として、かつ上下方向に離間して、レールクリップ16により固定されて、2枚ずつ配設されている。また、第1かご用ガイドレール10に取り付けられた2枚の係合板21,22は、第1かご用ガイドレール10から奥行き方向(幅方向)の一側に突出している。一方、第2かご用ガイドレール11に取り付けられた2枚の係合板21,22は、第2かご用ガイドレール11から奥行き方向の他側に突出している。また、第1および第2かご用ガイドレール10,11のそれぞれに取り付けられた2枚の係合板21,22の上下方向の間隔は、後述する係合棒23の幅よりわずかに広くなっている。なお、奥行き方向とは、水平面において、間口方向と直交する方向である。
係合板21,22は、それぞれ、鋼材を用いて、第1および第2かご用ガイドレール10,11の幅より長い矩形平板に作製され、図2および図3に示されるように、第1および第2かご用ガイドレール10、11のそれぞれに、長さ方向を水平として、かつ上下方向に離間して、レールクリップ16により固定されて、2枚ずつ配設されている。また、第1かご用ガイドレール10に取り付けられた2枚の係合板21,22は、第1かご用ガイドレール10から奥行き方向(幅方向)の一側に突出している。一方、第2かご用ガイドレール11に取り付けられた2枚の係合板21,22は、第2かご用ガイドレール11から奥行き方向の他側に突出している。また、第1および第2かご用ガイドレール10,11のそれぞれに取り付けられた2枚の係合板21,22の上下方向の間隔は、後述する係合棒23の幅よりわずかに広くなっている。なお、奥行き方向とは、水平面において、間口方向と直交する方向である。
係合棒23は、鋼材を用いて、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けられた係合板21、22の各対に係合可能な長さの矩形平板に作製されている。係合棒23は、幅方向を上下方向として、長さ方向の中央部を、軸方向を鉛直方向とする回動軸24周りに回動可能に、かご7の上部に取り付けられている。そして、係合棒23は、回動軸24周りに回動し、各対の係合板21,22間に挿入される係合位置と、鉛直上方から見てかご7の領域内に収納される退避位置と、をとるように構成されている。
かご7の通常運転時には、係合棒23は、図2中一点鎖線で示される退避位置に保持され、昇降路1内に配設されている機器などとの干渉を回避している。
また、保守点検時には、かご7を保守点検位置に停止する。そこで、図4に示されるように、作業員が、かご7の上に乗り、第1および第2かご用ガイドレール10,11のそれぞれに、レールクリップ16を用いて、係合板21,22を取り付ける。ついで、作業員が、図2中時計回りに、係合棒23を回動軸24周りに回動し、係合棒23を係合板21,22間に挿入する。これにより、係合棒23は、図2中実線で示される係合位置に保持される。そこで、係合棒23は、図3に示されるように、上下に離間して配設された係合板21,22間に挿入されており、かご7の昇降は、係合棒23が係合板21,22に当接することで阻止される。このように、かご7の昇降は、巻上機3に組み込まれた制動装置(図示せず)に加えて、かご固定装置により阻止され、保守点検作業の安全が確保される。
また、保守点検時には、かご7を保守点検位置に停止する。そこで、図4に示されるように、作業員が、かご7の上に乗り、第1および第2かご用ガイドレール10,11のそれぞれに、レールクリップ16を用いて、係合板21,22を取り付ける。ついで、作業員が、図2中時計回りに、係合棒23を回動軸24周りに回動し、係合棒23を係合板21,22間に挿入する。これにより、係合棒23は、図2中実線で示される係合位置に保持される。そこで、係合棒23は、図3に示されるように、上下に離間して配設された係合板21,22間に挿入されており、かご7の昇降は、係合棒23が係合板21,22に当接することで阻止される。このように、かご7の昇降は、巻上機3に組み込まれた制動装置(図示せず)に加えて、かご固定装置により阻止され、保守点検作業の安全が確保される。
保守点検作業が終了すれば、作業員は、図2中反時計回りに、係合棒23を回動軸24周りに回動させ、係合棒23を退避位置に保持する。これにより、かご固定装置によるかご7と第1および第2かご用ガイドレール10,11との固定が解除される。そこで、作業員はかご7内に戻り、つぎの保守点検位置までかご7を昇降運転し、同様にして、保守点検作業を実施する。
ここで、図4では、係合板21,22が、レールブラケット15を避けて、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けられているが、係合板21,22は、図5に示されるように、レールブラケット15を上下方向に挟んで、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けられてもよい。このように、係合板21,22は、レールブラケット15の位置に影響されることなく、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けることができので、かご7の固定位置が制約されない。
この実施の形態1によるかご固定装置は、第1および第2かご用ガイドレール10,11のそれぞれに上下方向に離間して取り付けられている係合板21,22と、回動軸24周りに回動可能にかご7の上部に取り付けられた係合棒23と、を備えている。そして、第1かご用ガイドレール10に取り付けられた係合板21,22は、第1かご用ガイドレール10から幅方向一側(奥行き方向の一側)に突出し、第2かご用ガイドレール11に取り付けられた係合板21,22は第2かご用ガイドレール11から幅方向他側(奥行き方向の他側)に突出している。また、係合棒23が、係合板21,22の間に挿入される係合位置と鉛直上方から見てかご7の領域内に位置する退避位置とをとるように構成されている。
そこで、保守点検作業時に、巻上機3に組み込まれている制動装置に加えて、かご固定装置によりかご7を昇降路1内に固定することができるので、かご7の上部に乗っての保守点検作業の安全性が高められる。
このかご固定装置は、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けられる4枚の係合板21,22と、かご7の上部に回動軸24周りに回動可能に取り付けられる係合棒23と、で構成されるので、簡易な構造となり、低コスト化が図れる。
このかご固定装置は、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けられる4枚の係合板21,22と、かご7の上部に回動軸24周りに回動可能に取り付けられる係合棒23と、で構成されるので、簡易な構造となり、低コスト化が図れる。
また、第1および第2かご用ガイドレール10,11のそれぞれに取り付けられる部材が2枚の細長の係合板21,22で構成されている。そこで、係合板21,22は、第1および第2かご用ガイドレール10,11や昇降路1に取り付けられている機器や部材との干渉を避けて、第1および第2かご用ガイドレール10,11に取り付けることができ、かご7を任意の位置に固定することができる。
また、係合棒23を回動軸24周りに回動させることで、係合棒23を係合位置や退避位置に位置させることができるので、かご固定装置の操作性が高められる。
また、係合棒23を回動軸24周りに回動させることで、係合棒23を係合位置や退避位置に位置させることができるので、かご固定装置の操作性が高められる。
また、係合板21,22がレールクリップ16により第1および第2かご用ガイドレール10,11に固定できるので、保守点線の作業性が高められる。つまり、特許文献1では、かご7の固定のたびに、支持板に対する係合板の取付位置を変えるために、第1および第2かご用ガイドレール10,11の背面などの狭いスペースで、ボルト、ナットを着脱する煩雑な作業が必要であったが、本かご固定装置では、そのような煩雑な作業が不要となる。
なお、上記実施の形態1では、2枚の係合板を第1および第2かご用ガイドレールのそれぞれに取り付けているが、2枚の係合板を第1かご用ガイドレールにのみ取り付けてもよい。この場合、係合棒の長さを短くし、その一端側が係合板間に挿入できるように、その他端を回動軸周りに回動可能にかごの上部に取り付ければよい。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係るエレベータのかご固定装置における係合棒の外れ防止機構を説明する要部斜視図である。
図6はこの発明の実施の形態2に係るエレベータのかご固定装置における係合棒の外れ防止機構を説明する要部斜視図である。
図6において、係合板22Aは、係合板21の下側に配置される係合板であり、その先端側をかご7と反対側に直角に折り返して作製されたストッパ部材としてのストッパ部25を備える。外れ防止部材26が、一端を軸心を水平とする軸27周りに回動可能に係合板21の先端側に取り付けられ、自重に垂下するように構成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、係合板21,22A、第1かご用ガイドレール10および外れ防止部材26により、係合棒23の挿入空間28が構成される。そして、外れ防止部材26が自重で垂下し、係合棒23の挿入空間28を閉塞している。また、図6中、軸27周りに反時計回りに外れ防止部材26の回動は、可能となっている。また、図6中、軸27周りに時計回りの外れ防止部材26の回動は、外れ防止部材26がストッパ部25に当接して阻止される。
このように構成されたかご固定装置では、図6中矢印で示されるように、係合棒23を回動軸24周りに回動させると、係合棒23の移動に連動して外れ防止部材26が軸27周りに回動し、係合棒23が挿入空間28に挿入される。そして、係合棒23が挿入空間28内に完全に挿入されると、外れ防止部材26が回動して垂下し、挿入空間28が閉塞される。また、係合棒23が挿入空間28から出るように移動すると、外れ防止部材26がストッパ部25に当接し、外れ防止部材26のそれ以上の回動が阻止される。そこで、係合棒23が挿入空間28に挿入保持され、係合棒23が係合位置に固定される。
また、係合棒23を挿入空間28内で第1かご用ガイドレール10側に移動させると、図6中、外れ防止部材26を軸27周りに反時計回りに回動させることが可能となる。そこで、外れ防止部材26を軸27周りに反時計回りに回動させて挿入空間28を開放し、係合棒23を係合位置から退避位置に移動させることができる。
このように、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、係合棒23を係合位置に確実に保持できる。
なお、上記実施の形態2では、係合板の先端側を折り曲げてストッパ部を構成しているが、別部材を係合板の先端に固着してストッパ部を構成してもよい。
また、上記実施の形態2では、第1かご用ガイドレールに取り付けられる係合板にストッパ部および外れ防止部材を設けているが、第2かご用ガイドレールに取り付けられる係合板にもストッパ部および外れ防止部材を設けてもよい。
また、上記実施の形態2では、第1かご用ガイドレールに取り付けられる係合板にストッパ部および外れ防止部材を設けているが、第2かご用ガイドレールに取り付けられる係合板にもストッパ部および外れ防止部材を設けてもよい。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごを鉛直上方から見た図、図8はこの発明の実施の形態3に係るエレベータのかご固定装置における係合棒の固定機構部を説明する要部斜視図である。
図7はこの発明の実施の形態3に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごを鉛直上方から見た図、図8はこの発明の実施の形態3に係るエレベータのかご固定装置における係合棒の固定機構部を説明する要部斜視図である。
図8において、係合棒23の固定機構部29は、かご7の上部に取り付けられる、かご側取付金としての第1取付金30と、係合棒23の側面に取り付けられる、係合棒側取付金としての第2取付金35と、第1取付金30と第2取付金35とを連結する連結棒40と、を備える。
第1取付金30は、矩形平板状の鋼材を折り曲げて作製され、基部30a、基部30aの両側部から基部30aに対して直角の方向に、かつ同じ方向に突出する一対の側壁部30b、および一対の側壁部30bの先端から側壁部30bに対して直角の方向に、かつ離間する方向に突出する一対の鍔部30cからなるハット形に構成されている。そして、基部30aには、連結棒40の下端が挿入される円形の貫通穴31が形成されている。さらに、一対の係合溝32が、溝方向を貫通穴31の径方向として、貫通穴31の穴中心に対して相対するように貫通穴31から外径側に凹設されている。
第2取付金35は、矩形平板状の鋼材を折り曲げて作製され、湾曲した基部35a、および基部35aから離間する方向に突出する一対の鍔部35bを備える。基部35aには、鍔部35bの突出方向と直交する溝方向の連結溝36aと、連結溝36aの両端から連結溝36aに対して直角の方向に、かつ同じ方向に延びる第1および第2係止溝36b,36cと、からなるU字状の切り欠きが形成されている。
連結棒40は、貫通穴31および基部35aに遊嵌状態に挿入可能な円柱体に作製されている。そして、一対の第1係止ピン41が、連結棒40の一端側から、連結棒40の径方向に、同軸、かつ逆方向に突出するように設けられている。また、第2係止ピン42が連結棒40の他端側から連結棒40の径方向に突出するように設けられている。
ここで、第2取付金35が、係合棒23の回動軸24から端部側にAだけ離れた位置の側面に、連結溝36aの溝方向を鉛直方向として、一対の鍔部35bをボルト34により締着固定されて、取り付けられている。そして、連結棒40が、第2係止ピン42を切り欠きに挿入されて、軸方向を鉛直方向として、係合棒23と基部35aとの間の空間に遊嵌状態に配設されている。係合棒23が退避位置に位置する時に、連結棒40の一端側が貫通穴31内に遊嵌状態に挿入されるように、第1取付金30が、一対の鍔部30cをボルト34により締着固定されて、かご7の上部に取り付けられている。また、係合棒23が係合位置に位置する時に、連結棒40の一端側が貫通穴31内に遊嵌状態に挿入されるように、第1取付金30が、一対の鍔部30cをボルト34により締着固定されて、かご7の上部に取り付けられている。このように、第1取付金30が、かご7の上部の4カ所に配設される。
そして、連結棒40は、第2係止ピン42が第1係止溝36bに挿入されているときに、一端がかご7の上部に接し、あるいはかご7の上部からわずかに離間し、第2係止ピン42が第2係止溝36cに挿入されているときに、一端が基部30aの上面より上方に位置する長さに作製されている。また、第1係止ピン41は、第2係止ピン42が第1係止溝36bに挿入されているときに、基部30aとかご7の上部との間に位置するように連結棒40に設けられている。さらに、第2係止ピン42が連結溝36a内を移動するときに、すなわち連結棒40が鉛直方向に移動するとき、一対の係合溝32は、一対の第1係止ピン41が通過可能となるように基部30aに形成されている。
つぎに、このように構成された係合棒23の固定機構部29の動作について説明する。
まず、図8に示されるように、第2係止ピン42が連結溝36a内の中間に位置していると、連結棒40の一端が第1取付金30の基部30aに形成された貫通穴31内に挿入されている。そして、一対の係止ピン41が一対の係合溝32内に位置している。そこで、連結棒40を下方に動かし、第2係止ピン42を連結溝36a内の下端に位置させると、一対の係止ピン41が一対の係合溝32内に通って基部30aの下部側に移動する。これにより、係合棒23の回動軸24周りの回動が阻止される。ついで、連結棒40を回動させて第2係止ピン42を第1係止溝36bに挿入する。これにより、連結棒40の上方への移動の際に、第1係止ピン41が基部30aに当接するので、連結棒40の貫通穴31からの抜けが阻止される。そこで、係合棒23がかご7に固定される。
まず、図8に示されるように、第2係止ピン42が連結溝36a内の中間に位置していると、連結棒40の一端が第1取付金30の基部30aに形成された貫通穴31内に挿入されている。そして、一対の係止ピン41が一対の係合溝32内に位置している。そこで、連結棒40を下方に動かし、第2係止ピン42を連結溝36a内の下端に位置させると、一対の係止ピン41が一対の係合溝32内に通って基部30aの下部側に移動する。これにより、係合棒23の回動軸24周りの回動が阻止される。ついで、連結棒40を回動させて第2係止ピン42を第1係止溝36bに挿入する。これにより、連結棒40の上方への移動の際に、第1係止ピン41が基部30aに当接するので、連結棒40の貫通穴31からの抜けが阻止される。そこで、係合棒23がかご7に固定される。
また、連結棒40を回動させて第2係止ピン42を第1係止溝36bから連結溝36aに移動させる。ついで、第2係止ピン42が連結溝36a内の第2係止溝36bの高さ位置にくるように、連結棒40を引き上げる。これにより、一対の第1係止ピン41が一対の係合溝32内を通り、連結棒40の一端が貫通穴31から抜け出る。ついで、連結棒40を回動させて第2係止ピン42を第2係止溝36b内に挿入する。これにより、連結棒40は、その一端が貫通穴31から抜け出る高さ位置に保持される。そこで、係合棒23とかご7との固定が解除され、係合棒23が回動軸24周りに回動可能となる。
この実施の形態3では、かご7の通常運転時には、係合棒23は、2つの固定機構部29によりかご7に固定され、図7中一点鎖線で示される退避位置に保持される。そして、保守点検時には、固定機構部29による係合棒23とかご7との固定を解除し、図7中、係合棒23を回動軸24周りに時計回りに回動させて、係合棒23を係合板21,22間に挿入する。ついで、固定機構部29により係合棒23をかご7に固定する。これにより、係合棒23は、2つの固定機構部29によりかご7に固定され、図7中実線で示される係合位置に保持される。
このように、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、係合棒23を係合位置および退避位置に確実に保持できる。
また、係合位置において、係合棒23が回動軸24から先端側にAだけ離れた位置で、固定機構部29によりかご7の上部に固定されているので、かご7が不意に昇降しても、係合棒23に作用するモーメントを小さくできる。
また、係合位置において、係合棒23が回動軸24から先端側にAだけ離れた位置で、固定機構部29によりかご7の上部に固定されているので、かご7が不意に昇降しても、係合棒23に作用するモーメントを小さくできる。
なお、上記実施の形態3では、2枚の係合板を第1および第2かご用ガイドレールのそれぞれに取り付けているが、2枚の係合板を第1かご用ガイドレールにのみ取り付けてもよい。この場合、係合棒の長さを短くし、その一端側が係合板間に挿入できるように、その他端を回動軸周りに回動可能にかごの上部に取り付ける。そして、係合位置と配置位置とのそれぞれで係合棒を固定できるように固定機構部を配置すればよい。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごのガイドレール固定解除状態を鉛直上方から見た図、図10はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごのガイドレール固定状態を鉛直上方から見た図、図11はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご固定装置における係合棒の固定機構部を説明する斜視図である。
図9はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごのガイドレール固定解除状態を鉛直上方から見た図、図10はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご固定装置を備えたかごのガイドレール固定状態を鉛直上方から見た図、図11はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご固定装置における係合棒の固定機構部を説明する斜視図である。
図11において、係合棒23の固定機構部50は、かご7の上部に取り付けられる固定金51と、外れ防止部材53と、を備える。
固定金51は、基部51a、および基部51aの両端部から基部51aに対して直角の方向に、かつ同じ方向に突出する一対の側壁部51b,51cからなるU字状に構成されている。ストッパ部材としてのストッパ部51dが、側壁部51bの側部の先端側を突出させて形成されている。
外れ防止部材53は、一端を軸心を水平とする軸54周りに回動可能に側壁部51cの先端側に取り付けられ、自重に垂下するように構成されている。
外れ防止部材53は、一端を軸心を水平とする軸54周りに回動可能に側壁部51cの先端側に取り付けられ、自重に垂下するように構成されている。
このように構成された固定機構部50は、基部51aと一対の側壁部51b,51cに囲まれた空間が係合棒23の挿入空間52となる。そして、外れ防止部材53が自重で垂下し、係合棒23の挿入空間52を閉塞している。また、図11中、軸54周りに反時計回りに外れ防止部材53の回動は、可能となっている。また、図11中、軸54周りに時計回りの外れ防止部材53の回動は、外れ防止部材53がストッパ部51dに当接して阻止される。
ここで、固定機構部50は、図9に示されるように、退避位置に位置する係合棒23を2箇所で固定するようにかご7の上部に取り付けられている。また、固定機構部50は、図10に示されるように、係合位置に位置する係合棒23を2カ所で固定するようにかご7の上部に取り付けられている。
このように構成されたかご固定装置では、係合棒23が挿入空間52に挿入されるように回動軸24周りに回動されると、係合棒23の移動に連動して外れ防止部材53が軸54周りに回動し、係合棒23が挿入空間52に挿入される。また、係合棒23が挿入空間52から出るように回動軸24周りに回動されると、外れ防止部材53が係合棒23の移動に連動して回動してストッパ部51dに当接し、外れ防止部材53のそれ以上の回動が阻止される。そこで、係合棒23が挿入空間52に挿入保持され、係合棒23を係合位置に固定できる。
また、係合棒23を挿入空間52内で基部51a側に移動させると、図11中、外れ防止部材53を軸54周りに反時計回りの回動させることが可能となる。そこで、外れ防止部材53を軸54周りに反時計回りに回動させて挿入空間52を開放し、係合棒23を係合位置から退避位置に移動させることができる。
この実施の形態4では、かご7の通常運転時には、図9に示されるように、係合棒23は、2つの固定機構部50にかご7に固定されて、退避位置に保持される。
また、保守点検時には、作業者は、かご7の上部に乗り、図9中、係合棒23を回動軸24周りに反時計周りに回動させ、係合棒23を挿入空間52内の基部51a側に移動させる。ついで、作業者が、外れ防止部材53を軸54周りに回動し、挿入空間52を開放する。そこで、図9中、係合棒23を回動軸24周りに時計回りに回動させる。これにより、係合棒23は、挿入空間52から抜け出し、一対の係合板21,22間に挿入される。同時に、係合棒23は、外れ防止部材53を軸54周りに回動させつつ、挿入空間52内に挿入される。係合棒23が挿入空間52内に完全に挿入されると、外れ防止部材53は自重により垂下し、挿入空間52が閉塞される。これにより、係合棒23の回動軸24周りの回動が阻止される。そこで、図10に示されるように、係合棒23は、2つの固定機構部50にかご7に固定されて、係合位置に保持される。
このように、この実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、係合棒23を係合位置および退避位置に確実に保持できる。
また、係合位置において、係合棒23が回動軸24と係合板21,22との間の位置で、固定機構部50によりかご7の上部に固定されているので、かご7が不意に昇降しても、係合棒23に作用するモーメントを小さくできる。
また、係合位置において、係合棒23が回動軸24と係合板21,22との間の位置で、固定機構部50によりかご7の上部に固定されているので、かご7が不意に昇降しても、係合棒23に作用するモーメントを小さくできる。
なお、上記実施の形態4では、退避位置の係合棒を2カ所で固定するように固定機構部を配置しているが、退避位置の係合棒を1カ所で固定するように固定機構部を配置してもよい。
また、上記実施の形態4では、2枚の係合板を第1および第2かご用ガイドレールのそれぞれに取り付けているが、2枚の係合板を第1かご用ガイドレールにのみ取り付けてもよい。この場合、係合棒の長さを短くし、その一端側が係合板間に挿入できるように、その他端を回動軸周りに回動可能にかごの上部に取り付ける。そして、係合位置と配置位置とのそれぞれで係合棒を固定できるように固定機構部を配置すればよい。
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5に係るエレベータのかご固定装置における係合板の配列状態を説明する正面図である。
図12はこの発明の実施の形態5に係るエレベータのかご固定装置における係合板の配列状態を説明する正面図である。
図12において、係合板21は、取付部21aと挟み部21bとからなる矩形平板状に作製されている。係合板22Bは、取付部22aと挟み部22bとからなるクランク形状に作製されている。
なお、他の構成は,上記実施の形態1と同様に構成されている。
なお、他の構成は,上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5では、係合板21が、レールクリップ16により取付部21aを第1かご用ガイドレール10に固定されて、レールブラケット15の上部に配置されている。係合板22Bが、レールクリップ16により取付部22aを第1かご用ガイドレール10に固定されて、レールクリップ16の下部に配置されている。係合板22Bは、クランク形状となっているので、係合板21の挟み部21bと係合板22Bの挟み部22bとの間の間隔が、係合板21取付部21aと係合板22Bの取付部22aとの間の間隔より狭くなっている。そして、係合棒23は、係合板21、22Bの挟み部21b,22b間に挿入される。なお、係合板21,22Bは、図示されていないが、第2かご用ガイドレール11にも固定されている。
したがって、この実施の形態5においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態5によれば、レールクリップ16の近傍においても、係合棒23の係合高さ位置を任意に設定できるので、かご7を最適な位置で固定することができる。
また、レールクリップ16の近傍においても、レールクリップ16との干渉を避けて、挟み部21b,22b間の間隔を狭くすることができるので、係合棒23と挟み部21b,22bとの間のクリアランスを小さくすることができる。
この実施の形態5によれば、レールクリップ16の近傍においても、係合棒23の係合高さ位置を任意に設定できるので、かご7を最適な位置で固定することができる。
また、レールクリップ16の近傍においても、レールクリップ16との干渉を避けて、挟み部21b,22b間の間隔を狭くすることができるので、係合棒23と挟み部21b,22bとの間のクリアランスを小さくすることができる。
なお、上記実施の形態5では、下方に配置される係合板のみをクランク形状としているが、上方に配置される係合板のみをクランク形状としてもよく、2つの係合板をクランク形状に作製してもよい。
7 かご、10 第1かご用ガイドレール、11 第2かご用ガイドレール、16 レールクリップ、21,22,22A,22B 係合板、23 係合棒、24 回動軸、25 ストッパ部(ストッパ部材)、26 外れ防止部材、27 軸、30 第1取付金(かご側取付金)、31 貫通穴、35 第2取付金(係合棒側取付金)、40 連結棒、50 固定機構部。
Claims (8)
- かごの水平方向の一側に上下方向に配設された第1かご用ガイドレールに、上下方向に離間してレールクリップにより固定され、上記第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出する2本の第1係合板と、
上記かごの上部に、軸方向を鉛直方向とする回動軸周りに回動可能に取り付けられ、2本の上記第1係合板の間に挿入される係合位置と鉛直上方から見て上記かごの領域内に位置する退避位置とをとる係合棒と、を備えたエレベータのかご固定装置。 - 一端を2本の上記第1係合板の上側の係合板の突出端に軸方向を水平とする軸周りに回動可能に取り付けられて自重により垂下し、上記退避位置から上記係合位置に移動する上記係合棒により上記軸周りに回動され、上記係合棒の2本の上記第1係合板間への挿入を可能とする外れ防止部材と、
2本の上記第1係合板の下側の係合板の突出端に形成され、上記係合位置から上記退避位置に移動する上記係合棒による上記外れ防止部材の上記軸周りの回動を阻止するストッパ部材と、をさらに備えた請求項1記載のエレベータのかご固定装置。 - 上記係合位置に位置する上記係合棒の上記回動軸から上記第1係合板側に離間した部位に取り付けられた係合棒側取付金と、
上記係合棒側取付金に上下方向に移動可能に取り付けられた連結棒と、
それぞれ、貫通穴を有して上記かごの上部に取り付けられ、上記連結棒が上記貫通穴に挿入されて上記退避位置に位置する上記係合棒を固定する位置、および上記連結棒が記貫通穴に挿入されて上記係合位置に位置する上記係合棒を固定する位置に配置されたかご側取付金と、をさらに備えた請求項1記載のエレベータのかご固定装置。 - それぞれ、上記係合棒を固定および固定解除可能に構成されて上記かごの上部に取り付けられ、上記退避位置に位置する上記係合棒を固定する位置、および上記係合位置に位置する上記係合棒の上記回動軸から上記第1係合板側に離間した部位を固定する位置に配置された固定機構部をさらに備えた請求項1記載のエレベータのかご固定装置。
- 2本の上記第1係合板の、上記第1かご用ガイドレールに固定された部位間の上下方向の間隔と、上記第1かご用ガイドレールの幅方向の一側に突出して、上記係合棒が挿入される部位間の上下方向の間隔とが、異なっている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエレベータのかご固定装置。
- 上記かごの水平方向の他側に上下方向に配設された第2かご用ガイドレールに、上下方向に離間して上記レールクリップにより固定され、上記第2かご用ガイドレールの幅方向の他側に突出する2本の第2係合板をさらに備え、
上記係合棒が、2本の上記第1係合板の間に挿入された時に、2本の上記第2係合板の間に挿入されるように構成されている請求項1記載のエレベータのかご固定装置。 - 上記係合位置に位置する上記係合棒の上記回動軸から上記第1係合板側および上記第2係合板側に離間した部位に取り付けられた係合棒側取付金と、
上記係合棒側取付金のそれぞれに上下方向に移動可能に取り付けられた連結棒と、
それぞれ、貫通穴を有して上記かごの上部に取り付けられ、上記連結棒が上記貫通穴に挿入されて上記退避位置に位置する上記係合棒を固定する位置、および上記連結棒が記貫通穴に挿入されて上記係合位置に位置する上記係合棒を固定する位置に配置されたかご側取付金と、をさらに備えた請求項6記載のエレベータのかご固定装置。 - それぞれ、上記係合棒を固定および固定解除可能に構成されて上記かごの上部に取り付けられ、上記退避位置に位置する上記係合棒を固定する位置、および上記係合位置に位置する上記係合棒の上記回動軸から上記第1係合板側および上記第2係合板側に離間した部位を固定する位置に配置された固定機構部をさらに備えた請求項6記載のエレベータのかご固定装置。
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