JP4192608B2 - 画像形成装置、プリントシステム、およびデータ伝送プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は画像形成装置、プリントシステム、およびデータ伝送プログラムに関し、特に、テレビジョン放送の垂直帰線消去期間に重畳されるプリント対象データ、もしくは、ディジタルテレビ放送のサービス情報データにより送信されるプリント対象データを画像形成する画像形成装置、プリントシステム、およびデータ伝送プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
放送電波の有効利用とテレビジョン放送の一層のサービス向上とを目的として、テレビジョン放送の垂直帰線消去期間である特定の水平走査期間に、その番組に関する様々な文字放送データが重畳されて伝送されている。この文字放送データの中には様々な情報が含まれており、この文字放送データに基づいて、文字放送受信機では、文字放送番組を構成する文字や絵などの符号データを復調し再生してテレビ画面に表示している。
【0003】
また、近年、映像および音声をディジタル圧縮して伝送するシステムであるディジタルテレビ放送が実用化されている。ディジタルテレビ放送においては、放送する映像に加えて、番組に関する様々な情報を含んだサービス情報データが伝送される。
【0004】
このような文字放送データや、サービス情報データを活用するシステムとして、特許文献1は、テレビジョン放送信号の垂直帰線消去期間に重畳した文字データ放送を復調してURL(Uniform Resource Locators)を判別して抽出し、抽出したURLを記憶し、記憶したURLにアクセスしてウェブページを表示することのできる文字放送受信装置を開示している。
【0005】
また、特許文献2は、指定されたテレビジョン放送電波に含まれている文字放送またはデータ放送の情報から、テキストと静止画あるいはイラストとを取出して所定のレイアウトに加工し、予め指定した時刻、もしくは任意の時刻に画像形成装置に出力する、テレビチューナ付きプリンタである情報処理装置を開示している。
【0006】
また、特許文献3は、視聴者から予め指定されたデータに対応するデータを含む放送データを、それが重畳されている映像信号および音声信号と共に記憶するデータ放送受信装置を開示している。
【0007】
このような放送番組として、具体的には、教育番組において、その番組の後半に理解度を確認するための小テストを行なう場合が考えられる。そのような場合に、番組の途中に小テストのサービス情報を伝送し、受信側でテスト用紙をプリント出力する必要がある。なぜなら、テスト用紙を事前に配布したりプリント出力しておいたりしていたのでは、受講者に問題がわかってしまい、小テストの正確な結果が得られないからである。
【0008】
また、資料の情報を含む放送データを伝送することによって、ブロードキャストでプレゼンテーションを行なうことも考えられる。そのような場合にもまた、適切なタイミングで資料をプリント出力する必要がある。なぜなら、資料がプリント出力されるタイミングが適切でなく、資料が事前に配布されたりプリント出力されたりしたのでは、プレゼンテーションの効果が薄れてしまうからである。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−101979号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平11−341423号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平11−102550号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際のテレビジョン放送においては、災害や重大事件の発生などにより、番組が中断されたり延期になったりする場合もある。そのような場合、上述の特許文献1〜3に開示されている文字放送受信装置、情報処理装置、あるいはデータ放送受信装置では、所望するタイミングでプリント出力できないという問題があった。
【0013】
また、画像形成装置は、プリント用紙がないなどの要因ですぐにプリント出力できない場合がある。このような場合にも、上述の特許文献1〜3に開示されている文字放送受信装置、情報処理装置、あるいはデータ放送受信装置では、プリント出力すべきタイミングになったときすぐにプリント出力できない場合があり、プリント用紙の補給を行なっている間に番組が進行し、プリント出力しているときに、すでにそれを必要としているタイミングを逃している可能性もあるという問題がある。すなわち、上の例では、小テストの用紙をプリント出力しているときに、すでに小テストの回答を放送している場合もある。そのような場合に、適切なタイミング以外でプリント出力されると、用紙の無駄遣いになってしまうという問題もあった。
【0014】
さらに、画像形成装置は、通常、消費電力を抑えるための省電力モードを備えており、省電力モード中は定着装置の温度を低く保つよう制御されている。そのため、省電力モード中は、すぐにプリント出力を開始できない。すなわち、上述の特許文献1〜3に開示されている文字放送受信装置、情報処理装置、あるいはデータ放送受信装置においては、画像形成装置が省電力モードであるときにプリント出力すべきタイミングになってもすぐにプリント出力できず、定着装置の温度が定着可能な温度になってからプリント出力を開始することになる。そのため、プリント出力を行なっているときには、すでにそれを必要としているタイミングを逃している可能性もあるという問題がある。すなわち、上の例では、小テストの用紙をプリント出力しているときに、すでに小テストの回答を放送している場合もある。そのような場合に、適切なタイミング以外でプリント出力されると、用紙の無駄遣いになってしまうという問題もあった。
【0015】
また、上述の特許文献1〜3に開示されている文字放送受信装置、情報処理装置、あるいはデータ放送受信装置においては、プリント出力予定のプリント対象データを受信後、プリント出力を開始するタイミングになるまでデータを保持することがなされるが、所望のタイミングでプリント出力ができなかった場合に、プリント出力予定の画像が画像形成装置内に残り、画像形成装置の記憶容量を圧迫するという問題もあった。
【0016】
さらに、インターネットなどを介して放送画像を入手して放送番組を活用することも考えられる。具体的には、教育番組のデータをインターネットなどを介して入手して受講することなどが考えられる。このような場合に、受講者は、プリント出力するタイミングになって初めて手動でプリント指示を行なっているのが一般的である。そのため、プリント出力が完了したときにはすでにそれを必要としているタイミングを逃している可能性もあるという問題がある。すなわち、上の例では、小テストの用紙のプリント出力が完了したときには、すでに小テストの時間がかなり経過している、あるいは終了している場合もあるという問題があった。また、インターネットなどを介して放送番組を受信する場合には、受信装置であるパーソナルコンピュータ等の性能に応じて再生時間が変化するので、特許文献2に開示されているような予め指定した時刻に画像形成装置に出力するという出力方法を実現することは難しいという問題もあった。
【0017】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであって、適切なタイミングで放送番組の画像形成を行なうことのできる画像形成装置、プリントシステム、およびデータ伝送プログラムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、動画を構成する各コマである画像データと、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータと、の組からなるデータ放送信号を順次受信する受信手段と、受信したデータ放送信号から、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する検出手段と、検出したプリント対象データを記憶装置に格納する格納手段と、記憶装置に格納したプリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号の検出に応じて、記憶装置に格納したプリント対象データをプリント出力する出力手段とを備え、プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号は、当該プリント対象データを含むプライベートデータと組となる画像データを含むデータ放送信号よりも後に受信したデータ放送信号に含まれる画像データと組となるプライベートデータに含まれる。
【0019】
好ましくは、画像形成装置は、当該画像形成装置がプリント出力が不能な状態であるときに検出手段がプリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号を検出した場合には、プリント出力が不能な状態を脱した後にさらにユーザによるプリント指示が入力されるまで、プリント対象データのプリント出力を待機する。
【0020】
また、画像形成装置は、当該画像形成装置がプリント出力が可能な第1の状態以外の他の第2の状態であるときに、検出手段においてプリント対象データを検出することで、第2の状態から第1の状態に移行する移行手段をさらに備えることが望ましい。
【0021】
また、画像形成装置は、受信したデータ放送信号からデータ放送の終了を検出する終了検出手段と、終了を検出すると、記憶装置に格納したプリント対象データを消去する消去手段とをさらに備えることが望ましい。
【0022】
本発明の他の局面に従うと、プリントシステムは、データ放送受信端末と画像形成装置とを含むプリントシステムであって、データ放送受信端末は、動画を構成する各コマである画像データと、プリント対象データおよびプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータと、の組からなるデータ放送信号を順次受信する受信手段と、受信したデータ放送信号から、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する検出手段と、検出したプリント対象データを画像形成装置に通知する第1の通知手段と、検出したプリント出力に関わる制御信号を画像形成装置に通知する第2の通知手段とを備え、画像形成装置は、第1の通知手段によってデータ放送受信端末から通知されたプリント対象データを記憶装置に格納する格納手段と、記憶装置に格納したプリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号の通知に応じて、記憶装置に格納したプリント対象データをプリント出力する出力手段とを備え、プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号は、当該プリント対象データを含むプライベートデータと組となる画像データを含むデータ放送信号よりも後に受信したデータ放送信号に含まれる画像データと組となるプライベートデータに含まれる。
【0023】
好ましくは、プリントシステムに含まれる画像形成装置は、プリント出力が不能な状態であるときに第2の通知手段によってデータ放送受信端末からプリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号を通知された場合には、プリント出力が不能な状態を脱した後に、さらにユーザによるプリント指示が入力されるまで、プリント対象データの出力を待機する。
【0024】
また、プリントシステムに含まれる画像形成装置は、プリント出力が可能な第1の状態から第1の状態以外の他の第2の状態に移行した旨をデータ放送受信端末に通知する移行通知手段をさらに備え、プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末は、検出手段において受信したデータ放送信号からプリント対象データを検出すると、移行通知手段による画像形成装置からの第2の状態に移行した旨の通知に基づいて、画像形成装置に対して、第1の状態への移行を指示する指示手段をさらに備えることが望ましい。
【0025】
また、プリントシステムに含まれる画像形成装置は、第1の通知手段によってデータ放送受信端末からプリント対象データを通知された後にプリント出力が不能な状態となった場合に、プリント出力の開始が可能となるまでの時間である第1の時間データを、データ放送受信端末に対して送信する送信手段をさらに備え、プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末は、検出されたプリント出力に関わる制御信号から、データ放送信号に含まれる放送データが再生されるタイミングと検出されたプリント対象データをプリント出力するタイミングとの時間差である第2の時間データを抽出する抽出手段と、画像形成装置の送信手段によって送信された第1の時間データと、抽出された第2の時間データとに基づいて、第2の通知手段において、検出したプリント出力に関わる制御信号を画像形成装置に通知するタイミングを決定する決定手段とをさらに備えることが望ましい。
【0026】
また、プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末は、受信したデータ放送信号から、データ放送の終了を検出する終了検出手段と、検出されたデータ放送の終了を画像形成装置に対して通知する終了通知手段とをさらに備え、プリントシステムに含まれる画像形成装置は、終了通知手段においてデータ放送受信端末からデータ放送の終了を通知されると、記憶装置に格納したプリント対象データを消去する消去手段をさらに備えることが望ましい。
【0027】
本発明のさらに他の局面に従うと、プリントシステムは、データ放送受信端末と画像形成装置とを含むプリントシステムであって、データ放送受信端末は、受信したデータ放送信号から、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する検出手段と、検出したプリント対象データを画像形成装置に通知する通知手段と、検出したプリント出力に関わる制御信号が、プリント対象データのプリント出力の開始を示す信号である場合に、画像形成装置に、プリント対象データのプリント出力の開始を指示するプリント開始データを通知するプリント開始通知手段と、検出したプリント出力に関わる制御信号が、プリント対象データのプリント出力の禁止を示す信号である場合に、画像形成装置に、プリント対象データのプリント出力の禁止を指示するプリント禁止データを通知するプリント禁止通知手段とを備える。
【0028】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理装置は、所定のアクセス先からプログラムを取得する取得手段と、取得したプログラムを実行することによって、映像情報とプリント対象データとを含む情報を受信する受信手段と、受信した情報から、映像情報とプリント対象データとを分離する分離手段と、分離したプリント対象データを記憶装置に格納する格納手段と、分離した映像情報の再生中の所定のタイミングで、記憶装置に格納したプリント対象データをプリント出力するための指示を画像形成装置に対して行なう指示手段とを備える。
【0029】
本発明のさらに他の局面に従うと、データ送信方法は、映像情報と共に、プリント出力するためのプリント対象データを送信する第1の送信ステップと、映像情報と共に、映像情報が再生されるタイミングと関連付けてプリント対象データのプリント出力に関わる制御信号を送信する第2の送信ステップとを備える。
【0030】
さらに、上述の映像情報は動画を構成する各映像のコマであり、第2の送信ステップにおいて、動画の1コマである映像情報が再生されるタイミングと関連付けて送信されるプリント出力に関わる制御信号は、プリント対象データのプリント出力開始と、プリント対象データのプリント出力の禁止と、動画の1コマである映像情報が再生されてからプリント対象データのプリント出力を開始するまでの時間と、プリント対象データの消去と、プリント対象データをプリント出力する際の条件との少なくとも1つを示す信号であることが望ましい。
【0031】
本発明のさらに他の局面に従うと、データ伝送プログラムは、コンピュータにデータ伝送処理を実行させるプログラムであって、受信した、動画を構成する各コマである画像データと、プリント対象データおよびプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータと、の組からなるデータ放送信号より、プリント対象データを検出する第1の検出ステップと、第1の検出ステップにおいて検出されたプリント対象データを画像形成装置に対して送出する送出ステップと、当該プリント対象データを含むプライベートデータと組となる画像データを含むデータ放送信号よりも後に受信したデータ放送信号に含まれる画像データと組となるプライベートデータから、プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号を検出する第2の検出ステップと、第2の検出ステップにおいてプリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号が検出されたことに応じて、画像形成装置に対してプリント対象データのプリント出力指示を行なう指示ステップとを実行させる。
【0032】
また、データ伝送プログラムは、受信したデータ放送信号よりデータ放送の終了を検出する第3の検出ステップと、第3の検出ステップにおいてデータ放送の終了を検出すると、画像形成装置に対して、プリント対象データの消去を指示する消去指示ステップとをさらに実行させることが望ましい。
【0033】
さらに、プリント出力に関わる制御信号は、プリント出力に関わる制御信号が検出されたデータ放送信号に含まれる放送データが再生されるタイミングとプリント対象データをプリント出力するタイミングとの時間差を示す信号であることが望ましい。
【0034】
また、第2の検出ステップにおいては、第1の検出ステップにおいてプリント対象データを検出したデータ放送信号とは異なる他のデータ放送信号から、プリント対象データのプリント出力に関わる制御信号を検出することが望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0036】
(1)プリントシステムの構成について
図1は、本実施の形態におけるプリントシステムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態におけるプリントシステムは、データ放送信号を受信するデータ放送受信端末1と、プリント対象データを用紙にプリントするデジタル複写機、プリンタなどの画像形成装置8とを含んで構成され、これらはLAN(Local Area Network)を介して通信を行なう。なお、データ放送受信端末1と画像形成装置8との通信は、LAN等の専用回線を介した通信であってもよいし、電話回線等の一般回線を介した通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
【0037】
上述のデータ放送信号は、プリント対象データとプリント対象データのプリント出力などを制御するプリント出力に関わる制御信号とを含む信号である。データ放送信号が動画データを含む信号である場合、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とは、動画データとは異なるデータとして動画データの各コマごとに含まれてもよい。また、動画データを構成する各コマとは異なったコマに含まれてもよい。
【0038】
本プリントシステムにおいて、データ放送受信端末1は、受信したデータ放送信号からプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する。そしてデータ放送受信端末1は、検出したプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを画像形成装置8に通知する。
【0039】
画像形成装置8は、データ放送受信端末1からプリント対象データを受信したときには、プリント対象データのプリント出力を開始しない。画像形成装置8は、プリント対象データとは別にデータ放送受信端末1から通知されるプリント出力に関わる制御信号の受信を待ち、データ放送受信端末1から受信したプリント出力に関わる制御信号にプリントの開始を指示する情報が含まれている場合に、受信したプリント対象データのプリント出力を開始する。
【0040】
画像形成装置8は、用紙切れなどのようなプリント出力が不能な状態の場合、用紙を補給してプリント出力が可能な状態になっても自動的にプリント出力を開始しないように設計されていることが好ましい。なぜなら、用紙を補給したときに自動的にプリント出力するように設計されていると、すでに番組の放送が終了していた場合に、プリント出力した用紙を活用できない可能性があるからである。
【0041】
また、画像形成装置8は、消費電力を抑える省電力モードを備えていることが好ましい。画像形成装置8が省電力モードである場合には、プリント出力を開始する場合には、省電力モードを解除することが好ましい。なお、その場合の構成については後述する。
【0042】
さらに図1を参照して、本プリントシステムには、LANに接続された情報処理装置9がさらに含まれる。情報処理装置9は、インターネットにも接続されており、インターネットに接続された中継装置70を介して、映像情報を公開している情報処理装置71から放送画像を取得する。そして、放送画像を再生中に、必要なタイミングで画像形成装置8にプリント対象データを出力してプリント出力を実行させる。
【0043】
画像形成装置8は、情報処理装置9からプリント対象データを受信すると、すぐにプリント出力を開始する。また、画像形成装置8は、画像処理装置9からプリント対象データを受信したときに用紙切れなどのようなプリント出力不能な状態の場合、用紙を補給することで新たなプリント指示がなくても自動的にプリント出力を開始するように設計されていることが好ましい。
【0044】
次に、図1に示されるプリントシステムに含まれる各装置について詳しく説明する。
【0045】
(1−1)データ放送受信端末1について
本プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末1がアナログデータ放送用チューナを有する場合のデータ放送受信端末1aの構成、およびデータ放送受信端末1aにおけるデータの流れについて、図2に示したブロック図を用いて説明する。図2は、本プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末1であるデータ放送受信端末1aの、構成の具体例を示すブロック図である。
【0046】
図2を参照して、データ放送受信端末1aは、図示しない放送局より、文字放送信号をアンテナ3で受信する。ここで受信する文字放送信号は、放送局で製作されたテレビ番組のテレビジョン信号であって、符号化された文字放送データが垂直帰線消去期間に重畳されたテレビジョン信号である。そして、アンテナ3は、受信された文字放送信号をテレビジョン信号受信回路12に供給する。
【0047】
テレビジョン信号受信回路12は、アンテナ3から受信した複数のテレビジョン信号である文字放送データから、所望のテレビジョン信号を選択して復調し、音声信号と複合映像信号とに分離する。そして、テレビジョン信号受信回路12は、分離した音声信号を音声復調増幅回路13と受信回路21とに供給し、分離した複合映像信号を輝度増幅・色復調回路17と受信回路21とに供給する。
【0048】
輝度増幅・色復調回路17は、テレビジョン信号受信回路12から供給された複合映像信号を、輝度信号と色信号とに分離して生成し、映像切換回路18を介して映像増幅回路19に供給する。
【0049】
映像増幅回路19は、輝度増幅・色復調回路17から映像切換回路18を介して供給された輝度信号と色信号とに分離された複合映像信号を、所定の信号値に増幅する。そして、映像増幅回路19は、増幅した複合映像信号を、テレビ画面を表示する表示装置6に供給する。表示装置6は、映像増幅回路19から供給された、増幅された複合映像信号を再生する。
【0050】
音声復調増幅回路13は、テレビジョン信号受信回路12から供給された音声信号の周波数を復調し、音声切換回路14を介して音声増幅回路15に供給する。
【0051】
音声増幅回路15は、音声復調増幅回路13から音声切換回路14を介して供給された音声信号を、所定の信号値に増幅する。そして、音声増幅回路15は、増幅した音声信号をスピーカ5に供給する。スピーカ5は、音声増幅回路15から供給された、増幅された音声信号を再生する。
【0052】
受信回路21は、テレビジョン信号受信回路12から供給された複合映像信号より、重畳されている文字信号を分離して抽出する。そして、受信回路21は、抽出した文字放送データラインごとの符号化データを復号処理部22に供給する。
【0053】
復号処理部22は、復号処理部22全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30を含んで構成される。復号処理部22は、受信回路21から供給された文字放送データラインごとの符号化データより、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する。そして、復号処理部22は、検出したプリント対象データを固定記憶装置41に格納する。
【0054】
復号処理部22を構成するCPU30は、受信回路21から復号処理部22に供給された文字放送データラインごとの符号化データを復号する。すなわち、CPU30は、受信回路21から復号処理部22に供給された文字放送データラインごとの符号化データをデータメモリ26に格納する。そして、CPU30は、ROM(Read Only Memory)24に格納されている文字信号データを解読するためのプログラムを、作業領域とするRAM(Random Access Memory)23に読出して実行することで、データメモリ26に格納された文字放送データを、文字発生器25に格納されている文字や図形のキャラクタを用いて、文字放送用表示データに変換する。そして、CPU30は、変換した文字放送用表示データを、表示処理回路28を介して表示メモリ29に格納する。
【0055】
表示処理回路28は、表示メモリ29に格納された文字放送用表示データをRGB(Red,Green,Blue:色)信号に合成して、映像切換回路18に供給する。
【0056】
また、受信回路21は、テレビジョン信号受信回路12から音声信号を供給された場合には、音声信号を付加音デコーダ27に供給する。
【0057】
付加音デコーダ27は、テレビジョン信号受信回路12から供給された音声信号を付加音信号に変換し、音声切換回路14に供給する。
【0058】
リモートコントローラ(以下、リモコンと言う)7は、利用者より、テレビジョン放送番組の選択や、スピーカ5や表示装置6で再生される音声や映像を他の音声や映像に切替える切換命令の操作入力を受付け、それに対応するリモコン信号をリモコン受信部32に発信する。リモコン受信部32は、リモコン7からリモコン信号を受信し、受信したリモコン信号を制御マイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)33に供給する。
【0059】
制御マイコン33は、リモコン受信部32から供給されたリモコン信号から、各種回路の動作や処理を制御する制御信号を生成する。そして、制御マイコン33は、生成した制御信号をCPU30に供給する。
【0060】
CPU30は、制御マイコン33から供給された制御信号により、復号処理部22全体を制御する。CPU30によって復号処理部22が制御されることによって、例えば、音声切換回路14では、復号処理部22の付加音デコーダ27から供給される音声信号と、音声復調増幅回路13から供給される文字放送番組データの映像信号と、輝度増幅・色復調回路17から供給される映像信号とを切替える制御が行なわれる。
【0061】
また、CPU30は、固定記憶装置41に格納されたプリント対象データを、NIC(Nwtwork Interface Card)45からLANを介して、画像形成装置8に送信する。
【0062】
なお、図1において、データ放送受信端末1と画像形成装置8とは各々独立した装置として示されているが、データ放送受信端末1と画像形成装置8との構成はこのような構成に限定されず、両機能を備え一体に構成された装置であっても構わない。そこで、他の実施例として、本システムに含まれる画像形成装置8がアナログデータ放送用チューナを有する画像形成装置100aである場合の構成、および画像形成装置100aにおけるデータの流れについて、図3に示したブロック図を用いて説明する。
【0063】
図3を参照して、画像形成装置100aは、図2に示されるNIC45に替えて、画像形成部46をさらに備える。そして、画像形成部46は、LANを介して情報処理装置9と接続されている。
【0064】
本画像形成装置100aにおいて、図2に構成の具体例が示されるデータ放送端末1aと同様に、復号処理部22を構成するCPU30は、文字放送データラインごとの符号化データから、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する。そして、CPU30は、検出したプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを画像形成部46に供給する。画像形成部46は、CPU30から供給されたプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを処理する。すなわち、画像形成部46は、上述の画像形成装置8と同様に、CPU30から供給されたプリント対象データをプリント出力する。
【0065】
次に、本プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末が、ディジタルテレビ放送用チューナを有する場合のデータ放送受信端末1bの構成について、図4に示したブロック図を用いて説明する。図4は、データ放送受信端末1bの構成の具体例を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、ディジタルテレビ信号の伝送源が放送衛星を用いたものである場合について説明するが、地上波を用いたものおよびケーブルテレビにおいても同様である。
【0066】
図4を参照して、データ放送受信端末1bは、BSアンテナ4に接続された選局回路51、QPSK(Quarternary Phase-Shift Keying;1/4位相シフトキーイング)復調器52、デスクランブラ53、トランスポート分離機54、MPE(Motion Picture Expert Group)55、およびD/A(Digital-to-Analog)変換器56からなる信号処理部と、信号処理部に接続されたバス57を介した、CPU58、ICカード59、RAM60、ROM61、および固定記憶装置62からなる制御部とを含んで構成される。
【0067】
ディジタルテレビ放送システムにおいては、DVB(Digital Video Broadcasting)規格に準じた信号形態とシステムとが採用されている。そのため、データ放送受信端末1bの信号処理部は、BSアンテナ4でDVB規格に準じて伝送されたディジタルテレビ信号を受信する。そして、BSアンテナ4は、受信したディジタルテレビ信号を中間周波数に変換して、選局回路51に供給する。
【0068】
選局回路51は、視聴者のコンピュータのみで選局されたチャンネルに基づいて、BSアンテナ4から供給されたディジタルテレビ信号をベースバンド信号に変換する。そして、選局回路51は、変換したベースバンド信号を、QPSK復調器52に供給する。
【0069】
QPSK復調器52は、選局回路51から供給されたベースバンド信号をディジタルデータに復調する。そして、QPSK復調器52は、復調されたディジタルデータをパケットごとに区分して、トランスポートストリームデータとしてデスクランブラ53に供給する。
【0070】
デスクランブラ53は、QPSK復調器52から供給されたトランスポートストリームデータが暗号化されている場合に、それらを復号化してトランスポート分離器54に供給する。また、QPSK復調器52から供給されたトランスポートストリームデータが暗号化されていない場合に、それらをそのままトランスポート分離器54に供給する。
【0071】
トランスポート分離器54は、パケット分離手順に従い、デスクランブラ53から供給されたトランスポートストリームデータから、伝送されてきた番組の映像データのビットストリームと音声データのビットストリームとプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とに分離する。そして、トランスポート分離器54は、分離した各ビットストリームを、MPEG復調器55に供給する。
【0072】
MPEG復調器55は、MPEG復調手順に従い、トランスポート分離器54から供給された各ビットストリームを復号化する。そして、MPEG復調器55は、復号化したMPEG復号信号を、D/A変換器56に供給する。
【0073】
D/A変換器56は、MPEG復調器55から供給されたMPEG復号信号を、ディジタル信号からアナログ信号に変換する。そして、D/A変換器56は、変換したアナログ信号を、例えばアナログTV(テレビ)10に供給する。このことで、アナログTV10では、アナログ信号が出力され、再生・表示される。
【0074】
また、トランスポート分離器54は、分離したプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを、RAM60あるいは固定記憶装置62に記憶する。
【0075】
制御部のCPU58は、搭載されたリアルタイムOSやROM61に格納されたシステムプログラムに従い、バス57を介して、上述の信号処理部分が効率よく動作を行なえるよう、各種の制御および信号処理を行なう。
【0076】
すなわち、CPU58は、BSアンテナ4で受信し選局回路51で選局した番組が、暗号化され伝送されている場合には、ICカード59に格納されている視聴契約情報を読出し、デスクランブラ53を制御して暗号解読する。
【0077】
また、ROM61には、利用者の契約している放送衛星に対応したシステムプログラムが格納されている。CPU58は、ROM61に対してこのシステムプログラムを読出すためのプログラムロード信号を供給し、ROM61に格納されているこのシステムプログラムをRAM60に読出す。そして、CPU58は、RAM60に読出したシステムプログラムを実行して、信号処理部の選局回路51、QPSK復調器52、トランスポート分離器54、MPEG復調器55、およびD/A変換器56を制御する。
【0078】
また、CPU58は、RAM60あるいは固定記憶装置62に格納されたプリント対象データを、NIC63からLANを介して、画像形成装置8に送信する。
【0079】
なお、図1において、データ放送受信端末1と画像形成装置8とは各々独立した装置として示されているが、上述の如く、データ放送受信端末1と画像形成装置8との構成はこのような構成に限定されず、両機能を備え一体に構成された装置であっても構わない。そこで、他の実施例として、本システムに含まれる画像形成装置8がディジタルテレビ放送用チューナを有する画像形成装置100bである場合の構成について、図5に示したブロック図を用いて説明する。
【0080】
図5を参照して、画像形成装置100bは、図4に示されるNIC63に替えて、画像形成部64をさらに備える。そして、画像形成部64は、LANを介して情報処理装置9と接続されている。
【0081】
本画像形成装置100bにおいて、図4に構成の具体例が示されるデータ放送端末1bと同様に、トランスポート分離器54は、パケット分離手順に従い、デスクランブラ53から供給されたトランスポートストリームデータから、伝送されてきた番組の映像データのビットストリームと音声データのビットストリームとプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを分離する。そして、トランスポート分離器54は、分離したプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを画像形成部64に供給する。画像形成部64は、トランスポート分離器54から供給されたプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを処理する。すなわち、画像形成部64は、上述の画像形成装置8と同様に、トランスポート分離器54から供給されたプリント対象データをプリント出力する。
【0082】
(1−2)画像形成装置8について
次に、本プリントシステムに含まれる画像形成装置8について説明する。図6は、画像形成装置8の回路構成の具体例を示すブロック図である。なお、ここでは、図1に示されるように、画像形成装置8はデータ放送受信装置1とは独立した別個の装置であるものとして説明するが、上述の図3に示される画像形成部46、および図5に示される画像形成部64も同じ回路構成である。
【0083】
図6を参照して、画像形成装置8は、原稿画像を操作して、その複写画像を用紙上に形成するマルチCPU構造の装置であり、個々のCPUに対応した制御モジュール110〜130の3つの制御モジュールを含んで構成される。
【0084】
制御モジュール110は、画像形成装置8の全体制御を行なうCPU111と、CPU111で実行するファームウェアを格納した書換え可能なFlush ROM112と、CPU111でファームウェアを実行するときの作業用領域となるS−RAM(Static RAM)113と、各種設定値を保存するバッテリバックアップされたNV−RAM(Nonvolatile RAM;不揮発性メモリ)114と、制御モジュール120と各種の制御データを送受信するシリアルI/F(インタフェース)116と、LANを介して各種のデータを送受信するNIC117と、ユーザが各種操作・設定を行なう操作パネル118と、LANを介して受信したプリント対象データを記憶する固定記憶装置119とを含んで構成される。
【0085】
また、制御モジュール120は、画像形成装置8のプリント処理を制御するCPU121と、CPU121で実行するファームウェアを格納した書換え可能なFlush ROM122と、CPU121でファームウェアを実行するときの作業用領域となるS−RAM123と、各種設定値を保存するバッテリバックアップされたNV−RAM124と、制御モジュール110と各種の制御データを送受信するシリアルI/F125と、制御モジュール130と各種の制御データを送受信するシリアルI/F126と、画像形成処理の負荷を制御するプリント負荷制御I/O(Input-Output),GA(Graphics Accelerator)127とを含んで構成される。この制御モジュール120は、さらに前述した省電力モードの制御を行なう。
【0086】
また、制御モジュール130は、画像形成装置8に対する画質の補正を制御するCPU131と、CPU131で実行するファームウェアを格納した書換え可能なFlush ROM132と、CPU131でファームウェアを実行するときの作業用領域となるS−RAM133と、各種設定値を保存するバッテリバックアップされたNV−RAM134と、制御モジュール120と各種の制御データを送受信するシリアルI/F135と、画質補正制御GA136とを含んで構成される。
【0087】
(1−3)データ放送信号について
次に、放送局側が作成し、データ放送受信端末1a,データ放送受信端末1b、あるいはデータ放送信号を受信可能な画像形成装置100a,画像形成装置100bへ送信するデータ放送信号の構成の具体例を、図7を用いて説明する。また、放送局側が作成する情報と放送局側からデータ放送受信端末1へのデータ送信方法とについても同時に説明する。
【0088】
放送局側は、音声と動画とを含む放送画像を送信する。ここでは、放送局が動画の各コマごとに対応させて、動画の各コマとは異なる別の情報としてプライベートデータも作成する。そして、図7に示すように、動画を構成する各コマである画像データに、作成したプライベートデータを付加して、データ放送受信端末1に送信する。この処理は、図示しない放送局側の情報処理装置において行なわれる処理であって、その情報処理装置は一般的なパーソナルコンピュータ等を用いて構成されるものであるため、ここでのその構成についての説明は行なわない。なお、ここで、プライベートデータは、本発明のプリント出力などを制御するプリント出力に関わる制御信号とプリント対象データとを含むデータを指す。
【0089】
放送局側の情報処理装置は、番組を開始すると、図7に示されるように、画像データ1とプライベートデータ1、画像データ2とプライベートデータ2、画像データ3とプライベートデータ3、と順次、画像データnとプライベートデータnとを番組の終了まで送信する。
【0090】
プライベートデータに含まれるプリント出力に関わる制御信号は、プリント出力の開始、禁止、本プリント出力に関わる制御信号に対応する動画の1コマが再生されてからプリント出力を開始するまでの時間、プリント対象データの消去指示、片面プリントか両面プリント、あるいはプリント倍率あるいは綴じ代有無を示すプリント条件など含む信号である。そして、放送局側は、各情報が必要なタイミングでプライベートデータに設定する。
【0091】
より詳しくは、番組の開始時に表示装置6に映し出される動画の1コマ目である「画像データ1」と同じ組で構成される「プライベートデータ1」は、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを含んでおり、ここでのプリント出力に関わる制御信号は、プリント出力の禁止を意味するプリント禁止データが該当する。
【0092】
データ放送受信端末1は、上述のプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータ1を放送局側から受信すると、すなわち、プリント出力の開始を禁止するプリント禁止データであるプリント出力に関わる制御信号を放送局側から受信すると、データ放送受信端末1は、画像形成装置8に対して、「プライベートデータ1」に含まれるプリント対象データを送信すると共に、プリント禁止データであるプリント出力に関わる制御信号を送信する。
【0093】
なお、別の方法として、放送局側が「プライベートデータ1」としてプリント対象データのみを送信する方法もある。この場合は、データ放送受信端末1は、放送局側から受信した「プライベートデータ1」に含まれるプリント対象データを画像形成装置8へ送信する。画像形成装置8は、データ放送受信端末1からデータを受信した場合、そのデータがプリント対象データのみである場合は、すぐにプリント出力を開始しない処置が施されることが好ましい。
【0094】
また、この場合、「プライベートデータ1」に含まれるプリント出力に関わる制御信号がプリント出力開始を許可するプリント開始データである場合には、データ放送受信端末1は、画像形成装置8に対して「プライベートデータ1」に含まれるプリント出力に関わる制御信号であるプリント開始信号を送信する。この場合、画像形成装置8は、番組が始まってすぐにプリント出力を開始する。このことによって、料理番組でレシピを予めプリント出力することで料理の作り方を解りやすくしたり、映画番組の登場人物を予めイラストと共に紹介することで一層番組を深く楽しめる物にしたりすることが可能となる。
【0095】
このように、放送局側の情報処理装置は、番組の進行内容に応じて、プリント出力すべき場面となった動画の中の1コマを示す画像データnに対応するプライベートデータnに、プリント出力の開始を許可するプリント開始データであるプリント出力に関わる制御信号を含ませる。
【0096】
データ放送受信端末1は、上述のプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータnを放送局側から受信すると、すなわち、プリント出力の開始を許可するプリント開始データであるプリント出力に関わる制御信号を放送局側から受信すると、そのプリント出力に関わる制御信号は画像データnを受信した時がプリント出力を開始するタイミングであることを示しているので、データ放送受信端末1は、画像形成装置8に対して、「プライベートデータn」に含まれるプリント対象データを送信すると共に、プリント開始信号を送信する。
【0097】
このようなプリント出力の制御は、教育番組においては、それまでに説明した内容の理解度を確認するために小テストをプリント出力したり、囲碁、将棋番組においては、詰め碁、詰め将棋の問題を出題する時に問題画像をプリント出力したりする場合に使用することが有効である。
【0098】
また、放送局側がデータ放送受信端末1にプリント出力の開始のタイミングを知らせる方法として他の方法も挙げられる。すなわち、番組のプリント出力の開始のタイミングとなる以前の所定のタイミングからプリント出力を開始するタイミングまでの時間差データを作成し、プリント出力を開始すべきプリント画像データが送信されるタイミングまでに、時間差データをデータ放送受信端末1に対して送信する方法も挙げられる。具体的には、放送局側が、放送を開始した1コマ目で時間差データを「プライベートデータ1」に設定する。さらに、プリント出力の開始のタイミングとなる以前の所定のタイミングに放送される場面に相当する「プライベートデータm」に、プリント出力を開始するプリント開始データを設定することで実現できる。
【0099】
「プライベートデータ1」に含まれる上述の時間差データを受信したデータ放送受信端末1は、「プライベートデータm」と共に受信した画像データの1コマが放送されたタイミングから時間差データ分だけ遅れて、画像形成装置8にプリント出力の開始信号を送信する。これにより、放送時間の遅れあるいは変更が発生しても、必要なタイミングでのプリント出力が可能となる。
【0100】
なお、番組の最後を示す画像データに対応するプライベートデータには、番組の終了を示す終了データが含まれていることが好ましい。このプライベートデータを受信することによって、データ放送受信端末1は、当該番組が終了したことを判別できる。
【0101】
さらに、インターネットを用いてディジタル情報である番組を通信する場合にも、同様の構成が用いられる。本発明では、情報処理装置9にてIPアドレスを入力してプログラムをダウンロード可能であり、ダウンロードしたプログラムを実行することができる。
【0102】
情報処理装置9は、ダウンロードしたプログラムの実行を開始すると、インターネットを介して、プリント対象データを含むディジタル情報を受信する。そして、情報処理装置9は、受信したディジタル情報から、動画再生可能な映像情報とプリント対象データとを分離し、分離したプリント対象データを図示しない情報処理装置のハードディスク等の記憶装置に記憶する。その後、分離した映像情報を動画再生し、必要なタイミングでLANを介して接続されている画像形成装置8に対してプリント対象データを用紙へプリント出力するための指示を出す。
【0103】
なお、情報処理装置9は、インターネットに接続された中継装置70を介して、情報処理装置71から映像情報を取得する。その際、中継装置70は、情報処理装置71から取得した映像情報に対してプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを付加する。そして、中継装置70は、情報処理装置9に対して、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを付加した映像情報を送信する。
【0104】
一般的に、インターネットを介してディジタル情報である番組を通信する場合は、データ容量が大きい時に1つの番組を複数のファイルに分割して通信する場合がある。この場合は、番組の最後の映像を示す1つのファイルに終了データが含まれている。画像形成装置8は、この終了データを受信することで、番組途中の所定のタイミングで用紙切れなどの要因によりプリント出力できなかった場合、固定記憶装置119に記憶されているプリント対象データを消去することができる。
【0105】
なお、本プリントシステムに含まれる他の装置である情報処理装置9については、一般的なパーソナルコンピュータ等で構成される装置であってその構成については本発明にて限定されるものでない。そのため、ここでの構成についての説明は行なわない。
【0106】
(1−4)データ放送受信端末1と画像形成装置8との間のシーケンスについて
次に、本プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末1と画像形成装置8との間のシーケンスについて、図8を用いて説明する。図8は、番組の途中でプリント出力を可能とする場合の本プリントシステムにおけるシーケンスの具体例を示す図である。図8において、Tは通信を行なうタイミングを示し、mはイベント発生のタイミングを示している。
【0107】
図8を参照して、放送番組の放送は、図示しない放送局側からデータ放送信号によってデータ放送受信端末1へ伝えられる。データ放送信号の構成は図7に示される構成であって、そのプライベートデータには、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とが含まれている。
【0108】
番組の放送が開始されると、データ放送受信端末1は、図示しない放送局側からデータ放送信号を受信する(m1)。
【0109】
データ放送受信端末1は、m1において受信したデータ放送信号に含まれるプライベートデータから、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する。この時点のプリント出力に関わる制御信号には、データ放送信号のプライベートデータに対応する画像データが放映されるタイミングと抽出したプリント対象データをプリント出力するタイミングとの時間差を示す時間データと、プリント禁止を意味するプリント禁止データとが含まれる。データ放送受信端末1は、受信したプライベートデータから時間データを抽出すると共に、プリント対象データを検出する。そして、データ放送受信端末1は、画像形成装置8に対して、検出したプリント対象データとプリント禁止データとを通知する(T1)。
【0110】
画像形成装置8は、T1においてデータ放送受信端末1から送信されたプリント対象データとプリント禁止データとを受信すると、受信したプリント対象データを固定記憶装置119に記憶する。また、受信したプリント対象データをプリント出力可能なデータ形式へ変換するために必要な時間、すなわちプリント開始データの通知を受けてからプリント出力を開始できるまでの時間をプリント準備時間としてデータ放送受信端末1に通知する(T2)。なお、T1でデータ放送受信端末1から信号を受信した段階において、画像形成装置8は、受信した信号がプリント禁止データなのでプリント出力を開始しない。
【0111】
次に、データ放送受信端末1は、放送局側から受信したプリント出力に関わる制御信号が、プリント開始タイミングを通知する信号であるプリント開始データであることを検知する(m6)と、画像形成装置8に対して、T2において受信したプリント準備時間分だけ早いタイミングで、プリント開始データを送信する(T5)。
【0112】
T5においてデータ放送受信端末1からプリント開始データを受信した画像形成装置8は、プリント出力が可能な場合、プリント準備時間を経て(m13)、固定記憶装置119に記憶したプリント対象データをプリント出力する(m7)。
【0113】
一方、プリント出力が不可能な場合、具体的には用紙エンプティの場合(m8)は、ユーザが用紙を補給すればプリント出力が可能な状態に復帰するが(m9)、自動的にプリント出力を開始しない。そして、画像形成装置8は、ユーザが操作パネル118のプリントキーをオンしてプリント指示を入力すると、固定記憶装置119に記憶したプリント対象データをプリント出力する(m10)。
【0114】
さらに、画像形成装置8が省電力モード中(m3)である場合について説明する。すなわち、画像形成装置8が、T1においてデータ放送受信端末1からプリント対象データとプリント禁止データとを受信した後、T5においてプリント開始データを受信するまでに、消費電力を少なく押さえる省電力モードへ移行した場合(m2)、省電力モードに移行している旨をデータ放送受信端末1に通知する(T3)。なお、T3における通知には、省電力モードへの移行通知と省電力モードからの復帰に必要な時間データとの2つの情報が含まれている。
【0115】
データ放送受信端末1は、m1において放送局側から受信した時間差を示す時間データと、T3において画像形成装置8から受信した省電力モードからの復帰に必要な時間データとから、プリント出力するべきタイミングを決定する。そして、画像形成装置8に対して、早めに省電力モードを解除するよう省電力モード解除を指示する(T4)。T4においてデータ放送受信端末1が画像形成装置8に対して指示する省電力モード解除は、時間差を示す時間データよりも、(省電力モードからの復帰に必要な時間+プリント準備時間)分だけ早いタイミングで行なうことが好ましい。
【0116】
このように、T3においてデータ放送受信端末1が画像形成装置8から省電力モードに移行した旨の通知を受けた後、T5においてプリント開始データを送信する前に、T4において、画像形成装置8が省電力モードから復帰できるように省電力モード解除を指示することで、画像形成装置8においては、プリント出力を開始するタイミングでのプリント出力の開始を実現できる。
【0117】
そして、画像形成装置8は、T4においてデータ放送受信端末1よりプリント開始データを受信すると、省電力モードを解除して(m4)、定着装置のウェイトアップを実行し(m5)、プリント準備時間を経て(m13)、プリント出力可能な状態となってからプリント出力を開始する(m7)。なお、ここでは、T4において省電力モード解除の指示に替えて、データ放送受信端末1からプリント対象データを含むデータを受信してもよい。その場合、画像形成装置8は、プリント対象データを検出することで省電力モードを解除し(m4)、定着装置のウェイトアップを実行し(m5)、プリント準備時間を経て(m13)、プリント出力可能な状態となってからプリント出力を開始する(m7)ことが好ましい。
【0118】
さらに、画像形成装置8が、T5においてデータ放送受信端末1からプリント開始データを受信したタイミングで、用紙ジャム、用紙切れ、トラブル等が発生した場合や、データ放送受信端末1における落雷による電源遮断、プログラムの誤動作等により、プリント出力できなかった場合に、T1において受信したプリント対象データを消去する方法について以下に述べる。
【0119】
データ放送受信端末1は、番組の終了を検出する(m11)と、画像形成装置8に対して終了データを通知する(T6)。
【0120】
T6においてデータ放送受信端末1から終了データを受信した画像形成装置8は、固定記憶装置119に記憶しているプリント対象データを消去する(m12)。これにより、画像形成装置8は、不要なプリント出力を実行しないと共に、固定記憶装置119の容量を有効に使用することが可能になる。
【0121】
なお、データ放送受信端末1がm11において番組の終了を検知した後にm12において画像形成装置8が固定記憶装置119に記憶しているプリント対象データを消去する替わりに、放送局側からプリント対象データを消去するためのデータを含むプリント出力に関わる制御信号を受信して対応する方法も考えられる。すなわち、データ放送受信端末1は、放送局側から、プリント対象データを消去するためのデータを含むプリント出力に関わる制御信号を受信したタイミングで、画像形成装置8に対してプリント対象データの消去を通知する方法も挙げられる。例えば、番組の終了ではないが、小テストの回答を放送した時点でプリント対象データの消去を検知して、画像形成装置8に対してプリント対象データである小テストの回答用紙のデータの消去を実行させることが考えられる。
【0122】
さらに、画像形成装置8がアナログデータ放送用チューナを備える画像形成装置100a、あるいはディジタルテレビ放送用チューナを備える画像形成装置100bである場合、T1〜T6における通信は発生しないが、m1〜m13のイベントが発生し、上述と同様の処理が行なわれる。
【0123】
すなわち、画像形成装置100aあるいは画像形成装置100bは、受信したデータ放送信号のプライベートデータからプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する。この時点のプリント出力に関わる制御信号は、データ放送信号のプライベートデータに対応する画像データが放映されるタイミングと抽出したプリント対象データをプリント出力するタイミングとの時間差を示す時間データと、プリント禁止を意味するプリント禁止データとを示している。その後、画像形成装置100aあるいは画像形成装置100bが省電力モードへ移行した場合は、画像形成装置100aあるいは画像形成装置100bは、時間差を示す時間データと省電力モードから復帰する時間と受信したプリント対象データをプリント出力可能な形式へ変換するために要する時間とを配慮して、省電力モードからの復帰を行なう。
【0124】
受信したプリント出力に関わる制御信号が、プリント開始タイミングであることを検知すると(m6)、画像形成装置100aあるいは画像形成装置100bは、m7〜m10の処理を行なってプリント対象データのプリント出力を行なう。そして、画像形成装置100aあるいは画像形成装置100bは、番組の終了を検出すると(m11)、m12のプリント対象データの消去を行なう。
【0125】
(2)データ放送受信端末1での処理について
次に、本プリントシステムにおける処理について説明する。
【0126】
始めに、本プリントシステムにおけるデータ放送受信端末1がデータ放送受信端末1aである場合、すなわち、アナログデータ放送を受信するデータ放送受信端末1aである場合の処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートに示される処理は、データ放送受信端末1aのCPU30が、ROM24に格納されているプログラムをRAM23上に展開して実行することによって実現される。
【0127】
図9を参照して、データ放送受信端末1aは、ステップS501において、受信した文字放送データラインごとの符号化データを抽出する。次に、データ放送受信端末1aは、ステップS503において、符号化データの中から、プリント出力すべきプリント対象データを検索する。
【0128】
ステップS503でのプリント対象データの検索方法としては様々な方法が挙げられ、本発明において限定されるものではない。具体的には、データ放送信号として受信するデータにおいて、プリント対象データは、以下のようにタグ<Print>とタグ</Print>とで囲まれているものとする。
【0129】
<Print>
プリント出力データ
…
…
</Print>
そこで、ステップS503では、符号化データの中に上述のタグ<Print>とタグ</Print>とで囲まれたデータが含まれるか否かを判定することでプリント対象データを検索することができる。なお、プリント対象データの識別の方法は本発明において上述の方法に限定されるものではなく、他の方法で識別しても構わない。
【0130】
ステップS503での検索の結果、文字放送データラインごとの符号化データの中にプリント対象データが含まれていなかった場合(S505でNO)、データ放送受信端末1aは、ステップS521において、その符号化データを通常の文字番組の番組データとして処理する。そして、ステップS501の処理へ戻り、次の文字放送データの符号化データを抽出する。
【0131】
一方、ステップS503での検索の結果、文字放送データラインごとの符号化データの中にプリント対象データが含まれていた場合(S505でYES)、データ放送受信端末1aは、ステップS507において、検出したプリント対象データを固定記憶装置41に記憶する。
【0132】
次に、データ放送受信端末1aは、ステップS509において、固定記憶装置41に記憶したプリント対象データに基づいてプリントジョブとなるプリント対象データを作成し、ステップS511において、作成したプリントジョブとなるプリント対象データをLANを介して画像形成装置8に送出する。ただし、このとき、画像形成装置8には送出したプリント対象データを処理しないよう指示する。すなわち、データ放送受信端末1aは、ステップS511において、プリント対象データと共に、該プリントジョブを処理しないよう指示する信号も画像形成装置8に送信する。
【0133】
その後、データ放送受信端末1aは、ステップS513において、さらに文字放送データラインごとの符号化データを抽出し、ステップS515において、該符号化データの中から、プリント出力に関わる制御信号を検索する。
【0134】
ステップS515での検索の結果、文字放送データラインごとの符号化データの中にプリント出力に関わる制御信号が含まれていなかった場合(S517でNO)、データ放送受信端末1aは、ステップS531において、その符号化データを通常の文字番組の番組データとして処理する。そして、ステップS513の処理へ戻り、次の文字放送データの符号化データを抽出する。
【0135】
一方、ステップS515での検索の結果、文字放送データラインごとの符号化データの中にプリント出力に関わる制御信号が含まれていた場合(S517でYES)、データ放送受信端末1aは、検出したプリント出力に関わる制御信号に基づいて、ステップS519において、画像形成装置8に対してプリント出力に関わる制御信号の指示する。なお、ここでのプリント出力に関わる制御信号の指示の具体的な内容とタイミングとは、図8に示されるとおりである。
【0136】
その後、データ放送受信端末1aは、ステップS501の処理に戻り、自端末の電源が切断されるまで、上の処理を繰返し実行する。
【0137】
上述の処理がデータ放送受信端末1aにおいて実行されることで、本プリントシステムにおいて、データ放送受信端末1aは、テレビジョン放送信号の垂直帰線消去期間に重畳されたデータ放送信号より分離・抽出したデータから、プリントジョブであるプリント対象データを作成して画像形成装置8に送出し、その後、画像形成装置8に対して、プリント開始データであるプリント出力に関わる制御信号を受信するまで該プリント対象データの印刷を禁止することができる。
【0138】
なお、本プリントシステムにおけるデータ放送受信端末1がデータ放送受信端末1bである場合、すなわち、ディジタルテレビ放送を受信するデータ放送受信端末1bである場合の処理について説明する。データ放送受信端末1bでは、図5のフローチャートに示されるデータ放送受信端末1aでの処理とほぼ同様の処理が実行される。このときの処理は、データ放送受信端末1bのCPU58が、ROM61に格納されているプログラムをRAM60上に展開して実行することによって実現される。
【0139】
すなわち、ディジタルテレビ放送システムにおいては、上述のようにDVB規格に準じた信号形態とシステムとが採用されている。この場合、データ放送受信端末1bでは、トランスポートストリームデータにプリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とが含まれているかを判別する。その後の処理は図9に示されるデータ放送受信端末1aでの処理と同様であるので、ここでの説明は繰返さない。
【0140】
より具体的には、DVB規格では、MPEG圧縮された画像および音声データ以外にも、番組のサービス情報データが伝送される。このサービス情報データには、例えば、番組番号、番組タイトル、番組開始日時と番組の長さ時間、現在時刻、および番組のストーリや出演者等の番組詳細情報等がビットストリームに時分割伝送されている。
【0141】
そこで、データ放送受信端末1bは、上述のステップS503において、このサービス情報データの符号化データの中から、プリント対象データを抽出し、また、上述のステップS515において、このサービス情報データの符号化データの中から、プリント出力に関わる制御信号を抽出する。
【0142】
上述の処理がデータ放送受信端末1bにおいて実行されることで、本プリントシステムにおいて、データ放送受信端末1bは、テレビジョン放送信号に含まれるサービス情報データより抽出したデータから、プリントジョブであるプリント対象データを作成して画像形成装置8に送出し、その後、画像形成装置8に対して、プリント開始データであるプリント出力に関わる制御信号を受信するまで、該プリントジョブの印刷を禁止することができる。
【0143】
(3)画像形成装置8での処理について
次に、本プリントシステムに含まれる画像形成装置8での処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートに示される処理は、画像形成装置8の各制御モジュール110,120,130のCPU111,121,131が、Flush ROM112,122,132に格納されているファームウェアをS−RAM113,123,133上に展開して実行することによって実現される。
【0144】
画像形成装置8は、電源の投入等によって図10に示される処理を開始し、始めに、ステップS601で、各制御モジュール110,120,130においてメモリのクリア、標準モードの設定等の初期設定を行なう。
【0145】
次に、画像形成装置8は、ステップS603において、各種の入力信号に対する受付処理を行なう。なお、入力信号には、例えば、画像形成装置8の操作パネル118上のキースイッチ群、画像形成装置8内の各所センサ群からの入力信号等が含まれ、ステップS603は、これらの各種の入力信号に対する受付処理を一括して示す。
【0146】
次に、画像形成装置8は、ステップS605において、画像形成動作に必要な処理と、プリント出力開始以外の処理とを行なう。なお、画像形成動作に必要な処理には、例えば、給紙制御、操作制御、感光体ドラム制御、および現像器制御等の各種作動部群の制御が含まれ、プリント出力開始以外の処理には、図8に示されるm2〜m5,m12における処理が含まれ、ステップS605は、これらの処理を一括して示す。
【0147】
次に、画像形成装置8は、ステップS607において、データ放送受信端末1からプリント出力処理を開始するよう指示されたにも関わらず該プリント出力処理を実行できなかったプリント対象データについて、プリント出力処理の再試行を行なうか否かの指示の入力を、ユーザから受付ける。
【0148】
上述のステップS607において、操作パネル118より、ユーザからの再試行の指示を受付けた場合(S607でYES)、後述するステップS617以降の処理を実行して、未完了のプリント対象データのプリント出力処理を再試行する。
【0149】
一方、上述のステップS607において、操作パネル118より、ユーザからの再試行の指示を受付けていない場合においてデータ放送受信端末1からプリント対象データを受信すると、(S607でNO、かつS609でYES)、画像形成装置8は、ステップS611において、データ放送受信端末1から受信したプリント対象データを固定記憶装置119に記憶する。
【0150】
なお、ステップS609においてデータ放送受信端末1からプリント対象データを受信していない場合には、画像形成装置8は、ステップS609でプリント対象データの受信を検出するまで、ステップS603からステップS609の処理を繰返し実行する。
【0151】
次に、ステップS609においてプリント対象データを受信した際に、データ放送受信端末1から該プリント対象データのプリント出力禁止が指示されている場合には(S613でYES)、画像形成装置8は、データ放送受信端末1からプリント開始データであるプリント出力に関わる制御信号を受信するまで待機する。その後、データ放送受信端末1からプリント開始データであるプリント出力に関わる制御信号を受信すると(S615でYES)、画像形成装置8は、プリント出力可能であれば(S617でYES)、ステップS619において、固定記憶装置119に記憶してあるプリント対象データを読出してプリント出力処理を実行する。
【0152】
なお、ステップS617においてプリント出力可能でないと判断される場合とは、画像形成装置8においてジャム、用紙切れ、およびトラブル等が発生している場合が該当する。この場合、ユーザが用紙を補給する等の操作を行なうことによって画像形成装置8はプリント出力可能になるが、画像形成装置8は、プリント出力可能な状態に復帰しても、操作パネル118よりユーザからのプリントキーをオンしてプリント出力指示が入力されるまで、データ放送受信端末1から受信したプリント対象データのプリント出力処理を実行せずに待機する。そして、画像形成装置8は、プリント出力指示を受付けると、固定記憶装置119に記憶してあるプリント対象データを読出してプリント出力処理を実行する。
【0153】
ただし、画像形成装置8が受信したプリント対象データが、データ放送受信端末1以外から受信したプリント対象データである場合、すなわち、情報処理装置9から受信したプリント対象データである場合には、プリント出力不能状態が解除されると自動的にプリント対象データのプリント出力を再開する。
【0154】
一方、ステップS609においてプリント対象データを受信した際に、データ放送受信端末1から該プリント対象データのプリント出力の禁止が指示されていない場合には(S613でNO)、画像形成装置8は、ステップS617以降の処理を実行して、データ放送受信端末1から受信したプリント対象データのプリント出力処理を実行する。
【0159】
本発明のプリントシステムが上述のような処理を実行することによって、仮に災害や重大事件の発生により放送番組が中断されたり、延期されたりした場合であっても、本プリントシステムでは、放送番組がある特定の画面になったときに、確実にプリント出力処理を行なうことができる。すなわち、放送開始時刻が遅れた場合であっても、本プリントシステムでは、実際の放送内容(動画を構成する画像の1コマ)に対応させてプリント出力を指示する制御信号を画像形成装置に対して送出するため、放送内容に対応した時刻に画像をプリント出力することができる。そのため、例えば、放送番組が教育番組である場合に、放送番組の後半に行なわれる小テストのテスト用紙が事前にプリント出力されてしまうことにより、受講者に問題が分かってしまい、小テストの正確な結果が得られない、という問題がなくなる。また例えば、ブロードキャストによりプレゼンテーションを行なう場合においても、プリント出力すべき場面になる前に資料がプリント出力されてしまい、プレゼンテーションの効果が薄れてしまう、という問題がなくなる。
【0160】
また、本プリントシステムでは、画像形成装置8に要因のあるプリント出力処理の遅れが発生した場合であっても、要因が解除されるまでプリント対象データを記憶し、要因が解除された後に、ユーザからの指示を受付けて、記憶されたプリント対象データをプリント出力する。そのため、例えば、番組中にプリント開始データを受信してもジャムでプリント出力処理が実行できなかった場合に、ジャムが解除されてから番組終了後の画像を自動的に印刷してしまい、無駄なプリント出力を行なってしまう、という問題がなくなる。
【0161】
また、本プリントシステムにおいて上述のような処理を実行することによって、画像形成装置8のウェイト時間やRIP(Raster Image Processor)展開を行なうのに要する時間などを含むプリント準備時間を考慮して、画像形成装置8に対して早めにプリント出力の開始を指示することができる。このため、必要なタイミングでプリント出力処理を行なうことができる。
【0162】
さらに本プリントシステムが変形例において上述のような処理を実行することによって、画像形成装置8の省電力モードからの復帰時間を考慮して、画像形成装置8に対して早めにプリント出力の開始を指示することができる。このため、必要なタイミングでプリント出力処理を行なうことができる。
【0163】
さらに、上述のプリントシステムにおけるプリント出力方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-ROM)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0164】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0165】
また、上述した本発明のある局面に従えば、発明の他の構成例として、以下のものが考えられる。
(1)プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを含むデータ放送信号を受信する受信手段と、受信したデータ放送信号から、プリント対象データとプリント出力に関わる制御信号とを検出する検出手段と、検出したプリント対象データを画像形成装置に通知する第1の通知手段と、検出したプリント出力に関わる制御信号に基づいて、画像形成装置に対してプリント対象データのプリント出力指示を行なう指示手段とを備える、データ放送受信端末。
(2)上記の(1)に記載のデータ放送受信端末であって、画像形成装置から、プリント画像データを受信してからプリント出力を開始するまでに要する第1の時間と、プリント出力が不能な状態からプリント出力が可能な状態に移行するために要する第2の時間との少なくとも一方の時間を取得する取得手段をさらに備え、取得した時間に基づいて、指示手段において画像形成装置に対してプリント対象データのプリント出力指示を行なうタイミングを決定することを特徴とする。
(3)上記の(1)または(2)に記載のデータ放送受信端末であって、プリント出力に関わる制御信号は、プリント対象データをプリント出力するタイミングを示す情報を含み、プリント出力に関わる制御信号に含まれるプリント対象データをプリント出力するタイミングに基づいて、指示手段において画像形成装置に対してプリント対象データのプリント出力指示を行なうタイミングを決定することを特徴とする。
(4)データ放送受信端末からプリント対象データを取得する取得手段と、取得したプリント対象データを記憶装置に格納する格納手段と、データ放送受信端末からプリント対象データのプリント出力に関わる制御信号を受信する受信手段と、受信したプリント出力に関わる制御信号に基づいて記憶装置に格納したプリント対象データを処理する処理手段とを備える、画像形成装置。
(5)上記の(4)に記載の画像形成装置であって、処理手段は、記憶装置に格納したプリント対象データをプリント出力する処理と、消去する処理とのいずれか一方である、画像形成装置。
【0166】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるプリントシステムの構成の具体例を示す図である。
【図2】 アナログデータ放送用チューナを有するデータ放送受信端末1aの構成の具体例を示すブロック図である。
【図3】 アナログデータ放送用チューナを有する画像形成装置100aの構成の具体例を示すブロック図である。
【図4】 ディジタルテレビ放送用チューナを有するデータ放送受信端末1bの構成の具体例を示すブロック図である。
【図5】 ディジタルテレビ放送用チューナを有する画像形成装置100bの構成の具体例を示すブロック図である。
【図6】 画像形成装置8の回路構成の具体例を示すブロック図である。
【図7】 データ放送信号の構成の具体例を示す図である。
【図8】 本プリントシステムに含まれるデータ放送受信端末1と画像形成装置8との間のシーケンスについて示す図である。
【図9】 データ放送受信端末1aでの処理を示すフローチャートである。
【図10】 画像形成装置8での処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a,1b データ放送端末、3,4 アンテナ、5 スピーカ、6 表示装置、7 リモコン、8,100a,100b 画像形成装置、9 情報処理装置、10 アナログTV、12 テレビジョン信号受信回路、13 音声復調増幅回路、14 音声切換回路、15 音声増幅回路、17 輝度増幅・色復調回路、18 映像切換回路、19 映像増幅回路、21 受信回路、22 復号処理部、23 データ放送端末1aおよび画像形成装置100aのRAM、24データ放送端末1aおよび画像形成装置100aROM、25 文字発生器、26 データメモリ、27 付加音デコーダ、28 表示処理回路、29 表示メモリ、30 データ放送端末1aおよび画像形成装置100aCPU、32 リモコン受信部、33 制御マイコン、41 データ放送端末1aおよび画像形成装置100a固定記憶装置、45 データ放送端末1aおよび画像形成装置100aNIC、46 画像形成装置100a画像形成部、51 選局回路、52QPSK復調器、53 デスクランブラ、54 トランスポート分離器、55MPEG復調器、56 D/A変換器、57 バス、58 データ放送端末1bおよび画像形成装置100bのCPU、59 ICカード、60 データ放送端末1bおよび画像形成装置100bのRAM、61 データ放送端末1bおよび画像形成装置100bのROM、62 データ放送端末1bおよび画像形成装置100bの固定記憶装置、63 データ放送端末1bおよび画像形成装置100bのNIC、64 画像形成装置100bの画像形成部、70 中継装置、71 情報処理装置、110〜130 制御モジュール、111,121,131制御モジュールのCPU、112,122,132 Flush ROM、113,123,133 S−RAM、114,124,134 NV−RAM、116,125,126,135 シリアルI/F、117 制御モジュールのNIC、118 操作パネル、119 制御モジュールの固定記憶装置、127プリント負荷制御I/O,GA、136 画質補正制御GA。
Claims (8)
- 動画を構成する各コマである画像データと、プリント対象データおよびプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータと、の組からなるデータ放送信号を順次受信する受信手段と、
前記受信したデータ放送信号から、前記プリント対象データと前記プリント出力に関わる制御信号とを検出する検出手段と、
前記検出した前記プリント対象データを記憶装置に格納する格納手段と、
前記記憶装置に格納した前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号の検出に応じて、前記記憶装置に格納した前記プリント対象データをプリント出力する出力手段とを備え、
前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号は、当該プリント対象データを含むプライベートデータと組となる画像データを含むデータ放送信号よりも後に受信したデータ放送信号に含まれる画像データと組となるプライベートデータに含まれる、画像形成装置。 - 当該画像形成装置が前記プリント出力が不能な状態であるときに前記検出手段が前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号を検出した場合には、前記プリント出力が不能な状態を脱した後にさらにユーザによるプリント指示が入力されるまで、前記プリント対象データのプリント出力を待機することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記受信したデータ放送信号から前記データ放送の終了を検出する終了検出手段と、
前記終了を検出すると、前記記憶装置に格納した前記プリント対象データを消去する消去手段とをさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。 - データ放送受信端末と画像形成装置とを含むプリントシステムであって、
前記データ放送受信端末は、
動画を構成する各コマである画像データと、プリント対象データおよびプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータと、の組からなるデータ放送信号を順次受信する受信手段と、
前記受信したデータ放送信号から、前記プリント対象データと前記プリント出力に関わる制御信号とを検出する検出手段と、
前記検出した前記プリント対象データを前記画像形成装置に通知する第1の通知手段と、
前記検出した前記プリント出力に関わる制御信号を前記画像形成装置に通知する第2の通知手段とを備え、
前記画像形成装置は、
前記第1の通知手段によって前記データ放送受信端末から通知された前記プリント対象データを記憶装置に格納する格納手段と、
前記記憶装置に格納した前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号の通知に応じて、前記記憶装置に格納した前記プリント対象データをプリント出力する出力手段とを備え、
前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号は、当該プリント対象データを含むプライベートデータと組となる画像データを含むデータ放送信号よりも後に受信したデータ放送信号に含まれる画像データと組となるプライベートデータに含まれる、プリントシステム。 - 前記画像形成装置は、前記プリント出力が不能な状態であるときに前記第2の通知手段によって前記データ放送受信端末から前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号を通知された場合には、前記プリント出力が不能な状態を脱した後に、さらにユーザによるプリント指示が入力されるまで、前記プリント対象データの出力を待機することを特徴とする、請求項4に記載のプリントシステム。
- 前記データ放送受信端末は、前記受信したデータ放送信号から、前記データ放送の終了を検出する終了検出手段と、
前記検出された前記データ放送の終了を前記画像形成装置に対して通知する終了通知手段とをさらに備え、
前記画像形成装置は、前記終了通知手段において前記データ放送受信端末から前記データ放送の終了を通知されると、前記記憶装置に格納した前記プリント対象データを消去する消去手段をさらに備える、請求項4に記載のプリントシステム。 - コンピュータにデータ伝送処理を実行させるプログラムであって、
受信した、動画を構成する各コマである画像データと、プリント対象データおよびプリント出力に関わる制御信号を含むプライベートデータと、の組からなるデータ放送信号より、前記プリント対象データを検出する第1の検出ステップと、
前記第1の検出ステップにおいて検出された前記プリント対象データを画像形成装置に対して送出する送出ステップと、
当該プリント対象データを含むプライベートデータと組となる画像データを含むデータ放送信号よりも後に受信したデータ放送信号に含まれる画像データと組となるプライベートデータから、前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号を検出する第2の検出ステップと、
前記第2の検出ステップにおいて前記プリント対象データのプリント出力の開始の指示を含む制御信号が検出されたことに応じて、前記画像形成装置に対して前記プリント対象データのプリント出力指示を行なう指示ステップとを実行させる、データ伝送プログラム。 - 前記受信したデータ放送信号より前記データ放送の終了を検出する第3の検出ステップと、
前記第3の検出ステップにおいて前記データ放送の終了を検出すると、前記画像形成装置に対して、前記プリント対象データの消去を指示する消去指示ステップとをさらに実行させる、請求項7に記載のデータ伝送プログラム。
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