JPH088849A - 放送信号受信方法及び放送信号送信方法並びに放送信号受信装置及び放送信号送信装置 - Google Patents

放送信号受信方法及び放送信号送信方法並びに放送信号受信装置及び放送信号送信装置

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JPH088849A
JPH088849A JP13593594A JP13593594A JPH088849A JP H088849 A JPH088849 A JP H088849A JP 13593594 A JP13593594 A JP 13593594A JP 13593594 A JP13593594 A JP 13593594A JP H088849 A JPH088849 A JP H088849A
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Japan
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signal
broadcast
broadcast signal
receiving
data
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Application number
JP13593594A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Yumi Bando
由美 板東
Toyota Honda
豊太 本多
Toru Tanaka
亨 田中
Sadaji Okamoto
貞二 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通信手段を有したテレビ受信機において、制御
信号を含むデータ信号を有する放送信号を受信し、その
制御信号によって通信手段の制御を行い、多くの人に同
時に同一の制御を行わせる。 【構成】放送回線を介してデータ信号を含む放送信号を
受信し、音声多重復調部114から音声周波数帯域の信
号として出力する。データ信号は、データ再生部119
でデータ信号として再生され、データ判別部123で制
御信号やその他の符号列として判別される。判別された
制御信号やその他の符号列はシステムバス127を介し
て中央処理部126に送られ、ここで制御信号が認識さ
れ、制御部121からファクシミリ装置の各部に命令信
号が送られる。ファクシミリ装置は、この命令に従っ
て、外部と通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送信号受信装置及び
放送信号送信装置に係わり、特に外部からの放送信号を
受信して、該信号に含まれる放送信号受信装置等を制御
する制御信号及びデータ信号を再生し、その制御信号に
よって外部と通信を行うことに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラ等で撮影した映像信
号を受付けて、得られた画像情報をファクシミリ装置で
送出したり、ファクシミリ装置で受信した画像情報を付
属のモニタ画面に表示するファクシミリ装置がある。こ
のような従来技術として、特開平4−115659号公
報や特開平4−170150号公報等に記載の技術があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、外部
からの放送信号を受信して、該放送信号に含まれる制御
信号やデータ信号を再生し、それらの信号を利用するこ
とについては述べられていなかった。
【0004】本発明は、ファクシミリ等の外部と通信を
行う通信手段を有したテレビ受信機やラジオ受信機等の
放送信号受信装置、またはテレビやラジオ等の放送信号
を受信するか外部からそれらの受信信号を入力する手段
を有するファクシミリ装置において、制御信号やデータ
信号を含む放送信号を受信し、その制御信号によって放
送信号受信装置やファクシミリ装置を制御したり、デー
タ信号を利用することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、制御信号及びデータ信号を含む放送
信号を、外部から放送回線を介して受信する放送信号受
信装置において、上記放送回線を介して上記放送信号を
受信する受信手段と、上記受信手段の出力信号から上記
制御信号及びデータ信号を再生する再生手段と、外部と
通信回線により通信を行う通信手段と、上記再生手段で
再生された上記制御信号によって上記受信手段、再生手
段、及び通信手段のうち少なくとも1つを制御する制御
手段とを有することとしたものである。
【0006】また、外部と通信回線により通信を行う通
信装置において、制御信号及びデータ信号を含む放送信
号を外部から受信するための放送回線を介して上記放送
信号を受信する受信手段と、上記受信手段の出力信号か
ら上記制御信号及びデータ信号を再生する再生手段と、
上記再生手段で再生された上記制御信号によって上記通
信装置、受信手段、及び再生手段のうち少なくとも1つ
を制御する制御手段とを有することとしたものである。
【0007】さらに、本発明は、放送回線を介して放送
信号を送信する放送信号送信装置において、放送の対象
となる信号とは異なる、制御信号及びデータ信号を含む
送信信号で変調された、上記放送の対象となる信号のフ
ォーマットと同一のフォーマットを有する信号を出力す
るデータ変調手段と、上記変調手段の出力する信号と上
記放送の対象となる信号とを合成して放送信号を出力す
る合成手段とを有し、上記制御信号は、上記放送信号を
受信する装置を制御するための信号であることとしたも
のである。
【0008】
【作用】上記のように構成された放送信号受信装置にお
いて、受信手段は、上記放送回線を介して上記放送信号
を受信する。再生手段は、上記受信手段の出力信号から
上記制御信号及びデータ信号を再生する。通信手段は、
外部と通信回線により通信を行う。そして、制御手段
は、上記再生手段で再生された上記制御信号によって上
記受信手段、再生手段、及び通信手段のうち少なくとも
1つを制御する。
【0009】また、外部と通信回線により通信を行う通
信装置において、受信手段は、制御信号及びデータ信号
のうち少なくとも1つを含む放送信号を外部から受信す
るための放送回線を介して上記放送信号を受信する。再
生手段は、上記受信手段の出力信号から上記制御信号及
びデータ信号を再生する。制御手段は、上記再生手段で
再生された上記制御信号によって上記通信装置、受信手
段、及び再生手段のうち少なくとも1つを制御する。
【0010】さらに、放送信号受信装置または通信装置
に対して、放送回線を介して放送信号を送信する放送信
号送信装置において、データ変調手段は、放送の対象と
なる信号とは異なる、制御信号及びデータ信号を含む送
信信号で変調された、上記放送の対象となる信号のフォ
ーマットと同一のフォーマットを有する信号を出力す
る。上記合成手段は、上記変調手段の出力する信号と上
記放送の対象となる信号とを合成して放送信号を出力す
る。
【0011】上記より、ファクシミリ等の外部と通信を
行う通信手段を有したテレビ受信機やラジオ受信機等の
放送信号受信装置、またはテレビやラジオ等の放送信号
を受信するか外部からそれら受信信号を入力する手段を
有した通信装置、例えば、ファクシミリ装置において、
制御信号やデータ信号を含む放送信号を受信することが
できる。その制御信号によって放送信号受信装置やファ
クシミリ装置を制御したり、データ信号を利用すること
ができる。
【0012】この結果、例えば、放送を聞いている多数
の視聴者に一斉に視聴者のファクシミリ装置でアンケー
ト結果を放送局に送付してもらいたい場合に、視聴者か
らのアンケート結果の送付先である放送局にあるファク
シミリ装置の番号を、テレビを介して各視聴者が有する
ファクシミリ装置内に直接セットすることができる。こ
うして、放送局から正確に送付先を視聴者に伝えること
ができる。
【0013】さらに、視聴者のファクシミリ装置を制御
して、自動的に放送局にアンケート結果を送付させるこ
ともできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の第1の実施例としての伝送信号受信
装置のブロック図であり、制御信号を含むデータ信号
(以下では、制御信号もデータ信号の一部と考え、両者
を合わせてデータ信号と呼ぶ)を有するテレビ放送信号
を受信するテレビ受信機である。本受信機は、アンテナ
101と、高周波増幅部102と、選局部103と、ナ
イキストフィルタ部104と、映像信号復調部105
と、映像信号分配合成部106と、色復調部107と、
画像出力部108と、画像表示部109と、同期検出部
110と、同期信号出力111と、音声中間周波数増幅
部112と、FM検波部113と、音声多重復調部11
4と、音声信号出力制御部115と、左チャンネル用ス
ピーカ116と、右チャンネル用スピーカ117と、音
声外部出力端子118と、音声多重復調部114の出力
のうち副音声信号として出力される、制御信号を含むデ
ータ信号を再生するデータ再生部119と、符号化復号
化部120と、上記制御信号によって後述するファクシ
ミリ装置及び電話を制御して、外部との通信を行わせる
制御部121と、制御信号入出力122と、データ判別
部123と、データ用メモリ部124と、画像処理部1
25と、全体を制御する中央処理部126と、システム
バス127と、インターフェース部128と、画像情報
を読み取り、読み取った画像情報を符号化してディジタ
ル符号として出力するイメージスキャナ部129と、イ
ンターフェース部130と、上記ディジタル符号を外部
に出力するとともに、外部からのディジタル符号を受信
するモデム部134と、モデム部134が受信したディ
ジタル符号を復号して画像として出力するプリンタ部1
31と、画像メモリ部132と、通信制御部133と、
網制御部135と、電話回線136と、アナログ信号で
ある音声を受付ける音声入力部139と、網制御部13
5を介して上記受付けた音声を外部に出力するととも
に、外部からアナログ信号である音声を受付ける電話部
137と、外部から受付けた音声を出力する音声出力部
138とを有する。
【0015】アンテナ101と、高周波増幅部102
と、選局部103と、ナイキストフィルタ部104と、
映像信号復調部105と、音声中間周波数増幅部112
と、FM検波部113と、音声多重復調部114とは、
テレビ放送信号を受信し、この信号に含まれるテレビ音
声信号を復調する受信手段の機能を有する。
【0016】符号化復号化部120と、中央処理部12
6と、システムバス127と、インターフェース部12
8と、イメージスキャナ部129と、インターフェース
部130と、プリンタ部131と、画像メモリ部132
と、通信制御部133と、モデム部134と、網制御部
135と、電話回線136とは、ファクシミリ装置の機
能を有する。
【0017】電話部137と網制御部135とは、電話
回線136に音声を出力するとともに、電話回線136
を通して音声を受付けるアナログ通信手段である。
【0018】アンテナ101で受信した放送信号は高周
波増幅部102で増幅、選局部103でチャンネル選局
と、中間周波数への変換とが行われ、選局信号となる。
選局信号は、ナイキストフィルタ部104で、送信側で
施されるVSB特性を補正され、映像信号復調部105
では補正された選局信号から映像信号を復調し、映像信
号は映像信号分配合成部106で色信号と輝度信号に分
離され、色信号は色復調部107で復調される。輝度信
号と復調された色信号は画像出力部108で原色信号に
変換され、画像表示部109は原色信号を受けて画像を
表示する。
【0019】また、音声中間周波数増幅部112は映像
信号復調部105からの信号を受けて音声中間周波数の
増幅を行い、FM検波部113で検波したあと音声多重
復調部114で音声多重復調を行いステレオ信号または
主音声信号、副音声信号を出力し、音声信号出力制御部
115で左チャンネル用スピーカ116、右チャンネル
用スピーカ117または音声外部出力端子118に音声
信号を振り分ける。
【0020】同期検出部110は映像信号から水平同期
信号、垂直同期信号、色副搬送波周波数信号等に関係の
ある同期信号を再生して各部に出力する。
【0021】以上は、従来のテレビ受信機と同様の動作
である。
【0022】次に、ファクシミリ装置の説明をする。イ
メージスキャナ部129によって読みとられた原稿画像
情報はインターフェース部128を介してディジタル符
号に変換されたあと、符号化復号化部120で圧縮さ
れ、画像メモリ部132に一時記憶される。この後、通
信制御部133を介してモデム部134で変調され、網
制御部135で電話回線136に送出される。逆に電話
回線136を通って送られ網制御部135で受信された
原稿画像情報は、モデム部134で復調され、通信制御
部133を介して画像メモリ部132に一時記憶され
る。この後、符号化復号化部120で復号され、インタ
ーフェース部130を介してプリンタ部131で受信さ
れた原稿画像情報が印字、出力される。
【0023】次に、電話の説明をする。電話は、網制御
部135、電話回線136、電話部137、音声出力部
138、音声入力部139で構成される。電話部137
は、網制御部135を介して電話回線136に接続さ
れ、音声出力部138、音声入力部139で音声信号が
入出力される。
【0024】制御部121は、制御信号入出力122を
介して各部のファクシミリ装置や電話装置の送信動作や
受信動作を制御する。
【0025】以上の動作は、主にシステムバス127を
介して中央処理部126で処理される。
【0026】以上は、従来のファクシミリ、電話装置と
同様の動作である。
【0027】本発明では、これに加えて、次の機能があ
る。
【0028】映像信号復調部105で復調された映像信
号は、制御部121から命令を受けて、映像信号分配合
成部106で分配され、画像処理部125に送られる。
画像処理部125は、ディジタル符号を映像信号のフォ
ーマットに変換すること、及び逆に映像信号を二値化し
て、ディジタル符号に変換することを行う。
【0029】静止画像情報を表すディジタル符号は、符
号化復号化部120で圧縮され、画像メモリ部132に
一時記憶され、通信制御部133を介してモデム部13
4で変調され、網制御部135で電話回線136に送出
される、もしくは、そのままインターフェース部130
を介してプリンタ部131で静止画像として印字、出力
される。逆に、電話回線136を通って送られ網制御部
135で受信された原稿画像情報は、モデム部134で
復調され、通信制御部133を介して画像メモリ部13
2に一時記憶され、符号化復号化部120で復号されて
から画像処理部125に送られる。この後、画像処理部
125で映像信号に変換され、映像信号分配合成部10
6で、映像信号復調部105で復調された映像信号と合
成されるか、または映像処理部125からの映像信号の
みが選択される。この後、色信号と輝度信号に分離さ
れ、色信号は色復調部107で復調される。輝度信号と
復調された色信号は画像出力部108で原色信号に変換
され、画像表示部109は原色信号を受けて画像を表示
する。伝送信号受信装置の状態を示す表示情報等も、画
像処理部125で映像信号に変換される。
【0030】画像処理部125は、イメージスキャナ1
29で読み取った画像情報や受信したデータ信号を映像
信号に変換することも行う。この映像信号は、映像信号
分配合成部106を介して、表示部109に送られる。
【0031】電話部137は、システムバス127から
のデイジタル符号をアナログ信号に変換するディジタル
−アナログ変換機能を有し、制御部121からの命令を
受けてこの動作を行う。システムバス127からのデイ
ジタル符号には、放送信号に含まれるデータ信号もあ
り、このデータ信号をアナログ信号として出力すること
ができる。また、電話部137からの音声出力は、音声
出力部138からだけではなく、音声信号出力制御部1
15を介して左チャンネル用スピーカ116、右チャン
ネル用スピーカ117または音声外部出力端子118か
ら出力される。
【0032】音声信号出力制御部115は、制御部12
1から命令を受けて、副音声にデータ信号が多重されて
いる場合には、左チャンネル用スピーカ116、右チャ
ンネル用スピーカ117または音声外部出力端子118
からは副音声を出力しないようにする。また、逆に副音
声にデータ信号が多重されている場合に、音声外部出力
端子118から外部にデータ信号を出力するようにす
る。
【0033】次に、制御信号を含むデータ信号について
説明する。本実施例は、制御信号を含むデータ信号がテ
レビ音声信号の副音声信号で伝送されているテレビ放送
信号を受信するものである。
【0034】制御信号を含むデータ信号は、音声多重復
調部114で副音声信号として出力される。そして、デ
ータ再生部119でデータ信号として再生され、データ
判別部123で制御信号やその他の符号列として判別さ
れる。判別された制御信号やその他の符号列はシステム
バス127を介してデータ用メモリ部124に記憶され
ると共に中央処理部126で制御信号を認識され、制御
部121から各部に命令信号が送られる。制御信号やそ
れによる制御部121の命令信号については後で説明す
る。
【0035】図1の実施例によれば、制御信号を含むデ
ータ信号がテレビ音声信号の副音声信号で伝送されてお
り、従来の音声多重復調部を用いることができるので、
経済的な伝送信号受信装置を構成することができる効果
がある。
【0036】図2は図1の第1の実施例の伝送信号受信
装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であり、
制御信号を含むデータ信号を有するテレビ放送信号を送
信するテレビ送信機である。
【0037】本送信機は、音声信号の多重モードを示す
多重制御信号の入力端子201と、主音声信号またはス
テレオ音声信号の左チャンネルの音声信号を入力する入
力端子202と、副音声信号またはステレオ音声信号の
右チャンネルの音声信号を入力する入力端子203と、
伝送信号受信装置の制御信号を含むデータ信号の入力端
子204と、多重制御信号を変調する多重制御信号変調
部205と、副音声信号側とデータ信号側を切り替える
スイッチ部206と、データ信号で変調するデータ変調
部207と、多重制御信号変調部205の出力信号と、
入力端子202から入力された主音声信号またはステレ
オ音声信号の左チャンネルの音声信号とと、スイッチ部
206の出力信号とを入力し、音声多重信号とする音声
多重変調部208と、音声多重変調部208の出力であ
る音声多重信号で周波数変調する周波数変調部209
と、原色信号の入力端子210と、色副搬送波の入力端
子211と、同期信号の入力端子212と、原色信号を
輝度信号と色差信号に変換するマトリクス部213と、
輝度信号を処理する輝度信号処理部214と、色差信号
を処理する色差信号処理部215と、輝度信号処理部2
14の出力信号と色差信号処理部215の出力信号と入
力端子211から入力された色副搬送波と入力端子21
2から入力された同期信号を合成して映像信号とする合
成部216と、合成部216の出力信号である映像信号
を変調する映像信号変調部217と、映像信号変調部2
17からの出力信号を帯域制限するVSBフィルタ部2
18と、映像信号で変調される搬送波を発生する映像搬
送波発生部219と、周波数変調部209からの出力信
号とVSBフィルタ部218からの出力信号を加算する
加算部220と、加算部220からの出力信号をアップ
コンバートしてチャンネル割当を行うアップコンバート
部221と、アップコンバート部221の出力信号を送
信するアンテナ222とを有する。
【0038】原色信号の入力端子210から入力された
RGBの三原色信号を、マトリクス部213で輝度信号
と色差信号に分ける。おのおのの信号は、輝度信号処理
部214と色差信号処理部215で処理した後、色副搬
送波の入力端子211から入力された色副搬送波ととも
に、同期信号の入力端子212から入力された同期信号
のタイミングにより合成部216で合成され、映像信号
となる。この映像信号で映像搬送波発生部219からの
搬送波を映像信号変調部217を用いて変調して映像変
調信号とし、VSBフィルタ部218でテレビ放送帯域
に帯域制限する。一方、入力端子202から入力された
音声信号と、入力端子203から入力されスイッチ部2
06で選択された音声信号は、入力端子201で入力さ
れた音声信号の多重モードを示す多重制御信号で多重制
御信号変調部205により変調した変調多重制御信号と
ともに、音声多重変調部208に入力される。音声多重
変調部208では、多重制御信号がステレオ音声信号の
モードの場合は、入力した2つの音声信号の和信号と差
信号をとり、差信号で変調を施した信号と和信号と変調
多重制御信号とを合成し、多重制御信号が2音声信号の
モードの場合は、副音声信号で変調を施した信号と主音
声信号と変調多重制御信号とを合成する。ここで、2音
声信号のモードの場合に、入力端子204から入力され
た制御信号を含むデータ信号はデータ変調部207で変
調を施された後、スイッチ部206で、入力端子203
から入力された副音声信号と切り替えて、副音声信号と
して音声多重変調部208に入力される。音声多重変調
部208の出力信号である音声多重信号で周波数変調部
209において周波数変調を施し、音声変調信号とす
る。音声変調信号とVSBフィルタ部218の出力であ
る帯域制限された映像変調信号とを加算部220で加算
し、アップコンバート部221で加算部220からの出
力信号をアップコンバートしてチャンネル割当を行う。
アンテナ221でアップコンバート部221の出力信号
を送信する。
【0039】図2の実施例によれば、制御信号を含むデ
ータ信号をテレビ音声信号の副音声信号として多重する
ので、従来のテレビ送信機に対して若干の構成を追加す
るだけでよく、他の多重化方法に比べて簡単であり、経
済的な伝送信号送信装置を構成することができるととも
に、データ信号を多重することにより他に妨害等の影響
を与えることがない効果がある。
【0040】図3は図2の伝送信号送信装置のデータ変
調部207の一例を示すものである。図3の例は、押し
ボタン式電話機で使用されているいわゆるプッシュ・ボ
タン信号(Push Button 信号)であり、音
声周波数帯域の4周波数で構成される高群及び低群の2
つの周波数群よりそれぞれ1周波数ずつ組み合わせてデ
ータ選択するものである。例えば、”1”をデータ信号
として伝送する場合には低群周波数から697Hz、高
群周波数から1209Hzを選択してこの2つの周波数
の音声信号を発生する。図2のデータ変調部207を図
3の例とした場合、図1のデータ再生部119は逆に2
つの周波数の音声信号からデータ信号を再生する。
【0041】図3の実施例によれば、10進数でデータ
信号を送信、受信することができるので、電話番号やフ
ァクシミリ番号などの数字データを直接伝送できる効果
がある。また、少ないデータ並びで同期を取ることが可
能となる効果がある。
【0042】図4は図2の伝送信号送信装置を用いた第
1の伝送信号送信方法において使われる、データ信号の
第1のデータ配置図である。これは、図3のデータ変調
方法を用いており、ファクシミリ番号を送信する場合の
データ配置である。
【0043】図4において、401は同期コードの一
例、402は同期コードの簡略表示、403はファクシ
ミリ番号を伝送する場合の制御コードの一例、404は
制御コードの簡略表示、405は第1のファクシミリ番
号の一例、406は第1のファクシミリ番号の簡略表
示、407は第2のファクシミリ番号の一例、408は
第2のファクシミリ番号の簡略表示、409は第3のフ
ァクシミリ番号の一例、410は第3のファクシミリ番
号の簡略表示、411は終了コードの一例、412は終
了コードの簡略表示、413はファクシミリ番号を伝送
する場合のデータ配置の一例である。同期コードには、
同期コード以外では存在しない符号列を用いる。
【0044】図4のデータ配置を実現する第1の伝送信
号送信方法のフローチャートを図5に示す。まず、同期
コード”sync.”を2回送信する(S51)。その
後、制御コード”cont.”とそのパリティを2回送
信する(S52)。この制御コードはファクシミリ番号
を送信するモードであると取り決めておく。パリティ
は、例えば、制御コードの各ビットを加算しその最下位
桁を送信する。図4の制御コード”3265”の例で
は、3+2+6+5=16なので”6”をパリティとす
る。次に、ファクシミリ番号を送信を開始するが、スタ
ート信号として”#”を送信し(S53)、それからフ
ァクシミリ番号を送信し(S54)、ストップ信号とし
て”*”(90度傾きが異なるが、以下この記号を使用
する)を送信して(S55)、最後にパリティを送信す
る(S56)。パリティは制御コードの場合と同様であ
り、例えば、”0458107362”の場合は、0+
4+5+8+1+0+7+3+6+2=36なので”
6”をパリティとする。FAX番号送信モードが終了し
たかどうかを判断し(S57)、ファクシミリ番号が複
数ある場合は、”#”からパリティまでを繰り返す。最
後のファクシミリ番号を送信した後、終了コード”en
d”を送信する(S58)。
【0045】図4、図5のデータ配置、伝送信号送信方
法によれば、同期コードを2回送信することにより受信
側での誤同期を軽減することができ、制御コードをパリ
ティ付きで2回送信することにより受信側での制御コー
ドの誤判別を軽減することができ、ファクシミリ番号の
スタート信号、ストップ信号を送信することでファック
ス番号の始まりと終わりを明確にして受信誤り検出に利
用することができ、ファクシミリ番号にパリティを付け
ることでファックス番号の誤判別を軽減することがで
き、終了コードを送信することでデータ配置の区切りを
明確にして受信誤り検出に利用することができる効果が
ある。なお、図4の例ではファクシミリ番号で説明して
いるが、これが電話番号でも良く、また、制御コードで
ファクシミリ番号と電話番号を識別するようにしておく
ことも可能である。さらに、ファクシミリ番号、電話番
号の市外局番、市内局番等を識別できるようにすること
も可能である。
【0046】さらにまた、ファクシミリ番号、電話番号
が複数で続き番号の場合は、1つの番号を送信し、後は
番号の数を伝送するということもできる。また、さら
に、同期コードにファクシミリ番号、電話番号で使用さ
れないコード、例えば図3の例では”A”、”B”、”
C”、”D”を使用することで誤同期をさらに起こしに
くくすることができる。
【0047】図6は、図4、図5の第1の伝送信号送信
方法に対応した第1の伝送信号受信方法のフローチャー
トである。
【0048】まず、同期コードの検出を2回行う(S6
1)。検出されたら、次に制御コードを検出して(S6
2)、パリティチェックを行い(S63)、正しければ
もう1度制御コード検出(S62)、パリティチェック
(S63)を行ってからファクシミリ番号を送信する制
御コードであることを認識する(S64)。認識後、ス
タート信号の確認を行い(S65)、それからファクシ
ミリ番号を受信(S68)、ストップ信号の確認を行っ
て(S66)から、パリティチェックを行う(S6
7)。パリティ誤りを検出したときは受信したファクシ
ミリ番号を消去(S69)、もしくは登録しないように
し、再びファクシミリ番号受信ループに戻る。パリティ
チェックが正しい場合、ファクシミリ番号を登録し、終
了コードが検出されるまでファクシミリ番号受信を続け
る(S70)。終了コードが検出された場合、データ信
号の受信を終了し、FAX番号受信モードエンドの画面
表示を行い(S71)、データが確定する。この時、送
信側では、確実に受信を行わせるために、図5のSTA
RTからENDまでの送信を何回か繰り返しているの
で、受信側では、同期コード”sync.”から終了コ
ード”end”までを1回正しく受信した後は、終了コ
ードに続いて、同期コードを検出しても処理は行わな
い。終了コードを検出してから所定時間、同期コードを
検出しなかったときは、送信が終了したと判断する。送
信終了をこのようにして検出することにより、受信が終
了する(S72)。
【0049】以上の動作中、誤りを検出し、指定のない
場合は同期コード検出に戻る。また、終了コードがある
一定時間受信されない場合は自動的に終了し、それまで
受信したデータが不正確である可能性があるので、警告
表示する等の処理を行う。さらにまた、終了コードが検
出される前に同期コードを正常検出した場合も、それま
で受信したデータが不正確である可能性があるので、警
告表示する等の処理を行うとともに同期コード正常検出
後の処理を行う。またさらに、ファクシミリ番号パリテ
ィが誤っていた場合は、パリティ誤りがあったことやそ
の場所等を記憶する、ファクシミリ番号の同一チェック
を行う等行って、次回の検出の機会に、重複してファク
シミリ番号が登録されないような処理を行う。
【0050】図6の処理を図1の伝送信号受信装置に用
いた場合、同期コードや制御コード等の検出は、データ
判別部123で行われ、ファクシミリ番号等のデータは
データ用メモリ部124に記憶される。全体の処理は中
央処理部126で制御される。
【0051】同期コードを検出した場合、または図2の
伝送信号送信装置で多重制御信号にデータ信号を多重し
たことを示すモードを設けそれを検出した場合、副音声
信号にはデータ信号が送信されているため、制御部12
1から、または音声多重復調部114から命令を受け
て、音声信号出力制御部115はスピーカ116、11
7の音声出力を図6に示すように主音声信号に切り替え
る(S73)。音声外部出力端子118からの出力信号
は、副音声すなわちデータ信号にするか主音声にするか
選択設定できるようにする。データ信号の送信終了検出
後はもとの音声出力モードに戻す(S77)。出力の切
り換えは、データ受信完了後ではなく、送信終了検出後
に行う。デー受信完了後は、前述のように、まだデータ
の送信が行われている場合があり、その時に出力の切り
換えを行うと、データ信号で変調された音声、例えば
「ピロ、ピロ」というような好ましくない音声が出力さ
れるからである。
【0052】制御コードを検出した場合、ファクシミリ
番号を正常受信した場合、データ信号の受信を終了した
場合に、それぞれ、ファクシミリ番号受信モードのスタ
ート表示(S74)、ファクシミリ番号表示(S7
5)、ファクシミリ番号受信モードのエンド表示(S7
6)を行う。表示は、画像処理部125で映像信号に変
換された後、映像信号分配合成部106で映像信号復調
部105で復調された映像信号にスーパーインポーズさ
れ、画像表示部109で表示される。
【0053】図6の伝送信号受信方法によれば、ファク
シミリ番号や電話番号を自動的に受信、記録することが
できるので、設定誤りや番号読み取りを失敗することが
なく、また、設定の機会を逃すことがない効果がある。
【0054】図7は、図6の伝送信号受信方法により受
信したファクシミリ番号や電話番号のメモリへの登録方
法である。アドレスは登録したファクシミリ番号や電話
番号の登録場所を示すものである。グループとは、1つ
の同じ場所に対して複数のファクシミリ番号や電話番号
がある場合に、それらを1つの集合として扱い、それに
対して与えたグループ番号である。1つの同じ場所に対
して1つしか番号がない場合は、グループ番号を与えな
い(図7では”0000”)。図6の伝送信号受信方法
の場合、ファクシミリ番号や電話番号の受信モードのス
タートからエンドまでの間に受信したものを同じグルー
プにすれば良い。なお、データ信号の中にグループ番号
を含めることとし、そのようなデータ信号を受信して、
受信したデータ信号中のグループ番号に従ってグループ
を作っても良い。番号先とは、ファクシミリ番号や電話
番号を所有している人名、会社名を示したものである
が、図6の伝送信号受信方法で登録したものには、年月
日、受信チャンネル、時間等が取りあえず自動的に入
る。ここで、送信側で名称も送信するようにしておけ
ば、その名称を自動登録しても良い。
【0055】図7の登録方法例では、1つの同じ場所に
対して複数のファクシミリ番号や電話番号がある場合
に、それに対して番号を与えているので、1つのファク
シミリ番号や電話番号が話中の場合でも次の番号でかけ
直す処理を簡単に行えたり、グループ一括番号消去など
ができる効果がある。
【0056】図8は、図3、図4の第1の伝送信号送信
方法、および図7のデータ登録方法に対応した第2の伝
送信号受信方法のフローチャートであり、ファクシミリ
を自動送信する例である。
【0057】まず、図6で示したようにファクシミリ番
号を受信し、これに対して図7で示したグループ割当を
行う(S81)。ファクシミリ番号受信が終了したこと
を検出した後、自動発信動作に入るか、メニュー画面を
表示して待機状態になる(S83)か、またはそれ以外
の動作に入る(S82)。これらは事前に設定してお
く。メニュー画面には今受信したファクシミリ番号が優
先的に表示されており、スタートを選択すれば(S8
4)、1つのグループに属するファクシミリ番号(図7
の例では、例えば、グループの欄に「0001」と示さ
れているもの)をメモリからすべて検索する(S8
5)。検索後、発信が始まる(S86)。発信が接続さ
れなければ、次々とグループ内の別の番号を利用して接
続を試みる(S87,88)。最後の番号を使用した後
は最初の番号に戻る。接続が確認されたら、次にファク
シミリ送信の状態を確認し、準備ができていることを確
認した後(S89)、ファクシミリ送信を行う(S9
0)。
【0058】従来ならば、例えば、テレビ画面にテレビ
局が表示したファクシミリ番号を見ながら視聴者がその
番号をファクシミリに打ち込む操作が必要であったが、
図8の伝送信号受信方法によれば、そのような操作は不
要となる。また、ファクシミリ番号の記録及び発信を自
動的に行うことができるので、この時間は、短い時間で
はあるが、その間は、ファクシミリ送信内容を創作する
ことに専念することができる効果がある。さらに、接続
動作を早く行うことができるので、接続しやすくなる可
能性が上がり、また、取りあえず接続だけしておいてフ
ァクシミリを送信待機の状態にしておいて、ファクシミ
リ送信内容が完成したときに即座に送信することができ
る効果がある。
【0059】図9は第2の伝送信号送信方法におけるデ
ータ信号の第2のデータ配置図であり、図3のデータ変
調方法を用いており、静止画を印刷する場合のデータ配
置である。
【0060】図9において、図4と同一符号は同一機能
を表し、901は制御コードの一例、902は制御コー
ドの簡略表示、903は静止画を印刷する場合のデータ
配置の一例である。
【0061】図9のデータ配置を実現する第2の伝送信
号送信方法のフローチャートを図10に示す。まず、同
期コード”sync.”を2回送信する(S101)。
その後、制御コード”copy”とそのパリティを2回
送信する(S102)。この制御コードは静止画を印刷
するモードであると取り決めておく。パリティは、図4
の場合と同様に、例えば、制御コードの各ビットを加算
しその最下位桁を送信する。この場合、パリティは”
7”なる。最後に、終了コード”end”を送信する
(S103)。
【0062】図9、図10のデータ配置、伝送信号送信
方法によれば、同期コードを2回送信することにより受
信側での誤同期を軽減することができ、制御コードをパ
リティ付きで2回送信することにより受信側での制御コ
ードの誤判別を軽減することができ、終了コードを送信
することでデータ配置の区切りを明確にして受信誤り検
出に利用することができる効果がある。
【0063】図11は、図9、図10の第2の伝送信号
送信方法に対応した第3の伝送信号受信方法のフローチ
ャートである。
【0064】まず、同期コードの検出を2回行う(S1
11)。検出されたら、次に制御コードを検出して(S
112)、パリティチェックを行い(S113)、正し
ければもう1度制御コード検出(S112)、パリティ
チェックを行って(S113)から静止画を印刷する制
御コードであることを認識する(S114)。終了コー
ド”end”を検出したかどうかを判断し(S11
5)、検出した場合は、データ信号の受信を終了し(S
116)、印刷を開始する(S118)。また、印刷と
並行して、図6と同様にして送信終了を検出する(S1
17)。
【0065】以上の動作中、誤りを検出した場合は同期
コード検出に戻る。また、終了コードがある一定時間受
信されない場合は自動的に終了し、警告表示する等の処
理を行う。さらにまた、終了コードが検出される前に同
期コードを正常検出した場合も、警告表示する等の処理
を行うとともに同期コード正常検出後の処理を行う。な
お、印刷の前にファクシミリ装置の使用者に対して出力
を行うかどうかの出力確認を行ってもよい。
【0066】図11の処理を図1の伝送信号受信装置に
用いた場合、同期コードや制御コード等の検出は、デー
タ判別部123で行われ、ファクシミリ番号等のデータ
はデータ用メモリ部124に記憶される。全体の処理は
中央処理部126で制御される。
【0067】同期コードを検出した場合、または図2の
伝送信号送信装置で多重制御信号にデータ信号を多重し
たことを示すモードを設けそれを検出した場合、副音声
信号にはデータ信号が送信されているため、制御部12
1から、または音声多重復調部114から命令を受け
て、音声信号出力制御部115はスピーカ116、11
7の音声出力を主音声信号に切り替える(図11のS1
19)。音声外部出力端子118からの出力信号は、副
音声すなわちデータ信号にするか主音声にするか選択設
定できるようにする。データ信号の送信終了検出後はも
との音声出力モードに戻す(S123)。
【0068】制御コードを検出した場合、データ信号の
受信を終了した場合、印刷を始める場合、印刷を終了し
た場合に、それぞれ、静止画印刷モードのスタート表示
(S120)、静止画印刷モードのエンド表示(S12
1)、印刷のスタート表示(S122)、印刷のエンド
表示(S124)を行う。表示は、画像処理部125で
映像信号に変換された後、映像信号分配合成部106で
映像信号復調部105で復調された映像信号にスーパー
インポーズされ、画像表示部109で表示される。
【0069】静止画は、次のようにして印刷される。映
像信号復調部105で復調された映像信号は、制御部1
21から命令を受けて、映像信号分配合成部106で分
配され、画像処理部125に送られる。映像信号は画像
処理部125で二値化され静止画像情報を表すディジタ
ル符号に変換される。静止画像情報を表すディジタル符
号は、インターフェース部130を介してプリンタ部1
31で静止画像として印字、出力される。
【0070】図11の伝送信号受信方法によれば、自動
的に静止画を印刷することができるので、放送局側で印
刷して欲しいところで確実に印刷してもらうことがで
き、また、受信側もいつも受信機の前で待機しておかな
くてもよく、静止画取り込みの失敗がなくなる効果があ
る。
【0071】図12は本発明の第2の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受信
機である。図12において、図1と同一符号は同一機能
を表し、1201はデータ表示抽出・再生部である。
【0072】図1と異なる点は、制御信号を含むデータ
信号の受信手段である。本実施例では、制御信号を含む
データ信号がテレビ映像信号に時分割で多重されてお
り、そのようなテレビ放送信号を受信するものである。
【0073】映像信号復調部105で復調された映像信
号は、制御部121から命令を受けて、映像信号分配合
成部106で分配され、映像信号分配合成部106は、
データ信号が多重されている多重映像期間の間、データ
信号が含まれた映像信号のみを画像処理部125に送
る。画像処理部125は、映像信号を二値化し、静止画
像情報を表すディジタル符号に変換する。静止画像情報
を表すディジタル符号は、システムバス127を介して
データ表示抽出・再生部1201に送られ、そこでデー
タ信号を含む映像信号部分が抽出される。その抽出部分
からデータ信号が再生され、さらに制御信号やその他の
符号列として判別される。判別された制御信号やその他
の符号列はシステムバス127を介してデータ用メモリ
部124に記憶されると共に中央処理部126で制御信
号を認識され、制御部121から各部に命令信号が送ら
れる。
【0074】図12の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号がテレビ映像信号で伝送されており、従来の
映像信号復調部を用いることができるので、経済的な伝
送信号受信装置を構成することができる効果がある。
【0075】図13は図12の第2の実施例の伝送信号
受信装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であ
り、制御信号を含むデータ信号を有するテレビ放送信号
を送信するテレビ送信機である。図13において、図2
と同一符号は同一機能を表し、1301は、データ信号
をテレビに表示される映像信号に変調するデータ変調手
段であるキャラクタジェネレータ部である。
【0076】入力端子204から入力された制御信号を
含むデータ信号は、キャラクタジェネレータ部1301
でテレビ画面に記号として表示されるように変調を施さ
れた後、輝度信号処理部214や色差信号処理部215
の出力信号と、色副搬送波の入力端子211から入力さ
れた色副搬送波とともに、同期信号の入力端子212か
ら入力された同期信号のタイミングにより、合成部21
6で合成され映像信号となる。
【0077】図13の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号をテレビ映像信号で伝送するので、従来のテ
レビ送信機に対して余分な構成を追加することがなく経
済的な伝送信号送信装置を構成することができるととも
に、データ信号を多重することにより他に妨害等の影響
を与えることがない効果がある。
【0078】図14は図13の伝送信号送信装置のキャ
ラクタジェネレータ部1301の一例を示すものであ
る。図14(a)において、1401は一般画像表示
部、1402はデータ信号表示部であり、通常の画像表
示部を一般画像表示部1401とデータ信号表示部14
02に分けて表示する。データ信号表示部1402の位
置はある一定の場所に規格化しておく。図14(a)の
例ではデータ信号表示部1402にそのままデータ信号
を文字として表示する。データ信号とその背景は明暗を
はっきりと持たせ認識を容易にし、また、データ信号の
表示の大きさ、位置も規格化しておく。図13のキャラ
クタジェネレータ部1301を図14(a)の例とした
場合、図12のデータ表示抽出・再生部1201は、デ
ータ信号表示部1402を抽出し、パターン認識により
文字判別を行うことでデータ信号を再生する。
【0079】図14(a)の実施例によれば、例えば電
話番号やファクシミリ番号等のデータ信号を文字表示と
することで、データ送信と同時に視覚的に認識させるこ
とができる効果がある。
【0080】また、図14(b)において、1403は
一般画像表示部、1404はデータ信号表示部であり、
通常の画像表示部を一般画像表示部1401とデータ信
号表示部1402に分けて表示する。データ信号表示部
1404の位置はある一定の場所に規格化しておく。図
14(b)の例ではデータ信号表示部1404にデータ
信号をバーコードとして表示する。バーコードの明暗を
はっきりと持たせ、認識を容易にする。図13のキャラ
クタジェネレータ部1301を図14(b)の例とした
場合、図12のデータ表示抽出・再生部1201は、デ
ータ信号表示部1404を抽出し、パターン認識により
バーコード判別を行うことでデータ信号を再生する。
【0081】図14(b)の実施例によれば、データ信
号表示部1404のバーコードを外部から、例えばライ
トペンのようなものを使用することで、容易にデータ抽
出、データ再生を行うことができる効果がある。
【0082】図15は本発明の第3の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受信
機である。図15において、図1と同一符号は同一機能
を表し、1501は文字放送デコーダ部である。
【0083】図1と異なる点は、制御信号を含むデータ
信号の受信手段である。本実施例では、制御信号を含む
データ信号がテレビ映像信号の水平同期信号部分または
垂直帰線期間等の、テレビ画面に画像が表示されない期
間に多重される。例えば、文字放送のデータの替わりに
上記データ信号を送り、伝送されてきた該テレビ放送信
号を受信するものである。
【0084】映像信号復調部105で復調された映像信
号は、制御部121から命令を受けて、映像信号分配合
成部106で分配され、文字放送デコーダ部1501に
送られる。そこで、文字放送の復号を行いデータ信号が
再生され、データ判別部121で制御信号やその他の符
号列として判別される。判別された制御信号やその他の
符号列はシステムバス127を介してデータ用メモリ部
124に記憶されると共に中央処理部126で制御信号
を認識され、制御部121から各部に命令信号が送られ
る。
【0085】図15の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号がテレビ映像信号に多重される文字放送のデ
ータとして伝送されており、従来の文字放送デコーダを
用いることができるので、経済的な伝送信号受信装置を
構成することができる効果がある。
【0086】図16は図15の第3の実施例の伝送信号
受信装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であ
り、制御信号を含むデータ信号をテレビ映像信号の垂直
帰線期間等に多重する文字放送のデータとして伝送する
テレビ放送信号を送信するテレビ送信機である。図16
において、図2と同一符号は同一機能を表し、1601
は文字放送エンコーダ部である。
【0087】入力端子204から入力された制御信号を
含むデータ信号は、文字放送エンコーダ部1601で映
像信号の垂直帰線期間中などに多重されるように処理さ
れた後、輝度信号処理部214や色差信号処理部215
の出力信号と、色副搬送波の入力端子211から入力さ
れた色副搬送波とともに、同期信号の入力端子212か
ら入力された同期信号のタイミングにより、合成部21
6で合成され映像信号となる。
【0088】図16の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号をテレビ映像信号に多重する文字放送のデー
タとして伝送するので、従来の文字放送エンコーダを用
いることができ、従来のテレビ送信機に対して余分な構
成を追加することがなく経済的な伝送信号送信装置を構
成することができるとともに、データ信号を多重するこ
とにより他に妨害等の影響を与えることが少ない効果が
ある。
【0089】図17は本発明の第4の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受信
機である。図17において、図1と同一符号は同一機能
を表し、1701は、音声多重されたテレビ音声信号に
さらに多重されたデータ信号を復調する音声多重復調
部、1702はデータ識別部である。
【0090】図1は、副音声チャネルを時分割し、制御
信号等を送信していたが、本実施例では、主及び副音声
が使用する周波数とは別の周波数を用いて、制御信号等
を送受するものである。すなわち、制御信号を含むデー
タ信号がテレビ音声信号に多重されて伝送されているテ
レビ放送信号を受信するものである。
【0091】制御信号を含むデータ信号は、音声多重復
調部1701でステレオ信号または2音声信号とは別に
復調され出力される。音声多重復調部1701から出力
されるデータ信号は、0,1の信号列ではあるが、0,
1の完全な波形の信号列にはなっていないため、データ
識別部1702で0,1の完全な波形のデータ信号とし
て識別(弁別)され、データ判別部123で制御信号や
その他の符号列として判別される(意味付けをされ
る)。判別された制御信号やその他の符号列はシステム
バス127を介してデータ用メモリ部124に記憶され
ると共に中央処理部126で制御信号を認識され、制御
部121から各部に命令信号が送られる。
【0092】図17の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号がテレビ音声信号に、ステレオ信号または2
音声信号とは別に、多重されて伝送されているので、従
来のテレビ放送信号の情報量を減らすことなく伝送信号
受信装置を構成することができる効果がある。
【0093】図18は図17の第4の実施例の伝送信号
受信装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であ
り、制御信号を含むデータ信号をテレビ音声信号に多重
して伝送しているテレビ放送信号を送信するテレビ送信
機である。図18において、図2と同一符号は同一機能
を表し、1801は音声多重変調部である。
【0094】入力端子204から入力された制御信号を
含むデータ信号は、入力端子202から入力された音声
信号と、入力端子203から入力された音声信号と、入
力端子201で入力された音声信号の多重モードを示す
多重制御信号で多重制御信号変調部205により変調し
た変調多重制御信号とともに、音声多重変調部1801
に入力される。音声多重変調部1801では、多重制御
信号がステレオ音声信号のモードの場合は、入力した2
つの音声信号の和信号と差信号をとり、データ信号で変
調を施した信号と差信号で変調を施した信号と和信号と
変調多重制御信号とを合成し、多重制御信号が2音声信
号のモードの場合は、データ信号で変調を施した信号と
副音声信号で変調を施した信号と主音声信号と変調多重
制御信号とを合成する。音声多重変調部1801に、デ
ータ信号は、0,1の信号列として入力され、音声多重
変調部180において、この0,1の信号列で音声帯域
にある搬送波を変調する。
【0095】図18の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号をテレビ音声信号に、ステレオ信号または2
音声信号とは別に多重して伝送するので、従来のテレビ
放送信号の情報量を減らすことのない伝送信号送信装置
を構成することができる効果がある。
【0096】図19は本発明の第5の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受信
機である。図12の実施例と異なり、本実施例では、映
像信号搬送波のうち使われていない周波数を用いて、デ
ータ信号を受信するものである。図19において、図1
と同一符号は同一機能を表し、1901は帯域通過フィ
ルタ部、1902は直交信号復調部、1903はデータ
識別部である。
【0097】図1と異なる点は、制御信号を含むデータ
信号の受信手段である。本実施例では、制御信号を含む
データ信号がテレビ映像信号と直交に多重されて伝送さ
れているテレビ放送信号を受信するものである。
【0098】制御信号を含むデータ信号は、選局部10
3でチャンネル選局、中間周波数に変換された選局信号
から帯域通過フィルタ部1901により直交多重信号帯
域を抽出し、直交信号復調部1902で再生映像搬送波
と90度位相の異なった基準信号を用いて同期検波する
ことで、出力される。そして、図17のデータ識別部1
702と同様の機能を有するデータ識別部1903によ
り、データ信号として識別され、データ判別部123で
制御信号やその他の符号列として判別される。判別され
た制御信号やその他の符号列はシステムバス127を介
してデータ用メモリ部124に記憶されると共に中央処
理部126で制御信号を認識され、制御部121から各
部に命令信号が送られる。
【0099】図19の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号がテレビ映像信号と直交に多重されて伝送さ
れているので、従来のテレビ放送信号の情報量を減らす
ことなく、1Mbps程度の多量のデータ信号を受信す
る伝送信号受信装置を構成することができる効果があ
る。
【0100】図20は図19の第5の実施例の伝送信号
受信装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であ
り、制御信号を含むデータ信号をテレビ映像信号と直交
に多重して伝送しているテレビ放送信号をテレビ放送信
号を送信するテレビ送信機である。図20において、図
2と同一符号は同一機能を表し、2001は直交信号変
調部、2002は逆ナイキストフィルタ部、2003は
90度移相部、2004は加算部である。
【0101】合成部216の出力信号である映像信号で
映像搬送波発生部219からの搬送波を映像信号変調部
217を用いて変調して映像変調信号とし、VSBフィ
ルタ部218でテレビ放送帯域に帯域制限する。一方、
入力端子204から入力された制御信号を含むデータ信
号で、90度移相部2003の出力信号である映像搬送
波発生部219からの搬送波を90度移相した直交搬送
波を、直交信号変調部2001を用いて変調して映像変
調信号とし、受信側のナイキストフィルタ特性を補正す
る逆ナイキストフィルタ部2002で直交多重信号帯域
に帯域制限する。逆ナイキストフィルタ部2002の出
力信号とVSBフィルタ部218の出力である帯域制限
された映像変調信号とを加算部2004で加算し、加算
部2004の出力信号と周波数変調部209の出力信号
である音声変調信号とを加算部220で加算する。
【0102】図20の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号をテレビ映像信号と直交に多重して伝送する
ので、従来のテレビ放送信号の情報量を減らすことな
く、1Mbps程度の多量のデータ信号を送信する伝送
信号送信装置を構成することができる効果がある。
【0103】図21は本発明の第6の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するラジオ放送信号を受信するラジオ受信
機である。図21において、図1と同一符号は同一機能
を表し、2101はアンテナ、2102は高周波増幅
部、2103は選局部、2104は中間周波増幅部、2
105は検波部、2106は音声多重復調部、2107
は音声信号出力制御部、2108は左チャンネル用スピ
ーカ、2109は右チャンネル用スピーカ、2110は
音声外部出力端子、2111は表示部である。
【0104】アンテナ2101で受信した放送信号は高
周波増幅部2102で増幅、選局部2103でチャンネ
ル選局、中間周波数に変換され、選局信号となる。選局
信号は、中間周波増幅部2104で増幅され、検波部2
105で振幅変調または周波数変調等の検波が行われて
音声復調信号となり、音声復調信号は、音声多重復調部
2106で音声多重復調され、ステレオ信号または主音
声信号、副音声信号を出力し、これら音声信号は、音声
信号出力制御部2107で左チャンネル用スピーカ21
08、右チャンネル用スピーカ2109または音声外部
出力端子2110に振り分けられる。
【0105】以上は、従来のラジオ受信機と同様の動作
である。次に、制御信号を含むデータ信号について説明
する。
【0106】本実施例は、制御信号を含むデータ信号が
ラジオ音声信号の副音声信号で伝送されているラジオ放
送信号を受信するものである。
【0107】制御信号を含むデータ信号は、音声多重復
調部2106で副音声信号として出力される。そして、
データ再生部119でデータ信号として再生され、デー
タ判別部123で制御信号やその他の符号列として判別
される。判別された制御信号やその他の符号列はシステ
ムバス127を介してデータ用メモリ部124に記憶さ
れると共に中央処理部126で制御信号を認識され、制
御部121から各部に命令信号が送られる。
【0108】表示部2111は、伝送信号受信装置の状
態表示、動作表示、または画像表示などを行う。
【0109】図21の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号がラジオ音声信号の副音声信号で伝送されて
おり、従来の音声多重復調部を用いることができるの
で、経済的な伝送信号受信装置を構成することができる
効果がある。
【0110】図22は図21の第6の実施例の伝送信号
受信装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であ
り、制御信号を含むデータ信号をラジオ音声信号の副音
声信号で伝送するラジオ放送信号を送信するラジオ送信
機である。図22において、図2と同一符号は同一機能
を表し、2201は音声信号の多重モードを示す多重制
御信号の入力端子、2202は主音声信号またはステレ
オ音声信号の左チャンネルの音声信号を入力する入力端
子、2203は副音声信号またはステレオ音声信号の右
チャンネルの音声信号を入力する入力端子、2204は
伝送信号受信装置の制御信号を含むデータ信号の入力端
子、2205は多重制御信号を変調する多重制御信号変
調部、2206は副音声信号側とデータ信号側を切り替
えるスイッチ部、2208は多重制御信号変調部220
5の出力信号と、入力端子2202から入力された主音
声信号またはステレオ音声信号の左チャンネルの音声信
号と、スイッチ部2206の出力信号とを入力し、音声
多重信号とする音声多重変調部、2209は音声多重変
調部2208の出力である音声多重信号で変調する変調
部、2210は変調部2209からの出力信号をアップ
コンバートしてチャンネル割当を行うアップコンバート
部、2207はアップコンバート部2210の出力信号
を送信するアンテナである。
【0111】入力端子2202から入力された音声信号
と、入力端子2203から入力されスイッチ部2206
で選択された音声信号は、入力端子2201で入力され
た音声信号の多重モードを示す多重制御信号で多重制御
信号変調部2205により変調した変調多重制御信号と
ともに、音声多重変調部2208に入力される。音声多
重変調部2208では、多重制御信号がステレオ音声信
号のモードの場合は、入力した2つの音声信号の和信号
と差信号をとり、差信号で変調を施した信号と和信号と
変調多重制御信号とを合成し、多重制御信号が2音声信
号のモードの場合は、副音声信号で変調を施した信号と
主音声信号と変調多重制御信号とを合成する。ここで、
2音声信号のモードの場合に、入力端子2204から入
力された制御信号を含むデータ信号はデータ変調部20
7で変調を施された後、スイッチ部2206で、入力端
子2203から入力された副音声信号と切り替えて、副
音声信号として音声多重変調部2208に入力される。
音声多重変調部2208の出力信号である音声多重信号
で変調部2209において振幅変調または周波数変調を
施し音声変調信号とし、アップコンバート部2210で
変調部2209からの音声変調信号をアップコンバート
してチャンネル割当を行い、アンテナ2207でアップ
コンバート部2210の出力信号を送信する。
【0112】図22の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号をラジオ音声信号の副音声信号として多重す
るので、従来のラジオ送信機に対して余分な構成を追加
することがなく経済的な伝送信号送信装置を構成するこ
とができるとともに、データ信号を多重することにより
他に妨害等の影響を与えることがない効果がある。
【0113】図23は本発明の第7の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するラジオ放送信号を受信するラジオ受信
機である。図23において、図21と同一符号は同一機
能を表し、2301は音声多重復調部、2302はデー
タ識別部である。
【0114】図21と異なる点は、制御信号を含むデー
タ信号の受信手段である。本実施例では、制御信号を含
むデータ信号がラジオ音声信号に多重されて伝送されて
いるラジオ放送信号を受信するものである。
【0115】制御信号を含むデータ信号は、音声多重復
調部2301でステレオ信号または2音声信号とは別に
復調され出力される。そして、データ識別部2302で
データ信号として識別され、データ判別部123で制御
信号やその他の符号列として判別される。判別された制
御信号やその他の符号列はシステムバス127を介して
データ用メモリ部124に記憶されると共に中央処理部
126で制御信号を認識され、制御部121から各部に
命令信号が送られる。
【0116】図23の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号がラジオ音声信号に、ステレオ信号または2
音声信号とは別に、多重されて伝送されているので、従
来のラジオ放送信号の情報量を減らすことなく伝送信号
受信装置を構成することができる効果がある。
【0117】図24は図23の第7の実施例の伝送信号
受信装置に対応した伝送信号送信装置のブロック図であ
り、制御信号を含むデータ信号をラジオ音声信号に多重
して伝送しているラジオ放送信号を送信するラジオ送信
機である。図24において、図22と同一符号は同一機
能を表し、2401は音声多重変調部である。
【0118】入力端子2204から入力された制御信号
を含むデータ信号は、入力端子2202から入力された
音声信号と、入力端子2203から入力された音声信号
と、入力端子2201で入力された音声信号の多重モー
ドを示す多重制御信号で多重制御信号変調部2205に
より変調した変調多重制御信号とともに、音声多重変調
部2401に入力される。音声多重変調部2401で
は、多重制御信号がステレオ音声信号のモードの場合
は、入力した2つの音声信号の和信号と差信号をとり、
データ信号で変調を施した信号と差信号で変調を施した
信号と和信号と変調多重制御信号とを合成し、多重制御
信号が2音声信号のモードの場合は、データ信号で変調
を施した信号と副音声信号で変調を施した信号と主音声
信号と変調多重制御信号とを合成する。
【0119】図24の実施例によれば、制御信号を含む
データ信号をラジオ音声信号に、ステレオ信号または2
音声信号とは別に多重して伝送するので、従来のラジオ
放送信号の情報量を減らすことのない伝送信号送信装置
を構成することができる効果がある。
【0120】なお、ラジオ放送を用いて、データ信号を
送受信する場合、AM放送、FM放送、PCM放送のい
ずれでも本発明は可能である。
【0121】図25は、後述の図31の実施例以外のす
べての実施例に対して適用可能な第3の伝送信号送信方
法のフローチャートであり、画像データを送信する場合
の方法を示したものである。
【0122】まず、伝送信号受信装置の通信手段を電話
にするかファクシミリにするかを、例えば、放送局の担
当者がボタン等の操作により選択し(S251)、選択
結果の情報を送信するとともに、電話の場合は電話番号
を、ファクシミリの場合はファクシミリ番号を送信する
(S252)。その後、画像データ(例えば、視聴者に
回答を記入してもらうアンケート用紙)を送信し(S2
53)、それをテレビの画面に表示、またはファクシミ
リに印刷するための制御コードを送信する(S25
4)。複数の画像データがある場合は、再び画像データ
の送信に処理を戻す(S255)。
【0123】図25の伝送信号送信方法によれば、伝送
信号受信装置の通信手段を電話にするかファクシミリに
するかを選択し、音声信号または音声信号を利用したデ
ータ情報にするか、画像データ情報にするかを選択する
ことができるので、受信者からの回答を形式化すること
ができる。また、画像データの表示、または印刷するた
めの制御コードを送信するので、確実に画像データを出
力することができる効果がある。なお、図25では画像
データを送信する場合について示したが、画像データで
なく通常のデータを送信してもよく、この場合はそのデ
ータの処理方法を示す制御信号を伝送すればよい。例え
ば音声信号をディジタルデータ化した音声データであれ
ば、ディジタル−アナログ変換を行う制御信号を送信す
る、等である。
【0124】図26は第3の伝送信号送信方法に対応し
た第4の伝送信号受信方法のフローチャートであり、伝
送信号受信装置からの返信手段を電話に選択した場合の
処理を示している。
【0125】まず、電話番号が送られてくることを認識
し、電話番号を受信する(S261)。受信した電話番
号を使用して自動発信を行う(S262)とともに、送
信されてくる画像データを受信し(S264)、制御信
号を認識して画像データを表示、または印刷する(S2
65)。そして、電話の接続が確認され(S263)、
画像データの受信が完了したら、返信用の音声信号また
は音声信号を利用したデータを入力し電話を使って送信
する(S266)。複数の画像データがある場合は、再
び画像データの受信に処理を戻す(S267)。
【0126】図26の伝送信号受信方法によれば、送信
されてきた画像データに対して音声信号または音声信号
を利用したデータで返信を行うので、例えば、アンケー
ト等の画像データに対して、マル、バツ等の回答や示さ
れた回答例からの選択番号等の回答送信が簡単にできる
効果がある。また、送信されてくるデータが音声データ
の場合にも、ディジタル−アナログ変換を行って音声信
号の質問とすれば、同様に回答送信ができる。
【0127】図27は本発明の第8の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受信
機である。図27において、図1と同一符号は同一機能
を表し、2701は、画像情報を受付けて、受付けた画
像情報を符号化してディジタル符号とする機能ととも
に、モデム134を介して外部から受付けた画像情報を
出力し、出力した画像に対する変更指示を受付ける画像
表示機能付きタブレット、2702はインターフェース
である。
【0128】画像表示機能付きタブレット2701は画
像情報を入力することに用い、インターフェース270
2を介してシステムバス127に、ディジタル符号に変
換された画像情報を伝送する。また逆に、データ信号と
して送信されてきた画像データやその他の画像情報は、
システムバス127からインターフェース2702を介
して画像表示機能付きタブレット2701に伝送され、
画像表示機能付きタブレット2701に画像表示され
る。さらに、画像表示機能付きタブレット2701で
は、表示された画像に対して変更を加えることができ、
変更した画像情報をインターフェース2702を介して
システムバス127に伝送することができる。
【0129】図27の実施例によれば、画像表示機能付
きタブレット2701は表示された画像に対して変更を
加えることができるので、データ信号として送信されて
きた画像データや通信で受信した画像情報やディジタル
符号化された映像信号に変更を加え、その変更した画像
情報を印刷したり、外部に通信することができる効果が
ある。また、図26の伝送信号受信方法を図27の実施
例で行うことを考えると、画像データを例えば2次元座
標で送信し、その座標と画像表示機能付きタブレット2
701の座標を対応させておけば、2次元座標を回答デ
ータとして返信することができる効果がある。なお、画
像表示機能付きタブレット2701のかわりに画像表示
部109を利用したライトペン入力としてもよい。
【0130】図28は、図25に示す第3の伝送信号送
信方法に対応し、図27の伝送信号受信装置の実施例を
用いた第5の伝送信号受信方法のフローチャートであ
り、伝送信号受信装置からの返信手段をファクシミリに
選択した場合の処理を示している。
【0131】まず、ファクシミリ番号が送られてくるこ
とを認識し、FAX番号を受信する(S281)。受信
したFAX番号を使用して自動発信を行う(S282)
とともに、送信されてくる画像データを受信し(S28
4)、制御信号を認識して、画像データを画像表示機能
付きタブレット2701に表示する(S285)。な
お、図28に示していないが、画像データをプリンタに
より印刷することとしてもよい。そして、ファクシミリ
の接続が確認され(S283)、画像データの受信が完
了したら、送信されてきた画像情報に変更を加えるなど
の画像情報を画像表示機能付きタブレット2701を用
いて入力し、ファクシミリを使って送信する(S28
6)。複数の画像データがある場合は、再び画像データ
の受信に処理を戻す(S287)。
【0132】図28の伝送信号受信方法によれば、送信
されてきた画像データに対して、その画像データに変更
を加えた画像情報を返信できる効果があり、例えば、似
顔絵等の画像データに対して変更を加えたものを回答送
信とすることが簡単にできる効果がある。
【0133】図29は本発明の第9の実施例としての伝
送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含むデ
ータ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受信
機である。図29において、図1と同一符号は同一機能
を表し、2901は画像表示機能付きタブレット、29
02はインターフェース、2903は画像処理部であ
る。
【0134】図29の実施例は、図27の実施例から映
像信号分配合成部106、色復調部107、画像出力部
108、画像表示部109を省略したものであり、テレ
ビ画像表示を、インターフェース2902を介して、画
像表示機能付きタブレット2901に表示するようにし
たものである。この省略に伴って、画像処理部2903
は、画像処理部125の機能のうち、映像信号を入力す
る系のみの機能を持つ。
【0135】図29の実施例によれば、図27の効果に
加え、画像表示という同様の機能をまとめることによ
り、装置の規模を小さくすることができる効果がある。
【0136】図30は本発明の第10の実施例としての
伝送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含む
データ信号を有するラジオ放送信号を受信するラジオ受
信機である。図21において、図21、図27と同一符
号は同一機能を表す。
【0137】図30の実施例は、図27の実施例をラジ
オ受信機で用いたものである。
【0138】図30の実施例によれば、図27の効果に
加え、ラジオ受信機であっても画像表示を行うことがで
きる効果がある。また、表示部2111の機能を画像表
示機能付きタブレット2701で行うことで、画像表示
という同様の機能をまとめることにより、装置の規模を
小さくすることができる効果がある。
【0139】図31は本発明の第11の実施例としての
伝送信号受信装置のブロック図であり、制御信号を含む
データ信号を有するテレビ放送信号を受信するテレビ受
信機である。図31において、図1と同一符号は同一機
能を表し、3101は映像信号と音声信号の記録再生
部、3102は映像信号と音声信号の入出力制御部であ
る。
【0140】図31の実施例は、通常の映像信号とテレ
ビ音声信号に加えて、放送局から送信されてくる画像デ
ータや音声信号データ、ファクシミリで送られてくる画
像情報、電話で送られてくる音声信号等を、記録再生部
3101、いわゆるVTRに記録、再生し、さらに、再
生した映像信号、音声信号を通信するための構成であ
る。
【0141】映像信号復調部105で復調された映像信
号は、制御部121から命令を受けて、映像信号分配合
成部106で分配され、入出力制御部3102を介し
て、画像処理部125に送られる。映像信号は画像処理
部125で二値化され静止画像情報を表すディジタル符
号に変換される。静止画像情報を表すディジタル符号
は、符号化復号化部120で圧縮され、画像メモリ部1
32に一時記憶され、通信制御部133を介してモデム
部134で変調され、網制御部135で電話回線136
に送出される、もしくは、そのままインターフェース部
130を介してプリンタ部131で静止画像として印
字、出力される。逆に、電話回線136を通って送られ
網制御部135で受信された原稿画像情報は、モデム部
134で復調され、通信制御部133を介して画像メモ
リ部132に一時記憶され、符号化復号化部120で復
号されてから画像処理部125に送られる。この後、画
像処理部125で映像信号に変換され、入出力制御部3
102を介して映像信号分配合成部106に送られ、映
像信号分配合成部106で、映像信号復調部105で復
調された映像信号と合成されるか、または映像処理部1
25からの映像信号のみが選択される。この後、色信号
と輝度信号に分離され、色信号は色復調部107で復調
される。輝度信号と復調された色信号は画像出力部10
8で原色信号に変換され、画像表示部109は原色信号
を受けて画像を表示する。伝送信号受信装置の状態を示
す表示情報等も、画像処理部125で映像信号に変換さ
れる。
【0142】電話部137は、システムバス127から
のデイジタル符号をアナログ信号に変換するディジタル
−アナログ変換機能を有し、制御部121からの命令を
受けてこの動作を行う。また、電話部137からの音声
入出力は、音声出力部138、音声入力部139からだ
けではなく、入出力制御部3102を介して、音声入出
力が行われる入出力制御部3102は、制御部121か
ら命令を受けて、副音声にデータ信号が多重されている
場合には、左チャンネル用スピーカ116、右チャンネ
ル用スピーカ117または音声外部出力端子118から
は副音声を出力しないようにする。逆に副音声にデータ
信号が多重されている場合に、音声外部出力端子118
から外部にデータ信号を出力するようにする。さらに、
映像信号分配合成部106からの映像信号と画像処理部
125からの映像信号を切り替えて記録再生部3101
の映像信号入力とし、逆に記録再生部3101からの映
像信号出力を切り替えて映像信号分配合成部106また
は画像処理部125に出力する。また、音声多重復調部
114からの音声信号と電話137からの音声信号を切
り替えて記録再生部3101の音声信号入力とし、記録
再生部3101からの音声信号出力と音声多重復調部1
14からの音声信号と電話137からの音声信号を切り
替えて左チャンネル用スピーカ116、右チャンネル用
スピーカ117または音声外部出力端子118から出力
する。さらにまた、電話137の音声入力として音声多
重復調部114からの音声信号と記録再生部3101か
らの音声信号出力とを切り替える。
【0143】図31の実施例によれば、通常の映像信号
とテレビ音声信号に加えて、放送局から送信されてくる
画像データや音声信号データ、ファクシミリで送られて
くる画像情報、電話で送られてくる音声信号等を、記録
再生部3101、いわゆるVTRに記録、再生し、さら
に、再生した映像信号、音声信号を通信することができ
る効果がある。
【0144】図32は図31の伝送信号受信装置に対応
した第6の伝送信号受信方法のフローチャートである。
図32(a)はファクシミリで受信した画像情報と電話
で受信した音声信号の記録再生部3101での記録動
作、図32(b)は記録再生部3101の内容を映像信
号はファクシミリで、音声信号は電話で送信する場合の
送信動作である。
【0145】図32(a)の記録動作において、まず、
ファクシミリで画像情報を受信する(S321)。受信
した画像情報は画像メモリに一旦記憶された(S32
3)あと、復号され、それから映像信号に変換される
(S324)。ファクシミリで画像情報を受信した後、
電話で音声信号を受信する(S322)。ここで受信し
た音声信号と変換された映像信号を同期させて(S32
5)、記録再生部3101に記録する(S326)。記
録時間は音声を受信している時間とし、音声受信終了事
に何らかの印を記録する。例えばVHS VTRでいえ
ば、VISS(Video Index Search
System)、VASS(VideoAddres
s Search System)等により記録する。
【0146】図32(b)の送信動作において、まず、
記録再生部3101の映像信号再生信号を送信するか、
他の画像情報を入力するかを選択する。記録再生部31
01の映像信号再生信号を選択した場合、VTRを再生
し(S327)、送信したい映像信号再生信号の画像部
分を静止画像として抽出する(S330)。これを2値
化してディジタル符号とし(S332)、符号化してフ
ァクシミリで送信する(S333)。他の画像情報を入
力するときも(S331)、2値化してディジタル符号
とし(S332)、符号化してファクシミリで送信する
(S333)。また、記録再生部3101の音声信号再
生出力を送信するか、他の音声信号を送信するかを選択
する。記録再生部3101の音声信号再生信号を選択し
た場合、記録再生部3101が映像信号再生信号を出力
しているときに、記録再生部3101の音声信号再生信
号を音声メモリに記憶し(S328)、ファクシミリ送
信が終了した後、音声メモリから読み出し電話で送信す
る(S334)。このとき、音声メモリを使用せずに、
記録再生部3101の再生位置を検索し、それから再生
するようにしてもよい。他の音声信号を送信する場合も
(S329)、ファクシミリ送信が終了した後、電話で
送信する(S334)。
【0147】図32の実施例によれば、画像情報と音声
信号を効率よく記録、送信することができる効果があ
る。
【0148】図33は第7の伝送信号受信方法のフロー
チャートである。図33は、何らかの希望する処理を設
定しておくことで、自動的にその処理を行うようにする
ための処理例である。ここでは、伝送信号受信装置の電
源を切っていた場合に、電源を入れたい時間を示す制御
コード、電源を入れたい番組を示す制御コード、または
緊急信号等の制御コードに従って、電源を入れる電源制
御を例にしている。なお、伝送信号受信装置の電源を切
っていた場合にも、データ信号を受信し、制御コードを
判別したり、制御する部分の電源は入っているものとす
る。
【0149】まず、電源を入れたい時間を示す制御コー
ド、電源を入れたい番組を示す制御コード、または緊急
信号を示す制御コードを設定しておく(S343)。制
御コードを受信し(S341)、制御コードを再生、判
別して、設定した制御コードとの比較を行う(S34
2)。これが一致するかどうか判断し(S344)、一
致しない場合は制御コード受信処理に戻る。一致した場
合は、電源を入れる電源制御を行い(S345)、電源
が入ったことを何らかの方法で視聴者に知らせる。
【0150】図33の実施例によれば、何らかの希望す
る処理、例えば電源制御等の処理を設定しておくこと
で、自動的にその処理を行ってくれるので、その処理を
失敗することなく行うことができる効果がある。
【0151】以上の実施例においては、伝送信号受信装
置は、すべて同一の動作をするように制御されていた
が、本発明は、これに限られるものではなく、制御信号
またはデータ信号により、信号を受けた受信装置のう
ち、特定の受信装置のみが制御されることとしても良
い。例えば、放送局がアンケート結果を回収する場合
に、伝送信号受信装置を有するすべての人からのアンケ
ート結果の回収を希望しないときに、特定のファクシミ
リ番号を有する人のみが発信できるようにしたい場合が
ある。この時、制御信号により特定のファクシミリ番号
を有する人のみが、放送回線で送られてきた放送局のフ
ァクシミリ番号を利用できるように伝送信号受信装置を
制御しても良い。
【0152】なお、以上の実施例は、放送回線が無線の
場合であるが、本発明は、これに限られるものではな
く、CATV(Cable Television、有
線テレビ放送)の場合にも適用できるものである。
【0153】また、放送回線と通信回線は別の回線であ
る場合について述べてきたが、本発明は、これに限られ
るものではなく、放送回線と通信回線が共通でも良い。
例えば、1つの回線を帯域分割して、放送回線と通信回
線で共用しても良い。
【0154】
【発明の効果】本発明によれば、ファクシミリ等の外部
と通信を行う通信手段を有したテレビ受信機やラジオ受
信機等の放送信号受信装置、またはテレビやラジオ等の
放送信号を直接受信するか、外部からそれら受信信号を
間接的に入力される手段を有したファクシミリ装置にお
いて、制御信号を含むデータ信号を有する放送信号を受
信し、その制御信号によって放送信号受信装置やファク
シミリ装置を制御したりしてデータ信号を利用すること
ができるので、多くの人に同時に同一の制御を行わせた
り、同一のデータを送ることができる。
【0155】また、ある決まったフォーマット(例え
ば、アンケート用紙)に従って、自動的にファクシミリ
等の外部と通信を行う通信手段を用いて、放送局等に対
する応答や返事を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である伝送信号受信装置
のブロック図である。
【図2】第1の実施例の伝送信号受信装置に対応した伝
送信号送信装置のブロック図である。
【図3】図2の伝送信号送信装置の伝送信号の説明図で
ある。
【図4】第1の伝送信号送信方法におけるデータの説明
図である。
【図5】第1の伝送信号送信方法のフローチャートであ
る。
【図6】第1の伝送信号送信方法に対応した第1の伝送
信号受信方法のフローチャートである。
【図7】第1の伝送信号受信方法により受信したファク
シミリ番号等の登録方法の説明図である。
【図8】第1の伝送信号送信方法に対応した第2の伝送
信号受信方法のフローチャートである。
【図9】第2の伝送信号送信方法におけるデータの説明
図である。
【図10】第2の伝送信号送信方法のフローチャートで
ある。
【図11】第2の伝送信号送信方法に対応した第3の伝
送信号受信方法のフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図13】第2の実施例の伝送信号受信装置に対応した
伝送信号送信装置を示すブロック図である。
【図14】図13の伝送信号送信装置の伝送信号の説明
図である。
【図15】本発明の第3の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図16】第3の実施例の伝送信号受信装置に対応した
伝送信号送信装置を示すブロック図である。
【図17】本発明の第4の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図18】第4の実施例の伝送信号受信装置に対応した
伝送信号送信装置を示すブロック図である。
【図19】本発明の第5の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図20】第5の実施例の伝送信号受信装置に対応した
伝送信号送信装置を示すブロック図である。
【図21】本発明の第6の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図22】第6の実施例の伝送信号受信装置に対応した
伝送信号送信装置を示すブロック図である。
【図23】本発明の第7の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図24】第7の実施例の伝送信号受信装置に対応した
伝送信号送信装置を示すブロック図である。
【図25】第3の伝送信号送信方法のフローチャートで
ある。
【図26】第3の伝送信号送信方法に対応した第4の伝
送信号受信方法のフローチャートである。
【図27】本発明の第8の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図28】第3の伝送信号送信方法に対応した第5の伝
送信号受信方法のフローチャートである。
【図29】本発明の第9の実施例としての伝送信号受信
装置を示すブロック図である。
【図30】本発明の第10の実施例としての伝送信号受
信装置を示すブロック図である。
【図31】本発明の第11の実施例としての伝送信号受
信装置を示すブロック図である。
【図32】図31の伝送信号受信装置に対応した第6の
伝送信号受信方法のフローチャートである。
【図33】第7の伝送信号受信方法のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101…アンテナ、102…高周波増幅部、103…選
局部、104…ナイキストフィルタ部、105…映像信
号復調部、106…映像信号分配合成部、107…色復
調部、108…画像出力部、109…画像表示部、11
0…同期検出部、111…同期信号出力、112…音声
中間周波数増幅部、113…FM検波部、114…音声
多重復調部、115…音声信号出力制御部、116…左
チャンネル用スピーカ、117…右チャンネル用スピー
カ、118…音声外部出力端子、119…データ再生
部、120…符号化復号化部、121…制御部、122
…制御信号入出力、123…データ判別部、124…デ
ータ用メモリ部、125…画像処理部、126…全体を
制御する中央処理部、127…システムバス、128…
インターフェース部、129…イメージスキャナ部、1
30…インターフェース部、131…プリンタ部、13
2…画像メモリ部、133…通信制御部、134…モデ
ム部、135…網制御部、136…電話回線、137…
電話部、138…音声出力部、139…音声入力部、2
01…多重制御信号の入力端子、202…主音声信号ま
たはステレオ音声信号の左チャンネルの音声信号を入力
する入力端子、203…副音声信号またはステレオ音声
信号の右チャンネルの音声信号を入力する入力端子、2
04…データ信号の入力端子、205…多重制御信号変
調部、206…スイッチ部、207…データ変調部、2
08…音声多重変調部、209…周波数変調部、210
…原色信号の入力端子、211…色副搬送波の入力端
子、212…同期信号の入力端子、213…マトリクス
部、214…輝度信号処理部、215…色差信号処理
部、216…合成部、217…映像信号変調部、218
…VSBフィルタ部、219…映像搬送波発生部、22
0…加算部、221…アップコンバート部、221…ア
ンテナ、401…同期コード、402…同期コードの簡
略表示、403…ファクシミリ番号を伝送する場合の制
御コード、404…制御コードの簡略表示、405…第
1のファクシミリ番号、406…第1のファクシミリ番
号の簡略表示、407…第2のファクシミリ番号、40
8…第2のファクシミリ番号の簡略表示、409…第3
のファクシミリ番号、410…第3のファクシミリ番号
の簡略表示、411…終了コード、412…終了コード
の簡略表示、413…ファクシミリ番号を伝送する場合
のデータ配置、901…制御コード、902…制御コー
ドの簡略表示、903…静止画を印刷する場合のデータ
配置、1201…データ表示抽出・再生部、1301…
キャラクタジェネレータ部、1401…一般画像表示
部、1402…データ信号表示部、1403…一般画像
表示部、1404…データ信号表示部、1501…文字
放送デコーダ部、1601…文字放送エンコーダ部、1
701…音声多重復調部、1702…データ識別部、1
801…音声多重変調部、1901…帯域通過フィルタ
部、1902…直交信号復調部、1903…データ識別
部、2001…直交信号変調部、2002…逆ナイキス
トフィルタ部、2003…90度移相部、2004…加
算部、2101…アンテナ、2102…高周波増幅部、
2103…選局部、2104…中間周波増幅部、210
5…検波部、2106…音声多重復調部、2107…音
声信号出力制御部、2108…左チャンネル用スピー
カ、2109…右チャンネル用スピーカ、2110…音
声外部出力端子、2111…表示部、2201…多重制
御信号の入力端子、2202…主音声信号またはステレ
オ音声信号の左チャンネルの音声信号を入力する入力端
子、2203…副音声信号またはステレオ音声信号の右
チャンネルの音声信号を入力する入力端子、2204…
データ信号の入力端子、2205…多重制御信号変調
部、2206…スイッチ部、2207…アンテナ、22
08…音声多重変調部、2209…変調部、2210…
アップコンバート部、2301…音声多重復調部、23
02…データ識別部、2401…音声多重変調部、27
01…画像表示機能付きタブレット、2702…インタ
ーフェース、2901…画像表示機能付きタブレット、
2902…インターフェース、2903…画像処理部、
3101…記録再生部、3102…入出力制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 亨 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内 (72)発明者 岡本 貞二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御信号及びデータ信号を含む放送信号
    を、外部から放送回線を介して受信する放送信号受信装
    置において、 上記放送回線を介して上記放送信号を受信する受信手段
    と、 上記受信手段の出力信号から上記制御信号及びデータ信
    号を再生する再生手段と、 外部と通信回線により通信を行う通信手段と、 上記再生手段で再生された上記制御信号によって、上記
    受信手段、再生手段、及び通信手段のうち少なくとも1
    つを制御する制御手段とを有することを特徴とする放送
    信号受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記通信手段は、ファクシミリ装置及び電話のうち少な
    くとも1つを含み、 上記ファクシミリ装置は、 画像情報を読み取り、読み取った画像情報を符号化して
    ディジタル符号とする画像入力手段と、 上記ディジタル符号を外部に出力するとともに、外部か
    らのディジタル符号を受信する符号通信手段と、 上記符号通信手段が受信したディジタル符号を復号して
    画像として出力する画像出力手段とを有し、 上記電話は、 アナログ信号である音声を受付ける音声入力手段と、 上記受付けたアナログ信号を外部に出力するとともに、
    外部からアナログ信号である音声を受付けるアナログ通
    信手段と、 上記アナログ通信手段が受付けた音声を出力する音声出
    力手段とを有することを特徴とする放送信号受信装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の放送信号受信装置
    において、 上記放送信号は、テレビ放送信号であることを特徴とす
    る放送信号受信装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記受信手段は、上記テレビ放送信号に含まれるテレビ
    音声信号を復調するテレビ音声信号復調手段であること
    を特徴とする放送信号受信装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記テレビ音声信号復調手段は、音声多重された上記テ
    レビ音声信号を復調して、主音声信号及び副音声信号の
    いずれか少なくとも一方、またはステレオ信号を出力
    し、 上記テレビ音声信号復調手段から出力される主音声信
    号、副音声信号及びステレオ信号の片チャンネルの信号
    のうちいずれか1つが上記再生手段に入力されることを
    特徴とする放送信号受信装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の放送信号受信装置
    において、 上記再生手段は、音声周波数帯域にある信号から上記制
    御信号及びデータ信号を再生することを特徴とする放送
    信号受信装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記音声周波数帯域にある信号は、高群及び低群の2つ
    の周波数群から1周波数ずつ選ばれた周波数を組み合わ
    せたものであり、 上記周波数群の各々は、4つの周波数で構成されている
    ことを特徴とする放送信号受信装置。
  8. 【請求項8】請求項4記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記テレビ音声信号復調手段は、音声多重された上記テ
    レビ音声信号にさらに多重された、制御信号及びデータ
    信号を復調して、出力し、 上記再生手段は、上記制御信号及びデータ信号を弁別す
    ることを特徴とする放送信号受信装置。
  9. 【請求項9】請求項3記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記制御信号及びデータ信号は、上記テレビ放送信号に
    含まれる映像信号に時分割で多重されており、 上記受信手段は、上記映像信号を復調することを特徴と
    する放送信号受信装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記再生手段は、 上記制御信号及びデータ信号が多重されている多重映像
    期間の間、上記映像信号を出力する多重映像期間出力手
    段と、 上記多重映像期間抽出手段の出力信号から上記制御信号
    及びデータ信号を抽出する抽出手段とを有することを特
    徴とする放送信号受信装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の放送信号受信装置にお
    いて、 上記多重映像期間は、テレビ画面に画像が表示される期
    間の一部であることを特徴とする放送信号受信装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の放送信号受信装置にお
    いて、 上記多重映像期間は、テレビ画面に画像が表示されない
    期間の一部であることを特徴とする放送信号受信装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の放送信号受信装置にお
    いて、 上記多重映像期間は、文字放送の行われている文字放送
    期間であり、 上記多重映像期間出力手段は、上記文字放送期間の間、
    上記映像信号を出力し、 上記抽出手段は、上記文字放送を復号することを特徴と
    する放送信号受信装置。
  14. 【請求項14】請求項3記載の放送信号受信装置におい
    て、 上記受信手段は、映像信号で変調された映像信号搬送波
    と、上記制御信号及びデータ信号で変調され、かつ上記
    映像信号搬送波と直交する直交搬送波とを合成した直交
    多重変調信号を受信し、 上記再生手段は、上記受信手段の出力信号から上記制御
    信号及びデータ信号を弁別することを特徴とする放送信
    号受信装置。
  15. 【請求項15】請求項1または2記載の放送信号受信装
    置において、 上記放送信号は、ラジオ放送信号であることを特徴とす
    る放送信号受信装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の放送信号受信装置にお
    いて、 上記ラジオ放送信号は、AM放送信号、FM放送信号、
    またはPCM放送信号のいずれかであることを特徴とす
    る放送信号受信装置。
  17. 【請求項17】請求項15または16記載の放送信号受
    信装置において、 上記受信手段は、音声多重された上記ラジオ音声信号を
    復調して、主音声信号及び副音声信号のいずれか少なく
    とも一方、またはステレオ信号を出力する多重信号復調
    手段であり、 上記受信手段から出力される主音声信号、副音声信号及
    びステレオ信号の片チャンネルの信号のうちいずれか1
    つが上記再生手段に入力されることを特徴とする放送信
    号受信装置。
  18. 【請求項18】請求項15、16または17記載の放送
    信号受信装置において、 上記再生手段は、音声周波数帯域にある信号から上記制
    御信号及びデータ信号を再生することを特徴とする放送
    信号受信装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の放送信号受信装置にお
    いて、 上記音声周波数帯域にある信号は、高群及び低群の2つ
    の周波数群から1周波数ずつ選ばれた周波数を組み合わ
    せたものであり、 上記周波数群の各々は、4つの周波数で構成されている
    ことを特徴とする放送信号受信装置。
  20. 【請求項20】請求項15または16記載の放送信号受
    信装置において、 上記受信手段は、上記ラジオ音声信号に多重された制御
    信号及びデータ信号を復調して、出力し、 上記再生手段は、上記受信手段の出力から上記制御信号
    及びデータ信号を弁別することを特徴とする放送信号受
    信装置。
  21. 【請求項21】請求項3から14のいずれかに記載の放
    送信号受信装置において、 上記画像入力手段及び上記符号通信手段から入力された
    上記ディジタル符号及び上記データ信号のうち少なくと
    も1つを、上記放送信号受信装置で使用されている映像
    信号のフォーマットと同一のフォーマットを有する信号
    に変換する映像信号変換手段を有することを特徴とする
    放送信号受信装置。
  22. 【請求項22】請求項3から14のいずれかに記載の放
    送信号受信装置において、 上記放送信号受信装置で使用されている映像信号を、上
    記ディジタル符号のフォーマットと同一のフォーマット
    を有する信号に変換するディジタル符号変換手段を有
    し、 上記変換後の信号を上記画像出力手段及び上記符号通信
    手段から出力することを特徴とする放送信号受信装置。
  23. 【請求項23】請求項2から22のいずれかに記載の放
    送信号受信装置において、 上記画像出力手段が出力する画像に対する変更指示を受
    付ける画像出力変更手段を有することを特徴とする放送
    信号受信装置。
  24. 【請求項24】請求項2から23のいずれかに記載の放
    送信号受信装置において、 上記電話は、上記ディジタル符号またはデータ信号を受
    付け、アナログ音声信号に変換するディジタル−アナロ
    グ変換手段を有し、 上記音声出力手段は、変換後の信号を出力することを特
    徴とする放送信号受信装置。
  25. 【請求項25】請求項1から24のいずれかに記載の放
    送信号受信装置において、 上記放送信号に含まれる複数の音声信号を出力する出力
    手段と、 上記制御信号により、上記出力手段の出力する音声信号
    を切り替える出力制御手段とを有することを特徴とする
    放送信号受信装置。
  26. 【請求項26】外部と通信回線により通信を行う通信装
    置において、 データ信号及び上記通信装置を制御するための制御信号
    を含む放送信号を、外部から放送回線を介して受信する
    受信手段と、 上記受信手段の出力信号から上記制御信号及びデータ信
    号を再生する再生手段と、 上記再生手段で再生された上記制御信号によって、上記
    受信手段、再生手段、及び通信装置のうち少なくとも1
    つを制御する制御手段とを有することを特徴とする通信
    装置。
  27. 【請求項27】請求項26記載の通信装置において、 映像信号と音声信号とを記録及び再生する記録再生手段
    と、 画像情報を読み取り、読み取った画像情報を符号化して
    ディジタル符号とする画像入力手段と、 上記ディジタル符号を外部に出力するとともに、外部か
    らのディジタル符号を受信する符号通信手段と、 上記符号通信手段が受信したディジタル符号を復号して
    画像として出力する画像出力手段と、 アナログ信号である音声を受付ける音声入力手段と、 上記受付けたアナログ信号を外部に出力するとともに、
    外部からアナログ信号である音声を受付けるアナログ通
    信手段と、 上記アナログ通信手段が受付けた音声を出力する音声出
    力手段と、 上記画像入力手段及び上記符号通信手段から入力された
    上記ディジタル符号を、上記記録再生手段で使用してい
    る映像信号のフォーマットと同一のフォーマットを有す
    る信号に変換する映像信号変換手段と、 上記記録再生手段が出力する映像信号を、上記ディジタ
    ル符号のフォーマットと同一のフォーマットを有する信
    号に変換するディジタル符号変換手段と、 上記制御信号を受けて、上記映像信号変換手段の出力を
    上記記録再生手段に送り、上記記録再生手段の出力のう
    ち映像信号を上記ディジタル符号変換手段に送り、上記
    アナログ通信手段に入力された音声信号を上記記録再生
    手段に送り、上記記録再生手段の出力のうち音声信号を
    上記アナログ通信手段に送る入出力制御部とを有するこ
    とを特徴とする通信装置。
  28. 【請求項28】放送回線を介して放送信号を送信する放
    送信号送信装置において、 放送の対象となる信号とは異なる、制御信号及びデータ
    信号を含む送信信号で変調された、上記放送の対象とな
    る信号のフォーマットと同一のフォーマットを有する信
    号を出力するデータ変調手段と、 上記変調手段の出力する信号と上記放送の対象となる信
    号とを合成して放送信号を出力する合成手段とを有し、 上記制御信号は、上記放送信号を受信する装置を制御す
    るための信号であることを特徴とする放送信号送信装
    置。
  29. 【請求項29】請求項28記載の放送信号送信装置にお
    いて、 上記データ変調手段は、音声周波数帯域にある周波数を
    上記送信信号により変調することを特徴とする放送信号
    送信装置。
  30. 【請求項30】請求項29記載の放送信号送信装置にお
    いて、 上記データ変調手段により変調された信号は、高群及び
    低群の2つの周波数群から1周波数ずつ選ばれた周波数
    を組み合わせたものであり、 上記周波数群の各々は、4つの周波数で構成されている
    ことを特徴とする放送信号送信装置。
  31. 【請求項31】請求項28記載の放送信号送信装置にお
    いて、 上記放送信号は、テレビ放送信号であり、 上記データ変調手段は、上記データ信号をテレビに表示
    される映像信号に変調することを特徴とする放送信号送
    信装置。
  32. 【請求項32】請求項31記載の放送信号送信装置にお
    いて、 上記テレビに表示される映像信号は、数字、文字または
    記号のいずれかを表示する信号であることを特徴とする
    放送信号送信装置。
  33. 【請求項33】請求項31記載の放送信号送信装置にお
    いて、 上記テレビに表示される映像信号は、バーコードを表示
    する信号であることを特徴とする放送信号送信装置。
  34. 【請求項34】制御信号及びデータ信号を含む放送信号
    を、外部から放送回線を介して受信する放送信号受信方
    法において、 上記放送回線を介して上記放送信号を受信し、 上記受信された放送信号から上記制御信号及びデータ信
    号を再生し、 再生された上記制御信号に従って、外部との通信回線に
    よる通信、上記受信、上記再生のうち少なくとも1つを
    制御することを特徴とする放送信号受信方法。
  35. 【請求項35】請求項34記載の放送信号受信方法にお
    いて、 上記通信は、ファクシミリ通信及び電話による通信のう
    ち少なくとも1つを含み、 上記ファクシミリ通信では、 画像情報を読み取り、読み取った画像情報を符号化して
    ディジタル符号とし、 上記ディジタル符号を外部に出力するとともに、外部か
    らのディジタル符号を受信し、 上記受信したディジタル符号を復号して画像として出力
    し、 上記電話による通信では、 アナログ信号である音声を受付け、 上記受付けたアナログ信号を外部に出力するとともに、
    外部からアナログ信号である音声を受付け、 上記受付けた音声を出力することを特徴とする放送信号
    受信方法。
  36. 【請求項36】請求項35記載の放送信号受信方法にお
    いて、 上記ディジタル符号にされた画像情報、外部から受信し
    たディジタル符号、及び上記データ信号のうち少なくと
    も1つを、上記放送信号受信方法で使用されている映像
    信号のフォーマットと同一のフォーマットを有する信号
    に変換することを特徴とする放送信号受信方法。
  37. 【請求項37】請求項35または36記載の放送信号受
    信方法において、 上記放送信号受信方法で使用されている映像信号を、上
    記ディジタル符号のフォーマットと同一のフォーマット
    を有する信号に変換し、 上記変換後の信号を復号して画像として出力すること、
    及び上記変換後の信号を外部に出力することのうち少な
    くとも1つを行うことを特徴とする放送信号受信方法。
  38. 【請求項38】請求項35、36、または37記載の放
    送信号受信方法において、 上記受信したディジタル符号を復号して出力された画像
    に対する変更指示を受付けることを特徴とする放送信号
    受信方法。
  39. 【請求項39】請求項35から38のいずれかに記載の
    放送信号受信方法において、 上記データ信号を受付け、ディジタル−アナログ変換に
    より、アナログ音声信号に変換し、 上記変換後の信号を出力することを特徴とする放送信号
    受信方法。
  40. 【請求項40】請求項35から39のいずれかに記載の
    放送信号受信方法において、 上記放送信号に含まれる複数の音声信号のうち、上記制
    御信号により、出力する音声信号を切り替えることを特
    徴とする放送信号受信方法。
  41. 【請求項41】請求項35から40のいずれかに記載の
    放送信号受信方法において、 上記制御信号により、上記データ信号が通信先を示すデ
    ータであることを識別することを特徴とする放送信号受
    信方法。
  42. 【請求項42】請求項41記載の放送信号受信方法にお
    いて、 上記通信先を示すデータを記憶後、ファクシミリ通信ま
    たは電話による通信のうちいずれか少なくとも一方のう
    ち、上記制御信号が指定する通信方法により、上記通信
    先を示すデータに従って、通信を行うことを特徴とする
    放送信号受信方法。
  43. 【請求項43】請求項41記載の放送信号受信方法にお
    いて、 複数の上記通信先を示すデータを、同一グループに属す
    ることが識別できる識別信号とともに記憶し、 上記識別信号により同一グループに属すると判断された
    上記通信先に対して、上記通信先を示すデータを用いて
    順次呼び出しを行い、通信可能な状態にある通信先を認
    識し、 上記通信可能な通信先に対して通信を行うことを特徴と
    する放送信号受信方法。
  44. 【請求項44】請求項35から43のいずれかに記載の
    放送信号受信方法において、 上記制御信号に従って、上記ディジタル符号の内容を画
    像として出力することを特徴とする放送信号受信方法。
  45. 【請求項45】請求項35から43のいずれかに記載の
    放送信号受信方法において、 上記制御信号に従って、上記放送信号に含まれる映像信
    号を画像として出力することを特徴とする放送信号受信
    方法。
  46. 【請求項46】外部と通信回線により通信を行う通信方
    法において、 制御信号及びデータ信号を含む放送信号を外部から受信
    するための放送回線を介して上記放送信号を受信し、 上記受信した信号から上記制御信号を再生し、 上記再生された上記制御信号に従って、上記通信、受
    信、及び再生のうち少なくとも1つを制御することを特
    徴とする通信方法。
  47. 【請求項47】請求項46記載の通信方法において、 映像信号と音声信号とを記録および再生し、 画像情報を受付け、受付けた画像情報を符号化してディ
    ジタル符号とし、 上記ディジタル符号を外部に出力するとともに、外部か
    らのディジタル符号を受信し、 上記受信したディジタル符号を復号して画像として出力
    し、 アナログ信号である音声を受付け、 上記受付けたアナログ信号を外部に出力するとともに、
    外部からアナログ信号である音声を受付け、 上記受付けた音声を出力し、 上記画像情報を符号化したディジタル符号、および外部
    からの上記ディジタル符号のうち少なくとも1つを、上
    記記録再生時に使用している映像信号のフォーマットと
    同一のフォーマットを有する信号に変換し、 上記制御信号を受けて、上記再生時に出力される映像信
    号を、上記ディジタル符号のフォーマットと同一のフォ
    ーマットを有する信号に変換し、 上記制御信号を受けて、上記映像信号に変換された信号
    を記録し、上記再生された映像信号をディジタル符号に
    変換して外部に出力し、外部から受付けた音声信号を記
    録し、上記再生された音声信号を外部に出力することを
    特徴とする通信方法。
  48. 【請求項48】請求項47記載の通信方法において、 上記映像信号のフォーマットに変換された信号と、音声
    信号とを同時に記録することを特徴とする通信方法。
  49. 【請求項49】請求項47または48記載の通信方法に
    おいて、 再生を行う場合に、同時に再生される上記映像信号と上
    記音声信号に時間差をつけて、出力し、同一の通信回線
    を利用して、それぞれ出力することを特徴とする通信方
    法。
  50. 【請求項50】放送回線を介して放送信号を送信する放
    送信号送信方法において、 放送の対象となる信号とは異なる、制御信号及びデータ
    信号を含む送信信号で変調された、上記放送の対象とな
    る信号のフォーマットと同一のフォーマットを有する信
    号を出力し、 上記出力された信号と上記放送の対象となる信号とを合
    成して放送信号を出力し、 上記制御信号は、上記放送信号を受信する装置を制御す
    るための信号であることを特徴とする放送信号送信方
    法。
  51. 【請求項51】請求項50記載の放送信号送信方法にお
    いて、 上記変調時に、音声周波数帯域にある周波数を上記送信
    信号により変調することを特徴とする放送信号送信方
    法。
  52. 【請求項52】請求項51記載の放送信号送信方法にお
    いて、 上記変調された信号は、高群及び低群の2つの周波数群
    から1周波数ずつ選ばれた周波数を組み合わせたもので
    あり、 上記周波数群の各々は、4つの周波数で構成されている
    ことを特徴とする放送信号送信方法。
  53. 【請求項53】請求項50記載の放送信号送信方法にお
    いて、 上記放送信号は、テレビ放送信号であり、 上記変調時に、上記データ信号をテレビに表示される映
    像信号に変調することを特徴とする放送信号送信方法。
  54. 【請求項54】請求項53記載の放送信号送信方法にお
    いて、 上記テレビに表示される映像信号は、数字、文字または
    記号のいずれかを表示する信号であることを特徴とする
    放送信号送信方法。
  55. 【請求項55】請求項53記載の放送信号送信方法にお
    いて、 上記テレビに表示される映像信号は、バーコードを表示
    する信号であることを特徴とする放送信号送信方法。
  56. 【請求項56】請求項50から55までのいずれかに記
    載の放送信号送信方法において、 上記制御信号は、上記制御信号により、上記データ信号
    が通信先を示すデータであることを識別できるものであ
    ることを特徴とする放送信号送信方法。
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